JP2002145703A - 害虫忌避剤 - Google Patents

害虫忌避剤

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JP2002145703A
JP2002145703A JP2000335124A JP2000335124A JP2002145703A JP 2002145703 A JP2002145703 A JP 2002145703A JP 2000335124 A JP2000335124 A JP 2000335124A JP 2000335124 A JP2000335124 A JP 2000335124A JP 2002145703 A JP2002145703 A JP 2002145703A
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Masato Kawakami
真人 川上
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RIKEN KORYO KOGYO KK
RIKEN PERFUMERY KK
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RIKEN KORYO KOGYO KK
RIKEN PERFUMERY KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高い忌避作用を有し、且つ安全性に優れると
共に、人に対しては臭気などで不快に感じさせることな
く、屋内でも屋外でも安心して使用できるアリ、ゴキブ
リ類の忌避剤の提供。 【解決手段】 式(I)から(III)までのいずれか
の式で表わされる化合物の1種または2種以上を有効成
分として含有する害虫の忌避剤。 (Phはフェニル基又はハロゲン置換フェニル基、R
は水素原子またはC1〜3のアルキル基。) (Phはフェニル基又はハロゲン置換フェニル基、R
はC1〜3のアルキレン基。) (Phはフェニル基又はハロゲン置換フェニル基、R
はC1〜4のアルキル基。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ハエ類、蚊類、ゴ
キブリ類、シラミ類などの昆虫、ダニ類その他の節足動
物などに含まれる害虫の忌避剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ハエ類、蚊類、ゴキブリ類、
シラミ類などの昆虫、ダニ類その他多様な虫類に含ま
れ、人間居住環境を汚染し、伝染病を媒介する虫が知ら
れており、それらのある種のものが害虫として駆除の対
象となっていた。
【0003】近年、なかでもアリ類、ゴキブリ類が不快
害虫として駆除の対象となってきている。従来、これら
アリ類、ゴキブリ類の忌避剤としては、ピレスロイド系
殺虫剤、有機リン系殺虫剤をはじめとする多くの殺虫剤
が知られており、特にN,N−ジエチル−m−トルアミ
ド(以下、DEETと略記する)は優れた忌避剤として
広く使用されている。しかしその効果は限定的であり、
十分満足できるものではなく、さらなる忌避剤の開発が
広く試みられている。アリ類、ゴキブリ類は主として家
屋内が駆除対象区域となるため、前記の殺虫剤の毒性や
人間環境の汚染も問題となっている。
【0004】上記のような観点から、天然精油又はその
成分による忌避剤が提案されている。アリ類の忌避剤と
しては、例えば、特開平1−294601号公報及び特
開平4−288003号公報には天然テルペノイドモノ
マー、これらの低重合オリゴマー又は低共重合オリゴマ
ーがゴキブリやイエシロアリに対して忌避効果を示すこ
とが開示されており、特開平4−321613号公報に
はカヤツリグサ科植物からの抽出物がアズマオオズカア
リに対して忌避効果を示すことが開示されており、特開
平5−255007号公報にはボルネオール又はイソボ
ルネオールがアリの方向感覚を狂わす効果を有すること
が記載されている。また特開平10−130114号に
は、天然精油であるオークモス、オレンジフラワー油、
サンダルウッド油等がアリに対して忌避効果を示すこと
が記載されている。またゴキブリについては、前記特開
平10−130114号に、天然精油であるオレンジフ
ラワー油、ゲラニウム油、タイムホワイト油等が忌避効
果を示すことが記載されている。
【0005】これらの物質は安全性の点においては問題
はないのであるが、忌避効果は必ずしも満足すべきもの
ではなかった。また、天然精油を使用した場合、精油の
収穫時期や産地により含有成分が異なる場合があり、有
効成分を特定しその含有量を把握していないと、忌避効
果の強さ、持続性などに差異が生じるおそれがある。こ
のためDEETが比較的広く用いられてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらDEET
のアリ類に対する効果は主に接触的忌避効果であり、非
接触的に一定の空間内でアリ類を寄せつけない空間的忌
避効果はあまり期待できないという欠点があった。特に
大型のアリに対してはその接触的忌避効果さえも満足で
きるものではなかった。また、ゴキブリ類に対するDE
ETの効果も接触的忌避効果であり、空間的忌避効果は
なく、接触面以外からのゴキブリ類の侵入を阻止できな
いという欠点があった。このため、空間的忌避効果を有
し、その効果が持続しうるアリ、ゴキブリ類に対する忌
避剤が強く望まれていた。
【0007】即ち、害虫、特にゴキブリ類及びアリ類に
対して、高い忌避効果を有し、低濃度でも高い忌避効果
を持続することができ、しかも人間に対する安全性が高
い忌避剤が望まれ、特に一定空間内における、アリ類に
対する空間的忌避効果に優れ、その侵入を持続的に阻止
できると共に、接触的忌避効果にも優れたアリ類の忌避
剤が望まれていた。さらに、上記のような高い忌避作用
を示し且つ安全性に優れると共に、人に対しては臭気な
どで不快に感じさせることなく、屋内でも屋外でも安心
して使用できるアリ類の忌避剤が望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、下式(I)か
ら(III)までの式のいずれかで表わされる化合物の
1種または2種以上を有効成分として含有する害虫の忌
避剤に関し、特にゴキブリ類またはアリ類に有効な害虫
忌避剤に関する。
【0009】
【化4】
【0010】(式中、Phはフェニル基又はハロゲン
置換フェニル基、Rは水素原子または炭素原子数1〜
3のアルキル基を表す。)
【0011】
【化5】
【0012】(式中、Phはフェニル基又はハロゲン
置換フェニル基、Rは炭素原子数1〜3のアルキレン
基を表す。)
【0013】
【化6】
【0014】(式中、Phはフェニル基又はハロゲン
置換フェニル基、Rは炭素原子数1〜4のアルキル基
を表す。)
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の式(I)で表わされる化
合物としては、蟻酸シンナミル、酢酸シンナミル、プロ
ピオン酸シンナミル、イソ酪酸シンナミル、酪酸シンナ
ミルなどを挙げることができる。この中で例えば酢酸シ
ンナミルは、従来香料の保留剤として知られている化合
物であり、カシア油、シンナモン油、ヒヤシンス油等に
含まれている。また、シンナミルアルコールを酢酸で、
触媒を用いてエステル化することにより合成することが
できる。他のシンナミルアルコールのエステル、例えば
蟻酸シンナミル、プロピオン酸シンナミル、イソ酪酸シ
ンナミル、酪酸シンナミルも同様に知られており、市場
で容易に入手することができる。
【0016】本発明の式(II)で表わされる化合物と
しては、フェニルメチルメチルケトン、フェニルエチル
メチルケトン、フェニルプロピルメチルケトンなどを挙
げることができる。特にフェニルメチルメチルケトン、
フェニルエチルメチルケトンが良好である。
【0017】式(III)で表わされる化合物として
は、スチリルメチルケトン、スチリルエチルケトン、ス
チリル−n−プロピルケトン、スチリルイソプロピルケ
トン、スチリル−n−ブチルケトン、スチリル−sec
−ブチルケトン、スチリルイソブチルケトン、スチリル
−tert−ブチルケトンなどを挙げることができる。
特にスチリルメチルケトン、スチリルエチルケトンが良
好である。このうちスチリルエチルケトンは、香料とし
ても使用されており、市場で容易に入手できる。
【0018】本発明の害虫忌避剤はそのまま使用するこ
ともできるが、通常好ましくは適当な担体その他の配合
剤を用いて各種の形態に調製して用いることができる。
液剤の形態に調製するのに用いうる溶剤としては、例え
ばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパ
ノール、ブタノール等のアルコール類、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール等のグリコール類、アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジオキサン、ジ
エチルエーテル等のエーテル類、ヘキサン、ケロシン等
の脂肪族炭化水素、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化
水素、クロロホルム、ジクロロエタン等のハロゲン化炭
化水素、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類などを
挙げることができる。さらに使用目的により、乳化剤、
分散剤、懸濁剤、展着剤、湿潤剤、安定剤、噴射剤等を
添加し、油剤、乳剤、水和剤、エアゾール剤等の形状で
利用することができる。
【0019】また、固剤の剤形に調製するのに用いうる
担体としては、例えば珪藻土、カオリン、酸性白土、ア
ルミナ、ベントナイト、石膏、シリカ、活性炭等の鉱物
性粉末や、木粉、小麦粉、デンプン、紙等を挙げること
ができ、粉剤、粒剤、錠剤等の剤形で使用することがで
きる。
【0020】本発明の害虫忌避剤の有効成分の濃度及び
使用量は、その剤形や適用方法、対象となる虫の種類、
適用場所などの条件に応じて適宜に選択することができ
る。しかし、本発明の忌避剤の含有量は通常0.01%
〜50重量%、好ましくは0.02〜20重量%、さら
に実用的に好ましくは0.1%〜10重量%である。
0.01重量%未満では有効な忌避剤としての効果を得
られない場合がある。また50重量%を越えると、忌避
効果には問題ないのであるが、臭気が感じられる場合が
あり生活環境上好ましくない。本発明の害虫忌避剤の適
用量は、0.1〜10g/m、好ましくは0.2〜5g/m
,さらに好ましくは0.5〜2g/mである。0.1g
/m未満の量では十分な忌避効果を得ることができな
い。また10g/mを越えても忌避効果向上への影響が
少なく、コスト的にも好ましくない。
【0021】さらに、本発明の害虫忌避剤には、先に記
載したもの以外の公知の害虫忌避剤、効力増強剤、酸化
防止剤、殺菌剤、防黴剤、着香料、着色剤、紫外線吸収
剤等を配合することができる。配合可能な他の害虫忌避
剤としては、DEET、ジ−n−ブチルサクシネート、
2−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、1
−エチニル−2−ペンテニル 2,2,3,3−テトラ
メチルシクロプロパンカルボキシレート、N−ヘキシル
−3,4−ジクロルマレイミド等を挙げることができ
る。
【0022】効力増強剤としては、N−(2−エチルヘ
キシル)−ビシクロ−〔2,2,1〕−5−ヘプテン−
2,3−ジカルボキシイミド、オクタクロロジプロピル
エーテル等を挙げることができる。酸化防止剤としては
ジブチルヒドロキシトルエン、トコフェロール及びその
誘導体、γ−オリザノール等を挙げることができる。防
菌防黴剤としては安息香酸エチル、ソルビン酸、2−
(4’−チアゾイル)−ベンズイミダゾール等を挙げる
ことができる。
【0023】着香料としては、ターピネオール、ゲラニ
オール、酢酸リナロール等を、着色料としては、βーカ
ロチン、クロロフィル、ローダミンBステアレート等
を、紫外線吸収剤としては、p−tert−ブチルフェ
ニルサリシレ−ト、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノ
ン等を挙げることができる。
【0024】
【実施例】以下、処方例及び試験例を示して本発明につ
いて具体的に説明する。 試験例1 本発明の忌避剤によるアリに対する忌避効果について、
以下のような試験を行った。 (1)供試剤 供試剤として蟻酸シンナミル、酢酸シンナミル、プロピ
オン酸シンナミル、イソ酪酸シンナミル、酪酸シンナミ
ル、フェニルメチルメチルケトン、フェニルエチルメチ
ルケトン、スチリルメチルケトン、スチリルエチルケト
ンを使用し、対照薬剤としてDEET、ボルネオールお
よびオークモスを使用した。 (2)供試虫としてアミメアリ(Pritomymex pungen Mayr)
を使用した。 (3)試験方法:ロ紙接触忌避試験法 8×13cmの長方形のロ紙No.2に、供試剤の塗布量が
1g/mとなるように所定濃度に調整したアセトン溶液
2mlを均一に塗布した。30分間風乾後、この処理ロ紙
を無処理のロ紙(8×13cm)とならべてガラス板上に置
き、その上に、底面(直径10cm)をくり抜き内壁に流動
パラフィンを塗布したポリスチレン製カップ(直径13c
m、9.5cmH) をガラス板上の2枚のロ紙の中央に置
いた。そのカップ内に供試虫10頭を放飼し、一定時間
経過後の薬剤処理紙上のアリの数を数えた。試験は2反
復とし、その平均値を示した。各供試剤の忌避効果を表
1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】いずれの実施例においても、どの対照薬剤
より良好な忌避効果が得られた。120分後には対照薬
剤では忌避効果が低下傾向が見られるのに対し、供試剤
では忌避効果の低下はほとんど見られなかった。特に酢
酸シンナミル、スチリルメチルケトンで優れた忌避効果
が得られた。
【0027】試験例2 試験例1で優れた忌避効果が得られた酢酸シンナミルお
よびスチリルメチルケトンについて表2に示したように
適用量を変化させて、試験例1と同様の試験を行った。
結果を表2に示す。
【0028】
【表2】
【0029】表2に示したように、酢酸シンナミルおよ
びスチリルメチルケトンのいずれの場合にも、0.1g/
mの適用量で忌避効果を発現していることが分かる。
【0030】試験例3 本発明の忌避剤によるアリに対する初期の忌避効果につ
いて、以下のようなフィールド試験を行った。 (1)供試剤 供試剤として蟻酸シンナミル、酢酸シンナミル、プロピ
オン酸シンナミル、イソ酪酸シンナミル、酪酸シンナミ
ル、フェニルメチルメチルケトン、フェニルエチルメチ
ルケトン、スチリルメチルケトン、スチリルエチルケト
ン、対照薬剤としてDEET、ボルネオール、オークモ
スを使用した。 (2)供試虫としてクロオオアリ(Camponotus japonicus
Mayr)を使用した。 (3)試験方法:ロ紙接触忌避試験法 8×15cmのロ紙No.2に、供試剤の塗布量が1g/m
なるように所定濃度に調整したアセトン溶液2mlを均一
になるように塗布した。30分間風乾後、この処理ロ紙
をクロオオアリの巣への通り道に置き、この処理紙に接
触した時の挙動を観察した。20頭が接触するまで数え
た。各供試剤の忌避効果を下表3に示す。なお評価は下
記基準で実施した。 +++:処理紙の近くで向きを変えた。 ++:処理紙に接触すると向きを変えた。 +:処理紙に乗って接触すると向きを変えた。 −:処理紙に乗って通り抜けた。
【0031】
【表3】
【0032】いずれの実施例試料においても++以上の
忌避効果で見ると、比較例4、5および6に示す対照試
料のDEET、ボルネオール、オークモスに比べて、良
好な空間的忌避効果を示している。特に蟻酸シンナミ
ル、酢酸シンナミル、スチリルメチルケトンなどで良好
な忌避効果が得られた。
【0033】試験例4 本発明の忌避剤によるルリアリ(Iridomyrmex itoi Fore
l)に対する忌避効果について、試験例3と同様にしてフ
ィールド試験を行った。各供試剤の忌避効果を下表4に
示す。
【0034】
【表4】
【0035】いずれの供試剤試料の実施例においても、
比較例7,8および9に示す対照試料のDEET、ボル
ネオール、オークモスに較べて、極めて良好な空間的忌
避効果を示している。
【0036】試験例5 本発明の忌避剤によるゴキブリに対する初期の忌避効果
について、以下のような試験を行った。 (1)供試剤 供試剤として蟻酸シンナミル、酢酸シンナミル、プロピ
オン酸シンナミル、イソ酪酸シンナミル、酪酸シンナミ
ル、フェニルメチルメチルケトン、フェニルエチルメチ
ルケトン、スチリルメチルケトンおよびスチリルエチル
ケトンを、対照薬剤としてDEET、ボルネオール、オ
ークモスを使用した。 (2)供試虫としてチャバネゴキブリ(Blattella germani
ca)を使用した。 (3)試験方法:ロ紙接触忌避試験法 試験容器として、34×26×11cm(H)のポリプロ
ピレン製容器を使用した。ゴキブリの逃亡を防ぐために
内壁面の上部に流動パラフィンを塗布し、餌と水を入れ
た容器を設置し、ゴキブリ(雄成虫30,雌成虫30)
計60頭を放す。11ψ(cm)のロ紙No.2に、供試剤
の塗布量が1g/mとなるように所定濃度に調整したア
セトン溶液2mlを均一になるように塗布した。30分間
風乾する。この処理ロ紙と無処理の11ψ(cm)ロ紙と
ならべてガラス板上に置き、その上に90ψ×7H(m
m)のポリスチレン製シャーレ(4カ所に約15mmの出
入り口を持つ)を倒置して設置する。一定時間経過後の
ゴキブリの存在位置を数えて、下記の式により忌避率を
算出した。試験は2反復とし、その平均値を示した。各
供試剤の忌避効果を下表5に示す。なお忌避率は下式に
より計算した。 忌避率(%)=[(無処理区個体数−処理区個体数)/
無処理区個体数]×100
【0037】
【表5】
【0038】本発明忌避剤が、ゴキブリに対して極めて
良好な忌避効果を示すことが分かる。
【0039】
【発明の効果】害虫、特にゴキブリ類及びアリ類に対し
て、高い忌避効果を有し、低濃度でも高い忌避効果を持
続することができ、しかも人間に対する安全性が高い忌
避剤を提供する。特に、一定空間内においてゴキブリ類
及びアリ類に対する空間的忌避効果に優れ、その侵入を
持続的に阻止できると共に、接触的忌避効果にも優れた
ゴキブリ類及びアリ類の忌避剤を提供する。さらに、上
記のような高い忌避作用を示し且つ安全性に優れると共
に、人に対しては臭気などで不快に感じさせることな
く、屋内において安心して使用できる害虫の忌避剤を提
供する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下式(I)から(III)までのいずれ
    かの式で表わされる化合物の1種または2種以上を有効
    成分として含有する害虫の忌避剤。 【化1】 (式中、Phはフェニル基又はハロゲン置換フェニル
    基、Rは水素原子または炭素原子数1〜3のアルキル
    基を表す。) 【化2】 (式中、Phはフェニル基又はハロゲン置換フェニル
    基、Rは炭素原子数1〜3のアルキレン基を表す。) 【化3】 (式中、Phはフェニル基又はハロゲン置換フェニル
    基、Rは炭素原子数1〜4のアルキル基を表す。)
  2. 【請求項2】 害虫が昆虫類である請求項1に記載の忌
    避剤。
  3. 【請求項3】 害虫がアリ類またはゴキブリ類である請
    求項2に記載の忌避剤。
  4. 【請求項4】 Ph,Ph及びPhのいずれか1
    又は全てがフェニル基である請求項1から3までのいず
    れか1項に記載の害虫の忌避剤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005255664A (ja) * 2004-02-12 2005-09-22 Tomoko Hayase 食品害虫忌避剤および忌避方法
JP2006306835A (ja) * 2005-02-15 2006-11-09 Dainippon Jochugiku Co Ltd 屋内塵性ダニ忌避用物品
JP2022136321A (ja) * 2017-08-18 2022-09-15 大日本除蟲菊株式会社 アリ忌避製品

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