JP3575420B2 - 電子部品のボンディング装置およびボンディングツール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フリップチップのようなバンプ付き電子部品などの電子部品を基板の電極などの被接合面にボンディングする電子部品のボンディング装置およびボンディングツールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品を基板の電極などの被接合面にボンディングする方法として、超音波圧接を用いる方法が知られている。この方法は、電子部品を被接合面に対して押圧しながら電子部品に超音波振動を与え、接合面を微小に振動させて摩擦を生じさせることにより接合面を密着させるものである。この方法に用いられるボンディングツールは、振動発生源である超音波振動子の振動を電子部品に伝達させる細長形状の棒体であるホーンを有しており、このホーンの接合作用部によって電子部品に荷重と振動を作用させながら、電子部品を被接合面に圧着してボンディングするようになっている。
【0003】
接合作用部は、一般にホーンの中で最も振幅の大きい腹に相当する部分にホーンから突出した形状で設けられ、この突出部分をホーンを介して伝達される振動(縦振動)と共振させることにより、電子部品との当接面における振幅を拡大して、振動をより有効に利用するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、サイズの大きな電子部品に対して上記のボンディングツールを適用する場合には、上記接合作用部の電子部品との当接面の幅寸法も必然的に大きくなる。このため、接合作用部をホーンの縦振動と共振させる際に、当接面と平行な方向(水平方向)のみならず、当接面に対して直交する方向(上下方向)の振動が発生する。この方向の振動は、ボンディング過程において電子部品にダメージを与える原因となるため、極力排除しなければならない。このように従来のボンディングツールは、振動を有効に利用しようとすると、ボンディング時の部品ダメージを招くおそれがあるという問題点があった。
【0005】
そこで本発明は、電子部品へのダメージを生じることなく振動を効率よく利用することができるボンディングツールおよびこのボンディングツールを用いたボンディング装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の電子部品のボンディング装置は、電子部品に荷重と振動を作用させながらこの電子部品を被接合面に圧着する電子部品のボンディング装置であって、前記電子部品に当接するボンディングツールと、このボンディングツールを前記電子部品に押圧する押圧手段とを備え、前記ボンディングツールは、横長のホーンと、このホーンに縦振動を付与する振動子と、前記ホーンの定在波振動の腹に相当する位置にこのホーンから縦振動の方向と略直交する方向に突出して設けられ前記電子部品に当接して押圧する接合作用部と、前記縦振動の方向および接合作用部の突出方向とそれぞれ直交する方向に接合作用部を貫通して設けられた貫通孔とを備えた。
【0007】
請求項2記載の電子部品のボンディング装置は、請求項1記載の電子部品のボンディング装置であって、前記ホーンの長さ方向の中心線に対して接合作用部と反対側にこの接合作用部の質量に対応して設けられ前記ホーンにおける質量バランスを調整する質量バランス部を有する。
【0008】
請求項3記載の電子部品のボンディング装置は、請求項1記載の電子部品のボンディング装置であって、前記接合作用部は、締結手段によって前記ホーンに対して着脱自在に装着される。
【0009】
請求項記載の電子部品のボンディングツールは、電子部品に荷重と振動を作用させながらこの電子部品を被接合面に圧着するボンディングツールであって、横長のホーンと、このホーンに縦振動を付与する振動子と、前記ホーンの定在波振動の腹に相当する位置にこのホーンから縦振動の方向と略直交する方向に突出して設けられ前記電子部品に当接して押圧する接合作用部と、前記縦振動の方向および接合作用部の突出方向とそれぞれ直交する方向に接合作用部を貫通して設けられた貫通孔とを備えた。
【0010】
請求項記載の電子部品のボンディングツールは、請求項記載の電子部品のボンディングツールであって、前記ホーンの長手方向の中心線に対して接合作用部と反対側にこの接合作用部の質量に対応して設けられ前記ホーンにおける質量バランスを調整する質量バランス部を有する。
【0011】
請求項記載の電子部品のボンディングツールは、請求項記載の電子部品のボンディングツールであって、前記接合作用部は、締結手段によって前記ホーンに対して着脱自在に装着される。
【0012】
本発明によれば、ホーンの定在波振動の腹に相当する位置にこのホーンから縦振動の方向と略直交する方向に突出して設けられ電子部品に当接して押圧する接合作用部に貫通孔を設けることにより、接合作用部にホーンの縦振動との共振によって誘起される振動の上下方向振動成分を極力小さく抑えることができ、電子部品へのダメージを生じることなく振動を効率よく利用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の電子部品のボンディング装置の正面図、図2は本発明の実施の形態1の電子部品のボンディングツールの上下反転斜視図、図3は本発明の実施の形態1の電子部品のボンディングツールの正面図、図4は本発明の実施の形態1の電子部品のボンディングツールの部分断面図、図5は本発明の実施の形態1の電子部品のボンディングツールの振動特性の説明図、図6は本発明の実施の形態1の電子部品のボンディングツールの部分断面図である。
【0014】
まず、図1を参照して電子部品のボンディング装置の全体構造を説明する。1は支持フレームであって、その前面には第1昇降板2と第2昇降板3が昇降自在に設けられている。第1昇降板2にはシリンダ4が装着されており、そのロッド5は第2昇降板3に結合されている。第2昇降板3にはボンディングヘッド10が装着されている。支持フレーム1の上面にはZ軸モータ6が設けられている。Z軸モータ6は垂直な送りねじ7を回転させる。送りねじ7は第1昇降板2の背面に設けられたナット8に螺合している。したがってZ軸モータ6が駆動して送りねじ7が回転すると、ナット8は送りねじ7に沿って上下動し、第1昇降板2や第2昇降板3も上下動する。
【0015】
図1において、上面が電子部品の被接合面である基板46は基板ホルダ47上に載せられており、基板ホルダ47はテーブル48上に載せられている。テーブル48は可動テーブルであって、基板46をX方向やY方向へ水平移動させ、基板46を所定の位置に位置決めする。テーブル48は電子部品40に対して基板46を相対的に移動させる位置決め手段となっている。
【0016】
42はカメラであって、一軸テーブル43に装着されている。44はカメラ42から前方へ延出する鏡筒である。カメラ42を一軸テーブル43に沿って前進させ、鎖線で示すように鏡筒44の先端部をボンディングツール14の下面に吸着して保持された接合物としてのバンプ付きの電子部品40と基板46の間に位置させ、その状態で電子部品40と基板46の位置をカメラ42で観察する。
【0017】
53は認識部であり、カメラ42で撮像された電子部品40や基板46の画像を認識してこれらの位置を検出する。50は主制御部であり、モータ駆動部51を介してZ軸モータ6すなわちボンディングヘッド10の昇降動作を制御し、テーブル制御部52を介してテーブル48すなわち基板46の位置決めを行う。また主制御部50は、認識部53によって検出された電子部品40と基板46の位置より、水平面内における両者の位置ずれを演算し、この位置ずれを補正するようにテーブル48を駆動する。さらに主制御部50には、荷重制御部54と吸引装置56が接続されている。
【0018】
押圧手段としてのシリンダ4は荷重制御部54を介して主制御部50に接続されており、シリンダ4のロッド5の突出力すなわちボンディングツール14で電子部品40のバンプを基板46に押し付ける押圧荷重が制御される。吸引装置56は主制御部50からの指令によってボンディングツール14による電子部品40の吸引・吸引解除を行う。振動子17は、超音波振動子駆動部55を介して主制御部50に接続されており、主制御部50からの指令に従って超音波振動を行う。
【0019】
ボンディングヘッド10の本体11の下端部にはホルダ12が結合されている。ホルダ12にはブロック13が装着され、ブロック13にはボンディングツール14が固定されている。ブロック13の側部の突部13aは吸引装置56に接続されている。以下、図2、図3を参照してボンディングツール14について説明する。
【0020】
図2および図3に示すように、ボンディングツール14は横長のホーン15を主体としている。ホーン15は細長形状の棒状体であり、平面視してその両側部からセンターへ向って次第に幅狭となる側面のテーパ面15aおよび深さが減少する上下面のテーパ面15bを有している。ホーン15のセンターには接合作用部30が下方へ突出して形成されている。またホーン15の長手方向の接合作用部30の反対側には、接合作用部30とほぼ同一形状の突部33が突設されている。突部33は、接合作用部30の質量に対応して設けられており、ホーン15における質量バランスを調整する質量バランス部となっている。
【0021】
接合作用部30から等距離隔てられた4ヶ所には、リブ15cがホーン15と一体的に設けられている。ブロック13への取り付けバランスを良くするために、4個のリブ15cはホーン15のセンターの接合作用部30を中心として平面視して対称に突設されている。ボンディングツール14は、リブ15cに形成された貫通孔20にボルトを螺入することにより、ブロック13の下面に着脱自在に装着されている。
【0022】
図2において、ホーン15の側端部には振動付与手段である振動子17が装着されている。振動子17を駆動することにより、ホーン15には縦振動(ホーン15の長手方向の振動)が付与され、接合作用部30は水平方向(ホーン15の長手方向・矢印a参照)に振動する。接合作用部30の位置は、ホーン15を固定するリブ15cの中心に位置していることから、振動子17によってホーンの15に誘起される定在波振動の腹に相当する位置となっている。また接合作用部30の突出方向は、縦振動の方向と直交する方向となっている。
【0023】
前述のように、ホーン15の形状は両端部から中央部に向かって順次幅および高さが絞られた形状となっていることから、振動子17より接合作用部30に伝達される経路において超音波振動の振幅は増幅され、接合作用部30には振動子17が発振する振幅以上の振動が伝達される。そしてこの振動は接合作用部30を介して電子部品40に伝達される。この電子部品40への振動伝達においては、振動子17によってホーン15を介して伝達される縦振動のみならず、ホーン15の縦振動によって突出形状の接合作用部30に誘起される振動が重畳して伝達される。
【0024】
次に図4を参照して、接合作用部30の詳細形状について説明する。図4に示すようにホーン15の下面には、所定の突出代D、幅寸法Bの接合作用部30が形成されている。接合作用部30には下面に開口した吸着孔32が設けられており、吸着孔32はホーン15の内部に設けられた吸引孔16aと連通している。
【0025】
接合作用部30には、ホーン15の長手方向および接合作用部30の突出方向とそれぞれ直交する方向(図4の紙面に垂直な方向)に、接合作用部30を貫通する貫通孔31が2列設けられている。貫通孔31の形状は、接合作用部30の突出方向に長い長円形となっている。突部33にも同様の貫通孔33aが形成されており、接合作用部30と突部33との質量がバランスした形態となっている。
【0026】
次に図5を参照して、上記のような形状の接合作用部30が設けられたボンディングツールの振動特性について説明する。前述のように振動子17を駆動することにより、ホーン15を介して接合作用部30には縦振動が伝達される。そしてこの縦振動によって接合作用部30には、図5(a)に示すように、接合作用部30の下面を矢印b方向に変位させるような振動が誘起される。
【0027】
ここで、接合作用部30には貫通孔31が形成されていることから、接合作用部30は、構造的には図5(b)に示すようなラーメン構造で近似することができる。このラーメン構造にホーン15から振動が伝達されると新たな振動が誘起される。この振動による変位は、図5(b)に示すように黒丸部分をヒンジHとするヒンジH廻りの弾性的な回転変位が主体となる。したがってこの振動により、図5(a)に示すように接合作用部30の下面には横方向の変位Δ1が生じるが、このときの接合作用部30の下面の上下方向への変位はわずかしか発生しない。
【0028】
図5(c)は、同様の形状のホーン15に設けられた貫通孔を有しない接合作用部30の振動特性を比較のために示したものである。この例では、接合作用部30の突出部分は、ホーン15に固定端を有し接合作用部部30の下面を自由端とする片持ち梁としての振動特性を示し、ホーン15から伝達される振動によって誘起された曲げ振動により自由端が振動する。これにより、接合作用部30の下面には、ホーン15の長手方向の変位のみならず長手方向と直交する方向の変位Δ2を有する振動が誘起される。
【0029】
そしてこの方向の変位は、ボンディング時に超音波接合に寄与しないのみならず、電子部品に対して垂直に作用しダメージ発生の要因となっていた。すなわちホーン15に突設された接合作用部30に、前述のような貫通孔31を設けることにより、貫通孔がない形状の従来の接合作用部では避けられない上下方向の変位Δ2を極小にすることができ、ボンディング時の電子部品へのダメージを防止することができる。
【0030】
図6は、接合作用部の形状例を示しており、例えば図6(a)では、長円形状の貫通孔31に替えて円孔状の貫通孔31Aが設けられた接合作用部30Aを示している。さらに図6(b)は、長円形状の貫通孔31Bが1個所のみに設けられた接合作用部30Bを、また図6(c)は、長円形状の貫通孔31Cを3個所に設けられた接合作用部30Cを示している。
【0031】
いずれの形状例においても、接合作用部の詳細寸法・形状(図4に示す突出代D、幅寸法B、貫通孔形状など)は、接合作用部の固有振動数がホーン15から伝達される縦振動とほぼ一致して共振するよう、超音波振動の振動数に応じて設定される。そして有限要素法解析などの手法によって、所定の荷重条件、振動条件において所期の振動変形挙動が実現されることを確認した上で寸法、形状が決定される。
【0032】
図1において、ブロック13の側面に設けられた突部13aには吸着パッド19が装着されている。ホーン15には接合作用部30の下面に開口した吸着孔32(図4参照)に連通する吸引孔16a,16b(図2、図3参照)が形成されており、吸着パッド19はホーン15の上面の吸引孔16bに連通している。したがって吸着パッド19に接続された吸引装置56(図1)を駆動してエアを吸引することにより、接合作用部30の吸着孔32から真空吸引し、接合作用部30の下面にバンプ付きの電子部品40を真空吸着して保持することができる。すなわち接合作用部30は、電子部品40を基板46に対して押圧すると共に、電子部品40の上面に当接して電子部品40を吸着して保持する吸着子としての機能を併せ有している。
【0033】
(実施の形態2)
図7は本発明の実施の形態2の電子部品のボンディングツールの部分断面図である。本実施の形態2は、実施の形態1における接合作用部30と同様の突出形状を有する接合作用部30’をホーン15に対して着脱自在に構成したものである。
【0034】
図7において、ホーン15には、貫通孔15h、吸引孔16aが設けられている。貫通孔15hの下部には内テーパ部15eが設けられている。内テーパ部15eには、接合作用部30’の外テーパ部30’cが嵌合する。貫通孔15hには、下部に接合作用部30’の内ねじ部30’aと螺合する外ねじ部34aが設けられた外ねじ部材34が挿通する。外ねじ部材34の内部には、中間部の側面に開口し下端部まで連通する吸引孔34bが形成されている。また接合作用部30’には、実施の形態1と同様の貫通孔31’が形成されている。
【0035】
接合作用部30’の締結時には、接合作用部30’の外テーパ部30’cを内テーパ部15eに嵌合させた状態で、外ねじ部材34をホーン15の上方からシール部材36を介して貫通孔15hに挿通させ、外ねじ部34aを接合作用部30’の内ねじ部30’aと螺合させて締め付ける。これにより接合作用部30’のテーパ部30’cは、外ねじ部材34によってテーパ部15eに嵌合して押しつけられ固定締結される。したがって外ねじ部材34の外ねじ部34aおよび接合作用部30’の内ねじ部30’aは、接合作用部30’をホーン15に着脱自在に装着する締結手段となっている。
【0036】
接合作用部30’の締結状態では、貫通孔15hの下部は接合作用部30’によって、また上部はシール部材36によってそれぞれ密封される。この状態では、貫通孔15hの内部には上下を密封された内部空間15iが形成される。そして内部空間15iは、吸引孔16aによって真空吸引される。すなわちこの締結状態においても、実施の形態1と同様にホーン15に設けられた吸引孔16aは、内部空間15iを介して吸着孔32と連通する。なおシール部材36を省略し、外ねじ部材34の頭部で直接貫通孔15hの上部を密封するようにしてもよい。
【0037】
本実施の形態2の接合作用部30’によっても、実施の形態1と同様の振動特性が実現され、ボンディング時にホーン15の振動を効率よく電子部品40に伝達することができるとともに、電子部品40へのダメージを与える要因となる上下方向の振動を防止することができる。
【0038】
なお、上記実施の形態1,2では、ホーン15の形状として高さ・幅寸法をテーパ状に中心に向かって漸減させる中細形状のものを用いているが、これ以外の平行形状のホーンに対しても本発明を適用することができる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、ホーンの定在波振動の腹に相当する位置にこのホーンから縦振動の方向と略直交する方向に突出して設けられ電子部品に当接して押圧する接合作用部に貫通孔を設けることにより、接合作用部にホーンの縦振動との共振によって誘起される振動の上下方向振動成分を極力小さく抑えることができ、電子部品へのダメージを生じることなく振動を効率よく利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の電子部品のボンディング装置の正面図
【図2】本発明の実施の形態1の電子部品のボンディングツールの上下反転斜視図
【図3】本発明の実施の形態1の電子部品のボンディングツールの正面図
【図4】本発明の実施の形態1の電子部品のボンディングツールの部分断面図
【図5】本発明の実施の形態1の電子部品のボンディングツールの振動特性の説明図
【図6】本発明の実施の形態1の電子部品のボンディングツールの部分断面図
【図7】本発明の実施の形態2の電子部品のボンディングツールの部分断面図
【符号の説明】
14 ボンディングツール
15 ホーン
16a、16b 吸引孔
17 振動子
30、30’ 接合作用部
31 貫通孔
32 吸着孔
40 電子部品
46 基板

Claims (6)

  1. 電子部品に荷重と振動を作用させながらこの電子部品を被接合面に圧着する電子部品のボンディング装置であって、前記電子部品に当接するボンディングツールと、このボンディングツールを前記電子部品に押圧する押圧手段とを備え、前記ボンディングツールは、横長のホーンと、このホーンに縦振動を付与する振動子と、前記ホーンから縦振動の方向と略直交する方向に突出して設けられ前記電子部品に当接して押圧する接合作用部と、前記縦振動の方向および接合作用部の突出方向とそれぞれ直交する方向に接合作用部を貫通して設けられた貫通孔とを備えたことを特徴とする電子部品のボンディング装置。
  2. 前記ホーンの長さ方向の中心線に対して接合作用部と反対側にこの接合作用部の質量に対応して設けられ前記ホーンにおける質量バランスを調整する質量バランス部を有することを特徴とする請求項1記載の電子部品のボンディング装置。
  3. 前記接合作用部は、締結手段によって前記ホーンに対して着脱自在に装着されることを特徴とする請求項1記載の電子部品のボンディング装置。
  4. 電子部品に荷重と振動を作用させながらこの電子部品を被接合面に圧着するボンディングツールであって、横長のホーンと、このホーンに縦振動を付与する振動子と、前記ホーンから縦振動の方向と略直交する方向に突出して設けられ前記電子部品に当接して押圧する接合作用部と、前記縦振動の方向および接合作用部の突出方向とそれぞれ直交する方向に接合作用部を貫通して設けられた貫通孔とを備えたことを特徴とする電子部品のボンディングツール。
  5. 前記ホーンの長手方向の中心線に対して接合作用部と反対側にこの接合作用部の質量に対応して設けられ前記ホーンにおける質量バランスを調整する質量バランス部を有することを特徴とする請求項記載の電子部品のボンディングツール。
  6. 前記接合作用部は、締結手段によって前記ホーンに対して着脱自在に装着されることを特徴とする請求項記載の電子部品のボンディングツール。
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