JP2002147222A - 排気ガス浄化フィルタの再生システム及び排気ガス浄化フィルタの再生方法 - Google Patents

排気ガス浄化フィルタの再生システム及び排気ガス浄化フィルタの再生方法

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JP2002147222A
JP2002147222A JP2000340847A JP2000340847A JP2002147222A JP 2002147222 A JP2002147222 A JP 2002147222A JP 2000340847 A JP2000340847 A JP 2000340847A JP 2000340847 A JP2000340847 A JP 2000340847A JP 2002147222 A JP2002147222 A JP 2002147222A
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filter
regeneration
exhaust gas
electric heater
regenerating
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Masaaki Kojima
正明 小島
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気ガス浄化フィルタ全体のコストを低減す
ることができる。 【解決手段】 再生システム31にはフィルタ再生装置
65が3箇所に設けられている。各フィルタ再生装置6
5は、取付ケース67と電気ヒータ68とを有してい
る。取付ケース67には、フィルタ19が収容されるフ
ィルタユニットBが取り付けられている。フィルタ19
は、ディーゼルエンジン12から排出されるパティキュ
レートを捕集するようになっている。また、電気ヒータ
68は取付ケース67に収容されている。再生開始スイ
ッチ81を操作することにより出力される再生信号に基
づいて、各電気ヒータ68はコントローラ82によって
所定個ずつ順次オン・オフ制御される。その結果、パテ
ィキュレートが燃焼してフィルタ19が再生される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンの排気ガス中に含まれるパティキュレートを捕集する
排気ガス浄化フィルタの再生システム及び排気ガス浄化
フィルタの再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の排気ガス浄化フィルタの再生シ
ステムは、フィルタ再生装置を有している。フィルタ再
生装置には取付ケースが設けられている。取付ケース内
には電気ヒータが収容されている。また、取付ケースに
はフィルタユニットが取り付けられるようになってい
る。フィルタユニットは、内燃機関としてのディーゼル
エンジンから延びる排気管に対して着脱可能に取り付け
られている。フィルタユニット内には、ディーゼルエン
ジンから排出されるパティキュレートを捕集するための
フィルタが収容されている。
【0003】このフィルタが長期間使用されると、フィ
ルタにはスス等のパティキュレートが堆積する。パティ
キュレートの堆積量は、車両のモニタによって検知され
た排気圧力、回転数及び排気温度に基づいて推測され
る。このパティキュレートが所定量堆積すると、フィル
タユニットが排気管から取り外されて取付ケースに取り
付けられる。そして、フィルタを前記電気ヒータで加熱
することによって、フィルタに堆積したパティキュレー
トを燃焼させる。その結果、フィルタが再生される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フィルタの
重量は、ディーゼルエンジンが大排気量である程増加す
る。このため、フィルタを排気管から取り外して取付ケ
ースに取り付けるのが困難であった。その問題を解決す
るために、フィルタユニット内には、1人で容易に持ち
運べる重さのフィルタが収容されるようになっていた。
そのため、ディーゼルエンジン搭載車両が複数台ある場
合、フィルタを効率良く再生するためにフィルタ再生装
置が複数台使用されることがあった。
【0005】ところが、電気ヒータは、フィルタを加熱
するために大電力(2300W)を必要としていた。し
かし、一般の工場等に設置される外部電源(コンセント
等)は、1台分のフィルタ再生装置を作動させるための
電力しか有していないことが多い。そのため、外部電源
の容量を変更しなければ、複数台のフィルタ再生装置を
使用することができなかった。ゆえに、複数個のフィル
タを効率良く再生することが困難であった。
【0006】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、複数個のフィルタを効率良く再生
することができる排気ガス浄化フィルタの再生システム
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、内燃機関から延びる
排気管に対して着脱可能であって、内燃機関から排出さ
れるパティキュレートを捕集するフィルタが収容された
フィルタユニットを取り付けるための取付ケースと、同
取付ケース内に収容され、前記フィルタを加熱するため
の電気ヒータとを有し、この電気ヒータで前記フィルタ
を加熱してパティキュレートを燃焼させることにより、
同フィルタを再生するフィルタ再生装置を備えた排気ガ
ス浄化フィルタの再生システムにおいて、前記フィルタ
再生装置を複数設け、同各フィルタ再生装置の少なくと
も1つに前記フィルタの再生を開始するための再生開始
スイッチを設け、この再生開始スイッチを操作すること
により出力される再生信号に基づいて前記各電気ヒータ
を所定個ずつ順次オン・オフ制御する制御手段を設けた
ことを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記制御手段は、前記再生信号に基
づいて、複数個ある前記電気ヒータを1個ずつ順次オン
することを要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の発明において、前記制御手段を各フ
ィルタ再生装置にそれぞれ設け、前記各制御手段同士を
通信ケーブルを介して電気的に接続し、その通信ケーブ
ル上に前記再生信号が出力されていないときに閉状態を
維持する常閉接点を有するスイッチング手段を設けたこ
とを要旨とする。
【0010】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記フィ
ルタ再生装置に、前記フィルタが再生されているか否か
を報知する報知手段を設けたことを要旨とする。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれか1項に記載の発明において、前記電気
ヒータによって加熱される前記フィルタの温度を検出す
る温度センサが設けられ、その温度センサから出力され
る温度検出信号に基づいて、前記制御手段が前記電気ヒ
ータをオン・オフ制御することを要旨とする。
【0012】請求項6に記載の発明では、内燃機関から
延びる排気管に対して着脱可能であって、内燃機関から
排出されるパティキュレートを捕集するフィルタが収容
されたフィルタユニットを取り付けるための取付ケース
と、同取付ケース内に収容され、前記フィルタを加熱す
るための電気ヒータとを有するフィルタ再生装置に用
い、前記電気ヒータで前記フィルタを加熱してパティキ
ュレートを燃焼させることにより、同フィルタを再生す
るようにした排気ガス浄化フィルタの再生方法におい
て、前記フィルタ再生装置を複数設け、前記各フィルタ
再生装置の少なくとも1つに前記フィルタの再生を開始
するための再生開始スイッチを設け、この再生開始スイ
ッチを操作することにより出力される再生信号に基づい
て、前記各フィルタを前記電気ヒータによって所定個ず
つ分けて加熱し、複数あるフィルタを順次再生すること
を要旨とする。
【0013】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1及び請求項6に記載の発明によると、制御
手段は、再生信号に基づいて電気ヒータを所定個ずつ順
次加熱するようになっている。そのため、電気ヒータを
作動させるための電源は、全ての電気ヒータを作動させ
るだけの容量を備えていなくてもよい。ゆえに、電源が
所定個分の電気ヒータを作動させるための電力しか有し
ていなくても、複数台のフィルタ再生装置を使用するこ
とができる。従って、複数個のフィルタを効率良く再生
することができる。
【0014】請求項2に記載の発明によると、制御手段
は、再生信号に基づいて、電気ヒータを1個ずつ順次加
熱するようになっている。そのため、電源が1個分の電
気ヒータを作動させるための電力しか有していなくて
も、複数台のフィルタ再生装置を使用することができ
る。ゆえに、複数個のフィルタを効率良く再生すること
ができる。
【0015】請求項3に記載の発明によると、極めて簡
単な構成で複数のフィルタを連続再生することができ
る。ゆえに、再生システムを低コストで成立させること
ができる。また、制御手段は各フィルタ再生装置に1つ
ずつ独立して設けられている。そのため、複数台のフィ
ルタ再生装置を自由に接続することができる。従って、
ススの捕集量はそれぞれ異なるため、フィルタを別々の
制御手段によって再生することにより、複数個のフィル
タを確実に再生することができる。さらに、通信ケーブ
ル上には常閉接点を有するスイッチング手段が設けられ
ている。そのため、再生しようとするフィルタが取り付
けられたフィルタ再生装置の電源が入っていなくても、
フィルタ再生装置には再生信号が確実に伝達される。よ
って、複数個のフィルタをより確実に再生することがで
きる。
【0016】請求項4に記載の発明によると、フィルタ
が再生されているか否かは報知手段によって報知され
る。よって、ユーザは、フィルタの再生が終了したこと
をすぐに確認することができるため、直ちにフィルタを
交換して次のフィルタを再生することができる。よっ
て、複数個のフィルタをより効率良く再生することがで
きる。
【0017】請求項5に記載の発明によると、フィルタ
の温度を検出する温度センサの検出結果に基づいて、電
気ヒータがオン・オフ制御される。そのため、パティキ
ュレートが完全に燃焼する。また、フィルタが急激に加
熱されることによってフィルタを破損してしまうのが防
止される。従って、フィルタをより確実に再生すること
ができる。また、フィルタを再生するときに消費される
電力のロスを低減させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した排気ガ
ス浄化フィルタの再生システムの一実施形態を図1〜図
5に基づき詳細に説明する。
【0019】図1に示すように、排気ガス浄化装置11
は、バス等に用いられる内燃機関としてのディーゼルエ
ンジン12から排出される排気ガスを浄化するための装
置である。ディーゼルエンジン12は、図示しない4つ
の気筒を備えている。各気筒には、金属材料からなる排
気マニホールド13の分岐部14がそれぞれ連結されて
いる。各分岐部14は1本のマニホールド本体15にそ
れぞれ接続されている。従って、各気筒から排出された
排気ガスは1箇所に集中する。
【0020】排気マニホールド13の下流側には、第1
排気管16及び第2排気管17が配設されている。第1
排気管16の上流端は、マニホールド本体15に連結さ
れている。第1排気管16と第2排気管17との間に
は、排気ガス浄化装置11が配設されている。そして、
第1排気管16、排気ガス浄化装置11及び第2排気管
17の内部領域が互いに連通し、その中を排気ガスが流
れるようになっている。
【0021】図1及び図2に示すように、この排気ガス
浄化装置11は、インレットユニットA、フィルタユニ
ットB及びアウトレットユニットCから構成されてい
る。各ユニットA〜Cは、それぞれ金属材料からなるケ
ーシング18a,18b,18cを備えている。インレ
ット及びアウトレットユニットA,Cのケーシング18
a,18cは、径の異なる2つ筒状体を溶接等により接
合して構成されている。これに対して、フィルタユニッ
トBのケーシング18bは、単なる1つの円筒体から構
成されている。ケーシング18bの径はケーシング18
a,18cの大きい径と等しくなっている。
【0022】インレットユニットAと第1排気管16と
の間には、第1締結バンド41が設けられている。この
第1締結バンド41により、第1排気管16の下流端
と、インレットユニットAの上流端とが着脱可能に連結
されている。この第1締結バンド41の構成は、後記す
る第2締結バンド57と基本的に同じである。異なる点
といえば、第1締結バンド41の径が、第2締結バンド
57の径よりも小さいことである。従って、第1締結バ
ンド41に設けられた割りリング42は、第1排気管1
6及びケーシング18aの境界部に形成されたフランジ
26a,26bに着脱可能に係合されている。
【0023】図1及び図2に示すように、インレットユ
ニットAとフィルタユニットBとの間には、第1クリッ
プバンド51が設けられている。この第1クリップバン
ド51により、インレットユニットAの下流端と、フィ
ルタユニットBの上流端とが着脱可能に連結されてい
る。第1クリップバンド51は断面凹状の割りリング5
2を備えており、この割りリング52は、両ケーシング
18a,18bの境界部に形成されたフランジ26c,
26dに着脱可能に係合されている。
【0024】図4に示すように、割りリング52には、
折曲片53a,53bが同割りリング52の径方向に沿
って形成されている。各折曲片53a,53bには調整
ネジ54が進退可能に螺合されている。そして、調整ネ
ジ54により、第1クリップバンド51の締付け力を自
在に変えることが可能になっている。
【0025】図1及び図2に示すように、フィルタユニ
ットBとアウトレットユニットCとの間には、第2締結
バンド57が設けられている。この第2締結バンド57
により、フィルタユニットBの下流端と、アウトレット
ユニットCの上流端とが着脱可能に連結されている。第
2締結バンド57は断面略凹状の割りリング42を備え
ており、この割りリング42は、両ケーシング18b,
18cの境界部に形成されたフランジ26e,26fに
着脱可能に係合されている。
【0026】図4に示すように、割りリング42にはロ
ック機構43が設けられている。このロック機構43に
は、割りリング42の先端に設けられた軸を介して回動
レバー46が支持されている。この回動レバー46の中
央部付近には、コ字状の掛止部47がピンを介して回動
可能に支持されている。そして、掛止部47が割りリン
グ42の他端に固定されたフック49に係止されること
により、第1締結バンド41が締め付けられるようにな
っている。
【0027】図1及び図2に示すように、アウトレット
ユニットCと第2排気管17との間には、第2クリップ
バンド59が設けられている。この第2クリップバンド
59により、アウトレットユニットCの下流端と、第2
排気管17の上流端とが着脱可能に連結されている。第
2クリップバンド59の構成は、既に説明した前記第1
クリップバンド51と基本的に同じである。異なる点と
いえば、第2クリップバンド59の径が、第1クリップ
バンド51の径よりも小さいことである。従って、第2
クリップバンド59は、ケーシング18c及び第2排気
管17の境界部に形成されたフランジ26g,26hに
着脱可能に係合されている。
【0028】図2に示すように、フィルタユニットBの
ケーシング18b内には、フィルタ19が収容されてい
る。フィルタ19の外周面とケーシング18bの内周面
との間には、断熱材層20が配設されている。断熱材層
20はセラミックファイバを含んで形成されたマット状
物である。
【0029】本実施形態において用いられるフィルタ1
9は、ディーゼルエンジン12から排出されるスス等の
ディーゼルパティキュレートを捕集するものである。そ
のため、フィルタ19はディーゼルパティキュレートフ
ィルタ(DPF)とも呼ばれる。本実施形態において用
いられるフィルタ19は、複数個のハニカム焼結体Fを
組み合わせて一体化したものである。フィルタ中心部に
位置するハニカム焼結体Fは四角柱状に形成されてい
る。四角柱状のハニカム焼結体Fの周囲には、四角柱状
でない異型のハニカム焼結体Fが複数個配置されてい
る。その結果、フィルタ19を全体としてみると円柱状
になっている。
【0030】これらのハニカム焼結体Fは、セラミック
ス焼結体の一種である多孔質炭化珪素(SiC)焼結体
製である。炭化珪素以外の焼結体として、例えば窒化珪
素、サイアロン、アルミナ、コーディエライト等の焼結
体を選択することもできる。ハニカム焼結体Fには、断
面略正方形状をなす複数の貫通孔22がその軸線方向に
沿って規則的に形成されている。各貫通孔22はセル壁
23によって互いに隔てられている。各貫通孔22の開
口部はフィルタ19の端面19a,19b側において封
止体24(ここでは多孔質炭化珪素焼結体)により封止
されており、端面19a,19bは全体としては市松模
様状になっている。その結果、ハニカム焼結体Fには、
断面四角形状をした多数のセルが形成されている。多数
あるセルのうち、約半数のものは上流側端面19aにお
いて開口し、残りのものは下流側端面19bにおいて開
口している。
【0031】複数のハニカム焼結体Fは、接着剤により
その外周面同士が接着されている。なお、図2中に示す
部材番号「25」は、その接着部分を示している。接着
剤はハニカム焼結体Fが熱膨張するのを和らげる役目を
担うものである。つまり、接着剤により、炭化珪素製の
フィルタ19に熱応力によるクラックが生じるのを防止
できるようになっている。接着剤としては、セラミック
繊維が分散されたセラミック耐熱接着剤が用いられてい
る。接着剤中には、セラミック繊維に加えて炭化珪素粉
末が分散されていることがよい。
【0032】フィルタ19には、上流側端面19aの側
から排気ガスが供給される。第1排気管16を経て供給
されてくる排気ガスは、まず、上流側端面19aにおい
て開口するセル内に流入する。次いで、この排気ガスは
セル壁23を通過し、それに隣接しているセル、即ち下
流側端面19bにおいて開口するセルの内部に到る。そ
して、排気ガスは、同セルの開口を介してフィルタ19
の下流側端面19bから流出する。しかし、排気ガス中
に含まれるススはセル壁23を通過することができず、
そこに捕集されてしまう。その結果、浄化された排気ガ
スがフィルタ19の下流側端面19bから排出される。
浄化された排気ガスは、さらに第2排気管17を通過し
た後、最終的には大気中へと放出される。
【0033】次に、フィルタ19により捕集されたパテ
ィキュレートを除去する排気ガス浄化装置11の再生シ
ステム31について説明する。図3に示すように、排気
ガス浄化装置11の再生システム31には、フィルタ再
生装置65が3箇所に設けられている。フィルタ再生装
置65は、排気ガス浄化装置11が設置された車両とは
別体である。図3及び図4に示すように、フィルタ再生
装置65は取付手段としての取付ケース67を備えてい
る。取付ケース67は有底円筒状に形成され、複数の脚
部66により支持されている。この取付ケース67の上
端には、インレットユニットA及びフィルタユニットB
が連結された状態で設置される。この状態において、取
付ケース67の上部開口部は、フィルタユニットBによ
り塞がれる。両ユニットA,Bは縦向きに配置される。
このとき、インレットユニットAよりもフィルタユニッ
トBの方が下側に配置される。要するに、フィルタ19
の軸線が上下方向に沿うように両ユニットA,Bが設置
される。
【0034】図4及び図5に示すように、取付ケース6
7とフィルタユニットBとの間には、前記第2締結バン
ド57が設けられている。第2締結バンド57に設けら
れた前記割りリング42は、フィルタユニットBのケー
シング18b及び取付ケース67の境界部に形成された
フランジ26e,67bに係合されている。この第2締
結バンド57により、フィルタユニットBは取付ケース
67に対して装着可能となっている。
【0035】図5に示すように、取付ケース67内に
は、加熱手段としての電気ヒータ68が収容されてい
る。電気ヒータ68は、フィルタ19を電気的に加熱す
るためのものである。この電気ヒータ68により、フィ
ルタ19が加熱され、着火温度まで達したら、パティキ
ュレートが燃焼してフィルタ19が再生される。取付ケ
ース67の底部にはエア供給口69が設けられ、このエ
ア供給口69には供給ホース70を介してコンプレッサ
71が設けられている。そして、コンプレッサ71から
取付ケース67に送り出される加圧エアにより、パティ
キュレートの燃焼が補助される。
【0036】取付ケース67には、電気ヒータ68によ
って加熱されるフィルタ19の温度を検出する温度セン
サ73が設けられている。この温度センサ73は、リー
ド線74を介して制御装置75に電気的に接続されてい
る。そして、制御装置75は、温度センサ73からの温
度検出信号に基づいて前記コンプレッサ71から送られ
るエアの流量を制御するようになっている。
【0037】図3に示すように、各制御装置75には、
制御手段としてのコントローラ82が電気的に接続され
ている。各コントローラ82は、各フィルタ再生装置6
5に1つずつ独立して設けられている。各コントローラ
82には、報知手段としての表示ランプ84が設けられ
ている。表示ランプ84は、フィルタ19が再生されて
いるか否かを報知するようになっている。具体的に言う
と、表示ランプ84は、フィルタ19が再生中の状態と
フィルタ19が再生待ちの状態とにおいてそれぞれ異な
る態様で表示を行うようになっている。本実施形態にお
いて、表示ランプ84は、フィルタ19が再生待ちの状
態において常時点灯するようになっている。また、表示
ランプ84は、フィルタ19が再生中の状態において点
滅するようになっている。そして、表示ランプ84は、
フィルタ19の再生が終了すると消灯するようになって
いる。
【0038】また、各コントローラ82には、前記フィ
ルタ19の再生を開始するための再生開始スイッチ81
が設けられている。この再生開始スイッチ81が操作さ
れると、フィルタ19は再生可能な状態になる。
【0039】また、各制御装置75及び各コントローラ
82には、常閉接点を有するスイッチング手段としての
リレー91(ノーマルクローズタイプのリレー91)が
電気的に接続されている。各リレー91内には2つの固
定接点92が設けられている。各固定接点92には、再
生信号が伝達される通信ケーブル83が電気的に接続さ
れている。この通信ケーブル83によって、各リレー9
1同士は電気的に接続されるようになっている。ゆえ
に、前記各フィルタ再生装置65が通信ケーブル83に
よって互いに接続されることにより、各フィルタ再生装
置65は通信機能を有するようになる。また、リレー9
1内には、可動接点93が固定接点92に対して接離可
能に配設されている。このリレー91に再生信号が入力
されなていないときには、可動接点93は固定接点92
に対して接触状態を維持するようになっている。つま
り、リレー91は閉状態を維持するようになっている。
また、可動接点93に再生信号が入力されると、可動接
点93は固定接点92から離れて、再生信号をコントロ
ーラ82に出力するようになっている。つまり、リレー
91は開状態になる。
【0040】また、各コントローラ82は、各電気ヒー
タ68をそれぞれ独立に制御するようになっている。各
コントローラ82は、前記温度センサ73からの温度検
出信号に基づいて、電気ヒータ68をオン・オフ制御す
るようになっている。それとともに、各コントローラ8
2は、リレー91からの再生信号に基づいて、前記各電
気ヒータ68を所定個ずつ順次オン・オフ制御するよう
になっている。本実施形態では、各コントローラ82
は、リレー91からの再生信号に基づいて、前記各電気
ヒータ68を1個ずつ順次オン・オフ制御するようにな
っている。各コントローラ82は、再生開始スイッチ8
1が操作された順に電気ヒータ68をオン状態にするよ
うになっている。ゆえに、人が常に意識しなくても、フ
ィルタ19の再生が開始される。
【0041】次に、排気ガス浄化装置11のフィルタ1
9を再生する方法について説明する。フィルタ19が長
期間使用されると、フィルタ19にはスス等のパティキ
ュレートが堆積する。パティキュレートの堆積量は、車
両のモニタによって検知された排気圧力、回転数及び排
気温度に基づいて推測される。このパティキュレートが
所定量堆積すると、第2排気管17にアウトレットユニ
ットCのみを残し、第1排気管16から残りのインレッ
トユニットA及びフィルタユニットBを連結したままの
状態で取り外す。
【0042】両ユニットA,Bの取り外し方法を具体的
に説明する。第1締結バンド41におけるロック機構4
3を操作する。すると、割りリング42が自身の弾性力
によって開き、第1締結バンド41におけるロック機構
43のロックが解除される。次いで、割りリング42を
更に拡げるように開き、第1排気管16及びインレット
ユニットAから第1締結バンド41を取り外す。また、
第1締結バンド41を取り外す方法と同じ方法で、フィ
ルタユニットB及びアウトレットユニットCから第2締
結バンド57を取り外す。
【0043】次に、連結したままの状態で取り外された
両ユニットA,BをフィルタユニットBの方が下側に位
置するように縦に向ける。そして、フィルタユニットB
におけるケーシング18aに形成されたフランジ26e
と、取付ケース67に形成されたフランジ67bとを接
合する。その後、既に取り外しておいた第2締結バンド
57の割りリング42を両フランジ26e,67bに係
合し、掛止部47をフック49に係止する。そして、回
動レバー46を回動操作すると、第2締結バンド57が
締め付けられる。この結果、フィルタユニットBのケー
シング18bがフィルタ再生装置65の取付ケース67
に取付固定される。
【0044】その後、各々のフィルタ再生装置65にあ
る再生開始スイッチ81を操作する。すると、再生信号
に基づいて、最初に再生開始スイッチ81を操作したフ
ィルタ再生装置65からフィルタ19の再生が始まる。
具体的に言うと、再生信号に基づいてコントローラ82
から再生を指示することにより、電気ヒータ68に電流
が流れる。電気ヒータ68がオンになると、フィルタ1
9の下流側端面19bが加熱される。
【0045】それと同時に、制御装置75はコンプレッ
サ71をオンする。すると、コンプレッサ71により供
給ホース70を介して取付ケース67内に加圧エアが供
給される。この加圧エアにより、パティキュレートの燃
焼が補助され、少ないエネルギーによって短時間でフィ
ルタ19を再生することが可能になる。さらに、フィル
タ19の再生時において、温度センサ73により検出さ
れる取付ケース67内の温度に基づき、制御装置75は
エアの流量を適量に調整制御する。
【0046】そして、フィルタ19がススの着火温度に
達すると、フィルタ19内に堆積されたススは燃焼温度
に達して燃え、それがフィルタ19の上部に燃焼伝播し
ていく。約1時間後、完全にススが燃焼除去されてフィ
ルタ19の再生が終了する。このフィルタ19の再生が
終了すると、再生信号が通信ケーブル83を伝達し、次
のフィルタ再生装置65が自動的に再生を始める。尚、
固定接点92同士は通常電気的に接続されているため、
再生しようとするフィルタ再生装置65の電源が入って
いなくても、そのフィルタ再生装置65には再生信号が
伝達される。この2番目のフィルタ再生装置65に取り
付けられたフィルタ19の再生が終了すると、続いて3
番目のフィルタ再生装置65に取り付けられたフィルタ
19の再生が始まる。そして、そのフィルタ19の再生
が終了すると、再生システム31が自動的に停止する。
【0047】また、最初のフィルタ19の再生が終了し
た後、別のフィルタ19の再生が行われているときに、
再生が終了したフィルタ19を取り外して、再生の必要
がある別のフィルタ19に交換する。そして、再生開始
スイッチ81を操作すると、2番目及び3番目のフィル
タ再生装置65に取り付けられたフィルタ19の再生が
終了した後で、再度1番目のフィルタ再生装置65に取
り付けられたフィルタ19の再生が行われる。つまり、
フィルタ19を連続的に再生することができる。この動
作は、接続された再生開始スイッチ81が操作された全
てのフィルタ再生装置65について行われる。
【0048】全てのフィルタ19の再生が終した後、両
ユニットA,Bを取り外す場合と同様にして、ロック機
構43のロックを解除して第2締結バンド57を取り外
す。そして、インレットユニットAにおけるケーシング
18aに形成されたフランジ26bと、第1排気管16
に形成されたフランジ26aとを接合する。それととも
に、フィルタユニットBにおけるケーシング18aに形
成されたフランジ26eと、アウトレットユニットCに
おけるケーシング18cに形成されたフランジ26fと
を接合する。その後、第1締結バンド41をフランジ2
6a,26bに取り付け、第2締結バンド57をフラン
ジ26e,26fに取り付ける。この取り付けに関して
は、フィルタユニットBをフィルタ再生装置65に取り
付ける場合と同じである。
【0049】こうしてススが除去されたフィルタ19
は、再度車両に搭載されてススの捕集を行うことが可能
になる。従って、本実施形態によれば以下のような効果
を得ることができる。
【0050】(1)コントローラ82は、再生信号に基
づいて電気ヒータ68を1個ずつ順次加熱するようにな
っている。そのため、電源が1個分の電気ヒータ68を
作動させるための電力しか有していなくても、複数台の
フィルタ再生装置65を使用することができる。ゆえ
に、大電力を一度に必要としなくなるため、電源を大容
量に対応させたものに変更したり、供給電力会社との契
約を変更したりする必要がなくなる。従って、複数個の
フィルタ19を効率良く再生することができる。尚、昼
にディーゼルエンジン12を稼動させ、夜にフィルタ1
9の再生を行うようにすれば、安価な夜間電力を利用す
ることができる。この場合、フィルタ19を再生するた
めのコストをより確実に低減させることができる。
【0051】(2)再生システム31そのものは複雑な
構造になっていないため、極めて簡単な構成で複数個の
フィルタ19を連続再生することができる。ゆえに、再
生システム31を低コストで成立させることができる。
また、通信ケーブル83を利用しない場合には、各フィ
ルタ再生装置65を独立して作動させることができる。
【0052】(3)コントローラ82は各フィルタ再生
装置65に1つずつ独立して設けられている。そのた
め、複数個のフィルタ再生装置65を自由に接続するこ
とが可能になる。従って、ススの捕集量はそれぞれ異な
るため、フィルタ19を別々のコントローラ82によっ
て再生することにより、複数個のフィルタ19を確実に
再生することができる。さらに、通信ケーブル83上に
はリレー91が設けられている。そのため、再生しよう
とするフィルタ19が取り付けられたフィルタ再生装置
65の電源が入っていなくても、フィルタ再生装置65
には再生信号が確実に伝達される。よって、複数個のフ
ィルタ19をより確実に再生することができる。
【0053】(4)フィルタ19が再生されているか否
かは表示ランプ84によって報知される。よって、ユー
ザは、フィルタ19の再生が終了したことをすぐに確認
することができるため、直ちにフィルタ19を交換して
次のフィルタ19を再生することができる。よって、複
数個のフィルタ19をより効率良く再生することができ
る。
【0054】(5)フィルタ19の温度を検出する温度
センサ73の検出結果に基づいて、電気ヒータ68がオ
ン・オフ制御される。そのため、パティキュレートが完
全に燃焼する。また、パティキュレートが急激に燃焼す
るのを抑えることができるので、フィルタ19の内部に
生ずる熱応力が限界を超えるのを防止でき、フィルタ1
9にクラックが生じるのが防止される。従って、フィル
タ19をより確実に再生することができる。また、フィ
ルタ19を再生するときに消費される電力のロスを低減
させることができる。
【0055】(6)表示ランプ84は、フィルタ19が
再生中または再生待ちの状態においてそれぞれ異なる表
示を行う表示ランプ84である。よって、フィルタ19
の状態を1つの表示ランプ84で表示することができ
る。
【0056】尚、本発明の実施形態は以下のように変更
してもよい。 ・前記実施形態では、コントローラ82は、再生信号に
基づいて複数個ある電気ヒータ68を1個ずつ順次オン
するようになっていた。しかし、コントローラ82は、
電気ヒータ68を複数個(2個以上)ずつ順次オンする
ようにしてもよい。また、コントローラ82は、電気ヒ
ータ68を同じ数ずつ順次オンするようにしなくてもよ
い。例えば、電気ヒータ68を1個オンした後、電気ヒ
ータ68を2個オンするようにしてもよい。
【0057】・前記実施形態では、コントローラ82は
各フィルタ再生装置65にそれぞれ設けられていた。し
かし、コントローラ82は全てのフィルタ再生装置65
に設けられていなくてもよい。
【0058】・前記実施形態では、コントローラ82
は、温度センサ73から出力される温度検出信号に基づ
いて、電気ヒータ68をオン・オフ制御するようになっ
ていた。その代わりに、タイマー等を利用して、電気ヒ
ータ68をオン・オフ制御するようにしてもよい。
【0059】・前記実施形態では、各コントローラ82
同士は通信ケーブル83を介して電気的に接続されてい
た。その代わりに、各コントローラ82同士を、コンピ
ュータネットワーク、無線等によって通信してもよい。
【0060】・コントローラ82を制御装置75と一体
化させてもよい。 ・前記実施形態では、常閉接点を有するリレー91が利
用されていた。しかし、前記リレー91に代えて、半導
体を利用してオン・オフ制御を行うようなスイッチング
手段を利用してもよい。
【0061】・前記実施形態では、表示ランプ84は、
フィルタ19が再生中の状態において点滅し、フィルタ
19が再生待ちの状態において点灯するようになってい
た。しかし、表示ランプ84を、フィルタ19が再生中
の状態において点灯し、フィルタ19が再生待ちの状態
において点滅するようにしてもよい。また、表示ランプ
84を2箇所に設け、フィルタ19の状態(再生中、再
生待ち)に応じてそれぞれを点灯させるようにしてもよ
い。
【0062】・前記実施形態では、再生システム31に
は、フィルタ再生装置65が3箇所に設けられていた。
しかし、フィルタ再生装置65を、再生システム31に
おいて1箇所または2箇所に配置してもよい。また、フ
ィルタ再生装置65を、再生システム31において4箇
所以上に複数箇所に配置してもよい。
【0063】・前記実施形態では、フィルタ19を加熱
する加熱手段として電気ヒータ68を使用した。その代
わりに、加熱手段として、フィルタ19を急速に加熱す
ることができるバーナを用いてもよい。或いは、電気ヒ
ータ68とバーナとを組み合わせたものを加熱手段とし
て使用してもよい。
【0064】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を以下に列挙する。 (1)請求項4において、前記報知手段は、前記フィル
タが再生中または再生待ちの状態においてそれぞれ異な
る態様で表示を行う表示手段であることを特徴とする排
気ガス浄化フィルタの再生システム。よって、技術的思
想(1)によれば、フィルタの状態を1つの表示手段で
表示することができる。
【0065】(2)内燃機関から延びる排気管に対して
着脱可能であって、内燃機関から排出されるパティキュ
レートを捕集するフィルタが収容されたフィルタユニッ
トを取り付けるための取付手段と、前記フィルタを電気
的に加熱するための加熱手段とを設け、この加熱手段で
フィルタを加熱してパティキュレートを燃焼させること
により、同フィルタを再生するフィルタ再生装置を備え
た排気ガス浄化装置の再生システムにおいて、前記フィ
ルタ再生装置を複数設け、前記各加熱手段を所定個ずつ
順次オン・オフ制御する制御手段を設けたことを特徴と
する排気ガス浄化フィルタの再生システム。
【0066】(3)内燃機関から延びる排気管に対して
着脱可能であって、内燃機関から排出されるパティキュ
レートを捕集するフィルタが収容されたフィルタユニッ
トを取り付けるための取付手段と、前記フィルタを電気
的に加熱するための加熱手段とを設け、この加熱手段で
フィルタを加熱してパティキュレートを燃焼させること
により、同フィルタを再生するフィルタ再生装置を備え
た排気ガス浄化装置の再生システムにおいて、前記フィ
ルタ再生装置を複数設け、前記各フィルタ再生装置間で
の情報伝達を行うことによって、前記各加熱手段を所定
個ずつ順次オン・オフ制御する通信手段を設けたことを
特徴とする排気ガス浄化フィルタの再生システム。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1、請求項
2及び請求項6に記載の発明によれば、複数個のフィル
タを効率良く再生することができる。
【0068】請求項3に記載の発明によれば、再生シス
テムを低コストで成立させることができる。また、複数
個のフィルタをより確実に再生することができる。請求
項4に記載の発明によれば、複数個のフィルタを効率良
く再生することができる。
【0069】請求項5に記載の発明によれば、フィルタ
をより確実に再生することができる。また、フィルタを
再生するときに消費される電力のロスを低減させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態における排気ガス浄化フィルタの
概略図。
【図2】 排気ガス浄化フィルタの内部構造を示す断面
図。
【図3】 排気ガス浄化フィルタの再生システムを示す
概略図。
【図4】 フィルタ再生装置の概略図。
【図5】 フィルタ再生装置の断面図。
【符号の説明】
12…内燃機関としてのディーゼルエンジン、16…排
気管としての第1排気管、17…排気管としての第2排
気管、19…フィルタ、31…再生システム、65…フ
ィルタ再生装置、67…取付ケース、68…電気ヒー
タ、73…温度センサ、81…再生開始スイッチ、82
…制御手段としてのコントローラ、83…通信ケーブ
ル、84…報知手段としての表示ランプ、91…スイッ
チング手段としてのリレー、B…フィルタユニット。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関から延びる排気管に対して着脱可
    能であって、内燃機関から排出されるパティキュレート
    を捕集するフィルタが収容されたフィルタユニットを取
    り付けるための取付ケースと、同取付ケース内に収容さ
    れ、前記フィルタを加熱するための電気ヒータとを有
    し、この電気ヒータで前記フィルタを加熱してパティキ
    ュレートを燃焼させることにより、同フィルタを再生す
    るフィルタ再生装置を備えた排気ガス浄化フィルタの再
    生システムにおいて、 前記フィルタ再生装置を複数設け、同各フィルタ再生装
    置の少なくとも1つに前記フィルタの再生を開始するた
    めの再生開始スイッチを設け、この再生開始スイッチを
    操作することにより出力される再生信号に基づいて前記
    各電気ヒータを所定個ずつ順次オン・オフ制御する制御
    手段を設けたことを特徴とする排気ガス浄化フィルタの
    再生システム。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記再生信号に基づい
    て、複数個ある前記電気ヒータを1個ずつ順次オンする
    ことを特徴とする請求項1に記載の排気ガス浄化フィル
    タの再生システム。
  3. 【請求項3】前記制御手段を各フィルタ再生装置にそれ
    ぞれ設け、前記各制御手段同士を通信ケーブルを介して
    電気的に接続し、その通信ケーブル上に前記再生信号が
    出力されていないときに閉状態を維持する常閉接点を有
    するスイッチング手段を設けたことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の排気ガス浄化フィルタの再生
    システム。
  4. 【請求項4】前記フィルタ再生装置に、前記フィルタが
    再生されているか否かを報知する報知手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載
    の排気ガス浄化フィルタの再生システム。
  5. 【請求項5】前記電気ヒータによって加熱される前記フ
    ィルタの温度を検出する温度センサが設けられ、その温
    度センサから出力される温度検出信号に基づいて、前記
    制御手段が前記電気ヒータをオン・オフ制御することを
    特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の
    排気ガス浄化フィルタの再生システム。
  6. 【請求項6】内燃機関から延びる排気管に対して着脱可
    能であって、内燃機関から排出されるパティキュレート
    を捕集するフィルタが収容されたフィルタユニットを取
    り付けるための取付ケースと、同取付ケース内に収容さ
    れ、前記フィルタを加熱するための電気ヒータとを有す
    るフィルタ再生装置に用い、前記電気ヒータで前記フィ
    ルタを加熱してパティキュレートを燃焼させることによ
    り、同フィルタを再生するようにした排気ガス浄化フィ
    ルタの再生方法において、 前記フィルタ再生装置を複数設け、前記各フィルタ再生
    装置の少なくとも1つに前記フィルタの再生を開始する
    ための再生開始スイッチを設け、この再生開始スイッチ
    を操作することにより出力される再生信号に基づいて、
    前記各フィルタを前記電気ヒータによって所定個ずつ分
    けて加熱し、複数あるフィルタを順次再生することを特
    徴とする排気ガス浄化フィルタの再生方法。
JP2000340847A 2000-11-08 2000-11-08 排気ガス浄化フィルタの再生システム及び排気ガス浄化フィルタの再生方法 Withdrawn JP2002147222A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008126968A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Isuzu Motors Ltd 車両用表示装置
JP2010043576A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Hitachi Constr Mach Co Ltd 排気ガス浄化装置
JP2015020540A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 本田技研工業株式会社 発電機搭載車両

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