JP2002144017A - 金型の製造方法 - Google Patents

金型の製造方法

Info

Publication number
JP2002144017A
JP2002144017A JP2000345190A JP2000345190A JP2002144017A JP 2002144017 A JP2002144017 A JP 2002144017A JP 2000345190 A JP2000345190 A JP 2000345190A JP 2000345190 A JP2000345190 A JP 2000345190A JP 2002144017 A JP2002144017 A JP 2002144017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
model
metal
solid
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000345190A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4523144B2 (ja
Inventor
Shigemitsu Nakabayashi
繁光 中林
Osamu Ito
理 伊藤
Yoshiyuki Fujikawa
善行 藤川
Akio Kawase
昭雄 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2000345190A priority Critical patent/JP4523144B2/ja
Publication of JP2002144017A publication Critical patent/JP2002144017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4523144B2 publication Critical patent/JP4523144B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】金型の製造方法において、機械加工や放電加工
などを行わずに簡易な方法で金型を作製する。 【解決手段】上面に開口部をもつ容器18に溶融金属を
充填し、冷却部材で撹拌しながら前記溶融金属を固液共
存状態になるまで冷却する。固液共存状態になった金属
10bにモデル12の一方の面を適当な深さに浸漬する
まで押圧して、該一方の面の金型を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金型の製造方法に
関し、固液共存状態の金属を用いて簡易に金型を作製す
る金型の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金型は使用しているうちに劣化するもの
であり、いずれは使用できなくなる。このように金型が
寿命になると新規に同じ金型を作製しなければならな
い。
【0003】このとき機械加工、又は放電加工で金型を
作製することが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金型を
機械加工、又は放電加工で作製すると費用が高くなり、
また作製時間も長いという欠点がある。
【0005】更に、金型の加工に必要な図面やNCデー
タなども用意しなければならない。つまり同じ金型があ
り、その金型で鋳造して作られた製品が存在する場合に
おいても、その製品をモデルとして利用することはでき
ないのである。
【0006】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、作製費用の安価な金型の製造方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る金型の製造
方法は、固液共存状態の金属中にモデルの少なくとも一
部を入れ、該金属を凝固させてモデルを取り出すことに
より、金型を作製することを特徴とする。
【0008】モデルを金属中に入れる際、金属が固液共
存状態となっているため、容易に入れることが可能であ
る。また、固液共存状態の金属中にモデルを入れた後、
該金属を凝固させることで、モデルの一部の形状が凝固
された金属に転写されることになり、該モデルを取り外
せば、前記モデルの一部と同一の形状の製品を作製する
ための金型ができあがることになる。
【0009】この場合、固液共存状態の金属中にモデル
の少なくとも一部を入れて、該金属を凝固させるだけで
よいため、金型を製造するための工程が簡単であり、金
型を安価に製造することができる。
【0010】そして、前記製造方法の具体的な手法とし
ては、上面に開口部をもつ容器に溶融金属を充填する工
程と、冷却部材を前記溶融金属中に浸漬し、前記冷却部
材で前記溶融金属を撹拌しながら固液共存状態になるま
で冷却する工程と、固液共存状態になった前記溶融金属
にモデルの少なくとも一部を入れる工程とを有するよう
にすればよい。
【0011】また、製造される金型が上型及び下型を有
する場合においては、固液共存状態の溶融金属中にモデ
ルの一部を入れて上型を作製する上型作製工程と、別の
固液共存状態の溶融金属中にモデルの前記一部以外の部
分を入れて下型を作製する下型作製工程とを含むように
すればよい。
【0012】前記金属としてアルミニウム合金を用いれ
ば、アルミニウムの溶解温度が比較的低いので溶解処理
が容易である。
【0013】前記容器の上端部に設けられた切り欠き部
を介して余分な前記溶融金属及び前記固液共存状態の金
属を外部に排出することができる。
【0014】前記モデルは既存金型により鋳造した製品
を用いることもできる。
【0015】その場合、前記モデルには、前記溶融金属
が凝固するときの収縮量と同じ厚みにコーティング剤を
塗布しておくと、完成した金型の寸法精度が向上して好
適である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る金型の製造方
法を鋳造用金型の製造方法に適用したいくつかの実施の
形態例を図1〜図20を参照しながら説明する。
【0017】まず、第1の実施の形態に係る金型の製造
方法は、例えば図1〜図3に示すように、溶融金属10
aを固液共存状態とし、その後、固液共存状態の金属1
0b中にモデル12を適当な深さまで押圧して入れ、該
モデル12を取り出すことによって、該モデル12の一
部と同一の外形形状を有する製品を製作するための金型
14を作製するものである。
【0018】ここで、固液共存状態とは金属(一般には
合金)を半融状態にしたもの、又は金属溶湯を冷却、撹
拌して半凝固状態にしたものをいい、金属を加熱し直接
的に半融状態にしたものと、一度完全に溶解した後に冷
却して半凝固状態にしたものの両方を指す。
【0019】次に、第1の実施の形態に係る金型の製造
方法の具体的手法について図4のフローチャートも参照
しながら説明する。
【0020】まず、図4のステップS1において、モデ
ル12を用意する。作製しようとする金型14と同様の
キャビティ形状の金型により製造した製品がある場合
は、該製品をそのまま前記モデル12として採用するこ
とができる。
【0021】前記モデル12の材料は溶融金属10aよ
り融点が高いか、又は同じ金属である必要がある。この
実施の形態では、例えば鉄やアルミニウムなどを材料と
して使用している。
【0022】次に、ステップS2において、コーティン
グ処理工程に入る。この工程では、図5に示すように、
前記モデル12の全面にコーティング材16を被覆(溶
射、結晶形成、塗布等を含む)する。前記コーティング
材16は、主コーティング材16aおよびキラコ(雲母
の粉末)16bとに区別される。
【0023】まず、最初に主コーティング材16aを被
覆する。通常、主コーティング材16aを被覆した状態
では面粗度が100〜200S程度であり、やや粗い面
になっている。図5においては、模式的に三角の突起で
示されている。そこで、次にキラコ16bを被覆する。
キラコ16bを被覆すると面粗度が30S以下になり、
滑らかな面が得られる。ただし、面粗度が要求されない
場合はキラコ16bの被覆を省略してもよい。
【0024】前記主コーティング材16aは、カオリ
ン、滑石、アルミナ、ジルコニアなどの粉末を5%ぐら
いの水ガラスによって適当な濃度に溶いて用いる。これ
に、2%ぐらいのホウ酸を加えるとよい。また、セラミ
ック系コーティング材などを用いてもよい。
【0025】モデル12の構成材料とコーティング材1
6との熱膨張率の差が大きい場合は、固液共存状態の金
属10b中にモデル12を入れた際に、その温度変化に
よってコーティング材16が剥離するおそれがある。そ
こで、コーティング材16にモデル12の構成材料から
なる粉末を添加することにより、モデル12の構成材料
とコーティング材16との熱膨張率の差を小さくするこ
とができ、上述のような剥離現象を防止することが可能
となる。また、図5に示すように、前記コーティング材
16の厚みtは固液共存状態の金属10bが凝固したと
きに収縮する収縮量に相当する厚みにしておくことが望
ましい。該収縮量は前記溶融金属10a(又は固液共存
状態の金属10b)の物性とモデル12の形状から求め
ておくことができる。この処理により固液共存状態の金
属10bが凝固した後に所望寸法の金型14が得られ
る。
【0026】コーティング材16は、表面に生ずるきら
い(鋳物に発生する欠陥でブローホールの一種)のよう
な欠陥や、冷却速度の調整にも有効である。
【0027】ところで、モデル12として製品を用いな
い場合、あるいはモデル12としての製品がない場合
は、砂型で新規に前記モデル12を作製するようにして
もよい。この場合は、予め前記収縮量に相当する厚み分
だけ大きい寸法の砂型を作製すれば、上述のようなコー
ティング材16の被覆処理を省略することができる。
【0028】次に、ステップS3において、溶融金属1
0aの充填処理を行う。この処理は、図1に示すよう
に、容器18に合金を溶解してなる溶融金属10aを充
填することにより行われる。溶融金属10aの温度設定
は、後述する固液共存状態温度より高く、かつ、なるべ
くその温度に近いことが望ましい。本発明に係る第1乃
至第3の実施の形態では、アルミニウム合金AC2B
(JIS H 5202)を溶解させた溶融金属10aを用い、温
度を640℃程度とした。
【0029】前記溶融金属10aにアルミニウム合金A
C2Bを用いるのは、金型を作製する上で、鋳鉄、銅、
黄銅などに比べて溶融温度が低いため取り扱い上の利点
があるからである。亜鉛などの溶融温度が低すぎる金属
では金型として溶損してしまう。
【0030】また、アルミニウムは、熱伝導性がよいた
め鋳造時にキュアータイムが短く、また、鋳造時に短時
間で溶融金属が凝固するため、素材の組織が緻密で機械
的性質がよいという利点もある。
【0031】なお、容器18は、図6に示すように、底
板20と、4枚の側板22a〜22dにて構成されてい
るが、これら底板20並びに4枚の側板22a〜22d
はそれぞれ分割できるようになっている。
【0032】次に、ステップS4において、固液共存状
態の金属10bの生成工程に入る。この工程は、容器1
8内に充填された溶融金属10aを冷却することによっ
て、該溶融金属10aを固液共存状態にする。図1は、
溶融金属10aの冷却過程を示している。
【0033】図1に示す冷し金(冷却部材)24は、前
記溶融金属10aによって溶けない物質、例えば、銅や
ステンレス等により構成されている。該冷し金24の外
形は円柱状に設定されるとともに、下方に向かって抜き
勾配を有している。
【0034】前記冷し金24は比較的低速で回転しなが
ら前記溶融金属10a中に浸漬され、溶融金属10aを
冷却しながら撹拌することができるようになっている。
このとき、急激に温度が下がりすぎることがないよう
に、前記容器18のまわりにヒータ(図示せず)を備え
るなどの措置を施すとよい。
【0035】そして、前記溶融金属10aの温度が固液
共存状態の温度まで下がったとき、前記冷し金24を引
き上げる。この固液共存状態の温度は、金型の製作時に
モデル12が溶けることがなく、かつ、モデル12の形
状を転写することができる温度を設定する。つまり、温
度が高すぎるとモデル12が溶けてしまい、低すぎると
モデル12の転写が悪くなるのでその中間温度を設定す
る。アルミニウム合金AC2Bの場合では585℃程度
が望ましい。
【0036】次に、ステップS5において、モデル12
の挿入工程に入る。図2に示すように前記モデル12を
固液共存状態の金属10b中に押圧して、該モデルの一
部を固液共存状態の金属10b中に入れる。このとき、
モデル12を前記固液共存状態の金属10bに浸漬させ
る深さは、金型14として必要な部分まで浸漬させれば
よい。
【0037】固液共存状態の金属10bは適度な粘性が
あり、押圧するときに不必要に浸漬しすぎることはなく
扱いやすい。
【0038】次に、ステップS6において、固液共存状
態の金属10bの凝固処理工程に入る。この工程は、固
液共存状態となっている金属10bの温度を室温まで冷
却し凝固させることにより行われる。なお、固液共存状
態の金属10bが完全に凝固していなくても、キャビテ
ィ形状が維持できる状態になるまで凝固すれば次のステ
ップに移ってもよい。
【0039】そして、ステップS7において、金型14
の取出し工程に入る。この工程は、容器18を底板20
と4枚の側板22a〜22dを分離して、凝固状態の金
属10cを取り出し、更に、モデル12を抜き取ること
によって行われる。この段階で、モデル12の一部の外
形形状がキャビティ形状として転写された凝固状態の金
属10cによる金型14が得られる。
【0040】ところで、製造される金型14が上型及び
下型を有する場合においては、上述の工程を経て例えば
上型を作製し、更に、同様の工程を経て下型を作製す
る。下型の作製においては、固液共存状態とされた金属
10b中に前記モデル12の前記一部以外の部分を入れ
ることによって作製することができる。
【0041】このように、第1の実施の形態に係る金型
の製造方法においては、固液共存状態の金属10b中に
モデル12を適当な深さまで押圧して入れて、該モデル
12の一部と同一の外形形状を有する製品を製作するた
めの金型14を作製するようにしたので、特別な器具が
なくても固液共存状態の金属10bにモデル12として
の製品あるいは砂型モデルを押圧して入れることで簡易
に、かつ、安価に金型を製造することができる。
【0042】ここで、1つの実験例を示す。この実験例
は、上述のコーティング処理においてコーティング材1
6の効果を見たものである。この実験例で用いた実験用
モデルを図7に示す。また、実験例の結果を図8〜図1
0に示す。
【0043】図7に示すように、実験用モデルは幅が
A、長さがB、そして比較的低い高さである直方体に、
長さがCで比較的低い高さの凸部を有する形状になって
いる。この実験用モデルでは、幅Aは80.4mm、長
さBは131.0mm、長さCは81.0mmに設定し
た。この実験用モデルを本発明に適用して金型及び最終
製品である素材を製作した。
【0044】図8は、幅A部分の寸法の測定値であり、
各棒グラフは左から順に、実験用モデルの寸法、コーテ
ィング材16を被覆後の寸法、作製した金型の寸法、鋳
造時の金型の寸法、及び最終製品である素材の寸法を示
している。同様に、図9は長さB部分の寸法の測定値で
あり、図10は長さC部分の寸法の測定値である。
【0045】図8について説明すると、幅A部分におい
ては、実験用モデルに対してコーティング材16を被覆
した後の寸法は1mm大きくなっている。従って、 80.4+1.0=81.4[mm] になる。
【0046】そして、作製した金型は0.6mmだけ収
縮する。さらに、その金型を用いて素材を作製する場
合、鋳造時は0.2mmだけ伸びて、完成した素材は
0.6mm収縮する。従って、素材の幅A部分の寸法は
コーティング材16を被覆後の寸法から見て微少幅dA
=1.0mmだけ収縮しており、 81.4−dA=80.4[mm] である。
【0047】また、収縮率は、 dA/80.4=12.4×10-3 である。
【0048】図9は、長さBに関する結果であり、棒グ
ラフの意味と並び順は図8と同じである。長さBに関し
ては実験用モデルに対して、コーティング材16を被覆
した後の寸法は1.3mm大きくなっている。従って、 131.0+1.3=132.3[mm] である。素材の長さB部分の寸法はコーティング材16
を被覆後の寸法から見て微少幅dB=1.2mmだけ収
縮しており、 132.3−dB=131.1[mm] である。従って収縮率は、 dB/131.1=9.2×10-3 である。
【0049】図10は、長さCに関する結果であり、棒
グラフの意味と並び順は図8と同じである。長さBに関
しては実験用モデルに対して、コーティング材16を被
覆した後の寸法は1.2mm大きくなっている。従っ
て、 81.0+1.2=82.2[mm] である。素材の長さB部分の寸法はコーティング材16
を被覆後の寸法から見て微少幅dC=1.0mmだけ収
縮しており、 82.2−dC=81.2[mm] である。従って収縮率は、 dC/81.2=12.3×10-3 である。
【0050】以上の結果から、モデル12の全長により
収縮率が異なることが分かる。また、モデル12の全長
が長いほど収縮率が少なく、短いほど収縮率が大きい傾
向にある。実際に本発明に適用する場合には上記dA、
dB、dCなどを参照し、それに適応するコーティング
材16の厚みtを決定すればよい。
【0051】ただし、本実験例は固液共存状態の金属1
0bの温度及び鋳造時の溶湯温度はそれぞれ実験用の所
定温度において行ったものであり、適用上の温度の違い
や、モデル12の熱膨張率なども考慮して値を決定する
ことが望ましい。
【0052】なお、モデル12の両端にコーティング材
16を被覆する場合は、必要とされる縮み代を2等分と
して両面にそれぞれ被覆するとよい。
【0053】次に、第2の実施の形態例に係る金型の製
造方法について図11A〜図19を参照しながら説明す
る。
【0054】第2の実施の形態に係る金型の製造方法
は、基本的には、上述した第1の実施の形態に係る金型
の製造方法とほぼ同じであるが、図11A及び図11B
に示すように上型14A及び下型14Bを作製する場合
であって、特に、下型14Bを作製する際に、図12に
示すように、モデル12の一部に上型14Aを構成する
凝固状態の金属10cが固定された状態で行うことを特
徴とするものである。
【0055】具体的には、図13に示すように、まず、
ステップS101においてモデル12を用意し、次のス
テップS102においてモデル12の表面にコーティン
グ材16を被覆する。これらの処理は、上述したステッ
プS1及びステップS2とほぼ同じであるため、その詳
細な説明は省略する。
【0056】次に、ステップS103において、固液共
存状態の金属10bにモデル12を押圧して入れるため
の治具30(図14及び図15参照)にモデル12を固
定する。この治具30は、中央に孔32を有し、下面3
4aが平坦とされた取付け板34と、モデル12を取付
け板34に固定するための取付け具36a及び36b
と、この治具30を運搬するために該取付け板34に固
着された取手38とを有して構成されている。
【0057】前記取付け板34の中央に設けられた孔3
2の開口形状は、モデル12の投影形状(最も投影面積
の大きい形状)と同じ形状を有しており、前記モデル1
2を孔32内に挿入し、該取付け板34の下面34aか
ら下方に向かってモデル12の一部を露出させた状態で
取付け板34に固定した際、該モデル12は、取付け板
34との間にほとんど隙間のない状態で固定されること
となる。図14および図15に示す例では、取付け板3
4の下面34aが例えばモデル12を2分する位置にく
るように位置決めして固定するようにしている。この場
合、モデル12の一部は、取付け板34の下面34aよ
り下方に向かって抜き勾配状となる。
【0058】前記取付け具36a及び36bは、取付け
板34にモデル12を取り付けるためのものであり、前
記取付け板34の上面34bと前記モデル12の側面な
どに接して設けられている。
【0059】前記ステップS103でのモデル12の取
付け工程が終了した段階で、次のステップS104に進
み、溶融金属10aの充填処理工程に入る。この工程
は、上述したステップS3と同様に、図16に示すよう
に容器40に前記溶融金属10aを充填することにより
行われる。
【0060】特に、この第2の実施の形態に係る金型の
製造方法において使用される容器40は、図16に示す
ように、第1の実施の形態で使用される容器18とほぼ
同様に、底板42と4枚の側板44a〜44dとで構成
されているが、側板(例えば44a及び44b)の上端
部にそれぞれ複数の切欠き(切り欠き部)46が形成さ
れている点で異なる。これら切欠き46の作用について
は後述する。
【0061】次に、ステップS105において、固液共
存状態の金属10bの生成工程に入る。この工程は、上
述したステップS4とほぼ同じであり、容器40内に充
填された溶融金属10aを冷却することによって、該金
属10aを固液共存状態にする。
【0062】次に、ステップS106において、モデル
12の挿入工程に入る。この工程は、モデル12が固定
された治具30を取手38を使用して容器40の上方ま
で運搬し、モデル12の一部を下方に向けた状態で、か
つ、治具30で容器40の開口を閉塞するようにして、
該治具30を容器40上に載置する(図17参照)。
【0063】このとき、前記固液共存状態の金属10b
のうち余分な容積分は前記容器40の上端部に配設され
る前記切欠き46から溢れ出て排出される。また、金属
10bは固液共存状態であり粘性が大きい。従って、金
属10bの液面は切欠き46の下端部まで下がることは
なく、治具30の取付け板34との間に完全に充満され
たままである。これにより、金属10bの上面は波打つ
ことなく平坦な面が得られることとなる。
【0064】上述の例では、容器40の上端部に切欠き
46を設けた例を示したが、前記切欠き46の代わり
に、あるいは切欠き46と共に、取付け板34の適当な
位置に排出孔(図示せず)を設けてもよい。
【0065】また、前記切欠き46や前記排出孔等がな
い場合でも、固液共存状態の金属10bが前記容器40
から溢れ出ないように予め溶融金属10aの量を算出し
て容器40に充填するようにしてもよい。
【0066】なお、取付け板34と容器40との間に、
治具30を容器40に搬送案内するための図示しないガ
イドレールを例えば鉛直方向に沿って設ければ、治具3
0を容器40上に載置する際に、揺れを伴うことなく、
かつ、モデル12の一部を金属10b中にほぼ垂直方向
に向けて押圧することができる。
【0067】次に、ステップS107において、固液共
存状態の金属10bの凝固処理工程に入り、前記金属1
0bの温度を室温まで冷却し凝固させる。
【0068】そして、ステップS108において、金型
(上型14A)の取出し工程に入る。この工程は、容器
40を底板42と4枚の側板44a〜44dを分離し
て、凝固状態の金属10cを取り出す。この段階で、凝
固状態の金属10c中にモデル12の一部が埋め込まれ
た状態、即ち、上型14A(又は下型14B)の完成直
前の状態となる。
【0069】次に、下型14Bをまだ作製していなけれ
ばステップS109を介してステップS110以降の下
型作製工程に入る。この下型作製工程では、まず、ステ
ップS110において金型14から前記取付け板34、
前記取付け具36a及び36bを取り除く。
【0070】そして、ステップS111において、ボル
ト穴加工工程に入る。この工程は、図18に示すように
前記上型14Aと前記モデル12とを締結するためにボ
ルト穴50a及び50bを機械加工により削孔する。該
ボルト穴50a及び50bは前記モデル12にまで到達
する深さまでとする。
【0071】上型14A及び下型14Bの作製終了後
は、該ボルト穴50a及び50bは鋳造時の湯口として
兼用することができる。湯口を別に設ける場合で、該ボ
ルト穴50a及び50bが不要であれば金型作製後に溶
接などで塞げばよい。
【0072】次に、ステップS112に進み、図19に
示すように前記ボルト穴50a及び50bにタップ加工
を施して、ボルト52a及び52bを挿入する。これに
より、前記上型14Aと前記モデル12とは堅固に締結
される。更に、把持しやすいように前記上型14Aを把
持具60で把持しておく。
【0073】なお、これらのボルト52a及び52b並
びにボルト穴50a及び50bは2つである必要はな
く、モデル12の形状により1つにしてもよいし3つ以
上にしてもよい。
【0074】次に、ステップS104に戻り、今度は図
16の容器40と同様の構造を有する容器70(図12
参照)に溶融金属10aを充填する。該容器70の上方
開口部の幅及び奥行きは、上型作製工程に用いた前記容
器40の上方開口部の幅及び奥行きより前記容器40の
板厚の2倍以上小さい寸法になっている。もちろん、容
器70として容器40と同様のサイズを有する容器を使
用してもよい。また、該容器70の上端部には、前記切
欠き46と同形状の複数の切欠き72が形成されてい
る。
【0075】次に、ステップS105において、溶融金
属10aを固液共存状態にする。その後、ステップS1
06において、図12に示すように前記上型14Aを前
記把持具60を使用して容器70上に運搬し、モデル1
2の一部以外の部分を下方に向けた状態で、かつ、上型
14Aで容器70の開口を閉塞するようにして、該上型
14Aを容器70上に載置する。
【0076】次に、ステップS107において固液共存
状態の金属10bの凝固処理を行い、次のステップS1
08において金型14の取出し処理を行う。これらの処
理は上述した処理と同じであるため、その詳細な説明は
省略する。
【0077】このようにして、下型14B(凝固状態の
金属10cによる下型)の作製が終了するため、ステッ
プS109を介してステップS113に進み前記上型1
4Aと該下型14B並びに前記モデル12を分離すれ
ば、図11Aに示すようにモデル12の一部の外形形状
がキャビティ形状として転写された金属10cによる上
型14Aと、図11Bに示すようにモデル12の一部以
外の部分の外形形状がキャビティ形状として転写された
凝固状態の金属10cによる下型14Bが得られる。
【0078】このように、第2の実施の形態に係る金型
の製造方法においては、固液共存状態の金属10b中に
治具30を用いてモデル12を適当な深さまで押圧して
入れて、該モデル12と同一の外形形状を有する製品を
製作するための金型(上型14A及び下型14B)を作
製するようにしたので、固液共存状態の金属10bにモ
デル12としての製品あるいは砂型モデルを押圧して入
れることで簡易に、かつ、安価に金型を製造することが
できる。
【0079】また、治具30を用いたことでモデル12
を安定して固液共存状態の金属10bに押圧することに
より、上型14Aの上端面を平坦な面に仕上げることが
できる。また、上端面が平坦とされた上型14Aの凝固
状態の金属10cとモデル12を固定した状態で下型1
4Bも作製するようにしたので下型14Bの上端面も平
坦な面に仕上げることができる。
【0080】更に、前記上型14Aには締結のための前
記ボルト穴50a及び50bが削孔されているので該ボ
ルト穴50a及び50bを鋳造の注湯工程において湯口
として兼用することができる。
【0081】次に、第3の実施の形態に係る金型の製造
方法について図20を参照しながら説明する。
【0082】第3の実施の形態に係る金型の製造方法
は、基本的には上述した第2の実施の形態に係る金型の
製造方法とほぼ同じであるが、特に、治具30を上型作
製工程だけでなく下型作製工程においても使用すること
を特徴とするものである。
【0083】具体的には、ステップS201のモデル1
2を用意する工程から始めるが、図20におけるステッ
プS201からステップS207までは前記第2の実施
の形態例の前記ステップS101から前記ステップS1
07までと同じであるため、その詳細な説明は省略す
る。
【0084】ステップS207で前記固液共存状態の金
属10bが凝固した段階で、ステップS208に進み、
金型(上型14A)の取出し工程に入る。この工程は、
容器40を底板42と4枚の側板44a〜44dを分離
して、凝固状態の金属10cを取り出し、更に、モデル
12も凝固状態の金属10cから取り出す。
【0085】その後、ステップS209を介して下型作
製工程に入り、まず、ステップS210においてモデル
12から前記取付け板34、前記取付け具36a及び3
6bを取り除く。
【0086】ここで、ステップS203に戻り、治具3
0に再度モデル12を固定する。このとき、モデル12
は上型作製工程において固定した向きと逆向きに固定す
る。即ち、ステップS206で固液共存状態の金属10
bに押圧した部分を上方向にし、押圧しなかった他の部
分を下にして組み立てる。
【0087】前記ステップS203でのモデル12の取
付けが終了した段階で、再び次のステップS204に進
み、溶融金属10aの充填処理工程に入る。
【0088】その後のステップS204〜ステップS2
08の工程は上型作製工程で行った処理と同様であるの
で、その詳細な説明は省略する。
【0089】ステップS208の金型(下型14B)の
取出し工程を終えると、モデル12の一部の外形形状が
キャビティ形状として転写された上型14Aと下型14
Bが得られる。
【0090】このように、第3の実施の形態に係る金型
の製造方法においても、固液共存状態の金属10b中に
治具30を用いてモデル12を適当な深さまで押圧して
入れ、該モデル12と同一の外形形状を有する製品を製
作するための金型(上型14A及び下型14B)を作製
するようにしたので、固液共存状態の金属10bにモデ
ル12としての製品あるいは砂型モデル12を押圧して
入れることで簡易に、かつ、安価に金型を製造すること
ができる。
【0091】また、治具30を用いたことでモデル12
を安定して固液共存金属に押圧することができるととも
に、上型14A及び下型14Bの各上端面を平坦な面に
仕上げることができる。
【0092】更に、上型作製工程と下型作製工程で同じ
治具30を用いることができるので上型14Aにボルト
穴を削孔する必要がなく、工程の簡略化を図ることがで
きる。
【0093】上述の各実施の形態例では溶融金属10a
としてアルミニウム合金を用いたが、アルミニウム合金
以外の金属(例えば鉄、銅)などを用いてもよい。
【0094】なお、この発明に係る金型の製造方法は、
上述の実施の形態例に限らず、この発明の要旨を逸脱す
ることなく、種々の構成を採り得ることはもちろんであ
る。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る金型
の製造方法によれば、固液共存状態の溶融金属中にモデ
ルの一部を入れて、該金属を凝固させて金型を作製して
いる。このため、機械加工や放電加工を行わないで金型
を製造できるという効果が達成される。
【0096】また、製造される金型が上型及び下型を有
する場合においては、上型作製工程と、別の固液共存状
態の溶融金属中にモデルの前記一部以外の部分を入れて
下型を作製する下型作製工程とを含むようにしている。
このため、上型と下型を個別に製造できるという効果が
達成される。
【0097】また、下型作製工程では、前記固液共存状
態になった前記溶融金属に前記モデルの前記一部以外の
部分を入れる際に、前記モデルの一部に前記上型を構成
する金属が固定された状態で行うようにしている。この
ため、前記上型が押圧する器具を兼ねることができると
いう効果が達成される。
【0098】また、本発明に係る金型の製造方法によれ
ば、モデルは既存金型により鋳造した製品を用いること
もできるので、専用のモデルを作製する必要がない。
【0099】また、製品を用いたモデルを使用する場合
には、前記溶融金属が凝固するときの収縮量と同じ厚み
にコーティング材を塗布しているので、金型の寸法精度
が向上するという効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶融金属を固液共存状態まで冷却する工程の説
明図である。
【図2】溶融金属にモデルを入れる工程の説明図であ
る。
【図3】作製した金型を表す図である。
【図4】第1の実施の形態の金型製造方法におけるフロ
ーチャートである。
【図5】モデル表面に被覆したコーティング材の説明図
である。
【図6】第1の実施の形態で用いる容器の斜視図であ
る。
【図7】実験例で用いた実験用モデルの説明図である。
【図8】実験用モデルの幅A部分に関する実験結果の説
明図である。
【図9】実験用モデルの長さB部分に関する実験結果の
説明図である。
【図10】実験用モデルの長さC部分に関する実験結果
の説明図である。
【図11】作製した上型と下型を表す図である。
【図12】下型を作製する工程における溶融金属にモデ
ルを入れる工程の説明図である。
【図13】第2の実施の形態の金型製造方法におけるフ
ローチャートである。
【図14】モデルを押圧するための治具の側面を表す図
である。
【図15】モデルを押圧するための治具の断面を表す図
である。
【図16】第2の実施の形態及び第3の実施の形態で用
いる容器の斜視図である。
【図17】治具を用いて固液共存状態の金属にモデルを
入れる工程の説明図である。
【図18】モデルにボルト穴の加工を施す説明図であ
る。
【図19】上型を把持具で把持した状態を表す説明図で
ある。
【図20】第3の実施の形態の金型製造方法におけるフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10a…溶融金属 10b…固液共
存状態の金属 10c…凝固状態の金属 12…モデル 14A…金型(上型) 14B…下型 18…容器(第1の実施の形態) 24…冷し金
(冷却部材) 30…治具 34…取付け板 36a、36b…取付け具 38…取手 40…容器(第2の実施の形態及び第3の実施の形態) 46…切欠き(切り欠き部) 50a、50b
…ボルト穴 52a、52b…ボルト 60…把持具 70…容器(第3の実施の形態における下型作製用)
フロントページの続き (72)発明者 藤川 善行 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 川瀬 昭雄 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4E093 FC07 NB01 NB09 4F202 AJ02 CA30 CB01 CD04 CD26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固液共存状態の金属中にモデルの少なくと
    も一部を入れ、該金属を凝固させてモデルを取り出すこ
    とにより、金型を作製することを特徴とする金型の製造
    方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の金型の製造方法において、 上面に開口部をもつ容器に溶融金属を充填する工程と、 冷却部材を前記溶融金属中に浸漬し、前記冷却部材で前
    記溶融金属を撹拌しながら固液共存状態になるまで冷却
    する工程と、 固液共存状態になった前記溶融金属にモデルの少なくと
    も一部を入れる工程とを有することを特徴とする金型の
    製造方法。
  3. 【請求項3】製造される金型が上型及び下型を有する場
    合において、 固液共存状態の溶融金属中にモデルの一部を入れて上型
    を作製する上型作製工程と、 別の固液共存状態の溶融金属中にモデルの前記一部以外
    の部分を入れて下型を作製する下型作製工程とを含むこ
    とを特徴とする金型の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載の金型
    の製造方法において、 前記金属としてアルミニウム合金を用いることを特徴と
    する金型の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項2〜4のいずれか1項に記載の金型
    の製造方法において、 前記容器の上端部に設けられた切り欠き部を介して余分
    な前記溶融金属及び前記固液共存状態の金属を外部に排
    出することを特徴とする金型の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項に記載の金型
    の製造方法において、 前記モデルは既存金型により鋳造した製品を用いること
    を特徴とする金型の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項に記載の金型
    の製造方法において、 前記モデルには、前記溶融金属が凝固するときの収縮量
    と同じ厚みにコーティング剤を塗布しておくことを特徴
    とする金型の製造方法。
JP2000345190A 2000-11-13 2000-11-13 金型の製造方法 Expired - Fee Related JP4523144B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000345190A JP4523144B2 (ja) 2000-11-13 2000-11-13 金型の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000345190A JP4523144B2 (ja) 2000-11-13 2000-11-13 金型の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002144017A true JP2002144017A (ja) 2002-05-21
JP4523144B2 JP4523144B2 (ja) 2010-08-11

Family

ID=18819265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000345190A Expired - Fee Related JP4523144B2 (ja) 2000-11-13 2000-11-13 金型の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4523144B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002219550A (ja) * 2001-01-19 2002-08-06 Honda Motor Co Ltd 金型製造方法
JP5864011B1 (ja) * 2015-05-26 2016-02-17 合志技研工業株式会社 成形用金型の製造方法
JP2020185956A (ja) * 2019-05-17 2020-11-19 三菱重工業株式会社 オーバフロー防止装置、船舶、オーバフロー防止方法およびプログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08117966A (ja) * 1994-10-25 1996-05-14 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 成形用金型の製造方法及び成形用金型鋳造装置
JPH11197814A (ja) * 1998-01-20 1999-07-27 Honda Motor Co Ltd 半凝固金属の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08117966A (ja) * 1994-10-25 1996-05-14 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 成形用金型の製造方法及び成形用金型鋳造装置
JPH11197814A (ja) * 1998-01-20 1999-07-27 Honda Motor Co Ltd 半凝固金属の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002219550A (ja) * 2001-01-19 2002-08-06 Honda Motor Co Ltd 金型製造方法
JP4663886B2 (ja) * 2001-01-19 2011-04-06 本田技研工業株式会社 金型製造方法
JP5864011B1 (ja) * 2015-05-26 2016-02-17 合志技研工業株式会社 成形用金型の製造方法
JP2020185956A (ja) * 2019-05-17 2020-11-19 三菱重工業株式会社 オーバフロー防止装置、船舶、オーバフロー防止方法およびプログラム
JP7281961B2 (ja) 2019-05-17 2023-05-26 三菱重工業株式会社 オーバフロー防止装置、船舶、オーバフロー防止方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4523144B2 (ja) 2010-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6830093B2 (en) Positioning tool for ceramic cores
JP3053042B2 (ja) 加熱・冷却通路孔を有する成形用金型の製造方法
JP2002144017A (ja) 金型の製造方法
JP3248011B2 (ja) 特殊中子を用いた鋳造方法
EP2535126B1 (en) Device and method for obtaining semi-solid sludges
JP3937460B2 (ja) 焼き流し精密鋳造方法
CN111283177A (zh) 铸造方法及金属模具
JPS6261754A (ja) 複合中子鋳型を用いた鋳造法
JPH0399767A (ja) 鋳造金型内鋳包み配管製作方法
JP3180233B2 (ja) 特殊中子を用いて鋳造した鋳造品
JP2008036702A (ja) 金属鋳物用鋳造型
JP2666725B2 (ja) 砂鋳型
JP2001105420A (ja) コンクリート製品の製造方法
JP4663886B2 (ja) 金型製造方法
CN100417473C (zh) 熔嘴熔铸的方法
JP6528645B2 (ja) 連続鋳造のトップ鋳片に用いられる頭端部用冷材および連続鋳造方法
JPH03189061A (ja) 冷却回路を有する鋳造金型の製造方法
JPH0687064A (ja) 特殊中子を用いた鋳造方法
JP3248012B2 (ja) 特殊中子を用いて鋳造した鋳造品
JPH0434987Y2 (ja)
JP4100821B2 (ja) 射出成形装置
RU2177859C2 (ru) Способ изготовления литых полых металлических изделий
JPH07256433A (ja) 成形用金型
JP2005254272A (ja) アルミニウム又はアルミニウム合金鋳物の製造方法
JPS63180418A (ja) 放電加工用電極の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100527

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140604

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees