JP2002142987A - 家庭用電気製品の水濡れ検知システム - Google Patents

家庭用電気製品の水濡れ検知システム

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JP2002142987A
JP2002142987A JP2000341806A JP2000341806A JP2002142987A JP 2002142987 A JP2002142987 A JP 2002142987A JP 2000341806 A JP2000341806 A JP 2000341806A JP 2000341806 A JP2000341806 A JP 2000341806A JP 2002142987 A JP2002142987 A JP 2002142987A
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water
pattern
circuit
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pattern circuit
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Shiyuuji Wakafuji
修二 若藤
Takeshi Osuga
剛 大須賀
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Zojirushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水に触れる可能性がある家庭用電気製品にお
いて水濡れ状態を検知できるようにすることを第1の課
題とし、また、水濡れを検知した際には、その水濡れに
よる誤動作や故障を確実に防止することを第2の課題と
する。 【解決手段】 制御基板33に、露出した2以上の端子
部からなる水濡れ検知部32を設けた構成とする。そし
て、端子部は、2以上のパターン片34A,34Bから
なり、これらの通電により水濡れ状態を検知する構成と
する。または、端子部は、1つのパターン片34からな
り、このパターン片に対する通電の抵抗値の変化により
水濡れ状態を検知する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に収容した水
を加熱する電気ポットや加湿器等の加熱容器である電気
製品、内部に収容した水や食材を加熱することにより食
品を調理する炊飯器や調理鍋等の加熱調理器である電気
製品、使用後に水洗いする必要があるホットプレート等
の電気製品、水道水をイオン分解して注出するイオン水
生成器等の電気製品等、水に触れる可能性がある家庭用
の電気製品の水濡れ検知システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、種々の分野にわたって提供されている電気製品
は、マイコンを用いて高精度の制御を行うようにしてい
る。これらの電気製品のうち、特に、家庭内に設置する
電気製品は、水に濡れる可能性が少ないため、防水対策
は殆ど施されていない。
【0003】ここで、この家庭用電気製品のうち、電気
ポットや加湿器等の加熱容器、食品を調理する炊飯器や
調理鍋、ホットプレート、イオン水生成器等、水に触れ
る可能性がある家庭用電気製品は、外装体の接合部分等
に浸水を防止する構造が設けられているが、その浸水防
止構造による防水は確実なものではない。
【0004】そして、これらの家庭用電気製品は、外装
体内に水が浸水すると、内部に装着した制御基板が濡れ
る可能性があり、このような状況になると、制御基板に
実装した電子部品が誤作動したり、故障するという問題
が生じる。
【0005】そこで、本発明では、家庭内に設置する電
気製品において、水に触れる可能性がある家庭用電気製
品において水濡れ状態を検知できるようにすることを第
1の課題とし、また、水濡れを検知した際には、その水
濡れによる誤動作や故障を確実に防止することを第2の
課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の家庭用電気製品の水濡れ検知システムは、
所定の負荷部品を制御する制御基板を備えた家庭用電気
製品の水濡れ検知システムにおいて、前記制御基板に、
露出した2以上の端子部からなる水濡れ検知部を設けた
構成としている。
【0007】具体的には、前記水濡れ検知部の端子部
は、2以上のパターン片からなり、これらの通電により
水濡れ状態を検知するように構成することが好ましい。
または、前記水濡れ検知部の端子部は、1つのパターン
片からなり、このパターン片に対する通電の抵抗値の変
化により水濡れ状態を検知するように構成してもよい。
【0008】前記水濡れ検知システムによれば、制御基
板が水に濡れ、水濡れ検知部を構成する2つの端子部に
かけて水が付着すると、これらの間が通電可能な状態に
なり、または、通電の抵抗値が変化するため、水で濡れ
ているという状態を確実に検知することができる。
【0009】前記水濡れ検知システムでは、前記制御回
路を、前記負荷部品を制御する第1パターン回路と、該
第1パターン回路とは別の独立した第2パターン回路で
構成するとともに、前記第2パターン回路に前記水濡れ
検知部を設け、該第2パターン回路の水濡れ検知部で水
濡れ状態を検知しない時に前記第1パターン回路への通
電を可能とする制御部を設けることが好ましい。即ち、
電気製品を動作させた状態で、第2パターン回路で水濡
れ状態を検知しない場合には、第1パターン回路への通
電を開始する。または、第2パターン回路で水濡れ状態
を検知すると、第1パターン回路への通電を遮断するよ
うに構成する。このようにすれば、電気製品を構成する
負荷部品を制御する第1パターン回路が、水濡れによっ
て誤動作または故障することを防止できる。
【0010】また、前記各パターン回路と別に、所定位
置に発熱用の抵抗素子を配設した独立の第3パターン回
路を設け、前記制御部は、水濡れ状態を検知すると、前
記第3パターン回路に通電を開始することが好ましい。
または、前記基板に軟質な加熱手段を配設し、前記制御
部は水濡れ状態を検知すると、前記加熱手段を動作させ
ることが好ましい。これらのようにすれば、濡れた基板
を迅速に乾燥させることができる。
【0011】さらに、前記制御部が水濡れ状態を検知す
ると、その状況を報知する報知手段を設け、ユーザが水
濡れ状態を確認できるようにすることが好ましい。この
ようにすれば、ユーザが希望の動作を実行させているに
も拘わらず、第1パターン回路への通電が遮断されるこ
とにより動作が停止している際に、ユーザに違和感を与
えることを防止できる。
【0012】さらにまた、前記制御部にカウント手段を
接続し、水濡れ検知の回数をカウントするようにし、水
濡れが原因で故障し、製造メーカにて修理する際に、そ
の原因を容易に確認できるようにすることが好ましい。
【0013】そして、前記水濡れ検知部を構成する端子
部にリード線を接続し、そのリード線の端部を基板外に
配設してもよい。このようにすれば、電気製品におい
て、基板は水に濡れにくい部分に配設されているが、制
御する負荷部品が水に濡れる可能性がある部分に配設さ
れている場合に、その負荷部品の誤動作や故障を防止で
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は、本発明の水濡れ検知システ
ムを適用した家庭用電気製品である第1実施形態の電気
ポット1を示す。この電気ポット1は、容器本体2と、
該容器本体2の上部に回動可能に取り付けられた蓋体3
とからなる周知のものである。
【0015】前記容器本体2は、外装体4の内部に内容
器5が配設され、その内容器5の底に、収容した水を沸
騰させる加熱ヒータ6と、所定温度で保温する保温ヒー
タ7とが配設されている。また、前記外装体4と内容器
5との間には、後述する制御基板33と、給湯用の給湯
ポンプ8とが配設されている。さらに、この容器本体2
の上部には、前記給湯ポンプ8からのお湯を揚水管9を
介して吐出するノーズ部10が形成され、このノーズ部
10における上部の外面に表示パネル11が配設される
とともに、該表示パネル11の背後に表示基板12が配
設されている。
【0016】前記表示パネル11には、図2に示すよう
に、前記内容器5内のお湯の温度を表示する液晶表示1
3の周りに、給湯スイッチ21、ロック解除スイッチ、
再沸とうスイッチ、保温設置スイッチ、および、節約タ
イマースイッチの操作部14a,14b,14c,14
d,14eがそれぞれ配設されている。また、この表示
パネル11には、後述する制御基板33が水濡れした状
態を意味するLED15、および、ロックが解除された
状態を意味するLED16が配設されている。
【0017】前記各負荷部品を制御する回路は、図3に
示すように、大略、前記各負荷部品を制御する従来と同
一の制御回路17と、水濡れ状態を検知する水濡れ検知
回路29とからなる。
【0018】前記制御回路17は、水濡れ検知回路29
を介して商用電源18に接続された第1電源回路19
と、該第1電源回路19に接続された負荷部品の駆動回
路20A,20Bおよび第2電源回路27と、マイコン
28とからなる。
【0019】前記第1電源回路19は、供給される交流
の電力を各負荷部品が動作可能な直流電圧(約12V)
に変換し、その電力を各駆動回路20A,20Bに出力
するものである。
【0020】前記駆動回路20A,20Bは、負荷部品
である給湯ポンプ8と加熱ヒータ6および保温ヒータ7
を駆動させるものである。具体的には、駆動回路20A
は、前記給湯ポンプ8を駆動するもので、該給湯ポンプ
8に給湯スイッチ21が並列に接続されている。給湯ポ
ンプ8の上流側には、第1リレー22のスイッチ22a
が直列に接続され、該スイッチ22aをオンするコイル
22bが前記給湯スイッチ21に直列に接続されてい
る。駆動回路20Bは、加熱ヒータ6および保温ヒータ
7を駆動するものである。加熱ヒータ6の上流側には、
第2リレー23のスイッチ23aが直列に接続され、こ
のスイッチ23aをオンするコイル23bの一端が前記
第1電源回路19に接続されている。また、前記コイル
23bの他端は、第1トランジスタ24のコレクタに接
続されている。この第1トランジスタ24は、エミッタ
が前記第1電源回路19に接続され、ベースが後述する
マイコン28に接続されている。保温ヒータ7の上流側
には、トライアック25が直列に接続されている。そし
て、このトライアック25のゲート端子は、抵抗を介し
て第2トランジスタ26のコレクタに接続されている。
この第2トランジスタ26は、エミッタが前記第1電源
回路19に接続され、ベースが後述するマイコン28に
接続されている。
【0021】前記第2電源回路27は、前記第1電源回
路19が出力した直流電圧を、マイコン28が動作可能
な直流電圧(約5V)に変換し、その電力を下流側のマ
イコン28に出力するものである。
【0022】前記マイコン28は、周知の電気ポット1
と同様に、表示基板12に配設された各スイッチの操作
に応じ、内容器5内の水の加熱動作、保温動作を行うも
のである。
【0023】前記水濡れ検知回路29は、大略、商用電
源18に接続した制御部30と、水濡れ検知部32とか
らなる。
【0024】前記制御部30は、オペアンプを適用した
AND/OR回路またはマイコンが適用可能である。こ
の制御部30には、前記制御回路17への電力出力部に
常閉型の第3リレー31のスイッチ31aが介設されて
いる。そして、このスイッチ31aをオフするコイル3
1bが制御部30に接続され、後述する水濡れ検知部3
2で水濡れを検知しない状態で、スイッチ31aをオン
し、水濡れを検知した状態でスイッチ31aをオフする
ように動作させる。また、この制御部30は、前記表示
パネル11のLED15に接続され、水濡れを検知する
と、このLED15を点灯させて水濡れ状態を表示して
ユーザに報知するように構成している。
【0025】前記水濡れ検知部32は、図3および図4
に示すように、前述した複数の電子部品を実装する制御
基板33において、互いに近接するように配設した2以
上の端子部からなる。
【0026】具体的には、前記制御基板33は、所定形
状に敷設した複数のパターン片34により、前記制御回
路17である第1パターン回路35と、前記水濡れ検知
回路29である第2パターン回路36とが形成されてい
る。そして、この第2パターン回路36は、略櫛状に敷
設した一対のパターン片34A,34Bからなる。これ
らパターン片34A,34Bは、それぞれの櫛の歯部3
4a,34bの部分が所定間隔をもって隣接し、かつ、
露出するように敷設されており、これら各櫛の歯部34
a,34bにより、前記端子部を構成している。
【0027】このように構成した水濡れ検知部32は、
水に濡れた状態では、隣接したパターン片34A,34
B間にかけて水が付着する。そうすると、これらの間が
水を介して通電可能な状態になる。その結果、水で濡れ
ているという状態を確実に検知することができる。
【0028】次に、前記電気ポット1の動作について説
明する。ユーザが電源コードを商用電源18に接続する
と、制御部30は、図5に示すように、まず、ステップ
S1で、前記水濡れ検知部32を介して制御基板33が
水に濡れているか否かを検出する。
【0029】そして、水濡れ状態を検出した場合にはス
テップS2に進み、第3リレー31のコイル31bに対
して電力を通電することにより、スイッチ31aをオフ
状態とした後、ステップS3で、表示パネル11におけ
る水濡れ状態を示すLED15を点灯させてステップS
1に戻る。
【0030】一方、ステップS1で、水濡れ状態を検出
しない場合にはステップS4に進み、第3リレー31の
コイル31bに対する通電を遮断することにより、スイ
ッチ31aをオン状態とした後、ステップS5で、表示
パネル11における水濡れ状態を示すLED15を消灯
させた状態とする。これにより、第1パターン回路35
に商用電源18からの電力が通電され、マイコン28に
よる湯沸かし制御処理が実行される。
【0031】このように、本発明の家庭用電気製品の水
濡れ検知システムでは、前記水濡れ検知部32を、前記
負荷部品を制御する第1パターン回路35と別の独立し
た第2パターン回路36で構成し、第2パターン回路3
6で水濡れ状態を検知しない時に前記第1パターン回路
35に対して通電するように構成している。そのため、
電気製品を構成する負荷部品を制御する第1パターン回
路35が、水濡れによって誤動作または故障することを
防止できる。
【0032】また、前記制御部30は、水濡れ状態を検
知すると、その状況を表示パネル11に表示する構成と
しているため、ユーザが水濡れ状態を確認できる。その
結果、ユーザが希望の動作を実行させているにも拘わら
ず、第1パターン回路35への通電が遮断されているこ
とにより、湯沸かし動作が停止している状況を見て、違
和感を感じることを防止できる。
【0033】図6および図7は第2実施形態の水濡れ検
知システムを示す。この第2実施形態では、図6に示す
ように、第1および第2パターン回路35,36の周囲
に、発熱用の抵抗素子38を所定間隔をもって実装した
第3パターン回路37を設けた点で、第1実施形態と相
違している。
【0034】そして、この第2実施形態の制御部30
は、図7に示すように、ユーザが電源コードを商用電源
18に接続すると、まず、ステップS10で、前記水濡
れ検知部32を介して制御基板33に濡れているか否か
を検出する。
【0035】そして、水濡れ状態を検出した場合にはス
テップS11に進み、第3リレー31をオフ状態とし、
ステップS12で、表示パネル11のLED15を点灯
させる。その後、ステップS13で、ヒータ回路である
第3パターン回路37に対して通電を開始する。
【0036】一方、ステップS10で、水濡れ状態を検
出しない場合にはステップS14に進み、第3リレー3
1をオン状態として第1パターン回路35への通電を開
始し、ステップS15で、表示パネル11のLED15
を消灯させた状態とする。その後、ステップS16で、
第3パターン回路37に対する通電を遮断した状態とす
る。
【0037】このように、第2実施形態では、水濡れ状
態を検知すると、ヒータ回路である第3パターン回路3
7に通電させることにより、発熱用の抵抗素子38によ
り制御基板33を発熱させ、迅速に乾燥させることがで
きる。そして、制御基板33が乾燥すると、第1パター
ン回路35への通電を開始し、通常の湯沸かし制御処理
を実行するため、利便性の向上を図ることができる。
【0038】なお、第2実施形態では、前記第3パター
ン回路37の代わりに、軟質なフレキシブルヒータを、
耐熱性を有する絶縁シートでラミネートした加熱手段を
適用し、この加熱手段を制御基板33に貼着または近傍
に配設する構成としてもよい。このようにすれば、制御
基板33の占有面積が広がることなく、前記と同様の作
用、効果を得ることができる。
【0039】図8は、第3実施形態の水濡れ検知システ
ムを示す。この第3実施形態では、制御部30にカウン
ト手段39を接続し、水濡れ検知の回数をカウントする
ようにした点で、第1実施形態と相違している。ここ
で、このカウント手段39は、制御部30を電子部品か
らなるAND/OR回路で構成する場合には、回転部材
に所定間隔をもって数値を記載した機械的なカウンタを
モータによって動作させる構成を適用する。また、制御
部30をマイコン28で構成する場合には、周知の記憶
媒体に書き込む構成が適用可能である。このようにすれ
ば、電気ポット1が故障する等して製造メーカで修理す
る際に、その原因が水濡れによるものか否かを容易に確
認できるため、作業性の向上を図ることができる。
【0040】図9は、第4実施形態の水濡れ検知システ
ムを示す。この第4実施形態は、容器本体2の底部分で
はなく、若干上方一に制御基板33が配設される構成の
ものに適用するもので、図4に示すパターン片34A,
34Bにリード線40を接続し、そのリード線40の端
部を基板外である容器本体2の底に配設した点で、第1
実施形態と相違している。この第4実施形態では、制御
基板33は水に濡れにくい部分に配設されているが、制
御する給湯ポンプ8等の負荷部品が水に濡れる可能性が
あるため、これらの負荷部品が水に濡れることにより、
誤作動したり故障することを防止できる。
【0041】なお、本発明の水濡れ検知システムは、前
記実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、
前記第2実施形態の構成に、第3実施形態および/また
は第4実施形態の構成を組み合わせてもよい。
【0042】また、前記各実施形態では、水濡れ検知部
32の端子部を2つのパターン片34A,34Bにより
構成したが、1つのパターン片34により構成してもよ
い。
【0043】具体的には、図10に示すように、水濡れ
検知部32の端子部を構成するパターン片34を、波状
に連続する片部34cを備えた形状とする。これら片部
34cは、所定間隔をもって隣接し、かつ、露出するよ
うに敷設されており、これら片部34cにより、水濡れ
検知部32の端子部を構成している。なお、前記パター
ン片34の形状は、略渦巻き状に巻回した形状としても
よく、種々の変更が可能である。
【0044】前記パターン片34の一端は二股に分岐さ
れ、その一方がオペアンプ45の第1入力部に接続さ
れ、他方が抵抗46を介して制御部30に接続されてい
る。また、パターン片34の他端は、直流電源VSSに接
続されるとともに、抵抗47を介して前記オペアンプ4
5の第2入力部に接続されている。前記オペアンプ45
と抵抗47との接続ラインは、抵抗48を介して制御部
30に接続されている。同様に、前記オペアンプ45の
出力部は制御部30に接続されている。
【0045】このように構成した水濡れ検知部32は、
水に濡れた状態では、パターン片34の隣接した片部3
4c間にかけて水が付着する。そうすると、前記オペア
ンプに入力される抵抗値が変化し、その状況を制御部3
0に出力することにより、水で濡れているという状態を
確実に検知することができる。
【0046】さらに、前記各実施形態では、負荷部品の
制御回路17である第1パターン回路35と、水濡れ検
知回路29である第1パターン回路35とを別回路とし
た構成したが、同一回路とし、制御回路17の一部に水
濡れ検知部32を設けてもよい。
【0047】さらにまた、前記実施形態では、ユーザに
対して水濡れ状態をLED15を点灯させることにより
ユーザに報知するようにしたが、液晶による報知や、ブ
ザー等の音による報知としてもよい。
【0048】そして、前記各実施形態では、水濡れ検知
システムを電気ポット1に適用したが、その他の加熱容
器である加湿器に適用してもよい。また、この加熱容器
に限られず、内部に収容した水を加熱することにより食
品を調理する炊飯器や調理鍋等の加熱調理器、使用後に
水洗いする必要があるホットプレート、水道水をイオン
分解して注出するイオン水生成器等、水に触れる可能性
がある家庭用の電気製品であればいずれの電気製品でも
適用することが可能である。そして、この水濡れ検知シ
ステムを適用すれば、いずれの電気製品でも、前記と同
様の作用、効果を得ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の家庭用電気製品の水濡れ検知システムは、前記制御基
板に、露出した2以上の端子部からなる水濡れ検知部を
設けているため、制御基板が水に濡れると、両パターン
片の間が通電可能な状態になり、または、通電される抵
抗値が変化することにより、水で濡れているという状態
を確実に検知することができる。
【0050】また、水濡れ検知部を、前記負荷部品を制
御する第1パターン回路と別の独立した第2パターン回
路で構成し、水濡れ状態を検知しない時にのみ第1パタ
ーン回路への通電を可能とするように構成しているた
め、第1パターン回路が水濡れによって誤動作または故
障することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の水濡れ検知システムを適用した家庭
用電気製品である電気ポットを示す概略図である。
【図2】 電気ポットの表示パネルを示す平面図であ
る。
【図3】 水濡れ検知システムを適用した電気ポットの
回路図である。
【図4】 図3の制御基板を示す平面図である。
【図5】 制御部の動作を示すフローチャートである。
【図6】 第2実施形態の水濡れ検知システムを示す回
路図である。
【図7】 第2実施形態の制御部の動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】 第3実施形態の水濡れ検知システムを示す回
路図である。
【図9】 第4実施形態の水濡れ検知システムを適用し
た電気ポットの概略図である。
【図10】 水濡れ検知システムの変形例を示す回路図
である。
【符号の説明】
1…電気ポット(家庭用電気製品)、6…加熱ヒータ
(負荷部品)、7…保温ヒータ(負荷部品)、8…給湯
ポンプ(負荷部品)、11…表示パネル、15…LED
(報知手段)、17…制御回路、18…商用電源、28
…マイコン、29…水濡れ検知回路、30…制御部、3
1…第3リレー、32…水濡れ検知部、33…制御基
板、34A,34B…パターン片、35…第1パターン
回路、36…第2パターン回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L055 BB14 CA04 DA14 4B055 AA02 AA12 AA35 BA06 BA10 CA02 CA62 CA63 CA71 CC05 CC12 CC13 CC16 CC17 CD04 CD22 CD33 CD43 CD46 CD48 CD52 CD61 CD64 DB02 GB39 GC35 GC37 GC40 GD01 GD02 GD06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の負荷部品を制御する制御基板を備
    えた家庭用電気製品の水濡れ検知システムにおいて、前
    記制御基板に、露出した2以上の端子部からなる水濡れ
    検知部を設けたことを特徴とする家庭用電気製品の水濡
    れ検知システム。
  2. 【請求項2】 前記水濡れ検知部の端子部は、2以上の
    パターン片からなり、これらの通電により水濡れ状態を
    検知するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    家庭用電気製品の水濡れ検知システム。
  3. 【請求項3】 前記水濡れ検知部の端子部は、1つのパ
    ターン片からなり、このパターン片に対する通電の抵抗
    値の変化により水濡れ状態を検知するようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載の家庭用電気製品の水濡れ検
    知システム。
  4. 【請求項4】 前記制御回路を、前記負荷部品を制御す
    る第1パターン回路と、該第1パターン回路とは別の独
    立した第2パターン回路で構成するとともに、前記第2
    パターン回路に前記水濡れ検知部を設け、該第2パター
    ン回路の水濡れ検知部で水濡れ状態を検知しない時に前
    記第1パターン回路への通電を可能とする制御部を設け
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1
    項に記載の家庭用電気製品の水濡れ検知システム。
  5. 【請求項5】 前記各パターン回路と別に、所定位置に
    発熱用の抵抗素子を配設した独立の第3パターン回路を
    設け、前記制御部は、水濡れ状態を検知すると、前記第
    3パターン回路に通電を開始するようにしたことを特徴
    とする請求項4に記載の家庭用電気製品の水濡れ検知シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記基板に軟質な加熱手段を配設し、前
    記制御部は水濡れ状態を検知すると、前記加熱手段を動
    作させるようにしたことを特徴とする請求項4または請
    求項5に記載の家庭用電気製品の水濡れ検知システム。
  7. 【請求項7】 前記制御部が水濡れ状態を検知すると、
    その状況を報知する報知手段を設けたことを特徴とする
    請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の家庭用電
    気製品の水濡れ検知システム。
  8. 【請求項8】 前記制御部にカウント手段を接続し、水
    濡れ検知の回数をカウントするようにしたことを特徴と
    する請求項4乃至請求項7のいずれか1項に記載の家庭
    用電気製品の水濡れ検知システム。
  9. 【請求項9】 前記水濡れ検知部を構成する端子部にリ
    ード線を接続し、そのリード線の端部を基板外に配設し
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1
    項に記載の家庭用電気製品の水濡れ検知システム。
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