JP2002145349A - パン用包装材 - Google Patents

パン用包装材

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JP2002145349A JP2001016254A JP2001016254A JP2002145349A JP 2002145349 A JP2002145349 A JP 2002145349A JP 2001016254 A JP2001016254 A JP 2001016254A JP 2001016254 A JP2001016254 A JP 2001016254A JP 2002145349 A JP2002145349 A JP 2002145349A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】焼きたてパンの焼きたてた時に発生する水蒸気
を直ちに包装材の外に逃がすことができ、時間の経過と
ともに乾燥し過ぎることがなく、焼きたてパンの食感を
維持するのに適した、パン用包装材の提供。 【解決手段】蒸発水透過質量が60〜300g/m2
hrの能力を有することを特徴とするパン用包装材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パン用包装材に関し、
詳しくは、焼きたて時に発生する水蒸気を適度に逃が
し、結露または乾燥等によるパンへの悪影響をなくし
て、焼きたて時の食感を保つのに優れたパン用包装材に
関する。
【0002】
【従来の技術および解決しようとする技術】一般に、フ
ランスパン、ハードロールパン等のハード系パン、デニ
ッシュパン、パイ生地パンまたはセミハード系パン等に
代表される、パン表皮がカリットして歯ごたえがあり、
中はふっくらして柔らかい食感を有する焼きたてのパン
を店頭で販売する際には、包装されずそのままの状態で
販売用のトレイの上に並べられる。
【0003】しかし、通常これらのパンは販売中に商品
が包装されずむき出しのまま扱われ、子供等が直接手で
触れたり、時にはパン表皮に虫がとまったり、埃が付着
したりすることもあり得るため、衛生性を保持すること
が必ずしも容易ではない。このような問題を回避するた
め、焼きたてパンを予め紙または通常の無孔のプラスチ
ック袋に入れて販売することが考えられる。
【0004】しかし、紙袋を用いて包装した場合、焼き
たてパンから発生する水蒸気の抜ける速度は充分である
が、時間の経過とともに乾燥が過度となるため、パン全
体が固くなり食感を損なうという問題がある。また、不
透明のため中身のおいしそうな美粧性やパンの種類など
の商品性を訴えることが困難であり、更に、紙に接着性
がないため包装行程で製袋することが難しく、予め袋状
に加工しておくことが必要となる。また機械的に包装す
るためには高価な機器を必要とする上、包装速度を上げ
にくい等、不利な点が多かった。
【0005】一方、通常の無孔のプラスチック袋を用い
て包装する場合は、フィルム包材を供給するだけで高速
に製袋しつつ包装する生産性の高い包装システムが適用
できる反面、焼きたてパンから発生する水蒸気によって
該袋内に結露が発生し、パン全体がグサッっと重い食感
になり、好ましい食感の焼きたてパンを販売店に届ける
ことが難しかった。
【0006】焼きたて時に発生する水蒸気の結露等によ
るパンへの悪影響を及ぼさないようにするため、プラス
チックフィルムに有孔部を設けた包装材が提案された。
(特開平8−295369号)しかし、焼きたてパンか
ら発生した水蒸気を直ちに包装材の外に逃がす性能が十
分ではなく、焼きたてパンの好ましい食感を維持する上
で必ずしも満足できる水準ではなかった。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】かかる状況に鑑み、本発明が解決しようと
する課題は、焼きたてパンの焼きたてた時に発生する水
蒸気を直ちに包装材の外に逃がすことができ、時間の経
過とともに乾燥し過ぎることがなく、焼きたてパンの食
感を維持するのに適した、パン用包装材を提供すること
にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検
討を重ねた結果、蒸発水透過質量が60〜300g/m
2・hrの能力を有する包装材が上記種々の課題を解決
できることを見いだし本発明を完成させた。すなわち、
本発明は以下の内容を含むものである。
【0009】1)蒸発水透過質量が60〜300g/m
2・hrの能力を有することを特徴とするパン用包装
材。 2)直径0.05〜0.30mmの細孔を250,00
0〜1,500,000個/m2有する上記1記載のパ
ン用包装材。 3)パンを置いた際にパン底部と包装材が直接接触する
部分を除く部分の一部または全部に細孔を設けたことを
特徴とする上記2)記載のパン用包装材。 4)パンを置いた際にパン底面と相対する包装材部分を
除く部分の一部または全部に細孔を設けたことを特徴と
する上記2)記載のパン用包装材。 5)ヒートシール性を有するポリプロピレンフィルムか
らなる請求項1乃至4記載のパン用包装材。 6)ピロー袋または三方シール袋に製袋された上記1)
乃至5)記載のパン用包装材。 7)上記1)乃至6)記載のパン用包装材にパンを封入
してなるパン製品。
【0010】本発明のパン用包装材は蒸発水透過質量が
60〜300g/m2・hrの能力を有することが必要
である。60g/m2・hr以下ではパンから発生する
水蒸気を十分に外に逃がすことができず、300g/m
2・hr以上では焼きたて後の時間の経過とともにパン
が乾燥し過ぎることとなる。
【0011】なお本発明におけるパン用包装材の蒸発水
透過質量(Y)[g/m・hr]とは、パンの焼きたて後
の包装時の温度を70℃程度と想定し、70℃で相対湿
度10±5%程度まで充分に乾燥した空間内において、
発生させた水蒸気が対象フィルムを透過する際の単位面
積、単位時間当たりの質量を言う。測定方法を以下に記
す。口径38mmφ(断面積S[m2])、高さ40mm
の秤量瓶に20mlの水を入れ、この秤量瓶に被測定フィ
ルムで蓋をした後、この質量(W[g])を室温で秤
量し、密封室内に保管する。この密封室内はシリカゲル
または塩化カルシウム等で相対湿度実質的に0%に乾燥
しておく。これを70℃で3時間加温した後、中の秤量
瓶を取りだし、直ちに水蒸気を透過させないクレラップ
(登録商標:呉羽化学工業(株))等のラップで被測定
フィルムの上から覆い密封した後、室温まで充分冷却す
る。室温まで冷却されたことを確かめ、ラップの覆いを
除いた後、被測定フィルムで蓋をした秤量瓶の質量(W
[g])を測定する。Yは試験前後の秤量瓶質量差を
単位面積、単位時間当たりに換算し、次式により算出す
る。 Y =(W−W)/3S
【0012】上記の蒸発水透過能力を有する包装材は、
直径0.05〜0.30mmの細孔を250,000〜
1,500,000個/m2有する包装材によって好適
に得ることができる。細孔については、特に長径で0.
05〜0.30mmの円または楕円型が良い。細孔のサ
イズが0.05mm〜0.30mmの範囲外ではパン用包
装材が上記の蒸発水透過能力を有するように調整するこ
とが困難である。すなわち、0.05mmより細孔のサ
イズが小さいとピロー袋または三方シール袋から水蒸気
が抜けるスピードが遅すぎる傾向にあり、0.30mm
より細孔のサイズが大きいと逆に水蒸気が抜けすぎ、パ
ンが乾燥する傾向にある。また、細孔の数が250,0
00〜1,500,000個/m2の範囲外でもパン用
包装材が上記の蒸発水透過能力を有するように調整する
ことが困難である。すなわち、250,000個/m2
以下ではピロー袋または三方シール袋から水蒸気が抜け
るスピードが遅すぎる傾向にあり、1,500,000
個/m2以上では逆に水蒸気の抜け過ぎ、パンが乾燥す
る傾向にある。
【0013】本発明の包装材において細孔を設ける方
法、すなわち細孔加工法については、特に制限はなく、
針、ダイヤモンド等での貫通、その他、過熱した針での
貫通、レーザー,高圧放電,電子線照射等による貫通
等、いずれの方法を採用しても良い。好ましくは細孔加
工によってフィルムの引き裂き強度が損なわれない方法
および細孔加工に伴うフィルム材の破片異物等が残らな
い方法を採用するのが良い。単位面積当たりの細孔数は
顕微鏡下で直接又は写真撮影し、現像フィルム画像上で
通常100cm当たりの数を計数し、これを平方メー
トル当たりに換算し求めた。
【0014】細孔の加工付与位置に付いては本発明にお
ける蒸発透過能力を達成する上では特に限定はない。す
なわち全面に細孔加工部があっても良いし、袋の特定部
分に細孔加工部が配置される包材であっても良い。また
細孔部と無孔部とが織りなす模様が特定のパターンや企
業のロゴマークや商標となるように細孔加工部が配置さ
れていても良い。しかしながら、ピロー袋または三方シ
ール袋に製袋された本発明の包装材にパンを封入し本発
明のパン製品とする際に、特に油脂分が多いパンの場合
は、パンを置いた際にパンの底面と向き合って底面とな
る包装材部分、すなわちパン底面と相対する包装材部分
には細孔を設けず、これを除く部分の一部または全部に
細孔を設けるのが好ましい。細孔を有する場合でも、例
えば、好ましくは底面の中心部分を除く周辺部分或いは
四隅部分に、好ましくは底面の面積にして1/4以下、
好ましくは1/8以下であるのが好ましく、実質的に
は、パンを置いた際に少なくともパン底部と包装材が直
接接触する部分に細孔を設けず、これを除く部分の一部
または全部に細孔を設けるのが好ましい。パン底部と包
装材が直接接触する部分に細孔が存在するとパンの油脂
分がパン底面から細孔を通して包装材外部に流出し、外
部を汚す虞があり、また水蒸気の透過もパンを置いた際
に上面となる部分に細孔がある方が効率的である。
【0015】本発明のパン用包装材の材質は特に限定さ
れるものではないが、機械的な連続生産に適し、更に包
装パンの外観に優れる点で、シール性を有する透明プラ
スチックフィルムが好ましく選ばれる。また、焼きたて
時の耐熱性がある程度必要であり、透明性、コスト、フ
ィルム表面感触といった点を考慮すると、延伸ポリプロ
ピレンが更に好ましく選ばれる。更に、延伸ポリプロピ
レンとしてはヒートシールおよび印刷が可能なものがな
お好ましく、フィルムの厚みとしては20〜40μm程
度が良好である。
【0016】パンを封入する際のパン用包装材の形態と
しては、工業的生産の観点からピロー袋または三方シー
ル袋であるのが好ましく、更にピロー袋であるのがより
好ましい。これらは、産業上、連続大量生産が可能であ
り、一般的設備で製造可能であるため包装材全体の製造
費も安価となる利点がある。
【0017】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
【0018】
【実施例1】片面ヒートシーラブルの厚み30μm、幅
280mmの延伸ポリプロピレンの両端10mmよりフ
ィルム内側に、それぞれ幅65mm部分に直径0.25
mmの円形の孔を孔と孔との間隔が2.5mmとなるよ
う加工したものに焼きたてのデニッシュアップルパンを
背シール幅10mmの袋サイズ230mm×130mm
の大きさにピロー包装した後、販売用のトレイの上に並
べた。この時、細孔部分は上面で背シールと反対側にあ
った。販売中に該袋の底面より油が滲み出ることはなか
った。この時、焼きたてパンから発生する水蒸気は速や
かに孔を通って外に抜け、結露が生じず、時間が経過し
ても乾燥し過ぎることはなかった。店頭に出してから5
時間後と一日後のパンについて、厳選されたパネラー1
0人による試食官能評価結果を表1に示した。この結果
はは良好な食感を示している。なお、本包装材の蒸発水
透過質量は約130g/m2・hrであった。
【0019】
【実施例2】片面ヒートシーラブルの厚み20μm、幅
600mmの延伸ポリプロピレンの両端95mmよりフ
ィルム内側にそれぞれ幅120mm部分に直径0.25
mmの円形の孔を隣接する孔との間隔が1.5mmとな
るよう加工したものに焼きたてのフランスパンを背シー
ル幅10mmの袋サイズ410mm×290mmの大き
さにピロー包装した後、販売用のトレイのうえに並べ
た。この時、細孔部分は袋の上面と底面とにまたがっ
て、両側面にあった。この時、焼きたてパンから発生す
る水蒸気は速やかに孔を通って外に抜け、結露が生じ
ず、時間が経過しても乾燥し過ぎることはなかった。店
頭に出してから5時間後と一日後のパンについて、厳選
されたパネラー10人による試食官能評価結果を表1に
示した。この結果は良好な食感を示している。なお、本
包装材の蒸発水透過質量は約290g/m2・hrであ
った。
【0020】
【実施例3】片面ヒートシーラブルの厚み25μm、幅
280mmの延伸ポリプロピレンの全面に直径0.10
mmの円形の孔を隣接する孔との間隔が2.0mmとな
るよう加工したものに焼きたてのウィンナーロールパン
を袋サイズ230mm×140mmの大きさに三方シー
ル包装した後、販売用のトレイのうえに並べた。この
時、焼きたてパンから発生する水蒸気は速やかに孔を通
って外に抜け、結露が生じず、時間が経過しても時間が
経過しても乾燥しすぎることはなかった。店頭に出して
から5時間後と一日後のパンについて、厳選されたパネ
ラー10人による試食官能評価結果を表1に示した。こ
の結果は良好な食感を示した。なお、本包装材の蒸発水
透過質量は約70g/m2・hrであった。
【0021】
【実施例4】片面ヒートシーラブルの厚み25μm、幅
280mmの延伸ポリプロピレンの中央に直径0.30
mmの円形の孔を隣接する孔との間隔が2.0mmとな
るよう図に示す菱形状のパターンに細孔加工したものに
デニッシュアップルパンを背シール幅10mmの袋サイ
ズ200mm×130mmの大きさにピロー包装した
後、販売用のトレイのうえに並べた。この時、細孔部分
は袋の上面底面の四隅に三角形状にあった。この時、焼
きたてパンから発生する水蒸気は速やかに孔を通って外
に抜け、結露が生じず、時間が経過しても時間が経過し
ても乾燥しすぎることはなかった。店頭に出してから5
時間後と一日後のパンについて、厳選されたパネラー1
0人による試食官能評価結果を表1に示した。この結果
は良好な食感を示した。なお、本包装材の蒸発水透過質
量は約80g/m2・hrであった。
【0022】
【比較例1】片面ヒートシーラブルの厚み30μm、幅
280mmの無孔の延伸ポリプロピレンに焼きたてのデ
ニッシュアップルパンを背シール幅10mmの袋サイズ
230mm×130mmの大きさにピロー包装した後、
販売用のトレイのうえに並べた。この時、焼きたてパン
から発生する水蒸気が抜けず、結露が生じていた。店頭
に出してから、5時間後と一日後のパンについて、厳選
されたパネラー10人による試食官能評価結果を表1に
示した。この結果は食感がかなり損なわれていることを
示した。
【0023】
【比較例2】片面ヒートシーラブルの厚み25μm、幅
280mmの延伸ポリプロピレンの全面に直径0.3m
mの円形の孔を隣接する孔との間隔が2.5mmとなる
よう加工したものに焼きたてのウィンナーロールパンを
背シール幅10mmの袋サイズ230mm×130mm
の大きさにピロー包装した後、販売用のトレイのうえに
並べた。この時、焼きたてパンから発生する水蒸気は速
やかに孔を通って外に抜け、結露が生じなかった。しか
し、店頭に出してから、5時間後と一日後のパンについ
て、厳選されたパネラー10人による試食官能評価結果
を表1に示した。この結果は食感がかなり損なわれてい
ることを示している。なお、本包装材の蒸発水透過質量
は約380g/m2・hrであった。
【0024】
【比較例3】片面ヒートシーラブルの厚み25μm、幅
600mmの延伸ポリプロピレンの全面に直径0.1m
mの円形の孔を隣接する孔との間隔が2.5mmとなる
よう加工したものに焼きたてのフランスパンを袋サイズ
410mm×300mmの大きさに三方シール包装した
後、販売用のトレイのうえに並べた。この時、焼きたて
パンから発生する水蒸気は抜けが十分ではなく一部に結
露が生じていた。店頭に出してから、5時間後と一日後
のパンについて、厳選されたパネラー10人による試食
官能評価結果を表1に示した。この結果は食感がかなり
損なわれていることを示している。なお、本包装材の蒸
発水透過質量は約40g/m2・hrであった。
【0025】
【比較例4】片面ヒートシーラブルの厚み30μm、幅
280mmの延伸ポリプロピレンの一端56mmより5
6mm幅に直径0.5mmの円形の孔を隣接する孔との
間隔が5mmとなるよう加工したものに焼きたてのデニ
ッシュアップルパンを袋サイズ230mm×140mm
の大きさに三方シール包装した後、販売用のトレイのう
えに並べた。店頭に出してから、5時間後と一日後のパ
ンについて、厳選されたパネラー10人による試食官能
評価結果を表1に示した。この結果は食感がかなり損な
われていることを示している。なお、本包装材の蒸発水
透過質量は約45g/m2・hrであった。
【0026】上記、厳選されたパネラー10人による試
食官能評価は5段階評価し、非常に良い 5点、やや良
い 4点、普通 3点、やや悪い 2点、非常に悪い1
点とし、10人の平均値を示した。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】パンの焼きたて時に発生する水蒸気を適
度に逃がし、袋内の結露を防止し、一方必要以上に乾燥
することなくパンの食感の低下をなくして、焼きたて時
の表皮がカリットして歯ごたえがあり、中はふっくらし
て柔らかい食感が保てるパン用包装材が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例4の細孔加工したフィルムの平面
図である。図中の数値の単位はmmである。
【図2】本発明実施例4の細孔加工したフィルムの一部
拡大図であり、図中の数値の単位はmmである。
【図3】本発明実施例4のパン用包装材の上面平面図で
ある。図中の数値の単位はmmであり、Sはシール部を
示す。
【図4】本発明実施例4のパン用包装材の底面平面図で
ある。図中の数値の単位はmmであり、Sはシール部を
示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸発水透過質量が60〜300g/m2
    hrの能力を有することを特徴とするパン用包装材。
  2. 【請求項2】直径0.05〜0.30mmの細孔を25
    0,000〜1,500,000個/m2有する請求項
    1記載のパン用包装材。
  3. 【請求項3】パンを置いた際にパン底部と包装材が直接
    接触する部分を除く部分の一部または全部に細孔を設け
    たことを特徴とする請求項2記載のパン用包装材。
  4. 【請求項4】パンを置いた際にパン底面と相対する包装
    材部分を除く部分の一部または全部に細孔を設けたこと
    を特徴とする請求項2記載のパン用包装材。
  5. 【請求項5】ヒートシール性を有するポリプロピレンフ
    ィルムからなる請求項1乃至4記載のパン用包装材。
  6. 【請求項6】ピロー袋または三方シール袋に製袋された
    請求項1乃至5記載のパン用包装材。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6記載のパン用包装材にパ
    ンを封入してなるパン製品。
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