JP2002139418A - マイクロウエルプレート及びマイクロウエルプレートを備える蛍光検出装置 - Google Patents
マイクロウエルプレート及びマイクロウエルプレートを備える蛍光検出装置Info
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- JP2002139418A JP2002139418A JP2000334221A JP2000334221A JP2002139418A JP 2002139418 A JP2002139418 A JP 2002139418A JP 2000334221 A JP2000334221 A JP 2000334221A JP 2000334221 A JP2000334221 A JP 2000334221A JP 2002139418 A JP2002139418 A JP 2002139418A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 試料以外に対する励起光の照射を低減して高
いS/N比で試料から発生する蛍光を検出できるマイク
ロウエルプレート及びマイクロウエルプレートを備える
蛍光検出装置を提供する。 【解決手段】 透明基板10の上面にウエル21が所定
ピッチで形成されたウエル形成部材20を配置する。ウ
エル形成部材20と透明基板10との間に反射膜30を
設けている。透明基板10の上面10aにはプリズム4
1,42が密着する。プリズム41から透明基板10に
臨界角以上の入射角で励起光Lを入射させると、励起光
Lは透明基板10の上面10a及び下面10bで全反射
を繰り返しながら伝搬し、透明基板10の上面10a及
び下面10bの近傍外側にエバネセント波が発生する。
このエバネセント波によってウエル21中の試料中の蛍
光色素を励起して、透明基板10の上面10aと試料と
の境界面近傍の蛍光色素だけを励起させる。
いS/N比で試料から発生する蛍光を検出できるマイク
ロウエルプレート及びマイクロウエルプレートを備える
蛍光検出装置を提供する。 【解決手段】 透明基板10の上面にウエル21が所定
ピッチで形成されたウエル形成部材20を配置する。ウ
エル形成部材20と透明基板10との間に反射膜30を
設けている。透明基板10の上面10aにはプリズム4
1,42が密着する。プリズム41から透明基板10に
臨界角以上の入射角で励起光Lを入射させると、励起光
Lは透明基板10の上面10a及び下面10bで全反射
を繰り返しながら伝搬し、透明基板10の上面10a及
び下面10bの近傍外側にエバネセント波が発生する。
このエバネセント波によってウエル21中の試料中の蛍
光色素を励起して、透明基板10の上面10aと試料と
の境界面近傍の蛍光色素だけを励起させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は試薬のスクリーニ
ングを行なうとき等に使用されるマイクロウエルプレー
ト及びマイクロウエルプレートを備える蛍光検出装置に
関する。
ングを行なうとき等に使用されるマイクロウエルプレー
ト及びマイクロウエルプレートを備える蛍光検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】薬の研究においてスクリーニングは薬効
を解くキーとなる重要な技術である。
を解くキーとなる重要な技術である。
【0003】スクリーニングを行なうときには複数のウ
エルを備えるマイクロウエルプレートが使用されること
が多い。このマイクロウエルプレートは通常透明又は黒
色のプラスチックで形成されている。
エルを備えるマイクロウエルプレートが使用されること
が多い。このマイクロウエルプレートは通常透明又は黒
色のプラスチックで形成されている。
【0004】細胞を使用したスクリーニングでは予め各
ウエルに細胞を導入し、この細胞に試薬を投与したとき
の細胞の変化を検出して試薬の効果を評価する。
ウエルに細胞を導入し、この細胞に試薬を投与したとき
の細胞の変化を検出して試薬の効果を評価する。
【0005】古くは放射線標識したプローブを使用して
放射性物質の有無から細胞中の変化を検出していたが、
近年は蛍光性のプローブを使用して蛍光強度の変化等か
ら細胞中の変化を検出している。
放射性物質の有無から細胞中の変化を検出していたが、
近年は蛍光性のプローブを使用して蛍光強度の変化等か
ら細胞中の変化を検出している。
【0006】この蛍光性のプローブを使用した検出方法
は例えば下記の蛍光検出装置を用いて行なわれる。
は例えば下記の蛍光検出装置を用いて行なわれる。
【0007】図5は従来のマイクロウエルプレートを備
える蛍光検出装置の概略構成図である。
える蛍光検出装置の概略構成図である。
【0008】この蛍光検出装置は、水銀灯の光源151
と、励起波長を選択する励起フィルタ158と、励起光
を反射し蛍光を透過させるダイクロイックミラー159
と、レンズ155と、マイクロウエルプレート101
と、蛍光だけを透過させる吸収フィルタ156と、2次
元に配置されたCCDを備えるCCDカメラ157とか
ら構成される。
と、励起波長を選択する励起フィルタ158と、励起光
を反射し蛍光を透過させるダイクロイックミラー159
と、レンズ155と、マイクロウエルプレート101
と、蛍光だけを透過させる吸収フィルタ156と、2次
元に配置されたCCDを備えるCCDカメラ157とか
ら構成される。
【0009】なお、マイクロウエルプレート101は、
透明基板110と、少なくとも1つのウエル121を有
するウエル形成部材120とを備えている。ウエル形成
部材120は透明基板110の上面に設けられている。
透明基板110と、少なくとも1つのウエル121を有
するウエル形成部材120とを備えている。ウエル形成
部材120は透明基板110の上面に設けられている。
【0010】光源151から出射された光(励起光)は
励起フィルタ158を透過した後、ダイクロイックミラ
ー159で反射し、レンズ155によって透明基板11
0の下面全体に照射される。
励起フィルタ158を透過した後、ダイクロイックミラ
ー159で反射し、レンズ155によって透明基板11
0の下面全体に照射される。
【0011】透明基板10を透過した励起光の照射によ
って各ウエル121中の細胞から発生した蛍光は、透明
基板110、レンズ155へと光路を逆行し、ダイクロ
イックミラー159及び吸収フィルタ156を透過して
カメラ157へ入射し、CCDで検出される。
って各ウエル121中の細胞から発生した蛍光は、透明
基板110、レンズ155へと光路を逆行し、ダイクロ
イックミラー159及び吸収フィルタ156を透過して
カメラ157へ入射し、CCDで検出される。
【0012】この蛍光検出装置によれば一度の光の照射
によって総てのウエル121内の細胞からの蛍光をCC
Dで検出することができる。
によって総てのウエル121内の細胞からの蛍光をCC
Dで検出することができる。
【0013】なお、別の検出方法として次の方法があ
る。レンズ155の代わりに図示しないレンズによって
励起光を複数のウエル121のいずれか1つに集光さ
せ、そのウエル121内の細胞からの蛍光を光電子倍増
管で検出し、その後マイクロウエルプレート101を2
次元方向へ動かして光路上の別のウエルを位置させ、同
様の検出を繰り返す。このようにして総てのウエル12
1内の細胞からの蛍光を検出する。
る。レンズ155の代わりに図示しないレンズによって
励起光を複数のウエル121のいずれか1つに集光さ
せ、そのウエル121内の細胞からの蛍光を光電子倍増
管で検出し、その後マイクロウエルプレート101を2
次元方向へ動かして光路上の別のウエルを位置させ、同
様の検出を繰り返す。このようにして総てのウエル12
1内の細胞からの蛍光を検出する。
【0014】上記装置を用いて各ウエル121での試薬
を投与する前後の細胞の蛍光強度等の変化を検出し、投
与した試薬の効果を評価する。
を投与する前後の細胞の蛍光強度等の変化を検出し、投
与した試薬の効果を評価する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、励起光は細胞
だけでなくウエル形成部材120やウエル121内の溶
液にも照射され、ウエル形成部材120や溶液で蛍光が
発生する。
だけでなくウエル形成部材120やウエル121内の溶
液にも照射され、ウエル形成部材120や溶液で蛍光が
発生する。
【0016】このウエル形成部材120や溶液で発生す
る蛍光は細胞で発生する蛍光に対してノイズとなり、蛍
光検出のS/N比を低下させるという問題がある。
る蛍光は細胞で発生する蛍光に対してノイズとなり、蛍
光検出のS/N比を低下させるという問題がある。
【0017】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は試料以外に対する励起光の照射を
低減して高いS/N比で試料から発生する蛍光を検出で
きるマイクロウエルプレート及びマイクロウエルプレー
トを備える蛍光検出装置を提供することである。
たもので、その課題は試料以外に対する励起光の照射を
低減して高いS/N比で試料から発生する蛍光を検出で
きるマイクロウエルプレート及びマイクロウエルプレー
トを備える蛍光検出装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載の発明は、互いに平行な上面及び下面
で励起光を全反射可能な透明基板と、この透明基板の上
面に配置され、少なくとも1つのウエルを有するウエル
形成部材とを備え、前記透明基板の上面と前記ウエル形
成部材の下面との間に反射膜を設けたことを特徴とす
る。
に請求項1に記載の発明は、互いに平行な上面及び下面
で励起光を全反射可能な透明基板と、この透明基板の上
面に配置され、少なくとも1つのウエルを有するウエル
形成部材とを備え、前記透明基板の上面と前記ウエル形
成部材の下面との間に反射膜を設けたことを特徴とす
る。
【0019】励起光を透明基板中で全反射させたとき、
透明基板近傍にエバネセント波が生じる。このエバネセ
ント波で試料中の蛍光色素を励起すれば、透明基板の上
面と試料との境界面近傍の蛍光色素だけが励起され、こ
の境界面近傍以外にある物質は励起されない。
透明基板近傍にエバネセント波が生じる。このエバネセ
ント波で試料中の蛍光色素を励起すれば、透明基板の上
面と試料との境界面近傍の蛍光色素だけが励起され、こ
の境界面近傍以外にある物質は励起されない。
【0020】また、透明基板とウエル形成部材とが接合
している境界面には反射膜が設けられているので、ウエ
ル形成部材への励起光の侵入が防止される。
している境界面には反射膜が設けられているので、ウエ
ル形成部材への励起光の侵入が防止される。
【0021】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
マイクロウエルプレートにおいて、前記励起光を所定の
入射角度で前記透明基板内へ入射させる励起光入射用光
学部材を備えていることを特徴とする。
マイクロウエルプレートにおいて、前記励起光を所定の
入射角度で前記透明基板内へ入射させる励起光入射用光
学部材を備えていることを特徴とする。
【0022】励起光を透明基板へ入射させるとき、励起
光入射用光学部材を用いることによって透明基板の上方
から励起光を所定の入射角度で透明基板内へ入射させる
ことができる。
光入射用光学部材を用いることによって透明基板の上方
から励起光を所定の入射角度で透明基板内へ入射させる
ことができる。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
記載のマイクロウエルプレートにおいて、前記透明基板
の上面及び下面で全反射した励起光を外部へ出射させる
励起光出射用光学部材を備えていることを特徴とする。
記載のマイクロウエルプレートにおいて、前記透明基板
の上面及び下面で全反射した励起光を外部へ出射させる
励起光出射用光学部材を備えていることを特徴とする。
【0024】透明基板の上面及び下面との間で全反射し
ながら伝搬した励起光を、透明基板内で散乱させること
なく励起光出射用光学部材を介して外部へ出射させるこ
とができる。
ながら伝搬した励起光を、透明基板内で散乱させること
なく励起光出射用光学部材を介して外部へ出射させるこ
とができる。
【0025】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項記載のマイクロウエルプレートを備えるこ
とを特徴とする蛍光検出装置。
いずれか1項記載のマイクロウエルプレートを備えるこ
とを特徴とする蛍光検出装置。
【0026】高いS/N比で試料中の蛍光色素から発生
する蛍光を検出してスクリーニングを行うことができ
る。
する蛍光を検出してスクリーニングを行うことができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0028】図1はこの発明に係るマイクロウエルプレ
ートの側面図、図2はその平面図である。なお、図2中
の黒色部分は透明基板10とウエル形成部材20との接
合面である。
ートの側面図、図2はその平面図である。なお、図2中
の黒色部分は透明基板10とウエル形成部材20との接
合面である。
【0029】このマイクロウエルプレート1は、透明基
板10と、ウエル形成部材20と、反射膜30と、プリ
ズム41(励起光入射用光学部材)とプリズム42(励
起光出射用光学部材)とを備える。
板10と、ウエル形成部材20と、反射膜30と、プリ
ズム41(励起光入射用光学部材)とプリズム42(励
起光出射用光学部材)とを備える。
【0030】透明基板10の上面10a及び下面10b
は互いに平行であり、その上面10a及び下面10bで
励起光を全反射可能である。
は互いに平行であり、その上面10a及び下面10bで
励起光を全反射可能である。
【0031】透明基板10は石英ガラス、BK7(硼珪
クラウンガラス)、プラスチック等で製造される。
クラウンガラス)、プラスチック等で製造される。
【0032】ウエル形成部材20は透明基板10の上面
10aに配置されている。このウエル形成部材20には
複数(例えば96)のウエル21が所定ピッチでマトリ
ックス状に形成されている。
10aに配置されている。このウエル形成部材20には
複数(例えば96)のウエル21が所定ピッチでマトリ
ックス状に形成されている。
【0033】ウエル21はウエル形成部材20を厚さ方
向へ貫通する孔である。各ウエル21には図示しない試
料が導入されている。
向へ貫通する孔である。各ウエル21には図示しない試
料が導入されている。
【0034】ウエル形成部材20はプラスチック、石英
ガラス、BK7等の部材で製造される。
ガラス、BK7等の部材で製造される。
【0035】ウエル形成部材20と透明基板10とは接
着剤によって固着されている。
着剤によって固着されている。
【0036】反射膜30はウエル形成部材20と透明基
板10との間に設けられている。反射膜30はアルミニ
ウム、金等の金属膜や誘電体膜等で形成される。
板10との間に設けられている。反射膜30はアルミニ
ウム、金等の金属膜や誘電体膜等で形成される。
【0037】なお、反射膜30を透明基板10の上面1
0aに一体に形成しても、ウエル形成部材20の下面2
0aに一体に形成してもよい。また、ウエル形成部材2
0及び透明基板10と別体のシート状の反射膜30とし
てもよい。
0aに一体に形成しても、ウエル形成部材20の下面2
0aに一体に形成してもよい。また、ウエル形成部材2
0及び透明基板10と別体のシート状の反射膜30とし
てもよい。
【0038】プリズム41,42は三角プリズムであ
り、それぞれ透明基板10の上面10aにグリセロール
等を介して密着されている。このプリズム41,42は
透明基板10と同じ材質が好ましく、例えば石英ガラス
で製造される。
り、それぞれ透明基板10の上面10aにグリセロール
等を介して密着されている。このプリズム41,42は
透明基板10と同じ材質が好ましく、例えば石英ガラス
で製造される。
【0039】プリズム41は、励起光Lが透明基板10
の上面10a及び下面10bとの間で全反射するよう
に、励起光Lを透明基板10の上方から入射させる励起
光入射用光学部材として機能する。
の上面10a及び下面10bとの間で全反射するよう
に、励起光Lを透明基板10の上方から入射させる励起
光入射用光学部材として機能する。
【0040】また、プリズム42は励起光Lを透明基板
10の上方へ出射させる励起光出射用光学部材として機
能する。
10の上方へ出射させる励起光出射用光学部材として機
能する。
【0041】なお、プリズム41,42は透明基板10
の上面10a及び下面10bで全反射させることができ
るものであれば三角プリズムに限られるものではない。
の上面10a及び下面10bで全反射させることができ
るものであれば三角プリズムに限られるものではない。
【0042】プリズム41を介して透明基板10に臨界
角以上の入射角で励起光Lが入射すると、励起光Lは透
明基板10の上面10a及び下面10bで全反射を繰り
返しながら伝搬し、透明基板10の上面10a及び下面
10bの近傍外側にエバネセント波が発生する。
角以上の入射角で励起光Lが入射すると、励起光Lは透
明基板10の上面10a及び下面10bで全反射を繰り
返しながら伝搬し、透明基板10の上面10a及び下面
10bの近傍外側にエバネセント波が発生する。
【0043】このとき、透明基板10の上面10a(ウ
エル形成部材20と透明基板10との境界面)近傍に発
生するエバネセント波によってウエル21中の試料の境
界面近傍に存在する蛍光色素が励起される。
エル形成部材20と透明基板10との境界面)近傍に発
生するエバネセント波によってウエル21中の試料の境
界面近傍に存在する蛍光色素が励起される。
【0044】この実施形態によれば、試料の境界面近傍
に存在する物質だけが励起され、この境界面近傍以外で
は溶液中に存在する物質は励起されないので、S/N比
を向上させることができる。
に存在する物質だけが励起され、この境界面近傍以外で
は溶液中に存在する物質は励起されないので、S/N比
を向上させることができる。
【0045】また、透明基板10とウエル形成部材20
とが接合している境界面には反射膜30が設けられてい
るので、励起光Lは反射膜30で反射され、ウエル形成
部材20への励起光Lの侵入が防止される。
とが接合している境界面には反射膜30が設けられてい
るので、励起光Lは反射膜30で反射され、ウエル形成
部材20への励起光Lの侵入が防止される。
【0046】そのため、境界面で全反射条件が維持さ
れ、ウエル形成部材20から発生する蛍光を低減してS
/N比を向上させることができる。
れ、ウエル形成部材20から発生する蛍光を低減してS
/N比を向上させることができる。
【0047】更に、プリズム41を介して上方から透明
基板10へ励起光Lを入射させることができるので、薄
い透明基板10の側面から励起光Lを入射させる場合よ
り容易に透明基板10に励起光Lを入射させることがで
きる。
基板10へ励起光Lを入射させることができるので、薄
い透明基板10の側面から励起光Lを入射させる場合よ
り容易に透明基板10に励起光Lを入射させることがで
きる。
【0048】また、励起光Lを透明基板10内で散乱さ
せることなくプリズム42を介して外部へ出射させるこ
とができるので、励起光Lが試料中に侵入して蛍光を発
生させることがなく、S/N比をより向上させることが
できる。
せることなくプリズム42を介して外部へ出射させるこ
とができるので、励起光Lが試料中に侵入して蛍光を発
生させることがなく、S/N比をより向上させることが
できる。
【0049】図3はマイクロウエルプレートを備える蛍
光検出装置の概略構成図であり、マイクロウエルプレー
トには図1と同一符合を付してその説明を省略する。
光検出装置の概略構成図であり、マイクロウエルプレー
トには図1と同一符合を付してその説明を省略する。
【0050】この蛍光検出装置50は、励起光源51
と、ビーム整形光学系52と、ミラー53,54と、マ
イクロウエルプレート1と、レンズ55と、蛍光フィル
タ56と、冷却CCDを備えるカメラ57とから構成さ
れる。
と、ビーム整形光学系52と、ミラー53,54と、マ
イクロウエルプレート1と、レンズ55と、蛍光フィル
タ56と、冷却CCDを備えるカメラ57とから構成さ
れる。
【0051】励起光源51はアルゴンレーザであり、波
長488nmのレーザ光を出射する。
長488nmのレーザ光を出射する。
【0052】ビーム整形光学系52はレーザ光のビーム
径を調節するとともに、光線群を平行にする。また、必
要によってシリンドリカルレンズを挿入して励起光をシ
ート状にすることもできる。
径を調節するとともに、光線群を平行にする。また、必
要によってシリンドリカルレンズを挿入して励起光をシ
ート状にすることもできる。
【0053】ミラー53,54は、レーザ光が透明基板
10内で全反射するように、レーザ光のプリズム41へ
の入射角を調節する。
10内で全反射するように、レーザ光のプリズム41へ
の入射角を調節する。
【0054】蛍光フィルタ56は蛍光のみを透過させ
る。
る。
【0055】カメラ57には冷却CCDが2次元に配置
されている。なお、冷却CCDは例えば−20℃に冷却
されている。
されている。なお、冷却CCDは例えば−20℃に冷却
されている。
【0056】この蛍光検出装置50を用いたスクリーニ
ングを説明する。
ングを説明する。
【0057】図4はスクリーニングを説明するフローチ
ャートであり、S1〜S10はスクリーニングの各ステ
ップを示す。
ャートであり、S1〜S10はスクリーニングの各ステ
ップを示す。
【0058】各ウエル21に試料となる細胞を培養する
(S1)。
(S1)。
【0059】なお、ウエル21内には細胞を生存させて
おくための塩溶液が満たしてある。
おくための塩溶液が満たしてある。
【0060】培養液をウエル21内から除去する(S
2)。
2)。
【0061】蛍光色素溶液(カルシウム観察用の蛍光色
素fluo3及びAM体)をウエル21に導入する(S
3)。
素fluo3及びAM体)をウエル21に導入する(S
3)。
【0062】マイクロウエルプレート1を図示しない培
養器(インキュベータ)内に30分間収容し、細胞を染
色する(AM体を用いて蛍光色素fluo3を細胞内に
導入する)(S4)。
養器(インキュベータ)内に30分間収容し、細胞を染
色する(AM体を用いて蛍光色素fluo3を細胞内に
導入する)(S4)。
【0063】なお、培養器内は37℃程度の温度に保た
れている。
れている。
【0064】ウエル21から蛍光色素溶液を除去し、塩
溶液で数回洗浄後、ウエル21中に塩溶液を導入する
(S5)。
溶液で数回洗浄後、ウエル21中に塩溶液を導入する
(S5)。
【0065】その後、マイクロウエルプレート1を蛍光
検出装置50の所定位置に載置する。
検出装置50の所定位置に載置する。
【0066】透明基板10内に導入された励起光は透明
基板10内で全反射を繰り返しながら伝搬し、透明基板
10の上面10a及び下面10bの近傍にエバネセント
波が発生する。
基板10内で全反射を繰り返しながら伝搬し、透明基板
10の上面10a及び下面10bの近傍にエバネセント
波が発生する。
【0067】このとき、励起光は反射膜30によって反
射されるので、エバネセント波はウエル21と対向する
透明基板10の上面10a近傍に発生する。また、反射
膜30によってウエル形成部材には励起光は照射されな
いので、蛍光は発生せず、S/Nが向上する。このエバ
ネセント波の到達距離は200nm程度であるので、エ
バネセント波は透明基板10の上面10aに密着してい
る細胞だけに照射される。
射されるので、エバネセント波はウエル21と対向する
透明基板10の上面10a近傍に発生する。また、反射
膜30によってウエル形成部材には励起光は照射されな
いので、蛍光は発生せず、S/Nが向上する。このエバ
ネセント波の到達距離は200nm程度であるので、エ
バネセント波は透明基板10の上面10aに密着してい
る細胞だけに照射される。
【0068】エバネセント波によって上面10aに密着
している細胞に存在する蛍光色素fluo3が励起さ
れ、蛍光が発生する。
している細胞に存在する蛍光色素fluo3が励起さ
れ、蛍光が発生する。
【0069】蛍光はレンズ55で集光され、蛍光フィル
タ56を透過した後、カメラ57に入射し、冷却CCD
で検出される(S6)。
タ56を透過した後、カメラ57に入射し、冷却CCD
で検出される(S6)。
【0070】このとき、エバネセント光は塩溶液にも照
射され、塩溶液からも蛍光を発生するが、エバネセント
光の到達距離は上述したように極めて短いので、塩溶液
から発生する蛍光は極めて微弱である。
射され、塩溶液からも蛍光を発生するが、エバネセント
光の到達距離は上述したように極めて短いので、塩溶液
から発生する蛍光は極めて微弱である。
【0071】したがって、細胞中の蛍光色素を主に観測
することができ、蛍光検出のS/N比が向上する。
することができ、蛍光検出のS/N比が向上する。
【0072】次に試薬であるイオノマイシンを細胞に投
与する。このとき、イオノマイシンは各ウエル21に対
して異なる濃度のものを投与する(S7)。
与する。このとき、イオノマイシンは各ウエル21に対
して異なる濃度のものを投与する(S7)。
【0073】その後、再度蛍光を検出する。このとき、
任意の時間間隔で蛍光強度の経時変化を測定するように
してもよい(S8)。
任意の時間間隔で蛍光強度の経時変化を測定するように
してもよい(S8)。
【0074】検出された蛍光は画像解析装置(図示せ
ず)へ出力され、この画像解析装置で蛍光強度が解析さ
れる(S9)。
ず)へ出力され、この画像解析装置で蛍光強度が解析さ
れる(S9)。
【0075】解析された試薬投与前後の蛍光強度の変化
から細胞の応答(カルシウム濃度の変化)を検出し、細
胞内のカルシウム濃度に対するイオノマイシンの効果を
判定する(S10)。
から細胞の応答(カルシウム濃度の変化)を検出し、細
胞内のカルシウム濃度に対するイオノマイシンの効果を
判定する(S10)。
【0076】なお、カルシウム濃度が上昇したときには
蛍光強度が高くなる。
蛍光強度が高くなる。
【0077】この蛍光検出装置50によれば、細胞中の
蛍光色素から発生する蛍光を高S/N比で検出できるの
で、イオノマイシン投与前後の蛍光強度の変化を精度良
く検出してイオノマイシンの濃度に対する影響をスクリ
ーニングできる。
蛍光色素から発生する蛍光を高S/N比で検出できるの
で、イオノマイシン投与前後の蛍光強度の変化を精度良
く検出してイオノマイシンの濃度に対する影響をスクリ
ーニングできる。
【0078】シート状の励起光を使用することによって
一度の励起光の照射でマイクロウエルプレート1全体に
エバネセント波を発生させて、蛍光を検出することがで
きる。
一度の励起光の照射でマイクロウエルプレート1全体に
エバネセント波を発生させて、蛍光を検出することがで
きる。
【0079】また、上記実施形態ではプリズム41,4
2と透明基板10とを別体としたが、プリズム41,4
2と透明基板10とを一体としてもよい。この構成によ
れば、プリズム41,42を透明基板10の上面10a
にグリセロール等を介して密着する作業を省略すること
ができる。
2と透明基板10とを別体としたが、プリズム41,4
2と透明基板10とを一体としてもよい。この構成によ
れば、プリズム41,42を透明基板10の上面10a
にグリセロール等を介して密着する作業を省略すること
ができる。
【0080】更に、上記実施形態ではプリズム41,4
2を透明基板10の上面10aに密着させたが、プリズ
ム41,42を透明基板10の下面10bに密着させる
ようにしてもよい。
2を透明基板10の上面10aに密着させたが、プリズ
ム41,42を透明基板10の下面10bに密着させる
ようにしてもよい。
【0081】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1記載の発
明のマイクロウエルプレートによれば、境界面で全反射
条件が維持され、ウエル形成部材から発生する蛍光及び
塩溶液の蛍光が減少して蛍光検出のS/N比が向上す
る。
明のマイクロウエルプレートによれば、境界面で全反射
条件が維持され、ウエル形成部材から発生する蛍光及び
塩溶液の蛍光が減少して蛍光検出のS/N比が向上す
る。
【0082】請求項2記載の発明のマイクロウエルプレ
ートによれば、励起光を透明基板へ入射させるとき、励
起光入射用光学部材を用いることによって透明基板の上
方から励起光を所定の入射角度で透明基板内へ入射させ
ることができるので、透明基板が薄い場合であっても容
易に透明基板に励起光を入射させることができる。
ートによれば、励起光を透明基板へ入射させるとき、励
起光入射用光学部材を用いることによって透明基板の上
方から励起光を所定の入射角度で透明基板内へ入射させ
ることができるので、透明基板が薄い場合であっても容
易に透明基板に励起光を入射させることができる。
【0083】請求項3記載の発明のマイクロウエルプレ
ートによれば、透明基板の上面及び下面との間で全反射
しながら伝搬した励起光を、透明基板内で散乱させるこ
となく励起光出射用光学部材を介して外部へ出射させる
ことができるので、励起光が試料中に侵入して蛍光を発
生させることがなく、S/N比をより向上させることが
できる。
ートによれば、透明基板の上面及び下面との間で全反射
しながら伝搬した励起光を、透明基板内で散乱させるこ
となく励起光出射用光学部材を介して外部へ出射させる
ことができるので、励起光が試料中に侵入して蛍光を発
生させることがなく、S/N比をより向上させることが
できる。
【0084】請求項4記載の発明の蛍光検出装置によれ
ば、試薬投与前後の蛍光強度の変化を精度良く検出して
試薬の濃度に対する影響をスクリーニングできる。
ば、試薬投与前後の蛍光強度の変化を精度良く検出して
試薬の濃度に対する影響をスクリーニングできる。
【図1】図1はこの発明に係るマイクロウエルプレート
の側面図である。
の側面図である。
【図2】図2はマイクロウエルプレートの平面図であ
る。
る。
【図3】図3はマイクロウエルプレートを備える蛍光検
出装置の概略構成図である。
出装置の概略構成図である。
【図4】図4はスクリーニングを説明するフローチャー
トである。
トである。
【図5】図5は従来のマイクロウエルプレートを備える
装置の概略構成図である。
装置の概略構成図である。
1 マイクロウエルプレート 10 透明基板 10a 上面 10b 下面 20 ウエル形成部材 21 ウエル 30 反射膜 41 プリズム(励起光入射用光学部材) 42 プリズム(励起光出射用光学部材) 50 蛍光検出装置
フロントページの続き Fターム(参考) 2G043 AA03 BA16 CA03 DA02 EA01 GA02 GA03 GA07 GB01 GB07 HA01 HA02 HA09 KA03 KA09 LA03 NA13 2G057 AA04 AB03 AB04 AB07 AB09 AC01 BA03 BD01 DA03 DB03 DC07 4B063 QA05 QQ05 QQ61 QQ89 QQ98 QR66 QR74 QS20 QS24 QS36 QS39 QX02
Claims (4)
- 【請求項1】 互いに平行な上面及び下面で励起光を全
反射可能な透明基板と、 この透明基板の上面に配置され、少なくとも1つのウエ
ルを有するウエル形成部材とを備え、 前記透明基板の上面と前記ウエル形成部材の下面との間
に反射膜を設けたことを特徴とするマイクロウエルプレ
ート。 - 【請求項2】 前記励起光を所定の入射角度で前記透明
基板内へ入射させる励起光入射用光学部材を備えている
ことを特徴とする請求項1記載のマイクロウエルプレー
ト。 - 【請求項3】 前記透明基板の上面及び下面で全反射し
た励起光を外部へ出射させる励起光出射用光学部材を備
えていることを特徴とする請求項1又は2記載のマイク
ロウエルプレート。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載のマイ
クロウエルプレートを備えることを特徴とする蛍光検出
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000334221A JP2002139418A (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | マイクロウエルプレート及びマイクロウエルプレートを備える蛍光検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000334221A JP2002139418A (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | マイクロウエルプレート及びマイクロウエルプレートを備える蛍光検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002139418A true JP2002139418A (ja) | 2002-05-17 |
Family
ID=18810180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000334221A Pending JP2002139418A (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | マイクロウエルプレート及びマイクロウエルプレートを備える蛍光検出装置 |
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Country | Link |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070823 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100218 |
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A02 | Decision of refusal |
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