JP2002139629A - 光損失フィルタ - Google Patents

光損失フィルタ

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JP2002139629A
JP2002139629A JP2000332960A JP2000332960A JP2002139629A JP 2002139629 A JP2002139629 A JP 2002139629A JP 2000332960 A JP2000332960 A JP 2000332960A JP 2000332960 A JP2000332960 A JP 2000332960A JP 2002139629 A JP2002139629 A JP 2002139629A
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loss filter
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mode light
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JP2000332960A
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Michiko Harumoto
道子 春本
Shinji Ishikawa
真二 石川
Masaichi Mobara
政一 茂原
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/02057Optical fibres with cladding with or without a coating comprising gratings
    • G02B6/02076Refractive index modulation gratings, e.g. Bragg gratings
    • G02B6/0208Refractive index modulation gratings, e.g. Bragg gratings characterised by their structure, wavelength response
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化が可能であって所望の損失特性を容易
に実現することができる光損失フィルタを提供する。 【解決手段】 光損失フィルタ1は、コア領域31およ
びクラッド領域32を有する石英系の光ファイバにおい
て、第1の長周期グレーティング10および第2の長周
期グレーティング20が形成されており、第1の長周期
グレーティング10と第2の長周期グレーティング20
との間に、クラッド領域32の部分の周囲を覆う被覆層
34が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路上に長周
期グレーティングが形成された光損失フィルタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】周期が数百μmの屈折率変調(長周期グ
レーティング)が光導波領域に形成された光導波路(例
えば光ファイバ)は、その光導波路のコア領域に閉じ込
められて伝搬するコアモード光のうち特定波長のものを
クラッドモード光に変換し、そのクラッドモード光をク
ラッド領域の外部へ放射させる。すなわち、長周期グレ
ーティングが形成された光導波路は、波長選択性を有す
る光損失フィルタとして作用する。この光損失フィルタ
は、上述した損失発生メカニズムから判るように無反射
であるという特徴を有していることから、特定波長のコ
アモード光を無反射で減衰させたい用途に好適に用いら
れ、例えば、波長多重光通信における光増幅器の利得を
等化するための利得等化器などとして好適である。
【0003】光導波路のコア領域に通常の均一周期の長
周期グレーティングが形成された光損失フィルタの透過
特性は、図14に示すように、波長幅100nmにおい
てガウス関数の形状を有しており、1つの損失ピークし
か有しない。しかし、上記利得等化器などとして用いら
れる光損失フィルタは、図15に示すような複雑な透過
特性を有することが要求される。このような要求を満た
すには、図16に示すように、長周期グレーティングの
両端に余長部を設けたものを複数(図では3つ)作成し
て、各長周期グレーティングをパッケージ内に収納する
一方で、各長周期グレーティングを余長部において融着
接続した後に補強材で補強する。この図に示した光損失
フィルタの損失特性は、複数の長周期グレーティングそ
れぞれの損失特性が重畳されたものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図16に示し
たような余長部で融着接続する構成の光損失フィルタ
は、大型のものとなってしまい、全体をパッケージに収
納することが困難である。
【0005】また、全体をパッケージに収納することが
可能な程度に小型化するためには、1つの光導波路上に
複数の長周期グレーティングを縦列に形成して光損失フ
ィルタを構成することが考えられる。この場合には、融
着接続の為の余長部を設ける必要がないことから、光損
失フィルタの全体を小型化することができる。しかし、
このような構成の光損失フィルタの損失特性は、1つの
光導波路上の複数の長周期グレーティングそれぞれの損
失特性が重畳されたものとはならず、所望のものとはな
らない。
【0006】本発明は、上記のような本願発明者の知見
に基づいて、上記問題点を解消する為になされたもので
あり、小型化が可能であって所望の損失特性を容易に実
現することができる光損失フィルタを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光損失フィ
ルタは、コア領域およびクラッド領域を有する1つの光
導波路上に複数の長周期グレーティングが縦列に形成さ
れ、複数の長周期グレーティングのうちの隣合う2つの
長周期グレーティングの間に、クラッドモード光を外部
へ放射させるクラッドモード光放射手段が設けられてい
ることを特徴とする。この光損失フィルタによれば、或
る1つの長周期グレーティングにおいてコアモード光か
ら変換されたクラッドモード光は、クラッドモード光放
射手段により外部へ放射されるので、他の長周期グレー
ティングにおいてコアモード光に戻る割合が少ない。し
たがって、この光損失フィルタの損失特性は、複数の長
周期グレーティングそれぞれの損失特性を重畳したもの
となる。
【0008】また、本発明に係る光損失フィルタでは、
クラッドモード光放射手段は、隣合う2つの長周期グレ
ーティングの間におけるクラッド領域の部分の周囲を覆
う被覆層であることを特徴とする。この場合、或る1つ
の長周期グレーティングにおいてコアモード光から変換
されたクラッドモード光は、クラッドモード光放射手段
である被覆層を経て外部へ放射される。被覆層が樹脂で
あるのが好適であり、また、被覆層の屈折率が使用波長
域で1.25以上1.65以下であるのが好適であり、
1.35以上1.55以下であれば更に好適である。こ
の場合には、光導波路が石英系材料からなるときに、被
覆層の屈折率とクラッド領域の屈折率が比較的に近い値
であることから、外部へクラッドモード光が効率よく放
射される。また、被覆層の透過率が使用波長域で−10
dB/mm以上であれば、被覆層における放射光吸収に
因る発熱で透過特性が悪影響を受けることが少ない。
【0009】また、本発明に係る光損失フィルタでは、
クラッドモード光放射手段は、隣合う2つの長周期グレ
ーティングの間におけるクラッド領域の外形変化部分で
あることを特徴とする。この場合、或る1つの長周期グ
レーティングにおいてコアモード光から変換されたクラ
ッドモード光は、クラッドモード光放射手段であるクラ
ッド領域の外形変化部分で外部へ放射される。この外形
変化部分がは、化学エッチングにより形成されたもので
あってもよいし、加熱熔融により形成されたものであっ
てもよい。
【0010】また、本発明に係る光損失フィルタは、複
数の長周期グレーティングの全体が60mm以下の範囲
に形成されていることを特徴とする。この場合には、全
体を1つのパッケージに収納する上で好適である。
【0011】また、本発明に係る光損失フィルタは、ク
ラッドモード光放射手段と隣合う2つの長周期グレーテ
ィングそれぞれとの間の距離が1mm以上であることを
特徴とする。被覆層と長周期グレーティングそれぞれと
の間の距離が各々の屈折率変調の周期の程度であると所
望の損失特性を得ることができない場合があるが、この
距離が1mm以上であることにより所望の損失特性を得
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明にお
いて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。
【0013】図1は、第1の長周期グレーティング10
の構成および透過特性を示す図である。図2は、第2の
長周期グレーティング20の構成および透過特性を示す
図である。
【0014】図1(a)に示すように、第1の長周期グ
レーティング10は、コア領域11およびクラッド領域
12を有する石英系の光ファイバにおいて、そのコア領
域11に長周期グレーティング(周期356μm、形成
領域長15mm)が形成されたものであり、この形成領
域の外側でクラッド領域12の外周が被覆層13で覆わ
れている。図1(b)に示すように、この第1の長周期
グレーティング10の透過特性は、波長1542nm付
近に損失ピークを有している。この損失ピークは、コア
モード光と6次のクラッドモード光との結合に因るもの
である。
【0015】同様に、図2(a)に示すように、第2の
長周期グレーティング20は、コア領域21およびクラ
ッド領域22を有する石英系の光ファイバにおいて、そ
のコア領域21に長周期グレーティング(周期361μ
m、形成領域長13mm)が形成されたものであり、こ
の形成領域の外側でクラッド領域22の外周が被覆層2
3で覆われている。図2(b)に示すように、この第2
の長周期グレーティング20の透過特性は、波長155
8nm付近に損失ピークを有している。この損失ピーク
も、コアモード光と6次のクラッドモード光との結合に
因るものである。
【0016】図3は、第1の長周期グレーティング10
と第2の長周期グレーティング20とを余長部において
融着接続したときの全体の透過特性を示す図である。こ
の図から判るように、融着接続した場合には、全体の損
失特性は、2つの長周期グレーティング10,20それ
ぞれの損失特性が重畳されたものとなっており、波長1
542nm付近および波長1558nm付近それぞれに
損失ピークを有している。
【0017】図4は、第1の長周期グレーティング10
と第2の長周期グレーティング20とが1つの光ファイ
バに形成された光損失フィルタの構成図であり、図5
は、この光損失フィルタの全体の透過特性を示す図であ
る。この損失フィルタでは、第1の長周期グレーティン
グ10および第2の長周期グレーティング20は、Ge
2が添加されたコア領域31およびクラッド領域32
を有する1つの石英系の光ファイバにおいて、そのコア
領域31に空間的な強度変調が施された紫外光(例えば
KrFエキシマレーザ光源から出力された波長248n
mのレーザ光)が照射されて形成されている。第1の長
周期グレーティング10と第2の長周期グレーティング
20との間の間隔は20mmである。また、第1の長周
期グレーティング10および第2の長周期グレーティン
グ20の外側のクラッド領域32が被覆層33で覆われ
ている。図5から判るように、第1の長周期グレーティ
ング10と第2の長周期グレーティング20とが1つの
光ファイバに形成された場合には、全体の損失特性は、
2つの長周期グレーティング10,20それぞれの損失
特性が重畳されたものとはならず、1548nm付近に
損失ピークを有している。
【0018】図6は、第1実施形態に係る光損失フィル
タ1の構成図であり、図7は、この光損失フィルタ1の
全体の透過特性を示す図である。この光損失フィルタ1
は、図4に示した光損失フィルタにおいて、第1の長周
期グレーティング10と第2の長周期グレーティング2
0との間の20mm間隔のうちの10mm部分に、クラ
ッド領域32の部分の周囲を覆う被覆層34が設けられ
たものである。この被覆層34は、屈折率が1.4の紫
外線硬化樹脂である。図7から判るように、被覆層34
が設けられた光損失フィルタ1の全体の損失特性は、融
着接続した場合の特性(図3)と同様に、2つの長周期
グレーティング10,20それぞれの損失特性が重畳さ
れたものとなっており、波長1542nm付近および波
長1558nm付近それぞれに損失ピークを有してい
る。
【0019】以上のように、被覆層34が設けられてい
ない場合(図4,図5)には、全体の損失特性は2つの
長周期グレーティング10,20それぞれの損失特性が
重畳されたものとはならないのに対して、被覆層34が
設けられている場合(図6,図7)には、全体の損失特
性は2つの長周期グレーティング10,20それぞれの
損失特性が重畳されたものとなる。この理由は以下のよ
うに考えられる。図8は、光損失フィルタにおけるコア
モード光とクラッドモード光との結合について説明する
図である。
【0020】図8(a)に示すように、被覆層34が設
けられていない場合には、伝搬してきたコアモード光A
のうち特定波長のものは、第1の長周期グレーティング
10において6次のクラッドモード光Bに変換される。
しかし、この6次のクラッドモード光Bのうち一部は、
第2の長周期グレーティング20においてコアモード光
Cに戻る。このことから、全体の損失特性は2つの長周
期グレーティング10,20それぞれの損失特性が重畳
されたものとはならないと考えられる。
【0021】一方、図8(b)に示すように、第1の長
周期グレーティング10と第2の長周期グレーティング
20との間に被覆層34が設けられている場合には、伝
搬してきたコアモード光Aのうち特定波長のものは、第
1の長周期グレーティング10において6次のクラッド
モード光Bに変換される。そして、このクラッドモード
光Bは、被覆層34で覆われている部分に到達すると外
部へ放射光Dとして放射されるので、第2の長周期グレ
ーティング20においてコアモード光Cに戻る割合が極
く僅かとなる。このことから、全体の損失特性は2つの
長周期グレーティング10,20それぞれの損失特性が
重畳されたものになると考えられる。
【0022】以上のように、図6に示した第1実施形態
に係る光損失フィルタ1は、1つの光ファイバ上に縦列
に形成された第1の長周期グレーティング10と第2の
長周期グレーティング20との間に、クラッドモード光
を外部へ放射させるクラッドモード光放射手段として被
覆層34が設けられたものである。このような構成とす
ることにより、第1の長周期グレーティング10および
第2の長周期グレーティング20それぞれの損失特性か
ら光損失フィルタ1の損失特性を容易に予測することが
できるので、所望の損失特性を容易に実現することがで
きる。
【0023】また、使用波長域で被覆層34の屈折率が
クラッド領域32の屈折率の値1.45に近いほど、ク
ラッドモード光を外部へ放射させる上で好ましい。被覆
層34の屈折率が使用波長域で1.25以上1.65以
下であれば、被覆層34の幅が3mmで、クラッドモー
ド光が1%以下に低減される。また、被覆層34の屈折
率が使用波長域で1.35以上1.55以下であれば、
被覆層34の幅が3mmで、クラッドモード光が0.1
%以下に低減される。また、被覆層34が放射光を吸収
して発熱すると透過特性に悪影響を与えるので、被覆層
34の透過率が使用波長域で−10dB/mm以上であ
るのが好適である。
【0024】なお、長周期グレーティングの透過特性は
曲げにより大きく変化することから、以上に説明した透
過特性は光損失フィルタに張力50gを加えて測定した
ものである。また、このように一定張力を加えるためだ
けでなく、取り扱いを容易にするために、光損失フィル
タが1つのパッケージに収納されるのが好適である。本
実施形態に係る光損失フィルタ1は、余長部で融着接続
するのではなく、1つの光ファイバに複数の長周期グレ
ーティングが縦列に形成されたものであるので、小型化
が可能であり、全体を1つのパッケージに収納すること
が可能である。なお、全体を1つのパッケージに収納す
る上では、第1の長周期グレーティング10と第2の長
周期グレーティング20とが60mm以下の範囲に形成
されているのが好適である。ただし、被覆層34と長周
期グレーティング10,20それぞれとの間の距離が各
々の屈折率変調の周期の程度であると、所望の損失特性
を得ることができない場合があるので、この距離は1m
m以上であるのが好適である。
【0025】次に、第1の長周期グレーティングとして
位相シフト部を有しない通常の均一構造のものとし、第
2の長周期グレーティングとして位相シフト部を有する
ものとして、上述したクラッドモード光を外部へ放射さ
せるクラッドモード光放射手段としての被覆層の効果を
確認した。第1の長周期グレーティングは、周期が34
7μmであって、形成領域長が32mmである。第2の
長周期グレーティングは、図9に示すように、周期が3
50μmであって、均一な形成領域長15.5mmと均
一な形成領域長3.5mmとの間に長さ0.17mmの
位相シフト部を有する。
【0026】図10は、第1の長周期グレーティング
(第1のLPG)の損失特性、位相シフト部を有する第
2の長周期グレーティング(第2のLPG)の損失特
性、および、両者が融着接続されたものの全体の損失特
性それぞれを示す図である。図11は、1つの光ファイ
バに第1および第2の長周期グレーティングが縦列に形
成されていて、両者の間に被覆層が設けられている場合
の全体の損失特性、および、両者の間に被覆層が設けら
れていない場合の全体の損失特性それぞれを示す図であ
る。これらの図から判るように、1つの光ファイバに第
1および第2の長周期グレーティングが縦列に形成され
ていて両者の間に被覆層が設けられている場合の全体の
損失特性は、両者が融着接続されたものの全体の損失特
性と同様のものであって、2つの長周期グレーティング
それぞれの損失特性が重畳されたものとなっている。
【0027】次に、第2実施形態について説明する。図
12は、第2実施形態に係る光損失フィルタ2の構成図
である。本実施形態に係る光損失フィルタ2は、コア領
域41およびクラッド領域42を有する1つの光ファイ
バ上に長周期グレーティング10,20が縦列に形成さ
れている。第1の長周期グレーティング10と第2の長
周期グレーティング20との間の間隔は40mmであ
る。第1の長周期グレーティング10および第2の長周
期グレーティング20の外側のクラッド領域42が被覆
層43で覆われている。第1の長周期グレーティング1
0と第2の長周期グレーティング20との間の40mm
間隔のうちの20mm部分に、クラッドモード光を外部
へ放射させるクラッドモード光放射手段として、クラッ
ド領域42の外形変化部分45が形成されている。この
外形変化部分45は、フッ酸水溶液に5分間だけ浸して
化学エッチングにより形成されたものである。通常部分
のクラッド領域42の外径が125μmであるのに対し
て、外形変化部分45の外径は例えば60μmである。
【0028】本実施形態では、伝搬してきたコアモード
光のうち特定波長のものは、第1の長周期グレーティン
グ10においてクラッドモード光に変換され、このクラ
ッドモード光は、外形変化部分45に到達すると外部へ
放射光として放射されるので、第2の長周期グレーティ
ングにおいてコアモード光に戻る割合が極く僅かとな
る。したがって、この光損失フィルタ2の全体の損失特
性は、2つの長周期グレーティング10,20それぞれ
の損失特性が重畳されたものになる。
【0029】次に、第3実施形態について説明する。図
13は、第2実施形態に係る光損失フィルタ3の構成図
である。本実施形態に係る光損失フィルタ3は、コア領
域51およびクラッド領域52を有する1つの光ファイ
バ上に長周期グレーティング10,20が縦列に形成さ
れている。第1の長周期グレーティング10と第2の長
周期グレーティング20との間の間隔は20mmであ
る。第1の長周期グレーティング10および第2の長周
期グレーティング20の外側のクラッド領域52が被覆
層53で覆われている。第1の長周期グレーティング1
0と第2の長周期グレーティング20との間の20mm
間隔のうちの10mm部分に、クラッドモード光を外部
へ放射させるクラッドモード光放射手段として、クラッ
ド領域52の外形変化部分55が形成されている。この
外形変化部分55は、ガスバーナからの火炎で光ファイ
バを加熱し、熔融延伸したものである。通常部分のクラ
ッド領域52の外径が125μmであるのに対して、外
形変化部分55の外径は例えば60μmである。本実施
形態でも、第2実施形態の場合と同様に動作する。な
お、延伸に替えて押し込むことで、通常部分のクラッド
領域52の外径より外形変化部分の外径を大きくしても
よい。
【0030】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施
形態では1つの光導波路(光ファイバ)に2つの長周期
グレーティングが縦列に形成されたものであったが、1
つの光導波路上にN(N≧3)個の長周期グレーティン
グが縦列に形成されもよい。この場合には、隣合う第n
の長周期グレーティングと第(n+1)の長周期グレーテ
ィングとの間にクラッドモード光放射手段が設けられる
(1≦n<N)。
【0031】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明に
係る光損失フィルタは、コア領域およびクラッド領域を
有する1つの光導波路上に複数の長周期グレーティング
が縦列に形成され、複数の長周期グレーティングのうち
の隣合う2つの長周期グレーティングの間に、クラッド
モード光を外部へ放射させるクラッドモード光放射手段
が設けられている。この光損失フィルタによれば、或る
1つの長周期グレーティングにおいてコアモード光から
変換されたクラッドモード光は、クラッドモード光放射
手段により外部へ放射されるので、他の長周期グレーテ
ィングにおいてコアモード光に戻る割合が少ない。した
がって、この光損失フィルタの全体の損失特性は、複数
の長周期グレーティングそれぞれの損失特性を重畳した
ものとなるので、複数の長周期グレーティングそれぞれ
の損失特性から容易に予測することができ、所望の損失
特性を容易に実現することができる。また、1つの光導
波路上に複数の長周期グレーティングが縦列に形成され
ていることから、この光損失フィルタは小型化が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の長周期グレーティング10の構成および
透過特性を示す図である。
【図2】第2の長周期グレーティング20の構成および
透過特性を示す図である。
【図3】第1の長周期グレーティング10と第2の長周
期グレーティング20とを余長部において融着接続した
ときの全体の透過特性を示す図である。
【図4】第1の長周期グレーティング10と第2の長周
期グレーティング20とが1つの光ファイバに形成され
た光損失フィルタの構成図である。
【図5】第1の長周期グレーティング10と第2の長周
期グレーティング20とが1つの光ファイバに形成され
た光損失フィルタの透過特性を示す図である。
【図6】第1実施形態に係る光損失フィルタ1の構成図
である。
【図7】第1実施形態に係る光損失フィルタ1の透過特
性を示す図である。
【図8】光損失フィルタにおけるコアモード光とクラッ
ドモード光との結合について説明する図である。
【図9】位相シフト部を有する長周期グレーティングの
構成図である。
【図10】第1の長周期グレーティングの損失特性、位
相シフト部を有する第2の長周期グレーティングの損失
特性、および、両者が融着接続されたものの全体の損失
特性それぞれを示す図である。
【図11】1つの光ファイバに第1および第2の長周期
グレーティングが縦列に形成されていて、両者の間に被
覆層が設けられている場合の全体の損失特性、および、
両者の間に被覆層が設けられていない場合の全体の損失
特性それぞれを示す図である。
【図12】第2実施形態に係る光損失フィルタ2の構成
図である。
【図13】第3実施形態に係る光損失フィルタ3の構成
図である。
【図14】光導波路のコア領域に通常の均一周期の長周
期グレーティングが形成された光損失フィルタの透過特
性を示す図である。
【図15】利得等化器として用いられる光損失フィルタ
に要求される透過特性を示す図である。
【図16】複数の長周期グレーティングを余長部におい
て融着接続した光損失フィルタの構成図である。
【符号の説明】
1〜3…光損失フィルタ、10,20…長周期グレーテ
ィング、31…コア領域、32…クラッド領域、33,
34…被覆層、41…コア領域、42…クラッド領域、
43…被覆層、45…外形変化部分、51…コア領域、
52…クラッド領域、53…被覆層、55…外形変化部
分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茂原 政一 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 2H038 BA23 BA25 2H048 AA01 AA09 AA12 AA18 AA23 2H049 AA34 AA37 AA50 AA62 AA66 2H050 AC34 AC72 AC83 AC84 AD03 BB02W BD01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア領域およびクラッド領域を有する1
    つの光導波路上に複数の長周期グレーティングが縦列に
    形成され、前記複数の長周期グレーティングのうちの隣
    合う2つの長周期グレーティングの間に、クラッドモー
    ド光を外部へ放射させるクラッドモード光放射手段が設
    けられていることを特徴とする光損失フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記クラッドモード光放射手段は、前記
    隣合う2つの長周期グレーティングの間における前記ク
    ラッド領域の部分の周囲を覆う被覆層であることを特徴
    とする請求項1記載の光損失フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記被覆層が樹脂であることを特徴とす
    る請求項2記載の光損失フィルタ。
  4. 【請求項4】 前記被覆層の屈折率が使用波長域で1.
    25以上1.65以下であることを特徴とする請求項2
    記載の光損失フィルタ。
  5. 【請求項5】 前記被覆層の屈折率が使用波長域で1.
    35以上1.55以下であることを特徴とする請求項2
    記載の光損失フィルタ。
  6. 【請求項6】 前記被覆層の透過率が使用波長域で−1
    0dB/mm以上であることを特徴とする請求項2記載
    の光損失フィルタ。
  7. 【請求項7】 前記クラッドモード光放射手段は、前記
    隣合う2つの長周期グレーティングの間における前記ク
    ラッド領域の外形変化部分であることを特徴とする請求
    項1記載の光損失フィルタ。
  8. 【請求項8】 前記外形変化部分が化学エッチングによ
    り形成されたものであることを特徴とする請求項7記載
    の光損失フィルタ。
  9. 【請求項9】 前記外形変化部分が加熱熔融により形成
    されたものであることを特徴とする請求項7記載の光損
    失フィルタ。
  10. 【請求項10】 前記複数の長周期グレーティングの全
    体が60mm以下の範囲に形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の光損失フィルタ。
  11. 【請求項11】 前記クラッドモード光放射手段と前記
    隣合う2つの長周期グレーティングそれぞれとの間の距
    離が1mm以上であることを特徴とする請求項1記載の
    光損失フィルタ。
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