JP2002143370A - 遊技機および遊技機における可変表示装置 - Google Patents

遊技機および遊技機における可変表示装置

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JP2002143370A JP2000347173A JP2000347173A JP2002143370A JP 2002143370 A JP2002143370 A JP 2002143370A JP 2000347173 A JP2000347173 A JP 2000347173A JP 2000347173 A JP2000347173 A JP 2000347173A JP 2002143370 A JP2002143370 A JP 2002143370A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数かつ多種類の識別情報を装置を大型にす
ることなく表示することができ、小さな駆動力で、回転
体を長期間にわたって正確な位置で停止させる。 【解決手段】 駆動輪21A、21B、複数のガイドロ
ーラ23A、23Bおよび無端状の薄膜状長尺体22
A、22Bからなる可変表示構成体16A、16Bが複
数組設けられ、それら複数組の可変表示構成体のうちの
外側の無端状の薄膜状長尺体22Aの内側に、内側の可
変表示構成体を構成する、駆動輪21B、複数のガイド
ローラ23Bおよび無端状の薄膜状長尺体22Bが収納
される。また、外側の無端状の薄膜状長尺体22Aと、
内側の無端状の薄膜状長尺体22Bとは、一部分がそれ
ぞれ重なり合っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関するも
のであって、特にスロットマシンやパチンコ等の遊技機
および遊技機における可変表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年遊技機としてのパチンコやスロット
マシンの普及は目覚しいものがあり、特に今日にあって
は、可変表示装置を備えた機種が急増している傾向にあ
る。この可変表示装置は、通常、3つの表示部が設けら
れていて、各表示部には表示された数値や図柄等が所定
個所で全て合致することにより、多数のメダルやパチン
コ球を獲得できる機会いわゆる大当たりが得られるよう
になっている。
【0003】例えば、回転ドラムから成る可変表示装置
にあっては、ドラムの曲面に等間隔に数値や図柄が描か
れており、この数値や図柄が描かれている回転ドラムが
複数個(例えば3個)併設されてそれぞれがモータによ
り回転され、操作者の停止ボタンの操作による手動によ
って、あるいは自動的にモータが停止されて、回転ドラ
ム上に描かれた図柄等を揃えることができるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の可変
表示装置では、回転ドラムの周面に識別情報が描かれて
ているが、この識別情報を多数且つ多種類描くために
は、回転ドラムの周面を長くする必要があり、勢い回転
ドラムの直径が大きくなる。このように回転ドラムの直
径が大きくなると、当然に重量も嵩み、それを駆動・停
止させるモータも大出力のものが必要となる。加えて、
回転ドラムを設置するための広いスペースが必要とな
り、遊技機そのものが大きくなってしまうという不都合
がある。
【0005】また、この回転ドラムは、一般的に金属や
合成樹脂によって形成されるが、この場合、長期間の使
用によって、回転ドラムの表面が駆動時の熱や成型時の
残留応力によって変形する場合があり、この場合に、被
検出部と基準位置検出器との相対的な位置がずれてモー
タの基準位置が正確に検出できず、回転ドラムを正確な
位置で停止させることができないという不都合もある。
【0006】本発明は、上述のような事情からなされた
ものであって、本発明の目的とするところは、多数且つ
多種類の識別情報を装置を大型にすることなく表示で
き、しかも、小さな駆動力で絵柄表示部を長期間にわた
って駆動できかつ正確な位置で停止させることができる
遊技機および遊技機における可変表示装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するた
め、本願の請求項1に係る発明では、複数の識別情報が
連続的に変化する遊技機における可変表示装置であっ
て、表面に複数の識別情報が描かれた薄膜状長尺体を有
することを特徴としている。本願の請求項2に係る発明
では、前記薄膜状長尺体は多層に設けられていることを
特徴としている。本願の請求項3に係る発明では、前記
薄膜状長尺体は外方より内方に複数積層されていること
を特徴としている。本願の請求項4に係る発明では、前
記薄膜状長尺体は透明または半透明で、かつ、可撓性を
有する材料でつくられていることを特徴としている。
【0008】本願の請求項5に係る発明では、前記薄膜
状長尺体の下側にはディスプレイ装置が設けられている
ことを特徴としている。本願の請求項6に係る発明で
は、前記複数積層されている薄膜状長尺体は、外方の薄
膜状長尺体にあたり役を表す数字、図柄等の識別情報が
描かれるとともに、内方の薄膜状長尺体には背景を表す
識別情報が描かれていることを特徴としている。本願の
請求項7に係る発明では、モータにより駆動される駆動
輪と、該駆動輪から間隔を置いて配設されるガイドロー
ラと、前記駆動輪と前記ガイドローラとの間に設けら
れ、表面に識別情報が描かれた可撓性を有する薄膜状長
尺体と、を備えることを特徴としている。
【0009】本願の請求項8に係る発明では、前記駆動
輪、前記ガイドローラおよび前記薄膜状長尺体からなる
可変表示構成体が複数組設けられ、それら複数組の可変
表示構成体のうちの一の可変表示構成体を構成する薄膜
状長尺体の内側に他の可変表示構成体の薄膜状長尺体の
一部が配置されていることを特徴としている。本願の請
求項9に係る発明では、前記駆動輪、前記ガイドローラ
および前記薄膜状長尺体からなる可変表示構成体が複数
組設けられ、それら複数組の可変表示構成体のうちの一
の可変表示構成体を構成する薄膜状長尺体の内側に、他
の可変表示構成体を構成する前記駆動輪、ガイドロー
ラ、薄膜状長尺体が配置され、かつ、前記一の可変表示
構成体を構成する薄膜状長尺体と、前記他の可変表示構
成体を構成する薄膜状長尺体との一部分がそれぞれ重な
り合うことで、可変表示構成体ユニットが構成されてい
ることを特徴としている。
【0010】本願の請求項10に係る発明では、前記一
の可変表示構成体の薄膜状長尺体と、前記他の可変表示
構成体の薄膜状長尺体との互いに重なり合った部分が、
略同一の曲率をもって円弧状に湾曲されて重なり合って
いることを特徴としている。本願の請求項11に係る発
明では、前記駆動輪、前記ガイドローラおよび前記薄膜
状長尺体からなる可変表示構成体が複数組設けられ、そ
れら複数組の可変表示構成体のうちの一の可変表示構成
体を構成する薄膜状長尺体の内側に他の可変表示構成体
の薄膜状長尺体の一部が配置されてなるものが、複数個
並列に並べられていることを特徴としている。
【0011】本願の請求項12に係る発明では、前記可
変表示構成体ユニットは、複数個並列に並べられている
ことを特徴としている。本願の請求項13に係る発明で
は、前記薄膜状長尺体は半透明または透明の材料で作ら
れていることを特徴としている。本願の請求項14に係
る発明では、前記一の可変表示構成体ユニットの駆動輪
が、円筒形状に形成され、この円筒形状の内部の空間部
に、他の可変表示構成体ユニットの駆動輪を駆動するモ
ータが収納されていることを特徴としている。本願の請
求項15に係る発明では、前記駆動輪には、該駆動輪の
内部の空気を攪拌させる羽根状部が形成されていること
を特徴としている。
【0012】本願の請求項16に係る発明では、前記一
の可変表示構成体の薄膜状長尺体と、前記他の可変表示
構成体の薄膜状長尺体との互いに重なり合った部分を外
部表示する表示部の背面には円弧状に形成されて前記両
薄膜状長尺体を案内する薄膜状長尺体案内板が設けら
れ、該薄膜状長尺体案内板の薄膜状長尺体案内方向の両
端と前記一の可変表示構成体の薄膜状長尺体の間に間隙
が形成されていることを特徴としている。本願の請求項
17に係る発明では、前記薄膜状長尺体案内板は左右両
側にそれぞれ側板部を有し、該側板部の内側には前記他
の可変表示構成体の薄膜状長尺体の両側縁を挟み込んで
案内する断面コ字状の案内部が形成されていることを特
徴としている。
【0013】本願の請求項18に係る発明では、前記薄
膜状長尺体は有端状に形成されていることを特徴として
いる。本願の請求項19に係る発明では、前記薄膜状長
尺体は無端状に形成されていることを特徴としている。
本願の請求項20に係る発明では、1〜19のいずれか
に記載の遊技機における可変表示装置を備えたことを特
徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる遊技機およ
び遊技機における可変表示装置の実施の形態を図面に基
づいて説明する。本発明は遊技機に関するもので、例え
ばメダルを利用して遊技するスロットマシン、パチンコ
球を利用して遊技するパチンコ機に適用することができ
るが、以下スロットマシンに適用した例について説明す
る。
【0015】図1は、スロットマシンを正面からみたも
ので、図中1はスロットマシンを示し、10はスロット
マシン本体、11はスタートボタン、13は音声表示
部、14はストップボタン、20は可変表示装置であ
る。可変表示装置20は、図1に示すように、スロット
マシン本体10に設けられた窓12からその一部が見え
るものであって、この可変表示装置20は、後述する可
変表示構成体ユニット15が3個並列に並べられて構成
されている。なお、上記スタートボタン11に代わりス
タートレバーを使用する場合もある。
【0016】図2、図3に示すように、可変表示構成体
ユニット15は、駆動輪21A、21B、複数のガイド
ローラ23A、23Bおよび無端状の薄膜状長尺体22
A、22Bからなる可変表示構成体16A、16Bが2
組設けられ、それら2組の可変表示構成体のうちの外側
の可変表示構成体16Aの無端状の薄膜状長尺体22A
の内側に、内側の可変表示構成体16Bを構成する、前
記駆動輪22B、前記複数のガイドローラ23Bおよび
前記無端状の薄膜状長尺体22Bがそれぞれ収納されて
構成されている。そして、前記外側の無端状の薄膜状長
尺体22Aと、内側の無端状の薄膜状長尺体22Bとの
一部分が表示部24でそれぞれ重なり合うように、それ
ら無端状の薄膜状長尺体22A、22Bは配置されてい
る。
【0017】なお、この実施の形態では、外側の無端状
の薄膜状長尺体22Aの内側に、内側の可変表示構成体
16Bを構成する、前記駆動輪22B、前記複数のガイ
ドローラ23Bおよび前記無端状の薄膜状長尺体22B
がそれぞれ収納されて配置しているが、これに限られる
ことなく、外側の無端状の薄膜状長尺体22Aの内側
に、内側の可変表示構成体16Bの少なくとも一部が配
置されたものであってもよい。また、外側および内側の
薄膜状長尺体22A、22Bは、必ずしも無端状である
必要はなく、有端状であってもよい。
【0018】この可変表示装置20を構成する可変表示
構成体ユニット15の構造を詳細に説明すると、外側の
可変表示構成体16Aは、可変表示構成体16Aの側面
4角形状のケーシング25の奥方下端部に設けられた駆
動輪21Aと、ケーシング25の他の略3隅部に設けら
れたガイドローラ23Aと、ケーシングの表面部近傍に
設けられた表示部24と、それら駆動輪21Aとガイド
ローラ23Aとの間にまたがって張設され、表面に識別
情報が描かれた可撓性を有する無端状の薄膜状長尺体2
2Aから構成されている。
【0019】他方、内側の可変表示構成体16Bは、前
記外側の可変表示構成体16Aを構成する駆動輪21A
の上方近傍に配置された駆動輪21Bと、表示部24の
上下端部にそれぞれ設けられたガイドローラ23Bと、
前記表示部24と、それら駆動輪21Bとガイドローラ
23Bとの間にまたがって張設され、表面に識別情報が
描かれた可撓性を有する無端状の薄膜状長尺体22Bか
ら構成されている。なお、表示部24は、外側の可変表
示構成体16Aと内側の可変表示構成体16Bとで共通
化されている。
【0020】前記駆動輪21A、21Bは、それぞれ合
成樹脂製で円筒状をなしている。駆動輪21A、21B
はケーシング25の内側に位置し、ケーシング25の外
側には駆動輪21A、21Bを回転するモータ26A、
26Bがそれら駆動輪21A、21Bと同軸状に設けら
れている。また、図3にも示すように駆動輪21A、2
1Bは、内部に空間部21cを有し、側面に放射状の羽
根状部21dが形成され、駆動輪21A、21Bが回転
すると、この羽根状部21dも回転し、この回転する羽
根状部21dによって、駆動輪21A、21B内の空間
部21cを攪拌させ、内部に溜まる熱を放散させて冷却
できるようになっている。
【0021】また前記空間部21cは、当該可変表示構
成体ユニット15に隣接して配置される他の可変表示構
成体ユニット15のモータ26A、26Bがそれぞれ収
納されるようになっている。さらに、駆動輪21A、2
1Bの周面には薄膜状長尺体22A、22Bとの摩擦抵
抗を大きくするためにゴムが周設されており、これによ
って、薄膜状長尺体22を効率的に搬送できるようにな
っている。
【0022】前記外側の薄膜状長尺体22Aおよび内側
の薄膜状長尺体22Bは、例えば、合成樹脂製の適宜可
撓性を有するフィルムであって、比重が軽く廉価である
PET(ポリエチレンテレフタレート)製の合成樹脂に
よって作られる。外側の薄膜状長尺体22Aの略全表面
には、数字や図柄等の識別情報(図1参照)が透明ある
いは半透明の面材の上に描かれている。このように外側
の薄膜状長尺体22Aは、略全表面にそれぞれ識別情報
が形成されるので、多数、多種類の識別情報が描かれ
る。また、識別情報としては、数字や図柄に限定される
ものではなく、記号や文字であってもよいものである。
【0023】特に、外方の薄膜状長尺体22Aの表面に
設けられる絵柄等は、あたり役を表す数字、図柄等が描
かれ、また、内側の薄膜状長尺体22Bの表面に設けら
れる絵柄は、外側の薄膜状長尺体22Aに描かれる絵柄
の背景として機能されるものであって、したがって、認
識できる絵柄に限らず、単に色の変化を付けたもの、例
えば、白色、赤色、黄色、青色でもよく、また、夕焼け
や朝焼けあるいは雨降りの様子を表す絵柄等も描かれ
る。
【0024】また、薄膜状長尺体22A、22Bの他の
構成としては、その左右両端に図4に示されるように係
合孔40が多数穿設され、これら係合孔40に噛み合う
ように全周の歯を有する駆動輪21A、21Bを用い、
これら薄膜状長尺体22A、22Bと駆動輪21A、2
1Bとの組み合わせによって、薄膜状長尺体22A、2
2Bを的確に所定角度づつ搬送する構成であってもよ
い。
【0025】そして外側の薄膜状長尺体22Aは、駆動
輪21Aの回転によって、また、内側の薄膜状長尺体2
2Bは、駆動輪21Bの回転によって、それぞれ所定角
度づつ搬送され、エンドレスに搬送されながら表示部2
4において、それら薄膜状長尺体22A、22Bに描か
れた識別情報が、黙視できるようになっている。
【0026】薄膜状長尺体22A、22Bを、前記駆動
輪21A、21Bとガイドローラ23A、23Bの間に
またがって張設し、搬送している途中に、それら薄膜状
長尺体22A、22Bがたるんでくる場合があるが、こ
こでは、図2に示すようにテンション機構27A、27
Bが駆動輪21Aの薄膜状長尺体22A、22Bの排出
側に設けられ、それら薄膜状長尺体22A、22Bに適
宜テンションを加えて搬送に支障がないように工夫され
ている。
【0027】このテンション機構27A、27Bは、支
持板27aを有し、この支持板27aの一端が軸27b
を介して支持され、他端にはテンションローラ27cが
取り付けられ、薄膜状長尺体22A、22Bの動きに連
動して支持板27aが軸27bを中心にケーシング25
に設けられた円弧溝27d内を円弧に沿って動き、この
支持板27aの動きにつれて薄膜状長尺体22A、22
Bと接しているテンションローラ27cも図示せぬスプ
リングの付勢力によって動き、それら薄膜状長尺体22
A、22Bに適宜テンションを与えるようになってい
る。
【0028】前記駆動輪21aの近傍には、フォトセン
サー28が設けられている。このフォトセンサー28
は、薄膜状長尺体22A、22Bに取り付けられた基準
印28aの位置を認識し、予め組み込まれたプログラム
にしたがって、前記ステッピングモータからなるモータ
26A、26Bの回転速度や停止等、該モータ26A、
26Bの動作を、図示しない制御手段を介して制御する
ようになっている。
【0029】前記表示部24は、一側面に、側面視円弧
状に形成されて外側の薄膜状長尺体22Aと内側の薄膜
状長尺体22Bとの互いに重なり合った部分を案内す
る、かまぼこ状に形成された案内板24aを具備し、こ
の案内板24はケーシング25に固設されている。この
案内板24aは、図5に示されるように左右両側にそれ
ぞれ側板部24b、24bを有し、それら側板部24
b,24bの内側には断面コ字状の案内部24c,24
cが形成されている。この案内部24cに前記内側の薄
膜状長尺体22Bの両側縁が挟み込まれた状態で案内さ
れて搬送される。前記案内板24aの最上層には、前記
外側の薄膜状長尺体22Aが載置されて搬送される。
【0030】すなわち、案内板24aによって、前記外
側の薄膜状長尺体22Aと内側の薄膜状長尺体22Bと
の互いに重なり合った部分は、略同一の曲率をもって円
弧状に湾曲されて重なり合っている。
【0031】また案内板24aはポリエチレン製で、図
6に示されるように、その両端24d,24dは下方へ
逃げて形成され、これにより、案内板24aの薄膜状長
尺体案内方向の両端と前記外側の薄膜状長尺体22Aの
間に間隙sが形成されている。そして、この間隙sによ
り外側の薄膜状長尺体22Aと案内板24aとの摩擦係
数を少なくしている。
【0032】以上の構成の可変表示装置20を構成する
可変表示構成体ユニット15のそれぞれの薄膜状長尺体
22A、22Bに記載されている識別情報である数字お
よび図柄が、前記表示部24において合致することによ
り、多数のメダル(遊技機がパチンコ機の場合パチンコ
球)を獲得する機会、いわゆる大当たりが得られるよう
になっている。
【0033】次に、上記構成の可変表示装置を備えるス
ロットマシンの作用について説明する。先ず遊技者は、
前記図1におけるスタートボタン11を押す。このスタ
ートボタン11を押すとモータ26Aが起動し、このモ
ータ26Aと連結している駆動輪21Aが回転し、この
駆動輪21Aの回転により、駆動輪21Aに張設されて
いる外側の薄膜状長尺体22Aが搬送されて、複数の識
別情報が連続的に変化する。次いで、フォトセンサー2
8が薄膜状長尺体22Aに設けられた基準印28aを基
に、予め組み込まれたプログラムにしたがって、各可変
表示構成体ユニット15のモータ26Aへ停止信号を発
する。また、手動で停止するときは、ストップボタン1
4を押すことにより、モータ26Aを停止させる。
【0034】これにより、操作者は、所定箇所に停止し
た並列して設けられた各可変表示構成体ユニット15の
それぞれ外側の薄膜状長尺体22Aに形成されている識
別情報のそれぞれが、同一であるか否かを認識すること
ができ、同一であれば多量のコイン(遊技機がパチンコ
機の場合、パチンコ球)を獲得することができる。その
ように役が当たれば、その役に応じて内側の薄膜状長尺
体22Bがモータ26Bの起動により回転され、駆動輪
21Bを介して内側の薄膜状長尺体22Bが搬送され、
適宜位置で停止する。これにより、表示部の背景の絵柄
を変えて、ゲームの臨場感を高める。
【0035】なお、図7に示されたものは、本発明の可
変表示装置の他の実施形態に関するものである。上述し
たものとの相違点はガイドローラに関するものであっ
て、上述のものはテンション機構27A、27Bを用い
て薄膜状長尺体のテンションを保持して搬送に支障を起
こさないようにしてたが、図7に示された実施形態にお
いては、テンション機構27A、27Bに代えて多数の
ガイドローラ33a、33b、…を設置してテンション
を保持したものである。
【0036】すなわち前記外側の薄膜状長尺体22Aの
テンションを保持するために、ガイドローラ33a,3
3b,33c,33d,33e,33f,33gを設け
て、外側の薄膜状長尺体22Aのガイドとテンション保
持の2つの機能を併せ持つようにしたものである。同時
に前記内側の薄膜状長尺体22Bのテンションを保持す
るために、ガイドローラ33h,33m,33n,33
oを設け、内側の薄膜状長尺体22bのガイドとテンシ
ョン保持の機能を併せ持つようにしたものである。こう
することによって、可変表示構成体ユニットのケーシン
グの奥行き寸法lをより小さくすることも可能となる。
【0037】また、上記実施形態では、前記無端状の薄
膜状長尺体22A、22Bを駆動輪とガイドローラを用
いてエンドレスに搬送するようにしたが、これに限られ
ることなく、有端状の薄膜状長尺体を両駆動輪の間や、
駆動輪およびガイドローラの間に巻回させて往復式に搬
送しても差し支えない。また、上記実施の形態は、外側
と内側の薄膜状長尺体22A、22Bを重ねて2層構造
としたが、これに限られることなく、3以上の多層構造
にしてもよく、また、薄膜状長尺体22はただ一つと
し、その下側にブラウン管あるいは液晶等を用いたディ
スプレイ装置を配置したものであっても、表示部24に
2重あるいは多重の絵柄を表すことが可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の可変表示装
置は、表面に複数の識別情報が記載された複数の薄膜状
長尺体を備えているので、従来の回転ドラムの表面に直
接識別情報を形成したものに比較して、多数且つ多種類
の識別情報を、装置を大型にしなくても形成できるので
廉価に製作できるという効果がある。また従来の回転体
は、一般的に合成樹脂によって形成されるが、この場合
長期間の使用によって、回転体の表面が駆動時の熱や残
留応力によって変形する場合があり、この回転体の変形
により、回転体を正確な位置に停止できないという難点
があるが、駆動輪に張設してある薄膜状長尺体に識別情
報を形成するようにしたので、小さな駆動力で駆動輪を
駆動でき、かつ長期間にわたって正確な位置に停止でき
るという効果がある。
【0039】さらに薄膜状長尺体を多層構造とし、外方
の薄膜状長尺体の表面には当たり役を表す識別情報を形
成するとともに、内方の薄膜状長尺体の表面には背景を
表す識別情報を形成したので、遊技者は魅力的な画面を
目視できるという効果がある。その上前記駆動輪に羽根
状部を形成したので、可変表示装置内に発生する熱を、
駆動輪の回転により可変表示装置外へ放散できるので、
可変表示装置内を冷却することができるという効果があ
る。また駆動輪を円筒形に形成したので、駆動輪内に空
間部を生成することができ、この空間部にモータ等の機
器を収納することができるので、その結果スペースを節
約できるという効果がある。また表示部にある薄膜状長
尺体案内板は、円弧状に形成し、その両端と薄膜状長尺
体との間に小さな間隙を形成したので、薄膜状長尺体と
案内板との間の摩擦係数が少なくなり、薄膜状長尺体は
円滑に搬送できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による可変表示装置を備えた遊技機を
示す概略正面図である。
【図2】 同可変表示装置の構成を示す側断面図であ
る。
【図3】 同可変表示装置の正断面図である。
【図4】 薄膜状長尺体の他の例を示す斜視図である。
【図5】 表示部の構成を示す断面図である。
【図6】 表示部と薄膜状長尺体との間系を示す側面図
である。
【図7】 同可変表示装置の他の例を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 遊技機(スロットマシン) 11 スタートボタン 14 ストップボタン 15 可変表示構成体ユニット 16A 外側の可変表示構成体 16B 内側の可変表示構成体 20 可変表示装置 21A、21B 駆動輪 21c 空間部 21d 羽根状部 22A、外側の薄膜状長尺体 22B 内側の薄膜状長尺体 23A、23B ガイドローラ 24 表示部 24a (薄膜状長尺体)案内板 24b 側板部 24c 案内部 25 ケーシング 26A、26B モータ 27A、27B テンション機構 28 フォトセンサー

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の識別情報が連続的に変化する遊技
    機における可変表示装置であって、 表面に複数の識別情報が描かれた薄膜状長尺体を有する
    ことを特徴とする遊技機における可変表示装置。
  2. 【請求項2】 前記薄膜状長尺体は多層に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の遊技機における可変
    表示装置。
  3. 【請求項3】 前記薄膜状長尺体は外方より内方に複数
    積層されていることを特徴とする請求項2記載の遊技機
    における可変表示装置。
  4. 【請求項4】 前記薄膜状長尺体は透明または半透明
    で、かつ、可撓性を有する材料でつくられていることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技機
    における可変表示装置。
  5. 【請求項5】 前記薄膜状長尺体の下側にはディスプレ
    イ装置が設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の遊技機における可変表示装置。
  6. 【請求項6】 前記複数積層されている薄膜状長尺体
    は、外方の薄膜状長尺体にあたり役を表す数字、図柄等
    の識別情報が描かれるとともに、内方の薄膜状長尺体に
    は背景を表す識別情報が描かれていることを特徴とする
    請求項3記載の遊技機における可変表示装置。
  7. 【請求項7】 モータにより駆動される駆動輪と、 該駆動輪から間隔を置いて配設されるガイドローラと、 前記駆動輪と前記ガイドローラとの間に設けられ、表面
    に識別情報が描かれた可撓性を有する薄膜状長尺体と、 を備えることを特徴とする遊技機における可変表示装
    置。
  8. 【請求項8】 前記駆動輪、前記ガイドローラおよび前
    記薄膜状長尺体からなる可変表示構成体が複数組設けら
    れ、それら複数組の可変表示構成体のうちの一の可変表
    示構成体を構成する薄膜状長尺体の内側に他の可変表示
    構成体の薄膜状長尺体の一部が配置されていることを特
    徴とする請求項7記載の遊技機における可変表示装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動輪、前記ガイドローラおよび前
    記薄膜状長尺体からなる可変表示構成体が複数組設けら
    れ、それら複数組の可変表示構成体のうちの一の可変表
    示構成体を構成する薄膜状長尺体の内側に、他の可変表
    示構成体を構成する前記駆動輪、ガイドローラ、薄膜状
    長尺体が配置され、かつ、前記一の可変表示構成体を構
    成する薄膜状長尺体と、前記他の可変表示構成体を構成
    する薄膜状長尺体との一部分がそれぞれ重なり合うこと
    で、可変表示構成体ユニットが構成されていることを特
    徴とする請求項7記載の遊技機における可変表示装置。
  10. 【請求項10】 前記一の可変表示構成体の薄膜状長尺
    体と、前記他の可変表示構成体の薄膜状長尺体との互い
    に重なり合った部分が、略同一の曲率をもって円弧状に
    湾曲されて重なり合っていることを特徴とする請求項8
    または9記載の遊技機における可変表示装置。
  11. 【請求項11】 前記駆動輪、前記ガイドローラおよび
    前記薄膜状長尺体からなる可変表示構成体が複数組設け
    られ、それら複数組の可変表示構成体のうちの一の可変
    表示構成体を構成する薄膜状長尺体の内側に他の可変表
    示構成体の薄膜状長尺体の一部が配置されてなるもの
    が、複数個並列に並べられていることを特徴とする請求
    項7記載の遊技機における可変表示装置。
  12. 【請求項12】 前記可変表示構成体ユニットは、複数
    個並列に並べられていることを特徴とする請求項9記載
    の遊技機における可変表示装置。
  13. 【請求項13】 前記薄膜状長尺体は半透明または透明
    の材料で作られていることを特徴とする請求項5〜12
    のいずれかに記載の遊技機における可変表示装置。
  14. 【請求項14】 前記一の可変表示構成体ユニットの駆
    動輪が、円筒形状に形成され、この円筒形状の内部の空
    間部に、他の可変表示構成体ユニットの駆動輪を駆動す
    るモータが収納されていることを特徴とする請求項9ま
    たは12に記載の遊技機における可変表示装置。
  15. 【請求項15】 前記駆動輪には、該駆動輪の内部の空
    気を攪拌させる羽根状部が形成されていることを特徴と
    する請求項7〜14のいずれかに記載の遊技機における
    可変表示装置。
  16. 【請求項16】 前記一の可変表示構成体の薄膜状長尺
    体と、前記他の可変表示構成体の薄膜状長尺体との互い
    に重なり合った部分を外部表示する表示部の背面には円
    弧状に形成されて前記両薄膜状長尺体を案内する薄膜状
    長尺体案内板が設けられ、該薄膜状長尺体案内板の薄膜
    状長尺体案内方向の両端と前記一の可変表示構成体の薄
    膜状長尺体の間に間隙が形成されていることを特徴とす
    る請求項10記載の遊技機における可変表示装置。
  17. 【請求項17】 前記薄膜状長尺体案内板は左右両側に
    それぞれ側板部を有し、該側板部の内側には前記他の可
    変表示構成体の薄膜状長尺体の両側縁を挟み込んで案内
    する断面コ字状の案内部が形成されていることを特徴と
    する請求項16記載の遊技機における可変表示装置。
  18. 【請求項18】 前記薄膜状長尺体は有端状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記
    載の遊技機における可変表示装置。
  19. 【請求項19】 前記薄膜状長尺体は無端状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記
    載の遊技機における可変表示装置。
  20. 【請求項20】 請求項1〜19のいずれかに記載の遊
    技機における可変表示装置を備えたことを特徴とする遊
    技機。
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