JP2002146630A - 耐久親水性繊維およびこれを用いた不織布 - Google Patents

耐久親水性繊維およびこれを用いた不織布

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JP2002146630A JP2000335151A JP2000335151A JP2002146630A JP 2002146630 A JP2002146630 A JP 2002146630A JP 2000335151 A JP2000335151 A JP 2000335151A JP 2000335151 A JP2000335151 A JP 2000335151A JP 2002146630 A JP2002146630 A JP 2002146630A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で、親水性および親水持続性に優れたサ
ーマルボンド不織布や水流交絡不織布に好適な耐久親水
性繊維であって、ウェットタイプあるいはドライタイプ
のワイパー、ウェットティッシュ、使い捨ておしぼりな
どに好適であり、特に通水性およびドライタッチ性に優
れた紙おむつ、生理用ナプキンなどの表面材に好適な耐
久親水性繊維および不織布を得ることを目的とする。 【解決手段】 鞘成分のポリオレフィン系樹脂に、重合
度(n)が2〜10のポリグリセリンと炭素数8〜22
の飽和もしくは不飽和脂肪酸(Rは飽和もしくは不飽和
炭化水素)とのエステル化合物を含有させ、芯鞘型複合
ノズルを用いて溶融紡糸し、延伸後、繊維表面に親水化
界面活性剤を含有する油剤を付着させることにより、耐
久親水性繊維を得る。前記耐久親水性繊維を20mass%
以上含有する繊維ウェブを熱処理することにより、前記
耐久親水性繊維の鞘成分を溶融させて繊維同士を熱接着
して耐久親水性に優れた不織布を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安価で、親水性お
よび親水持続性に優れた耐久親水性繊維に関するもので
あって、ウェットタイプあるいはドライタイプのワイパ
ー、ウェットティッシュ、使い捨ておしぼりなどに好適
であり、特に通水性およびドライタッチ性に優れた紙お
むつ、生理用ナプキンなどの表面材に好適な耐久親水性
繊維およびこれを用いた不織布に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ワイパー、ウェットティッシ
ュ、あるいは紙おむつ、生理用ナプキン等の表面材など
に主としてポリプロピレン/ポリエチレン、ポリエステ
ル/ポリエチレン等のポリオレフィン系複合繊維を熱処
理し、その低融点成分の融着により繊維同士を熱接着さ
せた不織布が利用されている。しかし、前記不織布は機
械的特性や耐薬品性に優れたものであるが、本質的に疎
水性であるため、様々な不織布への親水性付与方法が検
討されている。例えば、疎水性繊維の繊維表面に親水性
の界面活性剤を付与する方法として、特開平2−169
774号公報には、界面活性剤として、脂肪酸ジエタノ
ールアミド、ポリエーテル変性シリコーン、ソルビタン
脂肪酸エステルなどを使用する方法が提案されている。
また、疎水性繊維に親水化剤を混合する方法として、特
開昭63−49158号公報には、脂肪酸モノグリセラ
イド、脂肪酸ジグリセライド、あるいはポリオキシアル
キレン脂肪酸エステルなどの湿潤剤を含有する繊維から
なる不織布にソルビタンモノオレエートとポリオキシエ
チレンソルビタンモノオレエートの混合物を付着させた
吸収性物品の表面材が提案され、特開平2−22144
8号公報には、炭素数が12以上の脂肪酸モノグリセラ
イドを3〜10重量%と、ポリビニルアルコールもしく
はポリアミドを3〜15重量%含有させた複合繊維から
なる保水性不織布が提案されている。
【0003】また、疎水性繊維を水流交絡処理法を用い
て交絡不織布を形成させる場合、水流をはじきやすく交
絡性に劣るだけでなく、製品自体が疎水性となり製品の
用途が限定されてしまう。そのため、レーヨンやコット
ンなどの親水性繊維を混綿して交絡性を高める方法、不
織布を形成後、親水性界面活性剤を付着させたり、コロ
ナ放電、プラズマ処理、グラフト重合処理などの親水化
処理をする方法が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術には以下のような問題点がある。紙おむつ、生理用
ナプキン等の表面材は直接肌に触れるために、風合い、
触感性、また、体液などの吸収物を迅速に吸収材に到達
させるための吸収性、吸収材に取り込まれた体液などの
吸収物の逆流を防ぐためのドライタッチ性などが要求さ
れているが、特開平2−169774号公報では、数種
類の成分を含有した界面活性剤を使用するため、界面活
性剤の調製、コストがかかる点、表面処理のために、処
理剤が流出しやすく親水性の持続時間が短くなるといっ
た欠点があり、繰り返しの体液吸収性(通液回数)に劣
る。一方、特開昭63−49158号公報では、脂肪酸
モノグリセライド、脂肪酸ジグリセライドなどは樹脂に
混合すると、ブリードしやすく、瞬時に親水性能が消失
するため、繰り返しの体液吸収性(通液回数)に劣り、
特開平2−221448号公報では、脂肪酸モノグリセ
ライドの含有量が3〜10重量%と多いだけでなく、ポ
リビニルアルコールやポリアミドを含有させる必要があ
り、コスト高となる。
【0005】また、水流交絡処理法を用いて交絡不織布
を形成させる場合、レーヨンやコットンなどの親水性繊
維を混綿して交絡性を高める方法では、製品にしたとき
の湿潤強力に劣るだけでなく、コスト高となり、またコ
ロナ放電、プラズマ処理、グラフト重合処理などの親水
化処理をする方法でも、不織布強力の低下、コスト高と
なるため、疎水性繊維に親水性を付与する方法で検討が
なされている。しかしながら、親水性の界面活性剤を付
着させる方法では、1回目の水流処理でほとんどの界面
活性剤が流失してしまい、交絡性が悪く、親水性に劣
り、親水化剤を混合する方法では、脂肪酸モノグリセラ
イド、脂肪酸ジグリセライドなどでは、ブリードしやす
く、瞬時に親水性能が消失するため、交絡性が悪く、親
水性に劣っている。よって、安価で、親水性および親水
持続性に優れた耐久親水性繊維が得られていないのが実
情である。本発明の発明者らは、瞬時に流出されること
がなく、かつモノグリセライドよりも親水効果の大きい
ポリグリセリン脂肪酸エステルを使用することによって
上記問題を解決することができ、本発明に至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の耐久
親水性繊維は、熱可塑性樹脂からなる芯成分と、前記芯
成分よりも融点が20℃以上低い熱可塑性樹脂からなる
鞘成分との2成分で構成された芯鞘型複合繊維であっ
て、前記鞘成分に下記式(化2)で示す重合度(n)が
2〜10のポリグリセリンと炭素数8〜22の飽和もし
くは不飽和脂肪酸(Rは飽和もしくは不飽和炭化水素)
とのエステル化合物を含有させ、前記エステル化合物の
含有量を鞘成分の質量に対して0.5〜2.5mass%と
することにより、ポリグリセリン脂肪酸エステルはモノ
グリセライドよりも親水性に寄与する水酸基が多く、親
水性が高まり、親水化剤の流出が起こらない安定した耐
久親水性繊維を得ることができる。
【化2】 また、前記芯鞘型複合繊維は、芯成分にもエステル化合
物を含有させることができ、エステル化合物の含有量
は、繊維質量に対して0.5〜5mass%であることが好
ましい。
【0007】本発明の芯鞘型複合繊維における鞘成分
は、ポリオレフィン系樹脂であることが、元来疎水性樹
脂に耐久親水性を付与するとともに不織布作製時の熱加
工性に優れ、好ましい。
【0008】前記芯鞘型複合繊維の繊維表面には、親水
性界面活性剤を含有する油剤が繊維質量に対して0.1
〜0.5mass%付着していることが好ましい。また、親
水性界面活性剤は、燐酸エステルアルカリ金属塩を含有
することが好ましく、さらに、油剤は、燐酸エステルア
ルカリ金属塩の他に、親水性親油性バランス(HLB)
が2〜8の範囲である多価アルコール脂肪酸エステルを
含有し、燐酸エステルアルカリ金属塩/多価アルコール
脂肪酸エステルの含有比率が3/7〜7/3の範囲であ
ると、紙おむつ、生理用ナプキン等の表面材に使用した
ときの、風合い、触感性、体液吸収性、ドライタッチ
性、およびその繰り返し性に優れ好ましい。
【0009】本発明の不織布は、前記耐久親水性繊維を
20mass%以上含有する繊維ウェブからなり、複合繊維
の鞘成分により繊維同士が熱接着されていることが好ま
しい。また、前記耐久親水性繊維を20mass%以上含有
する繊維ウェブからなり、繊維同士が三次元的に絡合さ
れていることが好ましい。そして、前記耐久親水性繊維
を50mass%以上含有する繊維ウェブからなり、後述す
る方法により測定される通液回数が6回以上である不織
布を紙おむつ、生理用ナプキン等の表面材に使用する
と、体液吸収性、ドライタッチ性、およびその繰り返し
性に優れており、好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の耐久親水性繊維は、熱可
塑性樹脂からなる芯成分と、前記芯成分よりも融点が2
0℃以上低い熱可塑性樹脂からなる鞘成分との2成分か
ら構成された同心円あるいは偏心の芯鞘型複合繊維の形
態を採る。このとき両成分の融点差が20℃未満である
と、熱接着によって不織布を形成する際に、芯鞘型複合
繊維の芯成分および鞘成分がともに溶融してしまい、風
合いの硬い不織布となるからである。芯成分として使用
される熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリメチルペンテンなどのポリオレフ
ィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ナイロン
66、ナイロン12、ナイロン6などのポリアミド系樹
脂、それらの共重合体、あるいはそれらのエラストマー
系樹脂などを使用することができる。一方、鞘成分とし
てはポリエチレン、エチレン系共重合体、プロピレン系
共重合体、あるいは共重合ポリエステルなどの低融点樹
脂を使用することができる。芯鞘型複合繊維の好ましい
組み合わせとしては、ポリプロピレン/高密度ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート/高密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン/エチレン−プロピレン共重合体な
どが挙げられ、疎水性樹脂同士の組み合わせに採用する
のが効果的であり、特に、鞘成分がポリエチレン、エチ
レン系共重合体、プロピレン系共重合体などのポリオレ
フィン系樹脂であると、不織布作製時の熱加工性に優
れ、好ましい。
【0011】本発明では繊維の親水性効果を高めるため
に、鞘成分には前記式(化2)で示す重合度(n)が2
〜10のポリグリセリンと炭素数が8〜22の飽和もし
くは不飽和脂肪酸(Rは飽和もしくは不飽和炭化水素)
とのエステル化合物が含有される。より好ましくは、重
合度(n)が4〜6のポリグリセリンと炭素数が12〜
18の飽和もしくは不飽和脂肪酸(Rは飽和もしくは不
飽和炭化水素)とのエステル化合物を含有することであ
る。ポリグリセリンの重合度が2未満であると、水酸基
の数が少なく親水性が低下し、重合度が10を越える
と、水溶性が強くなり、繊維の紡糸時の加工性が悪くな
るので好ましくない。また、飽和もしくは不飽和脂肪酸
の炭素数が8未満であると、揮発性を有してしまい、炭
素数が22を超えると、融解しにくくなるからである。
飽和もしくは不飽和炭化水素としては、アルキル基、ア
ルケニル基などが挙げられる。前記エステル化合物を鞘
成分、特に繊維表面近傍に含有させると、親水性の界面
活性剤を繊維表面に付着したものや脂肪酸モノグリセラ
イドなどの親水化剤に比べ、界面活性剤の瞬時の流出や
親水化剤の瞬時のブリードが起こらず、耐久親水性に優
れている。また、鞘成分のみならず、芯成分に前記エス
テル化合物を含有させてもよく、芯成分にも含有させる
と、エステル化合物のブリードが繊維表面方向に起こり
やすく、親水化剤としての作用を十分に発揮し得るから
である。
【0012】また、前記エステル化合物の含有量は、鞘
成分の質量に対して0.5〜2.5mass%とすることが
好ましく、より好ましくは、1〜2mass%である。含有
量が0.5mass%未満であると、繊維の十分な親水性を
期待することができず、2.5mass%を越えると、紡糸
を初めとした工程性が悪化したり、コスト高となって好
ましくない。また、芯成分にも含有させた場合、エステ
ル化合物の含有量は、繊維質量に対して0.5〜5mass
%となるように調整することが好ましい。含有量が0.
5mass%未満であると、繊維の十分な親水性を期待する
ことができず、5mass%を越えると、紡糸を初めとした
工程性が悪化したり、コスト高となって好ましくない。
【0013】前記芯鞘型複合繊維の芯成分/鞘成分の複
合比は、繊維の紡糸性、接着性、加工性などを考慮する
と2/8〜8/2が好ましく、より好ましくは、3/7
〜7/3である。芯成分の複合比が2/8未満である
と、繊維自体に腰がなく、カード通過性に劣り、複合比
が8/2を越えると、鞘成分が少なくなるため、繊維の
熱接着性が低下し、不織布強力が低くなる傾向にあるの
で好ましくない。また、本発明の耐久親水性繊維の繊度
は、0.5〜20dtexが好ましく、例えば、紙おむつ、
生理用ナプキン等の表面材に使用する場合、1〜3dtex
が好ましく、ワイパーやウェットティッシュに使用する
場合であれば、0.5〜10dtexが好ましい。繊度が
0.5dtex未満であると、繊維強度が弱くなり、製造工
程上問題を引き起こしかねない。また、繊度が20dtex
を越えると、不織布となしたときの柔軟性が損なわれる
可能性があり好ましくない。
【0014】そして、本発明の耐久親水性繊維では、繊
維表面に親水性界面活性剤を含有する油剤を繊維質量に
対して0.1〜0.5mass%付着することが好ましい。
油剤付着量が0.1mass%未満であると、親水性効果の
向上が期待できなくなるので好ましくなく、付着量が
0.5mass%を越えると、繊維の開繊が悪くなり、不織
布の加工上悪影響を及ぼす恐れがあるので好ましくな
い。親水性界面活性剤が油剤中に占める割合としては少
なくとも40%であることが好ましい。親水性界面活性
剤が油剤中に占める割合が40%未満であると、十分な
初期親水性が得られないからである。前記エステル化合
物を含有する芯鞘型複合繊維表面に親水性界面活性剤を
含有する油剤を付着させることにより、親水性界面活性
剤がエステル化合物の親水作用によって繊維表面に強固
に保持されるので、親水性界面活性剤の瞬時の流出を抑
制することができ、耐久親水性を飛躍的に向上させるこ
とができる。
【0015】使用される親水性界面活性剤としては、燐
酸エステルアルカリ金属塩、プロピレングリコール、エ
チレングリコールブチルエーテル、ステアリン酸ジエタ
ノールアミド、ポリオキシエチレンベヘニン酸アミドな
どが挙げられる。なかでも燐酸エステルアルカリ金属塩
との組み合わせが好ましく、具体的には、アルキル基あ
るいは脂肪族エーテル基を有する燐酸のモノ、ジ、トリ
エステルアルカリ金属塩であり、例えば、C8〜C18
アルキル燐酸エステルアルカリ金属塩、ジエチルエーテ
ル燐酸エステルアルカリ金属塩などが挙げられ、アルカ
リ金属塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩などが挙
げられる。特に、C10〜C13のアルキル燐酸エステルカ
リウム塩が好ましく用いられる。また、紙おむつ、生理
用ナプキン等の表面材に使用する場合であれば、油剤と
して燐酸エステルアルカリ金属塩以外に、弱撥水性界面
活性剤として親水性親油性バランス(HLB)が2〜8
の範囲である多価アルコール脂肪酸エステルを含有させ
ることが好ましい。多価アルコール脂肪酸エステルとし
ては、ソルビタン脂肪酸エステルが好ましく用いられ
る。ソルビタン脂肪酸エステルは、ソルビタンとC12
18の脂肪酸とのエステルであり、好ましくはオレイン
酸モノエステル、ラウリン酸モノエステルあるいはパル
ミチン酸モノエステルが用いられる。そして、燐酸エス
テルアルカリ金属塩/親水性親油性バランス(HLB)
が2〜8の範囲である多価アルコール脂肪酸エステルの
含有比率は、3/7〜7/3の範囲であることが好まし
い。前記燐酸エステルアルカリ金属塩が少ない(前記多
価アルコール脂肪酸エステルが多い)と、親水性に劣
り、前記燐酸エステルアルカリ金属塩が多い(前記多価
アルコール脂肪酸エステルが少ない)と、ウェットバッ
ク性に劣るからである。
【0016】次いで、本発明の耐久親水性繊維の製造方
法について説明する。まず、鞘成分の熱可塑性樹脂に前
記エステル化合物を含有させる。樹脂に含有させる方法
としては、溶融紡糸時に構成樹脂ペレットとともに押出
機に所定の割合で親水化剤を供給する方法や、公知の混
合装置を用いて混合し、公知の単軸または2軸押出機等
で溶融混合して、あらかじめマスターバッチ化しておく
方法などが挙げられるが、後者の方がエステル化合物が
成分中に均一に分散するので好ましい。
【0017】そして、前記2成分は公知の溶融紡糸機
で、芯鞘型複合ノズルを用いて溶融紡糸される。次い
で、紡糸フィラメント(未延伸糸)は、必要に応じて延
伸される。延伸は、温水、熱風、あるいは熱媒中にて延
伸温度は60〜110℃、延伸倍率は2.0〜8.0倍
の条件で延伸される。得られた延伸フィラメントには、
必要に応じて、捲縮付与装置で捲縮数12〜16山/2
5mm、捲縮率は8〜15%程度の範囲で捲縮を与え、所
定の長さに切断される。このとき、前記親水化界面活性
剤を含有する油剤は、溶融紡糸後、あるいは延伸後に繊
維表面に付与させることが好ましい。繊維表面への親水
性界面活性剤の付着方法には特に限定はなく、例えば、
公知のスプレー法、含浸法、ロールタッチ法などで付着
させることができる。
【0018】上記のとおり得られた耐久親水性繊維は、
公知の繊維集合物、例えば、織編物、ネット状物、不織
布などに加工されて使用される。特に、不織布として
は、構成される繊維ウェブの形態は特に限定されず、ス
テープル繊維を使用したパラレルウェブ、セミランダム
ウェブ、クロスウェブ、短繊維を使用した湿式抄紙ウェ
ブ、エアレイウェブ、あるいは長繊維からなるスパンボ
ンドウェブなど公知の方法で繊維ウェブを形成すること
ができる。柔軟性、風合いを重視する場合であればステ
ープル繊維を使用した繊維ウェブを使用することが好ま
しい。
【0019】また、不織布の加工方法においても特に限
定されず、熱風貫通法、熱エンボス法などからなるサー
マルボンド法、あるいはニードルパンチ法、水流交絡処
理法等の機械的交絡法など公知の方法をとることができ
る。前記サーマルボンド不織布を採用する場合、本発明
の耐久親水性繊維を20mass%以上含有する繊維ウェブ
からなり、複合繊維の鞘成分により繊維同士が熱接着さ
れていることが好ましい。ここでいう「複合繊維の鞘成
分により繊維同士が熱接着されている」とは、複合繊維
の鞘成分が軟化または溶融して繊維同士を固着したこと
を指し、熱エンボスなどの熱圧着法であれば、複合繊維
の鞘成分の軟化点以上で、かつ芯成分の融点未満の温度
で熱処理するとよく、熱風貫通法などの非接触熱処理法
であれば、鞘成分の融点以上で、かつ芯成分の融点未満
の温度で熱処理するとよい。また、耐久親水性繊維の含
有量は、20mass%以上であることが好ましく、含有量
が少ないと、本発明の耐久親水性繊維の耐久親水性およ
び熱接着性などの機能が十分に発揮されないからであ
る。
【0020】また、本発明においては、水流交絡処理法
を採用することも好ましく、本発明の耐久親水性繊維を
20mass%以上含有する繊維ウェブからなり、繊維同士
を三次元的に絡合させるとともに、複合繊維の鞘成分に
より熱接着させることがより好ましい。水流交絡処理法
の条件としては、最終的に得ようとする不織布の目付や
柔軟性、機能性、あるいは開孔部を形成させるのであれ
ば開孔形成性などに応じて設定すればよく、例えば、通
常の繊維を交絡させるのであれば、孔径0.05〜0.
5mmのオリフィスが0.5〜1.5mmの間隔で設けられ
たノズルから、水圧1〜20MPaの柱状水流を不織布の
片面または両面にそれぞれ1〜8回ずつ噴射するとよ
い。本発明の耐久親水性繊維を用いれば、上記条件下に
おいても、最終製品として親水性能を維持することがで
きるだけでなく、水流を噴射させている間も常に繊維自
身が水分を含有し、繊維ウェブが湿潤しているので、水
流のエネルギーが効率的に繊維ウェブの交絡に寄与し、
地合の乱れもなく、強力の高い不織布が得られる。ま
た、上記交絡不織布における耐久親水性繊維の含有量
は、20mass%以上であることが好ましく、含有量が少
ないと、耐久親水性および交絡性などが十分に発揮され
ないからである。
【0021】本発明の耐久親水性繊維を用いた不織布
は、前記耐久親水性繊維以外の繊維を含有することがで
きる。繊維の種類には特に限定はなく、コットン、シル
ク、ウールなどの天然繊維、レーヨンなどの再生繊維、
ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン系
繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレートなどのポリエステル系繊維、ナイロン6、ナ
イロン66などのポリアミド系繊維などを使用すること
ができる。この場合これらの繊維は一種類あるいは二種
以上使用することができる。
【0022】例えば、前記不織布を吸収性物品の表面材
として使用する場合であれば、耐久親水性繊維単独、あ
るいは他の繊維とをカード法、エアレイ法等により所望
目付の繊維ウェブとなるように混合または積層したあ
と、必要により水流交絡処理を施し、サーマルボンド法
で熱接着処理を施して、熱接着不織布とするとよい。こ
のとき、耐久親水性繊維を50mass%以上含有する繊維
ウェブからなり、特開平9−322911号公報に記載
される方法に準じた後述する方法により測定される通液
回数が6回以上である不織布であることが好ましい。通
液回数が5回未満であると、十分な耐久親水性が得られ
ず、体液等の吸収物を迅速に吸収体に到達させることが
できず好ましくない。
【0023】また、本発明の不織布の目付は、特に限定
されるものではなく、例えば、衛生材料の表面材に用い
る場合、20〜30g/m2程度とすることが好ましい。
【0024】
【実施例】以下、本発明について実施例にてさらに詳し
く説明する。また得られた不織布の厚み、通液回数およ
びドライタッチ性は、下記のようにして測定した。
【0025】[厚み]厚み測定機(商品名;THICKNESS
GAUGEモデルCR-60A (株)大栄科学精器制作所製)
を用い、試料1cm2あたり3gの加重を加えた状態で測定
した。
【0026】[通液回数]特開平9−322911号公
報に準じ、不織布を60mm×60mmの寸法に切り出し、
トーヨーNo.2濾紙を前記不織布の上に重ねて試料と
し、前記試料を一対の通液用ガラス器具(高さ75mm、
内径36mm、肉厚3mmの円筒状のもの)の間にシリコン
パッキングを介して挟持させ固定する。そして、上部の
通液用ガラス器具に40mlのイオン交換水を注入し、前
記イオン交換水の通液量が20mlに達したときの時間T
(sec)を測定する。その後前記不織布を取り出し、二
枚の濾紙の間に挟み込み、その上に質量1kgのおもりを
置き一分間放置する。これを1サイクルとして、20ml
の通液時間Tが180secに達するまで上記の測定を繰
り返したサイクル数を通液回数とした。
【0027】[ドライタッチ性]不織布を机の上に設置
し、その不織布上に水を10ml垂らし、そのときのドラ
イタッチ性を下記の3段階で評価した。評価はモニター
6人で行い、各人がそれぞれ評価した等級の最多数をそ
の等級とした。 3等級:さらっとしていてドライタッチ性が良好であっ
た。 2等級:中間 1等級:べたつき感があってドライタッチ性に劣るもの
であった。
【0028】[実施例1]融点168℃(JIS−K−
7122(DSC法)に準じて測定)、MFR30(A
STM−D−1238、230℃、21.2N)のポリ
プロピレン樹脂(商品名:SA03B、日本ポリケム
(株)製)を芯成分とし、融点138℃、MFR20の
ポリエチレン樹脂(商品名:HE482、日本ポリケム
(株)製)を鞘成分とし、前記鞘成分に前記式(化2)
で示す重合度4のポリグリセリンとオレイン酸(炭素数
17の不飽和脂肪酸)とのエステル化合物を8mass%含
有するマスターバッチを10mass%混合し、複合比(芯
成分/鞘成分)を4/6とし、引取速度500m/分で
溶融紡糸し、上記エステル化合物が鞘成分の質量に対し
て0.8mass%含有する芯鞘型複合未延伸糸を得た。次
いで、上記で得た芯鞘型複合繊維の未延伸糸を延伸温度
95℃、延伸倍率3倍で延伸し、親水性界面活性剤とし
てラウリルリン酸エステルカリウム塩を55mass%、弱
撥水性界面活性剤としてHLBが6であるソルビタンモ
ノオレートを27mass%、およびHLBが3であるソル
ビタンモノステアレートを18mass%とを含有する油剤
(燐酸エステルアルカリ金属塩/多価アルコール脂肪酸
エステルの含有比率:55/45)を繊維表面に付着さ
せた後に、クリンパーロールにて捲縮を付与した後、カ
ッターにて繊維長51mmに切断した。以上のようにして
作製された耐久親水性繊維は、繊維繊度が2.2dtex、
捲縮率が12%、油剤付着量が繊維質量に対して0.3
5mass%であった。
【0029】上記で得られた耐久親水性繊維を用い、パ
ラレルカードにて目付30g/m2の繊維ウェブをし、熱風
貫通型加工機を用いて、熱処理温度140℃で耐久親水
性繊維の鞘成分を溶融して、繊維ウェブの繊維同士を熱
接着させて、熱接着不織布を得た。
【0030】[実施例2]実施例1のエステル化合物を
鞘成分の質量に対して1.6mass%とした以外は、実施
例1と同様の方法で、耐久親水性繊維および熱接着不織
布を得た。
【0031】[実施例3]実施例1のエステル化合物を
鞘成分および芯成分のそれぞれに対して0.8mass%
(繊維質量に対して0.8mass%)とした以外は、実施
例1と同様の方法で、耐久親水性繊維および熱接着不織
布を得た。
【0032】[実施例4]親水性界面活性剤としてステ
アリン酸ジエタノールアミドを30mass%、プロピレン
オキシド/エチレンオキシド変性シリコンを20mass%
などを含有する油剤を繊維表面に繊維質量に対して0.
35mass%付着させた以外は、実施例1と同様の方法
で、耐久親水性繊維および熱接着不織布を得た。
【0033】[実施例5]実施例1の耐久親水性繊維を
用い、パラレルカードにて目付30g/m2の繊維ウェブを
し、次に、前記カードウェブを孔径0.12mmのオリフ
ィスが1.0mm間隔で設けられているノズルを用いてカ
ードウェブの表面に柱状水流を水圧3Mpaで一回、5Mpa
で二回、同じく裏面に水圧5Mpaで二回噴射させて、前
記ウェブを三次元的に交絡させた後、熱風貫通型加工機
を用いて、熱処理温度140℃で、乾燥と同時に耐久親
水性繊維の鞘成分を溶融して、繊維ウェブの繊維同士を
熱接着させて、熱接着不織布を得た。
【0034】[比較例1]エステル化合物を含有させな
かった芯鞘型複合繊維を用いた以外は、実施例1と同様
の方法で、芯鞘型複合繊維および熱接着不織布を得た。
【0035】[比較例2]比較例1の芯鞘型複合繊維を
用いた以外は、実施例5と同様の方法で、芯鞘型複合繊
維および熱接着不織布を得た。
【0036】[比較例3]実施例3の油剤を用い、エス
テル化合物を含有させなかった芯鞘型複合繊維を用いた
以外は、実施例5と同様の方法で、芯鞘型複合繊維およ
び熱接着不織布を得た。
【0037】[比較例4]親水化剤として、下記式(化
3)で示すRが炭素数6のアルキル基を有するモノグリ
セリン脂肪酸エステルを使用した以外は、実施例1と同
様の方法で、芯鞘型複合繊維および熱接着不織布を得
た。
【化3】
【0038】[比較例5]比較例4の芯鞘型複合繊維を
用いた以外は、実施例5と同様の方法で、芯鞘型複合繊
維および熱接着不織布を得た。上記実施例1〜5および
比較例1〜5の物性等を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】表1に示すとおり、実施例1〜5の不織布
の通液回数およびドライタッチ性に優れた不織布である
のに対し、比較例1、比較例4の不織布では、前記エス
テル化合物を含有しないため、通液回数が1回であり耐
久親水性に劣っていた。また、比較例2、3、5の不織
布では、水流交絡処理がなされているため、繊維表面に
付着させた油剤が脱落し、親水性がほとんどなくなって
いた。
【0041】
【発明の効果】本発明の耐久親水性繊維は、前記式(化
2)に示す重合度(n)が2〜10のポリグリセリンと
炭素数8〜22の飽和もしくは不飽和脂肪酸(R)との
エステル化合物を鞘成分に所定量含有させることによ
り、界面活性剤の瞬時の流出や親水化剤の瞬時のブリー
ドが起こらず、耐久親水性に優れている。また、前記エ
ステル化合物を含有する芯鞘型複合繊維表面に親水性界
面活性剤を含有する油剤を付着させることにより、親水
性界面活性剤がエステル化合物の親水作用によって繊維
表面に強固に保持されるので、親水性界面活性剤の瞬時
の流出を抑制することができ、耐久親水性を飛躍的に向
上させることができる。本発明の耐久親水性繊維および
不織布は、ウェットタイプあるいはドライタイプのワイ
パー、ウェットティッシュ、使い捨ておしぼりなどに好
適であり、特に通水性およびドライタッチ性に優れた紙
おむつ、生理用ナプキンなどの表面材に好適である。
フロントページの続き (72)発明者 和気坂 弘二 兵庫県加古郡播磨町古宮877番地 ダイワ ボウポリテック株式会社播磨研究所内 Fターム(参考) 4L041 BA02 BA05 BA21 BC01 BD11 CA36 CA38 DD01 DD05 DD18 4L047 AA14 AA21 AA27 AB02 BA08 CB07 CC05 CC16

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂からなる芯成分と、前記芯
    成分よりも融点が20℃以上低い熱可塑性樹脂からなる
    鞘成分との2成分で構成された芯鞘型複合繊維であっ
    て、前記鞘成分が下記式(化1)で示す重合度(n)2
    〜10のポリグリセリンと炭素数8〜22の飽和もしく
    は不飽和脂肪酸(Rは飽和もしくは不飽和炭化水素)と
    のエステル化合物を含有し、前記エステル化合物の含有
    量が鞘成分の質量に対して0.5〜2.5mass%である
    ことを特徴とする耐久親水性繊維。 【化1】
  2. 【請求項2】 芯鞘型複合繊維が芯成分にエステル化合
    物を含有し、エステル化合物の含有量が繊維質量に対し
    て0.5〜5mass%である請求項1記載の耐久親水性繊
    維。
  3. 【請求項3】 芯鞘型複合繊維における鞘成分がポリオ
    レフィン系樹脂である請求項1または2に記載の耐久親
    水性繊維。
  4. 【請求項4】 芯鞘型複合繊維の繊維表面に親水性界面
    活性剤を含有する油剤が繊維質量に対して0.1〜0.
    5mass%付着している請求項1〜3のいずれかに記載の
    耐久親水性繊維。
  5. 【請求項5】 親水性界面活性剤が燐酸エステルアルカ
    リ金属塩を含有する請求項4記載の耐久親水性繊維。
  6. 【請求項6】 油剤が燐酸エステルアルカリ金属塩およ
    び親水性親油性バランス(HLB)が2〜8の範囲であ
    る多価アルコール脂肪酸エステルを含有し、燐酸エステ
    ルアルカリ金属塩/多価アルコール脂肪酸エステルの含
    有比率が3/7〜7/3の範囲である請求項4または5
    に記載の耐久親水性繊維。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の耐久親
    水性繊維を20mass%以上含有する繊維ウェブからな
    り、前記耐久親水性繊維の鞘成分により繊維同士が熱接
    着されていることを特徴とする不織布。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載の耐久親
    水性繊維を20mass%以上含有する繊維ウェブからな
    り、繊維同士が三次元的に絡合されていることを特徴と
    する不織布。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6のいずれかに記載の耐久親
    水性繊維を50mass%以上含有する繊維ウェブからな
    り、下記に示す方法により測定される通液回数が6回以
    上であることを特徴とする不織布。 (通液回数)不織布を60mm×60mmの寸法に切り出
    し、トーヨーNo.2濾紙を前記不織布の上に重ねて試
    料とし、前記試料を一対の通液用ガラス器具(高さ75
    mm、内径36mm、肉厚3mmの円筒状のもの)の間にシリ
    コンパッキングを介して挟持させ固定する。そして、上
    部の通液用ガラス器具に40mlのイオン交換水を注入
    し、前記イオン交換水の通液量が20mlに達したときの
    時間T(sec)を測定する。その後前記不織布を取り出
    し、二枚の濾紙の間に挟み込み、その上に質量1kgのお
    もりを置き一分間放置する。これを1サイクルとして、
    20mlの通液時間Tが180secに達するまで上記の測
    定を繰り返したサイクル数を通液回数とした。
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