JP2002145323A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP2002145323A
JP2002145323A JP2001034785A JP2001034785A JP2002145323A JP 2002145323 A JP2002145323 A JP 2002145323A JP 2001034785 A JP2001034785 A JP 2001034785A JP 2001034785 A JP2001034785 A JP 2001034785A JP 2002145323 A JP2002145323 A JP 2002145323A
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JP
Japan
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container
bag
lid
interior bag
interior
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Pending
Application number
JP2001034785A
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English (en)
Inventor
Tatsuhiro Matsumoto
達洋 松本
Suetomo Shimada
季知 島田
Akira Nagaza
明 永座
Mitsuru Nagayama
満 長山
Yoshiki Tachibana
佳樹 橘
Koji Kadowaki
幸治 門脇
Masanori Oiwa
正則 大岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Sekisui Seikei Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
Sekisui Seikei Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

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  • Packages (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Bag Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リサイクルが可能そして耐久性、保管性や輸
送性に優れた容器を提供する。また、内容物の排出、保
存等にも優れた容器を提供する。また、廃棄の際の環境
保全等にも優れた容器を提供する。 【解決手段】 2重容器システムとする。内装袋の構造
に工夫を凝らす。外部容器の再使用のための返送時の輸
送性を向上させる。内装袋と外部容器の組み合わせに改
善を図る。容器外装用シート等をも利用する。管理用デ
ータを容器等に付する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、省資源やリサイク
ルを目的とした容器や袋に関し、特に自立性容器、その
内側の内装袋、2重容器の外部に装着する薄膜等及びそ
れらの組み合わせ並びに再使用等のための管理に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の産業、技術の高度複雑化の下、業
務、事業用の容器、特に液体用の容器にも種々の改良が
なされ、また折り畳み型(いわゆるコンテナ)等様々の
タイプのものが開発されている。更に、省資源、リサイ
クル性向上等のため、液体を収納する容器を薄い膜から
なり液密性を保持するための内部側容器(いわば一種の
袋、内装袋)と自立性、保護性を受持つ、外部側(自立
性)容器とから構成すること、いわゆる2重容器システ
ムも実用化されている。
【0003】以下、これらの容器、あるいはシステムと
しての容器に関する技術について説明する。
【0004】最初に容器そのものについて説明する。
【0005】先ず、通常の自立性ある容器としては、図
1に示すようなものがある。
【0006】本図の(a)において、1は金属製の容
器、2は容器本体である。また、3はその容器本体の上
壁面であり、その上部の適宜な位置に口部5や取っ手8
が設けられている。
【0007】そして(b)に示す様に、口部5には、バ
ネ状に把持するクラウンキャップ6で口部5を開閉する
ようにしている。そして、その上からプラスチック製の
カバーキャップ7を覆うように嵌着させ、不用意な外れ
防止や水分等を排除して発錆を防止するようにしてい
る。更に、この下で、カバーキャップ7の上から押圧を
かけてクラウンキャップ6を外して内容物の注出入を行
うようにしている。
【0008】次に、2重容器システムにおける内部側の
容器としては、例えば特公昭58−24353号公報に
示す図2のようなものがある。
【0009】本図において、外(外側の)容器1に、取
出管10を有する樹脂製の内(内側の)容器(袋)7が
収納された複合容器において、外容器1の天板2と内容
器7との間に内蓋5が設けられ、内容器7の取出管10
が外容器1の天板2に穿設された引出口4下方の内蓋5
面につば部6bを貼着した固定筒6内に摺動可能に嵌挿
保持され、取出管10の先端には、引出口4を封緘する
シール材3裏面に接着したひも15の着いたキャップ1
6が螺着されている。
【0010】そして、この内容器7からの内容物の出し
入れは、1つの出入口11を共通に使用し、内容物の出
し入れの際には、内容物7の上部の面を使って変形させ
て取出管10を天板2から外へ引き出すことによりなさ
れている。
【0011】最後に、折り畳み型あるいは2重容器シス
テムにおける外部側の容器としては、特開平11─24
0537号公報に示す様なものがある。
【0012】図3〜図6にこの容器を示す。これらの図
において、底面板1の各辺に下ヒンジ4によって起倒自
在に連結された側面板2を有し、各側面板2(2a,2
b,2c,2d)を起立させ隣接する側面板2を互いに
係合させて、コンテナ10として組み立てるようにして
いる。
【0013】各側面板2a、2b、2c、2dは、それ
ぞれの下部を構成する補助側面板3と、かつその上部を
構成する側面板2とよりなり、上記各補助側面板3と側
面板2とは、そのいずれか一方の内側に延出形勢した薄
板状の上ヒンジ5を設け、折り畳むときの曲げ位置とし
ている。
【0014】そして、上記コンテナ10を図2及び図5
の状態から図6の状態のように解体し、図4に示す様
に、底面板1の上に一対の側面板2a,2bを重ね、そ
の上に他の一対の側面板2c、2dを重ねるように、い
ずれもヒンジ4、5を介して折り畳み、平板状態にして
いる。
【0015】次に、システムとしての容器に関する技術
について説明する。
【0016】牛乳、炭酸飲料等食品では、昔から容器の
リサイクルあるいは回収後の再使用がなされていた。し
かし、内部の炭酸ガス圧によるビンの破裂事件により、
再使用に際しての強度に対する信頼性の要求が高度とな
った。
【0017】また、不心得者による容器内部への毒物等
の意図的な付着、固着等への高度の配慮も要求される様
になった。
【0018】次に、塗料等はどうしても使用済容器内面
への使い残しの固着があるが、その洗浄は困難である。
また、いわば化学物質であるだけに、容器の材料面の制
約も多い。更に、色彩ひいては製品の多様化の下で、容
器の共通化は困難でもある。
【0019】このため、現在、塗料、食品等の容器は使
い捨て方式のものが主流である。例えば、工事現場等で
使用する塗料用容器について言うならば、容量約18リ
ットル、重量1.1kg程度の金属缶が使い捨てとされ
ている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
容器には以下の様な問題点がある。
【0021】先ず、図1に示す自立型の容器いわゆる缶
であるが、そのままの使用では特に粘度の高い塗料のよ
うな内容物の場合は、注出入に時間がかかる上に、排出
後はかなりの付着物が残り無駄になる。
【0022】また、この付着のため、異なる種類や色の
塗料は共通容器として使用することができないことがあ
り、コスト高になる上に、内容物の付着で容器のリサイ
クルができない。
【0023】次に、2重容器システムでの外部容器とし
ての使用でも、特に粘度の高い内容物の場合は、出し入
れに時間がかかる上に、内部の袋に排出後はかなりの付
着物が残る。また、内部側の容器(袋)を外部側容器と
しての缶から離して解体して内容器のみ処分するので作
業時間を要しコスト高になる上に、内容物が残って付着
した内容器は、リサイクルできない。
【0024】次に、図2に示す2重容器システムの内部
側容器であるが、上述の構造のため、取出管を有する様
にするのが難しい。また、内装袋に内容物がかなり付着
して残るため、省資源の面から好ましくない。
【0025】最後に図3〜図6に示す平板状に折り畳み
可能なものは、各面板1、2a、2b、2c、2d成形
時の、板厚のばらつき・そりや経時変形などが、折り畳
み時に各ヒンジ4、5に影響する。このため、伸ばした
り、保管や輸送時に折り畳まれた各面板1、2a、2
b、2c、2dが、いずれかにずれようとした荷重をヒ
ンジ4、5が受け止めることになる。
【0026】その結果、ある程度繰り返して使用する
と、ヒンジに亀裂を生じ、やがて切断するという危険性
を排除しきれない。
【0027】次に、システムとしての容器やその材料の
リサイクルに関する技術であるが、塗料、食品等におい
て、単に再使用可能なだけでなく、商品の品質、生産や
販売とからめての一層の効率化が求められているが、こ
れらに対しては不十分である。
【0028】例えば、塗料用の容器の場合、再使用のた
め工場へ返送する際、容器が嵩張っていては輸送コスト
がかかり効果が半減する。
【0029】また、より一層のコスト低減のため、内容
物の如何にかかわらず容器を共通化すること等の要請に
対しては不十分である。
【0030】このため、低コスト、良好な内容物の保存
性、良好な取扱性、充分な強度や耐久性等の容器として
の基本的な性能を一層発揮しえ、しかも以上の課題と多
少重複する面もあるが、以下の様な要望をも充たす容器
や容器に関連した機器やシステムについての技術の開
発、実現が望まれていた。
【0031】1)塗料等粘度の高い内容物であっても、
容器内壁へ付着して残る量が少なく、しかも迅速に排出
(あるいは注ぎ出す)ことが可能であること。
【0032】2)自立性容器の場合には、より一層の耐
久性、軽量性、強度があるだけでなく、再使用のための
回収に際しても便利であること。
【0033】3)容器や袋そのものの廃棄が簡単である
こと。
【0034】4)上記3)にも関係するが、極力リサイ
クル性(回収、再使用性)に優れていること。
【0035】5)容器の再利用等、単に直接容器に関係
する技術に限らず、内容物の生産、販売、関知等にも応
用しうること。
【0036】6)厳密には、容器あるいは容器そのもの
とは言い難いかも知れないが、上述の容器に関係する課
題を、直接、間接に解決する、あるいはより効果的に解
決する技術を開発すること。
【0037】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、先ず、自立性容器及び袋の構造
に工夫を凝らしている。この際、内容物の有効利用にも
注意を払っている。次に、リサイクル、再使用の面から
2重容器システムにも工夫を凝らしている。次に、内容
物や容器のシール等関連する物品、技術についての発達
をも考慮して工夫を凝らしている。更に、これらを踏ま
えて容器や内容物の生産、販売、管理等にも工夫を凝ら
している。具体的には以下の如くしている。
【0038】請求項1に記載の発明は、蓋付きそして自
立性の容器の本体に内装し、内容物が容器に触れること
なく注出入可能な2重容器システムの内装袋であって、
周縁を接合して袋状とした薄膜製の内装袋本体の上部の
未接合面と、別途成形した少くも比較的自立性有る若し
くは固い注出入管部とその周辺部に一体的に形成された
接合面部とよりなる口部の接合面部とを接合して一体と
した袋となっていることを特徴としている。
【0039】上記構成により、いわば形状の不定の(或
いは、自立性なく容易に、凹んだりする)薄膜製の内装
袋本体に固い成形した口部を接合させたので、内容物の
注出入が容易になる。
【0040】また、蓋を開けて容器本体から内装袋ごと
取り出すことができて、内容物が容器に付着したりして
汚すこともなく、容器本体はそのまま再使用することが
できる。
【0041】更に、内装袋が薄膜製のため柔らかく、内
容物を残すことなく絞り出すことができ、また内容物の
如何にもよるが、内装袋は集めてリサイクルすることが
可能となる。
【0042】請求項2に記載の発明においては、内装袋
は、ラミネート等でなく樹脂フィルム、例えば、オレフ
ィン系樹脂をインフレーション法等で薄肉の適宜な径の
チューブ状フィルムに成形させたものとしている。ま
た、その上下の周縁等を接合して袋状としている。
【0043】上記構成により、低コストとなり、かつ製
造も廃棄等も容易となる。
【0044】請求項3に記載の発明は、口部は、適宜な
高さの注出入管体の先端部外側に溝を周回させて注出入
キャップ係止部を形成し、その下側に固定リングの嵌合
可能な注出入管本体部を形成し、この注出入管本体部の
管軸方向に直交して平面形が楕円形状の接合面部を一体
に形成させている。
【0045】上記構成により、口部は樹脂の射出成形等
で内装袋本体とは別途の工程で形成されるので、精度を
要する注出入管部と接合部とを一体とした口部形状が正
確に形成可能となると同時に、接合面部を楕円形とした
ので、内装袋本体(の未接合部)との接合面が滑らかに
なって、接合面の強度やシール性が向上する。
【0046】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の内装袋において、固定リングは、内面に断面凹凸状の
嵌合溝を設け、外面には複数の突出片を設け、かつこの
突出片の下面に突起を設けている。
【0047】上記構成により、固定リングは内面側で注
出入管部に嵌合し、外面側の半径方向の突出片で外部側
容器の蓋の口部の固定用部に固定される。これで、内容
物の注排出も容易となる。
【0048】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の容器の内装袋において、口部の接合面部は、楕円形状
の外側周面に沿って凹条のシール溝を設けている。
【0049】上記構成により、シール溝内に内装袋本体
の壁面が折れ込んで入り込み、この状態で接合されるこ
ととなるため、接合面積が増し、接合強度やシール性が
向上する。
【0050】請求項6に記載された発明は、2重容器シ
ステムの外部容器において、この外部(側)容器は、蓋
を有し、更に容器本体内に内装袋を装着し、この内装袋
内の内容物が外部容器に触れることなく注出入可能とし
ている。そして、蓋の上部外面に窪みを設け、この窪み
の底面に蓋板を貫通する開口部を設け、この開口部の貫
通孔の側面から外部の半径方向へ内装袋の注入用孔部に
整合しての複数の切欠部と、この複数の切欠部の間に在
る蓋の底面板上に複数の半径方向へ走る、そして下方へ
の凹みを設けたことを特徴としている。
【0051】上記構成により、蓋の開口部から内装袋の
注入(出)用孔部の口部を突出させ、更に注入用孔部に
設けてある凸部等と嵌合等することにより、管状やこれ
に近い形状の蓋の開口部に固定することができる。この
ため、外部から内容物の注出入が行い易くなる。
【0052】請求項7に記載の発明は、内装袋用の外部
側容器は、蓋の周縁部に複数のヒンジを設け、このヒン
ジから容器本体側にフックを延在させ、このフックを容
器本体天井部当たりに設けた凹部に係合させて蓋を着脱
可能としている。更に、蓋の開口部から内装袋部を突出
させて回動させることにより蓋に固定可能とし、更にこ
の下で注入用孔部先端に注出入キャップを開閉自在に装
着可能としている。
【0053】上記構成により、蓋と容器本体とが外せる
ので、形の定まらない内装袋を、容器内に良好に装着さ
せることができる。
【0054】また、蓋の開口部に内装袋の筒状の注出入
用孔部を嵌口、ネジ等により固定し、更に注出入用孔部
が蓋の上方外部に突出しているため、外部からの容器内
への内容物の注入と逆に外部への排出が容易にできて作
業性が向上する。
【0055】請求項8に記載の発明は、2重容器システ
ムにおける内装袋であって、内装袋の上側で壁面を接合
させて形成した上接合部と、該上接合部の一部を開口し
て(含む、未接合の状態)変形自在に形成された注入
(含む、排出への使用)ダクトと、該注入ダクトの端部
を閉栓可能として形成された注入部と、内装袋の下側で
壁面を接合させて形成した下接合部と、該下接合部に形
成されたそして人が意図的に切り開くことにより上記内
容物を排出可能とした排出部と、容器の内面に沿って袋
を内装可能とするべくこれら上下の接合部間に形成され
たひだとを有している。
【0056】上記構成により、例えば、チューブ状の樹
脂フィルムにひだ(単なる折れ目のみならず、微小かつ
多数のしわをも含む)を持たせて上下に接合部を形成さ
せたので、内装袋はひだにより容器の内側になじみ、内
容物の動揺があっても破損しなくなる。また、内装袋は
容器から内装袋ごと取り出すことが可能なので、容器に
内容物が付着して汚すこともない。
【0057】更に、内容物を上側から注入し、下側に開
口させた排出口から排出する内装袋が薄膜製のため柔ら
かく、内容物を残すことなく絞り出すことができ、また
内装袋は集めてリサイクルすることができる。
【0058】請求項9記載の発明においては、内装袋は
チューブ状の樹脂フィルムとしている。
【0059】上記構成により、安価な樹脂フィルムとな
る。
【0060】ここに、チューブ状の樹脂フィルムとは、
例えば、オレフィン系樹脂をインフレーション法等で薄
肉の適宜な径のチューブ状フィルムに成形したものを指
している。
【0061】請求項10に記載の発明は、内装袋の注入
部は、袋の上部の接合部に内装袋内に連通する開口部を
設け、この開口部に別途形成した変形自在な偏平状の注
入ダクトを内装袋の内側と外側とで適宜な長さに振り分
けた状態で挿入し、更に開口部で内装袋本体の壁面と注
入ダクト外周面とを液密に接合させて形成している。更
に、注入ダクトの内装袋の外側に振り分けた外側延在部
は、その先端に押圧により変形(屈曲等)可能なフラン
ジを有する注入口栓部を設け、一方内側延在部は内装袋
内で内容物にその周囲を押圧されて密着する逆止部を設
けている。
【0062】上記構成により、注入部は変形自在となる
ので、内装袋の外側へ延在した部分は折り畳めて自立性
の容器内に収納することが容易になる。一方、内側に延
在した部分は内容物によって偏平に押圧されて密着し、
逆止弁の働きをするようになる。また、フランジも変形
可能としたので内装袋として全体を絞ることが可能とな
る。
【0063】請求項11に記載の発明は、内装袋は、そ
の注入口栓部にはハット形の内蓋を着脱可能に嵌着さ
せ、内蓋のつば部とフランジとを重ねて当接させ、それ
らを閉栓を介して挟持してシール可能としている。
【0064】上記構成により、注入口栓部に内蓋を嵌着
可能にしたので、この内蓋によりシールができる上に、
内蓋のつば部でクラウンキャップ等により挟持させ、二
重にシールをすることができる。このため、輸送時の揺
動、衝撃等への耐性も向上する。
【0065】請求項12に記載の発明は、内装袋の閉栓
は、クラウンキャップとしている。
【0066】上記構成により、注入口栓部のフランジと
内蓋のつば部との剛性にかかわらず、挟持してシールす
ることができる。
【0067】請求項13に記載の発明は、内装袋の排出
部は、下接合部のほぼ中央からU字状(あるいは、コの
字を90°右回転させた形状)に突出部を形成させ、こ
の突出部の先端に鈎状の係止片を形成させるとともに、
前記突出部の適宜な位置に突出部を引き裂くためのノッ
チ部を設けている。
【0068】上記構成により、排出部の係止片で、内装
袋は容器に係止され面着して動かなくなり破損を生じな
くなる。また、内装袋が動かなくなるので、内容物を揺
動させて混合作動をさせることが可能となる。
【0069】また、内容物の排出時には工具を使用する
ことなくノッチ部を使用者が引き裂いて排出口を形成さ
することができる。また、内容物の小分けも容易にな
る。なおこの場合、上部に空気抜き用孔となる細い中空
チューブを設けておき、片手で内装袋本体を保持し、他
方の手でこのチューブを開閉すれば、内装袋壁の硬直
度、剛性と内容物の粘度にも依るが、下方の排出袋から
の内容物の排出の制御、操作が楽になる。特に、小容器
での小分けに際しての小容器外へこぼすことも少なくな
る。
【0070】請求項14に記載の発明は、内装袋の排出
部は、突出部の先端に開口を設け、該開口から連通して
先端部に逆止部を有する適宜な長さの排出ダクトを内装
袋の内に押込むように挿入して設け、排出ダクトの適宜
な位置にひもを連結し、該ひもを介して(引っ張って)
内装袋の外側から人が排出ダクトを内装袋の外側へ引出
して本来の排出部を形成可能にしたことを特徴としてい
る。
【0071】上記構成により、内装袋の下方に入り込ん
でいた排出用のダクトが紐(含む、帯)により外側へ引
き出されることとなる。
【0072】請求項15に記載の発明は、原則として四
角形である多角形の底面板と、その各外周辺又はその近
傍に沿って設けられたヒンジと、該ヒンジにより起倒自
在に連結されたほぼヒンジ幅(周辺部の隣接の都合もあ
り、完全に一致するとは限らない)で容量、規格から定
まる適宜な高さを有する側面板と、これら側面板の相隣
接する側端部を係合させて上部(天井)のない容器本体
を形成させる係合部と、該形成された容器本体の上端部
に係合される別体で(別の工程で)分離可能な様に形成
された蓋体を有した容器としている。
【0073】上記構成により、底面板とヒンジで連結さ
れた側面板の隣接する側端部を係合させた容器本体の上
端部に、別途形成した蓋対を係合、特に嵌合させたの
で、一体の容器として保管や輸送ができるし、内装袋と
は別、そして容器本体と蓋とも別々に回収して輸送する
こともできる。
【0074】また、回収時には蓋体を外せば、容器本体
は側面板間を所定の幅にヒンジから開放させて、大きな
荷重を受けることなく、重ねることが可能となる。
【0075】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の輸送用容器において、各側面板はその隣接する側
端部間に、係合と開放が自在な開放手段を設け、該開放
手段を介して相隣接する側端部を所定の位置(間隔)ま
で離間可能にしたことを特徴としている。
【0076】上記構成により、容器としての使用後の回
収時には、側端部間が所定の位置まで開放できるため、
各容器は上方が拡がり、下方が狭まった形状となる。従
って、容器本体の側面板が広がり、他の容器本体を順次
積み重ねることができるようになる。このため、リサイ
クル等のための工場への輸送時には、丁度オフィスにお
けるプラスチック製で植木鉢に似た形状、すなわち水平
断面が円形かつ円の径は上拡がりのゴミ箱を、下方のゴ
ミ箱内に上方に位置するゴミ箱の下部を押入する様に上
部の容器の下部をその直下の容器の口部に押入して兼ね
ることが可能となる。
【0077】請求項17に記載の発明は、請求項15又
は請求項16に記載の輸送用容器において、係合部は、
相隣接する側面板の端部に埋没可能かつ伸縮自在の連結
部材と、相隣接する側端部に着脱自在に係合するフック
を有していることを特徴としている。
【0078】上記構成により、相隣接する側面板の端部
に連結部材とフックを形成させたので、容器本体の側面
板間を連結部材の長さだけ離間させたり、フックで隙間
なく固着させて容器本体を形成させることができる。
【0079】従って、輸送時には容器として使用でき、
保管や回収時には重ねられるので嵩張りが小さくなっ
て、保管や回収のコストの低減が図れる。
【0080】請求項18に記載の発明は、蓋体は外周縁
の内側に沿って周回して形成され、容器本体の側面板上
端部が嵌合可能な溝部を有し、更に蓋体の外周縁近傍に
蓋体と側面板との係合若しくは他の蓋体との係合を可能
とするヒンジ付きの複数のラッチを設けている。
【0081】上記構成により、蓋体に設けたラッチが、
蓋体と容器本体とを一体にするけでなく、回収時には、
複数の蓋同士を一体にして輸送できるようになる。
【0082】従って、蓋体と容器本体とは、また蓋体同
士は、外れることの無い組み付けができて、安全であ
る。
【0083】請求項19に記載の発明は、容器本体及び
蓋体の少くも一方、好ましく両方は、その形成面を中空
二重構造としている。
【0084】上記構成により、断熱性が向上し、同じ重
量ならば耐衝撃性・耐荷重性が向上する。
【0085】請求項20に記載の発明は、容器本体、蓋
体の二重構造の形成面は、樹脂製としている。
【0086】上記構成により、樹脂ブロー成形が可能と
なり、生産性も向上する。
【0087】請求項21に記載の発明は、多角形の底面
板の各周辺若しくはその近傍に沿ってヒンジを設け、該
ヒンジにより起倒自在に連結されたほぼヒンジ幅で適宜
な高さを有する側面板を設け、該側面板の隣接する側端
部を係合させて形成された容器本体と、該容器本体の内
周面に面接して内在する袋を有している。
【0088】上記構成により、液状体の内容物でも収納
することが可能となる。
【0089】請求項22に記載の発明は、袋は薄膜状、
例えば樹脂製のフィルム状であり、かつその壁面部、例
えば底面部を容器本体の対応する面、例えば底面板に係
合させるようにしている。
【0090】上記構成により、袋はフィルム状であり、
しかも容器本体の例えば底面部に係合されているので、
内容物を取り出すときに袋が外れて絡むことがない。ま
た、フィルム状で薄いので、廃却時には密着するように
畳めて、容量を小さくすることができる。また、容器本
体内の袋内に内容物を入れた状態で全体を振り回した
り、振動を与えたりして、内容物を攪拌することも可能
となる。
【0091】請求項23記載の発明においては、多角形
の底面板と、その周辺にヒンジ(蝶番)を介して直立、
水平自在に係合された側面板とを有している(これは他
の請求項でも同様であるが、その他の構成が在る場合を
も含む。)自立性容器と、外部側容器の各側面板が直立
して箱状となった状態でその箱の四周を外部から囲んで
側面板が開くのを防止して自立させる自立用具と、自立
性容器が自立した状態でその内部に格納される液密性
(勿論、内部の液体や粉体を注入排出する場合にはこの
限りでない)袋とを有する2重容器(システム)として
いる。
【0092】上記構成により、外部側容器はその内部の
袋を保護し、併せて保管、搬送時の操作性の向上を図
る。更に、内容物を排出後は自立用具を取り外すことに
より平面状に開放されるため再使用のために内容物を充
填する工場等へ輸送する際便利になる。
【0093】請求項24に記載の発明においては、箱型
に自立した状態で開口の形成された自立性容器は、その
状態で上部に嵌合や係合により開口の形成された蓋体を
固着可能であり、液密性袋は該蓋体の開口部に固定可能
な、そして袋本体より出た注排出用の管部を有してい
る。
【0094】上記構成により、自立性容器は単に積み重
ねることができたり、その内部の袋の保護性が向上する
だけでなく、蓋体との各側面板上部との固定により、自
立性が一層確実になる。また、内装袋は自立性袋に格納
した状態で管状の注排出用部より内容物を排出すること
が可能となる。
【0095】請求項25に記載の発明においては、自立
用具は、外部側容器の各側面壁を垂直に立てた状態で、
外部容器の周囲を締め付ける、そして端部を接合された
ためその水平方向断面は底面板の各辺の形状に整合した
状態となる薄膜である。
【0096】上記構成により、この薄膜に内容物や容器
のリサイクルについてのデータ、例えば種類、製造メー
カ名、取扱方法、製造年月日等を記載することが可能と
なり、併せて自立性容器の保護をもなす。
【0097】更に、自立性容器の再利用のためにユーザ
がなすべき処理等を記載して、リサイクルの向上を図る
ことも可能となる。
【0098】請求項26に記載の発明においては、自立
用具は、針金やナイロン製の糸等としている。
【0099】上記構成により、容器の自立性は一層向上
する。
【0100】請求項27に記載の発明においては、自立
性容器は、その表面に製造履歴、製造番号等の所定のデ
ータを記録したデータ記録部分を有している。
【0101】上記構成により、容器そのものの再使用、
容器の材料の再使用に際しての参考とすることが可能と
なる。
【0102】請求項28及び請求項29に記載の発明に
おいては、内装袋は、水溶性塗料用の袋としている。
【0103】上記構成により、内装袋は外側の容器に固
定されているため、3次元の攪拌をなすことが可能とな
る。また、少くも外部側容器は何度も使用することが可
能となる。
【0104】
【発明の実施の形態】(第1の発明群)本発明群は、自
立性容器でその壁面に内容物が固化付着するため再使用
が困難なことの改善、容器の共通化のため2重容器シス
テムとしたものである。
【0105】(第1−1の実施の形態)以下、本発明群
の容器の内装袋を図7〜図10に基づいて説明する。
【0106】図7は、内装袋用の容器の斜視図である。
【0107】本図において、120は内装袋用の容器で
あり、131は容器本体141を覆うように嵌合させる
蓋であり、この蓋131から容器本体141側に延在さ
せた複数の嵌合部129により、一体に係合させてい
る。そして、蓋131には、四隅の適宜な少なくとも1
か所の位置に突出するように設けた口部122に、注出
入キャップ128を嵌合させるようにしている。
【0108】図8は、図7のP部を詳しく示した図であ
り、本図の(a)は蓋の開口部の斜視図であり、(b)
は容器の内装袋の蓋部近辺の図である。
【0109】本図の(a)において、蓋131に外面
(上部)側から円形の窪み133を設け、この窪み13
3の底面に蓋板を貫通する開口部134を設け、この開
口部134の貫通面から所定の形状に切り取るように複
数(本実施の形態では2つ)の半径方向の切欠部134
aを設けている。そして、この切欠部134aの間の外
側底面に断面半月状の突起用凹み134bを設けて、口
部の固定部132を形成させている。
【0110】本図の(b)において、121は容器の内
装袋であり、口部122と内装袋本体121aとよりな
り、口部122は樹脂の成形体であり、注出入管部12
3を接合面部126とが一体に形成されている。
【0111】注出入管部123は、先端の外部形状を注
出入キャップ128と嵌合する断面半月状のリング面と
し、その下部に周回する凹形溝を設けて注出入キャップ
の係止部124を形成させている。さらに、その下側に
固定リング27を嵌合して設け、この固定リング127
は外面に複数(本実施の形態では2つ)の突出片127
bを、蓋131の開口部134に設けた切欠部134a
と対応する位置に、突出させて設けている。また、この
突出片127bの下面には断面半月状の突起127cを
形成させている。
【0112】接合面部126は、注出入管部123に直
交する楕円形状とし、平面部も側面部も接合できる接合
面としている。なお、この側面部には、シール溝126
cを設けてもよい。
【0113】2点鎖線で示す121aは、樹脂フィルム
製の内装袋本体であり、一部を残して周縁を接合し袋状
とした内装袋本体21aの未接合面を、口部122の楕
円形状の接合面部126に合わせ、その上から加熱や超
音波等を使用する接合機を用いて、接合面を一体に接合
した状態を示している。なお、シール溝126cでは、
内装袋本体口部122の接合面部126を楕円形状とし
ていることで、接合手段が滑らかに作動し接合面も滑ら
かになって、接合面の強度・シール性の向上が図れる。
【0114】図9は、口部の構成を分解して示した説明
図である。
【0115】本図において、口部122は、管状の注出
入管部123の外面に、管軸方向の切断面が凹凸状の嵌
合溝127aを周回させてリングの嵌合部125を形成
し、この注入管部123に直交する楕円形状の接合面部
126を一体に樹脂成形するようにしている。
【0116】そして、このリングの勘合部125の上
に、蓋131に設けた開口部134に挿入し蓋131と
固定される固定リング127を押入し嵌合させて、口部
122を構成させている。なお、この固定リング127
の内面には、断面凹凸状の嵌合溝127aを設け、外面
には突出片127bを突出させて形成させている。
【0117】ここで、口部122に使用される樹脂材料
としては、オレフィン系樹脂、ABS樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリアセタール樹脂等の熱可塑性樹脂を用いてい
る。
【0118】次に、作用について図10を参照しつつ説
明する。本図は、内装袋を内装袋用容器に装着した状態
の断面を示す図である。
【0119】図中、突出片127bを有する固定リング
127を注出入管部123に嵌合した口部122の接着
面部126に、内装袋本体121aが接合された容器の
内装袋121は、蓋131の所定の位置に設けた口部の
固定部132の開口部134に挿入され回動される。そ
れで、開口部134の切欠部134aを通過した突出片
127bは、窪み133の底面上を摺動し、突出片12
7bの下面に付けた突起127cが、突起用凹み134
bに嵌入して固定させる。
【0120】このように、蓋131に内装袋121が固
定された状態で、内装袋121を容器本体141の内面
に接するように装着し、蓋131を容器本体141の上
端部に嵌着させて被せ、蓋131の周縁部に複数設けた
嵌合部129であるヒンジ129b付きフック129a
を、容器本体141の凹部141aに係合させる。
【0121】そして、注出入管部123の注出入管部の
先端の係止部124には、注出入キャップ128を嵌着
させて閉栓するようにして、内装袋用容器120を完成
させている。
【0122】したがって、この容器の内装袋121が、
内装用容器120に装着された状態において、外側から
押圧して注出入キャップ128が外されると、樹脂成形
された注出入管部123は開口形状が保たれているの
で、容易に内容物の注出入が行える。
【0123】このときの樹脂フィルムの内装袋本体12
1aは、注入された内容物で容器本体141の内面に接
するように押し広げられる。そして、内容物の荷重は、
内装袋用容器120が受けるので、内装袋121は薄く
柔らかであり自由に変形しながら容器120の形状に沿
ったものとなる。また、このフィルムの内装袋本体12
1aにより、内容物は容器120と直接触れることはな
い。
【0124】なお、内装袋用容器120は、ラミネート
等でも良いが、本実施の形状ではポリオレフィン樹脂等
のブロー成形品や、ポリオレフィン樹脂、ABS樹脂等
の射出成形品を用いている。
【0125】(第2の発明群)本発明群は、内装袋に関
する。
【0126】(第2−1の実施の形態)以下、本発明群
の容器の内装袋の実施の形態を図を参照しつつ説明す
る。
【0127】図11において、220は容器の内装袋、
221はチューブ状の樹脂フィルムである。この樹脂フ
ィルム221の適当な上下の位置に、開口部222bを
残して上側に接合させた上接合面222aの開口部22
2bに、変形自在な注入部223を接合させた上接合部
222と、下側を接合させ下接合面226aを設けて下
接合部226とを形成させている。なお、チューブ状の
樹脂フィルム221の両側にひだ221aを形成させ
て、容器(図示せず)の断面方向の内側に内接可能な、
内装袋220形状としたものである。
【0128】図12において、チューブ状の樹脂フィル
ム221には上下方向に走る左右から押し込んだ様な形
状のひだ221aを形成させ、この状態で、チューブ状
の樹脂フィルム221の適宜な位置を、両側から熱や超
音波等を使用する溶着機(図示せず)で挟むように押圧
しながら融着させて、上下接合部222、226を形成
させるようにしたものである。この接合部222、22
6の融着での接合が終わると、上下端材222A、22
6Aは切り落とされて、内装袋220が形成されること
となる。
【0129】図13において、内装袋の本体とは別体に
形成されたフランジ225aと筒部225bとを有する
注入口栓部225は、この注入口栓部225の筒部22
5bを注入ダクト224の端部に嵌着させて一体にして
いる。そして、この偏平状の注入袋224を接合面22
2aに設けている開口部222bに挿入し、内装袋22
0の内側・外側方向の適当な長さの、内側延在部224
bと外側延在部224aとに振り分けて接合させ注入部
223を形成させている。
【0130】従って、注入栓部225から図14に示す
様に内容物231を注入すると、偏平な注入ダクト22
4を押し広げて外側延在部224aから内側延在部22
4bを通過して内装袋220内に注入し収納される。こ
の収納された内容物231は、内側延在部224bを周
りから押し潰すように押圧がかかるので密着され、内容
物の逆流ができなくなって逆止弁224cの働きをする
こととなる。
【0131】また、222cは取っ手であり、上部の接
合面222aに設けることによって、内装袋220の吊
り上げを行うのに便利である。
【0132】図15において、229は閉栓であり、2
29aは凸面部であり、229bはグリップである。そ
して、この凸面部229aを押し込むことにより、グリ
ップ229bは広がり、凸状に戻すことによって、グリ
ップ229bが挟持するようになる。
【0133】228は内蓋であり、228aはつば部で
あり、228bは内蓋228の取り出しに便利な様に内
側につまみ228cを設けた底面、228bはつば部2
28aと底面228bの間をつなぐ周回するシール面2
28dで、全体はハット状に形成されている。
【0134】従って、注入口栓部225の筒部225b
に内蓋228を嵌入させると、シール面228dが密着
されてシールされると同時に、フランジ225aとつば
部228aとが当接し、この当接した上をクラウンキャ
ップ229のグリップ229bで、挟持させて閉栓させ
ることができる。
【0135】図16において、226は下接合部であ
り、226aは下接合面で、この下接合面226aのほ
ぼ中央にほぼU字状(あるいはコの字を90°回転させ
た様に)に排出部227が凸状になるように、この接合
面226aを形成させている。
【0136】そして、凸状の排出部227の先端部から
係止片227bを鈎状に突出させ、容器の底面に設けた
係止孔(図示せず)に、係止片227dを鈎かけできる
構成としている。
【0137】また、下接合面226aの適宜な位置にノ
ッチ部227aを設けている。
【0138】したがって、このノッチ部227aに使用
者が引き裂き力を加えることにより、この部分を引き裂
いて開口させ、排出部227を形成させることが可能と
なる。
【0139】(第2−2の実施の形態)図17の
(a)、(b)において、下接合部226は排出部22
7Aを下接合面のほぼ中央からU字状に突出部の先端に
開口を設け、この開口から連通させて偏平状の排出ダク
ト227dを、内装袋220の内側に折返し押込むよう
に挿入して設けたものである。
【0140】本図の(a)に示すように、この排出ダク
ト227は、変形自在な偏平状で先端部は押圧を受ける
と密着し逆止弁227eとなり、排出ダクト227を押
し込んだ際このダクト227の内側になる適宜な位置
(逆止部を越えない位置)にひも227fを連結させて
いる。
【0141】従って、内容物231が内装袋20の内側
に位置しているときには、逆止部227eが作用して排
出されることはない。そして、本図の(b)に示すよう
に、排出するときには、ひも227fを引くことによっ
て、排出ダクト227dは内装袋220から引き出され
て、内容物231は偏平状の排出ダクト227dを押し
開きながら、排出されることとなる。
【0142】次に、作用について図14及び図18によ
り説明する。
【0143】図14において、内容物231が注入され
小分け容器241の所まで運ばれた内装袋220は、取
っ手222cを持って注入口栓部225の閉栓229と
内蓋228を外し、図16に示すノッチ部227aから
引き裂き、排出部227を形成させて小分け容器241
に所要量の内容物231を排出させ、使用に供するよう
にする。
【0144】図18において、排出が終了した内装袋2
20は、内容物231の付着した残量を手絞りや機械式
の絞り機245で絞り出し、折り畳むように小さくまと
めてゴミ袋246等に集め、それらをゴミ回収機247
で回集するようにして、リサイクル可能にしたものであ
る。
【0145】(第3の発明群)本発明群は、2重容器シ
ステムの外側の自立性容器に関する。本発明群の輸送用
容器をその実施の形態に基づいて説明する。
【0146】(第3−1の実施の形態)図19におい
て、320は輸送用容器である。この輸送用容器320
は内容物を収納する容器本体321と、この容器本体3
21の上端部322に溝部333を嵌着させて蓋をする
蓋体331とよりなる。そして、この蓋体331に設け
たラッチ335を介して容器本体321の係合凹み32
4Aに係合させて一体になる構成としている。
【0147】また、本図の右下の断面図(a)に示すよ
うに、各側面板324は多角形の底面板323の外周辺
323aから、同じく右下の、断面図(b)に示すよう
に外周辺323aよりやや高くお盆の形状に周縁を立ち
上げたその位置に、周回するヒンジ323bを起倒自在
に形成させている。
【0148】なお、容器本体321内に袋341を内在
させる場合において、底面板323のほぼ中央に開孔
し、袋341の底面部342に係合片343を鈎掛けし
て、底面板323の閉孔から頭部形状が開閉する係合片
323を押し出し、袋341を底面板323に係合させ
る様にしている。
【0149】そしてこれにより、内容物の排出の際に袋
341が変な形状となり支障が生じたりするのを防止す
るだけでなく、袋341内に液体を入れた状態で運送用
の容器ごと3次元的に攪拌し、内容液を混合することが
可能となっている。
【0150】図20の(a)において、蓋体331は、
上面331aから一段低く、起倒可能に両端部を回着さ
せた取っ手332を倒して突出しないように、低面33
1bを設けている。また、上面331aの外周面332
には、この外周面332のほぼ中央弍、外周面332か
ら凹ませて複数の係合凹み336を設け、この係合凹み
336の下側の外周片332aにヒンジ334でつなが
るラッチ335を形成させている。
【0151】そして、蓋体331を他の蓋体331の上
に重ね、このラッチ335を係合凹み336に押し込む
と嵌入して組み付けられて、所定数の蓋体331が一体
に組み付けられ、容易に持ち運びができるようになる。
【0152】また、図20の(b)に示すように、外周
縁332aに沿って内側に周回する溝部333を設け、
容器本体321の上端部322が嵌合可能な形状にして
いる。
【0153】なお、蓋体331は、二重構造としている
ので、溝部333で弾力を持って上端部322と当接が
できて、偏荷重を吸収させることが可能となる。
【0154】図21において、容器本体321の各側面
板324の隣接する側端部325に、B部に示す開放手
段326と、C部に示す係合部329とを設けた構成と
している。
【0155】図22においては、開放手段326の構成
を示しており、327は連結部材であり、この連結部材
327は、対象形で二本の断面H状の嵌着部327aを
設け、この適宜な長さの嵌着部327aのほぼ中央に、
所定の長さの伸縮部327cで連結させている。そし
て、この伸縮部327cは、両端と中央に曲げ部327
dを設けて平板状に形成させている。
【0156】また、側面板324の側端部325には、
側端部325の両面側から一段肉厚を薄くした嵌着面3
25Aを形成させ、そして、この嵌着面325Aの奥側
には、さらに一段溝状に深くして、弾力性を有する樹脂
で形成された嵌着部327aの先端に設けた爪327e
が、食い込むように溝325aを形成させている。
【0157】また、連結部材327の伸縮部327cを
取付けた対向する面は、曲げ部327dを介して折り畳
まれたときに、伸縮部327cが埋没できるように、溝
状の埋没部327bを形成させている。したがって、隣
接する側端部325が係合されると、伸縮部327は埋
没して邪魔することなく、側端部325の先端が面一に
当接することになる。
【0158】図23においては、係合部329を示して
おり、329は係合部で、329aは隣接する側面板3
24の側端部325が、係合するフック329aの形状
を示している。
【0159】すなわち、一方の側端部325に凸状のフ
ックを設け、他方の側端部325には凹状のフックを設
け、お互いに係合する形状としている。
【0160】図24においては、係合部329を断面図
で示しており、この係合部329は対応するフック32
9aを形成させており、このフック329aの一方の断
面は、側面部325の先端を中実としてほぼ直角に曲げ
て突出させた形状とし、他方のフック329aの断面形
状は、一方のフック329aを包み込むように凹んだ先
端形状としている。
【0161】したがって、一方のフック329aを斜線
の矢印のように(容器本体321(図21参照)の内側
に向けて)押すことによって、他方のフック329aと
係合する(PUSH:LOCK)。また、他方のフック
329aを白矢印のように押すことによって、一方のフ
ック329aとの係合を外すことができる(PUSH:
OPEN)。
【0162】次に、作用について図25及び図26によ
り説明する。
【0163】図25において、蓋体331の積み重ね
は、各蓋体331に設けたラッチ335を下側の蓋体3
31の係合凹み336に嵌入させて行くことで、所定数
の蓋体331を一体に係合させることができる。そし
て、取っ手337を起こせば、一体に係合された蓋体3
31は、容易に持ち運んだり輸送したりすることも、崩
れることなく重ね保管をすることも可能となる。
【0164】図26において、容器本体321の積み重
ねは、側面板324の隣接する側端部325の係合部3
29のフック329aを、容器本体321の内側に向け
て押し、フック329aの係合を外すと(図23、24
参照)、連結部材327の伸縮部327cに設けた各曲
げ部327dから伸長して、隣接する側端部325が離
間する。したがって、広がった容器本体321の上に、
他の容器本体321を次々に積み重ねることで、ヒンジ
323bに大きい負担を懸けることなく、輸送も保管も
少ない面積で行うことができる。
【0165】(第3−2の実施の形態)図27は、容器
本体の側面板の開放手段を示す変形例である。
【0166】すなわち、この開放手段326Aは、隣接
するそれぞれの側面板324の側端部325Bの一部
に、押圧をかけて薄肉の中実面を形成させ、この面に通
し孔328aを設け、連結部材327Cであるワイヤ3
28で、両通し孔328a間を連結させたものである。
また、328bは、側端部325の先端面から溝状に窪
ませたワイヤ328の埋没部である。
【0167】したがって、隣接する側端部325が係合
して容器本体321を形成するときには、所定の長さの
ワイヤ328は埋没部328bに埋没して、側端部32
5の面のみが当接して組み付けられる。また、開放させ
るときには、係合部329のフック329aを外せば、
連結部材327Cであるワイヤ328は所定の位置まで
延びて、隣接する側面板324間は広がり、他の容器本
体321を積み重ねて行くことができるようになる。
【0168】その他の構成及び作用については、第3−
1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略す
る。
【0169】(第4の発明群)本発明群は、2重容器シ
ステムの外部側、独立容器の形成に、その外部に巻付け
等した薄膜や針金等を使用するものである。
【0170】(第4−1の実施の形態)本実施の形態
は、底面板を中心にして、各壁面板をほぼ平面状に開放
することが可能な外側容器を底面板部のヒンジを折り曲
げて天井部の開いた箱型にし、その下で、外装様シール
を四周に巻き付けて自立性を与えたものである。本実施
の形態の外部側容器を図28の(a)、(b)、
(c)、(d)、(e)に示す。これらの図において、
423は底面板であり、424は側面板であり、431
は蓋体である。440は、フィルム状のシートである。
そして、(a)は正方形の底面板を中心に各側面板を平
面状に広げた状態である。(b)は、図示しないヒンジ
部より折り曲げて、天井部分のない箱体型とした状態を
上部より見た図であり、(c)は、側面より見た図であ
る。(d)は(b)のA部の拡大図であり、各側面板の
端部が相互に押圧して余計に内部側へ折り曲がらない様
になっている様子を示す。(f)は、箱型にした状態で
側面板の四周に薄いフィルム状のシート440を巻き付
け、更に天井に蓋体をかぶせた様子を示す。(f)に示
す様に、蓋体はその四周が下方に折り曲がっており、こ
の折り曲がりにより形成された正方形の凹み内に外部容
器本体の上端面が丁度はまり込む。そして、フィルム状
のシートのみならず、これによっても外方へ側面板が開
こうとするのが防止される。
【0171】次に、フィルム状のシートであるが、これ
は内部の袋状の容器内に在る物やそのメーカについての
表示等が印刷等されている。
【0172】本実施の形態では、外部側容器の回収は
(d)に示す状態で積み重ねて輸送されることとなる。
なお勿論、容器の製造メーカから内容物のメーカへの搬
送時もこの状態でなされる。
【0173】また、外部側容器の箱型、そして自立性の
維持をなすフィルム状の外部シートは廃却されるが、量
的に知れているためさして問題とならないのは藻論であ
る。
【0174】また、本実施の形態においても、外部側容
器の側面板や底面板に細孔を設けておき、この細孔を利
用して内部側容器たる袋を外部側容器に固定する様にし
ていても良いのは勿論である。
【0175】(第4−2の実施の形態)本実施の形態
は、先の実施の形態のフィルム状シートに換えて、針金
を巻き付けるものである。
【0176】図28の(f)に、この様子を示す。本図
の441は針金である。この場合、先の実施の形態より
も容器の自立性がより向上する。またこのため、天井部
の蓋体432もその下面の凸部が箱の天井端に入り込む
様にしていても良い。
【0177】なお、外部側容器の再利用、そして回収の
ための搬送に際しては、この針金をペンチで切断して
(a)に示すように平面状にして積み重ねてなすことと
なる。なおまた針金は使い捨てであるが、量的にも価格
的にも問題がないのは勿論である。
【0178】(第5の発明群)本発明群は、外部側容器
に製造や再使用等についての履歴等を記録可能としたも
のである。
【0179】樹脂性の外部側容器は、何度か使用すれば
当然に痛んでくる。また、あまり長く使用すれは材料の
疲労等も生じうる。このため、ある回数若しくは期間使
用すれば廃棄されることとなる。
【0180】また、化学薬品、塗料等に使用していた外
部側容器は、いくら綺麗だからと言って食品に使用する
のは好ましくない。更に、材料そのものの再利用、再々
利用等のため、何度も溶融混練そして射出形成がなされ
れば、劣化が生じる。そこで、底面板や側面板更には蓋
体の所定カ所に製造時の材料の各種機械的性質、製造年
月日、ロット番号、製品番号等を消えないようにバーコ
ード形式で押印記録しておき、更に内側の容器に内容物
を充填する毎にその種類や年月日等を併せて保存する様
にしたものである。
【0181】図29に本実施の形態の外部側容器の要部
とこの要部を利用しての効率的な再使用、リサイクルの
手順を示す。本図の(a)は、外部側容器の製造メーカ
にて外部側容器の側面板524上部に、バーコード形式
で各種のデータ525が記録されている様子を示す。
(b)は、このバーコードと対応しての外部側容器の使
用に関する各種のデータが別途ディスク(図示せず)等
に記録されて行く様子を示すものである。以下、この内
容を順に示す。
【0182】(a1) 外部側容器の製造メーカにて、
原料やその機械的性質、製造年月日、ロットや製品番号
が刻印される。
【0183】(a2) 塗料メーカ、食品メーカ等への
外部側容器の売却、貸与の際、売却先等が外部側容器の
製造メーカにて上記構成により、バーコードのデータと
対応して記録される。
【0184】(a3) 内容物の充填時に、内容物のメ
ーカーにて内容物の種類や検査結果や充填日等の所要の
データがバーコードと併せて記録される。
【0185】(a4) 内容物の販売時に、内容物のメ
ーカにて必要なデータがバーコードと併せて記録され
る。
【0186】(a5) 外部容器の回収時や最終的に不
使用となった内容物の回収時に、内容物のメーカにて必
要なデータがバーコードと併せて記録される。
【0187】(a6) 内容物のメーカにて、記録され
たデータを照合して、容器の再利用についての判断がな
される。
【0188】(a7) 再使用しないこととされた外部
側容器は、その製造メーカに返却され、次に、ほぼ似た
手順となるため、わざわざは図示しないが、外部側容器
のメーカにおいても、返却された容器のバーコードを照
合して、そのリサイクルについての最適な判断がなされ
ることとなる。例えば、原料は再度、溶融、混練、射出
成形して外部側容器とする、他の用途に使用する、完全
に廃棄する等の判断がなされる。
【0189】以上、本発明をその幾つかの実施の形態に
基づいて説明してきたが、本発明は何もこれらに限定さ
れないのは勿論である。すなわち、例えば以下の様にし
ても良い。 (1)内部側容器としての内装袋は、樹脂フィルムでな
くアルミラミネートとしている。 (2)更に、図30の(b)に示す様に、内容物側をア
ルミとするだけでなく、樹脂による接合部を別途耐油性
塗料で被膜する、あるいは樹脂による膜面に平行方向の
接合部を長くしてシンナー含有物等の油性液を充填可能
としている。図30の(a)にこれを示す。(a)にお
いて、501は、アルミ層、502は、樹脂層(膜)で
あり、接合部の長さlを長くしている。図30(b)で
は503が耐シンナー性の塗料である。 (3)底面板を側面板とを結び付けるヒンジは、金属製
の蝶番やナイロン等の柔軟で強靱な樹脂製布としてい
る。図30の(c)は、金属製の蝶番525を底面板5
23と側面板524に鋲526で固定した場合であり、
(d)は、樹脂膜527を溶融、接着させた場合であ
る。 (4)第4の発明群の第2の実施の形態における容器の
自立性を保持する針金に換えて非伸縮性樹脂の紐や締め
ることとなるゴム紐を使用している。 (5)自立容器やその外装用シートに、回収、再使用、
リサイクルについての注意書きを記載し、ユーザの協力
を喚起し、併せてそのための処理の便宜を図っている。 (6)第4の発明群で、将来の技術の発達の下、自立性
容器等にレーザや電磁気を使用した記憶媒体、素子、手
段を埋め込んでおき、よりリサイクル等の実効化を図
る。 (7)内容物が水性の塗料の場合、内装袋に該塗料につ
いての情報を記載可能とし、これにより内装袋のリサイ
クルの一層の向上を図る。 (8)内装袋の外部容器への形状上の適合性を増す(ぴ
ったりと付く様にする)ため、内装袋の外径寸法は外部
容器の寸法より多少大き目としている。 (9)リサイクルのため容器に記録するのは製造番号の
みとし、その他のデータは容器メーカにて別途対応して
記録している。 (10)内装袋は、多少寸法が大きく、かつ多数のしわ
や折れ目があり、これにより外部容器にぴったり着く様
にしている。 (11)内装袋外表面と外部側容器内表面に接着剤の膜
があり、これが両容器を付着させている。なおこの接着
剤は、容器が樹脂なこともあり容易にはがすことが可能
なのは勿論である。
【0190】
【発明の効果】以上の説明でわかるように、本発明によ
れば、内容物の注入、排出が容易、簡単となり、また利
用率も向上する。
【0191】また、内装袋、外部側容器ともども種々の
面から再使用、リサイクル性が向上する。当然、容器の
廃棄量そのものも少なくなる。
【0192】また、容器の汎用性、共通性も向上する。
更に、廃棄に際しての公害の発生、作業員の不測の障害
等も防止するのが容易となる。
【0193】また、内装袋と容器を相互に固定すると、
2重容器に格納された内容物を攪拌することが可能とな
り、ひいては塗料等への使用等応用範囲も拡がる。
【0194】当然、安価な容器、袋となる。
【0195】使用寿命の把握が困難な樹脂について、そ
のデータが得られる。そして、この面からもコストダウ
ンにつながる。
【0196】バーコードにより、通信ネットワークと連
携しての配送、在庫等の管理もなしうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は従来技術の金属製容器の斜視図であ
り、(b)は(a)のQ部の断面図である。
【図2】 従来技術の内側と外側の容器からなる複合容
器を示した図であり、本図の(a)は全体の断面を、
(b)はその要部の拡大断面を示す。
【図3】 従来技術のコンテナの斜視図である。
【図4】 上記コンテナの折り畳み状態を示す図であ
る。
【図5】 図3のD部の拡大図である。
【図6】 図3のD部の開放状態を示す図である。
【図7】 第1の発明群の第1−1の実施の形態に係る
内装袋用容器の外観の斜視図である。
【図8】 図7のP部を示す図であり、(a)は蓋の開
口部を示す部分斜視図であり、(b)は容器の内装袋を
示す部分説明図である。
【図9】 上記実施の形態の口部の構成を示す図であ
る。
【図10】 上記実施の形態の内装袋を容器に装着した
状態を示す図である。
【図11】 第2の発明群の第2−1の実施の形態の容
器としての内装袋の斜視図である。
【図12】 上記実施の形態のチューブ状の樹脂フィル
ムを示す図である。
【図13】 上記実施の形態の内装袋の上接合部を示す
図である。
【図14】 上記実施の形態の内容物の排出状態を示す
斜視図である。
【図15】 上記実施の形態の注入部を拡大して示す図
である。
【図16】 上記実施の形態の内装袋の下接合部を示す
図である。
【図17】 第2−2の実施の形態の要部を示す図であ
り、(a)は下接合部への排出ダクトの装着状態を示
し、(b)は下接合部からの排出ダクトの引出状態を示
す。
【図18】 上記実施の形態の内装袋のリサイクル化の
作業工程を示す図である。
【図19】 第3の発明群の第3−1の実施の形態の輸
送用容器の斜視図である。
【図20】 上記実施の形態の蓋体の斜視図であり、
(a)は蓋体の斜視図であり、(b)は(a)の要部の
断面図である。
【図21】 上記実施の形態に係る容器本体の作用と構
成を示す図である。
【図22】 図21のB部の拡大図である。
【図23】 図21のC部の拡大図である。
【図24】 図23の要部の断面図である。
【図25】 図21のB部の変形例の拡大図である。
【図26】 上記実施の形態での蓋体の積み重ねの状態
を示す斜視図である。
【図27】 上記実施の形態の解放手段の変形例を示す
図である。
【図28】 第4の発明群の第4−1と第4−2の実施
の形態の外部側容器の構成図である。
【図29】 第5の発明群のハード面とソフト面の要部
を示す図である。
【図30】 その他の実施の形態の要部を示す図であ
る。
【符号の説明】
120 容器 121 内装袋 121a 内装袋本体 122 口部 128 注出入キャップ 131 蓋 134 開口部 141 容器本体 220 容器の内装袋 221 チューブ状の樹脂フィルム 221a ひだ 222 上接合部 223 注入部 224 注入ダクト 226 下接合部 227 排出部 231 内容物 320 輸送用容器 321 容器本体 322 上端部 323 底面板 323a 外周辺 323b ヒンジ 324 側面板 325 側端部 331 蓋体 423 底面板 424 側面板 431 蓋体 432 蓋体 440 フィルム状のシート 441 針金 524 側面板上部 525 バーコード形式のデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 41/62 B65D 43/02 B 43/02 47/06 J 47/06 K L 51/26 51/26 41/16 B (72)発明者 島田 季知 兵庫県加東郡滝野町河高字黒石355−20 積水成型工業株式会社滝野工場内 (72)発明者 永座 明 大阪府大阪市北区堂島浜2丁目1番9号 積水成型工業株式会社内 (72)発明者 長山 満 大阪府大阪市北区堂島浜2丁目1番9号 積水成型工業株式会社内 (72)発明者 橘 佳樹 大阪府大阪市北区大淀北2丁目1番2号 日本ペイント株式会社本社内 (72)発明者 門脇 幸治 大阪府大阪市北区大淀北2丁目1番2号 日本ペイント株式会社本社内 (72)発明者 大岩 正則 大阪府寝屋川市池田中町19−17 日本ペイ ント株式会社寝屋川事業所内 Fターム(参考) 3E062 AA20 AB20 AC02 DA02 DA08 HA01 HB02 HB07 HC06 HD02 JA07 JB13 JC02 JC09 JD03 3E064 AA13 BA17 BA21 BB03 BC05 BC18 EA01 EA21 EA30 FA04 HA10 HJ02 HM01 HM02 HN06 HN65 HP01 HR06 HS10 3E067 AA03 AA04 AB01 AB96 BA04C BA05C BA12B BB14B BC07B BC07C EA32 EB17 EE59 FA04 FB16 FC01 3E084 AA03 AA05 AA12 AB01 AB07 BA03 CA01 CA03 CC01 CC03 FA09 FC02 GA08 GB11 KB01 LA02 LA14 LB01 LB07 LC02 LC04 LD01

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋付き容器の本体内に装着し、内容物が
    容器本体に触れることなく注出入可能とした2重容器シ
    ステムの内装袋であって、 上下の周縁等を接合して袋状とした薄膜製の内装袋本体
    の未接合面と、別途成形した注出入管部と該注出入管部
    と一体の接合面部とよりなる口部の接合面部とを接合し
    て一体としたことを特徴とする2重容器システムの内装
    袋。
  2. 【請求項2】 前記内装袋は、 樹脂フィルム製であることを特徴とする請求項1に記載
    の2重容器システムの内装袋。
  3. 【請求項3】 前記口部の注出入管部は、 その先端側には溝を周回させて注出入キャップ係止部を
    形成し、その下側には固定リングの嵌合可能な注出入管
    本体部を形成してなり、 該注出入管本体部に平面形が楕円形状の接合面部を管軸
    方向に直交して一体に形成させていることを特徴とする
    請求項1若しくは請求項2に記載の2重容器システムの
    内装袋。
  4. 【請求項4】 前記固定リングは、 内面に断面が凹凸状の注出入管部との嵌合用溝を設け、
    外面には上記蓋との固定のための複数の突出片を設け、
    かつこの突出片の下面に突起を設けたことを特徴とする
    請求項3に記載の2重容器システムの内装袋。
  5. 【請求項5】 前記口部の接合面部は、 楕円形状の外側周面に沿って凹条のシール溝を設けてい
    ることを特徴とする請求項3に記載の2重容器システム
    の内装袋。
  6. 【請求項6】 内容物を充たした内装袋を内部に装着
    し、内装袋の内容物の注出入用孔部を固定して設けた蓋
    を有する2重容器システムにおける外部容器であって、 上記蓋は、 その面に蓋板を貫通する開口部を設けた窪みを設け、更
    に該窪みの開口部の側面に上記固定する内容物の注入用
    孔部に整合しての複数の半径方向切欠と、これらの切欠
    の間に開口部側面から半径方向に走る複数の下方への凹
    みとを設けたことを特徴とする2重容器システムにおけ
    る外部容器。
  7. 【請求項7】 上記蓋の周縁部に複数のヒンジを設け、
    このヒンジから容器本体側にフックを延在させ、このフ
    ックを上記外部容器本体に設けた凹部に係合させて蓋を
    着脱可能に係合させるとともに、 更に、蓋の開口部から上記内装袋の注出入用孔部を突出
    させて回動させることにより蓋に固定可能とし、この下
    でこの注出入用孔部に注出入キャップを開閉自在に装備
    可能としていることを特徴とする請求項6に記載の2重
    容器システムにおける外部容器。
  8. 【請求項8】 容器内に格納され、内容物を容器に付着
    させることなく収納させる内装袋であって、 上側にて壁面を接合させて形成された上接合部と、 該上接合部の一部を開口し変形自在に形成された注入ダ
    クトと、 該注入ダクトの端部を閉栓可能として形成された注入部
    と、 下側にて袋壁面を接合させて形成された下接合部と、 該下接合部に形成された、人が切り開くことにより上記
    内容物を排出可能とした排出部と、 上記容器の内面に沿って袋を内装可能とするべく前記上
    下の接合部間に形成されたひだとを有していることを特
    徴とする2重容器システムの内装袋。
  9. 【請求項9】 上記内装袋は、 チューブ状の樹脂フィルム製であることを特徴とする請
    求項8記載の2重容器システムの内装袋。
  10. 【請求項10】 前記注入部は、 前記上接合部に形成された内装袋内に連通する開口部
    と、 該開口部にて内装袋の内側と外側とに適宜な長さで振り
    分けて上記内装袋内に挿入され、開口部で内装袋本体壁
    面と密封して接合された、そして内装袋本体とは別途に
    形成された変形自在な偏平状の注入ダクトとを有し、更
    に前記注入ダクトの、袋の外側に向けて振り分けた部分
    たる外側延在部は、その先端に押圧変形可能なフランジ
    を有する注入口栓部を有し、 内側延在部は、上記内装袋の内側で内容物に押圧されて
    密着する逆止部を有していることを特徴とする請求項8
    若しくは請求項9に記載の2重容器システムの内装袋。
  11. 【請求項11】 前記注入口栓部には、 ハット形の内蓋を着脱可能に嵌着させ、該内蓋のつば部
    と上記フランジとを重ねて当接させ、それらを閉栓を介
    して挟持してシール可能としたことを特徴とする請求項
    8、請求項9若しくは請求項10に記載の2重容器シス
    テムの内装袋。
  12. 【請求項12】 前記閉栓は、 クラウンキャップとしたことを特徴とする請求項11に
    記載の2重容器システムの内装袋。
  13. 【請求項13】 前記排出部は、 上記下接合部のほぼ中央から下方へU字状に突出して形
    成された突出部と、 容器に対して固定するため該突出部の先端に形成された
    鈎状の係止片と、 前記突出部の適宜な位置に形成された切断用のノッチ部
    とを有していることを特徴とする請求項8から請求項1
    2のいずれかに記載の2重容器システムの内装袋。
  14. 【請求項14】 前記排出部は、 前記突出部の先端に開口を有し、 該開口から連通する逆止部を有する適宜な長さの排出ダ
    クトを前記内装袋の内側に押込むように挿入して設け、
    前記排出ダクトの適宜な位置にひもを連結し、該ひもを
    介して内装袋の外側から人が排出ダクトを引出すことが
    可能な様に形成されていることを特徴とする請求項13
    に記載の2重容器システムの内装袋。
  15. 【請求項15】 多角形の底面板と、 該底面板の各外周辺又はその近傍に沿って設けられたヒ
    ンジと、 該各ヒンジにより起倒自在に連結されたほぼヒンジ幅で
    適宜な高さを有する側面板と、 該側面板の隣接する側端部を係合させて容器本体を形成
    させる係合部と、 該形成された容器本体の上端部に係合される別体で形成
    された蓋体とを有していることを特徴とする容器。
  16. 【請求項16】 前記係合部は、 前記側面板の相隣接する側端部間にありかつ、係合と開
    放が自在であり、更に開放時に相隣接する側面板を、そ
    の側端部が相互に所定の位置まで離間可能とさせる離間
    係合部を有していることを特徴とする請求項15に記載
    の容器。
  17. 【請求項17】 前記係合部は、 側端部に埋没可能かつ伸縮自在の連結部材と、 相隣接する側面板の側端部に着脱自在に係合するフック
    を有していることを特徴とする請求項15若しくは請求
    項16に記載の容器。
  18. 【請求項18】 前記蓋体は、 外周縁の内側に沿って周回して形成され、容器本体の側
    面板の上端部が嵌合可能な溝部を有し、更に、 外周縁近傍に、前記側面板の上端部との係合若しくは他
    の蓋体との係合を可能とするヒンジ付きの複数のラッチ
    を有していることを特徴とする請求項15から請求項1
    7のいずれかに記載の容器。
  19. 【請求項19】 前記容器本体と前記蓋体の少くも一方
    は、その形成面を中空2重構造としたことを特徴とする
    請求項15から請求項18のいずれかに記載の容器。
  20. 【請求項20】 上記中空2重構造の容器本体及び蓋体
    は、 樹脂製であることを特徴とする請求項15〜請求項19
    のいずれかに記載の容器。
  21. 【請求項21】 多角形の底面板の各周辺若しくはその
    近傍に沿ってヒンジを設け、該ヒンジにより起倒自在に
    連結されたほぼヒンジ幅で適宜な高さを有する側面板を
    設け、該側面板の隣接する側端部を係合させて形成され
    た容器本体と、 該容器本体の内周面に接して内在する内装袋とを有して
    いることを特徴とする2重容器。
  22. 【請求項22】 前記内装袋は、 薄膜状であり、かつその壁面部を前記容器本体の前記対
    応する面板に係合可能であることを特徴とする請求項2
    1に記載の2重容器。
  23. 【請求項23】 多角形の底面板と、該底面板の各辺に
    ヒンジを介して直立、水平自在に係合された側面板とを
    有している外部側の自立性容器と、 該外部側容器の各側面板が直立した状態でそれらの四周
    を囲んで該容器を自立させる自立用具と、 前記自立性容器が自立した状態で、その内部に格納され
    る液密性の内装袋とを有していることを特徴とする2重
    容器。
  24. 【請求項24】 前記自立性容器は更に、 自立した状態で開口の形成された蓋体をその上部に嵌合
    や係合により固定可能であり、 前記液密性の内容袋は更に、 上記構成により、蓋体の開口部に嵌合、締め付け等によ
    り固定可能な内容物の注排出用管部を上部に有している
    ことを特徴とする2重容器。
  25. 【請求項25】 前記自立性容器は、 上記外部側容器の各側面板を垂直に立てさせた状態で外
    部側容器の周囲を締め付ける薄膜であることを特徴とす
    る請求項23若しくは請求項24に記載の2重容器。
  26. 【請求項26】 前記自立性容器は、 上記外部側容器の各側面板を垂直に立てさせた状態で外
    部側容器の上部周囲を締め付ける針金等の細線であるこ
    とを特徴とする請求項23若しくは請求項24に記載の
    2重容器。
  27. 【請求項27】 前記自立性容器は、 表面に製造履歴、製造番号等の所定のデータを記録した
    データ記録部分を有しているものであることを特徴とす
    る請求項23から請求項26のいずれかに記載の2重容
    器。
  28. 【請求項28】 前記内装袋は、 水溶性塗料用の袋であることを特徴とする請求項14に
    記載の2重容器システムの内装袋。
  29. 【請求項29】 前記内装袋は、 水溶性塗料用の内容袋であることを特徴とする請求項2
    1から請求項27のいずれかに記載の2重容器の内装
    袋。
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KR200473995Y1 (ko) * 2013-04-15 2014-08-12 우충일 개폐 조절손잡이를 구비한 텀블러용 뚜껑
JP2020055612A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 凸版印刷株式会社 包装容器

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