JP2002143141A - 画像診断支援装置 - Google Patents
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Landscapes
- Image Analysis (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
- Processing Or Creating Images (AREA)
- Image Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は画像診断支援装置に関し、医師が読
影したことを記録として残すようにした画像診断支援装
置を提供することを目的としている。 【解決手段】 被写体を透過した放射線画像に基づいて
異常陰影候補を検出する異常陰影検出手段３と、該異常
陰影検出手段３で検出した異常陰影候補を前記放射線画
像と共に表示する表示手段６と、該表示手段６で表示し
た異常陰影候補を医師が読影した後で画像毎、若しくは
異常陰影候補毎に読影済みチェックを行なうチェック手
段５、とを有して構成する。
影したことを記録として残すようにした画像診断支援装
置を提供することを目的としている。 【解決手段】 被写体を透過した放射線画像に基づいて
異常陰影候補を検出する異常陰影検出手段３と、該異常
陰影検出手段３で検出した異常陰影候補を前記放射線画
像と共に表示する表示手段６と、該表示手段６で表示し
た異常陰影候補を医師が読影した後で画像毎、若しくは
異常陰影候補毎に読影済みチェックを行なうチェック手
段５、とを有して構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は画像診断支援装置に
関し、更に詳しくは異常陰影を検出し、その検出結果を
利用して読影済みチェックを入れるようにした画像診断
支援装置に関する。
関し、更に詳しくは異常陰影を検出し、その検出結果を
利用して読影済みチェックを入れるようにした画像診断
支援装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】読影医の負担軽減、異常陰影の見落とし
減少を目的とし、肺癌や乳癌などの異常陰影を検出する
コンピュータ診断支援（Computer-Aided Diagnosis:CA
D）が開発されてきた。乳癌の場合は、二大所見といわ
れる腫瘤陰影と微小石灰化を検出することが広く報告さ
れている。
減少を目的とし、肺癌や乳癌などの異常陰影を検出する
コンピュータ診断支援（Computer-Aided Diagnosis:CA
D）が開発されてきた。乳癌の場合は、二大所見といわ
れる腫瘤陰影と微小石灰化を検出することが広く報告さ
れている。
【０００３】以下に、乳房の異常陰影検出処理のための
乳癌の二大所見の検出に関する論文を示す。 腫瘤陰影 ○左右乳房を比較することによって検出する方法 （Ｍｅｄ．Ｐｈｙｓ．，ｖｏｌ．２１．Ｎｏ．３，ｐ
ｐ．４４５−４５２） ○アイリスフィルタを用いて検出する方法 （信学論（Ｄ−ＩＩ），Ｖｏｌ．Ｊ７５−Ｄ−１１，ｎ
ｏ．３，ｐｐ．６６３−６７０，１９９２） ○Ｑｕｏｉｔフィルタを用いて検出する方法 （信学論（Ｄ−ＩＩ），Ｖｏｌ．Ｊ７６−Ｄ−１１，ｎ
ｏ．３，ｐｐ．２７９−２８７，１９９３） ○分割した乳房領域の画素値のヒストグラムに基づく２
値化をして検出する方法 （ＪＡＭＩＴ Ｆｒｏｎｔｉｅｒ 講演論文集，ｐｐ．
８４−８５，１９９５） ○方向性のある多数のラプラシアンフィルタの最小出力
をとる最小方向差分フィルタ （信学論（Ｄ−ＩＩ），Ｖｏｌ．Ｊ７６−Ｄ−１１，ｎ
ｏ．２，ｐｐ．２４１−２４９，１９９３） 微小石灰化クラスタ ○乳房領域から石灰化の疑いがある領域を局部化し、陰
影像の光学濃度差や境界濃度差の標準偏差値等から偽陽
性候補を削除する方法 （ＩＥＥＥ Ｔｒａｎｓ Ｂｉｏｍｅｄ Ｅｎｇ ＢＭ
Ｅ−２６（４）：２１３−２１９，１９７９） ○ラプラシアンフィルタ処理を行なった画像を用いて検
出する方法 （信学論（Ｄ−ＩＩ），Ｖｏｌ．Ｊ７１−Ｄ−１１，ｎ
ｏ．１０，ｐｐ．１９９４−２００１，１９８８） ○乳腺等の背景パターンの影響を抑えるためにモルフォ
ロジー解析した画像を使用する検出方法 （信学論（Ｄ−ＩＩ），Ｖｏｌ．Ｊ７１−Ｄ−１１，ｎ
ｏ．７，ｐｐ．１１７０−１１７６，１９９２）
乳癌の二大所見の検出に関する論文を示す。 腫瘤陰影 ○左右乳房を比較することによって検出する方法 （Ｍｅｄ．Ｐｈｙｓ．，ｖｏｌ．２１．Ｎｏ．３，ｐ
ｐ．４４５−４５２） ○アイリスフィルタを用いて検出する方法 （信学論（Ｄ−ＩＩ），Ｖｏｌ．Ｊ７５−Ｄ−１１，ｎ
ｏ．３，ｐｐ．６６３−６７０，１９９２） ○Ｑｕｏｉｔフィルタを用いて検出する方法 （信学論（Ｄ−ＩＩ），Ｖｏｌ．Ｊ７６−Ｄ−１１，ｎ
ｏ．３，ｐｐ．２７９−２８７，１９９３） ○分割した乳房領域の画素値のヒストグラムに基づく２
値化をして検出する方法 （ＪＡＭＩＴ Ｆｒｏｎｔｉｅｒ 講演論文集，ｐｐ．
８４−８５，１９９５） ○方向性のある多数のラプラシアンフィルタの最小出力
をとる最小方向差分フィルタ （信学論（Ｄ−ＩＩ），Ｖｏｌ．Ｊ７６−Ｄ−１１，ｎ
ｏ．２，ｐｐ．２４１−２４９，１９９３） 微小石灰化クラスタ ○乳房領域から石灰化の疑いがある領域を局部化し、陰
影像の光学濃度差や境界濃度差の標準偏差値等から偽陽
性候補を削除する方法 （ＩＥＥＥ Ｔｒａｎｓ Ｂｉｏｍｅｄ Ｅｎｇ ＢＭ
Ｅ−２６（４）：２１３−２１９，１９７９） ○ラプラシアンフィルタ処理を行なった画像を用いて検
出する方法 （信学論（Ｄ−ＩＩ），Ｖｏｌ．Ｊ７１−Ｄ−１１，ｎ
ｏ．１０，ｐｐ．１９９４−２００１，１９８８） ○乳腺等の背景パターンの影響を抑えるためにモルフォ
ロジー解析した画像を使用する検出方法 （信学論（Ｄ−ＩＩ），Ｖｏｌ．Ｊ７１−Ｄ−１１，ｎ
ｏ．７，ｐｐ．１１７０−１１７６，１９９２）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】読影医は、異常陰影検
出手段が指摘した陰影を読影したかどうかの結果を残す
ことができなかった。従来は、読影したかどうかをチェ
ックする手段がなかったため、未読影の異常陰影検出結
果を読影したと誤解し、読影を見落とすことが危惧され
る。
出手段が指摘した陰影を読影したかどうかの結果を残す
ことができなかった。従来は、読影したかどうかをチェ
ックする手段がなかったため、未読影の異常陰影検出結
果を読影したと誤解し、読影を見落とすことが危惧され
る。
【０００５】読影済みのチェックを残すことは、異常陰
影検出手段が指摘した陰影を、後から読影したかどうか
を確認する場合に有効である。本発明はこのような課題
に鑑みてなされたものであって、医師が読影したことを
記録として残すようにした画像診断支援装置を提供する
ことを目的としている。
影検出手段が指摘した陰影を、後から読影したかどうか
を確認する場合に有効である。本発明はこのような課題
に鑑みてなされたものであって、医師が読影したことを
記録として残すようにした画像診断支援装置を提供する
ことを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】（１）請求項１記載の発
明は、被写体を透過した放射線画像に基づいて異常陰影
候補を検出する異常陰影検出手段と、該異常陰影検出手
段で検出した異常陰影候補を前記放射線画像と共に表示
する表示手段と、該表示手段で表示した異常陰影候補を
医師が読影した後で画像毎、若しくは異常陰影候補毎に
読影済みチェックを行なうチェック手段とを有すること
を特徴とする。
明は、被写体を透過した放射線画像に基づいて異常陰影
候補を検出する異常陰影検出手段と、該異常陰影検出手
段で検出した異常陰影候補を前記放射線画像と共に表示
する表示手段と、該表示手段で表示した異常陰影候補を
医師が読影した後で画像毎、若しくは異常陰影候補毎に
読影済みチェックを行なうチェック手段とを有すること
を特徴とする。
【０００７】このように構成すれば、コンピュータが異
常陰影候補を検出した結果を読影したかどうかをチェッ
クすることができ、読影精度を向上させることができ
る。 （２）請求項２記載の発明は、前記読影済みチェック手
段は、読影医毎に読影の有無をチェックすることができ
るように、医師毎の読影済みチェック手段を有すること
を特徴とする。
常陰影候補を検出した結果を読影したかどうかをチェッ
クすることができ、読影精度を向上させることができ
る。 （２）請求項２記載の発明は、前記読影済みチェック手
段は、読影医毎に読影の有無をチェックすることができ
るように、医師毎の読影済みチェック手段を有すること
を特徴とする。
【０００８】このように構成すれば、医師毎に読影済み
チェックを管理することにより、誰が読影したか、若し
くは自分は読影したのか、他にどの読影医がチェックし
たかを知ることができ、読影精度の向上が期待できる。
チェックを管理することにより、誰が読影したか、若し
くは自分は読影したのか、他にどの読影医がチェックし
たかを知ることができ、読影精度の向上が期待できる。
【０００９】（３）請求項３記載の発明は、前記医師毎
の読影済みチェック手段は、他者からの変更に対する保
護手段を有することを特徴とする。このように構成すれ
ば、保護手段を設けることにより、他者から読影画像が
変更されることを予防することができる。
の読影済みチェック手段は、他者からの変更に対する保
護手段を有することを特徴とする。このように構成すれ
ば、保護手段を設けることにより、他者から読影画像が
変更されることを予防することができる。
【００１０】（４）請求項４記載の発明は、前記表示手
段に表示する際、画像上の被写体に重ならない位置に管
電圧、ｍＡｓ値、付加フィルタの種類、管球の種類、焦
点サイズのうち、１つ若しくは複数個を出力することを
特徴とする。
段に表示する際、画像上の被写体に重ならない位置に管
電圧、ｍＡｓ値、付加フィルタの種類、管球の種類、焦
点サイズのうち、１つ若しくは複数個を出力することを
特徴とする。
【００１１】このように構成すれば、撮影時の情報を読
影に利用することができるため、診断の性能向上を期待
することができる。 （５）請求項５記載の発明は、乳房を透過した放射線画
像の場合、管電圧、ｍＡｓ値、付加フィルタの種類、管
球の種類、焦点サイズ厚み、圧迫圧、拡大率、チルト角
のうち、１つ若しくは複数個を出力することを特徴とす
る。
影に利用することができるため、診断の性能向上を期待
することができる。 （５）請求項５記載の発明は、乳房を透過した放射線画
像の場合、管電圧、ｍＡｓ値、付加フィルタの種類、管
球の種類、焦点サイズ厚み、圧迫圧、拡大率、チルト角
のうち、１つ若しくは複数個を出力することを特徴とす
る。
【００１２】このように構成すれば、乳房の放射線画像
撮影時の情報を読影に利用することができるため、診断
の性能向上を期待することができる。
撮影時の情報を読影に利用することができるため、診断
の性能向上を期待することができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。図１は本発明の一実施の
形態例を示すブロック図である。図において、１は放射
線画像を画像データとして入力する画像データ入力手
段、２は該画像データ入力手段１の出力を記憶する画像
データ記憶手段、３は画像データ記憶手段２に記憶され
ている画像データを読み出して異常陰影候補を検出する
異常陰影検出手段である。該異常陰影検出手段３として
は、例えばＵＮＩＸ（登録商標）やＷｉｎｄｏｗｓ（登
録商標）等のコンピュータが用いられる。
施の形態例を詳細に説明する。図１は本発明の一実施の
形態例を示すブロック図である。図において、１は放射
線画像を画像データとして入力する画像データ入力手
段、２は該画像データ入力手段１の出力を記憶する画像
データ記憶手段、３は画像データ記憶手段２に記憶され
ている画像データを読み出して異常陰影候補を検出する
異常陰影検出手段である。該異常陰影検出手段３として
は、例えばＵＮＩＸ（登録商標）やＷｉｎｄｏｗｓ（登
録商標）等のコンピュータが用いられる。
【００１４】４は画像データ記憶手段２の出力を受けて
各種の画像処理を行なう画像処理手段である。該画像処
理手段４としても、異常陰影検出手段６と同様のコンピ
ュータが用いられる。６は異常陰影検出手段３の出力を
受けて異常陰影候補検出結果と共に、読影チェック結果
とを表示する表示手段である。５は表示手段６に表示さ
れている異常陰影候補検出結果に対して、読影医が読影
済みのチェックを行なう読影済みチェック手段である。
表示手段６は、画像処理手段４で処理された画像と、異
常陰影検出手段３による検出結果とを合わせて表示する
と共に、読影済みチェック表示を行なう。このように構
成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
各種の画像処理を行なう画像処理手段である。該画像処
理手段４としても、異常陰影検出手段６と同様のコンピ
ュータが用いられる。６は異常陰影検出手段３の出力を
受けて異常陰影候補検出結果と共に、読影チェック結果
とを表示する表示手段である。５は表示手段６に表示さ
れている異常陰影候補検出結果に対して、読影医が読影
済みのチェックを行なう読影済みチェック手段である。
表示手段６は、画像処理手段４で処理された画像と、異
常陰影検出手段３による検出結果とを合わせて表示する
と共に、読影済みチェック表示を行なう。このように構
成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
【００１５】放射線画像の撮影は、Ｘ線フィルムを用い
て行なわれる。これらのＸ線写真を図１に示す装置に入
力するためには、スクリーンフィルムシステムで撮影さ
れたアナログ画像を、レーザフィルムディジタイザ等で
ディジタル化したデータを用いてもよいし、ＣＲ（コン
ピューテッド・ラジオグラフィ：ＣｏｍｐｕｔｅｄＲａ
ｄｉｏｇｒａｐｈｙ）やＦＰＤ（フラットパネルディデ
クタ）等のディジタル画像を用いてもよい。レーザディ
ジタイザは、フィルム上をレーザビームで走査し、透過
した光量を測定し、その値をアナログディジタル変換す
ることによりディジタル画像データとして画像データ入
力手段１に入力するものである。
て行なわれる。これらのＸ線写真を図１に示す装置に入
力するためには、スクリーンフィルムシステムで撮影さ
れたアナログ画像を、レーザフィルムディジタイザ等で
ディジタル化したデータを用いてもよいし、ＣＲ（コン
ピューテッド・ラジオグラフィ：ＣｏｍｐｕｔｅｄＲａ
ｄｉｏｇｒａｐｈｙ）やＦＰＤ（フラットパネルディデ
クタ）等のディジタル画像を用いてもよい。レーザディ
ジタイザは、フィルム上をレーザビームで走査し、透過
した光量を測定し、その値をアナログディジタル変換す
ることによりディジタル画像データとして画像データ入
力手段１に入力するものである。
【００１６】画像の入力には、ＣＣＤ等の光センサを用
いる装置を使用することも可能である。また、フィルム
を読み取るのではなく、特開昭５５−１２４２９号公報
に記載されているような、蓄積性蛍光体を用いたディジ
タル画像を直接出力することのできる撮影装置を接続す
ることも可能である。この場合には、フィルムが不要に
なり、コストダウンを図ることができる。
いる装置を使用することも可能である。また、フィルム
を読み取るのではなく、特開昭５５−１２４２９号公報
に記載されているような、蓄積性蛍光体を用いたディジ
タル画像を直接出力することのできる撮影装置を接続す
ることも可能である。この場合には、フィルムが不要に
なり、コストダウンを図ることができる。
【００１７】また、２次元的に配列された複数の検出素
子によりＸ線画像を撮像して電気信号として出力するフ
ラットパネルディテクタ（ＦＰＤ）から得たＸ線画像を
入力することもできる。例えば、特開平６−３４２０９
８号公報に記載されているように、照射されたＸ線の強
度に応じた電荷を生成する光導電層と、生成された電荷
を２次元的に配列された複数のコンデンサに蓄積する方
式が用いられる。
子によりＸ線画像を撮像して電気信号として出力するフ
ラットパネルディテクタ（ＦＰＤ）から得たＸ線画像を
入力することもできる。例えば、特開平６−３４２０９
８号公報に記載されているように、照射されたＸ線の強
度に応じた電荷を生成する光導電層と、生成された電荷
を２次元的に配列された複数のコンデンサに蓄積する方
式が用いられる。
【００１８】また、特開平９−９００４８号公報に記載
されているように、Ｘ線を増感紙等の蛍光体層に吸収さ
せて蛍光を発生させ、その蛍光の強度を画素毎に設けた
フォトダイオード等の光検出器で検出する方式も用いら
れる。蛍光の検知手段としては他にＣＣＤやＣ−ＭＯＳ
センサを用いる方法もある。また、Ｘ線の照射により可
視光を発するＸ線シンチレータと、レンズアレイ及び各
々のレンズに対応するエリアセンサとを組み合わせた構
成も用いられる。
されているように、Ｘ線を増感紙等の蛍光体層に吸収さ
せて蛍光を発生させ、その蛍光の強度を画素毎に設けた
フォトダイオード等の光検出器で検出する方式も用いら
れる。蛍光の検知手段としては他にＣＣＤやＣ−ＭＯＳ
センサを用いる方法もある。また、Ｘ線の照射により可
視光を発するＸ線シンチレータと、レンズアレイ及び各
々のレンズに対応するエリアセンサとを組み合わせた構
成も用いられる。
【００１９】前記の種々の構成によりディジタルＸ線画
像を得る際には、撮影部位や診断目的にもよるが、例え
ばマンモグラム（乳房のＸ線画像）に対しては、画像の
実効画素サイズが２００μｍ以下であることが好まし
く、１００μｍ以下であることが更に好ましい。この発
明の画像診断支援装置の性能を最大限に発揮させるため
には、例えば実効画素サイズ５０μｍ程度で入力した画
像データを記憶し、表示する構成が好ましい。
像を得る際には、撮影部位や診断目的にもよるが、例え
ばマンモグラム（乳房のＸ線画像）に対しては、画像の
実効画素サイズが２００μｍ以下であることが好まし
く、１００μｍ以下であることが更に好ましい。この発
明の画像診断支援装置の性能を最大限に発揮させるため
には、例えば実効画素サイズ５０μｍ程度で入力した画
像データを記憶し、表示する構成が好ましい。
【００２０】異常陰影検出手段３において、異常陰影候
補検出のための解析に使用する画像データの画素サイズ
は、入力された画像の画素サイズと等しくする必要はな
く、例えば入力画像の実効画素サイズを５０μｍとし、
異常陰影候補検出に使用する画像データは、入力画像を
間引き処理して実効画素サイズ１００μｍに変換したも
のを使用してもよい。また、画像の階調数は１０ビット
以上が好ましく、１２ビット以上が特に好ましい。ま
た、単純Ｘ線画像に限る必要はなく、ＣＴ（断層撮影装
置）やＭＲＩ（核磁気共鳴撮影装置）等の撮影装置から
得られた画像データを入力する構成をとることも可能で
ある。
補検出のための解析に使用する画像データの画素サイズ
は、入力された画像の画素サイズと等しくする必要はな
く、例えば入力画像の実効画素サイズを５０μｍとし、
異常陰影候補検出に使用する画像データは、入力画像を
間引き処理して実効画素サイズ１００μｍに変換したも
のを使用してもよい。また、画像の階調数は１０ビット
以上が好ましく、１２ビット以上が特に好ましい。ま
た、単純Ｘ線画像に限る必要はなく、ＣＴ（断層撮影装
置）やＭＲＩ（核磁気共鳴撮影装置）等の撮影装置から
得られた画像データを入力する構成をとることも可能で
ある。
【００２１】画像データ記憶手段２では、入力された画
像データが必要に応じて圧縮を施されて格納される。こ
こで、データ圧縮としては公知のＪＰＥＧ、ＤＰＣＭ、
ウェーブレット圧縮等の手法を用いた可逆圧縮又は非可
逆圧縮が用いられる。可逆圧縮はデータ圧縮に伴う診断
情報の劣化が無いため好ましい。
像データが必要に応じて圧縮を施されて格納される。こ
こで、データ圧縮としては公知のＪＰＥＧ、ＤＰＣＭ、
ウェーブレット圧縮等の手法を用いた可逆圧縮又は非可
逆圧縮が用いられる。可逆圧縮はデータ圧縮に伴う診断
情報の劣化が無いため好ましい。
【００２２】小規模な診断では、データ量はさほど多く
ないので、画像データを圧縮せずに画像記憶手段として
の磁気ディスク等に格納することもできる。この場合、
光磁気ディスクに比べて、画像データの格納、読み出し
は非常に高速にできるようになる。画像の読影時には、
高速なサイクルタイムが必要であるため、必要な画像デ
ータを半導体メモリに格納することも行なわれる。
ないので、画像データを圧縮せずに画像記憶手段として
の磁気ディスク等に格納することもできる。この場合、
光磁気ディスクに比べて、画像データの格納、読み出し
は非常に高速にできるようになる。画像の読影時には、
高速なサイクルタイムが必要であるため、必要な画像デ
ータを半導体メモリに格納することも行なわれる。
【００２３】画像データ記憶手段２に格納された画像は
順次読み出され、異常陰影検出手段３により異常陰影候
補が検出される。一方、画像処理手段４は、画像データ
記憶手段２に記憶された画像データを読み出して、階調
処理、周波数処理、ダイナミックレンジ圧縮処理、マル
チ周波数処理等の処理を行ない表示手段６に与える。
順次読み出され、異常陰影検出手段３により異常陰影候
補が検出される。一方、画像処理手段４は、画像データ
記憶手段２に記憶された画像データを読み出して、階調
処理、周波数処理、ダイナミックレンジ圧縮処理、マル
チ周波数処理等の処理を行ない表示手段６に与える。
【００２４】異常陰影検出手段３は、画像データ記憶手
段２から読み出した画像データを解析することにより、
例えば図２に示すような微小石灰化クラスタ及び腫瘤陰
影の検出を行なう。図２は本発明の一実施例におけるデ
ィスプレイ上に表示した表示画面中のメイン画像の一例
を中間調画像の写真で示す図である。図２の（ａ）に微
小石灰化クラスタの例を示す。微小石灰化が集まって
（クラスタ化して）存在すると、そこが初期の癌である
ことが可能性が高いため、早期の乳癌を見つけるための
重要な所見の一つである。マンモグラム上では、略円錐
構造をもった小さく白い陰影として表示される。また、
（ｂ）に示す腫瘤陰影は、ある程度の大きさをもった
塊、マンモグラム上ではガウス分布に近い白っぽく丸い
陰影として表示される。
段２から読み出した画像データを解析することにより、
例えば図２に示すような微小石灰化クラスタ及び腫瘤陰
影の検出を行なう。図２は本発明の一実施例におけるデ
ィスプレイ上に表示した表示画面中のメイン画像の一例
を中間調画像の写真で示す図である。図２の（ａ）に微
小石灰化クラスタの例を示す。微小石灰化が集まって
（クラスタ化して）存在すると、そこが初期の癌である
ことが可能性が高いため、早期の乳癌を見つけるための
重要な所見の一つである。マンモグラム上では、略円錐
構造をもった小さく白い陰影として表示される。また、
（ｂ）に示す腫瘤陰影は、ある程度の大きさをもった
塊、マンモグラム上ではガウス分布に近い白っぽく丸い
陰影として表示される。
【００２５】この場合において、前記表示手段６に表示
する際、画像上の被写体に重ならない位置に管電圧、ｍ
Ａｓ値、付加フィルタの種類、管球の種類、焦点サイズ
のうち、１つ若しくは複数個を出力することができる。
これによれば、撮影時の情報を読影に利用することがで
きるため、診断の性能向上を期待することができる。
する際、画像上の被写体に重ならない位置に管電圧、ｍ
Ａｓ値、付加フィルタの種類、管球の種類、焦点サイズ
のうち、１つ若しくは複数個を出力することができる。
これによれば、撮影時の情報を読影に利用することがで
きるため、診断の性能向上を期待することができる。
【００２６】また、乳房を透過した放射線画像の場合、
管電圧、ｍＡｓ値、付加フィルタの種類、管球の種類、
焦点サイズ厚み、圧迫圧、拡大率、チルト角のうち、１
つ若しくは複数個を出力することができる。これによれ
ば、乳房の放射線画像撮影時の情報を読影に利用するこ
とができ、診断の性能向上を期待することができる。
管電圧、ｍＡｓ値、付加フィルタの種類、管球の種類、
焦点サイズ厚み、圧迫圧、拡大率、チルト角のうち、１
つ若しくは複数個を出力することができる。これによれ
ば、乳房の放射線画像撮影時の情報を読影に利用するこ
とができ、診断の性能向上を期待することができる。
【００２７】読影医は、異常陰影検出手段３により検出
され、表示手段６に表示されている画像を読影する。読
影が終了したら読影済みチェック手段５により読影済み
のチェックを書き込む。具体的には、操作部（図示せ
ず）から、自己が分類した画像に対して、読影終了の記
号を入力する。表示手段６には表示が終了したことを示
す記号が表示される。或いはまた、読影が終了したこと
を示す記号と共に、読影医の氏名を入力する。読影結果
がリストとして表示される場合には、リストの一部に自
己の氏名を入力する。
され、表示手段６に表示されている画像を読影する。読
影が終了したら読影済みチェック手段５により読影済み
のチェックを書き込む。具体的には、操作部（図示せ
ず）から、自己が分類した画像に対して、読影終了の記
号を入力する。表示手段６には表示が終了したことを示
す記号が表示される。或いはまた、読影が終了したこと
を示す記号と共に、読影医の氏名を入力する。読影結果
がリストとして表示される場合には、リストの一部に自
己の氏名を入力する。
【００２８】このチェック結果は、表示手段６上でＣＡ
Ｄ結果毎に済みマークを入れる等、撮影済みチェックを
入れてもよいし、又はＣＡＤ結果毎に番号を付け、それ
に対応する形で読影の有無をリストで保存し、読影する
場合は、表示手段６上に画像、ＣＡＤ結果、リストを同
時に表示するようにしてもよい。
Ｄ結果毎に済みマークを入れる等、撮影済みチェックを
入れてもよいし、又はＣＡＤ結果毎に番号を付け、それ
に対応する形で読影の有無をリストで保存し、読影する
場合は、表示手段６上に画像、ＣＡＤ結果、リストを同
時に表示するようにしてもよい。
【００２９】図３は読影済み画像例を示す図である。撮
影済チェック例１では、読影が済んだ領域に例えば
「済」の表示を入れるようにしたものである。撮影済み
チェック例２では、読影が済んだ領域に数字を入れるよ
うにしたものである。
影済チェック例１では、読影が済んだ領域に例えば
「済」の表示を入れるようにしたものである。撮影済み
チェック例２では、読影が済んだ領域に数字を入れるよ
うにしたものである。
【００３０】図４は読影有無リストを示す図である。こ
の例では、候補毎に読影が済んだか未読影かを示すよう
にしたものである。この例では、候補１が読影終了、候
補２と候補３が未読影であることを示す。これらの表示
は、表示手段６に画像処理手段４により処理された放射
線画像と重ねて、或いは別の場所に表示することができ
る。別の場所に表示する場合、画像上の候補とリストを
対応させる必要があるが、画像上の候補に１から順番に
番号をつけることにより、対応することができる。
の例では、候補毎に読影が済んだか未読影かを示すよう
にしたものである。この例では、候補１が読影終了、候
補２と候補３が未読影であることを示す。これらの表示
は、表示手段６に画像処理手段４により処理された放射
線画像と重ねて、或いは別の場所に表示することができ
る。別の場所に表示する場合、画像上の候補とリストを
対応させる必要があるが、画像上の候補に１から順番に
番号をつけることにより、対応することができる。
【００３１】以上、説明したように、本発明の実施の形
態例によれば、コンピュータが異常陰影候補を検出した
結果を読影したかどうかをチェックすることができ、読
影精度を向上することができる。
態例によれば、コンピュータが異常陰影候補を検出した
結果を読影したかどうかをチェックすることができ、読
影精度を向上することができる。
【００３２】この場合において、医師毎に読影の有無を
管理するようにすれば、医師毎に読影済みチェックを管
理することにより、誰が読影したか、若しくは自分は読
影したのか、他にどの読影医がチェックしたかを知るこ
とができ、読影精度の向上が期待できる。
管理するようにすれば、医師毎に読影済みチェックを管
理することにより、誰が読影したか、若しくは自分は読
影したのか、他にどの読影医がチェックしたかを知るこ
とができ、読影精度の向上が期待できる。
【００３３】なお、本発明を実施するにあたり、セキュ
リティを確保するようにすることができる。この場合に
おいて、パスワードやＩＣカード等を利用してセキュリ
ティを確保してもよいし、この方法に限るものではな
い。
リティを確保するようにすることができる。この場合に
おいて、パスワードやＩＣカード等を利用してセキュリ
ティを確保してもよいし、この方法に限るものではな
い。
【００３４】なお、上述の実施の形態例は本発明の一例
であり、この構成に限られるものではない。
であり、この構成に限られるものではない。
【００３５】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。 （１）請求項１記載の発明によれば、コンピュータが異
常陰影候補を検出した結果を読影したかどうかをチェッ
クすることができ、読影精度を向上させることができ
る。
る。 （１）請求項１記載の発明によれば、コンピュータが異
常陰影候補を検出した結果を読影したかどうかをチェッ
クすることができ、読影精度を向上させることができ
る。
【００３６】（２）請求項２記載の発明によれば、医師
毎に読影済みチェックを管理することにより、誰が読影
したか、若しくは自分は読影したのか、他にどの読影医
がチェックしたかを知ることができ、読影精度の向上が
期待できる。
毎に読影済みチェックを管理することにより、誰が読影
したか、若しくは自分は読影したのか、他にどの読影医
がチェックしたかを知ることができ、読影精度の向上が
期待できる。
【００３７】このように、本発明によれば、医師が読影
したことを記録として残すようにした画像診断支援装置
を提供することができる。 （３）請求項３記載の発明によれば、保護手段を設ける
ことにより、他者から読影画像が変更されることを予防
することができる。
したことを記録として残すようにした画像診断支援装置
を提供することができる。 （３）請求項３記載の発明によれば、保護手段を設ける
ことにより、他者から読影画像が変更されることを予防
することができる。
【００３８】（４）請求項４記載の発明によれば、撮影
時の情報を読影に利用することができるため、診断の性
能向上を期待することができる。 （５）請求項５記載の発明によれば、乳房の放射線画像
撮影時の情報を読影に利用することができるため、診断
の性能向上を期待することができる。
時の情報を読影に利用することができるため、診断の性
能向上を期待することができる。 （５）請求項５記載の発明によれば、乳房の放射線画像
撮影時の情報を読影に利用することができるため、診断
の性能向上を期待することができる。
【００３９】このように、本発明によれば、医師が読影
したことを記録として残すようにした画像診断支援装置
を提供することができる。
したことを記録として残すようにした画像診断支援装置
を提供することができる。
【図１】本発明の一実施の形態例を示すブロック図であ
る。
る。
【図２】検出画像例を示す図で、本発明の一実施例にお
けるディスプレイ上に表示した表示画面中のメイン画像
の一例を中間調画像の写真で示す図である。
けるディスプレイ上に表示した表示画面中のメイン画像
の一例を中間調画像の写真で示す図である。
【図３】読影済み画像例を示す図である。
【図４】読影有無リストを示す図である。
１ 画像データ入力手段 ２ 画像データ記憶手段 ３ 異常陰影検出手段 ４ 画像処理手段 ５ 読影済みチェック手段 ６ 異常陰影検出結果と読影済みチェックの表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｔ 3/00 ３００ Ａ６１Ｂ 6/00 ３５０Ｄ Ｆターム(参考） 4C093 AA01 DA06 FD03 FD05 FF17 FG07 FG18 5B050 AA02 BA01 DA02 EA10 EA20 FA02 FA13 5B057 AA08 BA24 CA02 CA08 CA12 CA16 CB02 CB08 CB12 CB16 CC01 CE08 DA08 DB02 DB09 DC05
Claims (5)
- 【請求項１】 被写体を透過した放射線画像に基づいて
異常陰影候補を検出する異常陰影検出手段と、 該異常陰影検出手段で検出した異常陰影候補を前記放射
線画像と共に表示する表示手段と、 該表示手段で表示した異常陰影候補を医師が読影した後
で画像毎、若しくは異常陰影候補毎に読影済みチェック
を行なうチェック手段とを有することを特徴とする画像
診断支援装置。 - 【請求項２】 前記読影済みチェック手段は、読影医毎
に読影の有無をチェックすることができるように、医師
毎の読影済みチェック手段を有することを特徴とする請
求項１記載の画像診断支援装置。 - 【請求項３】 前記医師毎の読影済みチェック手段は、
他者からの変更に対する保護手段を有することを特徴と
する請求項２記載の画像診断支援装置。 - 【請求項４】 前記表示手段に表示する際、画像上の被
写体に重ならない位置に管電圧、ｍＡｓ値、付加フィル
タの種類、管球の種類、焦点サイズのうち、１つ若しく
は複数個を出力することを特徴とする請求項１記載の画
像診断支援装置。 - 【請求項５】 乳房を透過した放射線画像の場合、管電
圧、ｍＡｓ値、付加フィルタの種類、管球の種類、焦点
サイズ厚み、圧迫圧、拡大率、チルト角のうち、１つ若
しくは複数個を出力することを特徴とする請求項１記載
の画像診断支援装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000346401A JP2002143141A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 画像診断支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000346401A JP2002143141A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 画像診断支援装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002143141A true JP2002143141A (ja) | 2002-05-21 |
Family
ID=18820274
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000346401A Pending JP2002143141A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 画像診断支援装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002143141A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007041684A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Toshiba Corp | レポート作成システム |
| JP2009078161A (ja) * | 2008-11-21 | 2009-04-16 | Hitachi Medical Corp | 画像診断支援装置 |
| JP2010054500A (ja) * | 2008-07-29 | 2010-03-11 | Nsk Ltd | 転動装置及びこの転動装置を用いた転動装置内部観察方法 |
| JP2012099124A (ja) * | 2011-12-16 | 2012-05-24 | Toshiba Corp | レポート作成装置 |
| JP2015198928A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-12 | 株式会社東芝 | 医用画像処理装置、および医用画像処理システム |
| WO2022220158A1 (ja) * | 2021-04-14 | 2022-10-20 | 富士フイルム株式会社 | 作業支援装置、作業支援方法、及び作業支援プログラム |
Citations (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPH0549630A (ja) * | 1991-08-23 | 1993-03-02 | Konica Corp | 医用放射線画像読影装置 |
| JPH0981740A (ja) * | 1995-09-12 | 1997-03-28 | Toshiba Corp | 線図形入力装置 |
| JPH09322063A (ja) * | 1996-05-30 | 1997-12-12 | Hitachi Medical Corp | Ｘ線画像診断装置 |
| JPH105202A (ja) * | 1996-06-21 | 1998-01-13 | Toshiba Medical Eng Co Ltd | 診断支援システム |
| JPH10240914A (ja) * | 1997-03-03 | 1998-09-11 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 電子画像表示方法および電子画像表示装置 |
| JP2000276587A (ja) * | 1999-01-22 | 2000-10-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | 異常陰影検出処理方法およびシステム |
-
2000
- 2000-11-14 JP JP2000346401A patent/JP2002143141A/ja active Pending
Patent Citations (7)
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| WO2022220158A1 (ja) * | 2021-04-14 | 2022-10-20 | 富士フイルム株式会社 | 作業支援装置、作業支援方法、及び作業支援プログラム |
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