JP2002144558A - インクジェットヘッド駆動装置 - Google Patents
インクジェットヘッド駆動装置Info
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- JP2002144558A JP2002144558A JP2000344787A JP2000344787A JP2002144558A JP 2002144558 A JP2002144558 A JP 2002144558A JP 2000344787 A JP2000344787 A JP 2000344787A JP 2000344787 A JP2000344787 A JP 2000344787A JP 2002144558 A JP2002144558 A JP 2002144558A
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Abstract
エゾ素子のバイアス電位を一定に保つ。 【解決手段】 印字データを生成する印字データ発生装
置4と、印加電圧による歪み力でインク滴を吐出させる
ピエゾ素子P1〜3を備えたインクジェットヘッド5
と、印字データに対応してピエゾ素子P1〜3に印加さ
れる吐出電圧波形を生成する電圧波形生成装置1と、イ
ンク滴非吐出時においてバイアス電圧を一定に保持する
ためにピエゾ素子P1〜3に印加される非吐出電圧波形
を生成する電圧波形生成装置2と、ピエゾ素子P1〜3
に対応したスイッチSW1〜3で構成され、印字データ
発生装置4から印字データが送信されているときには吐
出電圧波形を、送信されていないときには非吐出電圧波
形を、スイッチSW1〜3の切り換えによりピエゾ素子
P1〜3へ供給するヘッドドライバ3とを有する構成と
する。
Description
ンデマンド型インクジェットヘッドの駆動装置に関す
る。
ドでは、ノズル孔に付設されたピエゾ素子(圧電素子)
に対して急峻に変化する駆動電圧を印加することによ
り、ピエゾ素子に体積変動を発生させ、それによるイン
ク室の体積変化でノズル孔からインク滴を用紙上に吐出
させ、各種の記録を行う構造となっている。
シタンスであることから、一度ある電位まで充電してし
まうと、基本的にはその電位を保持し、その電圧による
変位量を保つことになる。
装置について説明する。
装置のブロック図であり、急峻な吐出電圧波形を生成す
る吐出電圧波形生成装置201、ピエゾ素子P1,P
2,P3から構成されるインクジェットヘッド202、
印字データ発生装置204からの印字データに応じて吐
出電圧波形生成装置201からの出力電圧波形Vamp
をインクジェットヘッド202の各ピエゾ素子P1,P
2,P3へ供給するヘッドドライバ203を有してい
る。そして、ヘッドドライバ203は、各ピエゾ素子P
1,P2,P3に対応した個数分のSW(スイッチ)2
03−1,SW203−2,SW203−3で構成され
ている。
ライバ203へ発生する印字データ発生装置204は、
ここでは、図10(従来のインクジェットヘッド駆動装
置のタイミングチャート)に示すように、ENB203
−1,ENB203−2,ENB2−3が各印字周期毎
にON−OFFしてヘッドドライバ203の各SW20
3−1,SW203−2,SW203−3をON−OF
Fし、各ピエゾ素子P1,P2,P3への吐出電圧波形
生成装置201からの出力電圧波形Vamp印加を制御
している。
装置204からのENB信号によりヘッドドライバ20
3のSW203−1,SW203−2,SW203−3
がONされて吐出電圧波形生成装置201からの出力電
圧波形Vampがピエゾ素子P1,P2,P3に印加さ
れ、出力電圧波形VampがGNDレベルからMAX電
圧に上昇する期間でインクが吐出されることになる。
形では、GNDレベルからMAX電圧に上昇する期間が
1周期内に2回あり、よってインク滴吐出も2回続けて
行われる。そして、各インク滴は空中で合体し、1個の
液滴となって吐出することになる。
出力電圧波形Vampが中間電位Vbaiを基本に構成
されているのは、ピエゾ素子P1,P2,P3をあるバ
イアス電位に固定して所定の方向に変位させた状態を初
期変位位置として、その時点から出力電圧波形Vamp
を印加することにより最適な変位量を常に確保し、イン
ク吐出量を最適にするためであり、ピエゾ素子インクジ
ェットヘッドを制御する方法として一般的に行われてい
るものである。
分かるように、従来のインクジェットヘッド駆動装置に
おいて、印字データ発生装置204からの印字データが
長い期間ない場合、つまり、印字データ発生装置204
からのENB信号がENB203−3のような場合、ピ
エゾ素子P3へ蓄えられていた電荷は、ピエゾ素子自体
の自己放電で放電してしまう。したがって、PTM10
の時点では、バイアス電圧Vbaiに比較してVloも
低下することになる。
していないことになり、PTM10の信号に対して印字
データ発生装置204から印字データが来て吐出電圧波
形生成装置201からの出力電圧波形Vampが印加さ
れても、最適な位置からの変位量を確保することができ
ない。
できず、インク滴吐出が乱れるという問題があった。
位を一定に保つことのできるインクジェットヘッド駆動
装置を提供することを目的とする。
に、本発明のインクジェットヘッド駆動装置は、印加電
圧による圧電素子の歪み力によりインク滴をノズル孔よ
り吐出させるインクジェットヘッド駆動装置であって、
インク滴の吐出動作を停止している圧電素子のバイアス
電位を一定に保持する電圧を当該圧電素子に印加する非
吐出用電圧印加装置が設けられているものである。
定に保つことができるので、長時間にわたってインク滴
吐出が行われない圧電素子におけるバイアス電位の変動
を防止することが可能になって圧電素子の初期変位位置
を一定に保つことができ、インク滴の吐出量の安定化を
図ることができる。
は、印加電圧による圧電素子の歪み力によりインク滴を
ノズル孔より吐出させるインクジェットヘッド駆動装置
であって、インク滴の吐出動作を停止している圧電素子
のバイアス電位を一定に保持する電圧を当該圧電素子に
印加する非吐出用電圧印加装置が設けられているインク
ジェットヘッド駆動装置であり、圧電素子のバイアス電
位を一定に保つことができるので、長時間にわたってイ
ンク滴吐出が行われない圧電素子におけるバイアス電位
の変動を防止することが可能になって圧電素子の初期変
位位置を一定に保つことができ、インク滴の吐出量の安
定化を図ることができるという作用を有する。
期毎に印字データを生成する印字データ発生装置と、印
加電圧による歪み力によりインク滴をノズル孔から吐出
させる圧電素子を備えたインクジェットヘッドと、印字
データ発生装置で生成された印字データに対応して圧電
素子に印加される吐出電圧波形を生成する吐出用電圧印
加装置と、インク滴非吐出時においてバイアス電圧を一
定に保持するために圧電素子に印加される非吐出電圧波
形を生成する非吐出用電圧印加装置と、圧電素子に対応
した個数分のスイッチで構成され、印字データ発生装置
から印字データが送信されているときには吐出用電圧印
加装置からの吐出電圧波形を、送信されていないときに
は非吐出用電圧印加装置からの非吐出電圧波形を、スイ
ッチの切り換えにより圧電素子へ供給するヘッドドライ
バとを有するインクジェットヘッド駆動装置であり、圧
電素子のバイアス電位を一定に保つことができるので、
長時間にわたってインク滴吐出が行われない圧電素子に
おけるバイアス電位の変動を防止することが可能になっ
て圧電素子の初期変位位置を一定に保つことができ、イ
ンク滴の吐出量の安定化を図ることができるという作用
を有する。
2記載の発明において、印字データ発生装置と吐出用電
圧印加装置および非吐出用電圧印加装置との間には、吐
出用電圧印加装置と非吐出用電圧印加装置の切り換え時
電圧を同一にする切り換え電圧制御装置が設けられてい
るインクジェットヘッド駆動装置であり、吐出用電圧印
加装置と非吐出用電圧印加装置との切り換え前後で圧電
素子への印加電圧の変動が防止されるので、電圧切り換
えによる圧電素子への突入電流を抑制することが可能に
なって変位量を高精度に制御することができるという作
用を有する。
2記載の発明において、非吐出用電圧印加装置とスイッ
チとの間には抵抗が設けられているインクジェットヘッ
ド駆動装置であり、インク吐出後の圧電素子の電位が徐
々にバイアス電位になるので、電圧切り換えによる突入
電流を抑制することが可能になるという作用を有する。
2記載の発明において、非吐出用電圧印加装置は、吐出
用電圧印加装置から出力に応じてON・OFFするダイ
オードであるインクジェットヘッド駆動装置であり、吐
出用電圧印加装置からの出力を利用しているので、非吐
出専用の電圧印加装置を独立して設けることなく非吐出
ピエゾ素子に対し初期電圧を印加することが可能になる
という作用を有する。
から図8を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
態1によるインクジェットヘッド駆動装置を示すブロッ
ク図、図2は図1のインクジェットヘッド駆動装置のタ
イミングチャートである。
ジェットヘッド駆動装置は、印字周期毎に印字データを
生成する印字データ発生装置4、印加電圧による歪み力
によりインク滴をノズル孔から吐出させるピエゾ素子
(圧電素子)P1,P2,P3から構成されたインクジ
ェットヘッド5、印字データ発生装置4で生成された印
字データに対応してピエゾ素子P1,P2,P3に印加
される急峻な吐出電圧波形Vampを生成する吐出用電
圧印加装置である電圧波形生成装置1、インク滴非吐出
時においてバイアス電圧を一定に保持するためにピエゾ
素子P1,P2,P3に印加される非吐出電圧波形Vd
cを生成する非吐出用電圧印加装置である電圧波形生成
装置2、ピエゾ素子P1,P2,P3に対応した個数分
のスイッチSW1,SW2,SW3で構成され、印字デ
ータ発生装置4から印字データが送信されているときに
は電圧波形生成装置1からの吐出電圧波形Vampを、
送信されていないときには電圧波形生成装置2からの非
吐出電圧波形Vdcを、スイッチSW1,SW2,SW
3の切り換えによりインクジェットヘッド5の各ピエゾ
素子P1,P2,P3へ供給するヘッドドライバ3とを
有している。
おいては、図2に示すように、ENB1、ENB2、E
NB3が各印字周期毎にON−OFFしてヘッドドライ
バ3の各SWをON−OFFし、電圧波形生成装置1か
らの出力電圧波形Vampまたは電圧波形生成装置2か
らの出力電圧波形Vdcの各ピエゾ素子P1,P2,P
3に対する印加を制御している。
クジェットヘッド駆動装置について、以下にその動作を
説明する。
吐出について説明する。
ピエゾ素子P1〜P3からインクが吐出されている。
ドドライバ3への各ENB信号ENB1,ENB2,E
NB3をLからHにすることにより、各ENB信号のH
期間にわたってヘッドドライバ3の各スイッチSW1,
SW2,SW3をONにする。
電圧波形生成装置1からの吐出電圧波形Vampが印加
されることになる。
電圧波形Vampに応答した歪みが発生してインク室の
伸縮が起こり、その圧力変化により、インク滴がノズル
孔から吐出されることとなる。
ENB信号をHからLにすることにより電圧波形生成装
置1からの吐出電圧波形Vampの印加を終了させ、吐
出モードが完了することとなる。
がHからLになるに伴い、電圧波形生成装置1からの吐
出電圧波形Vampのピエゾ素子P1〜P3に対する印
加を停止すると同時に、各スイッチSW1,SW2,S
W3を切り換えて、非吐出時用の電圧波形生成装置2か
らの出力電圧波形Vdcをピエゾ素子P1〜P3に印加
する。
電圧波形は、吐出電圧波形Vampから非吐出電圧波形
Vdcへと切り換わり、各ENB信号のL期間では、常
にインク非吐出時用の電圧波形生成装置2からの非吐出
電圧波形Vdcがピエゾ素子P1〜P3に対して出力さ
れることとなる。
了しても、各ピエゾ素子P1,P2,P3にはある一定
の歪みを発生させるバイアス電圧Vbaiが印加される
こととなり、各ピエゾ素子P1,P2,P3には電圧印
加による初期変位量が一定に維持されることとなる。
ついて説明する。
1時点以降、印字周期に同期して連続吐出、その他のピ
エゾ素子P2,P3は間欠吐出、特に、ピエゾ素子P3
は、PTM1時点で吐出を行った以降は長期間インク滴
吐出が行われていない状態を示している。
も、ヘッドドライバ3は、印字データ発生装置4の各E
NB信号に応じて各スイッチSW1,SW2,SW3を
ONにして、各ピエゾ素子P1〜P3からインクを吐出
させることとなる。
ク滴吐出を行わなかったピエゾ素子P3および連続的に
インク滴吐出を行っていたピエゾ素子P1を含め、各ピ
エゾ素子には、PTM1時点と同様、インク非吐出時用
の電圧波形生成装置2からの出力電圧波形Vdcが印加
されており、したがって、バイアス電位が一定に保たれ
て正規な初期変位量が維持されていることとなる。
な初期変位位置から吐出電圧波形Vampによる変位を
行うこととなり、安定した正確なインク吐出量制御が行
え、所望のインク滴が吐出されて高画質な画像が形成さ
れることとなる。
子に対しては常にインク非吐出用の電圧波形生成装置2
からの非出力電圧波形Vdcが印加されているため、非
吐出ピエゾ素子に接続されているパターンインピーダン
スは低くなっている。
電圧波形Vampからのクロストーク電圧が小さくな
り、クロストーク電圧による非吐出ピエゾ素子からの誤
吐出も抑制することが可能になる。
態2によるインクジェットヘッド駆動装置を示すブロッ
ク図、図4は図3のインクジェットヘッド駆動装置のタ
イミングチャートである。
装置は、印字データ発生装置4と電圧波形生成装置1お
よび電圧波形生成装置2との間に、電圧波形生成装置1
と電圧波形生成装置2の切り換え時電圧を同一にする切
り換え電圧制御装置6が設けられたものである。その他
の箇所については、実施の形態1で示すインクジェット
ヘッド駆動装置と同様になっている。
ッド駆動装置のインク滴吐出動作について図4を用いて
説明する。
の印字データには階調情報が含まれており、実施の形態
1とは異なって、ピエゾ素子P1は中ドット液滴、ピエ
ゾ素子P2は大ドット液滴、ピエゾ素子P3は液滴非吐
出の階調吐出の例が示されている。
4からヘッドドライバ3へENB信号ENB1,ENB
2,ENB3が出力される。
め、電圧波形生成装置1からの吐出電圧波形Vamp中
の2パルスの吐出波形がピエゾ素子P1に印加されるよ
うに、ヘッドドライバ3に図示する期間にわたってHレ
ベルを維持するように出力される。
め、電圧波形生成装置1からの吐出電圧波形Vamp中
の全パルスの吐出波形がピエゾ素子P2に印加されるよ
うに、ヘッドドライバ3に図示する期間に渡ってHレベ
ルを維持するように出力される。
ため、電圧波形生成装置1からの吐出電圧波形Vamp
が印加されないように、ヘッドドライバ3にL出力を行
う。
B信号のH→Lレベル変化時において、電圧波形生成装
置1からの吐出電圧波形Vampが、一定期間、電圧波
形生成装置2からの非吐出電圧波形Vdcと同一の電位
Vbaiとなるよう、電圧波形生成装置1からの吐出電
圧波形Vamp電圧レベルを制御する。
ライバ3のON−OFF切り換え時における電圧波形生
成装置1からの吐出電圧波形Vampと電圧波形生成装
置2からの非吐出電圧波形Vdcとはバイアス電位Vb
aiで一致する。
中で終了して非吐出電圧波形Vdcに切り換わっても、
ピエゾ素子に印加される電圧は変化しないため、電圧切
り換えによるピエゾ素子への突入電流は抑制されること
になり、変位量を高精度に制御することが可能になる。
する電圧波形生成装置2の電流容量は軽減されると共
に、ヘッドドライバ3を構成する非吐出用の各スイッチ
SW1,SW2,SW3の出力電流能力が軽減されるた
め、ヘッドドライバ3を構成するトランジスタの小型化
が行え、ヘッドドライバ3のチップサイズ自体を小さく
することが可能になってヘッドドライバ3の低価格化が
可能になる。
態3によるインクジェットヘッド駆動装置を示すブロッ
ク図、図6は図5のインクジェットヘッド駆動装置のタ
イミングチャートである。
ド駆動装置は、ヘッドドライバ7において、電圧波形生
成装置2とスイッチSW1,SW2,SW3との間に、
SWのON抵抗として抵抗R1,R2,R3が設けられ
ている。また、吐出電圧波形Vampが出力される電圧
波形生成装置1とスイッチSW1,SW2,SW3のO
N抵抗は、吐出電圧波形Vampが忠実にピエゾ素子P
1,P2,P3へ印加されるように、ほぼ0に等しい状
態となっている。
形態1で示すインクジェットヘッド駆動装置と同様にな
っている。
ド駆動装置のインク滴吐出動作について図6を用いて説
明する。
の印字データは、実施の形態2と同様、ピエゾ素子P1
は中ドット液滴、ピエゾ素子P2は大ドット液滴、ピエ
ゾ素子P3は非吐出の階調吐出の例が示されている。
ライバ7へ、ENB信号ENB1,ENB2,ENB3
が出力される。
め、電圧波形生成装置1からの吐出電圧波形Vamp中
の2パルスの吐出波形がピエゾ素子P1に印加されるよ
うに、ヘッドドライバ7に図6のような期間、Hレベル
を維持して出力される。
吐出動作について、さらに詳細に説明する。
らLレベルに変化する直前では、吐出電圧波形生成装置
1からの吐出電圧波形Vampの電位レベルはVmax
である。つまり、ピエゾ素子P1の電位は、ENB1に
よる切り換え直前では、Vmaxということになる。
変化し、吐出電圧波形Vamp中の2パルスの吐出波形
が印加され、中ドット液滴の吐出が終了するとき、EN
B1がHレベルからLレベルに変化することにより、ヘ
ッドドライバ7のSW1は、非吐出電圧波形Vdcを出
力する電圧波形生成装置2側に切り換わる。
ドライバ7のSW1には、抵抗R1を介して非吐出電圧
波形Vdcの電位レベルVbaiが印加されることにな
る。
チSW1がもつ抵抗R1があるため、Vmax電位から
Vbai電位へとは急激に変化することなく、ピエゾ素
子P1のもつ容量成分CとSW1の抵抗R1の時定数t
crに沿って徐々にVbai電位に近づいていき、次の
印字信号PTM2時点前までには、印加電圧Vbaiに
よる所定の初期変位量を保持していることとなる。
吐出電圧波形Vampがヘッドドライバ7の各スイッチ
SW1,SW2,SW3がそのまま印加され、吐出性能
が維持されることになる。
用の電圧波形生成装置2からの非吐出電圧波形Vdc
が、ヘッドドライバ7の抵抗R1、R2、R3を介して
各ピエゾ素子P1,P2,P3へ印加されるため、非吐
出時のピエゾ素子電位Vbaiへの電位が固定されると
ともに、各スイッチSW1,SW2,SW3の抵抗R
1,R2,R3により、電圧切り換えによる突入電流を
抑制することが可能になる。
態4によるインクジェットヘッド駆動装置を示すブロッ
ク図、図8は図7のインクジェットヘッド駆動装置のタ
イミングチャートである。
ド駆動装置は、実施の形態1の電圧波形生成装置2に代
えて、非吐出用ピエゾ素子への電圧供給を行う非吐出用
電圧印加装置であるダイオード8が電圧波形生成装置1
と各スイッチSW1,SW2,SW3との間に設けられ
ている。
P1,P2,P3の初期位置、つまりインク液滴を吐出
しないときの位置は最大電圧が印加されているときとな
っている。したがって、各ピエゾ素子P1,P2,P3
へVmax電圧が印加されているときが初期位置とな
り、インク液滴を吐出しないときは常に電圧Vmaxが
印加されてなければならない。
示すインクジェットヘッド駆動装置と同様になってい
る。
ッド駆動装置のインク滴吐出動作について図8を用いて
説明する。
の印字データは、実施の形態2と同様、ピエゾ素子P1
は中ドット液滴、ピエゾ素子P2は大ドット液滴、ピエ
ゾ素子P3は非吐出の階調吐出の例が示されている。
4からヘッドドライバ3へ、各ENB信号ENB1,E
NB2,ENB3が出力される。
め、電圧波形生成装置1からの吐出電圧波形Vamp中
の2パルスの吐出波形がピエゾ素子P1に印加されるよ
うに、ヘッドドライバ3に図8のような期間、Hレベル
を維持し出力される。
吐出動作について、さらに詳細に説明する。
らLレベルに変化する直前では、吐出用の電圧波形生成
装置1からの吐出電圧波形Vampの電位レベルはVm
axである。つまり、ピエゾ素子P1の電位は、ENB
1による切り換え直前では、Vmaxということにな
る。
変化し、吐出電圧波形Vamp中の2パルスの吐出波形
が印加され、中ドット液滴の吐出が終了するとき、EN
B1がHレベルからLレベルに変化することにより、ヘ
ッドドライバ3のSW1は、ダイオード8のカソード端
子と接続されることとなる。ここで、ダイオード8のア
ノード端子には吐出用の電圧波形生成装置1が接続され
ているので、中ドット液滴の吐出を終了しても、ピエゾ
素子P1にはダイオード8を介して吐出電圧波形Vam
pが印加されていることとなる。
電圧波形生成装置1からの出力である吐出電圧波形Va
mpが印加されていることとなるが、インク液滴非吐出
時には、ピエゾ素子P1の電位は吐出電圧波形Vamp
のようにはならない。
電位のときのみダイオード8がONしてピエゾ素子P1
へVmax電圧を供給するが、それ以外のとき、つまり
吐出電圧波形Vamp電位がVmax電位より低いとき
は、ダイオード8がOFFとなり、Vmax電位より低
い吐出電圧波形Vampの電圧印加を停止するからであ
る。
からの出力である吐出電圧波形Vampが、ENB信号
の切り換えにより、インク液滴吐出時には直接、非吐出
時にはダイオード8を介して供給されることになり、非
吐出ピエゾ素子に対してもVmax電圧を供給すること
が可能になる。
設けずに、吐出用の電圧波形生成装置1からの出力であ
る吐出電圧波形Vampにより、非吐出ピエゾ素子に対
し初期電圧を印加することが可能になる。
子のバイアス電位を一定に保つことができるので、長時
間にわたってインク滴吐出が行われない圧電素子におけ
るバイアス電位の変動を防止することが可能になって圧
電素子の初期変位位置を一定に保つことができ、インク
滴の吐出量の安定化を図ることができるという有効な効
果が得られる。
および非吐出用電圧印加装置との間に切り換え電圧制御
装置を設ければ、吐出用電圧印加装置と非吐出用電圧印
加装置との切り換え前後で圧電素子への印加電圧の変動
が防止されるので、電圧切り換えによる圧電素子への突
入電流を抑制することが可能になって変位量を高精度に
制御することができるという有効な効果が得られる。
抵抗を設ければ、インク吐出後の圧電素子の電位が徐々
にバイアス電位になるので、電圧切り換えによる突入電
流を抑制することが可能になるという有効な効果が得ら
れる。
用することにより、別途に非吐出用電圧印加装置とスイ
ッチの間に抵抗を設けなくても、圧電素子の電位を徐々
にバイアス電位にすることができるので、スイッチ自体
を構成するトランジスタのチップサイズをさらに小さく
することができ、インクジェット駆動装置のより一層の
小型化を実現することができるという有効な効果が得ら
れる。
印加装置から出力に応じてON・OFFするダイオード
を用いれば、吐出用電圧印加装置からの出力を利用して
いるので、非吐出専用の電圧印加装置を独立して設ける
ことなく非吐出ピエゾ素子に対し初期電圧を印加するこ
とが可能になるという有効な効果が得られる。
ッド駆動装置を示すブロック図
ングチャート
ッド駆動装置を示すブロック図
ングチャート
ッド駆動装置を示すブロック図
ングチャート
ッド駆動装置を示すブロック図
ングチャート
ロック図
ミングチャート
Claims (5)
- 【請求項1】印加電圧による圧電素子の歪み力によりイ
ンク滴をノズル孔より吐出させるインクジェットヘッド
駆動装置であって、 インク滴の吐出動作を停止している前記圧電素子のバイ
アス電位を一定に保持する電圧を当該圧電素子に印加す
る非吐出用電圧印加装置が設けられていることを特徴と
するインクジェットヘッド駆動装置。 - 【請求項2】印字周期毎に印字データを生成する印字デ
ータ発生装置と、 印加電圧による歪み力によりインク滴をノズル孔から吐
出させる圧電素子を備えたインクジェットヘッドと、 前記印字データ発生装置で生成された前記印字データに
対応して前記圧電素子に印加される吐出電圧波形を生成
する吐出用電圧印加装置と、 インク滴非吐出時においてバイアス電圧を一定に保持す
るために圧電素子に印加される非吐出電圧波形を生成す
る非吐出用電圧印加装置と、 前記圧電素子に対応した個数分のスイッチで構成され、
前記印字データ発生装置から前記印字データが送信され
ているときには前記吐出用電圧印加装置からの吐出電圧
波形を、送信されていないときには前記非吐出用電圧印
加装置からの非吐出電圧波形を、前記スイッチの切り換
えにより前記圧電素子へ供給するヘッドドライバとを有
することを特徴とするインクジェットヘッド駆動装置。 - 【請求項3】前記印字データ発生装置と前記吐出用電圧
印加装置および前記非吐出用電圧印加装置との間には、
前記吐出用電圧印加装置と前記非吐出用電圧印加装置の
切り換え時電圧を同一にする切り換え電圧制御装置が設
けられていることを特徴とする請求項2記載のインクジ
ェットヘッド駆動装置。 - 【請求項4】前記非吐出用電圧印加装置と前記スイッチ
との間には抵抗が設けられていることを特徴とする請求
項2記載のインクジェットヘッド駆動装置。 - 【請求項5】前記非吐出用電圧印加装置は、前記吐出用
電圧印加装置から出力に応じてON・OFFするダイオ
ードであることを特徴とする請求項2記載のインクジェ
ットヘッド駆動装置。
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JP2000344787A JP4691776B2 (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | インクジェットヘッド駆動装置 |
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JP (1) | JP4691776B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013063622A (ja) * | 2011-09-20 | 2013-04-11 | Ricoh Co Ltd | 液滴吐出ヘッドの駆動装置、液滴吐出装置及び液滴吐出ヘッドの駆動方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09234865A (ja) * | 1996-03-01 | 1997-09-09 | Citizen Watch Co Ltd | インクジェットヘッドの駆動回路 |
JP2002001948A (ja) * | 1999-05-31 | 2002-01-08 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録装置 |
-
2000
- 2000-11-13 JP JP2000344787A patent/JP4691776B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH09234865A (ja) * | 1996-03-01 | 1997-09-09 | Citizen Watch Co Ltd | インクジェットヘッドの駆動回路 |
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