JP2002139919A - 転写搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

転写搬送装置及び画像形成装置

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JP2002139919A
JP2002139919A JP2000334367A JP2000334367A JP2002139919A JP 2002139919 A JP2002139919 A JP 2002139919A JP 2000334367 A JP2000334367 A JP 2000334367A JP 2000334367 A JP2000334367 A JP 2000334367A JP 2002139919 A JP2002139919 A JP 2002139919A
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voltage
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JP2000334367A
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Atsushi Takehara
淳 竹原
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写材吸着用電極部材に電圧を印加する電圧
印加手段として、印加電圧の極性が互いに異なる2つの
電源を有する場合の、装置の低コスト化を図ることので
きる転写搬送装置及び画像形成装置を提供する。 【解決手段】 所定極性の帯電トナーからなるトナー像
が形成される感光体11Y、11M、11C、11K
と、各感光体11に接触対向する転写部を含む無端経路
にそって表面が移動し、該転写部に転写紙100を担持
して搬送する転写搬送ベルト60と、この転写搬送ベル
ト60の表面に対向する転写材吸着用電極部材としての
静電吸着ローラ65とを備え、この吸着ローラ65に電
圧を印加する電圧印加手段として、印加電圧の極性が互
いに異なる2つの電源を有し、一方が定電流制御方式の
電源65aであり、他方が定電圧制御方式の電源66a
であるものを用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写部に転写材を
搬送する転写搬送部材と、該転写搬送部材表面に対向す
る転写材吸着用電極部材と、該電極部材に電圧を印加す
る電圧印加手段とを備え、該電極部材に電圧を印加して
転写材に電荷を付与することにより、該転写材を転写搬
送部材に静電吸着させる転写搬送装置、及び、このよう
な転写装置を備えた、複写機、ファクシミリ、プリンタ
ー等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、像担持体に対向する転写部を含む
無端経路にそって表面が移動し該転写部に転写材を搬送
する転写搬送部材と、該転写搬送部材表面に対向する転
写材吸着用電極部材と、該電極部材に電圧を印加する電
圧印加手段とを備え、該電極部材に電圧を印加して該電
極部材と該転写搬送部材との対向部を通過する転写材に
電荷を付与することにより、該転写材を転写搬送部材に
静電吸着させる転写搬送装置、及び該転写装置を備えた
画像形成装置が知られている。このような画像形成装置
では、転写材への電荷付与により、該転写搬送部材と転
写材との間に静電吸着力を発生させ、転写材を転写搬送
部材に静電吸着させる。これによれば、転写搬送部材で
転写材を安定して搬送でき、転写部における像担持体と
転写材との相対位置ずれによる転写不良を軽減できる。
【0003】上記転写吸着用電極部材に電圧を印加する
電圧印加手段としては、該電極部材と転写搬送部材との
対向部で転写搬送部材側に流れる電流を一定に制御する
定電流制御方式の電源を用いることが望ましい。定電流
制御方式では、転写材の材質又は厚さが変化して、転写
材の電気抵抗が変動したとしても、印加電圧を変化させ
ることによって転写搬送部材及び転写材に一定の電荷量
を付与することができる。したがって、転写搬送部材と
転写材との間の静電吸着力を一定に維持することがで
き、安定した転写材搬送性を維持することができる。こ
こで、この転写材吸着時に電極部材に印加する電圧極性
としては正負どちらでもよいが、例えば付与電荷量を少
なくする観点からは、転写部において転写搬送部材に印
加される転写バイアスと同極性、すなわち、トナーの所
定帯電極性とは逆極性の電圧を印加する方が有利であ
る。
【0004】ところで、このような画像形成装置では、
像担持体の表面には転写材に転写するトナー像が形成さ
れていない非画像領域であっても、現像装置の現像用部
材と感光体表面との電位差や機械的な接触で現像用部材
から像担持体に転移したり、その他の原因で付着したト
ナーが存在する。そして、上記転写搬送部材が転写材を
介さず直接に像担持体に対向するタイミングがある。こ
のため、このタイミングにおける像担持体表面の電位や
転写電界などの静電気的な状態、あるいは、直接接触し
ているか離間しているかという機械的な状態によって
は、像担持体表面に付着しているトナーが転写搬送部材
表面に転移する場合がある。そして、転写搬送部材表面
に転移したトナーは、転材搬送部材に接触対向する上記
転写材吸着用電極部材に転移するおそれがある。この転
移は、転写材搬送部材と電極部材との配置設定(例えば
転写材が介在しない状態で両部材が互いに接触する配置
設定)や互いの電位状態の設定により、転写材が介在し
ない時期に電極部材が転写材搬送部材表面と直接対向す
ることにより生じる。このような電極部材表面へのトナ
ーの転移量はごくわずがであるが、長期間使用している
うちに電極部材のトナー汚染がひどくなっていき、その
後に転写搬送部材と電極部材との対向部を通過する転写
材の表面に転移して転写材の表面のトナー汚れを生じて
しまう。
【0005】なお、転写搬送部材から転写材吸着用電極
部材へのトナーの転移を抑制するために、転写搬送部材
の表面をクリーニングするクリーニング手段を設けるこ
とが考えられる。しかしながら、クリーニング手段を設
けた場合にも、転写搬送部材の良好なクリーニングを行
うことができなくなるおそれがある。例えば、トナー濃
度を検出するために、上記像担持体上にトナー濃度検出
用の所定パターンのトナー像を形成して、該トナー像を
転写搬送部材表面に直接転写する場合や、転写材のジャ
ムの発生によって転写部に転写材が搬送されなかった場
合等には、転写搬送部材表面に大量のトナーが付着す
る。このように大量のトナーが付着した場合には、良好
なクリーニングを行うことができなくなるおそれがあ
り、電極部材へのトナー転移を抑制できなくなってしま
う。
【0006】このように、転写材吸着用電極部材がトナ
ーで汚染されることは、ある程度避けられないことなの
で、該電極部材をクリーニングする必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、転写材吸着用
電極部材に付着したトナーをクリーニングするべく、該
電極部材に、トナーの帯電極性と同極性の電圧を印加す
ることが考えられる。これによれば、電極部材に付着し
た帯電トナーを静電気力で転写搬送部材側に転移させる
ことができ、電極部材表面をクリーニングすることがで
きる。
【0008】ところが、上述したように、転写材吸着時
における付与電荷量を少なくすることをねらって、転写
材吸着時に転写材吸着用電極部材にトナーの帯電極性と
は逆極性の印加するようにした場合、電極部材のクリー
ニング時にトナーの帯電極性と同極性の電圧を印加する
ために、上記定電流制御方式の電源を、電極部材に印加
する電圧の極性を切り換え可能に、すなわち出力電流の
極性を切り換え可能に構成する必要がある。このような
構成としては、出力電流の極性が異なる2つの定電流制
御方式の電源を設け、転写材吸着時と電極部材のクリー
ニング時とで電源を切り換えるように構成することが考
えられる。しかしながら、定電流制御方式の電源は、構
成が複雑で高価であるため、装置の高コスト化を招来し
てしまうという問題点があった。
【0009】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、転写材吸着用電極部
材に電圧を印加する電圧印加手段として、印加電圧の極
性が互いに異なる2つの電源を有する場合の、装置の低
コスト化を図ることのできる転写搬送装置及び画像形成
装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、像担持体に対向する転写部を含
む無端経路にそって表面が移動し該転写部に転写材を搬
送する転写搬送部材と、該転写搬送部材表面に対向する
転写材吸着用電極部材と、該電極部材に電圧を印加する
電圧印加手段とを備え、該電極部材に電圧を印加して該
電極部材と該転写搬送部材との対向部を通過する転写材
に電荷を付与することにより、該転写材を該転写搬送部
材に静電吸着させる転写搬送装置において、上記電圧印
加手段として印加電圧の極性が互いに異なる2つの電源
を有し、一方が定電流制御方式の電源であり、他方が定
電圧制御方式の電源であるものを用いることを特徴とす
るものである。
【0011】この転写搬送装置においては、印加電圧の
極性が互いに異なる2つの電源のうち、一方の電源を簡
易な構成で安価な定電圧制御方式の電源とすることで、
印加電圧の極性が互いに異なる2つの定電流制御方式の
電源を備える場合に比して、装置の低コスト化を図るこ
とができる。
【0012】請求項2の発明は、所定極性の帯電トナー
からなるトナー像が形成される像担持体と、該像担持体
に対向する転写部に転写材を搬送して該像担持体に形成
されたトナー像を該転写材上に転写する転写搬送装置と
を備えた画像形成装置において、上記転写搬送装置とし
て、請求項1の転写搬送装置を用いたことを特徴とする
ものである。
【0013】この画像形成装置においては、請求項1の
転写搬送装置を用いて、像担持体に形成されたトナー像
を転写材に転写する。
【0014】請求項3の発明は、請求項2の画像形成装
置において、上記転写搬送部材と上記転写材吸着用電極
部材との対向部に転写材が存在する転写材吸着時に、上
記定電流制御方式の電源から該電極部材に転写材吸着用
の電圧を印加するように、上記電圧印加手段を制御する
制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0015】この画像形成装置においては、転写材吸着
時に、定電流制御方式の電源から転写材吸着用電極部材
に対して定電流制御された電圧を印加することで、転写
材の材質又は厚さが変化しても、転写搬送部材及び転写
材に付与される電荷量をほぼ一定にすることができる。
これにより、転写搬送部材と転写材との間の静電吸着力
を一定に維持することができ、安定した転写材搬送性を
維持することができる。
【0016】請求項4の発明は、請求項3の画像形成装
置において、上記転写材吸着時に、上記転写材吸着用電
極部材に対して上記所定極性と逆極性の電圧を印加する
ことを特徴とするものである。
【0017】この画像形成装置においては、転写材吸着
用電極部材を介して、転写搬送部材及び転写材にトナー
の正規帯電極性と逆極性の電圧を印加することで、該電
極部材に付着した正規帯電極性のトナーを転写材に転移
し難くすることができる。
【0018】請求項5の発明は、請求項2、3又は4の
画像形成装置において、上記転写材吸着用電極部材のク
リーニング時に、上記定電圧制御方式の電源から該電極
部材に付着した上記所定極性の帯電トナーが上記転写搬
送部材側へ転移するようなクリーニング用の電圧を印加
するように、上記電圧印加手段を制御する制御手段を設
けたことを特徴とするものである。
【0019】この画像形成装置においては、転写材吸着
用電極部材のクリーニング時に、定電圧制御方式の電源
から該電極部材に対して定電圧制御された電圧を印加す
ることで、該電極部材に付着した所定極性の帯電トナー
を転写搬送部材表面に転移させ、該電極部材をクリーニ
ングする。このクリーニング時には、該電極部材と転写
搬送部材との間に転写材が介在しないので、転写材とい
う変動要因がない。よって、比較的簡易な構成で安価な
定電圧制御方式の電源を用いて装置の低コスト化を図り
つつ、電極部材の良好なクリーニング性能を得ることが
できる。なお、クリーニング時に、電極部材と転写搬送
部材との対向部にあえてクリーニング用の転写材を通過
させ、電極部材に付着したトナーを該クリーニング用の
転写材に転移させることで、電極部材をクリーニングす
るように構成した場合にも、クリーニング用の転写材に
対しては厳密な転写材搬送性は要求されない。よって、
このような場合にも、装置の低コスト化を図りつつ、電
極部材の良好なクリーニング性能を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕以下、本発明を、
画像形成装置である電子写真方式のカラーレーザプリン
タ(以下「レーザプリンタ」という)に適用した実施形
態について説明する。図2は、本実施形態に係るレーザ
プリンタの概略構成図である。このレーザプリンタは、
イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、黒
(K)の各色の画像を形成するための4組のトナー像形
成部1Y、1M、1C、1K(以下、各符号の添字Y、
M、C、Kは、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、
黒用の部材であることを示す)が、転写材としての転写
紙の移動方向(図中の矢印A方向)における上流側から
順に配置されている。このトナー像形成部1Y、1M、
1C、1Kはそれぞれ、像担持体としての感光体ドラム
11Y、11M、11C、11Kを有する感光体ユニッ
トと、現像ユニットとを備えている。また、各トナー像
形成部1Y、1M、1C、1Kの配置は、各感光体ユニ
ット内の感光体ドラムの回転軸が平行になるように且つ
転写紙移動方向に所定のピッチで配列するように、設定
されている。
【0021】また、本レーザプリンタは、上記トナー像
形成部1Y、1M、1C、1Kのほか、光書込ユニット
2、給紙カセット3,4、上記各感光体ドラム11に対
向する転写部を含む無端経路にそって表面が移動し該転
写部に転写材を搬送する転写搬送部材としての転写搬送
ベルト60を有する転写搬送装置としての転写ユニット
6、該転写搬送ベルト60に転写材としての転写紙を供
給するレジストローラ対5、ベルト定着方式の定着ユニ
ット7、排紙トレイ8等を備えている。また、本レーザ
プリンタは、図示していない手差しトレイ、トナー補給
容器、廃トナーボトル、両面・反転ユニット、電源ユニ
ットなども備えている。上記光書込ユニット2は、光
源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備
え、画像データに基づいて各感光体ドラム11Y、11
M、11C、11Kの表面にレーザ光を走査しながら照
射する。
【0022】また、図2中の一点鎖線は、転写紙の搬送
経路を示している。給紙カセット3,4から給送された
転写紙は、図示しない搬送ガイドガイドされながら搬送
ローラで搬送され、レジストローラ対5が設けられてい
る一時停止位置に送られる。転写紙は、レジストローラ
対5により所定のタイミングで転写搬送ベルト60に供
給され、各感光体ドラム11に対向する転写部を通過す
るように搬送される。各トナー像形成部1Y、1M、1
C、1Kのトナー像が転写されカラー画像が形成された
転写紙は、定着ユニット7でトナー像が定着された後、
排紙トレイ8上に排出される。
【0023】図3は、上記トナー像形成部1Y、1M、
1C、1Kのうち、イエローのトナー像形成部1Yの概
略構成を示す拡大図である。他のトナー像形成部1M、
1C、1Kについてもそれぞれ同じ構成となっているの
で、それらの説明は省略する。図3において、トナー像
形成部1Yは、前述のように感光体ユニット10Y及び
現像ユニット20Yを備えている。感光体ユニット10
Yは、感光体ドラム11Yのほか、該感光体ドラム表面
をクリーニングする揺動可能なカウンタブレード13
Y、該感光体ドラム表面を一様帯電する非接触型の帯電
ローラ15Y等を備えている。また、感光体ドラム表面
に潤滑剤を塗布するとともに、感光体ドラム表面を除電
する機能を有する潤滑剤塗布兼除電ブラシローラ12Y
も備えている。この潤滑剤塗布兼除電ブラシローラ12
Yは、ブラシ部が導電性繊維で構成され、その芯金部に
は除電バイアスを印加するための図示しない除電用電源
が接続されている。
【0024】上記構成の感光体ユニットにおいて、電圧
が印加された帯電ローラ15Yにより一様帯電された感
光体ドラム11Yの表面に、上記光書込ユニット2で変
調及び偏向されたレーザ光が走査されながら照射される
と、該感光体ドラム11Yの表面に静電潜像が形成され
る。感光体ドラム11Y上の静電潜像は、後述の現像ユ
ニット20Yで現像されてイエローのトナー像となる。
転写搬送ベルト60上の転写紙100が通過する転写部
Ptでは、感光体ドラム11Y上のトナー像が転写紙1
00に転写される。トナー像が転写された後の感光体ド
ラム11Yの表面は、潤滑剤塗布兼除電ブラシローラ1
2Yで所定量の潤滑剤が塗布されるとともに除電された
後、カウンタブレード13Yでクリーニングされ、次の
静電潜像の形成に備えられる。
【0025】上記現像ユニット20Yは、磁性キャリア
及び負帯電のトナーを含む二成分現像剤を使用してい
る。そして、現像ケース21Yの感光体ドラム側の開口
から一部露出するように配設された現像剤担持体として
の現像ローラ22Yや、搬送スクリュウ23Y,24
Y、現像ドクタ25Y、トナー濃度センサ(Tセンサ)
26Y、粉体ポンプ27Y等を備えている。現像ケース
21Y内に収容された現像剤は搬送スクリュウ23Y,
24Yで撹拌搬送されることにより摩擦帯電される。そ
して、該現像剤の一部が現像ローラ22Yの表面に担持
され、現像ドクタ25Yで層厚が規制された後、感光体
ドラム11Yと対向する現像位置に搬送される。現像位
置では、現像ローラ上の現像剤中のトナーにより感光体
ドラム11Y上の静電潜像が現像される。現像ケース2
1Y内の現像剤のトナー濃度は上記トナー濃度センサ2
6Yで検知され、必要に応じて粉体ポンプ27Yにより
トナーが補給される。
【0026】図1は、上記転写ユニット6の概略構成図
である。この転写ユニット6で使用した転写搬送ベルト
60の材質は例えばPVDF(ポリふっ化ビニリデン)
である。この転写搬送ベルト60は、各トナー像形成部
の感光対ドラム11Y、11M、11C、11Kに対向
する各転写部を含む無端経路にそって表面が移動し各転
写部に転写紙100を担持して搬送するものであり、4
つの接地された支持ローラ61〜64に掛け回されてい
る。転写紙移動方向下流側の出口ローラ62は転写搬送
ベルト60を摩擦駆動する駆動ローラであり、図示しな
い駆動源に接続されている。
【0027】また、転写搬送ベルト60の支持ローラ6
1c,61d間展張部には、転写搬送ベルト60のクリ
ーニング手段として、転写搬送ベルト60の表面に対向
配置された導電性のクリーニングローラ71と、クリー
ニングローラ71と転写搬送ベルト66との間に上記所
定極性の帯電トナーをクリーニングローラ71側に吸引
するクリーニング電界を形成するクリーニング電界形成
手段とが設けられている。本実施形態では、クリーニン
グ電界形成手段として、クリーニングローラ71と、該
クリーニングローラ71に電圧を印加するクリーニング
バイアス電源75と、接地された対向ローラ73とを用
いる。そして、クリーニングローラ71に、該電源75
からクリーニング電圧として15μAに定電流制御され
た正電圧が印加され、転写搬送ベルト60の表面とクリ
ーニングローラ71との間に、負帯電トナーをクリーニ
ングローラ71側に吸引するクリーニング電界が形成さ
れる。このクリーニング電界により、転写紙搬送ベルト
60の表面に付着している負帯電トナーを静電気力でク
リーニングローラ71に転移させ、転写紙搬送ベルト6
0表面をクリーニングする。なお、クリーニングローラ
71に転移したトナーは、クリーニングブレードによっ
て掻き取られ、該ローラ71表面から除去される。
【0028】また、各転写部において転写電界を形成す
る転写電界形成手段として、感光体ドラムに接触対向し
て転写ニップを形成している転写搬送ベルト60の裏面
に接触するように、転写バイアス印加部材67Y、67
M、67C、67Kが設けられている。この転写バイア
ス印加部材67Y、67M、67C、67Kはマイラ製
の固定ブラシであり、各転写バイアス電源9Y、9M、
9C、9Kから転写バイアスとしてトナーの帯電極性と
は逆極性の正電圧が印加される。この転写バイアス印加
部材で印加された転写バイアスにより、転写搬送ベルト
60に転写電荷が付与され、各転写部において該転写搬
送ベルト60と感光体ドラム表面との間に所定強度の転
写電界が形成される。
【0029】また、転写ユニット6には、転写搬送ベル
ト60を各感光体ドラム11Y、11M、11C、11
Kに押圧するバックアップローラ68Y、68M、68
C、68Kが設けられれており、各転写位置の転写紙移
動方向上流側で転写紙搬送ベルト60を感光体ドラム1
1Yの周面に一部巻き付けている。これにより、転写ニ
ップにおける転写紙100と各感光体ドラムとの接触圧
が高め、転写位置における転写効率を高めている。
【0030】また、転写ユニット6の支持ローラ61と
の対向部には、転写材吸着用電極部材として、転写搬送
ベルト60に接触対向するように、吸着ローラ65が設
けられている。この静電吸着ローラ65は、芯金上に導
電性発泡弾性体層が形成されたものである。この弾性体
層材料としては例えば固有抵抗率10Ωcmのクロロ
プレインゴムを用いる。そして、この静電吸着ローラ6
5には、電圧印加手段として、転写紙吸着用の電源65
a及び逆極性用の電源65bから選択的に電圧が印加さ
れるようになっている。転写紙吸着用の電源65aは、
定電流制御方式の電源であり、トナーの正規極性とは逆
のプラス極性の電荷を転写紙に付与する。本実施形態で
は、支持ローラ61に流れる電流がプラス15μAにな
るように制御される。この転写紙吸着用の電源65aか
ら電源が供給されている状態の静電吸着65と上記入り
口ローラ61との間を通過した転写紙は転写搬送ベルト
60上に静電吸着される。また、逆極性用の電源65b
は、定電圧制御方式の電源であり、転写搬送ベルト60
上の正規極性であるマイナスに帯電しているトナーの電
荷を増加させたり、プラス帯電している逆極性トナーを
プラス極性に反転させたり、静電吸着ローラ65の表面
に付着しているマイナス帯電トナーを転写搬送ベルト6
0の表面に転移させ、吸着ローラ65をクリーニングし
たりするためのものである。本実施形態では、吸着ロー
ラ65に対してマイナス2KVの定電圧を印加する。静
電吸着ローラ65へ印加する電圧の切り替えは図示を省
略した本体制御板により行われる。
【0031】まず、静電吸着ローラ65のクリーニング
時において、静電吸着ローラ65に付着しているマイナ
ス帯電トナーを転写搬送ベルト60の表面に転移させる
ために、吸着ローラ65にクリーニング用の電圧を印加
するタイミング制御について説明する。本実施形態で
は、レーザプリンタの電源投入直後の初期動作時に、転
写搬送ベルト60のクリーニングとともに、吸着ローラ
65をクリーニングを実行する。
【0032】図4は、上記初期動作時おける、上記制御
部に制御されたレーザプリンタのタイミング制御の一例
を示すタイミングチャートである。レーザプリンタの電
源がONされると、感光体ドラム11の駆動モータがO
Nされ感光体ドラム11が回転駆動するのと同時に、転
写搬送ベルト60、クリーニングローラ71、及び吸着
ローラ65の回転駆動も開始される。また、これと同期
して、クリーニングローラ71にクリーニング用の正電
圧が印加される。これにより、電源がONされてからし
ばらくの間は、転写搬送ベルト60に付着した正規極性
(マイナス)帯電トナーのクリーニングが行われる。こ
のとき、転写搬送ベルト上の正規極性(マイナス)帯電
トナーをクリーニングローラ71に転移されやすくする
ために、吸着ローラ65には、転写紙吸着用の電圧とは
逆極性の負電圧が印加される。また、感光体ドラム11
表面に付着している逆極性(プラス)に帯電しているト
ナーが転写搬送ベルト60表面に転移しにくくなるよう
に、転写バイアス印加部材67には、画像形成動作にお
ける転写時の転写バイアスと同じプラス電圧が印加され
る。このプラス電圧は後述する転写時と同様にプラス1
5μAで定電流制御してもよいが、本実施形態では、転
写紙が介在しない状態での転写バイアス印加による感光
体上の電位履歴を少なくするため、弱めの転写電界にす
べくマイナス10μAで定電流制御される。なお、転写
バイアス印加部材68への電圧印加は、感光体ドラム1
1の駆動モータがONされてからT1だけ遅れて開始さ
れる。この遅れ時間T1は、感光体ドラム11Kの駆動
モータの立ち上がりに要する時間である。
【0033】そして、転写搬送ベルト60のクリーニン
グが所定時間行われた後、吸着ローラ65をクリーニン
グするために、吸着ローラ65に対して、電源65aに
よりプラス電圧と、電源65bによりマイナス電圧とが
所定の時間tずつ交互に印加される。図4の例では、時
間tが吸着ローラ65の2回転分の時間に相当し、20
μAに定電流制御されたプラス電圧と2kVのマイナス
電圧とを該2回転分の時間tずつ交互に4回印加するよ
うに、転写紙吸着用の電源65a及び逆極性用の電源6
5bの何れをから電圧を印加するかを本体制御板で切り
替え制御している。これにより、吸着ローラ65に付着
したマイナス帯電トナーと、プラス帯電トナーとを交互
に吸着ローラ65から転写搬送ベルト60上に転移させ
ることができ、吸着ローラ65をクリーニングすること
ができる。
【0034】このようにして吸着ローラ65のクリーニ
ングが行われている間、及び該クリーニング終了後の所
定時間においては、クリーニングローラ71にクリーニ
ング用の正電圧を印加し続けるように制御されている。
これにより、吸着ローラ65から転写搬送ベルト60へ
転移させたマイナス帯電トナーがクリーニングされる。
そして、上記本体制御板は、感光体ドラム11、クリー
ニングローラ71、吸着ローラ65、及び転写搬送ベル
ト60を停止させると同時に、クリーニングバイアス電
源75、吸着ローラ65に接続された電源65a、65
b及び転写バイアス電源9をOFFし、初期動作を終了
させる。なお、図4の例では、以上の初期動作を、転写
搬送ベルト60の3回転分に相当する時間で行ってい
る。
【0035】次に、通常の画像形成時において、転写紙
100を転写搬送ベルト60に静電吸着させるのに必要
な電荷を付与するために、静電吸着ローラ65に転写紙
吸着用の電圧を印加するタイミング制御について説明す
る。
【0036】図5は、画像形成動作時におけるレーザプ
リンタのタイミング制御の一例を示すタイミングチャー
トである。このタイミングチャートは、同一の黒画像を
2枚(A4横サイズ)連続でプリントするときを想定し
たものである。外部からのプリント開始信号が入力され
ると、まず、感光体ドラム11Kの駆動モータがONさ
れ感光体ドラム11Kが回転駆動するのと同時に、転写
搬送ベルト60、クリーニングローラ71、及び吸着ロ
ーラ65の回転駆動も開始される。また、これと同期し
て、クリーニングローラ71にクリーニング用のプラス
電圧が印加されるとともに、吸着ローラ65に、上述し
たように転写搬送ベルト上のマイナス帯電トナーをクリ
ーニングローラ71に転移されやすくするためのマイナ
ス2kVの電圧が電源65bから印加される。次に、帯
電ローラ15Kへの電圧印加が、T1だけ遅れて開始さ
れる。この遅れ時間T1は、感光体ドラム11Kの駆動
モータの立ち上がりに要する時間である。また、帯電ロ
ーラ15Kへ電圧が印加された後、転写バイアス印加部
材67Kへの転写バイアス印加が、T2だけ遅れて開始
される。この転写バイアスは、上記初期動作時と同様、
転写紙が介在しない状態での転写バイアス印加による感
光体上の電位履歴を少なくするため、弱めの転写電界に
すべくマイナス10μAで定電流制御される。また、こ
の遅れ時間T2は、感光体ドラム11Kの帯電領域が転
写位置まで移動するのに要する時間である。
【0037】所定時間経過後、レジストローラ対5(図
2参照)を作動させる図示しないレジストクラッチが所
定のタイミングでONされるのと同時に、吸着ローラ6
5に印加する電圧を転写紙吸着用の電源65aに切り換
え、15μAに定電流制御されたプラス電圧を印加す
る。本実施形態では、このレジストクラッチがONされ
てから、転写紙100先端は転写搬送ベルト60と吸着
ローラ65との対向部に到達するまでの時間T3は、少
なくとも吸着ローラ65が一回転以上回転するような構
成となっている。したがって、上記本体制御板は、転写
紙100の先端が上記対向部に到達する少なくとも吸着
ローラ65の一回転分の時間よりも前に、転写材吸着用
の正電圧を印加する動作をパワーパック65aに行わせ
るように制御する。このような制御により、吸着ローラ
65のクリーニング後になおも付着しているマイナス帯
電トナーを極力転写搬送ベルト60へ転移させ、その後
の転写紙吸着用のプラス電圧印加に伴う転写紙100へ
のトナーの転移を軽減することができる。そして、15
μAに定電流制御されたプラス電圧が吸着ローラ65に
印加されつづける間に、上記対向部に到達して通過する
転写紙100に電荷を付与し、転写紙100を転写搬送
ベルト60に静電吸着させる。引き続き、転写搬送ベル
ト60上の転写紙の先端が転写位置に到達する直前のタ
イミングT4で転写バイアスの定電流制御値を、強めの
15μAに切り替える。
【0038】1枚目の画像形成を終えた後、2枚目の画
像形成も連続して行われる。上記本体制御板は、1枚目
の転写紙100の後端が上記対向部を通過した直後に、
吸着ローラ65に印加する電圧を転写紙吸着用の電源6
5aからのプラス電圧から逆極性用の電源65からのマ
イナス電圧に切り換え、その後、2枚目の転写紙100
の先端が上記対向部に到達するタイミングで、再び転写
紙吸着用の電源65aからのプラス電圧に切り換える。
つまり、紙間の期間T5では吸着ローラ65に逆極性用
の電源65bからのマイナス電圧を印加する。また、転
写バイアスについても紙間の期間T6は上記弱めの転写
電界にすべく弱めの10μAで定電流制御される。そし
て、2枚目の転写紙との対向期間中、1枚目の同様に吸
着ローラ65に転写紙吸着用の電源65aからの電圧を
印加し続け、転写バイアスは強めの15μAで定電流制
御し続ける。そして、2枚目の画像形成の終了後しばら
くは、クリーニングローラ71にクリーニング用のプラ
ス電圧を印加し続けるとともに、吸着ローラ65に2枚
目の転写紙後端通過に合わせて切り換えたマイナス電圧
を印加し続ける。次いで、感光体ドラム11K、クリー
ニングローラ71、吸着ローラ65、及び転写搬送ベル
ト60を停止させ、帯電ローラ15K、クリーニングロ
ーラ71、及び吸着ローラ65への電圧印加も停止させ
る。
【0039】以上、本実施形態によれば、静電吸着ロー
ラ65の電圧印加手段を構成する印加電圧の極性が互い
に異なる2つの電源のうち、一方の電源を簡易な構成で
安価な定電圧制御方式の電源とすることにより、印加電
圧の極性が互いに異なる2つの定電流制御方式の電源を
備える場合に比して、転写ユニット6の低コスト化、引
いてはレーザプリンタの低コスト化を図ることができ
る。
【0040】なお、本実施形態においては、レーザプリ
ンタの電源投入直後の初期動作時に、吸着ローラ65の
クリーニングを実行した例を説明したが、これに限定さ
れるものではなく、例えば転写材のジャムリカバリー動
作時など適宜実行するように制御してもよい。また、吸
着ローラ65のクリーニングを行う際に、上記対向部に
あえて転写紙100を通過させ、吸着ローラ65に付着
したトナーを該転写紙100に転移させるようにしても
よい。但し、吸着ローラ65のクリーニング用に無駄に
転写紙100を用いることになるという点において、本
実施形態の上記対向部に転写紙100が存在しない時期
に行う方が好ましい。
【0041】〔実施形態2〕上記実施形態1では、転写
搬送部材として転写搬送ベルト上に担持している転写紙
に感光体ドラム上のトナー像を転写する画像形成装置に
本発明を適用したものであるが、本発明は、いわゆる中
間転写体上のトナー像を転写搬送部材上の転写紙に転写
する画像形成装置にも適用できる。
【0042】図6は、実施形態1のレーザプリンタにお
ける転写ユニット6及びベルト状の中間転写ベルト20
1を用いた中間転写ユニット200の概略構成を示す拡
大図である。このレーザプリンタにおいて、中間転写ベ
ルト201は、複数の支持ローラ202〜205で掛け
回され図中矢印方向に回転駆動されている。各トナー像
形成部の感光体ドラム11Y、11M、11C、11K
上の形成されたトナー像は、中間転写ベルト201を挟
んで各感光体ドラムに対向するように設けられた1次転
写ローラ206Y、206M、206C、206K及び
1次転写バイアス用電源209Y、209M、209
C、209Kで形成された1次転写電界により、中間転
写ベルト201上に順次転写される。そして、この中間
転写ベルト201上のカラー画像は、4色目の黒のトナ
ー像形成部の近傍に設けられた2次転写部において、転
写搬送ベルト60上に担持されている転写紙100に一
括して2次転写される。この転写搬送ベルト60は実施
形態1のプリンタにおける転写搬送ベルト60と同様
に、バイアスクリーニング方式のクリーニング装置70
を採用し、また、吸着ローラ65を用いている。対応す
る部材には同一の符号を付して説明を省略する。
【0043】本実施形態においても、静電吸着ローラ6
5の電圧印加手段を構成する印加電圧の極性が互いに異
なる2つの電源のうち、一方の電源を簡易な構成で安価
な定電圧制御方式の電源とすれば、印加電圧の極性が互
いに異なる2つの定電流制御方式の電源を備える場合に
比して、転写ユニット6の低コスト化、引いてはレーザ
プリンタの低コスト化を図ることができる。
【0044】なお、上記各実施形態においては、イエロ
ー、マゼンダ、シアン、黒の4色の画像を形成するため
の4組のトナー像形成部を備えたレーザプリンタの場合
について説明したが、本発明は、トナー像形成部の数に
制限されることなく適用でき、同様な効果が得られるも
のである。
【0045】
【発明の効果】請求項1乃至5の発明によれば、転写材
吸着用電極部材に電圧を印加する電圧印加手段として、
印加電圧の極性が互いに異なる2つの電源を有する場合
の、装置の低コスト化を図ることができるという優れた
効果がある。
【0046】特に、請求項3の発明によれば、転写搬送
部材と転写材との間の静電吸着力を一定に維持すること
ができ、安定した転写材搬送性を維持することができる
という優れた効果がある。
【0047】特に、請求項4の発明によれば、転写材吸
着用電極部材に付着した正規帯電極性のトナーを転写材
に転移し難くすることができ、転写材の表面のトナー汚
れを抑制することができるという優れた効果がある。
【0048】特に、請求項5の発明によれば、装置の低
コスト化を図りつつ、電極部材の良好なクリーニング性
能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係るレーザプリンタの転写ユニッ
ト概略構成を示す拡大図。
【図2】同レーザプリンタの概略構成図。
【図3】同レーザプリンタのトナー像形成部の概略構成
図。
【図4】初期動作時におけるレーザプリンタのタイミン
グ制御の一例を示すタイミングチャート。
【図5】画像形成動作時におけるレーザプリンタのタイ
ミング制御の一例を示すタイミングチャート
【図6】実施形態2に係るレーザプリンタの転写ユニッ
ト及び中間転写ユニットの概略構成を示す拡大図。
【符号の説明】
1 トナー像形成部 5 レジストローラ対 6 転写ユニット(転写搬送装置) 9 転写バイアス電源 10 感光体ユニット 11 感光体ドラム 12 潤滑剤塗布兼除電ブラシローラ 15 帯電ローラ 20 現像ユニット 60 転写搬送ベルト 61〜64 支持ローラ 65 静電吸着ローラ(転写材吸着用電極部材) 65a 定電流制御方式の電源 65b 定電圧制御方式の電源 66 クリーニングローラ 67 転写バイアス印加部材 69 対向ローラ 100 転写紙 200 中間転写ユニット 201 中間転写ベルト 202〜205 支持ローラ 210 クリーニング装置 211 クリーニングローラ 213 対向ローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体に対向する転写部を含む無端経路
    にそって表面が移動し該転写部に転写材を搬送する転写
    搬送部材と、該転写搬送部材表面に対向する転写材吸着
    用電極部材と、該電極部材に電圧を印加する電圧印加手
    段とを備え、該電極部材に電圧を印加して該電極部材と
    該転写搬送部材との対向部を通過する転写材に電荷を付
    与することにより、該転写材を該転写搬送部材に静電吸
    着させる転写搬送装置において、 上記電圧印加手段として印加電圧の極性が互いに異なる
    2つの電源を有し、一方が定電流制御方式の電源であ
    り、他方が定電圧制御方式の電源であるものを用いるこ
    とを特徴とする転写搬送装置。
  2. 【請求項2】所定極性の帯電トナーからなるトナー像が
    形成される像担持体と、該像担持体に対向する転写部に
    転写材を搬送して該像担持体に形成されたトナー像を該
    転写材上に転写する転写搬送装置とを備えた画像形成装
    置において、 上記転写搬送装置として、請求項1の転写搬送装置を用
    いたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2の画像形成装置において、 上記転写搬送部材と上記転写材吸着用電極部材との対向
    部に転写材が存在する転写材吸着時に、上記定電流制御
    方式の電源から該電極部材に転写材吸着用の電圧を印加
    するように、上記電圧印加手段を制御する制御手段を設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3の画像形成装置において、 上記転写材吸着時に、上記転写材吸着用電極部材に対し
    て上記所定極性と逆極性の電圧を印加することを特徴と
    する画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項2、3又は4の画像形成装置におい
    て、 上記転写材吸着用電極部材のクリーニング時に、上記定
    電圧制御方式の電源から該電極部材に付着した上記所定
    極性の帯電トナーが上記転写搬送部材側へ転移するよう
    なクリーニング用の電圧を印加するように、上記電圧印
    加手段を制御する制御手段を設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008310218A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Ricoh Co Ltd 転写装置及び画像形成装置

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JP2008310218A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Ricoh Co Ltd 転写装置及び画像形成装置

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