JP2002138953A - ピストン式圧縮機 - Google Patents
ピストン式圧縮機Info
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Abstract
動軸がハウジングと該駆動軸との熱膨張係数の差に起因
する荷重を受けることを抑止するとともに、部品の寸法
公差を大きくすることでコストダウンを図ることが可能
なピストン式圧縮機を提供する。 【解決手段】 駆動軸16に圧入固定した当接部材39
と弁・ポート形成体14との当接により駆動軸16の後
方へのスライド移動を規制するようにする。当接部材3
9を、塑性変形を伴いながら駆動軸16に圧入されるも
のとする。当接部材39の組み付け位置を変更するため
に必要な駆動軸16の軸線方向の荷重の大きさを、クラ
ンク室15の圧力の上昇により駆動軸16側に加えられ
る前記軸線方向の最大衝撃荷重よりも大きく、かつ、ハ
ウジングと駆動軸16との熱膨張係数の差により弁・ポ
ート形成体14が当接部材39に与える前記軸線方向の
押圧荷重よりも小さくなるように設定する。
Description
調装置に用いられるピストン式圧縮機に関するものであ
る。
000−2180号公報に開示されているような可変容
量型斜板式圧縮機(以下単に圧縮機とする)が存在す
る。
が伝達される駆動軸と、該駆動軸に一体回転可能かつ傾
動可能に作動連結されたカムプレート(斜板)と、該カ
ムプレートに作動連結されるとともにシリンダボアに往
復動可能に収容されたピストンとを備えている。この構
成では、前記エンジンの回転運動が前記駆動軸及び前記
カムプレートを介して前記ピストンの往復運動に変換さ
れるようになっている。また、この圧縮機では、前記ピ
ストンのストロークを変更するため、前記カムプレート
が収容されたクランク室の圧力を変化させることで該カ
ムプレートの傾角を変更できるようにしている。
ジング内での軸線方向へのスライド移動を規制するた
め、コイルバネ(駆動軸付勢バネ)を用いて、該駆動軸
を前記軸線方向に常時押圧するようにしている。この駆
動軸のスライド移動規制は、該駆動軸のスライド移動に
基づく前記ピストンのヘッドと弁形成体(弁・ポート形
成体)との衝突などを防止するために行われる。
へのスライド移動を確実に防止するためには、前記コイ
ルバネにバネ力の大きなものを用いる必要がある。従っ
て、前記コイルバネからの大きな荷重を受承することと
なる部分(スラストベアリング等)の耐久性の低下や、
この部分における圧縮機の動力損失の増大といった問題
が発生する。圧縮機における動力損失の増大は、車両
(エンジン)の燃料消費量に少なからず悪影響を与え
る。
ば、実公平2−23827号公報に開示された容量可変
型斜板式圧縮機の構成が挙げられる。この構成では、前
述のコイルバネ(駆動軸付勢バネ)が削除され、その代
わりに、駆動軸の軸端に当接可能なスライド移動規制部
材(調整ネジ)を該駆動軸の端部が配設されたハウジン
グ内孔にネジ加工を施して設け、該駆動軸のスライド移
動を規制するようにしている。
及び駆動軸には熱による膨張及び収縮変形がそれぞれ発
生する。この変形量は、ハウジング及び駆動軸のそれぞ
れに固有の熱膨張係数の差に基づいて、同じ温度変化量
に対してそれぞれ異なった大きさとなる。前記構成で
は、例えば、同じ温度変化量に対してハウジングの熱収
縮量が駆動軸のそれを上回るとき、環境温度などの低下
に伴い、ハウジング側の前記スライド移動規制部材と駆
動軸との軸線方向の隙間が減少方向に変化する。これに
よりこの隙間がゼロになった後にも前記両者の熱収縮が
継続されると、駆動軸がハウジングに押圧されて軸方向
に大きな荷重を受けることになる。
ることが可能で、駆動軸がハウジングと該駆動軸との熱
膨張係数の差に起因する荷重を受けることを抑止すると
ともに、部品の寸法公差を大きくすることでコストダウ
ンを図ることが可能なピストン式圧縮機を提供すること
にある。
めに、請求項1に記載の発明は、クランク室が形成され
たハウジングと、該クランク室を挿通するようにして前
記ハウジングに回転可能に支持された駆動軸と、前記ハ
ウジングの一部を構成するとともにシリンダボアが形成
されたシリンダブロックと、前記シリンダボアに対応し
た吸入ポート、吸入弁、吐出ポート及び吐出弁を有する
とともに、前記ハウジングに該シリンダボアを閉塞する
ように設けられた弁・ポート形成体と、前記シリンダボ
アに往復動可能に収容された片頭型のピストンと、前記
クランク室に収容され、前記駆動軸の回転運動を前記ピ
ストンの往復運動に変換するため前記ピストンと作動連
結されたカムプレートと、前記クランク室内の圧力を制
御することにより前記カムプレートの傾角を制御して前
記ピストンのストロークを変化させる傾角制御手段とを
備えたピストン式圧縮機であって、前記駆動軸の軸線方
向へのスライド移動を当接規制する第1移動規制部及び
第2移動規制部を前記ハウジングまたは前記弁・ポート
形成体に設け、前記第1移動規制部を、前記駆動軸の前
記弁・ポート形成体から離間する方向へのスライド移動
を当接規制するものとし、前記第2移動規制部を、前記
駆動軸に圧入によって組み付けた当接部材と当接するこ
とで、前記駆動軸の前記弁・ポート形成体に近接する方
向へのスライド移動を規制するものとし、前記当接部材
を、塑性変形を伴いながら前記駆動軸に圧入されるもの
とするとともに、前記当接部材の前記駆動軸への組み付
け後に該当接部材の組み付け位置を変更するために必要
な前記軸線方向の荷重の大きさを、前記クランク圧の上
昇により前記駆動軸側に加えられる前記軸線方向の最大
衝撃荷重よりも大きく、かつ、前記ハウジングと前記駆
動軸との熱膨張係数の差により前記第2移動規制部が前
記当接部材に与える前記軸線方向の押圧荷重よりも小さ
くなるように設定したことを要旨とする。
部材と前記第2移動規制部とが当接することでピストン
が弁・ポート形成体に近接する方向への該駆動軸のスラ
イド移動が規制される。これにより、従来技術における
前記駆動軸付勢バネを備えることなく、前記スライド移
動に伴う種々の問題を解決することができる。従って、
前記駆動軸付勢バネを備えた場合に生じる、この荷重を
受承する部分の耐久性の低下や、この部分における圧縮
機の動力損失の増大といった問題を解消することができ
る。
組み付け位置を変更するために必要な前記軸線方向の荷
重の大きさがクランク圧の上昇により前記駆動軸側に加
えられる前記軸線方向の最大衝撃荷重よりも大きくなる
ように設定されているため、前記組み付け位置が前記ク
ランク圧の上昇によってずれることがなくなる。これに
より、前記当接部材及び前記第2移動規制部による前記
スライド移動規制を良好なものに維持することが可能に
なる。
必要な前記軸線方向の荷重の大きさは前記ハウジングと
前記駆動軸との熱膨張係数の差によって該両者間に生じ
る前記軸線方向の押圧荷重よりも小さくなるように設定
されている。これにより、前記当接部材は、前記熱膨張
係数の差により前記第2移動規制部によって押圧された
とき、その前記駆動軸に対する組み付け位置が変更され
得るものになる。したがって、前記熱膨張係数の差によ
り前記駆動軸が前記第2移動規制部から過大な荷重を受
けることがなくなる。
がら前記駆動軸に圧入されるものとしたため、弾性変形
のみを伴う場合に比較して、前記圧入のために必要な荷
重の大きさが前記当接部材と前記駆動軸との締め代の大
きさの影響を受けにくくなる。つまり、前記締め代を左
右する前記当接部材及び前記駆動軸の寸法公差を大きく
することが可能になる。
に組み付けられるため、ボルト等の金具や接着剤が必要
とされず、組み付け作業が簡単なものになるとともに、
該当接部材の該駆動軸に対する組み付け位置の調節が簡
単になる。
の発明において、前記当接部材の前記駆動軸に対する組
み付け後における前記両者の圧接部の長さが一定になる
ように設定されていることを要旨とする。
動軸への組み付け後に該当接部材の組み付け位置を変更
するために必要な前記軸線方向の荷重の大きさが一定に
なる。つまり、この荷重の管理が容易になる。
2に記載の発明において、前記当接部材の前記第2移動
規制部との当接側がフランジ状に形成されていることを
要旨とする。
2移動規制部との接触面積を大きくすることができるた
め、該両者の摩耗劣化の抑止が可能になる。請求項4に
記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発
明において、前記シリンダブロックに前記駆動軸の端部
側を収容する収容孔を貫通形成し、前記弁・ポート形成
体を前記駆動軸の挿入側とは反対側で前記シリンダブロ
ックに接合配置することで前記収容孔を閉塞し、該収容
孔内に臨む前記弁・ポート形成体を前記第2移動規制部
としたことを要旨とする。
弁・ポート形成体が利用されるため、駆動軸の移動規制
構造の簡素化を図ることができる。
用いられるピストン式の可変容量圧縮機に具体化した一
実施形態を図1〜図3に従って説明する。
1はシリンダブロック12の前端に接合されている。リ
ヤハウジング13は、シリンダブロック12の後端に弁
・ポート形成体14を介して接合されている。フロント
ハウジング11、シリンダブロック12及びリヤハウジ
ング13は、通しボルト(図示せず)によって締結固定
され、圧縮機のハウジングを構成している。前記ハウジ
ングを構成する各部材(11,12及び13)は、軽量
化のためアルミニウム系の金属材料を用いて形成されて
いる。なお、図1の左方を圧縮機の前方とし、右方を後
方とする。
14aの前面に焼入炭素鋼帯鋼からなる吸入弁形成板
(吸入弁を形成するための弁板)14bが、後面に吐出
弁形成板14cが、吐出弁形成板14cの後面にリテー
ナ形成板14dがそれぞれ重合された状態に形成されて
いる。弁・ポート形成体14は、吸入弁形成板14bの
前面においてシリンダブロック12に接合されている。
1とシリンダブロック12との間に区画形成されてい
る。鉄系の金属からなる駆動軸16はクランク室15を
貫通するとともに前端部がハウジングから突出するよう
に配置され、フロントハウジング11とシリンダブロッ
ク12との間に回転可能に架設支持されている。駆動軸
16の前端部側は、フロントハウジング11にラジアル
ベアリング17を介して支持されている。シリンダブロ
ック12のほぼ中心部には収容孔18が貫設され、駆動
軸16の後端部は収容孔18に装備されたラジアルベア
リング19に支持されている。駆動軸16の前端部側に
は軸封装置20が設けられている。
ボア12aは、駆動軸16を等角度間隔にて取り囲むよ
うにシリンダブロック12に形成されている。片頭型の
ピストン21は、各シリンダボア12aに往復動可能に
収容されている。シリンダボア12aの前後開口は、弁
・ポート形成体14及びピストン21によって閉塞され
ており、シリンダボア12a内にはピストン21の往復
動に応じて体積変化する圧縮室22が区画されている。
クランク室15において駆動軸16に一体回転可能に固
定されている。ラグプレート23はスラストベアリング
24を介してフロントハウジング11の内壁面11aに
当接している。内壁面11aはピストン21の圧縮反力
による軸荷重を支承し、駆動軸16の弁・ポート形成体
14から離間する方向へのスライド移動を規制する第1
移動規制部として機能する。
25に形成された貫通孔に駆動軸16が貫通された状態
でクランク室15内に配設されている。ヒンジ機構26
は、ラグプレート23と斜板25との間に介在されてい
る。そして、斜板25は、ヒンジ機構26を介したラグ
プレート23との間でのヒンジ連結及び駆動軸16の支
持により、ラグプレート23及び駆動軸16と同期回転
可能で、かつ駆動軸16の軸線方向へのスライド移動を
伴いながら駆動軸16に対し傾動可能となっている。ラ
グプレート23及びヒンジ機構26は傾角制御手段を構
成する。
5の周縁部に係留されている。従って、駆動軸16の回
転に伴う斜板25の回転運動が、シュー27を介してピ
ストン21の往復運動に変換される。
て斜板25とシリンダブロック12との間に配設されて
いる。最小傾角規定部28は、リング状の部材が駆動軸
16の外周面に外嵌固定されてなる。図1において二点
鎖線で示すように、斜板25の最小傾角は、最小傾角規
定部28との当接により規定される。図1において実線
で示すように、斜板25の最大傾角は、ラグプレート2
3との当接により規定される。
駆動源としてのエンジン30に作動連結されている。動
力伝達機構29は、外部からの電気制御によって動力の
伝達/遮断を選択可能なクラッチ機構(例えば電磁クラ
ッチ)であってもよく、又は、そのようなクラッチ機構
を持たない常時伝達型のクラッチレス機構(例えばベル
ト/プーリの組合せ)であってもよい。なお、本実施形
態では、クラッチレスタイプの動力伝達機構29が採用
されている。
部に区画形成されている。吐出室32は、リヤハウジン
グ13において吸入室31の外周側に区画形成されてい
る。弁・ポート形成体14には各シリンダボア12aに
対応して、吸入ポート33、同ポート33を開閉する吸
入弁34、吐出ポート35、及び同ポート35を開閉す
る吐出弁36が形成されている。吸入ポート33を介し
て吸入室31と各シリンダボア12aとが連通され、吐
出ポート35を介して各シリンダボア12aと吐出室3
2とが連通される。吸入室31と吐出室32とは図示し
ない外部冷媒回路で接続されている。
13にはクランク室15と吐出室32とを連通する給気
通路37が設けられ、給気通路37の途中には、傾角制
御手段を構成する制御弁38が設けられている。制御弁
38は公知の電磁弁よりなり、弁室が給気通路37上に
形成され、ソレノイド38aの励磁により給気通路37
が閉塞され、ソレノイド38aの消磁により給気通路3
7が開放されるようになっている。また、ソレノイド3
8aの励磁電流の大きさにより開度が調整可能となって
いる。
が弁・ポート形成体14に近接する方向へのスライド移
動を規制する当接部材39を収容する収容室40を構成
している。収容室40は、後端側が弁・ポート形成体1
4で閉塞されている。収容室40と吸入室31とは弁・
ポート形成体14に形成された通路41で連通されてい
る。通路41は駆動軸16のほぼ中心と対向する位置に
形成されている。
5とを連通する連通孔42が形成されている。連通孔4
2は、入口42aがラジアルベアリング17より後端部
側に、出口42bが駆動軸16の後端部端面に開口する
ように形成されている。連通孔42、収容孔18、収容
室40及び通路41がクランク室15と吸入室31とを
連通する抽気通路を構成し、通路41は絞り部の機能を
果たす大きさに形成されている。
参照)を有する筒状体で構成されている。当接部材39
は、例えば、板厚1mm以下のSPC材(冷間圧延鋼
板)やSUS304材(ステンレス鋼)などからプレス
加工により形成されている。当接部材39は、一端にお
いて駆動軸16の後端部に圧入により嵌合固定されてい
る。駆動軸16は、当接部材39のフランジ部39aが
弁・ポート形成体14の吸入弁形成板14bに当接する
ことでその弁・ポート形成体14に近接する方向へのス
ライド移動が規制されるようになっている。弁・ポート
形成体14の吸入弁形成板14bの前面側は、駆動軸1
6の該弁・ポート形成体14に近接する方向へのスライ
ド移動を規制する第2移動規制部として機能している。
aと、該第1小径部16aよりも後端側に該第1小径部
16aよりも径が大きくラジアルベアリング19の内径
よりも径が小さい第2小径部16bとが形成されてい
る。当接部材39は、駆動軸16の後端部において、第
1小径部16aに対して接触しない状態で第2小径部1
6bに嵌合固定されている。当接部材39は、駆動軸1
6に組み付けられて、弁・ポート形成体14によって閉
塞された収容室40に収容された状態では、第2小径部
16bを完全に覆うように組み付けられた状態となって
いる。当接部材39は、塑性変形を伴いながら第2小径
部16bに圧入されて組み付けられるようになってい
る。当接部材39の駆動軸16への組み付け後にその組
み付け位置を変更するために必要な駆動軸16の軸線方
向の荷重の大きさは、クランク室15の圧力(クランク
圧)の上昇によりピストン21側から駆動軸16側に加
えられる前記軸線方向の最大衝撃荷重よりも大きくなる
ように設定されている。また、当接部材39の組み付け
位置を変更するために必要な駆動軸16の軸線方向の前
記荷重の大きさは、ハウジング11と駆動軸16との熱
膨張係数の差により前記第2移動規制部が当接部材39
に与える駆動軸16の軸線方向の押圧荷重よりも小さく
なるように設定されている。
当接部材39を駆動軸16に対して圧入する手順につい
て説明する。図3(a)は、リヤハウジング13及び弁
・ポート形成体14の組付け前の圧縮機の要部を拡大し
て示す。この状態で収容室40は、駆動軸16の挿入側
とは反対(後方)側で外方に開放されている。この開放
側から当接部材39が駆動軸16の第2小径部16bに
圧入される。当接部材39は、収容室40から突出した
部分を残した状態で前方への押圧が一旦中断される。
ート形成体14を、吸入弁形成板14bで当接部材39
を押圧しながらシリンダブロック12に近接させて接合
させる。これにより当接部材39はさらに第2小径部1
6bに圧入され、収容室40内に収められる。
用を説明する。駆動軸16の回転に伴いラグプレート2
3及びヒンジ機構26を介して斜板25が一体回転さ
れ、斜板25の回転運動がシュー27を介して各ピスト
ン21の往復運動に変換される。この駆動の継続によっ
て圧縮室22では、冷媒の吸入、圧縮及び吐出が順次繰
り返される。外部冷媒回路から吸入室31に供給された
冷媒は、吸入ポート33を介して圧縮室22に吸入さ
れ、ピストン21の移動による圧縮作用を受けた後、吐
出ポート35を介して吐出室32に吐出される。吐出室
32に吐出された冷媒は吐出通路を経て外部冷媒回路に
送り出される。
弁38の開度、即ち給気通路37の開度が冷房負荷に応
じて調整され、吐出室32とクランク室15との連通状
態が変更される。
度が減少され、吐出室32からクランク室15に供給さ
れる冷媒ガスの流量が減少する。クランク室15に供給
される冷媒ガスの量が減少すると、連通孔42等を介し
た吸入室31への冷媒ガスの逃がしにより、クランク室
15の圧力が次第に低下する。その結果、クランク室1
5の圧力とシリンダボア12aの圧力とのピストン21
を介した差が小さくなるため、斜板25が最大傾斜角側
に変位される。従って、ピストン21のストローク量が
増大し、吐出容量が増大される。
8の開度が増大され、吐出室32からクランク室15に
供給される冷媒ガスの流量が増大する。クランク室15
に供給される冷媒ガスの量が、連通孔42を介した吸入
室31への冷媒ガスの逃がし量を上回ると、クランク室
15の圧力が次第に上昇していく。その結果、クランク
室15の圧力とシリンダボア12aの圧力とのピストン
21を介した差が大きくなるため、斜板25が最小傾斜
角側に変位される。従って、ピストン21のストローク
量が減少し、吐出容量が減少される。
重は、シュー27、斜板25、ヒンジ機構26、ラグプ
レート23及びスラストベアリング24を介して、フロ
ントハウジング11の内壁面11aによって受けられ
る。通常圧縮運転時には、前記圧縮荷重の作用により、
駆動軸16、斜板25、ラグプレート23及びピストン
21等の一体物の前記軸線方向における弁・ポート形成
体14から離間する側へのスライド移動は、ラグプレー
ト23及びスラストベアリング24を介して、フロント
ハウジング11の内壁面11aによって規制される。こ
のとき、前記圧縮運転に伴う圧縮機自身の発熱により、
該圧縮機は組立時よりも温度が上昇した状態になる。そ
して、この温度上昇に起因する熱膨張における前記ハウ
ジング側と駆動軸16側との変形量の差により、弁・ポ
ート形成体14と当接部材39との間には、ピストン2
1のヘッドが弁・ポート形成体14に当たらない程度の
隙間が確保される。
から行われると、制御弁38は全閉状態にある給気通路
37を急激に全開することになる。従って、吐出室32
の高圧な吐出冷媒ガスが急激にクランク室15へ供給さ
れ、抽気通路(連通路42等)が冷媒ガスの急激な流入
分を逃がしきらないことから、クランク室15の圧力が
急激に上昇する。クランク室15の圧力が急激に上昇す
ると、クランク室15の圧力が過大に上昇したり、斜板
25が傾斜角度を減少させる勢いが過大となったりす
る。その結果、傾角を最小とした斜板25(図1におい
て二点鎖線で示す)が最小傾角規定部28に過大な力で
押し付けられたり、ヒンジ機構26を介してラグプレー
ト23を後方に強く引っ張ることになる。このため、駆
動軸16が前記軸線方向における弁・ポート形成体14
に近接する側に向かう強い力(衝撃荷重)を受けてスラ
イド移動する。このとき、駆動軸16は当接部材39が
弁・ポート形成体14に当接することにより移動が規制
され、ピストン21が上死点に達したときに弁・ポート
形成体14に衝突するのが防止される。なお、当接部材
39の駆動軸16に対する組み付け位置を変更するため
に必要な前記軸線方向の荷重の大きさが前記衝撃荷重よ
りも大きくなるように設定されているため、当接部材3
9と弁・ポート形成体14との前記当接時には、前記組
み付け位置は変更されない。なお、ここで言う加速カッ
トとは、追い越し加速のような車両の加速時や登坂時な
どに、エンジン出力を車両の前進駆動力に極力振り向け
るために、圧縮機の吐出容量を、所定時間だけ最小にな
るように制限する制御のことを指している。
する各部品は冷却されて熱収縮変形を起こす。このと
き、熱膨張係数の大きい部品は、同係数が小さい部品に
比較して、大きな変形率(単位長さ当たりの変形量)で
収縮する。前記ハウジングを構成する各部品(11,1
2及び13)に用いられているアルミニウム系金属は、
駆動軸16に用いられている鉄系金属よりも熱膨張係数
が大きいため、前記ハウジングは駆動軸16よりも大き
な収縮変形率となる。この結果、駆動軸16側は前記ハ
ウジング側から前記軸線方向に押圧される。このとき、
当接部材39は、弁・ポート形成体14によって、前方
側に向けて押圧荷重を受ける。当接部材39の駆動軸1
6に対する組み付け位置を変更するために必要な前記軸
線方向の荷重の大きさは前記押圧荷重よりも小さくなる
ように設定されているため、当接部材39は前記押圧荷
重を受けることで駆動軸16に対して前方に相対移動す
る。これにより、駆動軸16側が前記ハウジング側から
前記熱収縮変形に基づく過大な押圧荷重を受けることが
なくなる。
ことができる。 (1) 当接部材39と弁・ポート形成体14との当接
により駆動軸16の軸線後方側へのスライド移動を規制
するようにした。これにより、従来技術における駆動軸
付勢バネを備えていなくとも、前記スライド移動に伴う
種々の問題を解決することができる。従って、駆動軸付
勢バネを備えた場合に生じる、この荷重を受承すること
になるスラストベアリング24の耐久性の低下や、この
スラストベアリング24における圧縮機の動力損失の増
大といった問題を解消することができる。圧縮機の動力
損失の低減は、車両(エンジンEg)の燃料消費量に好
影響を与える。また、前記駆動軸付勢バネを削除できる
ことは、それに付随する構成を削除でき、構成の簡素化
を図り得る。
る組み付け位置を変更するために必要な前記軸線方向の
荷重の大きさが、クランク圧の上昇によって駆動軸16
側がピストン21側から受ける前記軸線方向の最大衝撃
荷重よりも大きくなるように設定されている。このた
め、前記組み付け位置が前記クランク圧の上昇によって
ずれることがなくなる。これにより、当接部材39及び
弁・ポート形成体14による駆動軸16のスライド移動
規制を良好なものに維持することが可能になる。
る組み付け位置を変更するために必要な前記軸線方向の
荷重の大きさが、前記ハウジングと駆動軸16との熱膨
張係数の差によって該両者間に生じる前記軸線方向の押
圧荷重よりも小さくなるように設定されている。これに
より、当接部材39は、前記熱膨張係数の差により弁・
ポート形成体14によって押圧されたとき、その駆動軸
16に対する組み付け位置が変更され得るものになる。
したがって、前記熱膨張係数の差により駆動軸16が弁
・ポート形成体14から過大な荷重を受けることがなく
なる。
ながら駆動軸16に圧入されるものとした。このため、
弾性変形のみを伴いながら駆動軸16に圧入される場合
に比較して、前記圧入のために必要な荷重の大きさが当
接部材39と駆動軸16との締め代の大きさの影響を受
けにくくなる。つまり、前記締め代を左右する当接部材
39及び駆動軸16の寸法公差を大きくすることが可能
になり、コストダウンを図ることができるようになる。
固定されている。したがって、駆動軸16に対する当接
部材39の固定にボルト等の金具や接着剤を必要とせ
ず、その組付けは該当接部材39を押さえ付けるのみの
簡単な作業となる。また、当接部材39の位置決めも、
弁・ポート形成体14をシリンダブロック12側に組み
付ける際に該弁・ポート形成体14でもって押さえつけ
るのみの簡単な作業となる。
側に固定するようにした。これによれば、例えば駆動軸
16の軸端に形成した穴などに当接部材を挿入固定した
場合に比較して、当接部材39と駆動軸16との接触面
積が大きいため、両部材の圧接強度を充分に確保できる
ようになる。したがって、当接部材39の駆動軸16に
対する組み付け強度の確保が容易になる。
み付けられ収容室40に収容された状態では、第2小径
部16bを完全に覆うように組み付けられた状態となっ
ている。つまり、当接部材39の駆動軸16に対する組
み付け後における前記両者の圧接部の長さが一定にな
る。したがって、当接部材39の駆動軸16への組み付
け後に該当接部材39の組み付け位置を変更するために
必要な前記軸線方向の荷重の大きさが一定になる。つま
り、この荷重の管理が容易になる。
14との当接側をフランジ状に形成した。これによれ
ば、当接部材39と弁・ポート形成体14との接触面積
を大きくすることができるため、該両者の摩耗劣化の抑
止が可能になる。
ト形成体14(吸入弁形成板14b)を利用している。
これにより、駆動軸16の移動規制構造の簡素化を図る
ことができる。
4bに当接させることにより駆動軸16の軸線後方側へ
のスライド移動を規制するようにした。吸入弁形成板1
4bはバルブプレート14aに比較して耐摩耗性に優れ
た材料を使用して形成されているため、前記第2移動規
制部の耐摩耗性が向上する。
スペース(収容室40)を利用して駆動軸16の移動規
制構造を構築することで、この移動規制構造を備えるこ
とでの圧縮機の大型化を防止することができる。
よって形成した。したがって、切削加工などにより形成
する場合に比較して、コストダウンを図ることが可能に
なる。
く、例えば、以下の様態としてもよい。 ○ 前記実施形態では、当接部材39の一端に外側に延
びるようにフランジ部39aを形成したが、内側に延び
るようにフランジ部を形成してもよい。これによれば、
当接部材の最大外径をラジアルベアリング19の内径よ
りも小さく形成することが容易になる。前記当接部材の
最大外径をラジアルベアリング19の内径よりも小さく
形成することで、該当接部材を組み付けたままの状態で
駆動軸16とラジアルベアリング19とを分離させるこ
とができる。したがって、メンテナンスが容易になる。
部材39が嵌合される部分を、その外径がラジアルベア
リング19の内径よりも小さく設定された第2小径部1
6bとした。これに対し、第1及び第2小径部16a,
16bを廃止した駆動軸16の後端部の外周側に環状の
溝を形成し、この溝よりも後端側の部分に当接部材39
を嵌合させるようにしてもよい。これによれば、第2小
径部16bを形成するための切削加工などを省略するこ
とが可能になるため、コストダウンを図ることができ
る。
み付け後における該両者の圧接部の長さが一定になるよ
うに設定されていなくてもよい。例えば、当接部材39
は、駆動軸16に組み付けられて収容室40に収容され
た状態で、第2小径部16bの一部のみを覆うように組
み付けられていてもよい。
2小径部16a,16bが設けられていなくてもよい。
駆動軸16の後端部はラジアルベアリング19が組み付
けられた部分から後端までの外径がラジアルベアリング
19の内径に等しく設定された形状であってもよい。こ
の場合、このラジアルベアリング19の内径に等しい外
径の後端部に当接部材39が圧入される。これによれ
ば、第1及び第2小径部16a,16bを形成するため
の切削加工などを省略することが可能になるため、コス
トダウンを図ることができる。
形成されていない直管形状であってもよい。これによれ
ば、フランジ部39aを形成するための工程を省略する
ことができ、コストダウンを図ることができる。
以外の部分に当接可能となるように構成してもよい。例
えば、収容室40内において当接部材39と弁・ポート
形成体14との間に第2移動規制部として機能する部材
を設けたり、収容室40内においてシリンダブロック1
2の一部を該収容室40の空間側に突出形成し、この突
出部に当接部材39が当接可能になるようにしてもよ
い。
にではなく、バルブプレート14aに当接させることで
駆動軸16の軸線方向へのスライド移動を規制するよう
にしてもよい。
し、この収容凹部に当接部材を圧入するようにしてもよ
い。これによれば、当接部材の最大外径をラジアルベア
リング19の内径よりも小さく形成することが容易にな
る。
摩耗性被膜を形成してもよい。これによれば、前記両者
の摩耗劣化を抑制することができる。 ○ワッブルタイプの可変容量型圧縮機において具体化す
るようにしてもよい。
型圧縮機において具体化するようにしてもよい。この固
定容量型圧縮機においても、例えば、車両の傾きや振動
等を受けて前記駆動軸がスライド移動することはある。
つまり、前記駆動軸がスライド移動する要因は、クラン
ク室の圧力変動ばかりではない。その対策としても本発
明は有効である。
に記載した発明以外の技術的思想について以下に記載す
る。 (1) 前記駆動軸は、前記弁・ポート形成体の吸入弁
を形成するための弁板と前記当接部材とが当接すること
で前記弁・ポート形成体に近接する方向へのスライド移
動が規制される請求項4に記載のピストン式圧縮機。
固定されている請求項1〜4及び技術的思想(1)のい
ずれか一項に記載のピストン式圧縮機。 (3) 前記当接部材は、プレス加工によって形成され
ている請求項1〜4及び技術的思想(1),(2)のい
ずれか一項に記載のピストン式圧縮機。
材の少なくとも一方には耐摩耗性付与処理が施されてい
る請求項1〜4及び技術的思想(1)〜(3)のいずれ
か一項に記載のピストン式圧縮機。
載の発明によれば、ピストン式圧縮機において、駆動軸
付勢バネを削除することができ、駆動軸がハウジングと
該駆動軸との熱膨張係数の差に起因する荷重を受けるこ
とを抑止することができるとともに、部品の寸法公差を
大きくすることでコストダウンを図ることができる。
図。
…同じく構成するシリンダブロック、13…同じくリヤ
ハウジング、11a…第1移動規制部としての内壁面、
12a…シリンダボア、14…第2移動規制部としての
弁・ポート形成体、14a…バルブプレート、14b…
吸入弁を形成するための弁板としての吸入弁形成板、1
5…クランク室、16…駆動軸、18…収容孔、21…
ピストン、23…傾角制御手段を構成するラグプレー
ト、25…カムプレートとしての斜板、26…傾角制御
手段を構成するヒンジ機構、33…吸入ポート、34…
吸入弁、35…吐出ポート、36…吐出弁、38…傾角
制御手段を構成する制御弁、39…当接部材。
Claims (4)
- 【請求項1】 クランク室が形成されたハウジングと、 該クランク室を挿通するようにして前記ハウジングに回
転可能に支持された駆動軸と、 前記ハウジングの一部を構成するとともにシリンダボア
が形成されたシリンダブロックと、 前記シリンダボアに対応した吸入ポート、吸入弁、吐出
ポート及び吐出弁を有するとともに、前記ハウジングに
該シリンダボアを閉塞するように設けられた弁・ポート
形成体と、 前記シリンダボアに往復動可能に収容された片頭型のピ
ストンと、 前記クランク室に収容され、前記駆動軸の回転運動を前
記ピストンの往復運動に変換するため前記ピストンと作
動連結されたカムプレートと、 前記クランク室内の圧力を制御することにより前記カム
プレートの傾角を制御して前記ピストンのストロークを
変化させる傾角制御手段とを備えたピストン式圧縮機で
あって、 前記駆動軸の軸線方向へのスライド移動を当接規制する
第1移動規制部及び第2移動規制部を前記ハウジングま
たは前記弁・ポート形成体に設け、 前記第1移動規制部を、前記駆動軸の前記弁・ポート形
成体から離間する方向へのスライド移動を当接規制する
ものとし、 前記第2移動規制部を、前記駆動軸に圧入によって組み
付けた当接部材と当接することで、前記駆動軸の前記弁
・ポート形成体に近接する方向へのスライド移動を規制
するものとし、 前記当接部材を、塑性変形を伴いながら前記駆動軸に圧
入されるものとするとともに、前記当接部材の前記駆動
軸への組み付け後に該当接部材の組み付け位置を変更す
るために必要な前記軸線方向の荷重の大きさを、前記ク
ランク圧の上昇により前記駆動軸側に加えられる前記軸
線方向の最大衝撃荷重よりも大きく、かつ、前記ハウジ
ングと前記駆動軸との熱膨張係数の差により前記第2移
動規制部が前記当接部材に与える前記軸線方向の押圧荷
重よりも小さくなるように設定したことを特徴とするピ
ストン式圧縮機。 - 【請求項2】 前記当接部材の前記駆動軸に対する組み
付け後における前記両者の圧接部の長さが一定になるよ
うに設定されている請求項1に記載のピストン式圧縮
機。 - 【請求項3】 前記当接部材の前記第2移動規制部との
当接側がフランジ状に形成されている請求項1または2
に記載のピストン式圧縮機。 - 【請求項4】 前記シリンダブロックに前記駆動軸の端
部側を収容する収容孔を貫通形成し、前記弁・ポート形
成体を前記駆動軸の挿入側とは反対側で前記シリンダブ
ロックに接合配置することで前記収容孔を閉塞し、該収
容孔内に臨む前記弁・ポート形成体を前記第2移動規制
部とした請求項1〜3のいずれか一項に記載のピストン
式圧縮機。
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