JP2002141374A - 電子部品のボンディング装置およびボンディングツール - Google Patents

電子部品のボンディング装置およびボンディングツール

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JP2002141374A JP2000331995A JP2000331995A JP2002141374A JP 2002141374 A JP2002141374 A JP 2002141374A JP 2000331995 A JP2000331995 A JP 2000331995A JP 2000331995 A JP2000331995 A JP 2000331995A JP 2002141374 A JP2002141374 A JP 2002141374A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品へのダメージを生じることなく振動
を効率よく利用することができるボンディングツールお
よびこのボンディングツールを用いたボンディング装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 電子部品を荷重と振動によって圧着する
ボンディングツールにおいて、振動子から縦振動が伝達
されるホーン15の定在波振動の腹に相当する位置に突
設され電子部品に当接して押圧する接合作用部30に、
縦振動方向および接合作用部30の突出方向とそれぞれ
直交する方向の貫通孔31を設けることにより、接合作
用部30にホーン15の縦振動との共振によって誘起さ
れる振動の上下方向振動成分を極力小さく抑えることが
でき、電子部品へのダメージを生じることなく振動を効
率よく利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリップチップの
ようなバンプ付き電子部品などの電子部品を基板の電極
などの被接合面にボンディングする電子部品のボンディ
ング装置およびボンディングツールに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子部品を基板の電極などの被接合面に
ボンディングする方法として、超音波圧接を用いる方法
が知られている。この方法は、電子部品を被接合面に対
して押圧しながら電子部品に超音波振動を与え、接合面
を微小に振動させて摩擦を生じさせることにより接合面
を密着させるものである。この方法に用いられるボンデ
ィングツールは、振動発生源である超音波振動子の振動
を電子部品に伝達させる細長形状の棒体であるホーンを
有しており、このホーンの接合作用部によって電子部品
に荷重と振動を作用させながら、電子部品を被接合面に
圧着してボンディングするようになっている。
【0003】接合作用部は、一般にホーンの中で最も振
幅の大きい腹に相当する部分にホーンから突出した形状
で設けられ、この突出部分をホーンを介して伝達される
振動(縦振動)と共振させることにより、電子部品との
当接面における振幅を拡大して、振動をより有効に利用
するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サイズ
の大きな電子部品に対して上記のボンディングツールを
適用する場合には、上記接合作用部の電子部品との当接
面の幅寸法も必然的に大きくなる。このため、接合作用
部をホーンの縦振動と共振させる際に、当接面と平行な
方向(水平方向)のみならず、当接面に対して直交する
方向(上下方向)の振動が発生する。この方向の振動
は、ボンディング過程において電子部品にダメージを与
える原因となるため、極力排除しなければならない。こ
のように従来のボンディングツールは、振動を有効に利
用しようとすると、ボンディング時の部品ダメージを招
くおそれがあるという問題点があった。
【0005】そこで本発明は、電子部品へのダメージを
生じることなく振動を効率よく利用することができるボ
ンディングツールおよびこのボンディングツールを用い
たボンディング装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電子部品
のボンディング装置は、電子部品に荷重と振動を作用さ
せながらこの電子部品を被接合面に圧着する電子部品の
ボンディング装置であって、前記電子部品に当接するボ
ンディングツールと、このボンディングツールを前記電
子部品に押圧する押圧手段とを備え、前記ボンディング
ツールは、横長のホーンと、このホーンに縦振動を付与
する振動子と、前記ホーンの定在波振動の腹に相当する
位置にこのホーンから縦振動の方向と略直交する方向に
突出して設けられ前記電子部品に当接して押圧する接合
作用部と、前記縦振動の方向および接合作用部の突出方
向とそれぞれ直交する方向に接合作用部を貫通して設け
られた貫通孔とを備えた。
【0007】請求項2記載の電子部品のボンディング装
置は、請求項1記載の電子部品のボンディング装置であ
って、前記ホーンの長さ方向の中心線に対して接合作用
部と反対側にこの接合作用部の質量に対応して設けられ
前記ホーンにおける質量バランスを調整する質量バラン
ス部を有する。
【0008】請求項3記載の電子部品のボンディング装
置は、請求項1記載の電子部品のボンディング装置であ
って、前記接合作用部は、締結手段によって前記ホーン
に対して着脱自在に装着される。
【0009】請求項4記載の電子部品のボンディングツ
ールは、電子部品に荷重と振動を作用させながらこの電
子部品を被接合面に圧着するボンディングツールであっ
て、横長のホーンと、このホーンに縦振動を付与する振
動子と、前記ホーンの定在波振動の腹に相当する位置に
このホーンから縦振動の方向と略直交する方向に突出し
て設けられ前記電子部品に当接して押圧する接合作用部
と、前記縦振動の方向および接合作用部の突出方向とそ
れぞれ直交する方向に接合作用部を貫通して設けられた
貫通孔とを備えた。
【0010】請求項5記載の電子部品のボンディングツ
ールは、請求項4記載の電子部品のボンディングツール
であって、前記ホーンの長手方向の中心線に対して接合
作用部と反対側にこの接合作用部の質量に対応して設け
られ前記ホーンにおける質量バランスを調整する質量バ
ランス部を有する。
【0011】請求項6記載の電子部品のボンディングツ
ールは、請求項4記載の電子部品のボンディングツール
であって、前記接合作用部は、締結手段によって前記ホ
ーンに対して着脱自在に装着される。
【0012】本発明によれば、ホーンの定在波振動の腹
に相当する位置にこのホーンから縦振動の方向と略直交
する方向に突出して設けられ電子部品に当接して押圧す
る接合作用部に貫通孔を設けることにより、接合作用部
にホーンの縦振動との共振によって誘起される振動の上
下方向振動成分を極力小さく抑えることができ、電子部
品へのダメージを生じることなく振動を効率よく利用す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明の
実施の形態1の電子部品のボンディング装置の正面図、
図2は本発明の実施の形態1の電子部品のボンディング
ツールの上下反転斜視図、図3は本発明の実施の形態1
の電子部品のボンディングツールの正面図、図4は本発
明の実施の形態1の電子部品のボンディングツールの部
分断面図、図5は本発明の実施の形態1の電子部品のボ
ンディングツールの振動特性の説明図、図6は本発明の
実施の形態1の電子部品のボンディングツールの部分断
面図である。
【0014】まず、図1を参照して電子部品のボンディ
ング装置の全体構造を説明する。1は支持フレームであ
って、その前面には第1昇降板2と第2昇降板3が昇降
自在に設けられている。第1昇降板2にはシリンダ4が
装着されており、そのロッド5は第2昇降板3に結合さ
れている。第2昇降板3にはボンディングヘッド10が
装着されている。支持フレーム1の上面にはZ軸モータ
6が設けられている。Z軸モータ6は垂直な送りねじ7
を回転させる。送りねじ7は第1昇降板2の背面に設け
られたナット8に螺合している。したがってZ軸モータ
6が駆動して送りねじ7が回転すると、ナット8は送り
ねじ7に沿って上下動し、第1昇降板2や第2昇降板3
も上下動する。
【0015】図1において、上面が電子部品の被接合面
である基板46は基板ホルダ47上に載せられており、
基板ホルダ47はテーブル48上に載せられている。テ
ーブル48は可動テーブルであって、基板46をX方向
やY方向へ水平移動させ、基板46を所定の位置に位置
決めする。テーブル48は電子部品40に対して基板4
6を相対的に移動させる位置決め手段となっている。
【0016】42はカメラであって、一軸テーブル43
に装着されている。44はカメラ42から前方へ延出す
る鏡筒である。カメラ42を一軸テーブル43に沿って
前進させ、鎖線で示すように鏡筒44の先端部をボンデ
ィングツール14の下面に吸着して保持された接合物と
してのバンプ付きの電子部品40と基板46の間に位置
させ、その状態で電子部品40と基板46の位置をカメ
ラ42で観察する。
【0017】53は認識部であり、カメラ42で撮像さ
れた電子部品40や基板46の画像を認識してこれらの
位置を検出する。50は主制御部であり、モータ駆動部
51を介してZ軸モータ6すなわちボンディングヘッド
10の昇降動作を制御し、テーブル制御部52を介して
テーブル48すなわち基板46の位置決めを行う。また
主制御部50は、認識部53によって検出された電子部
品40と基板46の位置より、水平面内における両者の
位置ずれを演算し、この位置ずれを補正するようにテー
ブル48を駆動する。さらに主制御部50には、荷重制
御部54と吸引装置56が接続されている。
【0018】押圧手段としてのシリンダ4は荷重制御部
54を介して主制御部50に接続されており、シリンダ
4のロッド5の突出力すなわちボンディングツール14
で電子部品40のバンプを基板46に押し付ける押圧荷
重が制御される。吸引装置56は主制御部50からの指
令によってボンディングツール14による電子部品40
の吸引・吸引解除を行う。振動子17は、超音波振動子
駆動部55を介して主制御部50に接続されており、主
制御部50からの指令に従って超音波振動を行う。
【0019】ボンディングヘッド10の本体11の下端
部にはホルダ12が結合されている。ホルダ12にはブ
ロック13が装着され、ブロック13にはボンディング
ツール14が固定されている。ブロック13の側部の突
部13aは吸引装置56に接続されている。以下、図
2、図3を参照してボンディングツール14について説
明する。
【0020】図2および図3に示すように、ボンディン
グツール14は横長のホーン15を主体としている。ホ
ーン15は細長形状の棒状体であり、平面視してその両
側部からセンターへ向って次第に幅狭となる側面のテー
パ面15aおよび深さが減少する上下面のテーパ面15
bを有している。ホーン15のセンターには接合作用部
30が下方へ突出して形成されている。またホーン15
の長手方向の接合作用部30の反対側には、接合作用部
30とほぼ同一形状の突部33が突設されている。突部
33は、接合作用部30の質量に対応して設けられてお
り、ホーン15における質量バランスを調整する質量バ
ランス部となっている。
【0021】接合作用部30から等距離隔てられた4ヶ
所には、リブ15cがホーン15と一体的に設けられて
いる。ブロック13への取り付けバランスを良くするた
めに、4個のリブ15cはホーン15のセンターの接合
作用部30を中心として平面視して対称に突設されてい
る。ボンディングツール14は、リブ15cに形成され
た貫通孔20にボルトを螺入することにより、ブロック
13の下面に着脱自在に装着されている。
【0022】図2において、ホーン15の側端部には振
動付与手段である振動子17が装着されている。振動子
17を駆動することにより、ホーン15には縦振動(ホ
ーン15の長手方向の振動)が付与され、接合作用部3
0は水平方向(ホーン15の長手方向・矢印a参照)に
振動する。接合作用部30の位置は、ホーン15を固定
するリブ15cの中心に位置していることから、振動子
17によってホーンの15に誘起される定在波振動の腹
に相当する位置となっている。また接合作用部30の突
出方向は、縦振動の方向と直交する方向となっている。
【0023】前述のように、ホーン15の形状は両端部
から中央部に向かって順次幅および高さが絞られた形状
となっていることから、振動子17より接合作用部30
に伝達される経路において超音波振動の振幅は増幅さ
れ、接合作用部30には振動子17が発振する振幅以上
の振動が伝達される。そしてこの振動は接合作用部30
を介して電子部品40に伝達される。この電子部品40
への振動伝達においては、振動子17によってホーン1
5を介して伝達される縦振動のみならず、ホーン15の
縦振動によって突出形状の接合作用部30に誘起される
振動が重畳して伝達される。
【0024】次に図4を参照して、接合作用部30の詳
細形状について説明する。図4に示すようにホーン15
の下面には、所定の突出代D、幅寸法Bの接合作用部3
0が形成されている。接合作用部30には下面に開口し
た吸着孔32が設けられており、吸着孔32はホーン1
5の内部に設けられた吸引孔16aと連通している。
【0025】接合作用部30には、ホーン15の長手方
向および接合作用部30の突出方向とそれぞれ直交する
方向(図4の紙面に垂直な方向)に、接合作用部30を
貫通する貫通孔31が2列設けられている。貫通孔31
の形状は、接合作用部30の突出方向に長い長円形とな
っている。突部33にも同様の貫通孔33aが形成され
ており、接合作用部30と突部33との質量がバランス
した形態となっている。
【0026】次に図5を参照して、上記のような形状の
接合作用部30が設けられたボンディングツールの振動
特性について説明する。前述のように振動子17を駆動
することにより、ホーン15を介して接合作用部30に
は縦振動が伝達される。そしてこの縦振動によって接合
作用部30には、図5(a)に示すように、接合作用部
30の下面を矢印b方向に変位させるような振動が誘起
される。
【0027】ここで、接合作用部30には貫通孔31が
形成されていることから、接合作用部30は、構造的に
は図5(b)に示すようなラーメン構造で近似すること
ができる。このラーメン構造にホーン15から振動が伝
達されると新たな振動が誘起される。この振動による変
位は、図5(b)に示すように黒丸部分をヒンジHとす
るヒンジH廻りの弾性的な回転変位が主体となる。した
がってこの振動により、図5(a)に示すように接合作
用部30の下面には横方向の変位Δ1が生じるが、この
ときの接合作用部30の下面の上下方向への変位はわず
かしか発生しない。
【0028】図5(c)は、同様の形状のホーン15に
設けられた貫通孔を有しない接合作用部30の振動特性
を比較のために示したものである。この例では、接合作
用部30の突出部分は、ホーン15に固定端を有し接合
作用部部30の下面を自由端とする片持ち梁としての振
動特性を示し、ホーン15から伝達される振動によって
誘起された曲げ振動により自由端が振動する。これによ
り、接合作用部30の下面には、ホーン15の長手方向
の変位のみならず長手方向と直交する方向の変位Δ2を
有する振動が誘起される。
【0029】そしてこの方向の変位は、ボンディング時
に超音波接合に寄与しないのみならず、電子部品に対し
て垂直に作用しダメージ発生の要因となっていた。すな
わちホーン15に突設された接合作用部30に、前述の
ような貫通孔31を設けることにより、貫通孔がない形
状の従来の接合作用部では避けられない上下方向の変位
Δ2を極小にすることができ、ボンディング時の電子部
品へのダメージを防止することができる。
【0030】図6は、接合作用部の形状例を示してお
り、例えば図6(a)では、長円形状の貫通孔31に替
えて円孔状の貫通孔31Aが設けられた接合作用部30
Aを示している。さらに図6(b)は、長円形状の貫通
孔31Bが1個所のみに設けられた接合作用部30B
を、また図6(c)は、長円形状の貫通孔31Cを3個
所に設けられた接合作用部30Cを示している。
【0031】いずれの形状例においても、接合作用部の
詳細寸法・形状(図4に示す突出代D、幅寸法B、貫通
孔形状など)は、接合作用部の固有振動数がホーン15
から伝達される縦振動とほぼ一致して共振するよう、超
音波振動の振動数に応じて設定される。そして有限要素
法解析などの手法によって、所定の荷重条件、振動条件
において所期の振動変形挙動が実現されることを確認し
た上で寸法、形状が決定される。
【0032】図1において、ブロック13の側面に設け
られた突部13aには吸着パッド19が装着されてい
る。ホーン15には接合作用部30の下面に開口した吸
着孔32(図4参照)に連通する吸引孔16a,16b
(図2、図3参照)が形成されており、吸着パッド19
はホーン15の上面の吸引孔16bに連通している。し
たがって吸着パッド19に接続された吸引装置56(図
1)を駆動してエアを吸引することにより、接合作用部
30の吸着孔32から真空吸引し、接合作用部30の下
面にバンプ付きの電子部品40を真空吸着して保持する
ことができる。すなわち接合作用部30は、電子部品4
0を基板46に対して押圧すると共に、電子部品40の
上面に当接して電子部品40を吸着して保持する吸着子
としての機能を併せ有している。
【0033】(実施の形態2)図7は本発明の実施の形
態2の電子部品のボンディングツールの部分断面図であ
る。本実施の形態2は、実施の形態1における接合作用
部30と同様の突出形状を有する接合作用部30’をホ
ーン15に対して着脱自在に構成したものである。
【0034】図7において、ホーン15には、貫通孔1
5h、吸引孔16aが設けられている。貫通孔15hの
下部には内テーパ部15eが設けられている。内テーパ
部15eには、接合作用部30’の外テーパ部30’c
が嵌合する。貫通孔15hには、下部に接合作用部3
0’の内ねじ部30’aと螺合する外ねじ部34aが設
けられた外ねじ部材34が挿通する。外ねじ部材34の
内部には、中間部の側面に開口し下端部まで連通する吸
引孔34bが形成されている。また接合作用部30’に
は、実施の形態1と同様の貫通孔31’が形成されてい
る。
【0035】接合作用部30’の締結時には、接合作用
部30’の外テーパ部30’cを内テーパ部15eに嵌
合させた状態で、外ねじ部材34をホーン15の上方か
らシール部材36を介して貫通孔15hに挿通させ、外
ねじ部34aを接合作用部30’の内ねじ部30’aと
螺合させて締め付ける。これにより接合作用部30’の
テーパ部30’cは、外ねじ部材34によってテーパ部
15eに嵌合して押しつけられ固定締結される。したが
って外ねじ部材34の外ねじ部34aおよび接合作用部
30’の内ねじ部30’aは、接合作用部30’をホー
ン15に着脱自在に装着する締結手段となっている。
【0036】接合作用部30’の締結状態では、貫通孔
15hの下部は接合作用部30’によって、また上部は
シール部材36によってそれぞれ密封される。この状態
では、貫通孔15hの内部には上下を密封された内部空
間15iが形成される。そして内部空間15iは、吸引
孔16aによって真空吸引される。すなわちこの締結状
態においても、実施の形態1と同様にホーン15に設け
られた吸引孔16aは、内部空間15iを介して吸着孔
32と連通する。なおシール部材36を省略し、外ねじ
部材34の頭部で直接貫通孔15hの上部を密封するよ
うにしてもよい。
【0037】本実施の形態2の接合作用部30’によっ
ても、実施の形態1と同様の振動特性が実現され、ボン
ディング時にホーン15の振動を効率よく電子部品40
に伝達することができるとともに、電子部品40へのダ
メージを与える要因となる上下方向の振動を防止するこ
とができる。
【0038】なお、上記実施の形態1,2では、ホーン
15の形状として高さ・幅寸法をテーパ状に中心に向か
って漸減させる中細形状のものを用いているが、これ以
外の平行形状のホーンに対しても本発明を適用すること
ができる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、ホーンの定在波振動の
腹に相当する位置にこのホーンから縦振動の方向と略直
交する方向に突出して設けられ電子部品に当接して押圧
する接合作用部に貫通孔を設けることにより、接合作用
部にホーンの縦振動との共振によって誘起される振動の
上下方向振動成分を極力小さく抑えることができ、電子
部品へのダメージを生じることなく振動を効率よく利用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の電子部品のボンディン
グ装置の正面図
【図2】本発明の実施の形態1の電子部品のボンディン
グツールの上下反転斜視図
【図3】本発明の実施の形態1の電子部品のボンディン
グツールの正面図
【図4】本発明の実施の形態1の電子部品のボンディン
グツールの部分断面図
【図5】本発明の実施の形態1の電子部品のボンディン
グツールの振動特性の説明図
【図6】本発明の実施の形態1の電子部品のボンディン
グツールの部分断面図
【図7】本発明の実施の形態2の電子部品のボンディン
グツールの部分断面図
【符号の説明】
14 ボンディングツール 15 ホーン 16a、16b 吸引孔 17 振動子 30、30’ 接合作用部 31 貫通孔 32 吸着孔 40 電子部品 46 基板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品に荷重と振動を作用させながらこ
    の電子部品を被接合面に圧着する電子部品のボンディン
    グ装置であって、前記電子部品に当接するボンディング
    ツールと、このボンディングツールを前記電子部品に押
    圧する押圧手段とを備え、前記ボンディングツールは、
    横長のホーンと、このホーンに縦振動を付与する振動子
    と、前記ホーンの定在波振動の腹に相当する位置にこの
    ホーンから縦振動の方向と略直交する方向に突出して設
    けられ前記電子部品に当接して押圧する接合作用部と、
    前記縦振動の方向および接合作用部の突出方向とそれぞ
    れ直交する方向に接合作用部を貫通して設けられた貫通
    孔とを備えたことを特徴とする電子部品のボンディング
    装置。
  2. 【請求項2】前記ホーンの長さ方向の中心線に対して接
    合作用部と反対側にこの接合作用部の質量に対応して設
    けられ前記ホーンにおける質量バランスを調整する質量
    バランス部を有することを特徴とする請求項1記載の電
    子部品のボンディング装置。
  3. 【請求項3】前記接合作用部は、締結手段によって前記
    ホーンに対して着脱自在に装着されることを特徴とする
    請求項1記載の電子部品のボンディング装置。
  4. 【請求項4】電子部品に荷重と振動を作用させながらこ
    の電子部品を被接合面に圧着するボンディングツールで
    あって、横長のホーンと、このホーンに縦振動を付与す
    る振動子と、前記ホーンの定在波振動の腹に相当する位
    置にこのホーンから縦振動の方向と略直交する方向に突
    出して設けられ前記電子部品に当接して押圧する接合作
    用部と、前記縦振動の方向および接合作用部の突出方向
    とそれぞれ直交する方向に接合作用部を貫通して設けら
    れた貫通孔とを備えたことを特徴とする電子部品のボン
    ディングツール。
  5. 【請求項5】前記ホーンの長手方向の中心線に対して接
    合作用部と反対側にこの接合作用部の質量に対応して設
    けられ前記ホーンにおける質量バランスを調整する質量
    バランス部を有することを特徴とする請求項4記載の電
    子部品のボンディングツール。
  6. 【請求項6】前記接合作用部は、締結手段によって前記
    ホーンに対して着脱自在に装着されることを特徴とする
    請求項4記載の電子部品のボンディングツール。
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