JP2002145032A - 車両の制動装置 - Google Patents

車両の制動装置

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JP2002145032A
JP2002145032A JP2000345962A JP2000345962A JP2002145032A JP 2002145032 A JP2002145032 A JP 2002145032A JP 2000345962 A JP2000345962 A JP 2000345962A JP 2000345962 A JP2000345962 A JP 2000345962A JP 2002145032 A JP2002145032 A JP 2002145032A
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pressure
valve
brake
pressure reducing
reducing valve
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Satoru Tanaka
哲 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 早い応答と滑らかな制御が可能で、かつ信頼
性の高いアンチスキッドブレーキシステムを備えた車両
の制動装置を提供する。 【解決手段】 ブレーキペダルの操作量に応じた油圧を
出力する調圧弁を備え、調圧弁からの油圧に応じた制動
力をブレーキで発生させる車両の制動装置において、調
圧弁の油圧出力側に可変減圧弁を有し、調圧弁からの油
圧を可変減圧弁で自在減圧し、減圧された油圧に応じた
制動力をブレーキで発生させる構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の制動装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両の制動時に車速、スリップ率等に基
づいて制動力を制御することにより車輪のロックを回避
して制動性能を確保するアンチスキッドブレーキシステ
ム(以降、ABSと呼ぶ)が搭載されている車両が多
い。図7に、乗用車に搭載されているABSの一例を示
す。油圧ポンプ1の吐出油は所定の一定油圧を保持する
アキュームレータ2に蓄えられ、その一定油圧はブレー
キペダル3の操作量に応じた一次圧P1を出力する調圧
弁としてのブレーキ弁4に供給されている。ブレーキ弁
4の出力ポートE0に出力される一次圧P1は保持電磁
弁5の入力ポートE1に供給され、保持電磁弁5の出力
ポートE2は減圧電磁弁6の入力ポートE3に連通する
と共に、後述するスラックアジャスタ7のポートE5に
連通している。また、減圧電磁弁6の出力ポートE4は
タンク8に連通している。保持電磁弁5はブレーキ9の
ブレーキ圧Pbを保持し、減圧電磁弁6はブレーキ圧P
bを減圧する電磁弁である。保持電磁弁5及び減圧電磁
弁6は共に、連通、遮断のa,b位置を有する電磁弁で
あり、保持電磁弁5の電磁部19のオフ時にa位置、オ
ン時にb位置がそれぞれ作動する。また、減圧電磁弁6
の電磁部20のオフ時にb位置、オン時にa位置がそれ
ぞれ作動する。
【0003】スラックアジャスタ7は、シリンダ10、
アジャスタピストン11、チェック弁12、第1,2ば
ね13,14を有している。シリンダ10は、内部に挿
嵌されたアジャスタピストン11で2次圧室15及びブ
レーキ圧室16に区分けされ、2次圧室15に、アジャ
スタピストン11をブレーキ圧室16に押し込む方向に
付勢力が働くように第1ばね13が配設されている。ス
ラックアジャスタ7のポートE5からの油路は、2次圧
室15に連通すると共に、チェク弁12を介してブレー
キ圧室16に連通している。なお、チェック弁12は、
2次圧P2が第2ばね14の設定付勢力よりも大きいと
きに開くようになっている。また、ブレーキ圧室16に
連通するポートE6は、ブレーキ9のポートE7に連通
している。ブレーキ9は、ブレーキピストン17及び複
数のブレーキディスク18からなっていて、ブレーキ圧
Pbでブレーキピストン17をブレーキディスク18に
押圧して制動力を生み出す。
【0004】制動時にスラックアジャスタ7の二次圧室
15に一次圧P1が供給されると、一次圧P1は、チェ
ック弁12を開いてブレーキ圧室16に連通する。そし
て、一次圧P1がブレーキ圧Pbとなってブレーキピス
トン17に作用し、ブレーキピストン17がブレーキデ
ィスク18を押圧する方向に動くので、一次圧P1に応
じて制動力は大きくなる。このとき、アジャスタピスト
ン11は、第1ばね13によりポートE6側のストロー
クエンドまで移動している。制動させないときに二次圧
室15をタンク8に連通させると、ブレーキディスク1
8を冷却する冷却油の流速によりディスクブレーキ18
が互いに離れようとしてブレーキピストン17がブレー
キ圧室16方向に押し戻される。ブレーキ圧室16で
は、ブレーキピストン17が押し戻された距離に応じた
油量が増加するのでアジャスタピストン11は押し戻さ
れた位置を保持する。再度制動するときには、ブレーキ
ディスク18どおしが冷却油を介して密着した状態であ
るので、制動開始時の応答性のよい制動力が得られる。
また、ブレーキディスク18が摩耗した場合でも一定の
応答性が得られる。
【0005】以上のような構成を有するABSの作動を
説明する。タイヤがスリップしていない通常の制動時に
は、保持電磁弁5及び減圧電磁弁6の励磁部20は共に
オフであり、一次圧P1の油は保持電磁弁5のa位置を
介して2次圧室15に流入し、チェック弁12を開いて
ブレーキ圧室16に達し、一次圧P1はブレーキ圧Pb
となってブレーキピストン17に作用する。そして、ブ
レーキピストン17はブレーキディスク18を押圧して
車両を制動する。このとき、制動力が大きすぎてタイヤ
がロック寸前であることをコントローラ(図示せず)が
判断すると、コントローラは、保持電磁弁5,減圧電磁
弁6のそれぞれの励磁部19,20をオンする。する
と、大きすぎる一次圧P1は保持電磁弁5のb位置で遮
断され、二次圧P2は減圧電磁弁6のb位置を介してド
レンするので、ブレーキ圧Pbによりアジャスタピスト
ン11が二次圧室15側に押し戻され制動力が減少しタ
イヤのスリップが回避される。
【0006】スリップを回避した制動力を保持するとき
には、減圧電磁弁6の励磁部20をオフに戻す。一次圧
P1は保持電磁弁5のb位置で遮断されており、減圧電
磁弁6のb位置が作動するので、2次圧P2は保持され
る。保持された2次圧P2に対応するブレーキ圧Pbで
制動を続けるとタイヤのスリップが小さくなるので、も
っと大きな制動力を作用させて早く制動させたいときに
は、保持電磁弁5の励磁部19をオフしてa位置を作動
させる。このとき、減圧電磁弁はb位置を保持している
ので、一次圧P1は2次圧室15に連通し、アジャスタ
ピストン11は再度ブレーキ圧室16の容積を小さくす
る方向に動きブレーキ圧Pbは大きくなる。このよう
に、保持電磁弁5,減圧電磁弁6のそれぞれの励磁部1
9,20をオン又はオフさせてタイヤがロックしないよ
うに制動力を制御している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術においては、以下のような問題がある。建設機械のダ
ンプトラックのような大型車両のブレーキ9の制動能力
は乗用車に比較して大きいので、ブレーキピストン17
及びブレーキディスク18も大きくなる。従って、従来
技術のABSを大型車両に搭載しようとすると、保持電
磁弁5及び減圧電磁弁6も大型となり、両電磁弁5,6
のオンオフ切換時の作動遅れ時間が大きくなる。
【0008】図8に、従来技術のABSを大型車両に搭
載した場合の、ブレーキ圧Pbを減圧、保持、増圧の順
で制御するときのブレーキ圧Pbと保持電磁弁5及び減
圧電磁弁6のオン・オフ状態とを対比して示している。
保持電磁弁5,減圧電磁弁6がそれぞれオン,オフでブ
レーキ圧Pbが油圧Pbxに保持されている状態のとき
に、減圧電磁弁6をオンにしてブレーキ圧Pbを減圧し
ようとする。減圧電磁弁6に作動遅れ時間T1があるた
めに減圧電磁弁6のオン信号が出力されて時間T1後に
減圧電磁弁6のa位置が作動開始し、二次圧P2を保持
していた2次圧室15がポートE5,入力ポートE3,
出力ポートE4を介してタンク8に連通する。すると、
アジャスタピストン11がブレーキ圧室16の容積を大
きくする方向に動くのでブレーキ圧Pbが減少し始め
る。油圧ΔP1だけ減圧したブレーキ圧Pbを保持する
ために時間Δt1後に減圧電磁弁6をオフしても減圧電
磁弁6のb位置が作動するまでに作動遅れがあるため、
減圧電磁弁6のa位置が作動したままになっており、ス
ラックアジャスタ7のポートE5はタンク8に連通した
状態を保持する。これにより、実線で示す目標とするブ
レーキ圧Pbは得られず、点線で示すように急速に減少
してゼロ値に低下してしまう。
【0009】また、保持電磁弁5,減圧電磁弁6がそれ
ぞれオン,オフでブレーキ圧Pbが保持されている状態
のときに、保持電磁弁5をオフしてブレーキ圧Pbを増
圧しようとする。保持電磁弁5に作動遅れ時間T3があ
るために保持電磁弁5のオフ信号が出力されて時間T3
後に保持電磁弁5のa位置が作動開始し、一次圧P1の
油が入力ポートE1,出力ポートE2,ポートE5を介
して2次圧室15に流入する。すると、アジャスタピス
トン11がブレーキ圧室16の容積を小さくする方向に
動くのでブレーキ圧Pbが増加し始める。ΔP2だけ増
圧したブレーキ圧Pbを保持するためにΔt2後に保持
電磁弁5をオンしても保持電磁弁5のb位置が作動する
までに作動遅れがあるため、保持電磁弁5のa位置が作
動したままになっており、スラックアジャスタ7のポー
トE5はブレーキ弁4の出力ポートE0に連通した状態
を保持する。これにより、実線で示す目標とするブレー
キ圧Pbは得られず、点線で示すように急速に増加して
一次圧P1まで増加してしまう。
【0010】このように、保持電磁弁5及び減圧電磁弁
6に作動遅れがあり、かつ各電磁弁5,6の開口時間内
に各電磁弁5,6を通過した流量で2次圧室15の容積
を調節しブレーキ圧Pbを制御している。これにより、
作動遅れがある各電磁弁5,6を通過する流量に基づく
油量で間接的に二次圧P2を制御しているので、ブレー
キ圧Pbの一次圧P1とゼロ値圧の間の実線で示すよう
な中間値が得られず、連続的な制御が困難となるので制
動距離が長くなるという問題がある。また、ブレーキ圧
Pbの変動が大きいので、車体振動(ガクツキ)が大き
くなり乗り心地が悪いという問題もある。さらに、保持
電磁弁5及び減圧電磁弁6は、高頻度かつ高速で作動す
るために、固着する可能性が大きく、固着するとブレー
キペダル3による通常制動も不能になる虞がある。
【0011】本発明は、上記従来技術の問題点に着目
し、早い応答と滑らかな制御が可能で、かつ信頼性の高
いABSを備えた車両の制動装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、ブレーキペダルの操
作量に応じた油圧を出力する調圧弁を備え、調圧弁から
の油圧に応じた制動力をブレーキで発生させる車両の制
動装置において、調圧弁の油圧出力側に可変減圧弁を有
し、調圧弁からの油圧を可変減圧弁で自在減圧し、減圧
された油圧に応じた制動力をブレーキで発生させる構成
としている。
【0013】第1発明によれば、調圧弁の出力圧を可変
減圧弁で減圧してブレーキに供給する。これにより、ブ
レーキペダルを強く踏み込んでいても、タイヤがロック
しそうになったときには、可変減圧弁で調圧弁の出力圧
を減圧してブレーキに供給するので、タイヤがロックす
ることがなく制動距離の短い車両の制動装置が得られ
る。また、可変減圧弁で流量ではなく油圧を直接かつ連
続的に制御しているので、早い応答と滑らかな制動力の
制御が可能であり、制動時に車両振動(ガクツキ)がな
く運転操作性が優れている。
【0014】第2発明は、第1発明に基づき、可変減圧
弁は比例電磁式であると共に、この可変減圧弁に制御信
号を供給する第1コントローラを有する構成としてい
る。
【0015】第2発明によれば、可変減圧弁は、第1コ
ントローラによる判断で自動的に制御されるので、制動
力を素早く変更でき早い応答と滑らかな制動力の制御が
可能となる。
【0016】第3発明は、第2発明に基づき、第1コン
トローラは、車両のタイヤのスリップ率等に応じて設定
したロック度に基づいた制御信号を可変減圧弁に供給
し、タイヤがロックしないように制動力を制御する構成
としている。
【0017】第3発明によれば、第1コントローラは、
常にタイヤのロック度に基づいた制御信号を可変減圧弁
に供給する。これにより、タイヤがスリップ寸前になる
と、可変減圧弁の出力圧を小さくするような制御信号を
素早く可変減圧弁に供給するので、タイヤがスリップす
ることなく制動でき制動距離の短い制動装置が得られ
る。
【0018】第4発明は、第1,2又は3発明に基づ
き、調圧弁からブレーキまでの間に可変減圧弁を迂回す
るバイパス油路を設けると共に、この油路中に開で弁の
入出力を連通する開閉弁を有する構成としている。
【0019】第4発明によれば、可変減圧弁で減圧した
油圧をブレーキに供給する回路に迂回させて、調圧弁か
ら開閉弁を介してブレーキに連結したバイパス回路を付
設している。可変減圧弁の異常時に開閉弁を開位置にし
て調圧弁の出力圧をブレーキに供給する。これにより、
可変減圧弁の機能が失陥したときには、調圧弁の出力圧
が直接ブレーキに供給され制動力が確保されるので信頼
性が高く、かつフェイルセーフである。また、バッテ
リ、ハーネス等の電源の異常時にも開閉弁が連通して調
圧弁出力圧を直接ブレーキに供給するのでフェイルセー
フである。
【0020】第5発明は、第1,2,3又は4発明に基
づき、開閉弁は電磁式であると共に、この開閉弁に開閉
信号を供給する第2コントローラを有する構成としてい
る。
【0021】第5発明によれば、開閉弁は電磁式であ
り、第2コントローラによりその開閉が制御される。こ
れにより、第2コントローラによる判断で自動的に開閉
弁が開閉されるので、可変減圧弁の異常時に素早い制動
力の確保が可能となりフェールセーフである。
【0022】第6発明は、第5発明に基づき、調圧弁及
び可変減圧弁の出力圧を検出するそれぞれのセンサを設
け、第2コントローラは、可変減圧弁の出力圧が調圧弁
の出力圧以上のとき、又は可変減圧弁の出力圧が第1コ
ントローラから可変減圧弁に供給された制御信号に応じ
た値でないときに可変減圧弁が異常と判断し、開閉弁に
開信号を供給する構成としている。
【0023】第6発明によれば、第2コントローラは、
調圧弁及び可変減圧弁の出力圧を検出するそれぞれのセ
ンサ信号と、第1コントローラから可変減圧弁に供給さ
れた制御信号とに基づいて可変減圧弁が異常か否かを判
断している。これにより、確実に可変減圧弁の異常を検
出でき、かつ異常のときには開閉弁に開信号を供給して
調圧弁出力圧をブレーキに直接供給するので、可変減圧
弁の異常時でも確実に制動力が確保できフェールセーフ
である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る実施形態を
図面を参照して説明する。なお、以降の図において、図
7及び図8で説明した要素と同一の要素には同一番号を
付して説明する。ハード構成を図1に示す。本実施形態
では、図7に示す従来技術の出力ポートE0とポートE
5との間の油圧回路を、図1の出力ポートE0とポート
E5との間に示す油圧回路に変更し、出力ポートE0以
前及びポートE5以降の油圧回路は同一である。従っ
て、ここでは、出力ポートE0以前及びポートE5以降
の油圧回路の説明は省略する。なお、図1では、タイヤ
一輪のみの制動油圧回路を示していて、タイヤ2輪に本
実施形態を適用するときには、本図の出力ポートE0以
降に同様の油圧回路をもう1個追加する。また、4輪全
部に本実施形態を適用するときには、本図の出力ポート
E0以降に同様の油圧回路をもう3個追加する。出力ポ
ートE0の一次圧P1は、可変減圧弁としての電磁比例
減圧弁30,開閉弁としての切換電磁弁31のそれぞれ
の入力ポートG1,G6に供給されている。電磁比例減
圧弁30は、3ポートG1,G2,G3を有する電磁弁
であり、図2に示すように、入力ポートG1に供給され
た一次圧P1以下の範囲でその励磁部32への電流指令
値Aに応じた二次圧P2を出力ポートG2から出力す
る。なお、供給される一次圧P1の最大値を最大圧Pm
とする。電磁比例減圧弁30内の油の洩れはポートG3
を介してタンク8にドレンされる。
【0025】切換電磁弁31は、2位置a,b及び3ポ
ートG4,G5,G6を有する電磁弁であり、その励磁
部33がオフのときにはa位置が作動し、一次圧P1は
入力ポートG6を介して出力ポートG5に出力される。
励磁部33がオンのときにはb位置が作動して、出力ポ
ートG5はドレンポートG6に連通し、一次圧P1の切
換電磁弁31への供給は遮断される。電磁比例減圧弁3
0,切換電磁弁31の出力ポートG2,G5は、シャト
ル弁34の入力ポートG7,G8にそれぞれ連通し、シ
ャトル弁34の出力ポートG9は、スラックアジャスタ
7の入力ポートE5に連通している。シャトル弁34
は、入力された一次圧P1及び出力ポートG5の出口圧
Poの大きい方の油圧を選択し、出力ポートG9に選択
圧Pcとして出力する。選択圧Pcは、ポートE5に供
給されている。
【0026】検出器として、一次圧P1,選択圧Pcを
検出する第1油圧スイッチ35,第2油圧スイッチ36
が、出力ポートEo,G9にそれぞれ設けてある。第
1,2油圧スイッチ35,36は、一次圧P1,選択圧
Pcが所定圧以上のときにオンの第1,2スイッチ信号
SW1,SW2をそれぞれ出力し、所定圧よりも小さい
ときにはオフの各スイッチ信号SW1,SW2をそれぞ
れ出力する。各スイッチ信号SW1,SW2は、コント
ローラ37に入力され、コントローラは励磁部32,3
3に電流指令値A,励磁信号Bをそれぞれ出力する。電
流指令値Aは、車輪のロック度(例えばスリップ率)に
基づいた電流値である。また、励磁信号Bは、オン・オ
フの開閉信号である。コントローラ37には図示しない
検出器で検出された理論車速Vt、実車速Va等が入力
されている。
【0027】次に、図3,4,5により、コントローラ
37の処理動作を説明する。図3は制御フローチャート
である。なお、図3における説明では、各処理のステッ
プ番号にSを付して表す。コントローラ37は、第1,
2コントローラを有していて、ステップS2までは第1
コントローラによる処理で、ステップS3以降は第2コ
ントローラによる処理である。ステップS1にて、理論
車速Vt及び実車速Vaから求めたスリップ率等に基づ
いて設定したタイヤのロック度Lと電流指令値Aとの関
係を示すカーブから電流指令値Aを求め、ステップS2
にて、求めた電流指令値Aを電磁比例減圧弁30の励磁
部32に出力する。なお、ロック度Lがゼロ値のときは
タイヤのスリップはなく、ロック度Lが大きい程タイヤ
のスリップが大きくなりロックに近づくものとする。ロ
ック度LがL1までは最大電流Amの電流指令値Aを出
力し、L1から完全のタイヤがロックするL2の間のと
きには、電流指令値Aは漸減するものとする。なお、ス
テップS1に示すロック度Lと電流指令値Aとの関係を
表わすカーブは、予めコントローラに記憶してあるもの
とする。
【0028】ステップS3にて、電磁比例減圧弁30は
正常か否かを判断し、正常のときにはステップS4にて
オン、異常のときにはステップS5にてオフの励磁信号
Bを切換電磁弁31の励磁部33にそれぞれ出力する。
ここで、図4,5により、電磁比例減圧弁30の異常を
判断する方法を説明する。図4に示す点線は、図2に示
す実線の勾配の略半分の勾配を有している。第1,2油
圧スイッチ35,36は、オン油圧Pt以上でオンの第
1,2スイッチ信号SW1,SW2をそれぞれ出力する
が、点線の場合にオン油圧Ptのときの電流指令値Aを
設定指令値Asとする。
【0029】通常時は、電磁比例減圧弁30で制御され
る二次圧P2をスラックアジャスタ7の入力ポートE5
に供給するために、オンの励磁信号Bが切換電磁弁31
の励磁部33に出力されている。ブレーキペダル3が踏
まれていて、一次圧P1がオン油圧Pt以上になって第
1油圧スイッチSW1がオン信号を出力している場合
に、電流指令値Aが設定指令値As以上のときには、二
次圧P2もオン油圧Pt以上になって第2油圧スイッチ
SW2もオン信号を出力するのが正常である。しかし、
このとき第2油圧スイッチSW2がオフのときには、電
磁比例減圧弁3の減圧機能は十分でないと判断し、図5
のケース1に示すように電磁比例減圧弁30は異常と判
断する。また、第1油圧スイッチSW1がオン信号を出
力している場合に、電流指令値Aがゼロ値よりも大きく
設定指令値As以下のときには、二次圧P2もオン油圧
Pt以下になって第2油圧スイッチSW2もオフ信号を
出力するのが正常である。しかし、このとき第2油圧ス
イッチSW2がオンのときには、電磁比例減圧弁3は正
常の減圧機能を果たしていないと判断し、図5のケース
2に示すように電磁比例減圧弁30は異常と判断する。
さらに、第1油圧スイッチSW1がオフ信号を出力して
いる場合には、一次圧P1がオン油圧Pt以下であるか
ら第2圧力スイッチSW2のオフ信号を出力するのが正
常である。しかし、このとき第2油圧スイッチSW2が
オンのときには、電磁比例減圧弁3は異常の油圧を出力
していると判断し、図5のケース3に示すように電磁比
例減圧弁30は異常と判断する。
【0030】以上の構成を有する本実施形態の制動装置
の作動を説明する。車両が走行中で、オペレータがブレ
ーキペダル3を踏んでいないときには、車両はスリップ
していないので、ロック度Lはゼロ値であり、図3のス
テップS1に示すように電流指令値Aは最大電流Amで
ある。最大電流Amの電流指令値Aのときには、電磁比
例減圧弁30は全開しているので二次圧P2は一次圧P
1となっている。ブレーキペダル3が踏まれていないの
で、一次圧P1はゼロ値であるので、二次圧P2もゼロ
値となっている。また、図3のステップS3で電磁比例
減圧弁30は正常と判断したとき(図5のケース1,
2,3に適合しないとき)には、切換電磁弁31は、オ
ンの励磁信号Bを保持してb位置が作動している。この
とき、シャトル弁34の入力ポートG8は、切換電磁弁
31の出力ポートG5,ドレンポートG6を介してタン
ク8に連通しているので入力ポートG8の油圧はゼロ値
である。一方、ブレーキ9内では、ブレーキディスク1
8どおしが冷却油を介して密着していて、制動開始時に
選択圧Pcに応じたブレーキ圧Pbが生じる状態になっ
ている。
【0031】オペレータがブレーキペダル3をフルに踏
み込むと、ゼロ値から最大圧Pmに近づいてゆく一次圧
P1は、全開している電磁比例減圧弁30を介して二次
圧P2となりシャトル弁34の入力ポートG7に供給さ
れる。シャトル弁34の入力ポートG8の油圧はゼロ値
であるので、シャトル弁34では二次圧P2が選択圧P
cとして選択される。選択された選択圧Pcは、スラッ
クアジャスタ7の2次圧室15に供給されアジャスタピ
ストン11をブレーキ圧室16の容積が小さくなる方向
に移動させて、ブレーキ圧Pbを大きくし車両を制動す
る。
【0032】車両が制動され、スリップ率が増加し、タ
イヤのロック度LがL1よりも大きいロック度Lxにな
ると、図6(a)に示すように電流指令値Aは、最大電
流Amよりも小さい電流Axになる。そして、一次圧P
1はすでに最大圧Pmに達しているが、二次圧P2は、
電磁比例減圧弁30により図6(b)に示すように最大
圧Pmから油圧Pxに減圧される。これまで最大圧Pm
であった選択圧Pcは油圧Pxに小さくなり、アジャス
タピストン11は2次圧室15の容積を小さくする方向
に移動するので、ブレーキ圧Pbが小さくなって制動力
が減少する。制動力が減少すると、スリップ率が小さく
なってロック度Lがロック度Lxよりも小さくなり、電
流指令値Aは電流Axよりも大きくなると共に二次圧P
2は油圧Pxよりも大きくなるので制動力は大きくなり
再度ロック度Lは大きくなる。このような動作を繰り返
しながら車両は減速しタイヤをロックさせることなく停
止する。
【0033】図3のステップS3で電磁比例減圧弁30
が正常と判断されているときには、切換電磁弁31の励
磁部33にはオンの励磁信号Bが入力されb位置が作動
し、一次圧P1は入力ポートG4で遮断されている。電
磁比例減圧弁30が異常と判断されときには、励磁部3
3にオフの励磁信号Bが入力されa位置が作動し、一次
圧P1はシャトル弁34の入力ポートG8に供給され
る。また、車両のバッテリ充電量が十分でないとき、配
線の断線時等の電源の異常により励磁部33に励磁信号
Bが入力されないときにはa位置が作動する。このよう
に、電磁比例減圧弁30及び電源の異常時等の場合で
も、一次圧P1がスラックアジャスタ7のポートE5に
供給されるので、選択圧Pcがゼロ値に保持されること
はなくブレーキペダル3による制動機能は確保される。
【0034】以上説明した本実施形態の制動装置の効果
を説明する。本実施形態における電磁比例減圧弁30
は、ブレーキ弁4から供給される一次圧P1を減圧して
二次圧P2にする。流量を変化させて油圧を制御するの
ではなく、直接油圧を制御する。また、下流側の二次圧
P2はフィードバック油路38で常に電磁比例減圧弁3
0にフィードバックされているので励磁部32に供給さ
れる電流指令値Aに対応した目標とする二次圧P2に素
早く達する。このように、電磁比例減圧弁30で設定す
る油圧で直接的に二次圧P2を制御するのでブレーキ圧
Pbもきめ細かく制御でき連続的な制御が可能となる。
これにより、車体振動(ガクツキ)がなく、かつ制動距
離が短いABSが得られる。また、電磁比例減圧弁30
及び電源の異常時には、切換電磁弁31のa位置が作動
する。これにより、少なくともブレーキペダル3による
制動機能を残すことができるので本実施形態のABSは
フェイルセーフである。
【0035】なお、本実施形態では、図3のロック度L
と電流指令値Aとの関係において、ロック度LがL1ま
では最大電流Amの電流指令値Aを出力し、L1から完
全のタイヤがロックするL2の間のときには、電流指令
値Aは漸減するカーブで説明しているが、このカーブに
限定されるものではない。このカーブは一例として説明
したもので、ロック度Lが大きくなるに従って二次圧P
2を小さくする拘束条件を満足すれば、どのようなカー
ブを使用してもよい。また、本実施形態では、全油圧式
の制動油圧回路としているが、エアをエア油圧変換形の
ブレーキ弁に供給するエア・ハイドロリック式の制動装
置においても、本実施形態の出力ポートE0以降の油圧
回路を適用し同様の効果を発揮できる。また、本実施形
態では、第1、2油圧スイッチ35、36を、オン油圧
Pt以上のときにオン信号を出力するスイッチとした
が、油圧を連続的に検出する油圧センサであってもよ
い。
【0036】以上本発明によると、ブレーキペダルの操
作量に応じて調圧弁から出力する一次圧を可変減圧弁で
減圧して二次圧にしブレーキに供給する。これにより、
オペレータが急制動しようとしてブレーキペダルを強く
踏み込んでいても、タイヤがロックしそうになったとき
には、可変減圧弁により一次圧を減圧してブレーキに供
給するので、タイヤがロックすることがなく制動距離の
短い車両の制動装置が得られる。また、可変減圧弁で二
次圧を直接かつ連続的に制御しているので、早い応答と
滑らかな制動力の制御が可能であり、制動時に車両振動
(ガクツキ)がなく運転操作性が優れている。また、可
変減圧弁で減圧した二次圧をブレーキに供給する回路
に、調圧弁から開閉弁を介してブレーキに連結したバイ
パス回路を付設し、可変減圧弁の異常時に開閉弁を連通
位置にし一次圧をブレーキに供給している。これによ
り、可変減圧弁の機能が失陥したときには、一次圧が直
接ブレーキに供給され制動力が確保されるので信頼性が
高く、かつフェイルセーフである。また、バッテリ、ハ
ーネス等の電源の異常時にも可変減圧弁が連通して一次
圧を直接ブレーキに供給するのでフェイルセーフであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の構成説明図である。
【図2】電磁比例減圧弁の電流指令値及び二次圧の関係
図である。
【図3】コントローラの処理フロー図である
【図4】第1,2油圧スイッチがオン信号を出力するオ
ン油圧の説明図である。
【図5】電磁比例減圧弁の異常時の第1スイッチ信号、
第2スイッチ信号、励磁信号及び電流指令値の状態の説
明図である。
【図6】一次圧の二次圧への減圧時の電流指令値及び二
次圧の関係説明図である。
【図7】制動装置の従来技術の説明図である。
【図8】従来技術における二次圧、保持電磁弁及び減圧
電磁弁の状態量の比較図である。
【符号の説明】
1…油圧ポンプ、2…アキュームレータ、3…ブレーキ
ペダル、4…ブレーキ弁、5…保持電磁弁、6…減圧電
磁弁、7…スラックアジャスタ、8…タンク、9…ブレ
ーキ、10…シリンダ、11…アジャスタピストン、1
2…チェック弁、13,14…第1,2ばね、15…二
次圧室、16…ブレーキ圧室、17…ブレーキピスト
ン、18…ブレーキディスク、19,20,32,33
…励磁部、30…電磁比例減圧弁、31…切換電磁弁、
34…シャトル弁、35…第1油圧スイッチ、36…第
2油圧スイッチ、37…コントローラ、38…フィード
バック油路、A…電流指令値、As…設定指令値、Am
…最大電流、B…励磁信号、E0,E2,E4G2,G
5,G9…出力ポート、E1,E3,G1,G4,G
7,G8…入力ポート、E5,E5,E7…ポート、G
3,G6…ドレンポート、L…ロック度、Pb…ブレー
キ圧、P1…一次圧、P2…二次圧、Pm…最大圧、P
o…出口圧、Pc…選択圧、Pt…オン油圧、SW1…
第1スイッチ信号、SW2…第2スイッチ信号、T1,
T2…作動遅れ時間。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキペダルの操作量に応じた油圧を
    出力する調圧弁を備え、調圧弁からの油圧に応じた制動
    力をブレーキで発生させる車両の制動装置において、 調圧弁の油圧出力側に可変減圧弁を有し、調圧弁からの
    油圧を可変減圧弁で自在減圧し、減圧された油圧に応じ
    た制動力をブレーキで発生させることを特徴とする車両
    の制動装置。
  2. 【請求項2】 可変減圧弁は比例電磁式であると共に、
    この可変減圧弁に制御信号を供給する第1コントローラ
    を有することを特徴とする請求項1記載の車両の制動装
    置。
  3. 【請求項3】 第1コントローラは、車両のタイヤのス
    リップ率等に応じて設定したロック度に基づいた制御信
    号を可変減圧弁に供給し、タイヤがロックしないように
    制動力を制御することを特徴とする請求項2記載の車両
    の制動装置。
  4. 【請求項4】 調圧弁からブレーキまでの間に可変減圧
    弁を迂回するバイパス油路を設けると共に、この油路中
    に開で弁の入出力を連通する開閉弁を有することを特徴
    とする請求項1、2又は3記載の車両の制動装置。
  5. 【請求項5】 開閉弁は電磁式であると共に、この開閉
    弁に開閉信号を供給する第2コントローラを有すること
    を特徴とする請求項1,2,3又は4記載の車両の制動
    装置。
  6. 【請求項6】 調圧弁及び可変減圧弁の出力圧を検出す
    るそれぞれのセンサを設け、第2コントローラは、可変
    減圧弁の出力圧が調圧弁の出力圧以上のとき、又は可変
    減圧弁の出力圧が第1コントローラから可変減圧弁に供
    給された制御信号に応じた値でないときに可変減圧弁が
    異常と判断し、開閉弁に開信号を供給することを特徴と
    する請求項5記載の車両の制動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7410223B2 (en) 2003-03-26 2008-08-12 Advics Co., Ltd. Vehicle hydraulic brake device
CN113668639A (zh) * 2021-09-16 2021-11-19 广西柳工机械股份有限公司 行车制动阀、系统、控制方法与电动装载机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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