JP2002144014A - ダイカスト装置 - Google Patents

ダイカスト装置

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JP2002144014A
JP2002144014A JP2000348291A JP2000348291A JP2002144014A JP 2002144014 A JP2002144014 A JP 2002144014A JP 2000348291 A JP2000348291 A JP 2000348291A JP 2000348291 A JP2000348291 A JP 2000348291A JP 2002144014 A JP2002144014 A JP 2002144014A
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die casting
die
hot water
casting machine
melting furnace
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Hiroaki Kawachi
裕明 河内
Hiroshi Yukitomo
博司 行友
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Toyo Machinery and Metal Co Ltd
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Toyo Machinery and Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶解炉系のローカル制御部をダイカスト
マシン系のローカル制御部に統一してこれをダイカスト
装置全体を制御する全体制御部とし、ダイカスト装置全
体の制御を一元管理出来るようにする。 【解決手段】 ダイカスト装置(A)の全体制御部(S)
が、ダイカスト金型機構を有するダイカストマシン(B)
系のローカル制御部(S11)と、ダイカスト金属(18)を溶
解し、該溶湯(5)を所定温度に保持すると共に内部に設
置された給湯ポンプ(17)によって溶湯(5)を、複数ブロ
ック(6)(8)(14)(15)…に分割されて温度制御された湯道
管(3)を介してダイカストマシン(B)に供給する溶解炉
(2)系のローカル制御部(S12)とで構成され、溶解炉(2)
系の(S12)がダイカストマシン(B)系のローカル制御部(S
11)に統合されてダイカストマシン(B)に搭載されている
事を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイカスト装置の
全体制御部で、溶解炉及び溶解炉付属装置の制御も集中
的にダイカストマシン側で行えるようにしたダイカスト
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイカスト装置は、概略、(a)ダイカス
トマシン及びダイカストマシン付属の製品取出機並びに
製品の搬送装置と、(b)溶解炉及び溶解炉付属の原料供
給装置、溶解炉に設置されている給湯ポンプと湯道管、
に大別される。前者のダイカストマシン付属の製品取出
機や搬送装置はダイカストマシンに連動して作動するよ
うに制御部が統一されており、後者の原料供給装置や給
湯ポンプ及び湯道管などは溶解炉系のローカル制御部に
よって制御されるようになっており、ダイカストマシン
系と溶解炉系とが独立して制御されるようになってい
る。
【0003】そのため、作業者は独自の勘と経験に基づ
いてダイカストマシン系と溶解炉系のローカル制御部の
設定を個別に行っていた。従って、設定を変更しようと
する度にダイカストマシン系と溶解炉系のローカル制御
部の処まで足を運ぶ必要があり、しかも互いの整合性を
取る必要があり、非熟練者には甚だ困難な作業であっ
た。
【0004】また、給湯ポンプ及び湯道管の動作状態
(温度管理も含む)は製品の品質に直結しているためその
把握は非常に重要であるが、これを具体的に認識する手
段がなく、現在では製品の状態に基づいて給湯ポンプ及
び湯道管の動作状態を推定するに留まっており、熟練者
はともかく非熟練者にはこれらの管理は非常に困難であ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題は、
ダイカスト装置の溶解炉系のローカル制御部をダイカス
トマシン系のローカル制御部に統一し、これをダイカス
ト装置全体を制御する全体制御部としてダイカストマシ
ンに搭載する事でダイカスト装置全体の制御を一元管理
出来るようにし、且つダイカストマシン系のローカル制
御部の表示装置を利用して給湯ポンプ及び湯道管の動作
状態を具体的に把握出来るようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】「請求項1」はダイカス
ト装置(A)の全体制御部(S)に関し、前記全体制御部(S)
が、(a) ダイカスト金型機構を有するダイカストマシ
ン(B)系のローカル制御部(S11)と、(b) ダイカスト金
属(18)を溶解し、該溶湯(5)を所定温度に保持すると共
に内部に設置された給湯ポンプ(17)によって溶湯(5)
を、複数ブロック(6)(8)(14)(15)…に分割されて温度制
御された湯道管(3)を介してダイカストマシン(B)に供給
する溶解炉(2)系のローカル制御部(S12)とで構成され、
溶解炉(2)系の(S12)がダイカストマシン(B)系のローカ
ル制御部(S11)に統合されてダイカストマシン(B)に搭載
されている事を特徴とする。
【0007】「請求項2」は前記の場合に加えて、ダイ
カストマシン(B)が付属設備として製品取出機(T)を有す
る場合であり、「請求項3」は「溶解炉(2)が付属設備
としてダイカスト金属(18)を溶解炉(2)に供給する原料
供給装置(D)を有する」事を特徴とする。
【0008】これによれば、製品取出機(T)を有する場
合は製品取出機(T)も含めて、又、原料供給装置(D)を有
する場合は原料供給装置(D)も含めて、ダイカスト装置
(A)の溶解炉(2)系のローカル制御部(S12)をダイカスト
マシン(A)系のローカル制御部(S11)に統一し、これをダ
イカストマシン(B)に全体制御部(S)として搭載ているの
で、ダイカスト装置(A)全体の制御が一元管理出来るよ
うになり、熟練者は言うに及ばず非熟練者でもダイカス
ト装置(A)全体の管理が極めて容易になった。
【0009】「請求項4」はダイカストマシン(A)に搭
載された全体制御部(S)の表示画面(g)に関し、「給湯ポ
ンプ(17)と湯道管(3)のヒータブロック(8)(14)(15)及び
湯道管(3)の先端のノズル部(6)の姿図とその動作状態を
示す表示ブロック(イ)〜(ホ)…がダイカスト装置(A)の
全体制御部(S)の表示画面(g)に現れるように制御する」
事を特徴とするもので、このようにすることで非熟練者
は勿論、熟練者でも作業状況が一目で分かり容易にダイ
カスト装置(A)全体の管理が出来るようになった。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示実施例に従っ
て説明する。本発明のダイカスト装置(A)は大略、ダイ
カストマシン(B)、原料金属を溶解し、所定の湯温にて
保持する溶解炉(2)、溶解炉(2)内に設置され、溶湯(5)
を送り出す給湯ポンプ(17)、溶解炉(2)から溶湯(5)をダ
イカスト金型(1)に供給する湯道管(3)とで構成されてい
る。そして必要に応じて、付属設備としてダイカストマ
シン(B)に製品取出機(T)が設置され、溶解炉(2)に付属
設備としてダイカスト金属(18)を溶解炉(2)に供給する
原料供給装置(D)が設置される。ここでは製品取出機(T)
や原料供給装置(D)が設置されている場合を代表例に説
明するが、製品取出機(T)や原料供給装置(D)が設置され
ていない場合は当然作業者が自らダイカスト製品(d)の
取り出し作業やダイカスト金属(18)の投入を行うことに
なる。
【0011】ダイカスト装置(A)の各装置の関係を簡単
に説明すると、インゴットでストックされたダイカスト
金属(18)は原料供給装置(D)にて溶解炉(2)に逐次供給さ
れる。溶解炉(2)ではダイカスト金属(18)を溶解し所定
温度に保つ。所定温度に保たれた溶湯(5)は溶解炉(2)に
設置された給湯ポンプ(17)にて湯道管(3)を通じてダイ
カストマシン(B)に供給される。
【0012】ダイカストマシン(B)では、溶湯(5)が供給
されると射出用ピストン(27)を作動させてダイカスト金
型(1)の金型キャビティに溶湯(5)を打ち込み、冷却・凝
固するまで型締により加圧保持する。金型キャビティ内
の溶湯(5)が冷却・凝固すると型開し、ダイカストマシ
ン(B)付属の製品取出機(T)にてダイカスト製品(d)を取
り出し、製品取出機(T)の横に設置されている搬送装置
(H)で移動させる。本発明ではこれら一連の装置の制御
がダイカストマシン(B)の制御盤(S1)に集約され、全体
制御部(S)としてダイカストマシン(B)に搭載されてい
る。
【0013】以下、順に説明する。原料供給装置(D)は
インゴットで供給されたダイカスト金属(18)をストック
し、後述するダイカストマシン(B)に搭載されている全
体制御部(S)の溶解炉(2)系のローカル制御部(S12)から
の指令(後述するショット数及び/又は湯面高さ)でダイ
カスト金属(18)を搬送コンベア(85)にて逐次、溶解炉
(2)に自動供給する。
【0014】溶解炉(2)内には溶湯(5)を保持する坩堝(4
0)が形成されており、坩堝(40)の天井部(41)の後部には
材料投入部(52)が設けられており、前記原料供給装置
(D)からのダイカスト金属(18)の坩堝(40)内への投入は
材料投入部(52)の投入扉(53)を介して行われる。坩堝(4
0)内の湯温は、坩堝用温度計(55)で常時監視されてお
り、溶解炉(2)に設置されたバーナ(図示せず)で投入原
料固形金属の溶解及び湯温の維持等が行われる。また、
湯面高さも湯面高さ検出装置(図示せず)にて検出されて
おり、湯面高さが設定高さ以下になるとダイカスト金属
(18)の投入がおこなわれるが、ショット数と湯面高さの
不一致の乖離が大きいと湯漏れなどの警報(後述する
「溶解炉異常」)が出される事になる。
【0015】また、坩堝(40)内には給湯用の給湯ポンプ
(17)が設置されており、前記給湯用ピストン(57)は、天
井部(41)に設置された給湯ポンプ(17)のポンプシリンダ
部(48)に挿入されている。前記給湯用ピストン(57)は坩
堝(40)の天井部(41)の直上に設けられた給湯用シリンダ
(43)に接続されている。また、給湯ポンプ(17)に設けら
れたポンプシリンダ部(48)からポンプ吐出口(49b)に至
る連通孔(49)には、連通孔(49)の開閉を行う切替バルブ
(44)が配設されており、前記ロータリアクチュエータ(4
5)に接続されている。
【0016】この切替バルブ(44)は回転して連通孔(49)
の開閉を行うもので、閉止状態にした時、坩堝(40)内と
ポンプシリンダ(48)側の連通孔(49a)とが連通するよう
になっており、この状態で給湯用シリンダ(43)を作動さ
せ、給湯用ピストン(57)を下死点(最下部位置)から上死
点(最上部位置)に移動させた時に、坩堝(40)内の溶湯
(5)のポンプシリンダ(48)内への吸引を可能にする働き
を有する。そして、給湯ポンプ(17)のポンプボディ(47)
の端部に設けられたポンプ吐出口(49b)には後述する湯
道管(3)の接続端(60)が接続されている。
【0017】切替バルブ(44)が逆転して連通孔(49)が開
通している状態で給湯用シリンダ(43)を作動させ、給湯
用ピストン(57)を上死点(最上部位置)から下死点(最下
部位置)に移動させた時、ポンプシリンダ(48)内の溶湯
(5)は連通孔(49)へと押し出され、湯道管(3)を通ってダ
イカスト金型(1)に供給される。このように給湯用シリ
ンダ(43)は溶湯(5)の押し出しと吸引作用を行い、ロー
タリアクチュエータ(45)は連通孔(49)の開閉と坩堝(40)
と連通孔(49a)との断接を司る。
【0018】湯道管(3)はダイカスト金型(1)と溶解炉
(2)とを接続して溶解炉(2)の溶湯(5)をダイカスト金型
(1)に供給するためのもので、中心に例えばステンレス
の溶湯導管(61)が挿通され、その周囲にヒータ(4)が巻
着され、更にその周囲に断熱部材(62)が巻設されてい
る。溶湯導管(61)の先端は湯道管(3)の先端のノズル部
(6)に挿通されている給湯ノズル(64)に接続されてい
る。
【0019】湯道管(3)のヒータ(4)は3ゾーンに分割さ
れている。第1ゾーンは、給湯ノズル(64)の接続部分か
らこれに続く溶湯導管(61)の先端部分(この部分を貯湯
部(7)とする)で、第2ゾーンは、それに続く部分から溶
解炉(2)の天井部(41)に至る範囲(この部分を中間部(13)
とする)で、第3ゾーンは、溶解炉(2)の天井部(41)から
下の部分(この部分を吸湯部(12)とする)である。それぞ
れのゾーン(7)(12)(13)には貯湯部用ヒータ部(8)、中間
部用ヒータ部(15)及び吸湯部用ヒータ部(14)並びに温度
センサ(69)(70)(71)が装備されており、それぞれ独立し
て溶解炉(2)系のローカル制御部(S12)で温度制御される
ようになっている。
【0020】ノズル部(6)は湯道管(3)の先端部分で、溶
湯導管(61)の接続部(68)に接続されている給湯ノズル(6
4)が斜めに貫通しており、その上端には窒素ガスのよう
な不活性ガスを供給するガス配管(72)が接続されてい
る。また、ノズル部(6)には単独でノズル部用ヒータ(1
1)と温度センサ(73)とが設置されており、前記ゾーン
(7)(12)(13)に独立して溶解炉(2)系のローカル制御部(S
12)で温度制御されるようになっている。本実施例では
湯道管(3)の温度制御は本体部分のゾーン(7)(12)(13)と
ノズル部(6)の4ブロックで構成されているが、勿論、
これに限られず本体部分のゾーンを更に細分化しても良
いし、逆に大きく分けてもよい。また、ノズル部(6)の
温度制御をせず、本体部分だけの温度制御でもよく、現
場の状況に合わせて変えられる。
【0021】ダイカストマシン(B)は、固定ダイプレー
ト(20)に固定された固定金型(1a)と、これに対して往復
移動する移動ダイプレート(22)に固定された移動金型(1
b)と、固定金型(1a)から移動金型(1b)にかけて配設され
金型スリーブ(26)と、金型スリーブ(26)に往復可能に挿
入されている射出用ピストン(27)などを主構成とするも
ので、固定金型(1a)、移動金型(1b)及び金型スリーブ(2
6)には温度センサ(23)(24)(36)及びヒータ(25)(29)がそ
れぞれ配設されており、それぞれの温度調節をダイカス
トマシン(B)系の(S11)で行っている。また、前記金型ス
リーブ(26)には冷却配管(30)も設置されている。
【0022】前記金型スリーブ(26)の上面には受湯口(2
8)が開設されており、湯道管(3)のノズル部(6)から供給
された溶湯(5)が注ぎ込まれる。金型スリーブ(26)に溶
湯(5)が供給されると射出用ピストン(27)が作動して溶
湯(5)を金型キャビティに打ち込む。金型キャビティに
溶湯(5)を打ち込まれた後、溶湯(5)が冷却・凝固すると
型開がなされ、ダイカストマシン(B)付属の製品取出機
(T)にてダイカスト製品(d)が取り出され、製品取出機
(T)の横に設置されている搬送装置(H)で搬送される。勿
論、製品取出機(T)が敷設されていない場合は、作業者
が手で取り出す事になる。
【0023】ダイカストマシン(B)に搭載されている全
体制御部(S)は、表示装置(G)及びテンキーを有する入力
装置(N)を含むダイカストマシン(B)系のローカル制御部
(S11)、溶解炉(2)系のローカル制御部(S12)とで構成さ
れており、ダイカストマシン(B)に搭載されている。前
記ローカル制御部(S11)(S12)はダイカストマシン(B)の
制御盤(S1)に集約されており、前記表示装置(G)及び入
力装置(N)は制御盤(S1)から離れたダイカストマシン(B)
の正面パネルに設置されている。勿論、制御盤(S1)に一
緒に搭載しても良い。
【0024】ダイカストマシン(B)系のローカル制御部
(S11)は、ダイカスト金型(1)の移動ダイプレート(22)の
往復動作や往復速度、固定金型(1a)や移動金型(1b)の温
度センサ(23)(24)の入力データの分析、該データに基づ
く金型ヒータ(25)(29)の温度調節、射出用ピストン(27)
の射出速度や動作タイミング、取り出し装置(T)や搬送
装置(H)の動作タイミングの制御その他全てのダイカス
トマシン(B)及びその付属設備に関する制御を行ってい
る。
【0025】一方、溶解炉(2)系のローカル制御部(S2)
は、原料供給装置(D)にダイカスト金属(18)の自動供給
制御、坩堝用温度計(55)からのデータ処理、これに基づ
く溶湯(5)の温度制御、湯面高さ検知、給湯ポンプ(17)
の給湯用シリンダ(43)やロータリアクチュエータ(45)の
動作制御、湯道管(3)本体の3ゾーン(7)(12)(13)及びノ
ズル部(6)の温度センサ(69)(70)(71)(73)のデータ処理
及びこれに基づく独立した温度制御その他等がなされて
いる。
【0026】そして表示装置(G)では、その1つの表示
画面(g)として、1例であるが、図4に示すように、
『動作設定欄』『温度設定欄』『状態表示欄』が1つの
画面に現れ、『動作設定欄』では「給湯ポンプ溶解炉使
用・不使用」の「〇×選択欄」、「射出タイマ」の「時
間設定欄」、「インゴット投入カウンタ」の「投入数記
入欄」、「手汲み給湯使用・不使用」の「〇×選択欄」
等が表示される。
【0027】「給湯ポンプ溶解炉使用・不使用」は給湯
ポンプ(17)や溶解炉(2)の使用・不使用を選択する場合
で、不使用の場合は図示しない「ラドル」のような給湯
設備を使用する場合である。「射出タイマ」は注湯後、
射出迄の時間を設定するためのものであり、「インゴッ
ト投入カウンタ」は何ショットで何本のダイカスト金属
(18)のインゴットを投入するかを設定する部分であり、
「手汲み給湯使用・不使用」は、給湯ポンプ(17)を使用
するか、しないか(即ち、給湯ポンプ(17)を溶解炉(2)か
ら取り外して作業者が手で溶湯(5)を汲み、ダイカスト
金型(1)に給湯する場合)を選択するものである。これら
は後述する「○」「×」キーで適宜選択出来る。
【0028】『温度設定欄』では湯道管(3)のヒータブ
ロック(8)(14)(15)及びノズル部(6)並びに炉内温度の温
度設定(上・下限値も含む)が可能であり、更に前記ヒー
タブロック(8)(14)(15)、ノズル部(6)及び炉内温度並び
に溶湯(5)の測定温度も併記される。
【0029】また、『状態表示欄』には、給湯ポンプ(1
7)の給湯用シリンダ(43)やロータリアクチュエータ(4
5)、給湯用ピストン(57)や切替バルブ(44)、湯道管(3)
のヒータブロック(8)(14)(15)及びノズル部(6)の姿図や
動作状態を示す表示ブロック、即ち、「搬送装置自動中
・搬送装置異常・溶解炉異常」、ロータリアクチュエー
タの「吸入・吸入限」「給湯・給湯限」、給湯用シリン
ダの「吸入・吸入限」「給湯・給湯限」(イ)〜(ホ)が表
示されるようになっており、オン・オフ時或いは異常信
号を受け取った時に表示ブロック(イ)〜(ホ)内或いは文
字色が変わり、それらの動作状態が1目で分かるように
なっている。
【0030】例えば、搬送装置(H)が自動運転中であれ
ば、表示ブロック(イ)中の「搬送装置自動中」の文字が
「白」から「赤」に変わり、搬送装置(H)や溶解炉(2)に
何らかの異常が発生した場合、「搬送装置異常」や「溶
解炉異常」の文字が「白」から「赤」に変わり、異常を
作業者に知らせるようになっている。
【0031】ロータリアクチュエータ(45)及び給湯用シ
リンダ(43)の場合は、溶湯(5)の吸入時にはロータリア
クチュエータ(45)の作動によって切替バルブ(44)が閉状
態となり、且つその状態において給湯用ピストン(57)が
作動して給湯用ピストン(57)が上昇してポンプシリンダ
部(48)に溶湯(5)を吸入し、「吸入・吸入限」の表示ブ
ロック(ロ)(ニ)の文字が「白」から「青」に変わり、給
湯ポンプ(17)が「吸入動作状態」である事を表示する。
【0032】給湯用ピストン(57)が上死点(最上点)に達
すると、「吸入・吸入限」の表示ブロック(ロ)(ニ)の文
字が「青」から「赤」に変わり、給湯ポンプ(17)が「吸
入完了」である事を表示する。そして、給湯用ピストン
(57)は上死点(最上点)で停止し、次の射出信号が来るま
で待機する。
【0033】次の射出信号が来ると、ロータリアクチュ
エータ(45)が作動して切替バルブ(44)が開状態に切り替
わり、且つ給湯用シリンダ(43)が作動して給湯用ピスト
ン(57)を押し下げ、ポンプシリンダ部(48)内の溶湯(5)
を押し出す。この時、「吸入・吸入限」表示ブロック
(ロ)(ニ)の文字が「赤」から「白」に変わり、且つ「給
湯・給湯限」の表示ブロック(ハ)(ホ)の文字が「白」か
ら「青」に変わり、給湯ポンプ(17)が「給湯作動状態」
である事を表示する。
【0034】給湯用シリンダ(43)が下死点(最下点)に達
し給湯が終了すると、ロータリアクチュエータ(45)が作
動して切替バルブ(44)が閉状態に切り替わる。そしてこ
れと同時に「給湯・給湯限」の表示ブロック(ハ)(ホ)の
文字が「青」から「赤」に変わり、「給湯」が完了した
事を表示する。そして、溶湯ポンプ(17)の動作が「給
湯」から最初の「吸入」に切り替わると「給湯・給湯
限」の表示ブロック(ハ)(ホ)の文字が「赤」から「白」
に変わる。このようにして一連の溶湯(5)の吸入・給湯
作用が表示画面(g)に逐次表示される事になる。
【0035】湯道管(3)のヒータブロック(8)(14)(15)及
びノズル部(6)の姿図は、ノズル部(6)及びヒータブロッ
ク(8)(14)(15)毎に「ノズル」「湯道1」「湯道2」
「湯道炉内」の文字が表示され、それぞれの部分が通電
状態になれば各文字「ノズル」「湯道1」「湯道2」
「湯道炉内」が「赤」に変わり、通電状態を表示する。
【0036】入力装置(N)には図6に示すように、『条
件設定欄』に設けられた「0」〜「9」迄のテンキー、
表示画面(g)上の条件設定オン・オフ用「〇×欄」の
「〇」「×」を選択する「〇」「×」キー、設定値をメ
モリに入力する「エントリ」キー及び設定条件を解除す
る「リセット」キー、『カーソル欄』に設けられ、表示
画面(g)上のカーソルを前後左右に移動させるための
「カーソル矢印」キー、『画面切替欄』に設けられ、表
示装置(G)の表示画面(g)を「射出(射出工程の条件が現
れる)」「周辺機(溶解炉、給湯ポンプ及び湯道管を含め
た条件が現れる)」「モニタ」「条件」「型開閉(型開閉
の条件が現れる)」「タイマ」「オプション」「点検」
キー、『運転モード欄』の「オン・オフ(オフで給湯ポ
ンプ停止)」「ヒートアップ」「調整」「型交換」「ス
タート」キー、『補助機能欄』の「読出し」「書込み」
「プリント」「ウィンドウ」「ファンクション」「文字
入力」キー等各種のキーが設けられており、「周辺機」
キーを押す事で図4の表示画面(g)が現れる。
【0037】そして、「カーソル矢印」キーを押して表
示画面(g)の書き込み可能な設定欄に「カーソル」を一
致させ、テンキーで数字を入力し、「エントリ」キーを
押すことで、例えば図6の『動作設定欄』の「射出タイ
マ」時間、「インゴット投入カウンタ」数や『温度設定
欄』の「温度」設定値等を変える事が出来る。ま
た、「」「×」キーで表示画面(g)の「」「×」を選択
する事で必要な選択が行える。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、溶解炉系のローカル制
御部がダイカストマシン系のローカル制御部に統合さ
れ、ダイカスト装置の全体制御部としてダイカストマシ
ンに搭載されているので、ダイカスト装置全体の制御が
一元管理出来るようになり、熟練者は言うに及ばず非熟
練者でもダイカスト装置全体の管理が極めて容易にな
る。
【0039】更に、給湯ポンプと湯道管のヒータブロッ
ク及び湯道管の先端のノズル部の姿図とその動作状態を
示す表示ブロックがダイカスト装置の全体制御部の表示
画面に現れるように制御されているので、作業状況が一
目で分かり、非熟練者は勿論、熟練者でも容易にダイカ
スト装置全体の管理が出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の概略正面図
【図2】図1の平面図
【図3】本発明装置の概略断面図
【図4】本発明装置の全体制御部の1表示画面の正面図
【図5】本発明装置の湯道管周辺の拡大断面図
【図6】本発明装置の入力装置の正面図
【符号の説明】
(A) ダイカスト装置 (B) ダイカストマシン (S) 全体制御部 (S11)(S12) ローカル制御部 (T) 製品取出機 (1)ダイカスト金型 (2)溶解炉 (3)湯道管 (4)ヒータ (5)溶湯 (6)(8)(14)(15) ヒータブロック (13)ダイカスト金属 (17) 給湯ポンプ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22D 37/00 B22D 37/00 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイカスト装置の全体制御部が、 (a) ダイカスト金型機構を有するダイカストマシン系
    のローカル制御部と、 (b) ダイカスト金属を溶解し、該溶湯を所定温度に保
    持すると共に内部に設置された給湯ポンプによって溶湯
    を、複数ブロックに分割されて温度制御された湯道管を
    介してダイカストマシンに供給する溶解炉系のローカル
    制御部とで構成され、 溶解炉系のローカル制御部がダイカストマシン系のロー
    カル制御部に統合されてダイカストマシンに搭載されて
    いる事を特徴とするダイカスト装置。
  2. 【請求項2】 ダイカストマシンが付属設備として型
    開時にダイカストマシンからダイカスト製品を取り出す
    ための製品取出機を有する事を特徴とする請求項1に記
    載のダイカスト装置。
  3. 【請求項3】 溶解炉が付属設備としてダイカスト金
    属を溶解炉に供給する原料供給装置を有する事を特徴と
    する請求項1又は2に記載のダイカスト装置。
  4. 【請求項4】 給湯ポンプと湯道管のヒータブロック
    及び湯道管の先端のノズル部の姿図とその動作状態を示
    す表示ブロックがダイカスト装置の全体制御部の表示画
    面に現れるように制御する事を特徴とする請求項1〜3
    の何れかにに記載のダイカスト装置。
JP2000348291A 2000-11-15 2000-11-15 ダイカスト装置 Pending JP2002144014A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008179007A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Toyo Mach & Metal Co Ltd 射出成形機
CN110405186A (zh) * 2019-07-29 2019-11-05 安徽三环水泵有限责任公司 一种多级离心泵壳体浇铸成型系统

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