JP2002147166A - シールド工法 - Google Patents

シールド工法

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JP2002147166A
JP2002147166A JP2000345116A JP2000345116A JP2002147166A JP 2002147166 A JP2002147166 A JP 2002147166A JP 2000345116 A JP2000345116 A JP 2000345116A JP 2000345116 A JP2000345116 A JP 2000345116A JP 2002147166 A JP2002147166 A JP 2002147166A
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井 達 司 亀
Kunihiro Nagamori
森 邦 博 永
Akira Kamisaka
坂 明 上
Masayoshi Okamoto
本 正 芳 岡
Takashi Tsujii
井 孝 辻
Norio Mitani
谷 典 夫 三
Michiyuki Iwakiri
切 満 行 岩
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1次シールド施工を先行し拡幅部の掘削をそ
の後に別個に行う従来工法を改め、能率よく拡幅部を同
時施工できる拡大シールド工法を提供する。 【解決手段】 拡幅区間の地盤改良を行って標準径のシ
ールド(M)で所定位置まで掘削し、テール部を解放し
拡大掘削してシェルター(3)を設置し、そのシェルタ
ー部に推進ジャッキ(4)を設置し、拡幅部の掘削と同
時に推進ジャッキ(4)でシールド(4)を推進掘削
し、所定推進毎に拡幅部にセグメント(6)を組み込
み、掘進・セグメント組み込みを繰り返して所定拡幅区
間通過後は推進ジャッキを撤去し標準径シールド工を施
工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一部の区間の断面
を拡幅して掘削するシールド工法に関する。
【0002】
【従来の技術】シールドトンネルにおいては、占用企業
者の分岐接続など一部分のみ断面を大きくする必要があ
る。例えば、共同溝において、直交方向からのケーブル
を接続する場合に、ケーブルは、適当なRを有して折り
曲がるので、その分のスペースとして拡幅部が必要であ
り、また、ケーブルを接続する場合も同様である。さら
に、例えば地下道(地下鉄や地下高速道路等)でポンプ
室を設けるのにも拡幅部を要する。
【0003】最近では、地上部の占用を長期間行うこと
は困難であるため、地上を使用せず地中のみからの施工
が望まれている。通常、地下のトンネル掘削作業はシー
ルド機によって行われており、このような拡幅部分の掘
削には、標準径の断面でシールドトンネルを築造後に一
旦組み付けた拡幅部分のセグメントを取り脱して施工す
る拡大シールド工法やNATM工法などが用いられてい
る。
【0004】すなわち、従来の拡大シールド工法では、
図3〜図4に示すように、標準径で1次シールド施工を
行い(図3)、拡幅予定部のセグメントの底部ピースを
撤去して山留めを行いながら1次トンネル下部に円周シ
ールド発進基地を築造し、その発進基地内で円周シール
ドをセットして円周シールド掘進と円周セグメントの組
み立てを繰り返す。そして、円周シールドで切り広げた
基地において分割搬入した拡大シールドLを組み立て
(図4)、拡大シールドLの掘進、拡大セグメント6の
組み立て、1次セグメント2の解体撤去を繰り返して拡
大シールドLを推進させ所定範囲の切り広げを行ってい
る(図5)。
【0005】また、NATM工法では、1次シールド覆
工後に、上半セグメントを撤去して上半掘削・1次吹き
付けを行い、次ぎに下半セグメントを撤去して下半掘削
・1次吹き付けを行う。そして、インバート掘削・イン
バート打設を行い覆工を行っている。
【0006】この他、特開昭58−98595号公報、
特開昭59−102095号公報、特公昭63−462
35号公報、特公平3−41637号公報、特公平5−
20556号公報などに拡大シールド工法の技術が開示
されているが、これらの従来工法では、シールド機によ
る掘削作業と拡幅部の掘削作業とは別個に行われ、能率
の悪いものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、1次シールド掘削を先行して拡幅部の掘削をその後
に別個に行う従来工法を改め、能率よく拡幅部を同時施
工できるシールド工法を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、一部の区間の
断面を拡幅して掘削するシールド工法において、標準径
のシールドで所定位置まで掘削し、テール後部を開放し
拡大掘削してシェルターを設置し、そのシェルター部に
推進ジャッキを設置し、拡幅部の掘削と同時に推進ジャ
ッキでシールドを推進掘削し、所定推進毎に拡幅部にセ
グメントを組み込み、その掘進・セグメント組み込みを
繰り返して施工する。また本発明によれば、さらに所定
拡幅区間通過後は推進ジャッキを撤去し標準径シールド
工を行う。なお、必要に応じて拡幅区間の地盤改良を行
う。
【0009】このように、本発明によれば、標準径のシ
ールド工によりテール部が拡幅開始位置に達する所定位
置まで掘削され、その位置で拡大掘削、シェルター設置
後、標準径部分の掘削と拡幅部分の掘削とが推進ジャッ
キによる推進で同時に施工される。この掘進は、所定距
離(1リング分)毎のセグメント組み立てと交互に行わ
れ、所定の拡幅区間の施工後は、標準径シールド工に戻
される。
【0010】したがって、従来の工法のように、標準径
部分の掘削の後に拡幅部分の掘削が施工されるのではな
く、標準径シールドと拡幅部分とが同時に掘削され、能
率よい施工が可能である。なお、拡幅部分の断面は同心
円に限らず、非同心円、馬蹄形、矩形など任意形状の断
面に対し適用できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1には、拡幅開始位置でのシール
ド機Mが示され、テール部を拡幅起点として標準セグメ
ント2を脱枠解放し、拡大掘削してシェルター3を設置
した状態が示されている。なお、地盤条件によっては符
号Xで示すシェルター設置部はコラム改良、Yで示す推
進部は薬注などの地盤改良が施工されている。
【0012】そして、シェルター3下において、拡幅部
切羽Kの掘削が行われ、シールドMを推進する推進ジャ
ッキ4が、セグメント2の後端部に複数個円周状に設置
され、拡幅部セグメント6後端にも推進ジャッキ4aが
設置されている。なお、シールドMの推進には、通常、
セグメント2後端のジャッキ4が用いられ、拡幅部のジ
ャッキ4aは、拡幅部セグメント6の推進に使用され
る。
【0013】次に、図2には、前記図1の状態から拡幅
部セグメント6が7リング進められた状態が示されてい
る。拡幅部切羽Kの前進に合わせ、順次、推力伝達部材
8が挿入され、推進ジャッキ4によってシールドMが掘
進されて拡幅部にはセグメント6が組み立てられてい
る。なお、図中の符号7は、拡幅部セグメント6と標準
径部の推力伝達部材8とを連結する補強部材を示してい
る。
【0014】以下、施工手順の態様を説明する。まず、
拡幅区間の地盤改良、すなわち、シェルター設置部Xは
開放可能な地盤改良、推進部Yは止水目的の地盤改良を
行う。地盤改良工法については、土質に適した工法を用
いる。そして、標準径シールド機Mで拡幅区間の所定位
置まで掘進し停止する。もちろん、水圧等のかからない
自立するような地盤であれば地盤改良の必要はない。
【0015】次に、拡幅部起点であるシールド機M後部
の標準セグメント2を脱枠解放し、拡大掘削を行って外
周部にシェルター3を設置する。そして、そのシェルタ
ー部に推進ジャッキ4などの拡幅用推進設備を組み込
む。こうして、拡幅部切羽Kの掘削(人力掘削でも可)
を行いながら、推進ジャッキ4でシールド機Mを推進
し、推進量にリンクしてシールド機のカッターを回転し
てシールド掘進を同時に行う。そして、拡幅部セグメン
ト幅(1リング分)を掘進する毎に停止し、シェルター
部において拡幅部セグメント6を組み込み、再度、推進
ジャッキ4によってシールド機Mおよび拡幅部セグメン
ト6を推進し、掘削を拡幅部終点まで行う。拡幅区間を
通過後、推進ジャッキ4などの設備を撤去し、通常の標
準径シールド工に復帰する。なお、拡幅部に設置したシ
ェルター3は、埋殺し残置する。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成さ
れ、以下に示す効果を奏する。 (1) 拡幅施工が、シールド掘進工程内で行え、工程
の把握が容易である。 (2) 推進ジャッキなどの拡幅用推進設備のほかは、
本体を掘進するシールド設備を使用するので、経済性が
大きい。 (3) 拡幅部掘削切羽の露出が少なく、作業の安全性
が高い。 (4) 地盤改良範囲を少なくてすみ、コストが低減さ
れる。 (5) 拡幅部の標準径セグメントが不要となり、コス
トが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の拡幅開始位置での状態を
示す断面図。
【図2】図1から数リング分推進した状態を示す断面
図。
【図3】従来の拡大シールド工法の1次シールド工を説
明する図。
【図4】従来の拡大シールド工法の拡大シールド組み立
て状態を説明する図。
【図5】従来の拡大シールド工法で拡幅部の掘削状態を
説明する図。
【符号の説明】
K・・・拡幅部切羽 M・・・シールド機 2・・・標準セグメント 3・・・シェルター 4・・・推進ジャッキ 6・・・拡幅部セグメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永 森 邦 博 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 上 坂 明 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 岡 本 正 芳 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 辻 井 孝 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 三 谷 典 夫 東京都港区赤坂二丁目3番6号 株式会社 小松製作所内 (72)発明者 岩 切 満 行 東京都港区赤坂二丁目3番6号 株式会社 小松製作所内 Fターム(参考) 2D054 AA05 AC02 AD20 AD35 BA25

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部の区間の断面を拡幅して掘削するシ
    ールド工法において、標準径のシールドで所定位置まで
    掘削し、テール後部を開放し拡大掘削してシェルターを
    設置し、そのシェルター部に推進ジャッキを設置し、拡
    幅部の掘削と同時に推進ジャッキでシールドを推進掘削
    し、所定推進毎に拡幅部にセグメントを組み込み、その
    掘進・セグメント組み込みを繰り返して施工することを
    特徴とするシールド工法。
  2. 【請求項2】 所定拡幅区間通過後は推進ジャッキを撤
    去して標準径シールド工を施工する請求項1記載のシー
    ルド工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008169639A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Kajima Corp トンネル構築方法

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