JP2002146668A - フラットな素材、特に、二次元布構造体の補強方法 - Google Patents

フラットな素材、特に、二次元布構造体の補強方法

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JP2002146668A
JP2002146668A JP2001282997A JP2001282997A JP2002146668A JP 2002146668 A JP2002146668 A JP 2002146668A JP 2001282997 A JP2001282997 A JP 2001282997A JP 2001282997 A JP2001282997 A JP 2001282997A JP 2002146668 A JP2002146668 A JP 2002146668A
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JP2001282997A
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Albrecht Kaiser
アルブレヒト・カイザー
Michael Dressler
ミヒャエル・ドレースラー
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Veit Garment und Textile Technologies GmbH and Co
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Kannegiesser Garment und Textile Technologies GmbH and Co
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    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06BTREATING TEXTILE MATERIALS USING LIQUIDS, GASES OR VAPOURS
    • D06B1/00Applying liquids, gases or vapours onto textile materials to effect treatment, e.g. washing, dyeing, bleaching, sizing or impregnating
    • D06B1/02Applying liquids, gases or vapours onto textile materials to effect treatment, e.g. washing, dyeing, bleaching, sizing or impregnating by spraying or projecting
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D27/00Details of garments or of their making
    • A41D27/02Linings
    • A41D27/06Stiffening-pieces

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】フラットな素材、特に、二次元布構造体の補強
方法 【解決手段】自由に流動する物質である補強体が、特定
の態様で配置された外側素材のブランク(17)に、噴霧
またはプリントされて補強体を形成する。その結果、別
体の芯材のブランクを裁断し、配置し、接着剤で接着す
ることは省略される。自由に流動する複数の物質または
同一種ではない物質を補強体に採用することも可能であ
る。これらによって、任意の所望する特性と意匠を備え
る補強体を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、請求項1と16
の予備的特徴部分によるフラットな材料、特に、二次元
布構造体の補強方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フラットな素材、特定すれば織物、編み
物または恐らくは不織布から製造された素材も、衣類成
品またはその他のテキスタイルや成品の製造に用いられ
る。これらの素材は、しばしば、部分的な、さもなけれ
ば全面的な補強材を備える。業界の専門家に通常外側素
材と呼ばれるそのような素材に、接着剤で別体の芯材と
して知られるフラットな補強材を接着することが知られ
る。この補強は次いで、外側素材に接着された芯材によ
って形成される。前記タイプの補強素材は、ここではま
ったく複雑である。外側素材のパーツも芯材のパーツも
一般的には、ともに熱可塑性接着剤で事前にコーティン
グされて、別々にの大きさに切断しなければならない。
一定の大きさに切断された芯材のパーツは外側素材の面
に正確に配置されて固定機で接合されなければならな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この発明
は、素材、特に、外側素材のブランクのような二次元布
構造体を補強する簡単で融通性のある方法を提供すると
いう目的に立脚する。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する方法
は、請求項1記載の特徴を備える。この補強体は、流動
状態で補強対象に付与され、これに注意深く配置される
少なくとも1つの物質によって形成されるので、別体の
芯材は全く必要ではない。したがって、補強しようとす
る素材面への芯材ブランクの配置は省略することができ
る。その代わりに、補強体は、流動状態で補強しようと
する素材に特定的に付与されえる少なくとも1つの物質
によって形成される。
【0005】補強は、補強しようとする素材面に、プリ
ントまたは、噴霧される任意の自由に流動する物質によ
って好ましく形成される。
【0006】補強は、補強対象の素材に面に、プリント
されるか、噴霧されるか、或いはその他の任意の方法で
付与される当物質またはその他の任意の自由に流動する
物質によって好ましく形成される。このことは、例えば
プリンターの態様で構成されることが可能な適当な付与
デバイスによってコンピュータ制御の下で行うことが好
ましい。その結果、補強体は、それが必要とされるか、
所望される特定のポイントにおいて素材に付与される。
この補強体は、補強しようとする素材面にプリントされ
るか、噴霧される少なくとも一つの自由に流動する物質
である結果として、任意の所望の形状を備えることがで
きる。付与デバイスの適切な制御によって、補強体の所
望する任意の形状が、たとえそれが複雑な形状であって
も、余分な別体の芯材を必要とすることなく形成するこ
とができ、とりわけ、これらは切り抜かれて補強対象で
ある素材のブランクの定位置に配置しなければならない
ということはない。
【0007】補強体は、補強対象の素材の連続ウエブ面
に、特に、プリントされるか、および/または噴霧され
るか、刻印されて付与されることが好ましい。特に、補
強体がコンピュータ制御の付与デバイスによって付与さ
れる場合は、このウエブが、適当な形状の補強体を備え
る、好ましくは、素材の最大限の利用を伴うように密接
した態様で補強対象体の全域に補強体を備えることが可
能である。この場合、素材の補強が、素材ウエブの最大
限利用が可能である。しかしながら、最終的に裁断され
たブランクに、特に、外側素材ブランクに補強体を付与
することを思い描くことも可能である。
【0008】この補強体は、これが、外側素材のパーツ
の付随する裁断縁部の区域内に延出するように素材ウエ
ブに付与されることが好ましく、結果として、この裁断
縁部が付随してほつれることを避けるために硬化され
る。しかしながら、素材を実際に一定の大きさに裁断す
る前の段階で、裁断縁部の化学的硬化を行う付与装置を
用いることも想像することができ、そのような付与装置
によれば、このようにして、特に、一定の大きさに裁断
された後の外側素材のブランクの素材縁部の付随したほ
つれを有効に防止することができる。この手法は、主に
補強体が外側素材のブランクの区域全体には付与されな
いとき、特に、縁部の区域が少なくとも多少はコーティ
ングまたは補強をされずに残存し、結果的に、コーティ
ングまたは補強によってほつれに抗して保護されない場
合に有利である。
【0009】もしも、フラットな素材ウエブが補強され
る場合は、素材のブランク、特に、外側素材のブランク
は、これに補強体を付与した後、前記素材ウエブから切
り抜かれる。この切り抜きは、噴霧可能な、プリント可
能な、或いはさもなければ、自由に流動する物質をキュ
アリングした後に行うことが好ましい。
【0010】冒頭に言及した目的を独立して達成するた
めの特に請求項1記載の方法だけに限らず、上記の方法
を発展させるための別の方法は、請求項16記載の手法
を備える。異なる特性を備える異なる物質および/また
は少なくとも1つの同一種ではない物質から補強体を形
成することによって、区域の部分毎に特性を異にするそ
れぞれの補強体を形成することができる。このようにし
て、同じ付与デバイスを用いること、そして、各物質毎
に専用の付与ノズル等を用いることが可能であり、もし
差し支えなければ、同時に異なる特性を備える様々な補
強体を製造することが可能である。同一種ではない物質
を用いれば、セクション毎に異なる組成物、特に異なる
特性をもつ補強体を形成することを可能にする。例え
ば、このようにして、補強しようとする素材に隣接し
て、これに接合される補強体の下側は、対向して隣接す
る補強体の上側とは異なる組成を備えることができる。
【0011】上にその大略を述べた好ましい補強方法に
よれば、補強に用いられた物質(または複数の物質)は、
異なる厚さで素材に付与することが想定される。こうし
て、それぞれの補強体に、任意のエリアにおいて異なる
特性を付与することができる。厚さを異にする補強体の
場合は、これらの異なる諸特性が、1つの同じ物質につ
いても、特に同一種の物質についてさえ達成される。
【0012】この発明によれば、添加物、特定すれば例
えば、ファイバーまたは発泡体を備える少なくとも1つ
の物質を用いるようにして提供される。その結果、素材
面において補強体の外側面を形成することが可能にな
る。ファイバーが用いられるときは、補強体の外側面に
は、不織布または不織布に類似した外観構造が付与され
る。発泡体添加物は、補強された素材の取り扱い適性に
影響を及ぼし、補強体の露出外側面において特定の構造
を達成するという目的に使用されることができる。
【0013】この発明の方法の模範具体例を添付図面を
用いてもっと詳細に説明する。
【0014】
【発明の実施の形態】図示の装置は、この発明の方法を
実施する1つのあり有べき態様を示す。この発明の方法
は、二次元のテキスタイル素材、すなわち、外側素材と
して知られる素材、または、衣類成品を製造するための
外側素材のブランクの補強に関して記述される。
【0015】図示の模範具体例において、外側素材を補
強することは、細長いフラットな作業面10上において
行われる。この作業面10に関連して、加工方向11に
したがって順に付与デバイス12、乾燥ステーション1
3および裁断デバイス14が配置される。
【0016】現模範具体例においては、補強対象である
外側素材は、テキスタイル素材で形成されることが好ま
しい素材ウエブ15から切り抜かれる。素材ウエブ15
は、好ましくは連続して供給ロール16から捲き戻され
加工方向11にしたがって作業面10を越えて牽引され
る。この目的で、加工方向11において作業面10の後
に配置される(図示しない)移送デバイスが利用される。
加工が行われる間、素材ウエブ15と、裁断デバイス1
4においてそれから裁断される外側素材のブランク17
は、少なくとも、補強体の付与工程、および裁断の工程
にある間は、その面全体か、さもなければ一部分だけ
が、特定すれば、吸引によって作業面10に保持される
ことが好ましい。その結果、外側素材のブランク17の
補強と裁断が行われる間、作業面10における素材ウエ
ブ15のスリップが防止される。
【0017】素材ウエブ15の加工、すなわち、作業面
10における外側素材のブランク17の補強と切り抜き
は、連続して行われることが好ましい。したがって、素
材ウエブ15は、ほぼ定常的な速度で作業面10を妨げ
られずに牽引されることが好ましい。しかしながら、素
材ウエブ15が瞬間的に静止する間に、これに補強を行
い裁断を実行することも想定することができる。素材ウ
エブ15は、次に、作業面10を加工方向11内におい
て不連続に移動される。外側素材のブランク17の補強
と切り抜きは、次に、素材ウエブ15が停止局面にある
間に行われる。作業面10に沿って、一つのデバイスま
たはステーションからこれ以外のデバイスまたはステー
ションへ素材ウエブ15の前進移動は、次いで加工の休
止期間中にのみ行われる。
【0018】図1に概略的にのみ示される付与デバイス
12は、プリンター型であって差し支えない。この目的
で、図示の模範具体例において、付与デバイス12は、
複数の付与ノズル18を有する。この付与ノズル18
は、コンピュータ制御の下において、第一ステーション
すなわち装置の付与デバイス12に沿って移動されるこ
とができる。付与デバイス12は、その付与ノズル18
が、異なる方向に、特に、互いに直角をなして延出する
少なくとも2つの通路を移動されるように構成される。
これらの通路は、加工方向11に対してその横断方向と
長手方向に延出することが好ましい。そのような付与デ
バイス12は、静止素材ウエブに補強体を付与するため
に適切である。しかしながら、補強体を付与ノズル18
から加工方向11における作業面10に亘って連続して
移動される素材ウエブ15に付与することも想定可能で
ある。この場合は、付与デバイス12が付与ノズル18
を加工方向11を横断する方向の一つの通路のみを移動
することを許容するだけで充分である。加工方向11に
おいて素材ウエブ15に対する付与ノズル18の相対移
動は、それぞれの物質の液状またはペースト状の付与が
行われる間、素材ウエブ15の前進移動手段によって行
われる。
【0019】加工方向11における付与デバイス12に
続く乾燥ステーション13は、素材ウエブ15を横断し
て延出し、赤外線ラジエータ19および/または熱風ノ
ズルを備える。
【0020】最後に、加工方向において乾燥ステーショ
ン13に続いて裁断デバイス14が設けられる。この裁
断デバイス14は、コンピュータ制御の下に、付与ノズ
ル18と同様に、作業面10の幅全体に亘って移動でき
る少なくとも一つの切断手段20、または、加工方向1
1を少なくとも横断して移動できる少なくとも素材ウエ
ブ15を有する。このことは、外側素材のブランクの裁
断が、素材ウエブ15が連続して前進する間に行われる
ならばそれで充分である。しかしながら、作業面10に
対して多軸をなすように裁断手段20を移動すること、
特定すれば、特に、素材ウエブ15の補強体の裁断が、
補強体が静止する間に行われることを想定することも可
能である。裁断手段20は従来型のナイフで差し支えな
い。しかしながら、裁断用に、例えば、レーザーまたは
プラズマビームのような高エネルギー密度を備えるエネ
ルギービームを採用することも想定される。
【0021】この発明の方法を、図示されるとともに、
上に説明した装置を用いて以下に詳細に説明する。
【0022】外側素材のブランク17を形成すべく補強
される素材は、連続素材ウエブ15から形成される。素
材ウエブ15が、あり有べき最善の態様で、可能な限り
無駄を生じないように利用するために、多数の異なる外
側素材のブランク17が、互いに密接した態様で素材ウ
エブ15から形成される。素材ウエブ15面における異
なる外側素材のブランク17の配列は図2に示される。
【0023】外側素材のブランク17は、エリア全体に
亘るか、部分毎に補強されるかのいずれかである。補強
が施されるエリアは、図2に完全に黒色で示される。図
2の右側に示される図示内容においては、外側素材ブラ
ンク17の輪郭が黒い線で示されており、補強が施され
た外側素材のブランクの諸エリアは、代わって黒色で示
される。したがって、外側素材ブランクは、その全体の
エリアが補強される場合もあり、部分的にだけ補強が行
われる場合もある。
【0024】素材ウエブ15すなわち外側素材のブラン
ク17の補強は、特別に配置された態様で素材ウエブ1
5に付与される少なくとも一つの自由に流動する物質を
援用するこの発明の方法にしたがって行われる。素材ウ
エブ15には、したがって、自由に流動するか、噴霧す
ることができる物質で片側面がコーティングされるか、
もし妥当ならば、或るエリア、特定して言えば、その露
出した上面における特別に策定されたポイントにおいて
は、複数の物質でコーティングが付与される。
【0025】図示の模範具体例における自由に流動する
物質は、付与ノズル18によって付与される、特定すれ
ば噴霧される。この場合は、付与ノズルは、噴霧ノズル
であり、このノズルは、自由流動性物質のジェット流と
連続滴の両方を、補強を目的に素材ウエブ15に付与す
る。この場合は、付与デバイス12の付与ノズル18
が、作業面10に対するコンピュータ制御の下に、補強
エリアに補強に使用される物質で、素材ウエブ15に全
エリアのコーティングが施され、付与ノズル18によっ
て素材ウエブ15に付与される自由流動性のまたは噴霧
可能な物質のエリアの輪郭が、補強の輪郭および/また
は外側素材のブランクの輪郭に対応する。このように、
この発明の方法によって、当物質または、差し支えなけ
れば、複数の物質が、その作業モードの観点からはイン
クジェットプリンターに類似したタイプのパルス圧力に
よって素材ウエブ15に付与される。
【0026】付与デバイス12は、同時に、裁断縁部2
1を、特定すれば好ましくは化学的に硬化するためにも
使用することができ、外側素材のブランク17は、素材
ウエブ15から前記縁部に沿って裁断される。更には、
補強体が付与デバイス12によって付与されるのと同時
に、素材ウエブ15に裁断作業のためのマーク、また
は、付随する縫製作業のためのパスマーク(pass mark)
を付すことが可能である。もし、妥当するならば、素材
ウエブ15から裁断された外側素材のブランク17を数
えるための数字を付与デバイス12によって付与するこ
ともできる。
【0027】前記の方法の継続として用いられる別の方
法は、異なる特性を備える自由流動性の複数の物質およ
び/または少なくとも1つの同一種ではない物質によっ
て、素材ウエブの少なくとも或る部分を補強体22を形
成するために提供される。
【0028】もし、特性を異にする複数の物質が用いら
れるならば、この付与デバイス12は、付与ノズル18
と対応する数を備えることが好ましい。異なる諸特性を
備える補強体22は様々な物質によって形成される。こ
の点は、素材ウエブ15が、異なる外側素材のブランク
17のエリアに、プリント、噴霧等によって、異なる物
質を備えるようになされる。しかしながら、外側素材の
ブランク17が、部分毎に異なる複数の特性を備えるよ
うに、同じ外側素材のブランク17の補強体を異なる複
数の物質から形成することも想定することができる。或
るエリアにおいて異なる物質を前後または上下に配置す
ることも想定することができる。ついで重ねられた複数
の物質は特定の特性を備える補強体を形成するために使
用される。
【0029】特定の特性を備える補強体22を形成する
ために皓なる物質を用いることに代えて、または、これ
に加えて、噴霧または自由に流動することができる少な
くとも1つの同一種ではない物質を使用することが可能
である。この同一種でない物質は、異なるエリアに異な
る特性を備える、特に、(補強層を貫く)断面の異なる異
なる特性を備えるに素材ウエブ15に付与される補強体
に導かれる。特に、添加物を備える物質の場合は、例え
ば、当該補強体22の断面のサブエリアのみに配置され
る添加物によって、これらの物質から形成される補強体
中に特定の非同一性が形成される。例えば、補強体が、
物質の自由な流動性または噴霧性を付与しないファイバ
ーで形成されるならば、肉眼で見える補強体22の外側
面は、この物質によって不織布素材と類似した外観が与
えられる。更に、別の添加物と充填物を使用することも
想定することができる。
【0030】補強体22の特別な特性は、素材ウエブ1
5に異なった厚さで付与される自由に流動するその物質
または各物質によって達成される。その結果、異なる厚
さを有するが全体には同じ厚さである補強体22を備え
る異なる外側素材のブランク17を提供することが第一
に可能である。しかしながら、当該外側素材のブランク
17の補強体22を、厚さが異なるエリアも存在するよ
うに形成することも第二に可能である。このように、補
強体22の表面を、それによって審美的な様式を帯びる
可能性が具備されるように構成することが可能である。
これに加え、それぞれの補強体22の特性は、その厚さ
が異なることによって、或るエリアを変更することがで
きる。
【0031】素材ウエブ15が静止状態にあるとき、ま
たは、好ましくは、連続的に前方へ移動されるとき、補
強体22が、想定されたポイントにおいて、噴霧または
プリントによって、所望の輪郭が付与されて素材ウエブ
15の面に製造された後、補強体22の静止状態の液状
物質が、放射熱、特に、加熱によって乾燥タレット中に
おいて硬化される。こうして形成された補強体22はし
たがって、従来技術において別体の芯材のブランクによ
って形成される補強体と事実上均等である。しかしなが
ら、芯材は、この発明の方法においては不要なので、補
強体は、きわめてより簡単に、特定して言えば、より迅
速に、手動操作の介在なしで製造されるばかりでなく、
より正確に、かつ、省スペース態様で製造される。
【0032】乾燥タレット13内における補強体22の
硬化に続き、次の裁断デバイス14において、補強され
た外側素材のブランク17は、コンピュータ制御された
少なくとも1つの裁断手段手段20によって素材ウエブ
15から裁断される。この目的で、裁断手段20、また
は、妥当ならば複数の裁断手段もまた、外側素材のブラ
ンク17の輪郭に沿って切断プロッターの態様で移動さ
れ、外側素材のブランク17は、周辺部の裁断縁部21
によって素材ウエブ15から裁断される。外側素材のブ
ランク17の素材ウエブ15からの裁断は、補強体と同
様、静止状態か、好ましくは連続して前進移動する状態
にある素材ウエブ15について行われる。連続して前進
移動する状態にある素材ウエブ15について補強が実行
されると、外側素材のブランク17の裁断が、連続して
前進移動する状態にある素材ウエブ15について発生す
る。同じことが、素材ウエブ15の補強と裁断に当て嵌
まり、これは、適切であれば、素材ウエブ15が同様な
停止状態にある間に、同時に実行される。補強体22が
前もって付与される結果、外側素材のブランク17は、
補強体22と同時に素材ウエブ15から裁断される。こ
のプロセス中、補強体22のエリアにおいて補強体が外
側に縁取りされるので、素材ブランク17と補強体22
は、正確な縁部において終了し、裁断縁部21は、ほつ
れを防ぐために、補強体22によって、硬化される。特
に、或るエリアにおける補強体22を備える外側素材ブ
ランク17の場合には、少なくとも、外側の素材ブラン
ク17に補強体22が配置されていないエリアに補強体
22を付与するとき、裁断縁部が延出する素材ウエブの
これらのエリアにおいて化学的硬化を行うことが有利で
ある。この化学的硬化は、付与デバイス12、または、
さもなければ、裁断デバイス14によって、特定すれ
ば、その裁断手段20が関連するポイントにおいて素材
ウエブ15を裁断する前に、行われることができる。
【0033】更に、少なくとも、補強体22を噴霧する
間、および、外側素材のブランク17を裁断する間、作
業面10におけるスリップに、例えば、吸着によって抗
して素材ウエブ15を固定する準備がなされる。この固
定は、少なくとも、付与デバイス12と裁断デバイス1
4のエリア、特定すれば、いずれにせよ、そのエリアの
全体に亘って行われれば充分である。素材ウエブ15を
吸引等によって作業面10に固定することは、もしも、
補強体22が、素材ウエブ15に噴霧を受け、補強体2
5が作業面において静止した状態で、素材ウエブ15と
一緒に裁断されるならば特に有利である。
【0034】この発明の方法は、図1、2に示す装置と
は異なる装置に基づいて行われることも可能である。加
えて、この発明の方法を、衣類成品の製造には用いられ
ない二次元のテキスタイル構造体を補強するために使用
することが可能である。最後に、しかしながら、その他
の任意のフラットな所望の二次元構造体を補強するこ
と、言い換えれば、単なる二次元のテキスタイル構造体
に限られない構造体を補強することを想定することも可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】フラットな素材を補強するための装置の概略的
側面図。
【図2】図1の装置の作業エリアの平面図。
【符号の説明】
10…作業面,11…加工方向,12…付与デバイス,
13…乾燥ステーション,14…裁断デバイス,15…
素材ウエブ,16…供給ロール,17…外側の素材ブラ
ンク,18…付与ノズル,19…赤外線放射器,20…
裁断手段,21…裁断縁部,22…補強体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルブレヒト・カイザー ドイツ連邦共和国、32602 フロート、ハ イデ 8 (72)発明者 ミヒャエル・ドレースラー ドイツ連邦共和国、32791 ラーゲ、フォ ルラントベーグ 53 Fターム(参考) 3B154 AB19 AB27 BA49 BA60 BB33 BB39 BB47 BC07 BC16 BD20 BE04 CA29

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補強体(22)を形成する少なくとも1つ
    の物質が、特定の態様で、自由に流動する状態で、補強
    対象の素材に付与される点に特徴を有する、 素材が予め規定された輪郭を有する補強体を備える、外
    側素材等のようなフラットな素材、特に二次元のテキス
    タイル構造体の補強方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの自由に流動する物質
    が、コンピュータ制御の下で素材に付与される点に特徴
    を有する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの物質が、コンピュータ
    制御の付与デバイスによって素材に付与される点に特徴
    を有する請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの自由に流動する物質
    が、素材にプリントされる点に特徴を有する請求項1記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つの自由に流動する物質
    が、素材に噴霧される点に特徴を有する請求項1記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの物質が、素材面上の関
    連ポイントにおいて、想定された輪郭で付与される点に
    特徴を有する請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つの物質が、素材面上の関
    連ポイントにおいて、そのエリア全体に、想定された輪
    郭で付与される点に特徴を有する請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つの物質が、付与デバイス
    (12)に属する少なくとも1つの付与ノズル(18)によ
    って、素材に付与される点に特徴を有する請求項3記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 補強体(22)が、補強対象である素材の
    素材ウエブ(15)に付与される点に特徴を有する請求項
    1記載の方法。
  10. 【請求項10】 補強体(22)が、補強対象である素材
    のブランクに付与される点に特徴を有する請求項1記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 補強体(22)が付与された後、フラッ
    トな素材は、補強されたブランクを形成するために、素
    材ウエブ(15)から裁断される点に特徴を有する請求項
    9記載の方法。
  12. 【請求項12】 少なくとも1つの補強体(22)が、当
    該ブランクのエリア全体に亘って延出する点に特徴を有
    する請求項10記載の方法。
  13. 【請求項13】 複数のブランクが、補強体(22)の輪
    郭に沿って素材ウエブ(22)から裁断され、裁断縁部
    (21)は、それぞれの補強体(22)の縁部の区域に延出
    する点に特徴を有する請求項10記載の方法。
  14. 【請求項14】 それぞれの補強体(22)を素材に付与
    することと、前記素材からブランクを裁断することとの
    間に、補強に用いられた少なくとも1つの物質が乾燥さ
    れる点に特徴を有する請求項10記載の方法。
  15. 【請求項15】 少なくとも1つの補強体(22)が、異
    なる諸特性を有する複数の物質から形成される点に特徴
    を有する請求項1記載の方法。
  16. 【請求項16】 補強体(22)が、異なる諸特性を備え
    る複数の物質から形成される点に特徴を有する、素材が
    予め規定された輪郭を有する補強体を備える、外側素材
    等のようなフラットな素材、特に二次元のテキスタイル
    構造体の補強方法。
  17. 【請求項17】 補強体(22)が、異なる諸特性を有す
    る同一種ではない複数の物質で形成される点に特徴を有
    する請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 少なくとも1つの補強体(22)を形成
    するために使用された物質が、異なる厚さの層で素材に
    付与される点に特徴を有する請求項1または16記載の
    方法。
  19. 【請求項19】 素材を補強するために或るエリアに異
    なる複数の物質が使用される点に特徴を有する請求項1
    または16記載の方法。
  20. 【請求項20】 添加物を備える少なくとも1つの物質
    が用いられる点に特徴を有する請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 物質への添加物は、少なくとも充填材
    で形成される点に特徴を有する請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 多数の補強体(22)が、連続する素材
    ウエブ(15)に付与される点に特徴を有する請求項1ま
    たは16記載の方法。
  23. 【請求項23】 素材ウエブ(15)が、補強体(22)の
    ための付与デバイス(12)を少なくとも越えて周期的に
    案内され、 補強体(22)が付与される間は、素材ウエブ(15)の前
    進移動が中断される点に特徴を有する請求項1または1
    6記載の方法。
  24. 【請求項24】 静止した素材ウエブ(15)にそれぞれ
    の補強体(22)が付与される間、素材ウエブが保持部材
    に固定される点に特徴を有する請求項1または16記載
    の方法。
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