JP2002143629A - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

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JP2002143629A
JP2002143629A JP2000343394A JP2000343394A JP2002143629A JP 2002143629 A JP2002143629 A JP 2002143629A JP 2000343394 A JP2000343394 A JP 2000343394A JP 2000343394 A JP2000343394 A JP 2000343394A JP 2002143629 A JP2002143629 A JP 2002143629A
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air
filter
roll
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Hiroshi Nishimoto
寛 西本
Minoru Yoshida
実 吉田
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Asahi Kasei Corp
Asahi Techno Corp
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Asahi Kasei Corp
Asahi Techno Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋内の空気中に含まれる化学物質を効率よく
除去し、メンテナンス頻度の少ない空気清浄機を提供す
る。 【解決手段】 長尺の第1のシート状エアーフィルター
1を渦巻き状に巻き、この時、同じ幅の長尺の第2のシ
ート状エアーフィルタ2を蛇腹状に折りながら、上記エ
アーフィルター1の渦巻きに巻き込み、直径方向の断面
において、エアーフィルター1及び2によって、一方の
ロール端5から他方のロール端6に空気を流通させる空
気流通路4が複数形成され、該空気流通路4の上記断面
に接する内接円の直径が1〜10mm、有効断面積にお
ける空気流通路断面積の割合が65〜90%であるフィ
ルターロールを形成し、該フィルターロールの空気流通
路4内に空気を流通させてエアーフィルター1、2の表
面に接触させることで、空気中の化学物質を吸着除去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内に設置して空
気中に含まれる化学物質等被処理物を除去する空気清浄
機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、新築家屋において、壁紙の接着剤
や加工剤、塗料の溶剤等、建築資材に含まれる揮発性の
化学物質が大気中に放散され、居住者の健康に影響を及
ぼす、いわゆるシックハウス症候群と呼ばれる症状が問
題視されている。このような化学物質は大気中に徐々に
放散されるため、影響のないレベルに達するまでに長時
間を要し、居住者への家屋の引き渡しまでに十分に除去
することが困難である。そのため、居住者が空気清浄機
等により除去して対処しているのが現状である。
【0003】一般に、屋内で使用される空気清浄機は、
エアーフィルターと送風機を備え、該送風機によりエア
ーフィルターに空気を透過させて空気の清浄化を行って
いる。エアーフィルターはそれ自身が化学物質等被処理
物を吸着させる素材で形成されたものや、布帛等担持体
に化学物質の吸着材或いは化学反応により化学物質を無
害化したり吸着する反応物質などを付着させたものなど
が用いられている。
【0004】エアーフィルターは、体積当たりの処理能
力を高くする上で、シート状のエアーフィルターを蛇腹
状に形成し、体積当たりのエアーフィルター面積を広く
取ったり、或いは、複数枚のシートを間隙を設けて積層
し、該積層体の積層方向に空気を透過させて用いてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空気清浄機では、経時的にエアーフィルターが空気中の
塵埃によって目詰まりし、処理能力が低下するという問
題を生じ、頻繁にエアーフィルターを交換する必要があ
った。また、複数枚のエアーフィルターの積層体に空気
を透過させるためには高圧で空気を送る必要があり、効
率が悪い上、さらにエアーフィルターが塵埃によって目
詰まりし易いという問題があった。
【0006】本発明の課題は、屋内の空気より化学物質
を効率良く除去し、メンテナンス頻度の低い空気清浄機
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するべ
く、本発明者等が鋭意検討した結果、ホルムアルデヒド
等の、特に近年環境上の問題となっている化学物質等被
処理物を除去する場合には、エアーフィルターを透過さ
せるよりも、エアーフィルター表面に接触させる方が効
率良く除去しうることを見い出し、本発明を達成した。
【0008】即ち、本発明は、長尺の第1のシート状エ
アーフィルターを、該第1のシート状エアーフィルター
と同じ幅の長尺の第2のシート状エアーフィルターを長
尺方向において蛇腹状に折りながら巻き込んで渦巻き状
としたフィルターロールと、該フィルターロールの一方
のロール端より他方のロール端に向かって空気を流通さ
せる手段と、を少なくとも備え、上記フィルターロール
が、渦巻き状の第1のエアーフィルターと該渦巻きの間
隙に挟持された第2のエアーフィルターによって、一方
のロール端から他方のロール端に空気を流通させる複数
の空気流通路が形成されており、該フィルターロールの
直径方向の断面において、上記空気流通路の内接円の直
径が1〜10mmであり、エアーフィルター断面積と空
気流通路断面積とからなる有効断面積における上記空気
流通路断面積の割合が65〜90%であることを特徴と
する空気清浄機である。
【0009】上記本発明においては、上記エアーフィル
ターが、空気中の被処理物質を吸着すること、該エアー
フィルターが、空気透過性を有する2枚のシート間に空
気中の被処理物質を吸着する吸着材を挟持してなるこ
と、該空気透過性を有するシートが布帛であること、特
に不織布であること、上記吸着材が活性炭であること、
上記フィルターロールの空気流通路の長さが10〜20
0cmであること、を好ましい態様として含むものであ
る。
【0010】さらにまた、上記本発明は、立てて配置し
たフィルターロールと、該フィルターロールの下方ロー
ル端に接して配置した空気透過性を有する下カバーと、
該下カバーの下方に配置した空気吸引機と、該空気吸引
機の下方に配置され、該吸引機の排出する空気を側面に
設けた排出口より排出する架台と、上記フィルターロー
ルを収納し、下部開口端を上記空気吸引機の周縁部に取
り付けた筒状ケースと、空気透過性を有し該筒状ケース
の上部開口端に取り付けた蓋体と、を少なくとも有して
構成されることが好ましく、当該構成においては、上記
空気吸引機がプロペラ型であり、上記下カバーが上記筒
状ケースの下方開口端よりも上方に取り付けられている
ことが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の各構成について
詳細に説明する。
【0012】本発明の空気清浄機は、エアーフィルター
に空気を接触させて空気中の被処理物質を除去する。本
発明において除去しうる被処理物質としては、主として
前記建築資材等から揮発する化学物質が挙げられるが、
本発明がこれに限定されるものではない。
【0013】本発明の空気清浄機の基本構成は、フィル
ターロールと、該フィルターロールの一方のロール端か
ら他方のロール端に向けて空気を流通させる手段とを有
することにある。
【0014】本発明にかかるフィルターロールは、同じ
幅(ロール長に相当)の長尺のシート状エアーフィルタ
ーを2枚用意し、第1のエアーフィルターを渦巻き状に
巻いてロール状とする。この時、第2のエアーフィルタ
ーを長尺方向において蛇腹状に折り、上記第1のエアー
フィルターの渦巻きの間隙に巻き込む。得られたフィル
ターロールの断面形状を図1に示す。図1において
(a)は直径方向の1/4領域の断面図を、(b)は幅
方向の1/2領域の断面図を示す。図中、1は渦巻き状
に巻いた第1のエアーフィルター、2は蛇腹状に折って
巻き込んだ第2のエアーフィルター、3は第1のエアー
フィルター1を巻く際に中心に用いた巻き芯、4は空気
流通路、5及び6はフィルターロールのロール端であ
る。
【0015】図1(a)に示すように、本発明にかかる
フィルターロールの直径方向の断面においては、渦巻き
状の第1のエアーフィルター1の間隙に第2のエアーフ
ィルター2が挟持され、両フィルター1、2によって、
複数の空気流通路4が形成されている。空気流通路4は
図1(b)に示すフィルターロールの幅方向に沿って、
一方のロール端5から他方のロール端6に向かって空気
を流通させる。尚、図1(b)においては空気流通路4
は該幅方向に平行に構成した場合を示しているが、該フ
ィルターロールの軸を中心にねじれて構成されていても
かまわない。
【0016】本発明においては、送風機や吸引機といっ
た手段によって、図1(b)に示した矢印の方向に空気
を流通させ、この時、エアーフィルター1、2表面に接
触した空気に含まれる化学物質等被処理物質がエアーフ
ィルター1、2に吸着されて除去される。
【0017】本発明においては、エアーフィルター1、
2の表面に平行に空気を流し、エアーフィルター1、2
に空気を接触させて被処理物質を除去するが、この時、
空気流通路4が狭い方が除去効率がよい。即ち、エアー
フィルター1、2が接触によって被処理物質を除去しう
る空気の層の厚さに限界があり、図1(a)に示したよ
うに、空気流通路4がエアーフィルターで囲まれている
場合、エアーフィルター1、2の表面から空気流通路4
の中心部までの距離が短い方が除去効率が高い。
【0018】ここで、本明細書において、フィルターロ
ールを空気が1回通過する際にエアーフィルター1、2
に吸着除去される該空気中の被処理物質の割合を「除去
効率」といい、後述するように、本発明の空気清浄機が
時間当たりに除去する被処理物質の量を「清浄化効率」
とする。
【0019】本発明にかかるフィルターロールにおいて
は、空気流通路4の除去効率は、図3に示す、フィルタ
ーロールの直径方向の断面における、空気流通路4に接
する内接円15の直径で制御することができる。本発明
においては、該内接円が小さい方が除去効率が高く、よ
って該内接円の直径は10mm以下である。一方、該内
接円が小さくなりすぎると空気流通路4の通過する空気
の流れが悪くなり、除去効率は高いものの、時間当たり
にフィルターロール内を通過する空気量が低下し、時間
当当たりで除去しうる被処理物質の量、即ち前記した清
浄化効率が低下するため、該内接円の直径の下限は1m
mである。
【0020】また、本発明にかかるフィルターロールに
おいては、製造時に空気流通路4の断面形状がゆがむ場
合があり、特に中心部に近い部分は、第1のエアーフィ
ルター1の曲率半径が小さくなるため、形状がゆがみ易
く、外周よりも内接円が小さくなったり、つぶれてしま
う場合もある。このような場合には、図1に示した巻き
芯3として直径の大きいをものを用いることが好まし
い。また、巻き芯3を用いない場合には、巻き初めのフ
ィルターを犠牲にして実質巻き芯としても良い。
【0021】さらに、本発明においては、フィルターロ
ール内の空気流通路の割合も清浄化効率に影響し、フィ
ルターロールの直径方向において、エアーフィルター
1、2の断面積及び空気流通路4の断面積の合計を有効
断面積とした場合(即ち、巻き芯3を用いた場合には、
その断面積をフィルターロール全体の断面積から除
く)、該有効断面積における空気流通路4の断面積の割
合(隙間率)が65〜90%である必要がある。この隙
間率が65%未満ではフィルターロール内に流れる時間
当たりの空気量が少なく、また、隙間率が90%を超え
ると、被処理物質が除去されずにフィルターロールから
排出される空気量が増え、いずれの場合も清浄化効率が
悪くなる。
【0022】また、本発明において、空気流通路4の長
さ(ロール端5からロール端6まで)は、所定の清浄化
効率が得られる範囲で短い方が余計な圧力がフィルター
にかからないため好ましく、好ましくは10〜200c
mの範囲で構成することが好ましい。
【0023】本発明にかかるフィルターロールを構成す
る第1及び第2のシート状エアーフィルターとしては、
空気との接触により、空気中に含まれる化学物質等被処
理物を除去或いは無害化できるものであれば良く、フィ
ルター自身が被処理物質を吸着する素材で形成されたシ
ートや、空気透過性を有する2枚のシート間に被処理物
質を吸着する吸着材を挟持したものが好ましく用いられ
る。より具体的には、上記空気透過性を有するシートと
して布帛を用い、2枚の布帛の間に吸着材を挟持してな
るフィルターが好ましく用いられ、該布帛としては不織
布、吸着材としては活性炭がそれぞれ好ましく用いられ
る。図2に、本発明で好ましく用いられるシート状エア
ーフィルターの断面模式図を示す。図中、11a、11
bは不織布、12は活性炭である。
【0024】本発明においては、エアーフィルターがフ
ィルターロールとして用いられるため、長尺に形成され
たエアーフィルターの切断部分が両端部のみに限定され
る。特に、上記したように活性炭を不織布間に挟持した
構成のフィルターにおいては、切断工程において活性炭
がこぼれて周囲やフィルターの外側を汚染するため、切
断部分を接着剤や粘着テープによって封止する工程が必
要である。本発明では、予めロール長に合わせた幅の長
尺のエアーフィルターを形成しておけば、ロール状に形
成する際に両端部を切断するだけで良いため、上記封止
工程が簡易で製造効率が高く、好ましいものである。
【0025】また、空気清浄機の清浄化効率をフィルタ
ーロールのサイズによって変更する場合も、フィルター
ロールの巻き数を変えるだけで設計変更できるため、容
易に対応することができる。
【0026】本発明の空気清浄機において、フィルター
ロール内に空気を流通させる手段としては、特に限定さ
れず、一方の開口端より空気を送り込む送風機、或い
は、他方の開口端より空気を吸引する吸引機、のいずれ
でも好ましく用いることができる。
【0027】図4に、本発明の空気清浄機のより具体的
な構成例として、比較的狭い室内にて用いる、可動式の
空気清浄機の構成を示す。図中、31はフィルターロー
ル(蛇腹状のエアーフィルターは便宜上省略する)、3
2は下カバー、33は空気吸引機、34は架台、35は
空気排出口、36は筒状ケース、37は蓋体である。
【0028】即ち、当該構成においては、立てて配置し
たフィルターロール31と、該フィルターロール31の
下方ロール端に接して配置した空気透過性を有する下カ
バー32と、該下カバー32の下方に配置した空気吸引
機33と、該空気吸引機33の下方に配置して該吸引機
33の排出する空気を側面に設けた排出口35より排出
する架台34と、上記フィルターロール31を収納し、
下部開口端を上記空気吸引機33の周縁部に取り付ける
筒状ケース36と、空気透過性を有し該筒状ケース36
の上部開口端に取り付ける蓋体37とからなる。
【0029】図1に示したフィルターロールでは、中心
部に巻き芯3を用いた構成を示したが、本発明で用いる
フィルターロールは特にこれに限定されるものではな
く、巻き芯3を用いずにエアーフィルターのみで構成し
てもかまわない。
【0030】また、図4の構成において、空気吸引機3
3がプロペラ型の装置の場合には、フィルターロール3
1の下部開口端において、吸引能力に分布を生じるた
め、下カバー32を筒状ケース36の下部開口端よりも
上方に取り付け、フィルターロール31の下部開口端と
空気吸引機33との間に距離を設けて、該開口端より均
一に空気を吸引することが好ましい。
【0031】また、下カバー32及び蓋体37として
は、プラスチック板や金属板に多数の穴を設けたもの
や、プラスチック繊維や金属ワイヤーを網状に形成した
ものなど、フィルターロール31の開口端への空気の流
入、或いは開口端からの空気の排出を妨げないものであ
ればいずれも好ましく用いられる。
【0032】筒状ケース36は、空気のエアーフィルタ
ーへの接触効率を高める上で、収納したフィルターロー
ル31の外周との間に大きな隙間が形成されないことが
好ましく、フィルターロール31の交換の際に支障を生
じない程度にその内径がフィルターロール31の外径に
近い方が好ましい。また、空気透過性のないものであれ
ばその素材は特に限定されず、軽量のプラスチック成形
体が好ましく用いられる。
【0033】架台34は側面に空気排出口35を設けて
あり、空気吸引機33の下方から排出される空気を該空
気排出口35より外部に排出させる。また、架台34
は、空気吸引機33を設置される床面から離すことによ
って、稼働時に発生する熱を放熱させやすくしている。
該架台34の素材も特に限定されるものではなく、プラ
スチックや金属等により構成することができる。
【0034】また、各構成部材同士は、ネジ止めや嵌合
により適宜固定される。
【0035】本発明の空気清浄機は、近年問題となって
いるシックハウス症候群の原因である、建築資材から発
生する揮発性の化学物質の除去に適しているが、本発明
がこれに限定されるものではなく、屋内で飼育するペッ
トの臭いなど、近年、問題となっている高密閉性の居住
環境の臭いの除去に好ましく用いられる。
【0036】
【実施例】室温20℃、容積が25m3の室内におい
て、閉め切った室内に発生した揮発性有機化合物の除去
を行った。
【0037】用いた空気清浄機のフィルターロールは、
旭化成工業社製「セミアV」で構成し、フィルターロー
ルの直径方向の断面積が0.12m2、隙間率が78
%、ロール幅(=空気流通路の長さ)が50cm、空気
流通路は内接円の直径が3〜7mmの範囲内になるよう
に形成した。
【0038】揮発性有機化合物として、ホルムアルデヒ
ドを測定した。測定には北川式検知管 No.710、
エアサンプラーS−20を用いた。
【0039】閉めきった状態で約24時間経過後の室内
のホルムアルデヒド濃度は0.240ppmであった。
この後、本発明の空気清浄機を風量が177m3/hr
で稼働させたところ、ホルムアルデヒドの濃度は急速に
減少し、45分経過後の濃度は0.060ppmで国内
指針値である0.080ppmを下回っていた。当該レ
ベルでは、通常の新築家屋におけるホルムアルデヒド等
化学物質の発生量に対して本発明の空気清浄機の除去効
率が上回るため、本発明の空気清浄機を常時稼働してお
くことにより、室内の化学物質を大幅に除去することが
可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
効率良く屋内の空気中に存在する化学物質等被処理物を
短時間で除去することができる。本発明においては、フ
ィルター表面に空気を接触させるだけで透過させないた
め、空気中の塵埃によるフィルターの目詰まりが生じに
くく、フィルターの交換を頻繁に行う必要がない。さら
に、主構成部材であるフィルターロールは製造が容易で
巻き数によってサイズを変更することができるため、安
価に提供することができ、経済効率も高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いるフィルターロールの構成を示す
断面模式図である。
【図2】本発明に用いるエアーフィルターの一例の断面
模式図である。
【図3】本発明に用いるフィルターロール内の空気流通
路の説明図である。
【図4】本発明の一実施形態の構成を示す分解図であ
る。
【符号の説明】
1、2 シート状エアーフィルター 3 巻き芯 4 空気流通路 5、6 ロール端 11a、11b シート 12 吸着材 15 内接円 31 フィルターロール 32 下カバー 33 空気吸引機 34 架台 35 空気排出口 36 筒状ケース 37 蓋体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 実 大阪府高槻市八丁畷町11番7号 旭化成工 業株式会社内 Fターム(参考) 4D012 CA09 CA10 CA11 CB01 CG01 CH01 4D019 AA01 BA11 BB02 BB03 BC05 CA02 CA03 CB04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の第1のシート状エアーフィルター
    を、該第1のシート状エアーフィルターと同じ幅の長尺
    の第2のシート状エアーフィルターを長尺方向において
    蛇腹状に折りながら巻き込んで渦巻き状としたフィルタ
    ーロールと、該フィルターロールの一方のロール端より
    他方のロール端に向かって空気を流通させる手段と、を
    少なくとも備え、上記フィルターロールが、渦巻き状の
    第1のエアーフィルターと該渦巻きの間隙に挟持された
    第2のエアーフィルターによって、一方のロール端から
    他方のロール端に空気を流通させる複数の空気流通路が
    形成されており、該フィルターロールの直径方向の断面
    において、上記空気流通路の内接円の直径が1〜10m
    mであり、エアーフィルター断面積と空気流通路断面積
    とからなる有効断面積における上記空気流通路断面積の
    割合が65〜90%であることを特徴とする空気清浄
    機。
  2. 【請求項2】 上記エアーフィルターが、空気中の被処
    理物質を吸着する請求項1に記載の空気清浄機。
  3. 【請求項3】 上記エアーフィルターが、空気透過性を
    有する2枚のシート間に空気中の被処理物質を吸着する
    吸着材を挟持してなる請求項2に記載の空気清浄機。
  4. 【請求項4】 上記空気透過性を有するシートが布帛で
    ある請求項3に記載の空気清浄機。
  5. 【請求項5】 上記布帛が不織布である請求項4に記載
    の空気清浄機。
  6. 【請求項6】 上記吸着材が活性炭である請求項3〜5
    のいずれかに記載の空気清浄機。
  7. 【請求項7】 上記フィルターロールの空気流通路の長
    さが10〜200cmである請求項1〜6のいずれかに
    記載の空気清浄機。
  8. 【請求項8】 立てて配置したフィルターロールと、該
    フィルターロールの下方ロール端に接して配置した空気
    透過性を有する下カバーと、該下カバーの下方に配置し
    た空気吸引機と、該空気吸引機の下方に配置され、該吸
    引機の排出する空気を側面に設けた排出口より排出する
    架台と、上記フィルターロールを収納し、下部開口端を
    上記空気吸引機の周縁部に取り付けた筒状ケースと、空
    気透過性を有し該筒状ケースの上部開口端に取り付けた
    蓋体と、を少なくとも有する請求項1〜7のいずれかに
    記載の空気清浄機。
  9. 【請求項9】 上記空気吸引機がプロペラ型であり、上
    記下カバーが上記筒状ケースの下方開口端よりも上方に
    取り付けられている請求項6に記載の空気清浄機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06215A (ja) * 1991-09-19 1994-01-11 Takeda Chem Ind Ltd ガス処理装置およびガス処理方法
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JPH079425U (ja) * 1993-07-16 1995-02-10 日本石油化学株式会社 気体脱臭器

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