JP2002146427A - サブランスの地金除去装置 - Google Patents

サブランスの地金除去装置

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JP2002146427A JP2000344170A JP2000344170A JP2002146427A JP 2002146427 A JP2002146427 A JP 2002146427A JP 2000344170 A JP2000344170 A JP 2000344170A JP 2000344170 A JP2000344170 A JP 2000344170A JP 2002146427 A JP2002146427 A JP 2002146427A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブランス側面に強固に付着した地金であっ
ても円滑に除去することを可能にするサブランスの地金
除去装置を提供する。 【解決手段】 金属浴に向けて下降しかつ上昇するサブ
ランス1から、側面に付着した地金を除去するために、
分割型の複数のスクレーパ片11を設けた。そのスクレ
ーパ片11は、サブランス1が上昇するとき、サブラン
ス1の側面から地金を掻き落とすべく、一定の高さで、
かつ、弾性力に基づいて側方(サブランス1の周囲)へ
変位可能な状態で、サブランス1の側面を囲むものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】請求項に係る発明は、サブラ
ンスから地金を除去するための装置に関するものであ
る。なお、サブランスは、転炉などに保持された金属浴
について温度や化学成分等を測定する手段であって、金
属浴に接近したときその側面に地金が付着しやすい。
【0002】
【従来の技術】転炉において溶鋼を精錬する際には、溶
鋼の温度や化学成分(とくに炭素量)を測定するために
サブランスが使用される。サブランスは、熱電対や試料
採取部を有するプローブが、昇降の可能なサブランス本
体の先端に装着されてなるものである。サブランス本体
とともにプローブが下降して溶鋼中に浸漬され、その浸
漬中に溶鋼温度等の測定およびサンプリングを行う。測
定が終わるとサブランスは上方に引き上げられ、使用ず
みプローブが取り外されて新たなプローブが装着され
る。
【0003】図6(a)は、特許第2941737号の
公報に掲載された、従来の一般的なサブランスと転炉と
の配置を示す側面図である。サブランス1’は、柱6’
に固定された部材4’に沿って下降させられることによ
り、転炉40’の排ガス用フード41’に設けられたゲ
ート(挿入口)43’から炉内に差し入れられ、また逆
に引き上げられる。図中の符号4a’は、そのようなサ
ブランス1’の昇降を案内するガイドローラである。炉
内に入ったとき、サブランス本体1a’の下端部に装着
されたプローブ1c’が溶鋼中に浸漬されて上記のよう
に溶鋼温度等の測定を行う。
【0004】転炉においては、溶鋼中に精錬用酸素を吹
き込む吹錬の過程でサブランスが使用されることなどか
ら、サブランスには溶鋼やスラグが地金となって付着し
やすい。サブランス本体に地金が付着すると、その昇降
が円滑に行えなくなるほか、下端部へのプローブの装着
も難しくなる。昇降が円滑でなくなるのは、サブランス
の昇降がローラ(図6(a)中の符号4a’)等のガイ
ド手段によって案内されるからである。地金が付着する
とサブランスがガイド手段に引っ掛かり、スムーズな昇
降を妨げられるのである。また、プローブの装着が難し
くなるのは、サブランス本体の下端部にはプローブの熱
電対等と接続されるコネクタ部分があるためである。そ
の付近に地金が付着すると、プローブの取り付けが困難
になったり、接点不良となってプローブからの信号が伝
えられなくなったりする。
【0005】図6(a)のサブランス1’では、そのよ
うに付着する地金を除去するため、図6(b)に示すよ
うにガイドローラ4a’を開閉可能なものに構成してい
る。すなわち、サブランス1’の側面を囲み得るように
レバー4b’の先に設けた一対のガイドローラ4a’
を、そのレバー4b’の基部に取り付けたエアシリンダ
4c’によって開閉するように動作させ、その動作によ
りガイドローラ4a’をサブランス本体1a’の側面に
打ち付けてサブランス1’に振動を加える。サブランス
本体1a’の側面に付着しようとする地金(凝固前のも
の)の多くを、振動の作用で払い落とすのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6に示す従来の手段
では、適切なタイミングで十分な振動をサブランスに与
えることができれば望ましい効果が得られるものの、一
旦サブランスに付着した地金が凝固してしまうと、それ
を除去することが難しい。すなわち、サブランスの表面
で地金が固化してしまうと、振動を与える程度ではその
地金が剥がれないほか、丸くて角のない回転自在なガイ
ドローラをいかに強くサブランスに押し付けても、その
側面から地金を掻き落とすことは不可能である。
【0007】したがって、サブランス側面に一旦地金が
付着・固化してしまうと、引き上げたサブランスに作業
員が近づいて手作業によりその地金を除去する以外にな
くなる。そのようにして除去するのは作業員の負担を重
くするうえ、生産能率およびコストでの面でも少なくな
い不利をもたらす。なお、このような課題は、サブラン
スを転炉で使用する場合のみではなく、金属浴を有する
炉(金属浴炉。たとえば溶融還元炉や電気炉)内にサブ
ランスを挿入して使用する場合に一般的に生じるもので
ある。
【0008】請求項の発明は、こうした課題を解決すべ
く、サブランス側面に強固に付着した地金であっても円
滑に除去することを可能にするサブランスの地金除去装
置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載したサブ
ランスの地金除去装置は、金属浴に向けて下降しかつ上
昇するサブランスから、側面に付着した地金を除去する
ために、下記のような分割型の複数のスクレーパ片を設
けたことを特徴とする。すなわちそのスクレーパ片は、
サブランスが上昇するとき、サブランスの側面から地金
を掻き落とすべく、一定の高さで、かつ、弾性力に基づ
いて側方(サブランスの周囲)へ変位可能な状態で、サ
ブランスの側面を囲むものである。なお、スクレーパ片
とは、その名が示すように地金を掻き取る(または剥ぎ
取る)作用をなすもので、掻くための角(カド)になっ
た部分を端部に備えるなどする部品である。
【0010】前述したようにサブランスは、下降するこ
とにより下端部のプローブを金属浴中に浸漬して溶鋼温
度等の測定を行い、その後、プローブとともに上方に引
き上げられる。下降した際には金属浴の飛沫等を浴び、
サブランス本体の側面にも地金が付着していることが多
い。この地金除去装置は、そのような状態で引き上げら
れるサブランス本体の側面上から、上記のスクレーパ片
によって地金を掻き取る作用をなす。
【0011】すなわち、サブランスが引き上げられると
き本装置は、分割型の複数のスクレーパ片を、サブラン
スの側面を囲む一定高さの位置に置く。付着した地金
は、サブランスの側面から盛り上がった状態にあり、引
き上げられるサブランスとともに上昇するので、上記の
ように一定の高さでサブランス側面を囲んでいるスクレ
ーパ片に接触して掻き落とされる。スクレーパ片がサブ
ランス側面に密着しておれば地金は剥離しやすいが、サ
ブランス側面との間に僅か(たとえば数mm)の隙間を
おいてスクレーパ片がある場合にも、その隙間相当以上
の厚みをもつ地金はスクレーパ片に接触するので、地金
のうち厚い部分およびそれらと一体的な部分がサブラン
ス側面から引き剥がされる。また、複数のスクレーパ片
のうち隣接する各片の間に多少の間隔がある場合でも、
スクレーパ片に接触して掻き取られる部分の地金ととも
に、その隙間の部分に位置する地金も引き剥がされやす
い。なお、地金を除去する必要のないとき(サブランス
を下降させるとき等)には、スクレーパ片を引き離して
サブランスを囲まない状態にするとよい。
【0012】サブランスの側面を囲むときのスクレーパ
片が、弾性力に基づいて側方へ変位可能な状態となるこ
とから、この地金除去装置にはつぎのような作用もあ
る。すなわち、サブランス本体の形状(直線度)や位置
がそれまでのものと相違することになっても、スクレー
パ片によりサブランスの昇降が妨げられることがない。
サブランス本体は、高温度の金属浴に接近することから
熱変形を起こして直線度が低下することがしばしばあ
り、また、昇降時の水平位置(炉体フード等との相対位
置)も定期メンテナンスのたびに変化しやすい。もしス
クレーパ片が側方への変位ができない状態に配置されて
いるなら、サブランス本体が僅かでも上記のように形状
的または位置的変化を起こした場合、スクレーパ片の配
置箇所によっては、サブランス本体とスクレーパ片とが
強く接触し合う結果、サブランスの昇降が不可能になる
恐れがある。しかしこの地金除去装置においては、上記
のとおり弾性力に基づいてスクレーパ片が側方へ変位可
能であるため、形状的または位置的変化が小さい範囲で
はそのような不都合が生じない。
【0013】請求項2に記載したサブランスの地金除去
装置はとくに、各スクレーパ片を、サブランスの側面を
囲む位置とその側面より離れた位置との間で移動し得る
ように、エアシリンダを動作手段とする支持機構を介し
て支持させたことを特徴とする。
【0014】請求項に記載したように弾性力に基づいて
側方へ変位可能な状態にスクレーパ片を配置するために
は、各スクレーパ片をバネ(スプリング)などの弾性体
によって支持させるのもよい。しかし、エアシリンダを
動作手段とする上記のような支持機構を介して各スクレ
ーパ片を支持させる場合にも、当該シリンダ内の空気が
有する弾性(圧縮性および膨張性)に基づいて、そのよ
うに側方へ変位可能な状態にスクレーパ片を配置でき
る。
【0015】エアシリンダを含む支持機構を採用する場
合には、さらにつぎのような作用もある。すなわち、エ
アシリンダにより、サブランスの側面を囲む位置とその
側面より離れた位置との間で各スクレーパ片を移動でき
るため、まず、サブランスを下降させるとき等にサブラ
ンス側面よりスクレーパ片を引き離しておくことが容易
である。また、そのように引き離したり、再びサブラン
ス側面を囲む位置に引き寄せたりすることをスピーディ
に行うことにより、スクレーパ片をサブランスの側面上
に打ち付けることも可能である。スクレーパ片をこうし
てサブランスに打ち付ければ、それによる衝撃によって
も地金を除去することができる。
【0016】請求項3に記載の地金除去装置はとくに、
各スクレーパ片を、同片に上向きまたは外向き(サブラ
ンスの側面から離れる向き)の一定以上の大きさの外力
が作用したとき破損する部材(シャーピンなど)を介し
て支持させたことを特徴とする。
【0017】発明の装置による地金の除去は、上述のよ
うに、上昇するサブランス側面上の地金を一定高さのス
クレーパ片にて掻き落とすことにより行う。したがっ
て、何らかの事情で地金の付着状態が特別に強固であっ
た場合、掻き落としが円滑に行われないばかりか、サブ
ランスが上昇不能になったり、サブランスの昇降装置か
地金除去装置のどこかが破壊されたりすることも考えら
れる。
【0018】しかし、この請求項の装置では、地金の付
着状態等に起因してその掻き落としができない場合、装
置内の特定の部材のみが破損して、サブランスの上昇が
不能になったりそのための昇降装置が故障したりするこ
とを防止する。各スクレーパ片を、上記のように、一定
以上の大きさの外力が作用したとき破損する部材を介し
て支持させているからである。つまり、サブランスが上
昇する際、その側面上に特別強固に付着した地金と接触
してスクレーパ片が上向きまたは外向きの大きな外力を
受けた場合、当該部材が破損してスクレーパ片の支持を
解く(自由に近い状態にする)ことにより、サブランス
の円滑な上昇を可能にするのである。
【0019】その後は、掻き落としのできなかった地金
を手作業等によって除去するとともにスクレーパ片の支
持状態を復旧する必要があるが、破損する上記の部材を
交換可能に配置しておくことにより当該復旧作業は極め
て容易にすることが可能である。破損する個所が決まっ
ているために、地金除去装置やサブランスの昇降装置の
うちどこが破損したのかをさがす必要がない点でも、復
旧作業は短時間に容易に行える。
【0020】請求項4に記載の地金除去装置はとくに、
各スクレーパ片を、サブランスの下降・上昇を案内する
ガイド手段(たとえばガイドローラを含むもの)に取り
付けたことを特徴とする。
【0021】地金除去装置におけるスクレーパ片は、サ
ブランスが上昇する際、サブランス本体(のうちとくに
地金の付着しやすい下端部付近)が通過する高さで、サ
ブランスを正しく囲む水平位置に配置されることにより
上述の作用をなすことができる。この請求項に係る装置
のように各スクレーパ片をガイド手段に取り付けるな
ら、サブランスと同心であってそれを正しく囲む好まし
い水平位置にスクレーパ片をおきやすいというメリット
がある。つまり、同じガイド手段に、サブランスを案内
させるとともに各スクレーパ片を取り付けているので、
サブランスが変形していない限りは、サブランスと各ス
クレーパ片との水平位置を合わせやすい。したがって、
サブランスの軸心を中心とする好ましい位置に各スクレ
ーパ片を配置してサブランスの側面を囲ませ、地金の除
去を円滑に行うことができる。
【0022】請求項5に記載の地金除去装置は、請求項
1〜3の装置においてとくに、各スクレーパ片を、金属
浴の上部を覆うフードまたはダクト上のサブランス用ゲ
ート(挿入口)に、水平位置の調整手段を介して取り付
けたことを特徴とする。当該調整手段は、サブランスの
昇降中を含めてスクレーパ片の水平位置を常に自動調整
できるものがよいが、事前の試運転等の際にその位置を
手動調整できるものであってもよい。
【0023】各スクレーパ片をこのようにサブランス用
ゲートに取り付けるなら、掻き取った地金が同ゲートの
内側に入り、フードやダクトの外側に飛散・落下するこ
とがない。そのため、工場内の環境面で好ましく、他の
設備や作業に支障が及ばないほか、地金の再利用を通じ
て省資源化をはかれることにもなる。
【0024】この装置では、サブランスを案内するガイ
ド手段とは別にスクレーパ片を設けているので、サブラ
ンスとスクレーパ片との水平位置を合わせることが容易
ではない。また、スクレーパ片を取り付けるサブランス
用ゲートの位置は、フードやダクトの補修にともなって
変化することがある。水平位置が変更可能なサブランス
においては、昇降時のその位置が常に一定であるとも限
らない。そのためこの装置では、昇降するサブランスの
軸心位置とその側面を囲む複数のスクレーパ片の中心と
が大きくずれて、サブランスの昇降が妨げられたり地金
の除去が円滑でなくなったりする可能性がある。
【0025】しかしながらこの装置では、サブランスと
スクレーパ片の水平位置が大きくずれた場合にも、上記
のような不都合が生じない。両者間のずれに応じ、水平
位置の調整手段によってスクレーパの位置がサブランス
の軸心位置に合わせられるからである。両者間の大きな
ずれはフードやダクトの耐火壁の補修など定期的なメン
テナンスの際に生じるので、上記の調整手段は、スクレ
ーパ片の水平位置を常に自動調整するものでなくとも、
特定の時期にその位置を手動調整できるものであっても
足りる。なお、両者間のずれが小さい場合には、前記し
たように弾性力に基づいてスクレーパ片が側方へ変位す
ることにより、サブランスの昇降ができないという不都
合は少なくとも回避される。
【0026】
【発明の実施の形態】図1〜図5に、発明の実施に関す
る一形態を示す。図1〜図3のそれぞれは、地金除去装
置10を示す正面図、側面図および平面図である。ま
た、図4・図5のそれぞれは、金属浴炉の一つである転
炉40とともにサブランス1の全体を示す側面図および
正面図である。
【0027】図4および図5に示すように、サブランス
1は転炉40の上方に鉛直に配置されている。サブラン
ス1の本体1aは、上部においてキャリッジ2aに支持
されている。巻上げ式の昇降手段2の作用でそのキャリ
ッジ2aがガイド手段4に沿って上下へ往復移動するに
ともない、サブランス本体1aが昇降する。ガイド手段
4の下部には、サブランス本体1aの下寄りの部分に接
するように一対のガイドローラ4aが配置されていて
(図1を参照)、それらがサブランス本体1aの揺れを
防止しながらその昇降を案内する。それら一対のガイド
ローラ4aは鼓形をしていて両側からサブランス本体1
aをはさみ(図1、図2を参照)、それぞれ軸心を中心
にして自在に回転する。なお、図4・図5中の符号3は
サブランス1のための支持梁、符号6は転炉工場の建家
である。
【0028】サブランス本体1aの下端部には、転炉4
0内の溶鋼について測温とサンプル採取等を行うための
プローブ1cが装着される。上記のようにサブランス本
体1aが昇降するのにともなって、そのプローブ1cの
先端は炉内の溶鋼中に浸漬され、かつ再び引き上げられ
る。プローブ1cによる計測信号は、サブランス本体1
aのコネクタ1b(図1を参照)から本体1a内の信号
線を経てケーブル2cを通って外部に送られる。プロー
ブ1cは、溶鋼中に一度浸漬されるたびに取り外されて
回収され、代わって新しいプローブ1cが装着される。
プローブ1cの装着と信号線の連結を確実に行うために
はコネクタ1b(図1)に地金が浸入するのを防止する
必要があることから、サブランス本体1aの内部よりコ
ネクタ1bの周囲に向けて窒素ガスを吹き出させてい
る。そのガスは、上記のケーブル2cと同様に配置した
ホースを通してサブランス本体1aへ供給し、サブラン
ス本体1aの内部をその下端のコネクタ1bにまで下向
きに送っている。サブランス本体1aに対するプローブ
1cの着脱は、図5に示す着脱装置5によって行い、使
用済み(サンプルを有する)のプローブ1cは回収用の
シュート5bに投入する。
【0029】転炉40の炉口にかぶせられたフード41
の上部には、サブランス挿通用のゲート43が形成され
ていて図5の開閉手段44にて開閉するようになってお
り、上記したサブランス1の昇降は、そのゲート43を
通して行っている。ゲート43の上端開口部の内側には
窒素ガスを炉内に向けて斜め下方へ吹き込むようにガス
ノズルを設けているため、当該開口を開いたときにも炉
内のガスが漏れ出ることがない。なお、図4のように、
転炉40の上方にはサブランス1と平行して溶鋼精錬用
の酸素ランス(主ランス)50があり、これも、図示し
ない昇降手段により、フード41上のゲート42を通し
て同様に炉内に挿入される。
【0030】上記のようなサブランス1については、転
炉40内への挿入時に付着した地金をその本体1aの側
面から除去する目的で、地金除去装置10を付設してい
る。同装置10は、サブランス本体1aが上昇するとき
後述のスクレーパ片11をサブランス本体1aの側面に
添わせることにより、当該側面上の地金を掻き落として
除去するものである。図4および図5のようにガイド手
段4の下端部付近に取り付けたその装置10は、図1〜
図3および下記a)〜d)に示すとおり構成している。
【0031】a) 地金除去装置10は、図3(a)のよ
うに、サブランス本体1aの側面を囲み得る一対の半円
筒部材を中心に形成したスクレーパ片11と、その支持
機構20とを主要部分として構成している。スクレーパ
片11である半円筒部材は、内面の半径がサブランス本
体1aの側面の半径とほぼ一致するサイズの炭素鋼鋼管
を長手方向にほぼ2分割(半割れ)することにより形成
している。下端部の内側には、サブランス本体1aの側
面上の地金を掻き取る(スクレープ)するのに好ましい
カドの部分が設けてある。
【0032】b) 支持機構20は、上記のような一対の
スクレーパ片11を、サブランス本体1aの側面を囲む
閉じた位置と当該側面から離れた開いた位置(図3中の
仮想線の位置)との間で移動させ得るように支持するも
ので、つぎのような部品により構成している。すなわ
ち、図1のようにスクレーパ片11を下部に取り付けた
一対の縦向きのアーム21と、図3(a)のように各ア
ーム21を先端部に有するとともにそれぞれ縦向きの支
軸22aを中心に水平に揺動し得る一対のレバー22、
各レバー22と一体に揺動する小レバー23、支持機構
20を駆動する動作手段であるエアシリンダ25、エア
シリンダ25による変位をレバー23の変位にするため
の連結ロッド25aおよび連結リンク24−などであ
る。エアシリンダ25を伸ばして連結ロッド25aを図
3(a)の下向きに変位させると、レバー23を揺動さ
せ、仮想線(一部のみを示す)のように各スクレーパ片
11を開いてサブランス本体1aから引き離すことがで
きる。図3(a)の実線の状態からさらにエアシリンダ
25を縮め得るようにして、スクレーパ片11の内面を
サブランス本体1aの側面に接触させ得るように構成す
るのもよい。エアシリンダ25を用いれば、上記のよう
にスクレーパ片11を開閉することが容易である。ま
た、その動作を繰り返すことによってスクレーパ片11
をサブランス本体1aに打ち付け、衝撃力や振動の作用
で地金を落とすことも可能になる。支持機構20はその
ほか、エアシリンダ25を含むことから、当該シリンダ
25内の空気の弾性(圧縮可能性)に基づいてスクレー
パ片11をサブランス本体1aの側方(半径方向)へ弾
性的に変位させることも可能である。スクレーパ片11
がそのように弾性的に変位し得ることから、熱変形等に
よってサブランス本体1aが湾曲している場合にも、そ
の昇降をスクレーパ片11が妨げるという不都合は生じ
ない。
【0033】c) 支持機構20およびスクレーパ片11
の高さ(上下方向の位置)は、変動しないように定めて
いる。すなわち、支持機構20におけるレバー22の支
軸22a(図3(a))をガイド手段4の下端部付近に
固定したこと等により、スクレーパ片11の高さは、サ
ブランス1が通常の運転によって上昇させられるとき図
1または図2(の仮想線)のようにサブランス本体1a
の下端部が到達するレベルに定めている。この高さにあ
るスクレーパ片11を図3(a)の実線の状態のように
閉じてサブランス本体1aを囲ませるとともに、転炉4
0(図4等)内に挿入したサブランス1をその状態で上
昇させれば、本体1aの側面上の地金はスクレーパ片1
1によって剥がされるように掻き落とされる。なお、ス
クレーパ片11を設けたその高さは、ガイド手段4の下
端部付近であって図1のようにガイドローラ4aのすぐ
下(1メートルと離れない位置)であるから、地金の除
去が効果的に行われる。ガイドローラ4aによりサブラ
ンス本体1aの位置が十分に拘束された箇所でスクレー
パ片11を使用するため、サブランス本体1aの側面と
スクレーパ片11との位置関係が適切に保たれやすいか
らである。
【0034】d) 支持機構20中のアーム21に対する
各スクレーパ片11の取り付けは、図1・図2に示すと
おり、1本の太めの支持ピン12aと1本の細めのシャ
ーピン12bとを介して行っている。シャーピン12b
は、サブランス本体1a上の地金が剥がれにくいためス
クレーパ片11に上向きまたは外向きの大きな力が作用
し、同時にその反力がサブランス1や昇降手段2に作用
したとき、力が及ぶあらゆる部材のうちで最も破損しや
すいように(ただし余り頻繁には破損することがないよ
うに)寸法や材質等を定めたものである。このような金
属製のシャーピン12bを使用したことにより、サブラ
ンス本体1aにおける地金の付着がとくに強固である場
合にも、深刻な事態を回避できる。すなわち、地金が剥
がれなくてスクレーパ片11が強くその地金に当たった
場合にも、専らシャーピン12bのみが破損し、地金除
去装置10やサブランス1またはその昇降手段2のいず
れの機器にも支障が及ばない。シャーピン12bは上記
のとおり破損しやすく、破損すると図1の仮想線のよう
に支持ピン12aを中心にスクレーパ片11が外向きに
倒れ、サブランス本体1aが支障なく上昇できる状態に
なるからである。なお、その場合、掻き落としのできな
かった地金をサブランス本体1a上から手作業等によっ
て除去するとともにスクレーパ片11の支持状態を復旧
する必要があるが、支持状態の復旧は、新しいシャーピ
ン12bをアーム21とスクレーパ片11とに挿通する
だけで足りるので容易に行える。
【0035】以上、実施形態を一つ紹介したが、発明の
地金除去装置はたとえば下記のような形態でも実施する
ことが可能である。すなわち、イ ) 上に紹介したスクレーパ片11ではその内面が滑ら
かである(素材とした鋼管の内面に何も加工していな
い)が、図3(b)に例示するようにスクレーパ片1
1’の内面に凸部材11a’を一体化するのもよい。凸
部材11a’の表面をサブランス1に接触させるように
すれば、その側面上の地金を効果的に掻き取ることがで
きる。凸部材11a’の間に隙間があるとはいえ、凸部
材11a’に接触する部分の地金とともにほとんどの部
分の地金が剥がれ落ちる。
【0036】ロ) スクレーパ片は、図示のように二片に
よってサブランス1を囲むものには限らず、三片または
四片以上によって一本のサブランス1を囲むように構成
するのもよい。
【0037】ハ) 図示した地金除去装置10ではスクレ
ーパ片11をガイド手段4に取り付けているが、転炉4
0(図4を参照)のフード41上にあるゲート43の上
端開口にスクレーパ片を設けるのも好ましい。そこにス
クレーパ片を設ければ、サブランス1から掻き落とされ
る地金がゲート43の外には出ず、転炉40での製鋼原
料として利用されるほか、酸素ランス50(図4)用の
ゲート42(のシール面)上に地金の堆積が起こらない
ために当該ゲート42からのガスの漏出が防止されると
いう利点もある。ただし、その場合には、ガイドローラ
4aから離れた箇所にスクレーパ片が位置することにな
るほか、定期補修にともなってフード41の位置が(し
たがってゲート43の位置も)数十mmの範囲で変動す
ることから、スクレーパ片は、水平位置の調整手段を介
してゲート43上に取り付ける必要がある。その調整手
段としては、そのような変動範囲内をバネ等の作用で自
在に移動できるようにすべてのスクレーパ片を支持する
ものなどを配置するのが好ましい。
【0038】ニ) 上に紹介したものと同様の地金除去装
置は、転炉40にて使用されるサブランス1のみでな
く、表面に地金の付着を受けるすべてのサブランスに対
して付設することができ、好ましい作用・効果をもたら
す。つまり、溶融還元炉など、種々の溶融金属炉のサブ
ランスにおいて地金除去の目的を果たすことができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載したサブランスの地金除
去装置は、金属浴に向けて下降したのち引き上げられる
サブランス本体の側面上から複数のスクレーパ片によっ
て地金を掻き取るが、これに関し、つぎのような効果を
もたらす。すなわち、 ・ サブランスの側面を囲むときのスクレーパ片が、弾
性力に基づいて側方へ変位可能な状態であることから、
熱変形等によってサブランス本体の形状(直線度)や位
置がそれまでのものと相違することになっても、スクレ
ーパ片によりサブランスの昇降が妨げられることがな
い。
【0040】請求項2に記載した地金除去装置なら、と
くに、 ・ エアシリンダを動作手段とする支持機構を介して各
スクレーパ片を支持させるので、サブランスを下降させ
るとき等にサブランス側面よりスクレーパ片を引き離し
ておくことが容易であるほか、スクレーパ片をサブラン
スの側面上に打ち付けて、衝撃や振動の作用により地金
を除去することもできる。
【0041】請求項3に記載の地金除去装置なら、さら
に、 ・ 地金の付着状態がとくに強固である等の理由により
その掻き落としができない場合にも、サブランスの上昇
が不能になったりそのための昇降装置が故障したりする
ことが防止される。そのような場合に破損する箇所が特
定されることから、スクレーパ片の支持状態を復旧する
ための作業も短時間内に容易に行える。
【0042】請求項4に記載の装置なら、とくに、 ・ サブランスと同心であってそれを正しく囲む好まし
い水平位置にスクレーパ片をおきやすいため、サブラン
スを囲む好ましい位置に各スクレーパ片を配置して地金
の除去を円滑に行うことができる。
【0043】請求項5に記載の装置なら、 ・ サブランスから掻き取られた地金がサブランス用ゲ
ートの内側に入り、フードやダクトの外側に飛散・落下
することがないため、工場内の環境面で好ましく、また
他の設備や作業に支障が及ばないほか、地金の再利用を
通じて省資源化をはかれることにもなる。
【0044】・フードやダクトの補修等によってサブラ
ンスとスクレーパ片の水平位置が大きくずれた場合に
も、調整手段によってスクレーパの水平位置がサブラン
スの軸心位置に合わせられるため、サブランスの昇降が
妨げられたり地金の除去が円滑でなくなったりする不都
合が避けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】地金除去装置10の正面図であって、図5にお
けるI部の詳細を示す。
【図2】地金除去装置10の側面図であって、図1にお
けるII−II矢視を示す。
【図3】図3(a)は、地金除去装置10の平面図であ
って、図1におけるIII−III矢視を示す。また同(b)
は、他に使用可能なスクレーパ片11’を示す平面図で
ある。
【図4】転炉40とともにサブランス1の全体を示す側
面図である。
【図5】転炉40とともにサブランス1の全体を示す正
面図である。
【図6】図6(a)は、転炉とともに従来の一般的なサ
ブランスを示す側面図である。また同(b)は、同
(a)におけるb−b矢視図である。
【符号の説明】
1 サブランス 1a サブランス本体 4 ガイド手段 4a ガイドローラ 10 地金除去装置 11 スクレーパ片 12b シャーピン(破損する部材) 20 支持機構 25 エアシリンダ 40 転炉 43 (サブランス用)ゲート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属浴に向けて下降し、かつ上昇するサ
    ブランスから、側面に付着した地金を除去するための装
    置であって、 サブランスが上昇するとき、その側面から地金を掻き落
    とすべく、一定の高さで、かつ、弾性力に基づいて側方
    へ変位可能な状態で、サブランスの側面を囲む分割型の
    複数のスクレーパ片を備えたことを特徴とするサブラン
    スの地金除去装置。
  2. 【請求項2】 各スクレーパ片が、サブランスの側面を
    囲む位置とその側面より離れた位置との間で移動し得る
    よう、エアシリンダを動作手段とする支持機構を介して
    支持されていることを特徴とする請求項1に記載したサ
    ブランスの地金除去装置。
  3. 【請求項3】 各スクレーパ片が、同片に上向きまたは
    外向きの一定以上の大きさの外力が作用したとき破損す
    る部材を介して支持されていることを特徴とする請求項
    1または2に記載したサブランスの地金除去装置。
  4. 【請求項4】 各スクレーパ片が、サブランスの下降・
    上昇を案内するガイド手段に取り付けられていることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載したサブラン
    スの地金除去装置。
  5. 【請求項5】 各スクレーパ片が、金属浴の上部を覆う
    フードまたはダクト上のサブランス用ゲートに、水平位
    置の調整手段を介して取り付けられていることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載したサブランスの地
    金除去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012251236A (ja) * 2011-05-12 2012-12-20 Jfe Steel Corp 精錬炉用吹錬ランスの付着物除去装置
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