JP2002147522A - 上下方向制振装置 - Google Patents

上下方向制振装置

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JP2002147522A JP2000339582A JP2000339582A JP2002147522A JP 2002147522 A JP2002147522 A JP 2002147522A JP 2000339582 A JP2000339582 A JP 2000339582A JP 2000339582 A JP2000339582 A JP 2000339582A JP 2002147522 A JP2002147522 A JP 2002147522A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクト化を達成し、長周期化にも対応で
きるようにする。 【解決手段】 構造物に据え付けるためのベース1上の
中央部に重錘2を配設する。ベース1上に、重錘2を跨
ぐように門型の支持フレーム6を設ける。上下方向のガ
イド機構7を支持フレーム6に取り付けて、重錘2を上
下動可能に支持させる。支持フレーム6の側方に架台1
0を設け、架台10に、長レバー部13aと短レバー部
13bを有するレバー13の支点部Aを、上下方向へ回
動自在に支持させる。長レバー部13aの先端部を、上
下方向中間部に位置させた重錘2に連結し、短レバー部
13bとベース1の間に周期同調機構19を介装させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は橋梁等の構造物に発
生する上下方向の揺動を抑制するために用いる上下方向
制振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、橋梁の分野において、床版
(橋床)に発生する揺動(振動)のうち、上下方向の揺
動を抑制する制振装置として、これまでに提案されてい
るものとしては、図9にその一例の概略を示す如く、橋
梁の床版aの下面に据え付けるようにしたベースbの下
面側に、上下方向ガイドcに沿わせて重錘dを上下動で
きるように配置すると共に、該重錘dを、周期同調機構
としてのばねeによりベースbの下面から吊り下げるよ
うにして、床版aに発生した揺動力を抑えようとする力
を、重錘dの上下方向の振幅変位によって得られるよう
にしてある。
【0003】すなわち、この制振装置の場合、受動型で
あるため、床版aに上下方向の揺動が発生すると、その
揺動変位に対し重錘dが90度遅れの位相で上下方向へ
変位させられることによって、床版aの上下方向の揺動
に減衰力が与えられることになる。
【0004】又、上記制振装置において、重錘dをモー
タの駆動で上下方向に変位させるようにした能動型とし
た場合は、モータの駆動で、床版aの上下方向の揺動変
位に対して重錘dを90度遅れ位相で上下方向に振幅変
位させることにより、床版aの上下方向の揺動に制御力
を与えることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記制振装
置では、受動型、能動型のいずれの型式とした場合で
も、重錘dの質量と変位量(ストローク)に応じてばね
eの強度(長さ)が決定されるため、上下方向の長さ
(高さ)が大きくなってコンパクト化が困難であり、
又、ばねeは強度を高めることにより大質量を支持する
ことはできるが、大きいストロークを許容できるように
伸縮するには限度があり、したがって、長周期化を実現
することは困難であり、更に、固有周期の調整も簡単に
行うことはできない。
【0006】そこで、本発明は、構造物の上下方向の揺
動を抑制するための上下方向制振装置において、コンパ
クト化を達成することができるようにすると共に、長周
期化にも対応でき且つ固有周期の調整を容易に行うこと
ができるようにしようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、構造物に据え付けるためのベース上に、
上下方向のガイド機構に沿わせて重錘を上下動できるよ
うに配設し、該重錘を挟んで対峙するよう上記ベース上
に、所要高さの架台をそれぞれ設けて、該各架台に支点
部をそれぞれ回動可能に取り付けたレバーの一端側を長
レバー部とし且つ他端側を短レバー部とし、該各レバー
の長レバー部の先端部を上記重錘に連結すると共に、各
レバーの短レバー部を周期同調機構を介してベースに連
結した構成とする。
【0008】上下方向に揺動が発生する構造物にベース
を据え付けて用いると、構造物の上下方向の揺動が重錘
に伝えられて、該重錘が90度遅れの位相で上下方向に
振幅変位させられるため、構造物の揺動が抑制される。
この際、重錘から周期同調機構へ伝えられる動きはレバ
ーの回動により縮小されたものとなるため、小型の周期
同調機構を用いることができ、全体の高さを低くできて
コンパクトにまとめることができる。
【0009】又、重錘をモータの駆動で上下動できるよ
うにし、且つ構造物の上下方向の揺動を検知する揺動検
知センサと該揺動検知センサの信号を位相制御して上記
モータへ駆動指令を送る位相制御器とを備えた構成とす
ることにより、モータの駆動で重錘の振幅を制御できる
ため、構造物の揺動を素早く抑えることができる。
【0010】更に、各レバーの短レバー部の回動変位が
伝えられるように、周期同調機構に並列させて減衰機を
設置した構成とすることにより、重錘の運動エネルギー
を減衰機で消費させることができ、構造物の揺動を速や
かに減衰させることができる。
【0011】更に又、各レバーの短レバー部に、周期同
調機構の取付位置を変更できるように複数の取付孔を長
手方向に並べて設けた構成とすることにより、周期同調
機構の取付位置を変更すると、固有周期を調整できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0013】図1乃至図3は本発明の実施の一形態を示
すもので、矩形平盤状に形成したベース1の中央部上
に、前後方向の寸法を長くして左右方向の寸法を短くし
た所要質量の重錘2を配設し、上記ベース1の前後方向
の中央部付近の上面に、該重錘2を左右方向より挟んで
対峙するように左右2本ずつの支柱3を前後方向に所要
間隔をあけて立設すると共に、該左右方向に対峙する支
柱3同士の上端をビーム4でそれぞれ連結し、且つ該前
後に位置する両ビーム4の中間部を連結材5で連結し
て、各支柱3とビーム4と連結材5により重錘2を左右
方向に跨ぐようにした門型の支持フレーム6を構成し、
且つ上記重錘2の上下方向のガイド機構7として、該支
持フレーム6の各支柱3の内側面となる左右対向面に、
上下方向に延びるリニアガイドレール8を取り付けると
共に、該リニアガイドレール8に係合させたリニアガイ
ドブロック9を、上記重錘2の左右側面に取り付け、重
錘2がガイド機構7に沿って上下方向へ自由に変位でき
るようにする。
【0014】又、上記ベース1上の四隅に、所要高さと
した架台10をそれぞれ立設して、各架台10上に軸受
12を設置し、左右別々に前後方向に配した支軸11を
それぞれ軸受12により回転自在に支持させ、該支軸1
1の両端部付近の位置に、支点部Aから両端部までの長
さが異なるようにして一端側を長レバー部13a、他端
側を短レバー部13bとし且つ短レバー部13bの長手
方向に複数の固有周期調整用の取付孔14を設けて支点
部Aを屈曲させてへの字状に形成してなるレバー13の
上記支点部Aをそれぞれ取り付けて、該レバー13が支
軸11を中心として上下方向へ回動できるようにし、
又、上記重錘2をガイドレール8に沿う上下方向中間部
に位置させた状態として、上記レバー13の長レバー部
13aの先端部を、重錘2の上面に固設したブラケット
15に、補助リンク16を介してピン17,18により
上下方向へ回動自在に連結し、且つ上記レバー13の短
レバー部13bとベース1上の左右方向の中央部付近の
位置との間に、構造物の振動周期に重錘2の固有周期を
合わせるための周期同調機構19を、短レバー部13b
の屈曲角度に合わせて傾斜状態に配置して、該周期同調
機構19の先端部となる上端部を、上記短レバー部13
bの所要の取付孔14に取付ピン20にて取り付けると
共に、該周期同調機構19の基端部となる下端部を、上
記ベース1上に固定したブラケット22にピン21にて
取り付けてなる受動型の上下方向制振装置とする。
【0015】上記周期同調機構19は、圧縮力と引張力
の両方に作用するようにしたもので、たとえば、図4
(イ)に示す如く、長手方向の両端を塞いだ円筒ケース
23内に、該円筒ケース23の長手方向の一端を通して
ロッド24を出入自在に挿入し、該ロッド24の挿入端
(内端)に、円筒ケース23内を長手方向に摺動できる
ようにしたピストン25を取り付け、且つ該ピストン2
5の両側に均等に振り分けて配置するように円筒ケース
23内に皿ばね26を組み入れた構成としたものや、図
4(ロ)に示す如く、図4(イ)に示したものと同様な
構成において、皿ばね26に代えて、コイルばね27を
用いたもの等を採用する。
【0016】上記構成とした本発明の上下方向制振装置
は、たとえば、図5(イ)に示す如く、橋梁の床版28
の下面に取り付けたケージ29に搭載して、ベース1を
ケージ29の底部に据え付けて用いるようにしたり、あ
るいは、図5(ロ)に示す如く、天地を逆にして、ベー
ス1を床版28の下面側に据え付けて用いるようにす
る。又、床版28の上面に据え付けるスペースがあれ
ば、上面に据え付けるようにしてもよい。
【0017】今、一例として、上下方向制振装置が図5
(イ)に示す如く据え付けてある状態において、床版2
8に上下方向の揺動が発生すると、その揺動エネルギー
はケージ29からベース1を経て支持フレーム6へ伝達
されるため、重錘2はガイド機構7を介し床版28の揺
動変位に対し90度の遅れ位相で上下方向に振幅変位さ
せられることにより、床版28の上下方向の揺動が効果
的に減衰させられる。
【0018】上記において、重錘2の上下方向の振幅変
位は、支軸11を中心とするレバー13の回動変位によ
り周期同調機構19に伝えられることで床版28の揺動
に周期が合わせられるが、この際、レバー13は、支軸
11が通る屈曲部を支点部Aとして力点側が長レバー部
13aで作用点側が短レバー部13bとなっているた
め、周期同調機構19に対し重錘2の振幅変位をレバー
比(長レバー部13aと短レバー部13bの長さの比)
に応じて縮小して伝えることができる。なお、レバー1
3の回動時、長アーム部13aの先端部の補助リンク1
6はクランク運動をするため、長アーム部13aと重錘
2の移動軌跡の誤差を吸収することができる。したがっ
て、周期同調機構19は小型のもので済むため、装置全
高を低く抑えることができてコンパクト化を達成するこ
とができる。
【0019】このように、周期同調機構19は重錘2の
振幅変位を直接受けることがないので、重錘2が大質量
で変位量が大きい場合でも、レバー13のレバー比を適
正に選定しておくことによって容易に長周期化を図るこ
とができる。又、現場での使用状態において、固有周期
の調整が必要になったような場合でも、レバー13の短
レバー部13bには長手方向に複数の取付孔14が設け
てあるため、周期同調機構19の取付位置を変更して装
置自身の固有周期を変更することで容易に対処すること
ができる。
【0020】次に、図6及び図7は本発明の実施の他の
形態を示すもので、能動型に構成したものである。すな
わち、図1乃至図3に示した受動型の上下方向制振装置
と同様な構成において、支持フレーム6の上面部にモー
タ30を下向きに設置して、該モータ30の出力軸に、
ボールスクリューの如きねじ軸31を直結し、該ねじ軸
31を、重錘2の中心部に、軸受32を介して上下方向
に貫通させて、モータ30の駆動で重錘2を上下方向に
変位させられるようにし、且つ図5(イ)(ロ)に示し
た床版28の如き構造物の揺動を検出する加速度センサ
からなる揺動検知センサ33と、該揺動検知センサ33
で検知した信号を位相制御して上記モータ30へ駆動指
令を送る位相制御器34とを備えた構成としたものであ
る。なお、モータ30は装置全体の据え付け向きに応じ
て二点鎖線で示すようにベース1の下面に設置してもよ
い。
【0021】図6及び図7に示すように構成してある上
下方向制振装置を、図5(イ)や(ロ)に示したものと
同様に橋梁の床版28に据え付けて用いた場合、床版2
8の上下方向の揺動が揺動検知センサ33で検知される
と、その信号が位相制御装置34で位相制御されてから
モータ30へ出力されることで、モータ30が駆動され
る。この場合、モータ30の駆動力とは、重錘2の上下
方向振幅変位を加速する制御力であり、又、重錘2が必
要とする振幅を保持するための減衰力を与える制動力で
もある。すなわち、床版28が揺動することにより重錘
2に与えられたエネルギーは制御力を与えないと発散し
てしまうので、モータ30の駆動により、重錘2を必要
とする振幅まで加速する制御力と、発散を抑える制動力
を与えることができる。したがって、床版28の上下方
向の揺動を素早く抑えることができる。
【0022】なお、上記図6及び図7の実施の形態で
は、モータ30の駆動で回転させられるようにしたねじ
軸31を重錘2に貫通させて螺合させるようにした場合
を示したが、これに代えて、重錘2の側面にラックを上
下方向に取り付け、且つ該ラックに噛合させたピニオン
をモータ30で駆動することにより、重錘2を上下動さ
せるようにしてもよい。又、このラック・ピニオン方式
の場合、モータ30の抵抗あるいは励磁電圧を変えるこ
とで減衰力を調整できるので、受動型として構成するこ
ともできる。
【0023】次いで、図8は本発明の実施の更に他の形
態を示すもので、図1乃至図3に示した上下方向制振装
置と同様な構成において、重錘2を挟んで左右各側に設
置してある前後の周期同調機構19に並列させて、減衰
機としてのダッシュポット35を配置し、且つ前後に位
置する各周期同調機構19の先端部をレバー13の短レ
バー部13bに止めるためにピン20を用いることに代
えて、前後方向に長い共通のピン軸36を用いて、該ピ
ン軸36の中央部に上記ダッシュポット35の先端部を
連結すると共に、ダッシュポット35の基端部を、ベー
ス1上に固設したブラケット37にピン38で枢着させ
るようにしたものである。
【0024】図8に示すように構成した場合は、重錘2
の上下方向の振幅変位に基づいてレバー13の短レバー
部13bの回動変位がピン軸36を介してダッシュポッ
ト35に伝えられるため、床版28の揺動エネルギーが
重錘2の運動エネルギーに変換されると同時にダッシュ
ポット35にて消費されることにより、床版28の揺動
が速やかに且つ効果的に減衰させられる。
【0025】なお、本発明は上記実施の形態にのみ限定
されるものではなく、図8に示した減衰機としてのダッ
シュポット35は図6及び図7に示した能動型のものに
対して同様に設置することができると共に設置数も任意
に選定できること、又、ダッシュポット35に代えて、
他の型式の減衰機を採用することは任意であること、周
期同調機構19は他の型式のものであってもよいこと、
更に、レバー13の長レバー部13aと重錘2との連結
には、補助リンク16に代えて長孔とピンとの組み合わ
せを用いるようにしてもよいこと、更に又、上記実施の
形態では、橋梁の床版に採用した場合を示したが、他の
構造物に採用するようにしてもよいこと、その他本発明
の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る
ことは勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の上下方向制振
装置によれば、構造物に据え付けるためのベース上に、
上下方向のガイド機構に沿わせて重錘を上下動できるよ
うに配設し、該重錘を挟んで対峙するよう上記ベース上
に、所要高さの架台をそれぞれ設けて、該各架台に支点
部をそれぞれ回動可能に取り付けたレバーの一端側を長
レバー部とし且つ他端側を短レバー部とし、該各レバー
の長レバー部の先端部を上記重錘に連結すると共に、各
レバーの短レバー部を周期同調機構を介してベースに連
結した構成としてあるので、ベースを構造物に据え付け
て用いるようにした状態において、構造物に上下方向の
揺動が発生すると、その揺動変位に対し90度遅れの位
相で重錘が上下方向に振幅変位させられることにより、
構造物の揺動を減衰させることができ、この際、重錘の
振幅変位を、長レバー部と短レバー部とを有するレバー
の回動変位によって周期同調機構へ縮小して伝えること
ができることから、周期同調機構を小型に構成すること
ができ、装置全高を低くすることができてコンパクト化
を達成することができ、上記レバーの長レバー部と短レ
バー部とのレバー比を選定することにより長周期化が可
能となり、又、重錘をモータの駆動で上下動できるよう
にし、且つ構造物の上下方向の揺動を検知する揺動検知
センサと該揺動検知センサの信号を位相制御して上記モ
ータへ駆動指令を送る位相制御器とを備えた構成とする
ことにより、構造物の揺動変位に合わせてモータの駆動
で重錘の変位を制御することができるので、構造物の揺
動を素早く抑えることができると共に、コンパクトな設
計とすることができ、更に、各レバーの短レバー部の回
動変位が伝えられるように、周期同調機構に並列させて
減衰機を設置した構成とすることにより、重錘の振幅変
位に基づく運動エネルギーを減衰機で消費させることが
できるので、構造物の揺動を速やかにかつ効果的に減衰
させることができ、更に又、各レバーの短レバー部に、
周期同調機構の取付位置を変更できるように複数の取付
孔を長手方向に並べて設けた構成とすることにより、周
期同調機構の取付位置を変更して装置自身の固有周期を
変更することで、固有周期の調整を容易に行うことがで
きる、等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の上下方向制振装置の実施の一形態を示
す一部切断正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】周期同調機構の構造例を示すもので、(イ)は
皿ばね方式を示す概略図、(ロ)はコイルばね方式を示
す概略図である。
【図5】本発明の上下方向制振装置の据え付け例を示す
もので、(イ)は橋梁床版の下面にケージを介して据え
付けた状態の概要図、(ロ)は橋梁床版の下面に天地を
逆にして直接据え付けた状態の概要図である。
【図6】本発明の実施の他の形態を示す一部切断正面図
である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】本発明の実施の更に他の形態を示す側面図であ
る。
【図9】これまでに提案されている上下方向制振装置の
一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ベース 2 重錘 7 ガイド機構 10 架台 11 支軸 13 レバー 13a 長レバー部 13b 短レバー部 14 取付孔 19 周期同調機構 30 モータ 31 ねじ軸 33 揺動検知センサ 34 位相制御器 35 ダッシュポット(減衰機) A 支点部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 保 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 (72)発明者 風間 睦広 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 Fターム(参考) 2D059 AA13 GG14 2E001 DG01 FA11 3J048 AB07 AD02 AD07 BE01 BF07 EA38

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物に据え付けるためのベース上に、
    上下方向のガイド機構に沿わせて重錘を上下動できるよ
    うに配設し、該重錘を挟んで対峙するよう上記ベース上
    に、所要高さの架台をそれぞれ設けて、該各架台に支点
    部をそれぞれ回動可能に取り付けたレバーの一端側を長
    レバー部とし且つ他端側を短レバー部とし、該各レバー
    の長レバー部の先端部を上記重錘に連結すると共に、各
    レバーの短レバー部を周期同調機構を介してベースに連
    結した構成を有することを特徴とする上下方向制振装
    置。
  2. 【請求項2】 重錘をモータの駆動で上下動できるよう
    にし、且つ構造物の上下方向の揺動を検知する揺動検知
    センサと該揺動検知センサの信号を位相制御して上記モ
    ータへ駆動指令を送る位相制御器とを備えた請求項1記
    載の上下方向制振装置。
  3. 【請求項3】 各レバーの短レバー部の回動変位が伝え
    られるように、周期同調機構に並列させて減衰機を設置
    した請求項1又は2記載の上下方向制振装置。
  4. 【請求項4】 各レバーの短レバー部に、周期同調機構
    の取付位置を変更できるように複数の取付孔を長手方向
    に並べて設けた請求項1、2又は3記載の上下方向制振
    装置。
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