JP2002142920A - クッション構成体 - Google Patents

クッション構成体

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JP2002142920A
JP2002142920A JP2000347731A JP2000347731A JP2002142920A JP 2002142920 A JP2002142920 A JP 2002142920A JP 2000347731 A JP2000347731 A JP 2000347731A JP 2000347731 A JP2000347731 A JP 2000347731A JP 2002142920 A JP2002142920 A JP 2002142920A
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    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C27/00Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas
    • A47C27/04Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with spring inlays
    • A47C27/06Spring inlays
    • A47C27/065Spring inlays of special shape

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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属製のスプリングを用いることなく、構成
されるマットレスなどの通気性を適切に確保しうるクッ
ション構成体を提供する。 【解決手段】 ベッドのマットレス2等の内部に納めら
れてマットレス2等を構成するクッション構成体1であ
る。複数の長尺のクッション体10、10…と、天板2
1と、底板22と、天板21と底板22とを連結し合わ
せる一対の弾性連結片23、23とを備え、天板21と
底板22と一対の弾性連結片23、23との間をクッシ
ョン体10を通し抜けさせる挿通空間24とした複数の
クッション体10の保持体20、20…とを有してい
る。複数のクッション体10、10…のそれぞれが、隣
り合う保持体20、20との間に間隔を開けて配された
複数の保持体20、20…の挿通空間に通されて保持さ
れている。複数の保持体20、20…によって保持され
た各クッション体10、10…を並列状態に配してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ベッドのマット
レスやソファのクッション等の内部に納められて当該マ
ットレス等を構成するクッション構成体に関する。
【0002】
【従来の技術】ベッドのマットレスなどにクッション性
を付与するクッション構成体として、金属製のスプリン
グを用いたものや、エアや水等の流体が溜め込まれる袋
体を用いたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、金属製のス
プリングを用いたものは、構成されるマットレスなどに
通気性を付与しやすい反面、使用者の体重などに見合っ
たマットレスなどの硬さの変更を事後的になし難いもの
であった。
【0004】一方、エアなどの流体が溜め込まれる袋体
を用いたものは、当該袋体に溜め込ませる流体の量を変
化させることによりマットレスなどの硬さの変更を事後
的になし得る反面、構成されるマットレスなどの全体に
所用のクッション性を付与させるように当該マットレス
の内部に前記袋体が隙間なく配されるため、当該マット
レスなどに通気性を付与させ難いものであった。
【0005】そこでこの発明は、第一に、金属製のスプ
リングを用いることなく、構成されるマットレスなどの
通気性を適切に確保しうるクッション構成体を提供する
ことを主たる目的とする。
【0006】また、第二に、構成されるマットレスなど
の硬さ、つまり、クッション性を必要に応じて調整でき
ると共に、当該マットレスなどの通気性を適切に確保し
得るクッション構成体を提供することを主たる目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明にあっては、クッション構成体
が以下の(1)〜(5)の構成を備えたものとした。 (1)ベッドのマットレスやソファのクッション等の内
部に納められて当該マットレス等を構成するクッション
構成体であって、(2)複数の長尺のクッション体と、
(3)天板と、底板と、当該天板と底板とを連結し合わ
せる一対の弾性連結片とを備え、この天板と底板と一対
の弾性連結片との間を前記クッション体を通し抜けさせ
る挿通空間とした複数の当該クッション体の保持体とを
有しており、(4)前記複数のクッション体のそれぞれ
が、隣り合う保持体との間に間隔を開けて配された複数
の保持体の前記挿通空間に通されて当該複数の保持体に
よって保持されていると共に、(5)このように複数の
保持体によって保持された各クッション体を並列状態に
配して構成されている。
【0008】かかる構成によれば、マットレスなどに弾
発性を付与させる前記クッション構成体を複数の長尺の
クッション体に区分し、かつ、これらのクッション体を
それぞれ前記複数の保持体の挿通空間内に通させた状態
で当該マットレスなどの内部に配設させて当該マットレ
スなどを構成させることから、当該挿通空間によって当
該マットレスなどの通気性を高めさせることができる。
【0009】また、かかるマットレスなどに荷重が加え
られた場合、この荷重が加えられた箇所において前記一
対の弾性連結片を弾性変形させながら前記天板と底板間
の間隔を狭める前記保持体に対して、この保持体の挿通
空間に通されているクッション体により当該天板と底板
との間の間隔を広げる向きの弾発力を作用させることが
でき、当該マットレスなどに適切なクッション性を付与
することができる。
【0010】また、かかる保持体は、天板と底板とを有
することから、前記のように並列された複数の長尺のク
ッション体によってマットレスなどを構成していなが
ら、この天板と底板とによってマットレスなどの上下面
をフラットな状態に保形させることができる。
【0011】また、請求項2記載の発明にあっては、請
求項1記載のクッション構成体がさらに、保持体の内側
に、当該保持体の挿通空間に通されたクッション体の上
側に接する上側補助保持板と、当該クッション体の下側
に接する下側補助保持板とが備えられており、両補助保
持板間の間隔が弾性連結片の側に近付くに連れて次第に
狭くなるように構成してあるものとした。
【0012】かかる構成によれば、前記両補助保持板間
に通された前記クッション体を当該両補助保持板の端部
側、つまり、前記一対の弾性連結片のいずれか一方の内
面側に近付く向きに移動させ難い状態で、当該両補助保
持板間において保持させることができる。
【0013】また、請求項3記載の発明にあっては、請
求項1又は請求項2記載のクッション構成体がさらに、
隣合うクッション体の一方を保持している複数の保持体
における隣り合う保持体間の空間の側方に、隣り合うク
ッション体の他方を保持している各保持体がそれぞれ配
されるようにしてあるものとした。
【0014】かかる構成によれば、並設される複数のク
ッション体を保持する複数の保持体における天板および
底板間の隙間をできる限り小さくすることができ、構成
されるマットレスなどの上面および下面を前記天板およ
び底板によって適切に支持することができる。
【0015】また、請求項4記載の発明にあっては、請
求項1、請求項2又は請求項3記載のクッション構成体
におけるクッション体が、エアや水等の流体が送り込ま
れるゴム又はゴム状弾性を備えたプラスチックよりなる
チューブとしてあるものとした。
【0016】かかる構成によれば、チューブに送り込む
流体の特性に応じたクッション性を構成されるマットレ
スなどに付与することができ、また、かかる流体の量を
調整することにより、構成されるマットレスなどのクッ
ション性を必要に応じて変化させることができる。
【0017】また、請求項5記載の発明にあっては、請
求項1、請求項2又は請求項3記載のクッション構成体
におけるクッション体が、プラスチック又はゴムよりな
るフォーム材としてあるものとした。
【0018】かかる構成によれば、フォーム材よりもた
らされるクッション性を構成されるマットレスなどに付
与することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図14に基づい
て、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【0020】なお、ここで図1および図2は、この実施
の形態にかかるクッション構成体1の構成を理解しやす
いように、当該クッション構成体1の一部を斜視の状態
として示している。また、図3および図4は、かかるク
ッション構成体1をマットレス2などを構成する二枚の
内装材2a、2aの間に配した状態を示しており、ま
た、図5および図6は、かかるクッション構成体1によ
って構成されたマットレス2を断面にして示しており、
図6は図5に対しほぼ90度異なる位置から当該マット
レス2を縦断面にして示したものである。
【0021】また、図7および図8は、かかるクッショ
ン構成体1を構成する複数の保持体20、20…の一つ
を表したものであり、特に、図8は構成されるマットレ
ス2などに荷重が作用された場合の当該保持体20の変
形状態を表している。
【0022】また、図9および図10は、図1ないし図
8に示されるクッション構成体1を構成する保持体20
とその構成の一部を異ならせた保持体20を示したもの
であり、特に、図10は構成されるマットレス2などに
荷重が作用された場合の当該保持体20の変形状態を表
している。
【0023】また、図11ないし図14は、クッション
構成体1を構成するクッション体10をチューブ10b
とした場合の当該チューブ10bの配列例をそれぞれ理
解しやすいように、マットレス2の輪郭と当該チューブ
10bを主として表した状態で当該マットレス2を上方
から視た状態で示している。
【0024】この実施の形態にかかるクッション構成体
1は、ベッドのマットレスやソファのクッション等の内
部に納められて当該マットレスなどを構成するものであ
る。
【0025】かかるクッション構成体1は、 (1)複数の長尺のクッション体10、10…と、 (2)天板21と、底板22と、当該天板21と底板2
2とを連結し合わせる一対の弾性連結片23、23とを
備え、この天板21と底板22と一対の弾性連結片2
3、23との間を前記クッション体10を通し抜けさせ
る挿通空間24とした複数の当該クッション体10の保
持体20とを有している。 (3)そして、前記複数のクッション体10、10…の
それぞれを、隣り合う保持体20、20との間に間隔を
開けて配された複数の保持体20、20…の前記挿通空
間24に通して当該複数の保持体20、20…によって
保持するようにしてある。 (4)そして、さらに、このように複数の保持体20、
20…によって保持された各クッション体10、10…
を並列状態に配することによりクッション構成体1が構
成されている。
【0026】例えば、ベッドのマットレス2を構成する
にあたっては、かかるマットレス2の長さ方向に前記ク
ッション体10の長さ方向を沿わせるように、前記複数
の保持体20、20…によってそれぞれ保持された複数
のクッション体10、10…を並列状態に配することに
より、このように配された複数のクッション体10、1
0…によって所定の幅と長さを備えたマットレス2を構
成させることができる。(図12)
【0027】あるいはまた、かかるマットレス2の幅方
向に前記クッション体10の長さ方向を沿わせるよう
に、前記複数の保持体20、20…によってそれぞれ保
持された複数のクッション体10、10…を並列状態に
配することにより、このように配された複数のクッショ
ン体10、10…によって所定の幅と長さを備えたマッ
トレス2を構成させることができる。(図11)
【0028】典型的には、このように並列状態に配され
た複数のクッション体10、10…をそれぞれ保持する
前記保持体20の天板21の上面21aをマットレス2
等の上面側に配される不織布などの内装材2aの内面に
加熱溶着などして止着すると共に、かかる保持体20の
底板22の下面22aをマットレス2等の下面側に配さ
れる不織布などの内装材2aの内面に加熱溶着などして
止着することにより、前記複数のクッション体10、1
0…の並設状態を維持させることができる。(図3)
【0029】そして、このように複数のクッション体1
0、10…を間に挟み込んで備えた上下二枚の内装材2
a、2aにおける上側の内装材2aの上面側をキルティ
ングパネルなどの外装材2b(鏡とも称される。)によ
って覆わせると共に、下側の内装材2aの下面側をキル
ティングパネルなどの外装材2bによって同じく覆わ
せ、さらに、かかる上下外装材2b、2bの縁部間に亘
ってボーダー2c(襠とも称される。)を張り込むこと
により、マットレス2を構成させることができる。(図
5、図6)(なお、図中、符号2dで示されるのは、ボ
ーダー2cの縁部と外装材2bの縁部とを止着させ合わ
せるテープ(縁取り布)であり、また、符号2eで示さ
れるのは、マットレス2の端側に位置される前記クッシ
ョン体10とボーダー2c内面との間に詰め込まれて当
該マットレス2の外郭部を保形するウレタンフォーム材
である。)なお、かかるボーダー2cの一部、典型的に
は、図6に示されるように、構成されるマットレス2な
どの向き合った両側部にあるボーダー2c、2cをその
上下方向のほぼ中央においてスライドファスナー2b’
によって接合され合わされる上部と下部とに区分して構
成してあっても良く、このように構成した場合には、か
かるスライドファスナー2b’の閉じ合わせを解くこと
により、マットレス2などに納められたクッション体1
0を簡単に取り出すことができ、また、前記上下外装材
2b、2b間に当該クッション体10を容易に納め入れ
ることができる。
【0030】この実施の形態にかかるクッション構成体
1は、マットレス2などに弾発性を付与させる前記クッ
ション構成体1を複数の長尺のクッション体10、10
…に区分し、かつ、これらのクッション体10をそれぞ
れ前記複数の保持体20、20…の挿通空間24内に通
させた状態で当該マットレス2などの内部に配設させて
当該マットレス2などを構成させるようにしていること
から、当該挿通空間24によって当該マットレス2など
の通気性を高めさせることができる。
【0031】また、かかるマットレス2などに荷重が加
えられた場合、この荷重が加えられた箇所において前記
一対の弾性連結片23、23を弾性変形させながら前記
天板21と底板22間の間隔を狭める前記保持体20に
対して、この保持体20の挿通空間24に通されている
クッション体10により当該天板21と底板22との間
の間隔を広げる向きの弾発力を作用させることができ、
当該マットレス2などに適切なクッション性を付与する
ことができる。
【0032】また、かかる保持体20は、天板21と底
板22とを有することから、前記のように並列された複
数の長尺のクッション体10によってマットレス2など
を構成していながら、この天板21と底板22とによっ
てマットレス2などの上下面をフラットな状態に保形さ
せることができる。
【0033】一旦、前記マットレス2などに荷重が加え
られた後、この荷重が作用されなくなった場合、この荷
重によって前記一対の弾性連結片23、23を弾性変形
させて一旦前記天板21と底板22間の間隔を狭めさせ
た前記保持体20は、当該一対の弾性連結片23、23
の弾性復帰により当該天板21と底板22との間の間隔
を当該荷重が加えられる前の間隔とした状態に復帰さ
れ、前記マットレス2などの通気性を高める前記挿通空
間24が再び形成される。
【0034】また、かかるクッション構成体1は、前記
クッション体10を並列状態に配して構成されているこ
とから、隣り合うクッション体10の間を折り曲げ部と
するようにして、このクッション構成体1から構成され
るマットレス2などの一部を折り曲げ起立させるように
することにも支障がなく、電動ベッドなどのマットレス
にも都合良く用いることができる。
【0035】前記保持体20の一対の弾性連結片23、
23への所用の弾性変形特性の付与は、典型的には、か
かる保持体20を射出成形などによるプラスチック成形
品とすることにより確保することができる。
【0036】このように保持体20をプラスチック成形
品とし、かつ、前記クッション体10をゴムやプラスチ
ック材料によって構成するようにしておけば、かかるク
ッション構成体1によって構成されるマットレス2など
を軽量化できると共に、金属を用いないでマットレス2
などを構成できることから検針器を用いた検針検査を容
易に行うことができる。また、このようにした場合、洗
浄、殺菌処理による錆などの問題がなく、病院用のベッ
ドのマットレスや看護用のベッドのマットレスなどを都
合良く構成させることができる。
【0037】また、前記保持体20とクッション体10
とを同種のプラスチック材料によって構成するようにし
ておけば、マットレス2などのリサイクルにあたり、両
者を分別する必要がなくなる。
【0038】前記クッション体10としては、プラスチ
ック又はゴムよりなるフォーム材10aを棒状に成形し
たものを用いることができる。(図2)
【0039】この場合には、かかるフォーム材10aの
弾発力によって前記マットレス2などに所用のクッショ
ン性を付与することができる。
【0040】また、かかるクッション体10として、エ
アや水等の流体が送り込まれるゴム又はゴム状弾性を備
えたプラスチックよりなるチューブ10bを用いること
ができる。(図1)
【0041】この場合には、かかるチューブ10bに送
り込まれる流体の種類を変えることにより、また、当該
流体の量を変えることにより、当該チューブ10bの弾
発力を調整することができる。
【0042】かかる流体としては、エア、水、ゲル(吸
水性樹脂を水に混ぜ込んだものなど)などが予定され
る。
【0043】かかる流体としてエアを用いた場合、前記
チューブ10bに送り込まれる当該エアにより、エアマ
ットレスに必要とされる量ほどのエアを必要とすること
なく、構成されるマットレス2などにエアマットレスな
どと同質のクッション性を持たせることができる。ま
た、単純なエアマットレスなどとは異なり、マットレス
2に乗った際にそれに伴う振動がマットレス2全体に伝
わることがない。
【0044】また、かかる流体として水を用いた場合、
前記チューブ10bに送り込まれる当該水により、ウォ
ーターマットレスに必要とされる量ほどの水を必要とす
ることなく、構成されるマットレス2などにウォーター
マットレスなどと同質のクッション性を持たせることが
できる。また、単純なウォーターマットレスなどとは異
なり、マットレス2に乗った際にそれに伴う振動がマッ
トレス2全体に伝わることがない。
【0045】また、送り込まれる流体の温度を調整する
ことにより、前記マットレス2などを温めたり、冷やし
たりすることができる。
【0046】かかるクッション体10をチューブ10b
として構成した場合、前記のように並列状態で配される
各クッション体10、10…となる各チューブ10b、
10b…に対して、当該各チューブ10b、10b…の
一端側において当該チューブ10bの長さ方向に直交す
る向きに配され、かつ、この各チューブ10b、10b
…に対して当該一端部においてそれぞれ連通した移送管
30を介して、マットレス2などの外部より前記流体を
ポンプなどにより送り込むようにして、当該各チューブ
10b、10b…に前記流体を送り込むことができる。
(図11、図12)
【0047】また、前記のように並列状態で配される各
クッション体10、10…となる各チューブ10b、1
0b…がそれぞれ、隣り合う一方のチューブ10bの一
端部とその一端部とを連通管40を介して連通させ、か
つ、隣り合う他方のチューブ10bの他端部とその他端
部とを連通管40を介して連通させるようにすると共
に、このように連通させ合わされた各チューブ10b、
10b…における最前列に位置されるチューブ10bに
対して連通状態に流入管50を接続し、かつ、当該各チ
ューブ10b、10b…における最後列に位置されるチ
ューブ10bに対して連通状態に流出管60を接続し、
マットレス2の外部よりこの流入管50と流出管60を
介して前記流体を熱交換装置によって加温あるいは冷却
させながら循環ポンプなどによって循環させるようにし
て、当該各チューブ10b、10b…に前記流体を送り
込むこともできる。(図14)
【0048】また、前記のように並列状態で配される各
クッション体10、10…となる各チューブ10b、1
0b…の一部に連通状態で接続される移送管30と、か
かる各チューブ10b、10b…の残りの一部に連通状
態で接続される移送管30とをそれぞれ設け、この二つ
の移送管30を介してマットレス2の外部より前記各チ
ューブ10b、10b…の一部と当該各チューブ10
b、10b…の残りの一部とに別段にポンプなどにより
前記流体が送り込まれるようにすることもできる。(図
13)
【0049】この場合には、前記各チューブ10b、1
0b…の一部に送り込まれる流体の量と前記各チューブ
10b、10b…の残りの一部に送り込まれる流体の量
とを変えることにより、あるいはまた、前記各チューブ
10b、10b…の一部に送り込まれる流体の種類と前
記各チューブ10b、10b…の残りの一部に送り込ま
れる流体の種類とを変えることにより、前記マットレス
2などのクッション性を当該マットレス2などの必要な
位置において他の位置と異ならせるようにすることがで
き、床ずれなどの防止効果をマットレス2などに持たせ
ることができる。
【0050】また、前記チューブ10bに送り込まれる
流体の量を、前記移送管30などを介して当該チューブ
10bに当該流体を送り込む前記ポンプなどを制御して
必要に応じて変えることにより、使用者の体重などに応
じて構成されるマットレス2の硬さを事後的に調整する
こともできる。
【0051】また、この実施の形態にあっては、前記の
ように並設される複数のクッション体10、10…がそ
れぞれ、隣合うクッション体10の一方を保持している
複数の保持体20、20…における隣り合う保持体20
間の空間の側方に、隣り合うクッション体10の他方を
保持している各保持体20がそれぞれ配されるようにし
て、配されている。(図1)具体的には、この実施の形
態にあっては、後述するように前記保持体20の弾性連
結片23が前記挿通空間24の側を湾曲内側とするよう
に湾曲されており、平面視の状態において前記天板21
および底板22の外周縁よりも外方に当該弾性連結片2
3を大きく張り出させていることから、隣合うクッショ
ン体10の一方を保持している複数の保持体20、20
…における弾性連結片23間に、隣り合うクッション体
10の他方を保持している各保持体20の弾性連結片2
3が納まるようにして、かかる複数のクッション体1
0、10…を配させている。特に、この実施の形態にあ
っては、一つのクッション体10を挟んだ両側のクッシ
ョン体10の一方を保持する保持体20の弾性連結片2
3の湾曲頂端23aと、当該両側のクッション体10の
他方を保持する保持体20の弾性連結片23の湾曲頂端
23aとの間の間隔が、かかるクッション体10の太さ
に近い間隔となるようにしてあり、一つのクッション体
10における隣り合う保持体20間の空間において、こ
の両側のクッション体10の一方の保持体20の弾性連
結片23と当該両側のクッション体10の他方の保持体
20の弾性連結片23とにより、当該一つのクッション
体10のズレを防止するようにしてある。
【0052】これにより、この実施の形態にあっては、
前記のように並設される複数のクッション体10、10
…を保持する複数の保持体20、20…における天板2
1および底板22間の隙間をできる限り小さくすること
ができ、構成されるマットレス2などの上面および下面
を前記天板21および底板22によって適切に支持する
ことができる。
【0053】かかる保持体20は、この実施の形態にあ
っては、 (1)円板状をなす天板21と底板22とを備えてい
る。かかる天板21と底板22とはほぼ同寸、同形に構
成されている。
【0054】(2)天板21の下面ほぼ中央と、底板2
2の下面22aほぼ中央とには、突出部25が設けてあ
る。
【0055】(3)前記挿通空間24の側を湾曲内側と
するように湾曲された帯板状をなす一対の弾性連結片2
3、23を有している。かかる一対の弾性連結片23、
23はそれぞれ、一端を前記天板21側に設けられた突
出部25の基部側に一体に連接させ、かつ、他端を前記
底板22側に設けられた突出部25の基部側に一体に連
接させている。また、かかる一対の弾性連結片23、2
3は保持体20の天板21および底板22の板面が広が
る向きと同じ向きに帯板状をなすその広い板面を位置づ
けさせるように形成されている。
【0056】(4)かかる保持体20の内側に、当該保
持体20の挿通空間24に通されたクッション体10の
上側に接する上側補助保持板26と、当該クッション体
10の下側に接する下側補助保持板27とが備えられて
いる。この実施の形態にあっては、両補助保持板26、
27はそれぞれ、前記弾性連結片23とほぼ同じ幅を有
する長板状をなすように構成され、また、その板面を保
持体20の上下方向にほぼ交叉する向きに配するように
形成されている。また、上側補助保持板26はその長さ
方向ほぼ中程の位置において前記天板21側の突出部2
5の突き出し端にその上面を一体に連接させており、ま
た、下側補助保持板27はその長さ方向ほぼ中程の位置
において前記底板22側の突出部25の突き出し端にそ
の下面を一体に連接させている。また、両補助保持板2
6、27はいずれも、その長さ方向に沿った両側縁を、
保持体20を平面視した状態において、前記弾性連結片
23の長さ方向に沿った縁より外方にはみ出させないよ
うにした状態で、当該弾性連結片23の内面との間に間
隔を空けて、当該弾性連結片23の内面に沿うように設
けられている。
【0057】(5)そして、この実施の形態にあって
は、このように形成される前記両補助保持板26、27
がそれぞれ、前記突出部25に連接された位置からその
端部側に向かうに連れて次第に保持体20の内方に近付
く向きに湾曲された構成とされており、かかる両補助保
持板26、27間の間隔が前記弾性連結片23の側、こ
の実施の形態にあっては当該弾性連結片23の湾曲頂端
23aに近付くに連れて次第に狭くなるように構成して
ある。
【0058】この結果、この実施の形態にあっては、か
かる両補助保持板26、27間に通された前記クッショ
ン体10を当該両補助保持板26、27の端部側、つま
り、前記一対の弾性連結片23、23のいずれか一方の
内面側に近付く向きに移動させ難い状態で、当該両補助
保持板26、27間において保持させることができる。
【0059】この実施の形態にあっては、かかる保持体
20を一体成形されたプラスチック成形品としており、
前記両補助保持板26、27もそれぞれ弾性変形特性を
持つように構成されている。これにより、この実施の形
態にあっては、構成されるマットレス2などに荷重が作
用された場合、かかる両補助保持板26、27の間に通
されたクッション体10を、両補助保持板26、27を
それぞれその湾曲を解く向きに弾性変形させながら当該
両補助保持板26、27によって押し潰すようにように
変形させるものとされ、(図8)この両補助保持板2
6、27および前記一対の弾性連結片23、23の弾発
力をも構成されるマットレス2などのクッション性に活
用させるようにしてある。
【0060】かかる保持体20の両補助保持板26、2
7は、その両補助保持板26、27間の間隔を前記弾性
連結片23の内面側に近付くに連れて狭めるように構成
されたものであれば、例えば、図9に示されるように、
その端部をそれぞれ、当該弾性連結片23の内面に連接
させるようにして、保持体20の内側に備えさせるよう
にしてあっても良い。この図9に示されるように保持体
20を構成した場合、構成されるマットレス2などに荷
重が作用された場合、かかる両補助保持板26、27の
長さ方向ほぼ中程の位置を弾性連結片23の内面に密着
させる位置まで当該両補助保持板26、27を変形させ
ることが可能とされ、こうした荷重が作用された場合の
保持体20の上下方向における変形量をより大きくする
ことができる。(図10)
【0061】
【発明の効果】この発明にかかるクッション構成体によ
れば、金属製のスプリングを用いることなく、構成され
るマットレスなどの通気性を適切に確保することができ
る。
【0062】また、請求項4記載のクッション構成体に
よれば、構成されるマットレスなどの硬さ、つまり、ク
ッション性を必要に応じて調整できると共に、当該マッ
トレスなどの通気性を適切に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クッション構成体1の要部斜視構成図
【図2】図1に示されるクッション構成体1におけるク
ッション体10と異なる構成を備えたクッション体10
によって構成されたクッション構成体1の要部斜視構成
【図3】クッション構成体1を二枚の内装材2a、2a
間に配した状態を示す斜視構成図
【図4】同側面構成図
【図5】マットレス2の構成例を示す断面図
【図6】マットレス2の構成例を図5と異なる向きから
示す断面図
【図7】保持体20の斜視構成図
【図8】保持体20に荷重が作用された場合の側面構成
【図9】図7に示される保持体20と構成の一部を異な
らせた保持体20の斜視構成図
【図10】図9に示される保持体20に荷重が作用され
た場合の側面構成図
【図11】マットレス2の構成例を示す平面構成図
【図12】マットレス2の構成例を示す平面構成図
【図13】マットレス2の構成例を示す平面構成図
【図14】マットレス2の構成例を示す平面構成図
【符号の説明】
1 クッション構成体 2 マットレス 10 クッション体 20 保持体 21 天板 22 底板 23 弾性連結片 24 挿通空間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドのマットレスやソファのクッショ
    ン等の内部に納められて当該マットレス等を構成するク
    ッション構成体であって、 複数の長尺のクッション体と、 天板と、底板と、当該天板と底板とを連結し合わせる一
    対の弾性連結片とを備え、この天板と底板と一対の弾性
    連結片との間を前記クッション体を通し抜けさせる挿通
    空間とした複数の当該クッション体の保持体とを有して
    おり、 前記複数のクッション体のそれぞれが、隣り合う保持体
    との間に間隔を開けて配された複数の保持体の前記挿通
    空間に通されて当該複数の保持体によって保持されてい
    ると共に、 このように複数の保持体によって保持された各クッショ
    ン体を並列状態に配して構成されていることを特徴とす
    るクッション構成体。
  2. 【請求項2】 保持体の内側に、当該保持体の挿通空間
    に通されたクッション体の上側に接する上側補助保持板
    と、当該クッション体の下側に接する下側補助保持板と
    が備えられており、 両補助保持板間の間隔が弾性連結片の側に近付くに連れ
    て次第に狭くなるように構成してあることを特徴とする
    請求項1記載のクッション構成体。
  3. 【請求項3】 隣合うクッション体の一方を保持してい
    る複数の保持体における隣り合う保持体間の空間の側方
    に、隣り合うクッション体の他方を保持している各保持
    体がそれぞれ配されるようにしてあることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載のクッション構成体。
  4. 【請求項4】 クッション体が、エアや水等の流体が送
    り込まれるゴム又はゴム状弾性を備えたプラスチックよ
    りなるチューブとしてあることを特徴とする請求項1、
    請求項2又は請求項3記載のクッション構成体。
  5. 【請求項5】 クッション体が、プラスチック又はゴム
    よりなるフォーム材としてあることを特徴とする請求項
    1、請求項2又は請求項3記載のクッション構成体。
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