JP2002144844A - 車両用空調装置のインテークユニット - Google Patents

車両用空調装置のインテークユニット

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JP2002144844A JP2000345329A JP2000345329A JP2002144844A JP 2002144844 A JP2002144844 A JP 2002144844A JP 2000345329 A JP2000345329 A JP 2000345329A JP 2000345329 A JP2000345329 A JP 2000345329A JP 2002144844 A JP2002144844 A JP 2002144844A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フィルタの濾過面積を拡大し、その取り外し及
び装着を容易にする。 【解決手段】開口孔12aを有するダッシュパネル12
に内外気切換ケース21が設けられ、外気吸入口21a
と内気吸入口21bとが内外気切換ケースに形成され、
内外気切換ダンパ22とファンロータ23とが配設さ
れ、外気フィルタ28と内気フィルタ29を備える。外
気吸入口に通じる内外気切換ケースの筒状端部21cが
開口孔に臨むように内外気切換ケースがダッシュパネル
に固着され、大筒部26bと小筒部26aを有する外気
フィルタケース26の小筒部26aが筒状端部21cに
取外し可能に挿着され、外気フィルタ28が外気フィル
タケース26の大筒部26bに取外し可能に取付けられ
る。大筒部26bが分割されて第2大筒部26eがヒン
ジ手段27を介して第1大筒部26dに取付けられ、内
気フィルタ29が筒状端部21cを通って取外し可能に
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置の
インテークユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に設けられる一般的な空調装置は、
インテークユニットと、そのインテークユニットから供
給されたエアを冷却するクーラユニットと、そのクーラ
ユニットに連続して設けられクーラユニットを通過した
エアを暖めるヒータユニットと、ヒータユニットを通過
したエアを車室内に案内するダクトとを備える。インテ
ークユニットは内外気切換ケースを備え、車室外空気を
吸入する外気吸入口と車室内空気を吸入する内気吸入口
とが内外気切換ケースにそれぞれ形成される。内外気切
換ケースの内部には両吸入口のいずれかを開閉する内外
気切換ダンパとファンロータとが配設される。このよう
なインテークユニットを有する空調装置では内外気切換
ケースに設けられたファンロータにより車外又は車室内
のエアを外気又は内気吸入口から吸引してクーラユニッ
ト及びヒータユニットに供給し、そのクーラユニット又
はヒータユニットで所望の状態に調整した後、調整され
たエアをダクトを介して車室内に排出して、車室内を快
適な環境にするようになっている。
【0003】また、この空調装置には、塵又は埃等の異
物がクーラユニット及びヒータユニットに供給されるこ
とを防止するためのフィルタが設けられる。従来のフィ
ルタは外気吸入口を蓋する外気フィルタと内気吸入口を
蓋する内気フィルタとが別々に設けられる。一方、空調
装置を長期間駆動すると、塵、埃等の異物が付着して目
詰まりを起こし、送風量の低下等の不具合を生じさせ
る。 このため、定期的に、フィルタを取り出して洗浄
する等して塵、埃 等の異物を取り除いている。しか
し、外気フィルタと内気フィルタとを別々に設けている
従来のインテークユニットでは、フィルタの取り外し、
洗浄及び取付けを別々に行う必要があり、その作業が比
較的煩雑になる不具合があった。この点を解消するため
に、外気フィルタと内気フィルタを一体的に形成し、外
気フィルタ及び内気フィルタのいずれか一方を外気吸入
口又は内気吸入口に取付けることにより他方のフィルタ
も内気吸入口又は外気吸入口に取付けられるようにした
フィルタの着脱機構が提案されている(実公平7−28
981)。この着脱機構では、フィルタの着脱が比較的
容易かつ迅速に行うことができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したフィ
ルタの着脱機構であっても、フィルタが装着された箇所
が車室内であって、他の機器と密接して設けられた部分
である場合には、そのフィルタ装着部にまで腕を挿入
し、その装着部分からフィルタを取り外すと共に洗浄後
のフィルタを再び装着する必要があり、比較的煩雑であ
る不具合がある。また、周囲にフィルタの着脱作業を阻
害する機器がない場合であっても、上述したフィルタの
着脱機構では、外気フィルタ及び内気フィルタのいずれ
か一方が目詰まりを起こした場合であってもフィルタ全
体を取り出して洗浄又は交換する必要があり、フィルタ
を洗浄又は交換する頻度を低減できない問題点もある。
この頻度を低減させるためにはインテークユニット全体
を大型化し比較的大きな濾過面積を有するフィルタを用
いることが考えられるが、他の機器と共に車両に装着さ
れる関係上その大型化には限界があった。本発明の目的
は、空調装置を大型化させることなくフィルタの濾過面
積を拡大し得る空調装置のインテークユニットを提供す
ることにある。本発明の別の目的は、フィルタの取り外
し及び装着が比較的容易な空調装置のインテークユニッ
トを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、開口孔12aを有するダッシュパネ
ル12に内外気切換ケース21が設けられ、開口孔12
aを介して車室外空気を吸入する外気吸入口21aと開
口孔12aを介することなく車室内空気を吸入する内気
吸入口21bとが内外気切換ケース21にそれぞれ形成
され、内外気切換ケース21の内部に両吸入口21a,
21bのいずれかを開閉する内外気切換ダンパ22とフ
ァンロータ23とが配設され、外気吸入口21aを蓋す
る外気フィルタ28と内気吸入口21bを蓋する内気フ
ィルタ29とを備えた車両用空調装置のインテークユニ
ットの改良である。その特徴ある構成は、外気吸入口2
1aに通じる内外気切換ケース21の筒状端部21cが
開口孔12aに臨むように内外気切換ケース21がダッ
シュパネル12に固着され、開口孔12aに挿通可能な
小筒部26aと開口孔12aに挿通不能な大筒部26b
を有する外気フィルタケース26の小筒部26aが開口
孔12aを貫通して筒状端部21cに取外し可能に挿着
され、外気フィルタ28が外気フィルタケース26の大
筒部26bに取外し可能に取付けられたところにある。
【0006】この請求項1に係るインテークユニットで
は、筒状端部21cに挿着された小筒部26aの断面積
より大きな断面積を有する外気フィルタケース26の大
筒部26bに外気フィルタ28を取付けたので、その外
気フィルタ28は従来に比較して大きな濾過面積を有
し、単位面積あたりに付着する塵、埃 等の異物は従来
よりも低減する。このため、外気フィルタ28が目詰ま
りを起こすまでの時間は従来よりも延長され、外気フィ
ルタ28を取り出して洗浄又は交換する頻度は従来より
も低減する。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、外気フィルタケース26の大筒部26bが
小筒部26a側の第1大筒部26dと外気フィルタ28
が取付けられる第2大筒部26eとに分割され、第2大
筒部26eがヒンジ手段27を介して第1大筒部26d
に取付けられたインテークユニットである。この請求項
2に係るインテークユニットでは、ヒンジ手段27を中
心として第2大筒部26eを回転させることにより筒状
端部21cが出現するので、その点検が比較的容易にな
る。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明であって、内気フィルタ29が内気吸入口21
bに沿って摺動することにより内気吸入口21bを蓋す
るように内外気切換ケース21に取付けられ、かつ内外
気切換ケース21の筒状端部21cを通って取外し可能
に構成されたインテークユニットである。この請求項3
に係るインテークユニットでは、外気フィルタケース2
6を筒状端部21cより取り外すことにより、又は第2
大筒部26eを回転させることにより筒状端部21cを
出現させれば、内気フィルタ29はその筒状端部21c
を通って取外すことができるので、その内気フィルタ2
9の点検及び交換を容易かつ迅速に行うことができる。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
いずれか記載の発明であって、ダッシュパネル12が開
閉可能に構成されたフロントアウタパネル11後方に設
けられたインテークユニットである。この請求項4に係
るインテークユニットでは、フロントアウタパネル11
を開放して日常点検を行う時に外気及び内気フィルタ2
8,29の点検をも同時に行うこともでき、その取り外
し及び装着は、他の機器と密接して設けられた部分にフ
ィルタが装着された従来に比較して容易かつ迅速に行う
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図5に示すように、車両であるトラ
ック10の前面にはフロントアウタパネル11が開閉可
能に設けられ、フロントアウタパネル11の後方には開
口孔12a(図1及び図2)を有するダッシュパネル1
2が所定の間隔を開けて略垂直に設けられる。フロント
アウタパネル11とダッシュパネル12の間にはトラッ
ク10の日常点検に必要な機器、例えば、ラジエータ液
を貯留するリザーバタンク、ウインドウオッシャ液を貯
留するタンク等が配設され、ダッシュパネル12の車室
内側には空調装置14が設けられる(図4)。
【0011】図4に示すように、空調装置14は、イン
テークユニット16と、そのインテークユニット16か
ら供給されたエアを冷却するクーラユニット17と、そ
のクーラユニット17に連続して設けられクーラユニッ
ト17を通過したエアを暖めるヒータユニット18と、
ヒータユニット18を通過したエアを車室内に案内する
ダクト19とを備える。図1及び図4に示すように、イ
ンテークユニット16は樹脂を成型することにより作ら
れた内外気切換ケース21を備え、ダッシュパネル12
に形成された開口孔12aを介して車室外空気を吸入す
る外気吸入口21aと下方に臨み車室内空気を吸入する
内気吸入口21bとが内外気切換ケース21にそれぞれ
形成される。内外気切換ケース21の内部には両吸入口
21a,21bのいずれかを開閉する内外気切換ダンパ
22とファンロータ23とが配設される。
【0012】図1に示すように、内外気切換ケース21
には外気吸入口21aに通じる角筒状の筒状端部21c
が一体的に形成される。筒状端部21cは外気吸入口2
1aとともに内気吸入口21bのダッシュパネル側端縁
を包囲する大きさを有し、筒状端部21cの内側であっ
て内気吸入口21bが形成された内外気切換ケース21
の外面に一辺が連通する挿入孔21eが外気吸入口21
aに並んで形成される。この筒状端部21cはダッシュ
パネル12の開口孔12aに臨み、その状態で内外気切
換ケース21はダッシュパネル12にパッキン24を介
して固着される。開口孔12aに臨む筒状端部21cに
は外気フィルタケース26の小筒部26aが車外側から
取外し可能に挿着される。
【0013】外気フィルタケース26は樹脂を成形する
ことにより作られ、開口孔12aに挿通可能な小筒部2
6aと開口孔12aに挿通不能な大筒部26bが両端部
に形成される。小筒部26aは筒状端部21cの内形に
相応する外形を有する角筒状に形成され、大筒部26b
は小筒部26aと幅方向と同じ幅を有し高さが小筒部2
6aの高さより大きな角筒状に形成される。図3に示す
ように、筒状端部21cの幅方向において対向する内面
には凹溝21dがその縁に平行に形成され、この凹溝2
1dに対向する小筒部26aの両側外面にはその凹溝2
1dの断面形状に相応する凸条26cが形成される。小
筒部26aを弾性変形させて筒状端部21cに挿入し、
その凸条26cを筒状端部21cの凹溝21dに挿入さ
せることにより、小筒部26aは筒状端部21cに取外
し可能に挿着され、この状態で大筒部26bはダッシュ
パネル12とフロントアウタパネル11の間に位置する
ように構成される(図5)。
【0014】図1に戻って、外気フィルタケース26の
大筒部26bは小筒部26a側の第1大筒部26dと第
2大筒部26eとに分割され、第2大筒部26eはヒン
ジ手段27を介して第1大筒部26dに取付けられる。
この実施の形態におけるヒンジ手段27は樹脂成形する
際に第1大筒部26dと第2大筒部26eの上側におけ
るそれぞれの一辺を接続する薄肉樹脂であり、この薄肉
樹脂の曲げにより第2大筒部26eはその薄肉樹脂が設
けられた部分を中心として図1に示す状態から図2に示
すように回転可能に形成される。一方、第1大筒部26
dの下面には下方に向かって突出するくさび状の突片2
6fが一体的に形成され、第2大筒部26eの下部には
その第2大径部の下面と第1大径部の下面を掛け渡すよ
うな係止片26gが一体的に形成され、その係止片26
gの突片に対向する部分には係止孔26hが形成され
る。この係止孔26hを突片26fに嵌入させることに
より、第2大筒部26eは図1に示すように第1大筒部
26dに重合し第2大筒部26eが第1大筒部26dと
ともに連続するエア流路を形成するように構成される。
【0015】第2大筒部26eには外気フィルタ28が
取外し可能に取付けられる。この外気フィルタ28は、
フィルタ枠28aと不織布28bから構成され、図3に
示すようにフィルタ枠28aに千鳥状に設けられた複数
本の支柱28cに不織布28bを蛇腹状に設け、その不
織布28bによりそのフィルタ枠28aを封止すること
により作られる。ここで、フィルタ枠28aは第2大筒
部26eに遊挿可能に形成され、その外周囲にはフラン
ジ28dが形成される。一方、第2大筒部26eの内周
面にはフランジ28dの周囲が挿入可能な係止用凹溝2
6jが全周囲に形成され、そのフランジ28dを弾性変
形させてその係止用凹溝26jに挿入して復元させるこ
とにより外気フィルタ28は大筒部26bの第2大筒部
26eに挿着され、このように挿着された状態で外気フ
ィルタ28は外気吸入口21aを塞ぐように構成され
る。一方、そのフランジ28dを弾性変形させて凹溝2
6jから離脱させることにより外気フィルタ28を大筒
部26bから取り外すことができるように構成される。
【0016】一方、筒状端部21cの内側の内外気切換
ケース21に形成された挿入孔21eには内気フィルタ
29が挿通される。内気フィルタ29は方形状の枠部材
29aに不織布29bが貼付された板状のものであり
(図3)、角孔からなる内気吸入口21bの口縁には挿
入孔21e側を除く三辺を包囲して内気フィルタ29の
周囲を摺動可能に保持するガイドレール31が形成され
る。図2の実線矢印で示すように、内気フィルタ29を
筒状端部21cから挿入孔21eに挿入し、内気吸入口
21bに沿ってガイドレール31に摺動させることによ
り内気フィルタ29はその内気吸入口21bを蓋するよ
うに構成される。一方、図2の破線矢印で示すように、
内気吸入口21bに沿ってガイドレール31を逆方向に
摺動させることにより、内気フィルタ29は挿入孔21
eから抜き出すことができ、その内気フィルタ29は内
外気切換ケース21の筒状端部21cを通って取外し可
能に構成される。
【0017】このように構成された車両用空調装置のイ
ンテークユニットでは、外気吸入口21aに通じる筒状
端部21cに外気フィルタケース26の小筒部26aを
挿着し、その小筒部26aの断面積より大きな断面積を
有する外気フィルタケース26の大筒部26bに外気フ
ィルタ28を取付けたので、その外気フィルタ28は従
来に比較して大きな濾過面積を有し、単位面積あたりに
付着する塵、埃 等の異物は従来よりも低減する。この
ため、外気フィルタ28が目詰まりを起こすまでの時間
は従来よりも延長され、外気フィルタ28を取り出して
洗浄又は交換する頻度が従来よりも低減される。
【0018】また、外気フィルタ28が取付けられる外
気フィルタケース26の大筒部26bは、フロントアウ
タパネル11とダッシュパネル12の間に存在し、周囲
にフィルタの着脱作業を阻害する機器は少ない。また、
フロントアウタパネル11とダッシュパネル12の間に
はトラック10の日常点検に必要な機器が配設されてお
り、フロントアウタパネル11を開放するだけで外気フ
ィルタ28が出現する。このため、フロントアウタパネ
ル11を開放して日常点検を行う時に外気フィルタ28
の点検をも同時に行うこともでき、その取り外し及び装
着は、他の機器と密接して設けられた部分にフィルタが
装着された従来に比較して容易かつ迅速に行うことがで
きる。
【0019】一方、内気フィルタ29は外気フィルタ2
8に比較してその目詰まりする頻度は本来的に少ない
が、本発明の空調装置のインテークユニット16では、
その内気フィルタ29も内外気切換ケース21の筒状端
部21cを通って取外すことができ、フロントアウタパ
ネル11を開放して外気フィルタ28を取り外す際に同
時に内気フィルタ29をも点検することができる。この
場合、外気フィルタ28が取付けられた第2大筒部26
eを第1大筒部26dに対して図2に示すように回転さ
せることにより筒状端部21cが出現するので、内気フ
ィルタ29の点検も迅速に行われ、点検の結果内気フィ
ルタ29のみを取り外すことも容易に行うことができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、外
気吸入口に通じる内外気切換ケースの筒状端部を開口孔
に臨むように内外気切換ケースをダッシュパネルに固着
し、外気フィルタケースの小筒部を筒状端部に取外し可
能に挿着し、その小筒部の断面積より大きな断面積を有
する外気フィルタケースの大筒部に外気フィルタを取付
けたので、空調装置自体は大型化することはなく、外気
フィルタの濾過面積は拡大して単位面積あたりに付着す
る塵、埃 等の異物は従来よりも低減する。この結果、
外気フィルタが目詰まりを起こすまでの時間は従来より
も延長され、外気フィルタを取り出して洗浄又は交換す
る頻度は従来よりも低減する。
【0021】また、大筒部を分割した第2大筒部をヒン
ジ手段を介して第1大筒部に取付ければ、第2大筒部を
回転させることにより筒状端部は出現し、内外気切換ケ
ースの筒状端部を通って内気フィルタを取外し可能に構
成すれば、内気フィルタの点検及び交換も容易かつ迅速
に行うことができる。この場合、ダッシュパネルが開閉
可能に構成されたフロントアウタパネル後方に設けられ
たものであれば、フロントアウタパネルを開放して日常
点検を行う時に外気及び内気フィルタの点検をも同時に
行うこともでき、その取り外し及び装着は、他の機器と
密接して設けられた部分にフィルタが装着された従来に
比較して容易かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインテークユニットを示す図5のA−
A線断面図。
【図2】その第2大筒部が回転した状態を示す図1に対
応する断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】空調装置の構成を示す概念図。
【図5】その空調装置を備えたトラックのフロントアウ
タパネルが開放された斜視図。
【符号の説明】
10 車両 11 フロントアウタパネル 12 ダッシュパネル 12a 開口孔 21 内外気切換ケース 21a 外気吸入口 21b 内気吸入口 21c 筒状端部 22 内外気切換ダンパ 23 ファンロータ 26 外気フィルタケース 26a 小筒部 26b 大筒部 26d 第1大筒部 26e 第2大筒部 27 ヒンジ手段 28 外気フィルタ 29 内気フィルタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口孔(12a)を有するダッシュパネル(1
    2)に内外気切換ケース(21)が設けられ、前記開口孔(12
    a)を介して車室外空気を吸入する外気吸入口(21a)と前
    記開口孔(12a)を介することなく車室内空気を吸入する
    内気吸入口(21b)とが前記内外気切換ケース(21)にそれ
    ぞれ形成され、前記内外気切換ケース(21)の内部に前記
    両吸入口(21a,21b)のいずれかを開閉する内外気切換ダ
    ンパ(22)とファンロータ(23)とが配設され、前記外気吸
    入口(21a)を蓋する外気フィルタ(28)と前記内気吸入口
    (21b)を蓋する内気フィルタ(29)とを備えた車両用空調
    装置のインテークユニットにおいて、 前記外気吸入口(21a)に通じる内外気切換ケース(21)の
    筒状端部(21c)が前記開口孔(12a)に臨むように前記内外
    気切換ケース(21)が前記ダッシュパネル(12)に固着さ
    れ、 前記開口孔(12a)に挿通可能な小筒部(26a)と前記開口孔
    (12a)に挿通不能な大筒部(26b)を有する外気フィルタケ
    ース(26)の前記小筒部(26a)が前記開口孔(12a)を貫通し
    て前記筒状端部(21c)に取外し可能に挿着され、 前記外気フィルタ(28)が前記外気フィルタケース(26)の
    大筒部(26b)に取外し可能に取付けられたことを特徴と
    する車両用空調装置のインテークユニット。
  2. 【請求項2】 外気フィルタケース(26)の大筒部(26b)
    が小筒部(26a)側の第1大筒部(26d)と外気フィルタ(28)
    が取付けられる第2大筒部(26e)とに分割され、前記第
    2大筒部(26e)がヒンジ手段(27)を介して前記第1大筒
    部(26d)に取付けられた請求項1記載のインテークユニ
    ット。
  3. 【請求項3】 内気フィルタ(29)が内気吸入口(21b)に
    沿って摺動することにより前記内気吸入口(21b)を蓋す
    るように内外気切換ケース(21)に取付けられ、かつ前記
    内外気切換ケース(21)の筒状端部(21c)を通って取外し
    可能に構成された請求項1又は2記載のインテークユニ
    ット。
  4. 【請求項4】 ダッシュパネル(12)が開閉可能に構成さ
    れたフロントアウタパネル(11)後方に設けられた請求項
    1ないし3いずれか記載のインテークユニット。
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