JP2002139301A - 差動トランス式変位センサ - Google Patents

差動トランス式変位センサ

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JP2002139301A
JP2002139301A JP2000334607A JP2000334607A JP2002139301A JP 2002139301 A JP2002139301 A JP 2002139301A JP 2000334607 A JP2000334607 A JP 2000334607A JP 2000334607 A JP2000334607 A JP 2000334607A JP 2002139301 A JP2002139301 A JP 2002139301A
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coil
magnetic core
displacement sensor
transformer type
differential transformer
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JP2000334607A
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Inventor
Akitoshi Mizutani
彰利 水谷
Fumio Asakura
史生 浅倉
Ikuo Hayashi
育生 林
Kimio Uchida
公雄 内田
Kanichi Yagi
寛一 八木
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Denso Corp
Soken Inc
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Denso Corp
Nippon Soken Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直線性のある変位出力を確保しつつ、小型化
することが可能な差動トランス式変位センサを提供す
る。 【解決手段】 1次コイル2に流す交流電流により、誘
起起電力を発生させる第1コイル6と第2コイル7に加
えて、第1コイル6と第2コイル7の外周部に誘起起電
力を発生させる第1、第2補助コイル8、9を各々備
え、第1、第2補助コイル8、9各々の磁性体コア4移
動方向の配置ピッチは、第1コイル6と第2コイル7と
の磁性体コア4移動方向の配置ピッチよりも広く配置し
た。第1、第2補助コイル8、9は、コイル体3の軸方
向両端部側での磁束の減少を抑制し、コイル体3の軸方
向両端部側であっても磁性体コア4の変位出力の直線性
を得ることが可能な差動トランス式変位センサ1を提供
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、差動トランス式の
変位センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりの差動トランス式変位センサ1
00は、図5に示すように筒状に巻回された1次コイル
20と2次コイルからなるコイル体30と、この筒状の
コイル体30の内部にあって、コイル体30とは非接触
に往復移動自在な磁性体コア40と、1次コイル20、
および2次コイルと電気的に接続される回路部50とか
ら構成される。また、2次コイルは、磁性体コア40の
移動方向に直列に配置される第1コイル60と第2コイ
ル70とから構成される。そして、磁性体コア40が筒
状のコイル体30の内部を移動すると、磁性体コア40
の位置に応じて1次コイル20と2次コイル60、70
との間の相互インダクタンスが変化する。この相互イン
ダクタンスの変化によって、1次コイル20と2次コイ
ル60、70での各々の誘起電圧EV1、EV2間に電
圧差を生じさせ、EV1とEV2との出力電圧を差動増
幅素子50aにより引き算、つまり、差動増幅させて、
EVの出力電圧を得ており、このEVの出力電圧を磁性
体コアの変位出力としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の差動ト
ランス式変位センサにおいては、磁性体コアが1次コイ
ルと2次コイルからなるコイル体の内部を非接触に往復
移動する際、コイル体の両端部へ行く程に磁束が減少す
ることから感度が低下し、磁性体コアの変位出力の直線
性が得られない。この変位出力の直線性とは、磁性体コ
アの変位量と、この磁性体コアの変位量に応じた変位出
力との間の比率が一定値であることを言う。
【0004】ここで、差動トランス式変位センサにあっ
ては、必要な変位出力の直線性のある行程を確保しつ
つ、差動トランス式変位センサの小型化が望まれてい
る。しかし、従来の差動トランス式変位センサにあって
は、必要な変位出力の直線性のある行程を確保すると、
上述したように磁性体コアの変位出力の直線性が得られ
ない行程も多く含むこととなる。このことは、1次コイ
ルと2次コイルからなるコイル体の軸方向長さを長くし
てしまい、差動トランス式変位センサ自体の大型化とな
って問題である。
【0005】本発明の目的は上記の点に鑑み、直線性の
ある変位出力を確保しつつ、小型化することが可能な差
動トランス式変位センサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の差動トランス式変位センサは、1次コ
イルに流す交流電流により、誘起起電力を発生させる第
1コイルと第2コイルに加えて、第1コイルと第2コイ
ルの外周部に誘起起電力を発生させる第1、第2補助コ
イルを各々備え、第1、第2補助コイル各々の磁性体コ
ア移動方向の配置ピッチは、第1コイルと第2コイルと
の磁性体コア移動方向の配置ピッチよりも広く配置した
ことを特徴とする。
【0007】つまり、第1、第2補助コイルは、第1コ
イルと第2コイルの外周部かつ前記コイル体の軸方向の
両端部側に配置されるので径方向が長くなり、そのため
2次コイルの軸方向長さを長くすることなく配置でき、
かつ、第1コイルと第2コイルと比べ、コイル体の軸方
向両端部側に各々配置される。このコイル体の軸方向両
端部側は、磁束の減少により磁性体コアの変位出力の直
線性が得られない領域であるので、第1、第2補助コイ
ルを配置することで第1、第2補助コイルによる磁束が
追加される。
【0008】このように、コイル体の軸方向両端部側で
の磁束の減少が抑制され、磁性体コアが移動するコイル
体の軸方向両端部側であっても磁性体コアの変位出力の
直線性が得られる。
【0009】よって、直線性のある変位出力を確保しつ
つ、小型化することが可能な差動トランス式変位センサ
を提供できる。
【0010】本発明の請求項2に記載の差動トランス式
変位センサによると、第1、第2補助コイルは、第1コ
イルと第2コイルの外周方向に各々複数段の形で備えら
れ、外周側の補助コイル各々の磁性体コア移動方向の配
置ピッチは、内周側の第1、第2補助コイル各々の磁性
体コア移動方向の配置ピッチよりも広く配置することを
特徴とする。
【0011】つまり、複数段備えた第1、第2補助コイ
ルの内、外周側の補助コイルは、内周側の補助コイルと
比べ、コイル体の軸方向両端部側に配置される。
【0012】このコイル体の軸方向両端部側は、磁束の
減少により磁性体コアの変位出力の直線性が得られない
領域であるので、複数段に第1、第2補助コイルの各々
を配置することで複数段の補助コイルによる磁束が追加
される。また、複数段の第1、第2補助コイルは、1次
コイルと2次コイルからなるコイル体の軸方向長さを長
くすることなく配置できる。
【0013】このように、第1、第2補助コイルの複数
段の数を増やすほどにコイル体の軸方向両端部側での磁
束の減少が抑制され、磁性体コアが移動するコイル体の
軸方向両端部側であっても磁性体コアの変位出力の直線
性が得られ、より小型化することが可能な差動トランス
式変位センサを提供できる。
【0014】本発明の請求項3に記載の差動トランス式
変位センサによると、回路部は、第1コイルと第1コイ
ルの外周方向の第1補助コイル、および第2コイルと第
2コイルの外周方向の第2補助コイルとを各々和動増幅
させ、この両者の和動増幅した出力電圧を差動増幅させ
ることを特徴とする。
【0015】つまり、第1コイルと第1コイルの外周方
向の第1補助コイル、および第2コイルと第2コイルの
外周方向の第2補助コイル間の電圧信号を和動増幅、換
言すると加算処理を行い、この和動増幅した両者の電圧
信号を差動増幅、換言すると両者の電圧信号の差分処理
を行う回路部とした。
【0016】この回路部により、磁性体コアが移動する
コイル体の軸方向両端部側での相互インダクタンスの感
度が高まり、磁性体コアが移動するコイル体の軸方向両
端部側であっても磁性体コアの変位出力の直線性が得ら
れ、小型化することが可能な差動トランス式変位センサ
を提供できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
差動トランス式変位センサを図面を参照して詳細に説明
する。なお、以下説明する差動トランス式変位センサ
は、例えばディーゼルエンジン用燃料噴射ポンプのコン
トロールラック位置検出センサに適用されている。本実
施形態では、差動トランス式変位センサの部分のみを図
1、および図2を用いて説明する。図1は、本発明の一
実施形態による差動トランス式変位センサを示す断面図
である。図2は、本発明の一実施形態による差動トラン
ス式変位センサの電気回路構成図である。
【0018】差動トランス式変位センサ1は、筒状に巻
回される1次コイル2、2次コイル、および補助コイル
からなるコイル体3と、この筒状のコイル体3の内部に
あって、コイル体3とは非接触に往復移動自在な磁性体
コア4と、1次コイル2、2次コイル、および補助コイ
ルと電気的に接続される回路部5とから構成される。な
お、この回路部5は、図示しないコントロールラック位
置検出センサに内蔵されている。
【0019】コイル体3は、1次コイル2に交流駆動電
源10を用いて電流を流すことで、2次コイル、および
補助コイルに誘起起電力を発生させている。
【0020】2次コイルは、磁性体コア4の移動方向
(図1中+Y、−Y方向)に直列に配置される第1コイ
ル6、第2コイル7と、第1コイル6と第2コイル7の
外周部に各々備えられる第1、第2補助コイル8、9と
から構成される。
【0021】また、第1、第2補助コイル8、9各々の
磁性体コア4移動方向の配置ピッチ(図1中のL2)
は、第1コイル6と第2コイル7との磁性体コア4移動
方向の配置ピッチ(図1中のL1)よりも広く配置し
た。ここで言う配置ピッチとは、第1コイル6と第2コ
イル7にあっては第1コイル6のコイル巻き重心点と第
2コイルの7コイル巻き重心点間の距離L1を言う。つ
まり、第1コイル6から発生する磁束中心と第2コイル
7から発生する磁束中心との距離L1を言う。第1、第
2補助コイル8、9の場合も同義である。
【0022】このように、第1、第2補助コイル8、9
は、第1コイル6と第2コイル7の外周部に配置される
ので2次コイル6、7の軸方向長さを長くすることなく
配置でき、かつ、第1コイル6と第2コイル7と比べ、
コイル体3の軸方向両端部側に各々配置される。このコ
イル体3の軸方向両端部側は、磁束の減少により磁性体
コア4の変位出力の直線性が得られない領域であるの
で、第1、第2補助コイル8、9を配置することで第
1、第2補助コイル8、9による磁束が追加される磁性
体コア4は、バルブ等の移動体であるシャフト10に対
しねじり結合されており、この磁性体コア4が筒状のコ
イル体3の内部を移動することで、磁性体コア4の位置
に応じて1次コイル2と2次コイル6、7との間の相互
インダクタンス、および1次コイル2と第1、第2補助
コイル8、9との間の相互インダクタンスを変化させて
いる。
【0023】回路部5は、主に2つの和動増幅素子5
a、5bと、1つの差動増幅素子5cとを備える。
【0024】和動増幅素子5aは、第1コイル6の出力
電圧(Ev1+)と、第1コイル6の外周方向の第1補
助コイル8から得た出力電圧(Ev2+)の各々の出力
電圧を和算、つまり、和動増幅させて、E(+)の出力
電圧を得るよう構成される。
【0025】また、和動増幅素子5bは、第2コイル7
の出力電圧(Ev1−)と、第2コイル7の外周方向の
第2補助コイル9から得た出力電圧(Ev2−)の各々
の出力電圧を和算、つまり、和動増幅させて、E(−)
の出力電圧を得るよう構成される。
【0026】そして、差動増幅素子5cがこの両者の和
動増幅した出力電圧( E(+)、E(−))を引き
算、つまり、差動増幅させて、EVの出力電圧(磁性体
コア4の変位出力)を得るよう構成される。
【0027】なお、図1に示す差動トランス式変位セン
サ1は、磁性体コア4がコイル体3の内部を非接触に往
復移動する全移動行程区間の中間(以降、この中間位置
を0点と称す)に位置している状態を示す。また、図2
に示す磁性体コア4の位置は、0点位置(磁性体コア4
を破線で示す)から磁性体コア4が+Y方向へXの距離
だけ移動した状態(磁性体コア4を実線で示す)を示
す。
【0028】なお、磁性体コア4の0点位置からの+Y
方向、および−Y方向への移動量、つまり磁性体コア4
の移動量の計測範囲は、各々図2中に示す(イ)、
(ロ)の範囲であり、磁性体コア4の軸方向両端部とコ
イル体3の軸方向両端部とは、略同一軸方向位置に構成
される。
【0029】次に、差動トランス式変位センサ1の作動
について、説明する。ここでは、磁性体コア4が0点位
置からX(mm)の距離に位置する場合に、回路部5が
磁性体コアの変位出力(EV)を算出する過程について
述べる。
【0030】なお、次項に述べる数式の各代数は、以下
のように規定する。
【0031】k(x):1次コイルと2次コイルとの結
合係数 ι:コア長 Es:1次コイルの励振電圧 ω:角速度 L1:1次コイルのインダクタンス L21:2次コイルB2−1のインダクタンス L22:2次コイルB2−2のインダクタンス R1:1次コイルのインピーダンス 磁性体コア4が0点位置からX(mm)の距離に位置す
る場合、第1コイル6に生じる誘起電圧EV1(+)
は、
【数1】式で表わされる。結合係数kはコア位置xの関
数であるので、k(x)=a(ι/2+X)+c(aは
比例係数)、ι/2+xmm位置にコアが存在する場
合、
【0032】
【数1】 また、第1コイル6の外周方向の補助コイル8に生じる
誘起電圧EV2(+)は、数2式で表わされる。
【0033】k(x)=ax+c(aは比例係数)、x
mm位置にコアが存在する場合
【0034】
【数2】 上述した誘起電圧EV1(+)とEV2(+)とを和動
増幅素子5aを用いて、和動増幅させ、E(+)の出力
電圧を得る式は、数3式で表わされる。
【0035】
【数3】 一方、和動増幅素子5bを用いて、和動増幅させ、E
(−)の出力電圧を得る式は、数4式で表わされる。
【0036】
【数4】 上記の式で求められたE(+)と E(−)とを差動増
幅素子5cを用いて、差動増幅させ、 EVの出力電圧
(磁性体コアの変位出力)を得る式は、数5式で表わさ
れる。
【0037】
【数5】 このように、上述した位置に第1、第2補助コイル8、
9を配置し、回路部5を用いて第1コイル6と第1コイ
ル6の外周方向の第1補助コイル8、および第2コイル
7と第2コイル7の外周方向の第2補助コイル9とを各
々和動増幅させ、この両者の和動増幅した出力電圧を差
動増幅させることで、従来の補助コイルを備えない場合
(数1式)と比べて項、つまりα値分だけ磁性体コア
4が移動するコイル体3の軸方向両端部側での相互イン
ダクタンスの感度が高まり、コイル体3の軸方向両端部
側での磁束の減少が抑制される。
【0038】この状態を図3に示す。図3は、図1に示
したトランス式変位センサ1での磁性体コア4の変位出
力特性図である。
【0039】図3の変位出力特性図の横軸は、磁性体コ
ア4の変位(行程)を示し、縦軸は、磁性体コア4の変
位出力(電圧)を示す。図3中の(ハ)は、従来のトラ
ンス式変位センサ100による、磁性体コア40の変位
出力の直線性が得られる磁性体コア40の変位(行程)
期間を示し、図3中の(ニ)は、本発明のトランス式変
位センサ1による、磁性体コア4の変位出力の直線性が
得られる磁性体コア4の変位行程期間を示す。
【0040】このように、本発明の差動トランス式変位
センサ1を用いることにより、磁性体コア4が移動する
コイル体3の軸方向両端部側であっても磁性体コア4の
変位出力の直線性が得られる。よって、直線性のある変
位出力を確保しつつ、小型化することが可能な差動トラ
ンス式変位センサ1を提供できる。
【0041】(変形例)本発明の変形例である差動トラ
ンス式変位センサ1Aを図4に示す。図4は、本発明の
変形例による差動トランス式変位センサ1Aの断面図で
ある。図1、図2に示す一実施形態と実質的に同一構成
部品に同一符号を付し、説明を省略する。
【0042】図4に示す差動トランス式変位センサ1A
は、図1、図2に示す差動トランス式変位センサ1に対
して、補助コイルとして外周方向に複数段の形で配置し
た点のみが異なる。なお、本変形例では、補助コイルを
2段に配置した例を示す。
【0043】補助コイルの配置構成は、一実施形態に示
した第1、第2補助コイル8、9に加え、第1、第2補
助コイル8、9の外周方向であって、かつコイル体の軸
方向両端部側に更に第1、第2補助コイル8a、9aを
配置した。つまり、補助コイルを第1コイル6と第2コ
イル7の外周方向に各々複数段(2段)備え、外周側の
第1、第2補助コイル8a、9a各々の磁性体コア4移
動方向の配置ピッチは、内周側の第1、第2補助コイル
8、9各々の磁性体コア4移動方向の配置ピッチよりも
広く構成した。
【0044】つまり、複数段備えた補助コイル8、9、
8a、9aの内、外周側の第1、第2補助コイル8a、
9aは、内周側の第1、第2補助コイル8、9と比べ、
コイル体3の軸方向両端部側に配置される。
【0045】このコイル体3の軸方向両端部側は、磁束
の減少により磁性体コア4の変位出力の直線性が得られ
ない領域であるので、複数段に補助コイル8、9、8
a、9aを配置することで複数段の補助コイル8、9、
8a、9aによる磁束が追加される。また、複数段の補
助コイル8、9、8a、9aは、1次コイル2と2次コ
イル6、7からなるコイル体3の軸方向長さを長くする
ことなく配置できる。
【0046】このように、補助コイルの複数段の数を増
やすほどにコイル体3の軸方向両端部側での磁束の減少
が抑制され、磁性体コア4が移動するコイル体3の軸方
向両端部側であっても磁性体コア4の変位出力の直線性
が得られ、より小型化することが可能な差動トランス式
変位センサを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による差動トランス式変位
センサを示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態による差動トランス式変位
センサの電気回路構成図である。
【図3】図1に示したトランス式変位センサでの磁性体
コアの変位出力特性図である。
【図4】本発明の変形例による差動トランス式変位セン
サの断面図である。
【図5】従来の差動トランス式変位センサを示す電気回
路構成図である。
【符号の説明】
1、1A 差動トランス式変位センサ 2 1次コイル 3 コイル体 4 磁性体コア 5 回路部 5a、5b 和動増幅素子 5c 差動増幅素子 6、7 2次コイル 8、9 第1、第2補助コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅倉 史生 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 林 育生 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 内田 公雄 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 八木 寛一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2F063 AA02 CA34 DA01 DA05 DD02 EA02 GA04 GA16 GA29 LA11 2F077 AA12 CC02 FF04 FF12 FF22 TT00 VV02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に巻回される1次コイルと2次コイ
    ルとからなるコイル体と、 前記コイル体の内部にあって、前記コイル体とは非接触
    に往復移動自在な磁性体コアと、 前記1次コイル、および前記2次コイルと電気的に接続
    される回路部とを有し、 かつ、前記2次コイルは、前記磁性体コアの移動方向に
    直列に配置される第1コイルと第2コイルとから構成さ
    れる差動トランス式変位センサであって、 前記1次コイルに流す交流電流により、誘起起電力を発
    生させる前記第1コイルと前記第2コイルに加えて、前
    記第1コイルと前記第2コイルの外周部かつ前記コイル
    体の軸方向の両端部側に誘起起電力を発生させる第1、
    第2補助コイルを各々備え、 前記第1、第2補助コイルの前記磁性体コア移動方向の
    配置ピッチは、前記第1コイルと前記第2コイルとの前
    記磁性体コア移動方向の配置ピッチよりも広く配置した
    ことを特徴とする差動トランス式変位センサ。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2補助コイルは、前記第1
    コイルと前記第2コイルの外周方向に各々複数段の形で
    備えられ、 外周側の前記補助コイル各々の前記磁性体コア移動方向
    の配置ピッチは、内周側の前記第1、第2補助コイル各
    々の前記磁性体コア移動方向の配置ピッチよりも広く配
    置することを特徴とする請求項1に記載の差動トランス
    式変位センサ。
  3. 【請求項3】 前記回路部は、前記第1コイルと前記第
    1コイルの外周方向の前記第1補助コイル、および前記
    第2コイルと前記第2コイルの外周方向の前記第2補助
    コイルとを各々和動増幅させ、 この両者の和動増幅した出力電圧を差動増幅させること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の差動トラ
    ンス式変位センサ。
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