JP2002145289A - 流動性物質用容器 - Google Patents

流動性物質用容器

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JP2002145289A
JP2002145289A JP2000341262A JP2000341262A JP2002145289A JP 2002145289 A JP2002145289 A JP 2002145289A JP 2000341262 A JP2000341262 A JP 2000341262A JP 2000341262 A JP2000341262 A JP 2000341262A JP 2002145289 A JP2002145289 A JP 2002145289A
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JP
Japan
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container
outer cylinder
rear end
cylinder
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JP2000341262A
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English (en)
Inventor
Toru Ichikawa
徹 市川
Yoji Tanaka
洋二 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hosokawa Yoko KK
Polymer Systems Co Ltd
Original Assignee
Hosokawa Yoko KK
Polymer Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流動性物質用容器の薄膜からなる本体がシリ
ンダの内周面とピストンの外周面との間に噛み込むのを
防止する。 【解決手段】 テーパ状をなす本体10の先端部に、本
体10よりテーパ角度が若干小さいテーパ状の外筒2の
先端部を嵌合固定する。この外筒2によって本体10を
覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コーキング剤、
シーリング剤、接着剤、マヨネーズ等の各種の流動性物
質を収容する流動性物質用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の容器は、フィルム状の
膜体によって筒状に形成され、先端側から後端側へ向か
うにしたがって僅かに小径になるテーパ状の本体と、こ
の本体の先端部と後端部とにそれぞれ設けられた硬質材
からなる蓋部及び底部とを有しており、蓋部と底部との
間の本体の内部に流動性物質が充填されている。
【0003】上記のように構成された容器から吐出ガン
を用いて流動性物質を吐出させる場合には、蓋部の開口
部にノズルを取り付けると共に、ノズルによって蓋部の
開口部を閉じているシール部材を破って開封する。その
後、容器を吐出ガンのシリンダ内に挿入し、底部をシリ
ンダに嵌合されたピストンによって蓋部側へ押して移動
させる。すると、本体がその後端部側からアコーディオ
ン状に徐々に押し潰される。その結果、本体内の流動性
物質がノズルから吐出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の容器において
は、アコーディオン状に押し潰された本体の一部、つま
り、本体を構成する膜体の一部がシリンダの内周面とピ
ストンの外周面との間に噛み込まれてしまうことがあっ
た。この噛み込み量が大きくなると、ピストンが進退不
能にになり、容器から流動性物質を吐出させることがで
きなくなるのみならず、容器をシリンダから取り外す際
に多大の手間を要するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の問題
を解決するために、フィルム状の膜体によって筒状に形
成され、先端側から後端側へ向かうにしたがって僅かに
小径となるテーパ状の本体と、この本体の先端部に設け
られた硬質材からなる蓋部と、上記本体の後端部に設け
られた硬質材からなる底部とを有する流動性物質用容器
において、上記本体の外側に、フィルム状の膜体によっ
て筒状に形成され、上記本体をそのほぼ全長にわたって
覆う外筒を設け、この外筒の少なくとも先端部を上記本
体の先端部外周に嵌合したことを特徴としている。この
場合、上記外筒が先端側から後端側へ向かうにしたがっ
て小径となるようにテーパ状に形成され、上記外筒のテ
ーパ角度が上記本体のテーパ角度に対して同等以下に設
定されていることが望ましい。また、上記外筒が熱収縮
性の樹脂で形成され、熱収縮させることにより上記本体
の外周に嵌合していることが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図1〜図3を参照して説明する。図1は、この発
明に係る流動性物質用容器Aを示すものであり、この容
器Aは、コーキング剤、シーリング剤、接着剤、マヨネ
ーズ等の各種の流動性物質を収容する容器部1と、この
容器部1の外側に設けられた外筒2とから構成されてい
る。
【0007】容器部1は、従来の流動性物質用容器と同
様に構成されており、本体10と、この本体10の先端
部及び後端部にそれぞれ設けられた蓋部20及び底部3
0とを備えている。
【0008】本体10は、薄い樹脂製の一層のフィルム
(膜体)によって構成してもよく、あるいは一層若しく
は複数層のフィルムと箔状の金属層とからなる膜体によ
って構成してもよい。いずれにしても、本体10は、膜
体によって両端が開口した断面円形の筒体として形成さ
れている。したがって、本体10は比較的大きな引っ張
り強度を有しているが、軸線方向に圧縮したときには容
易に圧縮されてアコーディオン状に潰される。本体10
は、その直径が一定であるストレートな筒体でなく、そ
の先端部から後端部へ向かうにしたがって漸次小径とな
るテーパ状に形成されている。
【0009】蓋部20は、比較的硬質の樹脂を成形して
なるものであり、外筒部21、内筒部22及び外筒部2
1と内筒部22との間に設けられた連結部23を有して
いる。外筒部21の内周面には、本体10の先端部外周
が嵌合され、接着、その他の手段によって固着されてい
る。これにより、本体10の先端部が円形に形状維持さ
れている。本体10は、外筒部21の外周面に固着して
もよい。また、蓋部20は、本体10の形状を維持する
ことができるものであれば、他のものを用いてもよい。
【0010】内筒部22の内部は、本体10内に充填さ
れた流動性物質を外部に吐出するための吐出口24にな
っている。この吐出口24の内側の端部は、フィルム等
の膜体からなるシール25によって封止されている。シ
ール25は、吐出口24にノズルNを嵌合して装着する
と、ノズルNの後端部に形成された突っ切り部Naによ
ってその一部が破られる。その結果、吐出口24の一部
が開放され、そこから流動性物質がノズルNを介して外
部に吐出される。なお、シール25を吐出口24の内周
に沿って環状に破ることなく、一部だけを破るようにし
たのは、シール25を環状に破ると、破られることによ
って形成された円形をなすシール25の一部がノズルN
に詰まるおそれがあるからである。
【0011】底部30は、比較的硬質の樹脂を成形して
なるものであり、長さの短い短円筒部31と、この短円
筒部31の後端部に設けられた底板部32とから構成さ
れている。短円筒部31の内周には、本体10の後端部
外周が接着、その他の手段によって固着されている。し
たがって、本体10の後端開口部は底部30の底板部3
2によって閉じられている。本体10は、短円筒部31
の外周に固着してもよい。
【0012】外筒2は、薄い樹脂製のフィルムを円筒状
に形成してなるものであり、蓋部20の後端面から底部
30の先端面との間の本体10の長さとほぼ同一の長さ
を有している。外筒2の先端部の内径は、本体10の先
端部(蓋部20の後端部に接する先端部)の外径とほぼ
同一になっている。したがって、外筒2は、その先端部
を本体10の先端部外周に嵌合させると、それらの間に
作用する摩擦抵抗によって本体10の先端部に固定され
る。
【0013】外筒2は、その全長にわたって一定の直径
にしてもよく、あるいは後端側へ向かうにしたがって小
径になるようにテーパ状に形成してもよい。ただし、外
筒2の直径を全長にわたって一定にすると、容器Aを後
述するシリンダCに挿入するときに、外筒2の後端部が
シリンダC(図2参照)の開口部に引っ掛かって挿入し
にくい(容器Aはその後端部からシリンダCに挿入され
る。)。そこで、外筒2についてはテーパ状に形成する
のが望ましい。その場合においても、外筒2のテーパ角
度は本体10のテーパ角度より大きくしてならない。そ
のようにすると、外筒2の後端部を本体10の後端部に
外挿することができなくなるからである。したがって、
外筒2のテーパ角度は、本体10のテーパ角度と同等以
下に設定される。より望ましくは、外筒2のテーパ角度
を本体10のテーパ角度より若干小さく設定される。
【0014】次に、吐出装置の一例としての吐出ガンを
用いて上記構成の容器Aから流動性物質を吐出させる場
合について説明する。図2に示すように、まず蓋部20
にノズルNを装着し、シール25を破る。これにより、
本体10の内部をノズルNに連通させる。次に、容器A
をその後端部からシリンダCに挿入する。その後、容器
Aが挿入されたシリンダCを吐出ガンの支持部Sに装着
する。次に、吐出ガンのロッドR及びその先端部に設け
られた押圧駒Bを前進させ、押圧駒Bによってシリンダ
Cに摺動可能に嵌合されたピストンPを前進させる。す
ると、ピストンPが容器Aの底部30を前方へ押し、容
器Aをその後端部からアコーディオン状に押し潰す。こ
れにより、本体10内に充填された流動性物質がノズル
Nから吐出される。
【0015】ピストンPが本体10をその後端部からア
コーディオン状に押し潰すと、後から押し潰された本体
10の一部が以前に押し潰された部分の外周に乗り上が
り、これがシリンダCの内周面とピストンPの外周面と
の間に噛み込むことがある。しかるに、この容器Aで
は、本体10が外筒2によって覆われているので、本体
10がシリンダCとピストンPとの間に噛み込むことが
ない。しかも、外筒2は、本体10に外挿して、その先
端部に嵌合固定するだけであるから、従来の流動性物質
用容器の本体に外筒2を嵌合するだけで、従来の流動性
物質用容器を本件発明の容器Aと同様の構成にすること
ができる。したがって、従来の容器の本体が噛み込むこ
とも容易に防止することができる。
【0016】図3は、この発明の他の実施の形態を示
す。この実施の形態の流動性物質用容器Bにおいては、
外筒2全体が蓋部20と底部30との間の本体10の外
周に嵌合している。外筒2は、熱収縮性の樹脂からなる
ものであり、収縮前の素材2′は図3において想像線で
示すように、本体10より大径に形成されている。そし
て、この素材2′を加熱して収縮させることにより、外
筒2全体を本体10の外周に嵌合させている。したがっ
て、この実施の形態の場合には、外筒2のテーパ角度が
本体10とテーパ角度と同一になっている。その他の構
成は、上記実施の形態と同様であるので、同様な部分に
は同一符号を付してその説明を省略する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、流動性物質用容器の本体がシリンダの内周面とピス
トンの外周面との間に噛み込まれるのを防止することが
でき、しかも従来の流動性物質用容器にも容易に適用す
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】同実施の形態の流動性物質用容器から流動性物
質を吐出させるときの状態を示す断面図である。
【図3】この発明の他の実施の形態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
A 流動性物質用容器 B 流動性物質用容器 1 容器部 2 外筒 10 本体 20 蓋部 30 底部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 洋二 神奈川県川崎市宮前区小台2丁目6番2号 ラポール宮前平 株式会社ポリマーシステ ムズ内 Fターム(参考) 3E065 AA02 BA12 DA11 DB05 DD08 DE20 FA11 GA02 GA03 GA04 JA23

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム状の膜体によって筒状に形成さ
    れ、先端側から後端側へ向かうにしたがって僅かに小径
    となるテーパ状の本体と、この本体の先端部に設けられ
    た硬質材からなる蓋部と、上記本体の後端部に設けられ
    た硬質材からなる底部とを有する流動性物質用容器にお
    いて、 上記本体の外側に、フィルム状の膜体によって筒状に形
    成され、上記本体をそのほぼ全長にわたって覆う外筒を
    設け、この外筒の少なくとも先端部を上記本体の先端部
    外周に嵌合したことを特徴とする流動性物質用容器。
  2. 【請求項2】 上記外筒が先端側から後端側へ向かうに
    したがって小径となるようにテーパ状に形成され、上記
    外筒のテーパ角度が上記本体のテーパ角度に対して同等
    以下に設定されていることを特徴とする請求項1に記載
    の流動性物質用容器。
  3. 【請求項3】 上記外筒が熱収縮性の樹脂で形成され、
    熱収縮させることにより上記本体の外周に嵌合している
    ことを特徴とする請求項1に記載の流動性部物質用容
    器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6781255B2 (en) 2002-08-19 2004-08-24 Kia Motors Corporation Safety system for vehicle power sliding door
CN108367308A (zh) * 2015-12-18 2018-08-03 喜利得股份公司 包括薄膜包装和压出装置的组件和薄膜包装

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JPS6299551U (ja) * 1985-12-09 1987-06-25
JP2000309355A (ja) * 1999-04-22 2000-11-07 Hosokawa Yoko Co Ltd 流動性物質用容器

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