JP2002144156A - ローレット加工方法 - Google Patents

ローレット加工方法

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JP2002144156A
JP2002144156A JP2000338055A JP2000338055A JP2002144156A JP 2002144156 A JP2002144156 A JP 2002144156A JP 2000338055 A JP2000338055 A JP 2000338055A JP 2000338055 A JP2000338055 A JP 2000338055A JP 2002144156 A JP2002144156 A JP 2002144156A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棒材にローレット加工を行う際、該棒材に製
品とならない不要な部分を作らずに効率的にローレット
加工を行い、材料費のコストダウンを計る。 【解決手段】 棒材1の端部をチャック3で固定し、ロ
ーレット駒2を該棒材1に沿って摺動させながら該棒材
1にローレット加工を行う方法に於いて、該ローレット
駒2を該チャック3とコレット6との間に所定間隔で配
設すると共に、該棒材1の端部を該ローレット駒2の側
面に当接するまで押し出した後、該コレット6で固定
し、該ローレット駒2を該コレット6側へ摺動させるか
或いは該コレット6を該ローレット駒2側へ摺動させて
該棒材1にローレット加工を行い、その後該コレット6
の固定を解除し、該棒材1を該チャック3側へ押し出
し、該棒材1の端部を該チャック3で固定した後、再び
該ローレット駒2を該棒材1に沿って摺動させながら該
棒材1にローレット加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はローレット加工方法
に関するものであり、特に、棒材に製品とならない不要
な部分を作らずに効率的にローレット加工を行い、コス
トダウンを計ることができるローレット加工方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
ローレット加工順序を図3に従って説明する。図3
(a)はローレット加工を行う棒材1を示し、予めロー
レット加工を行う大径部1aとローレット駒2を挿入で
きる小径部1bとを端面4で段差をつけて加工してお
く。次に、図3(b)に示すように、該ローレット駒2
を該小径部1bの端部から挿入し、該大径部1aの端面
4まで移動させてセットする。
【0003】その後、図3(c)に示すように工作機械
10に設けられているチャック3で該小径部1bの端部
を固定し、該ローレット駒2を該大径部1aに沿って摺
動させて該棒材1にローレット加工面Kを形成する。該
棒材1の大径部1aの全周にローレット加工面Kを形成
後、図3(d)に示すようにローレット加工を行ってい
ない該小径部1bは製品にならないため該大径部1aの
端面4で垂直に切断して破棄する。通常、該小径部1b
の長さは50〜70mmあり、この部分は不要となるので
大量のスクラップ材が発生し、製品となるローレット加
工棒材のコストアップの原因となる。
【0004】そこで、棒材に無駄な部分を発生させるこ
となく効率的にローレット加工を行い、材料費のコスト
ダウンを計ることができるローレット加工方法を得るた
めに解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発
明は該課題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、棒材の端部をチャッ
クで固定し、ローレット駒を該棒材に沿って摺動させな
がら該棒材にローレット加工を行う方法に於いて、該ロ
ーレット駒を該チャックとコレットとの間に所定間隔で
配設すると共に、該棒材の端部を該ローレット駒の側面
に当接するまで押し出した後、該コレットで固定し、該
ローレット駒を該コレット側へ摺動させるか或いは該コ
レットを該ローレット駒側へ摺動させて該棒材にローレ
ット加工を行い、その後該コレットの固定を解除し、該
棒材を該チャック側へ押し出し、該棒材の端部を該チャ
ックで固定した後、再び該ローレット駒を該棒材に沿っ
て摺動させながら該棒材にローレット加工を行うローレ
ット加工方法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1及び図2に従って詳述する。尚、従来例と同一構成部
分については同一符号を用いてその説明は省略する。
【0007】図1(a)は棒材1にローレット加工を行
う円形のローレット駒2を内蔵したハウジング5の横断
面を示し、該ハウジング5はブローチ盤(図示せず)上
に設置され、チェーン(図示せず)で後方(図面の左
側)へ摺動できるようにする。尚、該棒材1は例えばナ
ットを製作するために通常長さ2500mm、直径2〜2
0mmの真鍮棒材を用いる。
【0008】又、該棒材1は棒材給材機(図示せず)上
に所定間隔で設置されるブロック(図示せず)でガイド
及び支持されると共に、後端部(図の左側)の後方には
該棒材1を前方(図の右側)へ押し出すためのジャッキ
(図示せず)を設置する。又、該ローレット駒2は図示
は省略するが該ナットの外面にローレット掛けを形成す
るため、該ローレット駒2の中心部に凹凸状のテーパ孔
を開穿した所定厚さの工具を用いる。
【0009】更に、前記ローレット駒2の後方には所定
間隔を置いて該棒材1を掴み部6aで固定又は固定を解
除することができるコレット6を配設する。又、該コレ
ット6の上下後方にはジャッキ8,8を配設すると共
に、図1(b)に示すように該コレット6の外径と該棒
材1の外径との中間位置に開穿した孔7,7に該ジャッ
キ8,8のロッド9,9を挿通し、該ロッド9,9の先
端と前記ローレット駒2とを固着する。
【0010】尚、該ロッド9の水平長さは該コレット6
の幅に該ローレット駒2の幅を加えた幅以上の長さとす
る。又、該ローレット駒2の外径は前記ハウジング5の
内径より小さくして、該ジャッキ8の作動によって該ハ
ウジング5内を摺動できるようにする。更に、該ハウジ
ング5の前部(図の右側)には後述するように、該ハウ
ジング自体を移動させてローレット加工する際、該ロー
レット駒2を支持するため所定厚の受圧部5aを設ける
と共に、中心部には前記棒材1が通過できる孔を開穿す
る。又、前記コレット6の後部外径と該ハウジング5の
後部内径とを固着して、該ローレット駒2を内蔵する。
【0011】次に図2に従って該棒材1へのローレット
加工順序を説明する。先ず、図2(a)に示すように該
コレット6の掴み部6aを開放状態にすると共に、該棒
材1の後方に設置したジャッキ(図示せず)により該棒
材1を前方(図の右側)へ押し出し、該棒材1の端部が
前記ローレット駒2の側面に当接したとき、前記コレッ
ト6の掴み部6aで該棒材1を固定する。
【0012】次に図2(b)に示すように、前述した該
コレット6の後方に配設したジャッキ8,8のロッド
9,9を縮小させて、該ローレット駒2を該棒材1に沿
って摺動させながら嵌入させる。その後、図2(c)に
示すように前記掴み部6aの固定を解除して、該棒材1
を該ジャッキ8,8のストローク分前方へ押し出した
後、再び該掴み部6aで該棒材1を固定する。次に、図
2(d)に示すように、該ジャッキ8,8で該ローレッ
ト駒2を再び該棒材1に沿って摺動させながら嵌入させ
ると、該棒材1の端部にはローレット加工面Kが形成さ
れる。
【0013】その後、図2(e)に示すように前述と同
様な方法により該棒材1を前方へ所定長さ押し出した
後、図2(f)に示すように再び、該ローレット駒2を
摺動させて該棒材1にローレット加工面Kを形成する。
該棒材1の押し出し、該ローレット駒2の摺動等を繰り
返し行い、図2(g)に示すように工作機械10のチャ
ック3まで該棒材1にローレット加工面Kを形成した
後、該棒材1の端部を該チャック3で固定する。
【0014】又、前記棒材1にローレット加工面Kを形
成する手段としては、該ローレット駒2を摺動する動作
に代え、前記コレット6の掴み部6aにて棒材1の端部
を掴み固定した後、該コレット6を該ローレット駒2側
に摺動させて該ローレット加工面Kを形成してもよい。
尚、前記ジャッキ8,8のストロークを大きくすれば該
棒材1を押し出し、該ローレット駒2の摺動等の繰り返
し作業を短縮させることができる。
【0015】その後、図2(h)に示すように、前記コ
レット6の掴み部6aの固定を解除し、前記ハウジング
5自体をチェーン(図示せず)で後方(図の左側)へ摺
動させて該棒材1の残りの部分のローレット加工を行
う。従って、該棒材1の長手方向全周に渡ってローレッ
ト加工面Kを形成することができる。次に、該棒材1を
ナットとして使用するため、該棒材1の中心部長手方向
に螺子部を刻設した後、所定の長さに切断して使用目的
に合った製品を完成させる。
【0016】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はローレッ
ト駒をチャックとコレットとの間に所定間隔で配設し、
棒材を該ローレット駒の側面に当接するまで押し出した
後、該ローレット駒を該コレット側へ摺動させるか、或
いは該コレットを該ローレット駒側へ摺動させ、該棒材
にローレット加工を行うので該棒材の先端部から無駄な
くローレット加工が行え、従来例のように製品とならな
い不要な部分を作らずに済む。又、該棒材の先端部をチ
ャック側に押し出した後、該チャックで固定して該ロー
レット駒を該棒材に沿って摺動させるので、以後のロー
レット加工が効率的に行うことができる。
【0018】斯くして、棒材を無断なく使用することが
でき、且つ、材料費のコストダウンを計ることができる
等、正に諸種の著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施の形態を示し、ローレッ
ト駒を内蔵したハウジングの横断面図。 (b)図1(a)のイ−イ断面図。
【図2】(a)〜(h)棒材にローレット加工を行う順
序解説図。
【図3】(a)〜(d)従来例のローレット加工を行う
順序解説図。
【符号の説明】
1 棒材 2 ローレット駒 3 チャック 6 コレット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒材の端部をチャックで固定し、ローレ
    ット駒を該棒材に沿って摺動させながら該棒材にローレ
    ット加工を行う方法に於いて、該ローレット駒を該チャ
    ックとコレットとの間に所定間隔で配設すると共に、該
    棒材の端部を該ローレット駒の側面に当接するまで押し
    出した後、該コレットで固定し、該ローレット駒を該コ
    レット側へ摺動させるか或いは該コレットを該ローレッ
    ト駒側へ摺動させて該棒材にローレット加工を行い、そ
    の後該コレットの固定を解除し、該棒材を該チャック側
    へ押し出し、該棒材の端部を該チャックで固定した後、
    再び該ローレット駒を該棒材に沿って摺動させながら該
    棒材にローレット加工を行うことを特徴とするローレッ
    ト加工方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100425390C (zh) * 2004-04-07 2008-10-15 株式会社山下工业研究所 在滚花图样区域内进行压痕表示的装置及其方法
WO2019039054A1 (ja) * 2017-08-25 2019-02-28 株式会社不二工機 可変容量型圧縮機用制御弁
CN113118701A (zh) * 2021-03-17 2021-07-16 北京长征天民高科技有限公司 一种活门体零件装夹方法

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