JP2002139581A - 自動修正時計 - Google Patents

自動修正時計

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Publication number
JP2002139581A
JP2002139581A JP2000333808A JP2000333808A JP2002139581A JP 2002139581 A JP2002139581 A JP 2002139581A JP 2000333808 A JP2000333808 A JP 2000333808A JP 2000333808 A JP2000333808 A JP 2000333808A JP 2002139581 A JP2002139581 A JP 2002139581A
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Japan
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melody
circuit
time
signal
reception
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Application number
JP2000333808A
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English (en)
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Shunichi Makuta
俊一 幕田
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Rhythm Watch Co Ltd
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Rhythm Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】時刻修正処理が良好に行われているか否かを容
易にかつ確実に認識でき、また、コストアップを防止で
き、外装デザイン上の制約を解消できる自動修正時計を
提供する。 【解決手段】時刻コードを受けて表示時刻を修正する自
動修正時計において、制御信号を受けてあらかじめ設定
されている設定曲のメロディを発生するメロディ回路3
0と、正時になるとメロディ回路30に対して制御信号
CTL3 を出力して毎正時に対応する報時曲のメロディ
を発生させ、かつ、時刻コードの受信状態の良否を判別
し、制御信号CTL3 をメロディ回路30に出力して、
受信良好時と受信不良時とで、異なるメロディを発生さ
せ、また、受信状態の良否に応じて、報時時刻に発生す
べきメロディの、曲、音色、またはリズムを変更する制
御回路14とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば電波信号
を受けて時刻修正を行う電波修正時計等の自動修正時計
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電波修正時計は、たとえば日本標準時を
高精度で伝える長波(40kHz)の標準電波を受信
し、受信信号に基づいて、いわゆる帰零などを行う機能
を有している。そして、帰零の際、指針の位置を正確に
正時に合わせるなどのため、指針位置検出装置が設けら
れている。
【0003】この種の電波修正時計は、標準電波を受信
する受信系回路と、受信信号に基づいて指針駆動系を駆
動して時刻修正を行う制御回路とを内蔵しており、時刻
修正モードとしては、たとえば初期状態で時刻データの
無い初期修正モードと通常修正モードを有している。
【0004】初期修正モードにおいては、たとえば電波
修正時計を購入し、屋内の所定の箇所に載置するに際
し、まず時計の所定の位置に電池が挿入されセットされ
る。次に、初期の針合わせとして、針位置検出並びに帰
零動作が行われる。帰零動作が完了すると、受信回路に
よる標準電波の受信が開始され、この受信電波が制御回
路に入力される。
【0005】制御回路では、入力した受信電波に基づい
て時刻へのデコード動作が行われる。デコードの結果、
時刻化が可能である場合には、指針位置がデコードした
時刻コードに応じた位置に修正され、初期修正モードが
終了し、通常修正モードへ移行する。
【0006】一方、時刻化が不可能である場合には指針
位置の修正が行われず、その旨が、たとえば時計本体に
設けられた報知手段としてのLED等を点灯させて、ユ
ーザーに報知される。
【0007】通常修正モードでは、初期修正モードで指
針位置の修正を行った後、指針位置が受信した電波信号
の時刻コードに応じた位置に修正される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した電
波修正時計においては、標準電波信号を受信して時刻修
正を行う場合、その修正動作が行われていることを示す
ため、受信状態をLEDを点灯、あるいは点滅させた
り、秒針の運針ステップを変化させる、あるいは液晶表
示装置等に図形で修正中である旨を表示されたりしてい
る。
【0009】このような受信状態の表示の仕方では、遠
くからでは見えにくく、視野角によっては全く見えない
場合があり、電波修正時計側で良好に修正処理が行われ
ているか否かを確実に確認することができない。
【0010】また、LEDを常時点灯等させていること
から、電流増加により電池寿命が低下し、また、表示装
置の付加によるコストアップ、および外装デザイン上の
制約を受ける等の不利益がある。
【0011】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、時刻修正処理が良好に行われて
いるか否かを容易にかつ確実に認識でき、また、コスト
アップを防止でき、外装デザイン上の制約を解消できる
自動修正時計を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、時刻コードを受けて表示時刻を修正する
自動修正時計であって、制御信号を受けてあらかじめ設
定されている設定曲のメロディを発生するメロディ回路
と、上記時刻コードの受信状態の良否を判別し、制御信
号を上記メロディ回路に出力して、判別結果に応じたメ
ロディを発生させる制御回路とを有する。
【0013】また、本発明では、上記制御回路は、受信
良好時と受信不良時とで、異なるメロディを発生するよ
うに上記制御信号を上記メロディ回路に出力する。
【0014】また、本発明は、時刻コードを受けて表示
時刻を修正する自動修正時計であって、複数の報時曲が
設定され、制御信号を受けてあらかじめ設定されている
設定曲のメロディを発生するメロディ回路と、あらかじ
め設定した報時時刻になると、上記メロディ回路に対し
て上記制御信号を出力して報時時刻に対応する報時曲の
メロディを発生させ、かつ、上記時刻コードの受信状態
の良否を判別し、制御信号を上記メロディ回路に出力し
て、判別結果に応じたメロディを発生させる制御回路と
を有する。
【0015】また、本発明では、上記制御回路は、受信
良好時と受信不良時とで、異なるメロディを発生するよ
うに上記制御信号を上記メロディ回路に出力する。
【0016】また、本発明では、上記制御回路は、受信
状態の良否に応じて、報時時刻に発生すべきメロディを
変更する。
【0017】また、本発明では、上記制御回路は、受信
状態の良否に応じて、報時時刻に発生すべきメロディ
の、曲、音色、またはリズムを変更する。
【0018】また、本発明では、上記制御回路は、時刻
コードを一定時間を越えて受信できない場合、または直
近の受信ができない場合、報時時刻に発生すべきメロデ
ィのリズムを変更する。
【0019】本発明によれば、制御回路で、時刻コード
が受信されると、時刻コードの受信状態の良否が判別さ
れる。そして、制御回路からメロディ回路に、判別結果
に応じたメロディを発生させるように制御信号が出力さ
れる。これにより、たとえば受信良好時と受信不良時と
で、異なるメロディが発生される。また、受信良好時に
は、制御回路により表示時刻が修正される。
【0020】また、本発明によれば、報時時刻になる
と、制御回路からメロディ回路に対して制御信号が出力
され、報時時刻に対応したメロディが発生される。ま
た、制御回路で、時刻コードが受信されると、時刻コー
ドの受信状態の良否が判別される。そして、制御回路か
らメロディ回路に、判別結果に応じたメロディを発生さ
せるように制御信号が出力される。これにより、たとえ
ば受信良好時と受信不良時とで、異なるメロディが発生
される。たとえば受信状態の良否に応じて、報時時刻に
発生すべきメロディの、曲、音色、またはリズムが変更
される。また、時刻コードを一定時間を越えて受信でき
ない場合、または直近の受信ができない場合、報時時刻
に発生すべきメロディのリズムを変更するように制御回
路からメロディ回路の対して制御信号が出力される。ま
た、受信良好時には、制御回路により表示時刻が修正さ
れる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る自動修正時計
としての報時機能付電波修正時計の信号処理系回路の一
実施形態を示すブロック構成図、図2は本発明に係る電
波修正時計の指針位置検出装置の一実施形態の全体構成
を示す断面図、図3は本発明に係る電波修正時計の指針
位置検出装置の要部の平面図である。
【0022】図において、10は信号処理系回路、11
は標準電波信号受信系、12はリセット/強制受信スイ
ッチ、13は発振回路、14は制御回路、15はドライ
ブ回路、16は報知手段としての発光素子、17はバッ
ファ回路、18はドライブ回路、20はスイッチ群、3
0はメロディ回路、31はスピーカ、VCCは電源電圧、
1 〜C3 はキャパシタ、R1 〜R5 は抵抗素子、10
0は時計本体、120は秒針を駆動する第1駆動系、1
30は指針である分針および時針を駆動する第2駆動
系、140は光透過型光検出センサ、150は利用者が
手により直接時刻合わせを行なう手動修正系をそれぞれ
示している。なお、バッファ17、第1駆動系120お
よび第2駆動系130により指針駆動手段が構成され、
制御回路14、ドライブ回路18、光透過型光検出セン
サ140、第1駆動系120および第2駆動系130に
より指針位置検出手段が構成される。
【0023】標準電波信号受信系11は、受信アンテナ
11aと、たとえばキー局から送信された時刻コード信
号を含む長波(たとえば40kHz)を受信し所定の信
号処理を行い、パルス信号S11として制御回路14に
出力する長波受信回路11bとから構成されている。こ
の長波受信回路11は、たとえばRFアンプ、検波回
路、整流回路、および積分回路により構成される。
【0024】なお、標準電波信号受信系11で受信され
る、日本標準時を高精度で伝える長波(40kHz)の
標準電波は、図4(a)に示すような形態で送られてく
る。具体的には、「1」信号の場合には1秒(s)の間
に500ms(0.5s)だけ40kHzの信号が送ら
れ、「0」信号の場合には1秒(s)の間に800ms
(0.8s)だけ40kHzの信号が送られ、「P」信
号の場合には1秒(s)の間に200ms(0.2s)
だけ40kHzの信号が送られてくる。受信状態が良好
な場合には、長波受信回路11bからは図4(b)に示
すように、40kHzの有無に応じたパルス信号として
信号S11が制御回路14に出力される。
【0025】図5は、標準時刻電波信号の時刻コードの
一例を示している。現在の日本の長波標準電波は、郵政
省通信総合研究所(CRL)の運用のもとで、福島県よ
り送信されており、送信情報は、分・時・1月1日から
の積算日となっている。
【0026】時刻データの送信は、1bit/秒で1分
間を1フレームとしており、このフレーム内に前述した
分・時・1月1日からの積算日の情報がBCDコードで
提供されている。また送信されるデータは、0・1の他
にPコードというマーカーが含まれており、このPコー
ドは1フレームに数カ所あり、正分(0秒)、9秒、1
9秒、29秒、39秒、49秒、59秒に現れる。この
Pコードが続けて現れるのは1フレーム中1回で59
秒、0秒の時だけで、この続けて現れる位置が正分位置
となる。つまり分・時データなどの時刻データはこの正
分位置を基準としてフレーム中の位置が決まっているた
めこの正分位置の検出を行わないと時刻データを取り出
すことはできない。
【0027】次に、長波標準電波について説明する。
【0028】日本の標準電波は以前(実験局当時)の送
信データに加え、年下2桁、曜、分パリティ、時パリテ
ィ、サマータイム導入の際に使用予定である予備ビッ
ト、うるう秒が追加された(図5(a)参照)。また、
毎時15分、45分には電波の送信を中断する停波情報
も付加された(図5(b)参照)。以下にこれら新設さ
れた情報のうち、特に予備ビット、うるう秒情報、停波
情報について説明する。
【0029】予備ビットは表1に示される如く、SU
1、SU2を使用する。これらは将来の情報拡張のため
に用意されたものである。サマータイム情報でこのビッ
トが活用されるときは、SU1=SU2=0では「6日
以内に夏時間への変更無し」、SU1=1・SU2=0
では「6日以内に夏時間への変更有り」、SU1=0・
SU2=1では「夏時間実施中」、SU1=SU2=1
では「6日以内に夏時間終了」となるような情報形態と
なっている。夏時間への切り替わりについては日本では
まだサマータイムが導入されておらず、未だ不明の状態
であるが欧州のサマータイムの切り替わりを見ると、夜
中のうちに行っている場合が多い。
【0030】
【表1】
【0031】次にうるう秒は表2に示される如く、LS
1、LS2の2ビットを使用し、LS1=LS2=0で
は「1ヶ月以内にうるう秒の補正を行わない」、LS1
=1・LS2=0では「1ヶ月以内に負のうるう秒(削
除)あり」つまり1分間が59秒となり、LS1=LS
2=1では「1ヶ月以内に正のうるう秒(挿入)あり」
つまり1分間が61秒となるような情報形態となってい
る。うるう秒の補正のタイミングは既に決められてお
り、UTC時刻の1月1日もしくは7月1日の直前に行
われることになっている。よって、日本時間(JTC)
では1月1日もしくは7月1日午前9:00直前に行わ
れることになる。
【0032】
【表2】
【0033】停波情報は表3の(a)、(b)、(c)
に示される如く、ST1、ST2、ST3、ST4、S
T5、ST6を使用し、ST1・ST2・ST3で停波
開始予告、ST4で停波時間帯予告、ST5・ST6で
停波期間予告の停波情報を提供する。まず停波開始予告
について説明すると、ST1=ST2=ST3=0では
「停波予定無し」、ST1=ST2=0・ST3=1で
は「7日以内に停波」、ST1=0・ST2=1・ST
3=0では「3から6日以内に停波」、ST1=0・S
T2=ST3=1では「2日以内に停波」、ST1=1
・ST2=ST3=0では「24時間以内に停波」、S
T1=1・ST2=0・ST3=1では「12時間以内
に停波」、ST1=ST2=1・ST3=0では「2時
間以内に停波」となっている。次に停波時間帯予告は、
ST4=1では「昼間のみ」、ST4=0では「終日、
または停波予定無し」である。次に停波期間予告は、S
T5=ST6=0では「停波予定無し」、ST5=0・
ST6=1では「7日以上停波、または期間不明」、S
T5=1・ST6=0では「2から6日以内で停波、S
T5=ST6=1では「2日未満で停波」となってい
る。
【0034】
【表3】
【0035】以上、郵政省通信総合研究所(CRL)が
運用管理している長波の標準時刻情報を含む電波による
送信情報について詳述した如く、標準時刻情報以外に予
備ビットによる情報、うるう秒情報、停波情報も送信情
報に含まれる。
【0036】リセット/強制受信スイッチ12は、制御
回路14の各種状態を初期状態に戻すときにオンにされ
る。このリセット/強制受信スイッチ12がオンされた
とき、または図示しない電池をセットしたときに本電波
修正時計は、標準時刻電波信号を強制的に受信して修正
を行う修正モード(強制修正モード)になる。
【0037】発振回路13は、水晶発振器CRYおよび
キャパシタC2 ,C3 により構成され、所定周波数の基
本クロックを制御回路14に供給する。
【0038】制御回路14は、図示しない分針カウン
タ、秒針カウンタ、標準分・秒カウンタ等を有してお
り、初期修正モード時には、標準電波信号受信系11に
よるパルス信号S11を受けて、受信した標準電波信号
の受信状態があらかじめ決められた基準範囲と比較し、
受信状態が基準範囲内にある場合には、制御信号CTL
1,CTL2 をバッファ17を介して秒針用のステッピン
グモータ121および時分針用のステッピングモータ1
31に出力して指針位置検出(初期設定)を行い、受信
状態が基準範囲内にない場合には、制御信号CTL1,
TL2 を出力せずに、ドライブ信号DR1 をドライブ回
路15に出力して、報知手段としての発光素子16を発
光させてユーザーに電波受信がほとんどできない旨を報
知させる。また、受信状態が基準範囲内にある場合に初
期設定を行わせた後、受信した電波信号をデコードし、
デコードの結果、時刻化が可能である場合には、発振回
路13による基本クロックに基づいて各種カウンタのカ
ウント制御並びに光検出センサによる検出信号DT1
入力レベルに応じて、制御信号CTL1,CTL2 をバッ
ファ17を介して秒針用のステッピングモータ121お
よび時分針用のステッピングモータ131に出力して回
転制御を行うことにより早送り時刻修正制御を行う。
【0039】そして、制御回路14は、受信状態が良好
で時刻化が可能である場合には制御信号CTL3 を、複
数の報時曲が設定されているメロディ回路30に出力し
て、所定の報時曲のメロディを発生させ、スピーカ30
により放音させる。
【0040】一方、デコードの結果、時刻化が不可能で
ある場合には、制御信号CTL1,CTL2 を出力せず
に、ドライブ信号DR1 をドライブ回路15に出力し
て、報知手段としての発光素子16を発光させてユーザ
ーに電波受信が良好でない旨を報知させる。そして、制
御回路14は、受信状態が不良で時刻化が不可能である
場合には制御信号CTL3 を、複数の報時曲が設定され
ているメロディ回路30に出力して、時刻化が可能な場
合と異なる報時曲のメロディを発生させ、スピーカ30
により放音させる。これにより、初期修正モードの動作
を完了させる。
【0041】また、制御回路14は、初期修正モードの
動作を完了させた後、通常修正モードの制御を行う。通
常修正モードにおいては、初期修正モード時の初期設定
動作後と同様の動作を行う。具体的には、受信した電波
信号をデコードし、デコードの結果、時刻化が可能であ
る場合には、発振回路13による基本クロックに基づい
て各種カウンタのカウント制御並びに光検出センサ14
0による検出信号DT1 の入力レベルに応じて、制御信
号CTL1,CTL2 をバッファ17を介して秒針用のス
テッピングモータ121および時分針用のステッピング
モータ131に出力して回転制御を行うことにより早送
り時刻修正制御を行う。そして、制御回路14は、受信
状態が良好で時刻化が可能である場合には制御信号CT
3 を、複数の報時曲が設定されているメロディ回路3
0に出力して、所定の報時曲のメロディを発生させ、ス
ピーカ30により放音させる。
【0042】一方、デコードの結果、時刻化が不可能で
ある場合には、制御信号CTL1,CTL2 を出力せず
に、ドライブ信号DR1 をドライブ回路15に出力し
て、報知手段としての発光ダイオード16を発光させて
ユーザーに電波受信が良好でない旨を報知させる。そし
て、制御回路14は、受信状態が不良で時刻化が不可能
である場合には制御信号CTL3 を、複数の報時曲が設
定されているメロディ回路30に出力して、時刻化が可
能な場合と異なる報時曲のメロディを発生させ、スピー
カ30により放音させる。
【0043】また、制御回路14は、あらかじめ設定し
た報時時刻、たとえば毎正時になると、制御信号CTL
3 を、複数の報時曲が設定されているメロディ回路30
に出力して、報時時刻に対応する報時曲のメロディを発
生させ、スピーカ30により放音させる。制御回路14
は、モニタスイッチ21が操作されると、操作前に発生
された報時曲の次の報時曲のメロディを発生するよう
に、制御信号CTL3 を、複数の報時曲が設定されてい
るメロディ回路30に出力する。制御回路14は、リズ
ムセレクトスイッチ22が操作されると、制御信号CT
3 を、複数のリズムパターンが設定されているメロデ
ィ回路30に出力して、発生すべき報時曲のメロディの
リズムを所定のパターンに変更させる。また、制御回路
14は、上述したように、受信良好時と受信不良時と
で、異なるメロディを発生するように制御信号CTL3
をメロディ回路30に出力するが、たとえば受信状態の
良否に応じて、報時時刻に発生すべきメロディの、曲、
音色、またはリズムを変更する。また、制御回路14
は、時刻コードを一定時間を越えて受信できない場合、
または直近の受信ができない場合、報時時刻に発生すべ
きメロディのリズムを変更するように制御信号CTL3
をメロディ回路30に出力する。なお、制御回路14
は、セレクトした曲の番号をメモリに書き込み、メロデ
ィ回路30の各カウンタをリセットし選択した報時曲を
放音させるように、リセット信号RSTをメロディ回路
30に出力する。また、受信状態によって、毎正時のメ
ロディを、たとえば曲自体を変更する(たとえばポップ
ス曲からクラシック曲への変更)、音色を変更する(た
とえば同じ曲であるがピアノからストリングに変更)、
あるいは上述したように。リズムを変更する(オリジナ
ルとは違ったリズムに変更)等の態様も可能である。
【0044】なお、上記の説明では、受信状態が基準範
囲外にあると判別するときは、電波が弱かったり、ノイ
ズが多いときである。電波が非常に弱い場合には、図4
(c)に示すように、数個の信号分、ローレベル(L)
かハイレベル(H)のままになる。また、ノイズが多い
ときは、時刻電波と無関係にレベルが変化する。これら
の状態にある信号S11を、たとえば10秒に2回ある
いはそれ以上受けたときには、受信状態が基準範囲外に
あると判別する。具体的には、たとえば10秒程度を検
出時間として、時間内においてレベルの変化が1秒以内
に検出されなかったときおよび検出したパルス幅が0.
8、0.5、0.2秒近辺でなかったときをNGとし
て、NGが2回以上発生したときには受信不可と判断す
る。
【0045】ドライブ回路15はpnp型トランジスタ
Q1および抵抗素子R1 ,R2 により構成されている。
トランジスタQ1のベースが抵抗素子R1 を介して制御
回路14のドライブ信号DR1 の出力ラインに接続さ
れ、コレクタが抵抗素子R2 を介して発光ダイオードか
らなる発光素子16のアノードに接続され、エミッタが
電源電圧VCCの供給ラインに接続されている。そして、
発光素子16のカソードが接地されている。すなわち、
発光素子16は、制御回路14からローレベルのドライ
ブ信号DR 1 が出力されたときに発光するようにドライ
ブ回路15に接続されている。
【0046】また、ドライブ回路18は、pnp型トラ
ンジスタQ2、および抵抗素子R3,R4 により構成さ
れている。
【0047】スイッチ群20は、メロディ回路30に設
定されている複数の報時曲をたとえばサイクリックにモ
ニタするためのモニタスイッチ21と、メロディ回路3
0に設定されている複数のリズムパターンを選択するた
めのリズムセレクトスイッチ22と、時刻修正用スイッ
チ23とが制御回路14の2つの入力端子に対して並列
に接続されている。
【0048】メロディ回路30は、複数の報時曲の楽譜
が設定された(記憶された)楽譜メモリや、複数のリズ
ムパターンが設定されたリズムパターンメモリ、あるい
は各種メモリのアドレス指定用のアドレスカウンタを含
み、制御回路14による制御信号CTL3 によりり指定
されるアドレスに応じた報時曲のメロディを発生し、発
生したメロディをスピーカ31に出力する。なお、メロ
ディ回路30は、制御回路14のリセット信号RSTを
受けて各カウンタがリセットされてメロディの出力停止
状態が解除されて、メロディ出力が開始される。
【0049】メロディ回路30は、具体的には、図6に
示すように、発振回路301、分周回路302、楽譜メ
モリ303、メロディセレクト回路304、楽譜メモリ
用アドレスカウンタ305、テンポデコーダ306、テ
ンポカウンタ307、音長デコーダ308、音長カウン
タ309、第1の音符デコーダ310、第1の音階カウ
ンタ311、第2の音符デコーダ312、第2の音階カ
ウンタ313、第1のエンベロープジェネレータ31
4、第2のエンベロープジェネレータ315、第1のア
ドレスカウンタ316、第2のアドレスカウンタ31
7、第1の波形メモリ318、第2の波形メモリ31
9、第1の加算回路320、第2の加算回路321、第
3の加算回路322、第1のデジタル−アナログ(D/
A)変換回路323、リズムパターンメモリ324、リ
ズムパターンメモリ用アドレスカウンタ325、第3の
アドレスカウンタ326、第4のアドレスカウンタ32
7、第3の波形メモリ328、第4の波形メモリ32
9、第4の加算回路330、第2のD/A変換回路33
1、第5の加算回路332、および増幅器333により
構成されている。
【0050】このメロディ回路30は、楽音の波形メモ
リを持つ2チャンネルメロディ回路の例である。本実施
形態では、たとえば第1の音符デコーダ310、第1の
音階カウンタ311、第1のエンベロープジェネレータ
314、第1のアドレスカウンタ316、第1の波形メ
モリ318、および第1の加算回路320により主旋律
用回路が構成され、第2の音符デコーダ312、第2の
音階カウンタ313、第2のエンベロープジェネレータ
315、第2のアドレスカウンタ317、第2の波形メ
モリ319、および第2の加算回路321により伴奏用
回路が構成されている。
【0051】発振回路301は、所定周波数の基準クロ
ックを生成し、分周回路302に出力する。
【0052】分周回路1302は、発振回路301によ
る基準クロックを所定の分周比をもって分周し、たとえ
ば1024Hzのクロック信号をテンポカウンタ307
に供給し、たとえば2MHzのクロック信号を第1およ
び第2の音階カウンタ3011および1313に供給
し、所定周波数のクロック信号を第3および第4のアド
レスカウンタ326,327に供給する。
【0053】楽譜メモリ303は、複数のメロディデー
タが順番に格納されており、所定のアドレスに楽譜デー
タ、具体的には音符データ、休符データ、テンポデー
タ、音長データ、エンベロープデータを格納しており、
アドレスカウンタ305でアドレス指定された音符デー
タ、休符データを第1および第2の音符デコーダ31
0,312に出力し、テンポデータをテンポデコーダ3
06に出力し、音長データを音長デコーダ308に出力
し、エンベロープデータを第1および第2のエンベロジ
ェネレータ314,315に出力する。
【0054】楽譜メモリ303に格納される楽譜データ
の例を、8ビットのメモリを例をとして説明する。たと
えばテンポデータは、図7に示すように、1バイトで構
成され、上位4ビットがFH(Hはヘキサデシマルであ
ることを示す)でテンポデータであることを示し、下位
4ビットが16種類のテンポデータを示す領域である。
【0055】音符データおよび音長データは、図8に示
すように、2バイトで構成され、第1バイトBYT1の
上位4ビットが音長データ領域であり、0〜9Hの10
種類の音長データが設定される。また、第1バイトBY
T1の下位4ビットは上位側からEV1データ、EV2
データ、第1オクターブデータ、第2オクターブデータ
をそれぞれ示す。また、第2バイトBYT2の上位4ビ
ットが第1の音符デコーダ310に読み出される第1音
符データ領域である。第2バイトBYT2の下位4ビッ
トが第2の音符デコーダ312に読み出される第2音符
データ領域である。第1音符データおよび第2音符デー
タは0〜FHの16種類が設定可能である。
【0056】また、曲の終わりを示すエンド(END)
データは、図9に示すように、1バイトで構成され、E
0Hで示される。
【0057】メロディセレクト回路304は、制御回路
14のセレクト指令を受けて、楽譜メモリ303に、各
報時曲の先頭データあるいは曲中の所定のモニタ部分の
データが格納されているアドレスを主アドレスカウンタ
305にセット(プリセット)する。
【0058】楽譜メモリ303用アドレスカウンタ30
5は、ステップ毎に速度を変化させて音長カウンタ30
9の出力に応じた速度で、セットされたアドレスを楽譜
メモリ303に指定する。
【0059】テンポデコーダ306は、楽譜メモリ30
3から順次に読み出されるテンポデータをデコードし、
デコードしたテンポに応じた分周比をテンポカウンタ3
07にプリセットする。
【0060】テンポカウンタ307は、テンポデコーダ
306による分周比をもって、分周回路302によるク
ロック信号を分周し、周波数φL の信号を音長カウンタ
309に出力し、周波数φL /2の信号をリズムパター
ンメモリ用アドレスカウンタ325に出力する。
【0061】なお図10に、本実施形態に係るテンポの
種類と、テンポデコーダ306の出力分周比(8ビッ
ト)およびそれに応じたテンポカウンタ307の出力ク
ロック信号例を示す。
【0062】音長デコーダ308は、楽譜メモリ303
から順次に読み出される音長データをデコードし、デコ
ードした音長に応じた分周比を音長カウンタ309にプ
リセットする。
【0063】音長カウンタ309は、音長デコーダ30
8による分周比をもって、テンポカウンタ307の出力
信号を分周し、楽譜メモリ用アドレスカウンタ305に
出力する。
【0064】なお図11に、本実施形態に係る音長の種
類と、音長デコーダ308の出力分周比(6ビット)の
例を示す。
【0065】第1の音符デコーダ310は、楽譜メモリ
303から読み出された第1音符データをデコードし、
音階周波数を発生する分周比データを第1の音階カウン
タ311にプリセットする。
【0066】第1の音階カウンタ311は、第1の音符
デコーダ310によりプリセットされた分周比をもって
分周回路302の出力信号を分周し、たとえば実際の可
聴(出力)周波数fの64倍の周波数64fの信号を生
成して第1のアドレスカウンタ316に出力する。
【0067】第2の音符デコーダ312は、楽譜メモリ
303から読み出された第2音符データをデコードし、
音階周波数を発生する分周比データを第2の音階カウン
タ312にプリセットする。
【0068】第2の音階カウンタ313は、第2の音符
デコーダ312によりプリセットされた分周比をもって
分周回路302の出力信号を分周し、たとえば実際の出
力周波数fの64倍の周波数を信号を生成して第2のア
ドレスカウンタ317に出力する。
【0069】第1のエンベロープジェネレータ314
は、楽譜メモリ303から読み出されたエンベロープデ
ータに応じたエンベロープを発生して第1の加算回路3
20に出力する。
【0070】第2のエンベロープジェネレータ315
は、楽譜メモリ303から読み出されたエンベロープデ
ータに応じたエンベロープを発生して第2の加算回路3
21に出力する。
【0071】第1のアドレスカウンタ316は、第1の
音階カウンタ311の出力信号により第1の波形メモリ
318のアドレスの読み出しタイミングが指示される。
【0072】第1の波形メモリ318は、楽譜波形を6
4分割しサンプリングしたデータが1周期分格納されて
おり、周波数fの波形データを第1の加算回路320に
出力する。
【0073】第2のアドレスカウンタ317は、第2の
音階カウンタ313の出力信号により第2の波形メモリ
319のアドレスの読み出しタイミングが指示される。
【0074】第2の波形メモリ319は、楽譜波形を6
4分割しサンプリングしたデータが1周期分格納されて
おり、周波数fの波形データを第2の加算回路321に
出力する。
【0075】第1の加算回路320は、第1のエンベロ
ープジェネレータ314によるエンベロープデータと第
1の波形メモリ318による周波数fの波形データを加
算してデジタルの主旋律データを生成し、第3の加算回
路322に出力する。
【0076】第2の加算回路321は、第2のエンベロ
ープジェネレータ315によるエンベロープデータと第
2の波形メモリ319による周波数fの波形データを加
算してデジタルの伴奏データを生成し、第3の加算回路
322に出力する。
【0077】第3の加算回路322は、第1の加算回路
320による主旋律データと第2の加算回路321によ
る伴奏データを加算し、メロディ信号とし第1のD/A
変換回路323に出力する。
【0078】第1のD/A変換回路323は、第3の加
算回路322によるデジタルメロディ信号をアナログ信
号に変換して第4の加算回路332に出力する。
【0079】リズムパターンメモリ324は、たとえば
パーカッションのリズムパターンが、8ビート、あるい
はボサノバ調等の複数設定されている。
【0080】図12に、リズムパターンメモリ324の
データ例を示す。図12においては、8ビート、および
ボサノバ調の各パターンを示している。図12の例で
は、8ビットで1小節16ステップの繰り返しパターン
となっている。この例の場合、データ「1」のとき「打
つ」、データ「0」のとき「無音」である。
【0081】リズムパターン用アドレスカウンタ325
は、制御回路14の制御信号CTL 3 によりアクセス
(セレクト)すべきリズムパターンが設定され、テンポ
カウンタ307の出力信号(周波数φL /2)の応じた
速度でステップ毎にリズムを指定する。
【0082】第3のアドレスカウンタ326は、リズム
パターンメモリ324から読み出されたリズムデータが
プリセットされ、分周回路302によるクロック信号に
応じた読み出しタイミングを第3の波形メモリ328に
与える。
【0083】第3のアドレスカウンタ327は、リズム
パターンメモリ324から読み出されたリズムデータが
プリセットされ、分周回路302によるクロック信号に
応じた読み出しタイミングを第3の波形メモリ329に
与える。
【0084】第3の波形メモリ328は、所定のパーカ
ッション波形が設定されており、第3のアドレスカウン
タ326の指定に従ってパーカッション波形を加算回路
330に出力する。
【0085】第4の波形メモリ329は、所定のパーカ
ッション波形が設定されており、第4のアドレスカウン
タ327の指定に従ってパーカッション波形を加算回路
330に出力する。
【0086】第4の加算回路330は、複数の波形メモ
リ328、329から供給されるパーカッション波形を
加算し、第2のD/A変換回路331に出力する。
【0087】第2のD/A変換回路331は、第4の加
算回路330によるデジタルリズム信号をアナログ信号
に変換して第5の加算回路332に出力する。
【0088】第5の加算回路332は、第1のD/A変
換回路323によるアナログメロディ信号と第2のD/
A変換回路331によるアナログリズム信号を加算して
増幅器333に出力する。
【0089】増幅器333は、第5の加算回路332に
よるアナログメロディ信号を所定の利得をもって増幅
し、スピーカ31に出力する。
【0090】なお、このメロディ回路30は、制御回路
14によるリセット信号RSTを受けて、各カウンタが
リセットされてメロディ出力停止状態が解除されて、ス
ピーカ31へのメロディ信号の出力が行われ、所定の曲
がスピーカ31から放音される。
【0091】なお、図13に、音符データ、音階デコー
ダの出力分周比、音階周波数、音階カウンタの出力周波
数、出力周波数fの例を示す。
【0092】時計本体100は、互いに対向して接続さ
れて輪郭を形成する第2ケースとしての下ケース111
および第1ケースとしての上ケース112と、この下ケ
ース111および上ケース112で形成される空間内の
ほぼ中央部において下ケース111と連結した状態で配
置される中板113とを備えており、空間内の下ケース
111、中板113、上ケース112の所定の位置に対
して、第1駆動系120、第2駆動系130、光検出セ
ンサ140、手動修正系150等が固定あるいは軸支さ
れている。
【0093】第1駆動系120は、図2、図3および図
14に示すように、略コ字状のステータ121a、この
ステータ121aの一方側の脚片に巻回された駆動コイ
ル121b、このステータ121aの他方の磁極間にお
いて回動自在に配置されたロータ121cにより構成さ
れた秒針用ステッピングモータ121と、ロータ121
cのピニオン121c’に大径歯車122aが噛合した
第1伝達歯車(第1検出用歯車)としての第1の5番車
122と、この第1の5番車122の小径歯車122b
に噛合した第2検出用歯車(第1指針車)としての秒針
車123とにより構成されている。ここで、秒針用ステ
ッピングモータ121は、ステータ121aが中板11
3に載置して固定され、ロータ121cが中板113と
上ケース12とに軸支されており、制御回路14の出力
制御信号CTL1 に基づいて、その回転方向、回転角度
および回転速度が制御される。
【0094】第1の5番車122は、大径歯車122a
の歯数が60個、小径歯車122bの歯数が15個に形
成され、下ケース111および上ケース112に回動自
在に軸支され、その大径歯車122aが秒針用ステッピ
ングモータ121のロータ121c(ピニオン121
c’)と噛合して、ロータ121cの回転速度を所定速
度に減速させる。この第1の5番車122には、図16
および図18に示すように、秒針車123と重なる領域
において周方向に等間隔(中心角α1が120°)で配
置された3個の円形状をなす透孔122cが形成されて
いる。この透孔122cは、光検出センサ140の検出
光を通過させるだけでなく、少なくともその1つは、第
1の5番車122を組付ける際の位置決め孔(度決め
孔)として用いられるものである。
【0095】秒針車123は、大径歯車123aの歯数
が60個に形成され、その軸部の一端が上ケース112
に軸支され、中板113を下ケース111側に貫通した
その他端側には秒針軸123bが圧入されており、この
秒針軸123bは、後述する分針パイプ134pの内部
に挿通されて、その先端に秒針202が取り付けられて
いる。この秒針車123には、図17に示すように、回
転により第1の5番車122と重なる領域において周方
向に等間隔(中心角α2が30°)で配置された11個
の円形状をなす透孔123cと、一箇所だけピッチの異
なる位置決め遮光部123d(透孔123cと透孔12
3cとの中心角が60°)とが形成されている。そし
て、上記第1の5番車122の透孔122cが位置決め
遮光部123dに対向した後に最初に透孔123cと対
向する時に、秒針が正時を指すように構成されている。
【0096】透孔123cは、光検出センサ140の検
出光を通過させるだけでなく、少なくともその1つは、
秒針車123を組付ける際の位置決め孔(度決め孔)と
して用いられるものである。また、これらの透孔123
cの内側には、周方向に長尺で回転軸方向に突出する円
弧状の付勢ばね123eが、切り欠き孔123fにより
画定されている。この円弧状付勢ばね123eは、秒針
車123をその回転軸方向に付勢するものである。
【0097】ここで、位置決め遮光部123dは、周方
向において切り欠き孔123fから離れた位置、すなわ
ち、2つの切り欠き孔123fが途切れて離れた領域に
形成されている。したがって、切り欠き孔123fと位
置決め遮光部123eとの距離を十分確保できるため、
位置決め遮光部123dの領域において検出光が切り欠
き孔123fに回り込むようなことはなく、確実にこの
位置決め遮光部123dで検出光を遮ることができる。
すなわち、検出光の回り込みによる誤検出を生じ易い切
り欠き孔123fを設けた領域から離れた位置に位置決
め遮光部123dが形成されていることから、この位置
決め遮光部123dを、秒針車122の回転角度位置の
位置決めに用いることで、確実な位置決めを行うことが
できる。
【0098】秒針車123においては、図17に示すよ
うに、複数(11個)の透孔123cを設ける代わり
に、図18に示すように、位置決め遮光部123dと径
方向において対向する位置にある透孔123cのみを残
して、その他の透孔123cをそれぞれ切り欠き孔12
3gと一体的に開けてもよい。これによれば、検出光の
通過を許容する部分において、検出光の通過をより一層
確実なものとし、また、秒針車122を形成する材料の
無駄を低減することができる。
【0099】第2駆動系130は、図2、図3、および
図15に示すように、略コ字状のステータ131a、こ
のステータ131aの一方側の脚片に巻回された駆動コ
イル131b、このステータ131aの他方の磁極間に
おいて回動自在に配置されたロータ131cにより構成
された時分針用ステッピングモータ131と、ロータ1
31cのピニオン131c’に大径歯車132aが噛合
した中間歯車としての第2の5番車132と、この第2
の5番車132の小径歯車132bに大径歯車133a
が噛合した第2伝達歯車(第3検出用歯車)としての3
番車133と、この3番車133の小径歯車133bに
大径歯車134aが噛合した第4検出用歯車(第2指針
車)としての分針車134と、この分針車134の小径
歯車134bに大径歯車135aが噛合した中間歯車と
しての日の裏車135と、この日の裏車135の小径歯
車135bに噛合した第5検出用歯車(第2指針車)と
しての時針車136とにより構成されている。ここで、
時分針用ステッピングモータ131は、ステータ131
aが中板113に載置して固定され、ロータ131cが
中板113と上ケース112とに軸支されており、制御
回路の出力制御信号に基づいて、その回転方向、回転角
度および回転速度が制御される。
【0100】第2の5番車132は、大径歯車132a
の歯数が60個、小径歯車132bの歯数が15個に形
成され、中板113および上ケース112に軸支され、
その大径歯車132aが時分針用ステッピングモータ1
31のロータ131c(ピニオン131c’)と噛合し
て、ロータ131cの回転速度を所定速度に減速させ
る。なお、この第2の5番車132としては、前述の第
1の5番車122を流用、すなわち、透孔122cが設
けられたものを用いてもよい。これにより、部品の共用
化が行なえ製品のコストを低減することができる。
【0101】3番車133は、大径歯車133aの歯数
が60個、小径歯車133bの歯数が10個に形成さ
れ、軸部の一端が上ケース112に軸支され、他端側が
中板113を貫通した状態で回動自在に配設されてお
り、第2の5番車132の回転を減速して分針車134
に伝達する。また、3番車133には、図19に示すよ
うに、回転により秒針車123および第1の5番車12
2と重なる領域において周方向に等間隔(中心角α3が
36°)で配置された10個の円形状をなす透孔133
cが形成されている。この透孔133cは、光検出セン
サ140の検出光を通過させるだけでなく、少なくとも
その1つは、3番車133を組付ける際の位置決め孔
(度決め孔)として用いられるものである。
【0102】分針車134は、大径歯車134aの歯数
が60個、小径歯車134bの歯数が14個に形成さ
れ、その中央部には小径歯車134bが一体的に形成さ
れた分針パイプ134pが、側面視にて略T字形状をな
すように形成されている。そして、分針パイプ134p
の一端部が中板13に回動自在に軸支され、他端側の軸
部は後述する時針車136の時針パイプ136pの内部
に回動自在に挿通されている。また、分針1パイプ34
pは、下ケース111を貫通して時計の文字板201側
に突出しており、その先端には分針203が取り付けら
れている。
【0103】また、分針車134には、図20に示すよ
うに、回転により秒針車123,第1の5番車122,
3番車133と重なる領域において周方向に長尺な3個
の円弧状透孔134c,134d,134eが形成され
ている。これら円弧状透孔134cと円弧状透孔134
dとは、中心角α5で30°隔てて形成され、円弧状透
孔134dと円弧状透孔134eとは、中心角α6で3
0°隔てて形成され、また、円弧状透孔134eと円弧
状透孔134cとは、中心角α7で60°隔てて形成さ
れている。すなわち、円弧状透孔134eと円弧状透孔
134cとの間に、最も幅の広い遮光部Aが形成され、
円弧状透孔134cと円弧状透孔134dとの間および
円弧状透孔134dと円弧状透孔134eとの間に、上
記遮光部Aよりも幅狭の遮光部Bが形成されている。
【0104】また、円弧状透孔134cは、一端側の円
形部134c’と、他端側から伸びる幅広円弧部134
c’’と、両者を連結する幅狭円弧部134c’’’と
により形成されている。この幅狭円弧部134c’’’
により画定される円形部134c’は、検出光を通過さ
せるだけでなく、分針車134を組み付ける際の位置決
め孔(度決め孔)として用いられるものである。
【0105】時針車136は、大径歯車136aの歯数
が40個に形成され、その中央部に円筒状の時針パイプ
136pが一体的に取り付けられており、この時針パイ
プ136pの内部に前述の分針パイプ134pが挿通さ
れている。そして、時針パイプ136pは、下ケース1
1に形成された軸受け孔111aに挿通されて回動自在
に軸支されており、また、その先端側は下ケース111
を貫通して時計の文字板201側に突出しており、その
先端には時針204が取り付けられている。
【0106】また、時針車136には、図21に示すよ
うに、回転により秒針車123,第1の5番車122,
3番車133,分針車134と重なる領域において周方
向に長尺な3個の円弧状透孔136c,136d,13
6eが形成されている。これら円弧状透孔136cと円
弧状透孔136dとは、中心角α8で45°隔てて形成
され、円弧状透孔136dと円弧状透孔136eとは、
中心角α9で60°隔てて形成され、また、円弧状透孔
136eと円弧状透孔136cとは、中心角α10で3
0°隔てて形成されており、さらに、円弧状透孔136
c,136d,136eの長さは、中心角β1+β2,
β3,β4がそれぞれ75°,60°,90°となるよ
うに設定されている。すなわち、円弧状透孔36eと円
弧状透孔136cとの間に、最も幅の狭い遮光部Cが形
成され、円弧状透孔136cと円弧状透孔136dとの
間に、遮光部Cよりも幅の広い遮光部Dが形成され、円
弧状透孔136dと円弧状透孔136eとの間に、遮光
部Dよりも幅の広い遮光部Eが形成されている。
【0107】また、円弧状透孔136cは、一端側から
中心角β1で7.5°のところに位置する円形部136
c’と、他端側から伸びる幅広円弧部136c’’と、
両者を連結すると共に円形部136c’の両側に位置す
る幅狭円弧部136c’’’とにより形成されている。
この幅狭円弧部136c’’’により画定される円形部
136c’は、検出光を通過させるだけでなく、時針車
136を組み付ける際の位置決め孔(度決め孔)として
用いられるものである。
【0108】日の裏車135は、大径歯車135aの歯
数が42個、小径歯車135bの歯数が10個に形成さ
れ、下ケース111に形成された突部111bに対して
回動自在に軸支されており、大径歯車135aが分針パ
イプ134pに形成された小径歯車134bに噛合し、
また、小径歯車135bが時針車136(136a)に
噛合して、分針車134の回転を減速して時針車136
に伝達する。
【0109】光検出センサ140は、図2に示すよう
に、上ケース112の壁面に固定された回路基板141
に取付けられた発光ダイオードからなる発光素子142
と、この発光素子142に対向するように、下ケース1
11の壁面に固定された回路基板143に取付けられた
フォトトランジスタからなる受光素子144とにより形
成されている。そして、発光素子142のアノードは一
端がpnpトランジスタQ2 のコレクタに接続されたド
ライブ回路18における抵抗素子R4 の他端に接続さ
れ、カソードは、接地されるとともに、受光素子144
のエミッタに接続されている。受光素子144のコレク
タは、制御回路14に接続されている。この制御回路と
の接続ラインは、検出信号DT1 の制御回路14への出
力ラインとなっており、この出力ラインは、抵抗素子R
5 を介して電源電圧VCCの供給ラインに接続されてい
る。ドライブ回路18のトランジスタQ2 のエミッタは
電源電圧VCCの供給ラインに接続され、ベースは抵抗素
子R3 を介してドライブ信号DR2 の出力ラインに接続
されている。すなわち、発光素子142は、制御回路1
4からローレベルのドライブ信号DR2 が出力されたと
き発光するようにドライブ回路18に接続されている。
【0110】また、図3に示すように、平面視にて第1
の5番車122、秒針車123、3番車133、分針車
134、時針車136の全てが同時に重なる位置に配置
されている。そして、第1の5番車122の透孔122
c、3番車133の透孔133c、秒針車123の透孔
123c、分針車の透孔134c(134d、134
e)、時針車136の透孔136c(136d、136
e)が重なり合った時に、発光素子142から発せられ
た検出光が受光素子144により受光されて、秒針、分
針、時針が正時等の位置を指していることを出力するよ
うになっている。
【0111】さらに、発光素子142は、上ケース11
2の外側に開口するように形成された第1配置部として
の取付け凹部112c内に配置されており、この取付け
凹部112cの底面には、所定径の円形貫通孔112d
が開けられている。この円形貫通孔112dは、発光素
子142から発せられる検出光が末広がり状に広がる性
質があるため、その広がった部分の光を遮断して収束さ
れた光のみを通過させて誤検出を防止できるようにする
ものである。同様に、受光素子144は、下ケース11
1の外側に開口するように形成された第2配置部として
の取付け凹部111c内に配置されており、この取付け
凹部111cの底面には、所定径の円形貫通孔111d
が開けられている。この円形貫通孔111dは、発光素
子142から発せられ、上記透孔を通過してきた光のみ
をできるだけ通過させて誤検出を防止できるようにする
ものである。
【0112】第1の5番車122、3番車133、秒針
車123、分針車134、時針車136を組付ける場合
は、所定の位置決めピンが、下ケース111の円形貫通
孔111d、位置決めとして用いられるそれぞれの透
孔、および上ケース112の円形貫通孔112dを貫く
ように、順次に組付ける。そして、上ケース112およ
び下ケース111を接合して一体化した後、位置決めピ
ンを引き抜いて、貫通孔112dが位置する取付け凹部
112cに発光素子142を取付け、また、貫通孔11
1dが位置する取付け凹部111cに受光素子144を
取付ける。
【0113】これにより、貫通孔112dおよび111
dは完全に塞がれ、上ケース112および下ケース11
1により画定される内部空間に外部の光が侵入するのを
防止できる。したがって、外部の光が侵入することによ
る誤検出を防止できると共に、組付け時の位置決め孔と
光検出用の透孔とを兼用していることから、これらの孔
を別々に設ける場合に比べて装置の集約化、小型化を行
なうことができる。
【0114】手動修正系150は、図2および図3に示
すように、上述の分針車134の小径歯車134bおよ
び時針車136の大径歯車136aに噛合する日の裏車
135と、この日の裏車135の大径歯車135aに噛
合する歯車151aを有する手動修正軸151とにより
構成されている。この手動修正軸151は、上ケース1
12の外部に位置付けられて利用者が直接指を触れるこ
とのできる頭部151bと、この頭部151bから伸び
て上ケース112に形成された開口112eを貫挿し下
ケース111に形成された突部111eに対して軸支さ
れた柱状部151cとからなり、この柱状部151cの
下方領域に歯車151aが形成されている。
【0115】手動修正軸151は、分針車134と同位
相で回転するように構成されており、上述の第2駆動系
130により分針車134が駆動されているときには日
の裏車135を介して分針車134と同相で回転すると
ともに、第2駆動系130の非作動時には、頭部151
bを指で回転させることにより、指針位置を手動修正で
きるようになっている。
【0116】上記のように、秒針車123の秒針軸12
3bが分針車134の分針パイプ134pに挿通され、
分針車134の分針パイプ134pが時針車136の時
針パイプ136pに挿通されていることから、秒針車1
23と、分針車134と、時針車136とは、それぞれ
の回転中心軸が共通しており、また、時刻表示の際に、
秒針が60秒間に1回転、分針が60分間に1回転、時
針が12時間に1回転するように駆動される。
【0117】分針車134の分針パイプ134pの先端
部および時針車136の時針パイプ136pの先端部に
は、図22に示すように、径方向に所定幅をなして伸び
る位置決めのための第1指標としての溝134gおよび
第2指標としての溝136gが形成されている。そし
て、これらの溝134gおよび溝136gが、一直線に
並んだとき所定の時刻例えば12時00分を指すように
設定されている。
【0118】このような位置決め指標を設けたことによ
り、分針車134および時針車136を下ケース111
および上ケース112により囲繞して覆ってしまった後
においても、溝134gおよび136gが一直線に並ん
でいれば予め設定された概略の時刻を指していることが
分かるため、その状態を基に分針および時針を容易に取
り付けることができ、その他の位置合わせおよび位置確
認工程が不要になり、製造ラインおよび検査ラインでの
製造時間および検査時間を短縮することができる。な
お、位置決め指標としては、上記の溝に限るものではな
く、ポッチ等のマークでもよい。
【0119】次に、上記構成による動作を、制御回路1
4における制御動作を中心に、図23、図24、図2
5、および図26を参照しながら説明する。
【0120】たとえばユーザーによりリセット/強制受
信スイッチ12がオンされると、制御回路14におい
て、各種状態が初期状態に戻される(ST1)。また、
このときリセット/強制受信スイッチ12がオンされた
ことにより、たとえば制御回路14から標準電波信号受
信系11に駆動電力が供給されて、標準電波信号の強制
受信動作が行われる(ST2)。具体的には、標準電波
信号受信系11では、長波受信回路11bから受信状態
に応じたパルス信号S11が生成され、制御回路14に
出力される。制御回路14では、受信した標準電波信号
の受信状態を示すパルス信号S11とあらかじめ決めら
れた基準範囲とが比較される。その結果、受信状態が基
準範囲内にある場合には、受信可能(時刻化が可能)で
あるとして、受信した電波がデコードされる。デコード
の結果、時刻化が可能である場合には、発振回路13に
よる基本クロックに基づいて各種カウンタの制御が行わ
れ、修正スイッチ23が入力されておらず(ST3)、
タイムオーバーしていない場合には(ST4)、指針位
置の検出が行われ(ST5)、時刻のアナログ表示を行
う指針の早送り修正が行われる(ST6)。この指針の
早送り修正は、内部カウンタの値に応じて秒針用ステッ
ピングモータ121および時分針用ステッピングモータ
131を早送りで回転駆動させ、指針位置をその時刻位
置に修正する。
【0121】また、ステップST3において、修正スイ
ッチ23が入力されたと判別した場合には、指針位置の
検出が行われ(ST7)、ステップST6の処理に移行
される。
【0122】そして、制御回路14においては、受信状
態、すなわち受信が良好で時刻化が可能であったか、受
信が不良で時刻化が不可能であったかがセットされる
(ST8)。
【0123】そして、1秒経過したならば(ST9)、
制御回路14において、時刻カウンタのカウントアップ
が行われ(ST10)、通常運針における通常修正モー
ドに移行される(ST11)。
【0124】そして、修正スイッチ23が入力されてい
ない場合(ST12)、あらじめ設定してある自動受信
時刻か否かの判別が行われる(ST13)。ステップS
T13において、自動受信時刻であると判別されると、
自動受信動作が行われる(ST14)。自動受信時に
は、制御回路14から標準電波信号受信系11に駆動電
力が供給されて、標準電波信号の受信動作が行われる。
具体的には、標準電波信号受信系11では、長波受信回
路11bから受信状態に応じたパルス信号S11が生成
され、制御回路14に出力される。制御回路14では、
受信した標準電波信号の受信状態を示すパルス信号S1
1とあらかじめ決められた基準範囲とが比較される。そ
の結果、受信状態が基準範囲内にある場合には、受信可
能(時刻化が可能)であるとして、受信した電波がデコ
ードされる。デコードの結果、時刻化が可能である場合
には、発振回路13による基本クロックに基づいて各種
カウンタの制御が行われ時刻のアナログ表示を行う指針
の早送り修正が行われる。この指針の早送り修正は、内
部カウンタの値に応じて秒針用ステッピングモータ12
1および時分針用ステッピングモータ131を早送りで
回転駆動させ、指針位置をその時刻位置に修正する。
【0125】また、ステップST12において、修正ス
イッチ23が入力された場合には、ボタン修正動作が行
われ(ST15)、ステップST16の動作に移行され
る。
【0126】制御回路14においては、受信状態、すな
わち受信が良好で時刻化が可能であったか、受信が不良
で時刻化が不可能であったかがセットされる(ST1
6)。そして、ステップST13において、自動受信時
刻でないと判別された場合、あるいはステップST16
の処理終了後、図24のステップST17からの処理に
移行される。
【0127】ステップST17においては、報時時刻に
なったか否かの判別が行われ、報時時刻ではない場合に
は、モニタスイッチ21が入力(操作)された否かの判
別が行われる(ST18)。ステップST12におい
て、モニタスイッチ21が操作されていないと判別され
た場合には、図23のステップST9からの処理に戻
る。一方、ステップST18において、モニタスイッチ
21が操作された判別された場合には、前回に放音した
曲が最後の番号の曲であったか否かの判別が行われる
(ST19)。
【0128】ステップST19において、前回に放音し
た曲が最後の番号の曲でないと判別された場合には、次
の番号の曲を選択して放音させるためのセレクト信号が
メロディ回路30に出力される(ST20)。一方、ス
テップST19において、前回に放音した曲が最後の番
号の曲であると判別された場合には、最初の番号の曲を
選択して放音させるためのセレクト信号がメロディ回路
30に出力される(ST21)。
【0129】また、ステップST17において、報時時
刻であると判別された場合には、ステップST16でセ
ットされた受信状態がチェックされ、受信状態が良好か
否かが判別される(ST22)。ステップST22にお
いて、受信状態は不良であると判別された場合には、リ
ズムパターンを切り替えるように制御信号CTL3 がメ
ロディ回路30に出力され(ST23)、ステップST
19に処理に移行される。一方、ステップST22にお
いて、受信状態は良好であると判別された場合には、セ
レクトされたリズムパターンをセットするように制御信
号CTL3 がメロディ回路30に出力され(ST2
4)、ステップST19に処理に移行される。
【0130】そして、上述したステップST20または
ST21の処理が行われた後、セレクトされた曲の番号
がメモリに書き込まれ(ST25)、メロディおよびリ
ズムをを放音させるべく、制御信号CTL3 (リセット
解除)がメロディ回路30に出力される(ST26)。
【0131】そして、メロディ回路30において、制御
回路14により指定されるアドレスに応じた報時曲のメ
ロディが発生され、発生したメロディがスピーカ31を
介して放音される。そして、曲の終わりであるか否かの
判別が行われ(ST27)、曲の終わりであると判別さ
れた場合には、メロディ回路13に対して、たとえばリ
セット信号RSTが出力されて、メロディおよびリズム
の出力停止がされて(ST28)、図23のステップS
T9の処理に移行される。
【0132】一方、ステップST27において、曲の終
わりではないと判別された場合には、リズムセレクトス
イッチ22が入力されたか否かの判別が行われる(ST
29)。ステップST29において、リズムセレクトス
イッチ22が入力されたと判別された場合には、選択さ
れたリズムが最後のパターンであるか否かの判別が行わ
れる(ST30)。ステップST30において、最後の
番号のパターンでないと判別された場合には、次のリズ
ムぱターンを選択して放音させるためのアドレスを制御
信号CTL 3 としてメロディ回路30に出力される(S
T31)。一方、ステップST30において、最後の番
号のパターンであると判別された場合には、最初の番号
のリズムパターンを選択して放音させるためのアドレス
を制御信号CTL3 としてメロディ回路30に出力され
る(ST32)。
【0133】そして、上述したステップST31または
ST32の処理が行われた後、セレクトされた曲の番号
がメモリに書き込まれ(ST33)、メロディ演奏中の
経時動作が行われ(ST34)、ステップST27に移
行される。
【0134】上述したように制御回路14からセレクト
信号としての制御信号CTL3 を受けたメロディ回路3
0においては、メロディセレクト回路304により、制
御回路14のセレクト指令を受けて、楽譜メモリ303
に、各報時曲の先頭データあるいは曲中の所定のモニタ
部分のデータが格納されているアドレスが主アドレスカ
ウンタ305にセット(プリセット)される。楽譜メモ
リ用アドレスカウンタ305では、ステップ毎に速度を
変化させて音長カウンタ309の出力に応じた速度で、
セットされたアドレスが楽譜メモリ303に指定され
る。
【0135】楽譜メモリ303では、楽譜メモリ用アド
レスカウンタ305でアドレス指定された音符データ、
休符データが第1および第2の音符デコーダ310,3
12に読み出され、テンポデータがテンポデコーダ30
6に読み出され、音長データが音長デコーダ308に読
み出され、エンベロープデータが第1および第2のエン
ベロープジェネレータ314,315に読み出される。
【0136】テンポデコーダ306では、楽譜メモリ3
03から順次に読み出されるテンポデータがデコードさ
れ、デコードされたテンポに応じた分周比がテンポカウ
ンタ307にプリセットされる。テンポカウンタ307
では、テンポデコーダ306による分周比をもって、分
周回路302によるクロック信号が分周されて、音長カ
ウンタ309に出力される。
【0137】音長デコーダ308では、楽譜メモリ30
3から順次に読み出される音長データがデコードされ、
デコードされた音長に応じた分周比が音長カウンタ30
9にプリセットされる。音長カウンタ309では、音長
デコーダ308による分周比をもって、テンポカウンタ
307の出力信号が分周され、楽譜メモリ用アドレスカ
ウンタ305に出力される。そして、上述したように、
各ステップに応じた速度で主アドレスカウンタのアドレ
ス指定が行われる。
【0138】第1の音符デコーダ310においては、楽
譜メモリ303から読み出された第1音符データがデコ
ードされ、音階周波数を発生する分周比データが第1の
音階カウンタ311にプリセットされる。第1の音階カ
ウンタ311では、第1の音符デコーダ310によりプ
リセットされた分周比をもって分周回路302の出力信
号が分周され、出力周波数fの64倍の周波数64fの
信号が生成されて第1のアドレスカウンタ316に出力
される。
【0139】また、第2の音符デコーダ312において
は、楽譜メモリ303から読み出された第2音符データ
がデコードされ、音階周波数を発生する分周比データが
第2の音階カウンタ312にプリセットされる。第2の
音階カウンタ313では、第2の音符デコーダ312に
よりプリセットされた分周比をもって分周回路302の
出力信号が分周され、出力周波数fの64倍の周波数を
信号が生成されて第2のアドレスカウンタ317に出力
される。
【0140】また、第1のエンベロープジェネレータ3
14では、楽譜メモリ303から読み出されたエンベロ
ープデータに応じたエンベロープが発生され第1の加算
回路320に出力される。第2のエンベロープジェネレ
ータ315では、楽譜メモリ303から読み出されたエ
ンベロープデータに応じたエンベロープが発生されて第
2の加算回路321に出力される。
【0141】第1のアドレスカウンタ316では、第1
の音階カウンタ311の出力信号により第1の波形メモ
リ318のアドレス読み出しタイミングが指示され、第
1の波形メモリ318から、第1のアドレスカウンタ3
16のアドレス指定に基づいて周波数fの波形データが
第1の加算回路320に出力される。
【0142】同様に、第2のアドレスカウンタ317で
は、第2の音階カウンタ313の出力信号により第2の
波形メモリ319のアドレス読み出しタイミングが指示
され、第2の波形メモリ319から、第2のアドレスカ
ウンタ317のアドレス指定に基づいては、周波数fの
波形データが第2の加算回路321に出力される。
【0143】第1の加算回路320では、第1のエンベ
ロープジェネレータ314によるエンベロープデータと
第1の波形メモリ318による周波数fの波形データが
加算されてデジタルの主旋律データが生成され、第3の
加算回路322に出力される。同様に、第2の加算回路
321では、第2のエンベロープジェネレータ315に
よるエンベロープデータと第2の波形メモリ319によ
る周波数fの波形データが加算されてデジタルの伴奏デ
ータが生成され、第3の加算回路322に出力される。
【0144】そして、第3の加算回路322において、
第1の加算回路320による主旋律データと第2の加算
回路321による伴奏データが加算され、メロディ信号
とし第1のD/A変換回路323に出力される。第1の
D/A変換回路1323では、第3の加算回路322に
よるデジタルメロディ信号がアナログ信号に変換されて
第5の加算回路332に出力される。
【0145】また、リズムパターン用アドレスカウンタ
325には、制御回路14の制御信号CTL3 によりア
クセス(セレクト)すべきリズムパターン、具体的に
は、あらかじめ選択されているリズムパターン、あるい
は、リズムセレクトスイッチ22により選択されたリズ
ムターン、あるいは、受信状態が不良で切り替えられた
リズムターンが設定され、テンポカウンタ307の出力
信号(周波数φL /2)の応じた速度でステップ毎にリ
ズムパターンメモリのリズムパターンが指定される。
【0146】リズムパターンメモリ324から読み出さ
れたリズムデータが第3および第4のアドレスカウンタ
326,327にプリセットされ、分周回路302によ
るクロック信号に応じた読み出しタイミングが第3およ
び第4の波形メモリ328,329に与える。第3の波
形メモリ328では、設定されている所定のパーカッシ
ョン波形が第3のアドレスカウンタ326の指定に従っ
て加算回路330に出力される。同様に、第4の波形メ
モリ329は、設定されている所定のパーカッション波
形が第4のアドレスカウンタ327の指定に加算回路3
30に出力される。
【0147】第4の加算回路330では、複数の波形メ
モリ328、329から供給されるパーカッション波形
が加算され、第2のD/A変換回路331に出力され
る。第2のD/A変換回路331では、第4の加算回路
330によるデジタルリズム信号をアナログ信号に変換
されて第5の加算回路332に出力される。そして、第
5の加算回路332では、第1のD/A変換回路323
によるアナログメロディ信号と第2のD/A変換回路3
31によるアナログリズム信号が加算されて増幅器33
3に出力される。増幅器333では、第5の加算回路3
332によるアナログメロディおよび理リズム信号が所
定の利得をもって増幅され、スピーカ31に出力され
る。これにより、所定の曲のメロディおよびリズムがス
ピーカ31から放音される。
【0148】なお、ステップST2における指針の位置
検出は、たとえば図25に示すように行われる。すなわ
ち、制御回路14からドライブ信号DR2 がドライブ回
路18のローレベルで出力される。これにより、トラン
ジスタQ2 がオンし、発光素子142、すなわち発光ダ
イオードから検出光が発せられる(ST201)。続い
て、制御信号CTL1 が出力されて秒針用ステッピング
モータ121がパルス駆動され(ST202)、受光素
子144すなわちフォトトランジスタがオンし、検出信
号DT1 がハイレベル(電源電圧VCCレベル)からロー
レベルに切り換わったか否かの判断が行われる(ST2
03)。
【0149】ここで、フォトトランジスタからの検出信
号DT1 がハイレベルのままに保持されている場合に
は、ステップ駆動を行なうためのパルス数を加算する度
に、フォトトランジスタからの検出信号DT1 がハイレ
ベル(電源電圧VCCレベル)からローレベルに切り換わ
ったか否かの判断が行われる(ST204〜ST20
6)。そして、パルス数が9に達してもフォトトランジ
スタからの検出信号DT1 出力がハイレベル(電源電圧
CCレベル)からローレベルに切り換わらない場合に
は、時分針用ステップピングモータ131が1ステップ
(パルス)駆動され(ST207)、その後再び秒針用
ステッピングモータ121がステップ駆動され(ST2
02)て秒針車123が回転駆動される。
【0150】一方、ステップST203において、フォ
トトランジスタによる検出信号DT 1 がハイレベルから
ローレベルに切り換わったと判断されると、秒針車12
3が早送りされて(ST208)、制御回路14であら
かじめ記憶された出力パターンとの比較が行われる(S
T209)。比較の結果、得られた出力パターンと記憶
された出力パターンとが適合しない場合は、ステップS
T208に戻り、再び秒針車123が早送りされる。
【0151】一方、得られた出力パターンと記憶された
出力パターンとが適合した場合には、その時点(5ステ
ップ目でもフォトトランジスタにより検出信号DT1
レベルがローレベルに切り換わらない場合において次に
フォトトランジスタの出力がローレベルに切り換わった
時点)で、制御信号CTL1 の出力が停止されて、秒針
車123の回路駆動が停止される。そして、秒針車12
3が帰零位置で停止する(ST210)。このとき、秒
針は所定時刻たとえば正時(0秒)の位置に修正され
る。
【0152】続いて、制御回路14から制御信号CTL
2 が出力されて時分針用ステップモータ131のみが所
定の出力周波数でパルス駆動されて分針車134が早送
りされる(ST211)。そして、フォトトランジスタ
からの出力パターンと制御回路14にあらかじめ記憶さ
れた出力パターンとの比較が行われる(ST212)。
比較の結果、得られた出力パターンと記憶された出力パ
ターンとが適合しない場合は、ステップST211の処
理に戻り、再び分針車134が早送りされる。
【0153】一方、ステップST212の比較の結果、
得られた出力パターンと記憶された出力パターンとが適
合した場合は、その時点で、制御信号CTL2 の出力が
停止されて、時分針用ステッピングモータ131が停止
されて、分針車134および時針車136の駆動が停止
される(ST213)。
【0154】ここで、上記出力パターンとあらかじめ記
憶されたパターンとの比較による時刻修正は、3種類の
パターンのいずれかに合わせることにより行われる。す
なわち、分針車134によるフォトトランジスタの出力
パターンは、図26(a)に示すように、遮光部が作用
するオフの幅として、2つの幅狭のB部と1つの幅広の
A部とが交互に現れるようなパターンとなり、また、時
針車136によるフォトトランジスタの出力パターン
は、図26(b)に示すように、遮光部が作用するオフ
の幅が3種類のD部、E部、C部が所定間隔をおいて交
互に現れるようなパターンとなり、両者を合成した出力
パターンは、図26(c)に示すように、D部,B部お
よびA部が組み合わされたパターンと、E部,B部およ
びA部が組み合わされたパターンと、C部,B部および
A部が組み合わされたパターンの3種類が所定間隔をお
いて現れるパターンとなる。なお、図26に示すパター
ンのうちオンとなるパターンの部分は、実際には3番車
133の遮光部によりオフとなる部分があるので、歯抜
け状のパターンとなっている。
【0155】そこで、D部,B部およびA部の組み合わ
せからなるパターンが確認されたときを例えば4時00
分、E部,B部およびA部の組み合わせからなるパター
ンが確認されたときを、たとえば8時00分、C部,B
部およびA部の組み合わせからなるパターンが確認され
たときを、たとえば12時00分としてあらかじめ設定
しておけば、これらのパターンのいずれかを検出したと
きに時分針用ステッピングモータ131を停止させるこ
とで、分針車134および時針車136すなわち分針2
03および時針204を所定の時刻に時刻修正すること
ができる。
【0156】そして、時分針用ステッピングモータ13
1を停止させた後、制御回路14によるドライブ信号D
2 がハイレベルに切り換えられる。これにより、ドラ
イブ回路18のトランジスタQ2 がオフし、発光ダイオ
ードの発光が停止され(ST214)、時刻修正動作を
終了する。
【0157】このように、指針の修正動作において、分
針車134および時針車136に、検出光を通過させる
ための透孔として、円弧状透孔すなわち長孔を用いてい
るため、光検出センサ140がオンとなる範囲が広が
り、位置検出時間を短縮でき、その結果、秒針の時刻修
正を行なう時間を短縮することができる。また、時針車
136に3種類の遮光部C,D,Eを設けたことから、
3箇所のいずれかを検出して時刻修正を行なうことがで
き、また、最も回転速度の遅い時針車136を従来に比
べ略1/3回転させるだけで位置検出ができ、これによ
り、分針203および時針204の時刻修正を行なう時
間を短縮することができる。
【0158】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、時刻コードを受けて表示時刻を修正する自動修正時
計において、制御信号を受けてあらかじめ設定されてい
る設定曲のメロディを発生するメロディ回路30と、正
時になるとメロディ回路30に対して制御信号CTL3
を出力して毎正時に対応する報時曲のメロディを発生さ
せ、かつ、時刻コードの受信状態の良否を判別し、制御
信号CTL3 をメロディ回路30に出力して、受信良好
時と受信不良時とで、異なるメロディを発生させ、ま
た、受信状態の良否に応じて、報時時刻に発生すべきメ
ロディの、曲、音色、またはリズムを変更する制御回路
14とを設けたので、受信状態が悪いときに、毎正時の
報時曲が明らかに変化するため、自然に注意が促され、
時刻修正処理が良好に行われているか否かを容易にかつ
確実に認識できる。また、受信結果および受信状態表示
用に特定の表示装置が必要なく、コストアップを防止で
き、外装デザイン上の制約を解消できる利点がある。
【0159】なお、本実施形態においては、メロディ回
路として2チャンネルの回路を例に説明したが、本発明
がこれに限定されるものでないことはいうまでもない。
また、各構成について、モニタスイッチの操作に応じて
モニタ部分のメロディを放音できる構成であればよく、
種々の態様が可能なことは勿論である。
【0160】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
時刻修正処理が良好に行われているか否かを容易にかつ
確実に認識でき、また、コストアップを防止でき、外装
デザイン上の制約を解消できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る報時機能付電波修正時計の信号処
理系回路の一実施形態を示すブロック構成図である。
【図2】本発明に係る報時機能付電波修正時計の指針位
置検出装置の一実施形態の全体構成を示す断面図であ
る。
【図3】本発明に係る指針位置検出装置の要部の平面図
である。
【図4】本発明に係る制御回路における初期修正モード
時の帰零動作前の受信電波状態の判別基準を説明するた
めの図である。
【図5】標準時刻電波信号の時刻コードの一例を示す図
である。
【図6】本発明に係るメロディ回路の構成例を示す回路
図である。
【図7】本発明に係るテンポデータの構造例を示す図で
ある。
【図8】本発明に係る音符データおよび音長データの構
造例を示す図である。
【図9】本発明に係るエンドデータの構造例を示す図で
ある。
【図10】本実施形態に係るテンポの種類と、テンポデ
コーダの出力分周比(8ビット)およびそれに応じたテ
ンポカウンタの出力クロック信号例を示す図である。
【図11】本実施形態に係る音長の種類と、音長デコー
ダの出力分周比(6ビット)の例を示す。
【図12】本実施形態に係るリズムパターンメモリのデ
ータ例を示す図である。
【図13】本実施形態に係る音符データ、音階デコーダ
の出力分周比、音階周波数、音階カウンタの出力周波
数、出力周波数fの例を示す図である。
【図14】自動修正時計の一部である秒針を駆動する第
1駆動系を示す平面図である。
【図15】自動修正時計の一部である分針および時針を
駆動する第2駆動系を示す平面図である。
【図16】秒針を駆動する第1駆動系の一部をなす第1
の5番車を示す平面図である。
【図17】秒針を駆動する第1駆動系の一部をなす秒針
車を示す平面図である。
【図18】秒針を駆動する第1駆動系の一部をなす秒針
車の他の例を示す平面図である。
【図19】分針および時針を駆動する第2駆動系の一部
をなす3番車を示す平面図である。
【図20】分針および時針を駆動する第2駆動系の一部
をなす分針車を示す平面図である。
【図21】分針および時針を駆動する第2駆動系の一部
をなす時針車を示す平面図である。
【図22】分針パイプおよび時針パイプの先端部を示す
端面図である。
【図23】本発明に係る電波修正時計の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図24】本発明に係る電波修正時計の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図25】本発明に係る電波修正時計の制御回路におけ
る指針位置修正動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図26】修正動作において、分針車、時針車、および
両者の合成による検出手段の出力パターンを示す図であ
る。
【符号の説明】
10…信号処理系回路 11…標準電波信号受信系 12…リセットスイッチ 13…発振回路 14…制御回路 15…ドライブ回路 16…報知手段としての発光素子 17…バッファ回路 18…ドライブ回路 20…スイッチ群 21…モニタスイッチ 22…リズムセレクトスイッチ 30…メロディ回路 301…発振回路 302…分周回路 303…楽譜メモリ 304…メロディセレクト回路 305…主アドレスカウンタ 306…テンポデコーダ 307…テンポカウンタ 308…音長デコーダ 309…音長カウンタ 310…第1の音符デコーダ 311…第1の音階カウンタ 312…第2の音符デコーダ 313…第2の音階カウンタ 314…第1のエンベロープジェネレータ 315…第2のエンベロープジェネレータ 316…第1のアドレスカウンタ 317…第2のアドレスカウンタ 318…第1の波形メモリ 319…第2の波形メモリ 320…第1の加算回路 321…第2の加算回路 322…第3の加算回路 323…第1のデジタル−アナログ(D/A)変換回路 324…リズムパターンメモリ 325…リズムパターンメモリ用アドレスカウンタ 326…第3のアドレスカウンタ 327…第4のアドレスカウンタ 328…第3の波形メモリ 329…第4の波形メモリ 330…第4の加算回路 331…第2のD/A変換回路 332…第5の加算回路 333…増幅器 100…時計本体 111…下ケース(第2ケース) 111c…取付け凹部(第2配置部) 111d…円形貫通孔 112…上ケース(第1ケース) 112c…取付け凹部(第1配置部) 112d…円形貫通孔 113…中板 120…第1駆動系 121…秒針用ステッピングモータ(第1駆動源) 122…第1の5番車(第1伝達歯車、第1検出用歯
車) 122c…透孔 123…秒針車(第2検出用歯車、第1指針車) 123c…透孔 123d…位置決め遮光部 123e…付勢ばね 123f…切り欠き孔 123g…切り欠き孔 130…第2駆動系 131…分針系ステッピングモータ(第2駆動源) 132…第2の5番車 133…3番車(第2伝達歯車、第3検出用歯車) 133c…透孔 134…分針車(第4検出用歯車、第2指針車) 134c…円弧状透孔 134d…円弧状透孔 134e…円弧状透孔 134g…溝(第1指標) 134p…分針パイプ 135…日の裏車 136…時針車(第5検出用歯車、第2指針車) 136c…円弧状透孔 136d…円弧状透孔 136e…円弧状透孔 136g…溝(第2指標) 136p…時針パイプ 140…光検出センサ(検出手段) 142…発光素子 144…受光素子 150…手動修正系 VCC…電源電圧 C1 〜C3 …キャパシタ R1 〜R5 …抵抗素子
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月9日(2000.11.
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図23
【補正方法】変更
【補正内容】
【図23】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図24
【補正方法】変更
【補正内容】
【図24】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F002 AA00 AA05 AA06 AC01 AD03 AD06 AD07 CB02 EA02 EC03 EC07 EC11 ED01 ED02 EE00 FA09 FA17 GA04 GA06 2F083 AA00 CC02 CC04 DD13 EE02 EE04 EE05 FF01 FF04 HH00 JJ01 JJ10 JJ12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時刻コードを受けて表示時刻を修正する
    自動修正時計であって、 制御信号を受けてあらかじめ設定されている設定曲のメ
    ロディを発生するメロディ回路と、 上記時刻コードの受信状態の良否を判別し、制御信号を
    上記メロディ回路に出力して、判別結果に応じたメロデ
    ィを発生させる制御回路とを有する自動修正時計。
  2. 【請求項2】 上記制御回路は、受信良好時と受信不良
    時とで、異なるメロディを発生するように上記制御信号
    を上記メロディ回路に出力する請求項1記載の自動修正
    時計。
  3. 【請求項3】 時刻コードを受けて表示時刻を修正する
    自動修正時計であって、 制御信号を受けてあらかじめ設定されている設定曲のメ
    ロディを発生するメロディ回路と、 あらかじめ設定した報時時刻になると、上記メロディ回
    路に対して上記制御信号を出力して報時時刻に対応する
    報時曲のメロディを発生させ、かつ、上記時刻コードの
    受信状態の良否を判別し、制御信号を上記メロディ回路
    に出力して、判別結果に応じたメロディを発生させる制
    御回路とを有する自動修正時計。
  4. 【請求項4】 上記制御回路は、受信良好時と受信不良
    時とで、異なるメロディを発生するように上記制御信号
    を上記メロディ回路に出力する請求項3記載の自動修正
    時計。
  5. 【請求項5】 上記制御回路は、受信状態の良否に応じ
    て、報時時刻に発生すべきメロディを変更する請求項3
    または4記載の自動修正時計。
  6. 【請求項6】 上記制御回路は、受信状態の良否に応じ
    て、報時時刻に発生すべきメロディの、曲、音色、また
    はリズムを変更する請求項5記載の自動修正時計。
  7. 【請求項7】 上記制御回路は、時刻コードを一定時間
    を越えて受信できない場合、または直近の受信ができな
    い場合、報時時刻に発生すべきメロディのリズムを変更
    する請求項5記載の自動修正時計。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018146397A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 セイコーエプソン株式会社 電子時計

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