JP2002138812A - 触媒コンバータ用カバー構造 - Google Patents

触媒コンバータ用カバー構造

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JP2002138812A
JP2002138812A JP2000331812A JP2000331812A JP2002138812A JP 2002138812 A JP2002138812 A JP 2002138812A JP 2000331812 A JP2000331812 A JP 2000331812A JP 2000331812 A JP2000331812 A JP 2000331812A JP 2002138812 A JP2002138812 A JP 2002138812A
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cover
mounting flange
engine
catalyst case
mounting
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JP2000331812A
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Eiji Furuhashi
英二 古橋
Hiroyuki Niwa
啓之 丹羽
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 触媒コンバータ用カバー構造において、エン
ジン側の触媒ケース及びカバーの温度を容易に低下させ
て、触媒ケースの車両前方側と車両後方側であるエンジ
ン側との温度を均衡させるとともに、カバーとエンジン
との間に配設させた遮熱させたい部品の遮熱効果を向上
し、また、カバーを逆方向に取り付けようとした場合
に、カバーの組み付けを不可能として、カバーの誤組付
けを防止することにある。 【構成】 触媒ケースの側部にはカバーを取り付ける取
付フランジを設け、この取付フランジを上部取付フラン
ジと下部取付フランジとから構成し、カバーには上部取
付フランジと下部取付フランジとに対応した上部カバー
取付部と下部カバー取付部とを設けるとともに上部カバ
ー取付部と下部カバー取付部との間で導風部を設け、カ
バーを触媒ケースのエンジン側の側部の取付フランジに
取り付ける際には導風部を上部取付フランジと下部取付
フランジとの間で且つ導風部の端面を車両前方に指向さ
せて配設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、触媒コンバータ
用カバー構造に係り、特に触媒ケースのエンジン側の側
部に取り付けるカバーの温度を低下したり、このカバー
の誤組付けを防止する触媒コンバータ用カバー構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両のエンジンルームに搭載したエンジ
ンにおいては、排気系に、燃焼室からの有害排気を所定
の気体構成、温度条件の下で、触媒物質の作用によって
無害排気に交換するために、触媒コンバータを設けてい
る。この触媒コンバータは、内部に触媒担体が収納され
た触媒ケースの周囲にカバーを取り付けて構成され、エ
ンジンよりも車両前方に配設されている。
【0003】つまり、図13に示す如く、車両102の
エンジンルーム104には、エンジン106を設置する
とともに、このエンジン106よりも車両前方に触媒コ
ンバータ108を配設している。この触媒コンバータ1
08の触媒ケース110の周囲には、遮熱用のカバー1
12として、車両前方側の略半周を覆うフロントカバー
114と、車両後方側、つまり、エンジン106側の略
半周を覆うリヤカバー116とを設けている。フロント
カバー114とリヤカバー116とは、略対称に形成さ
れ、触媒ケース110の一側取付フランジ118−1と
他側取付フランジ118−2とに夫々取り付けられる。
【0004】リヤカバー116においては、図14に示
す如く、リヤ本体部120の一側部120Aに一側上部
カバー取付部122−1Uと一側下部カバー取付部12
2−1Dとが設けられているとともに、リヤ本体部12
0の他側部120Bに他側上部カバー取付部122−2
Uと他側下部カバー取付部122−2Dとが設けられて
いる。一側上部カバー取付部122−1Uと一側下部カ
バー取付部122−1Dとには一側上部カバー取付孔1
24−1Uと一側下部カバー取付孔124−1Dとが形
成され、また、他側上部カバー取付部122−2Uと他
側下部カバー取付部122−2Dとには他側上部カバー
取付孔124−2Uと他側下部カバー取付孔124−2
Dとが形成され、更に、一側上部カバー取付孔124−
1U、一側下部カバー取付孔124−1Dと他側上部カ
バー取付孔124−2U、他側下部カバー取付孔124
−2Dとの位置は、面対称になっている。
【0005】また、リヤカバー116とエンジン106
との間には、遮熱したい部品126が配設されている。
【0006】このような触媒コンバータ用カバー構造と
しては、例えば、特開平11−50839号公報に開示
されている。この公報に記載のものは、カバーを縦割り
の分割体から構成し、この分割体には長手方向に連続し
た補強部を設けたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、図1
4におけるリヤカバーにあっては、触媒コンバータとエ
ンジンとの間のリヤカバーの温度は、車両前方側からの
走行風がフロントカバーで遮られことによって低下しに
くくなり、よって、触媒ケースの車両前方側と車両後方
側であるエンジン側との温度が不均衡となり、また、リ
ヤカバーとエンジンとの間の遮熱したい部品の温度も低
下しにくくなるという不都合があった。
【0008】また、リヤカバーにおいては、一側上部カ
バー取付孔、一側下部カバー取付孔と他側上部カバー取
付孔、他側下部カバー取付孔との位置が面対称になって
おり、各カバー取付部の各カバー取付孔の位置を変更す
ることができない場合に、触媒ケースへの組み付け時
に、図15に示す如く、本来の取付方向とは逆方向で取
り付ける可能性があり、いわゆる誤組付けを招くという
不都合があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、車両のエンジンルームに
エンジンを搭載して設け、内部に触媒担体が収納された
触媒ケースの周囲にカバーを取り付けた触媒コンバータ
を前記エンジンよりも車両前方に配設した触媒コンバー
タ用カバー構造において、前記触媒ケースの側部には前
記カバーを取り付ける取付フランジを設け、この取付フ
ランジを上部取付フランジと下部取付フランジとから構
成し、前記カバーには前記上部取付フランジと前記下部
取付フランジとに対応した上部カバー取付部と下部カバ
ー取付部とを設けるとともに前記上部カバー取付部と前
記下部カバー取付部との間で導風部を設け、前記カバー
を前記触媒ケースの前記エンジン側の側部の前記取付フ
ランジに取り付ける際には前記導風部を前記上部取付フ
ランジと前記下部取付フランジとの間で且つ前記導風部
の端面を車両前方に指向させて配設したことを特徴とす
る。また、車両のエンジンルームにエンジンを搭載して
設け、内部に触媒担体が収納された触媒ケースの周囲に
カバーを取り付けた触媒コンバータを前記エンジンより
も車両前方に配設した触媒コンバータ用カバー構造にお
いて、前記触媒ケースの両側部には前記カバーを取り付
ける一側取付フランジと他側取付フランジとを設け、前
記一側取付フランジを一側上部取付フランジと一側下部
取付フランジとから構成し、前記他側取付フランジを他
側上部取付フランジと他側下部取付フランジとから構成
し、前記他側取付フランジには前記他側上部取付フラン
ジと前記他側下部取付フランジとの間に壁部を設け、前
記カバーには前記一側上部取付フランジと前記一側下部
取付フランジとに対応した一側上部カバー取付部と一側
下部カバー取付部とを設けるとともに前記他側上部取付
フランジと前記他側下部取付フランジとに対応した他側
上部カバー取付部と他側下部カバー取付部とを設け、前
記カバーの前記一側上部カバー取付部と前記一側下部カ
バー取付部との間には上下方向で前記壁部と重なる部位
を有する導風部を設け、前記カバーを前記触媒ケースの
前記エンジン側の側部に取り付ける際には前記導風部を
前記一側上部取付フランジと前記一側下部取付フランジ
との間で且つ前記導風部の端面を前記一側上部取付フラ
ンジ及び前記一側下部取付フランジよりも車両前方に突
出させて配設したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明は、触媒ケースのエンジ
ン側を覆うカバーの側部には端面が車両前方に指向して
配置された導風部を設け、この導風部から流入した走行
風がエンジン側の触媒ケース及びカバーの熱を奪うこと
から、エンジン側の触媒ケース及びカバーの温度を容易
に低下させるので、触媒ケースの車両前方側と車両後方
側であるエンジン側との温度を均衡させることができる
とともに、カバーとエンジンとの間に配設させた遮熱さ
せたい部品の遮熱効果を向上することができる。また、
エンジン側のカバーの一側に設けた導風部は触媒ケース
の他側に設けた壁部と上下方向で重なる部位を有し、こ
のカバーを触媒ケース取り付ける際に、カバーの一側に
設けた導風部の端面を触媒ケースの他側に壁部と一体的
に設けた他側取付フランジよりも車両前方に突出して配
置しているので、カバーを逆方向に取り付けようとした
場合には、導風部が壁部に当たり、この導風部が邪魔に
なって組み付けることができないので、カバーの誤組付
けを防止することができる。
【0011】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜9は、この発明の第1実
施例を示すものである。図2において、2は車両、4は
エンジンルーム、6はエンジンルーム4内に設置された
エンジンである。
【0012】このエンジン6の排気系には、触媒コンバ
ータ8が設けられる。この触媒コンバータ8は、図1、
3、4に示す如く、内部に触媒サポータ10を介して触
媒担体12を収納する触媒ケース14を有し、エンジン
6の燃焼室(図示せず)からの有害排気を所定の気体構
成、温度条件の下で、触媒物質の作用によって無害排気
に交換するものであり、エンジン6よりも車両前方に配
設されている。また、触媒ケース14の周囲には、遮熱
用のカバー16が取り付けられる。
【0013】触媒ケース14は、図5、6に示す如く、
触媒サポータ10を介して触媒担体12を保持する筒部
18と、軸方向の一端側の一端接続部20と、軸方向の
他端側の他端接続部22とを有している。触媒ケース1
4の筒部18の両側部には、カバー16を取り付けるた
めに、一側取付フランジ24−1と他側取付フランジ2
4−2とが設けられる。
【0014】一側取付フランジ24−1は、触媒ケース
14の一側で側方に開口した空間Sを形成するように、
上下方向に離間して側方に突出した一側上部取付フラン
ジ24−1Uと一側下部取付フランジ24−1Dとから
構成される。この一側上部取付フランジ24−1Uと一
側下部取付フランジ24−1Dとには、一側上部取付フ
ランジ孔26−1Uと一側下部取付フランジ孔26−1
Dとが形成されている。
【0015】他側取付フランジ24−2は、触媒ケース
14の他側で側方に突出した他側上部取付フランジ24
−2Uと他側下部取付フランジ24−2Dとから構成さ
れる。他側上部取付フランジ24−2Uと他側下部取付
フランジ24−2Dとには、他側上部取付フランジ孔2
6−2Uと他側下部取付フランジ孔26−2Dとが形成
されている。また、他側上部取付フランジ24−2Uと
他側下部取付フランジ24−2Dとの間には、該他側上
部取付フランジ24−2Uと他側下部取付フランジ24
−2Dとに連続した壁部28が設けられている。従っ
て、他側上部取付フランジ24−2Uと他側下部取付フ
ランジ24−2Dとは、壁部28を介して筒部18の他
側に一体的に側方に突出して形成されている。また、こ
の壁部28には、他側上部取付フランジ孔26−2Uと
他側下部取付フランジ孔26−2Dとの間に中間孔28
Aが形成されている。
【0016】触媒ケース14の各取付フランジ24は、
図1、6に示す如く、触媒ケース14の軸心14Cより
もエンジン6側に距離Mだけ偏倚するように配設されて
いる。
【0017】前記カバー16は、触媒ケース14の周囲
に取り付けられるものであり、触媒ケース14の車両前
方側の側部に取り付けられるフロントカバー30と、触
媒ケース14の車両後方側、つまり、エンジン6側の側
部に取り付けられるカバーであるリヤカバー32とから
構成されている。
【0018】フロントカバー30は、図1、3、4に示
す如く、触媒ケース14の車両前方側で前方側隙間34
Aを形成して取り付けられるものであり、湾曲形状のフ
ロント本体部36と、一側取付フランジ24−1の前面
に取り付けられる一側取付部38U、38Dと、他側取
付フランジ24−2の前面に取り付けられる他側取付部
40U、40Dとを有している。
【0019】このフロントカバー30は、触媒ケース1
4の車両前方側の側部の半周以上を覆うように形成され
ている。
【0020】リヤカバー32は、図7〜9に示す如く、
触媒ケース14の車両後方側、つまり、エンジン6側で
後方側隙間34Bを形成して一側取付フランジ24−1
及び他側取付フランジ24−2の後面に取り付けられる
ものであり、湾曲形状のリヤ本体部42と、一側部42
Aで一側上部取付フランジ24−1Uと一側下部取付フ
ランジ24−1Dとに対応した一側上部カバー取付部4
4−1Uと一側下部カバー取付部44−1Dとが設けら
れるとともに、他側部42Bで他側上部取付フランジ2
4−2Uと他側下部取付フランジ24−2Dとに対応し
た他側上部カバー取付部44−2Uと他側下部カバー取
付部44−2Dとが設けられている。一側上部カバー取
付部44−1Uと一側下部カバー取付部44−1Dとに
は一側上部カバー取付孔46−1Uと一側下部カバー取
付孔46−1Dとが形成され、また、他側上部カバー取
付部44−2Uと他側下部カバー取付部44−2Dとに
は他側上部カバー取付孔46−2Uと他側下部カバー取
付孔46−2Dとが形成されている。一側上部カバー取
付孔46−1U、一側下部カバー取付孔46−1Dと他
側上部カバー取付孔46−2U、他側下部カバー取付孔
46−2Dとの位置は、面対称になっている。
【0021】また、このリヤカバー32には、一側上部
カバー取付部44−1Uと一側下部カバー取付部44−
1Dとの間に、上下方向で壁部28と重なる部位を有す
る導風部48が設けられている。この導風部48は、例
えば、上下方向の高さHで且つ車両前方に長さLだけ突
出して一側上部カバー取付部44−1Uと一側下部カバ
ー取付部44−1Dと一体的に形成され且つリヤ本体部
42に対して折曲形成され、また、フロントカバー30
の一側取付部38の一部分の開放部30Aと共働して車
両前方に開放する導風路50を形成している。
【0022】上述の如く、このリヤカバー32は、触媒
ケース14のエンジン6側の側部に取り付けられる。そ
して、リヤカバー32を触媒ケース14のエンジン6側
の側部に取り付ける際には、導風部48を一側上部取付
フランジ24−1Uと一側下部取付フランジ24−1D
との間の空間S内で且つ導風部48の端面48Eを一側
上部取付フランジ24−1Uのエンジン側端面及び一側
下部取付フランジ24−1Dのエンジン側端面よりも車
両前方に突出するように配設する。
【0023】また、リヤカバー32とエンジン6との間
には、遮熱させたい部品52が設けられている。
【0024】次に、この第1実施例の作用を説明する。
【0025】リヤカバー32を触媒ケース14のエンジ
ン6側の側部に正規の方向で取り付ける際には、導風部
48を一側上部取付フランジ24−1Uと一側下部取付
フランジ24−1Dとの間の空間S内で且つ導風部48
の端面48Eを一側上部取付フランジ24−1U及び一
側下部取付フランジ24−1Dよりも車両前方に突出す
るように配設する。
【0026】しかし、リヤカバー32を逆方向に取り付
けようとする場合には、一側の導風部48が他側の壁部
28に当たり、リヤカバー32を触媒ケース14に取り
付けることができない。
【0027】リヤカバー32を正規の方向で取り付けた
場合には、図1に示す如く、車両前方側からの走行風
は、導風路50から流入してリヤカバー32と触媒ケー
ス14との間の後方側隙間34を経て、触媒コンバータ
8の上部位側及び下部位側に流去する。
【0028】この結果、触媒ケース14のエンジン6側
を覆うリヤカバー32の側部に端面48Eが車両前方に
配設された導風部48を設け、この導風部48から流入
した走行風がエンジン6側の触媒ケース14とリヤカバ
ー32との熱を奪うことから、触媒ケース14のエンジ
ン6側の部位及びリヤカバー32の温度を容易に低下さ
せるので、触媒ケース14の車両前方側と車両後方側で
あるエンジン6側との温度を均衡させることができると
ともに、リヤカバー32とエンジン6との間に配設させ
た遮熱させたい部品52の遮熱効果を向上することがで
きる。
【0029】また、エンジン6側のリヤカバー32の一
側に設けた導風部48は触媒ケース14の他側に設けた
壁部28と上下方向で重なる部位を有し、このリヤカバ
ー32を取り付ける際に、導風部48の端面48Eを触
媒ケース14の他側に設けた各取付フランジ24のエン
ジン側端面よりも車両前方に突出して配置したので、リ
ヤカバー32を逆方向に取り付けた場合には、導風部4
8が壁部28のエンジン側端面に当たり、この導風部4
8が邪魔になって組み付けることができないので、リヤ
カバー32の誤組付けを防止することができる。
【0030】更に、触媒ケース14の各取付フランジ2
4は、触媒ケース14の軸心14Cよりもエンジン6側
に偏倚するように配設されているので、各取付フランジ
24の横方向への突出を抑えて触媒コンバータ8も周辺
スペースを確保することができ、触媒コンバータ8の周
辺部品の配置を容易にすることができる。
【0031】更にまた、触媒ケース14は、車両前方側
がフロントカバー30で半周以上覆われるので、触媒コ
ンバータ8の車両前方側の周囲に配設される部品等を、
触媒コンバータ8の熱から保護することができる。
【0032】また、導風部46は、一側上部カバー取付
部44−1Uと一側下部カバー取付部44−1Dと一体
的にリヤ本体部42に形成されているので、より大きな
導風部48を形成し、導風効果を向上することができる
とともに、導風部48を別体に取り付けた場合に比べ
て、組付工数を低減し、廉価とすることができる。
【0033】図10、11は、この発明の第2実施例を
示すものである。
【0034】以下の実施例においては、上述の第1実施
例と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明す
る。
【0035】この第2実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、図10に示す如く、リヤカバー3
2において、各カバー取付部44に連設して各カバー取
付孔46よりも側方に突出した導風部62を、リヤ本体
部42の上下方向全体に形成した。この場合に、図11
に示す如く、触媒ケース14においては、他側取付フラ
ンジ24−2には、導風部62に対応する突出壁部64
を形成する。
【0036】この第2実施例の構成によれば、導風部6
2を側方に大きく突出して且つ上下方向に大きく形成し
たので、多くの走行風を流入させて導風効果を向上する
ことができる。
【0037】図12は、この発明の特別構成であり、第
3実施例を示すものである。
【0038】この第3実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、リヤカバー32のリヤ本体部42
の内面には、斜めで且つ上方向及び下方向に延長する複
数段の第1ガイドリブ72−1U、72−1D及び第2
ガイドリブ72−2U、72−2Dを内面側に突出して
設けた。
【0039】この第3実施例の構成によれば、第1ガイ
ドリブ72−1、第2ガイドリブ72−2により、走行
風をリヤカバー32の内面で案内しつつ流動させて導風
効果を向上するとともに、リヤカバー32の熱を内側に
放射させて放熱効果を図り、しかも、リヤカバー32の
補強を図ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、触媒ケースのエンジン側を覆うカバーの
側部には端面が車両前方に指向して配設された導風部を
設け、この導風部から流入した走行風がエンジン側の触
媒ケースとカバーとの熱を奪うことから、エンジン側の
触媒ケース及びカバーの温度を容易に低下させるので、
触媒ケースの車両前方側と車両後方側であるエンジン側
との温度を均衡させることができるとともに、カバーと
エンジンとの間に配設させた遮熱させたい部品の遮熱効
果を向上し得る。また、エンジン側のカバーの一側に設
けた導風部は触媒ケースの他側に設けた壁部と上下方向
で重なる部位を有し、このカバーを触媒ケース取り付け
る際に、カバーの一側に設けた導風部の端面を触媒ケー
スの他側に壁部と一体的に設けた他側取付フランジより
も車両前方に突出して配置しているので、カバーを逆方
向に取り付けようとした場合には、導風部が壁部に当た
り、この導風部が邪魔になって組み付けることができな
いので、カバーの誤組付けを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3のI−I線による触媒コンバータの断面図
である。
【図2】車両の触媒コンバータ用カバー構造の平面図で
ある。
【図3】触媒コンバータの正面図である。
【図4】触媒コンバータの側面図である。
【図5】触媒ケースの正面図である。
【図6】図5のVI−VI線による触媒ケースの断面図
である。
【図7】リヤカバーの概略構成図である。
【図8】リヤカバーの正面図である。
【図9】図8リヤカバーの背面図である。
【図10】第2実施例におけるリヤカバーの斜視図であ
る。
【図11】第2実施例における触媒ケースの正面図であ
る。
【図12】第3実施例におけるリヤカバーの斜視図であ
る。
【図13】従来において車両の触媒コンバータ用カバー
構造の平面図である。
【図14】従来において本来の方向で取り付けられるリ
ヤカバーの斜視図である。
【図15】図14のリヤカバーを逆方向に取り付けた状
態の斜視図である。
【符号の説明】
2 車両 6 エンジン 8 触媒コンバータ 14 触媒ケース 16 カバー 24 取付フランジ 28 壁部 30 フロントカバー 32 リヤカバー 48 導風部 50 導風路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のエンジンルームにエンジンを搭載
    して設け、内部に触媒担体が収納された触媒ケースの周
    囲にカバーを取り付けた触媒コンバータを前記エンジン
    よりも車両前方に配設した触媒コンバータ用カバー構造
    において、前記触媒ケースの側部には前記カバーを取り
    付ける取付フランジを設け、この取付フランジを上部取
    付フランジと下部取付フランジとから構成し、前記カバ
    ーには前記上部取付フランジと前記下部取付フランジと
    に対応した上部カバー取付部と下部カバー取付部とを設
    けるとともに前記上部カバー取付部と前記下部カバー取
    付部との間で導風部を設け、前記カバーを前記触媒ケー
    スの前記エンジン側の側部の前記取付フランジに取り付
    ける際には前記導風部を前記上部取付フランジと前記下
    部取付フランジとの間で且つ前記導風部の端面を車両前
    方に指向させて配設したことを特徴とする触媒コンバー
    タ用カバー構造。
  2. 【請求項2】 車両のエンジンルームにエンジンを搭載
    して設け、内部に触媒担体が収納された触媒ケースの周
    囲にカバーを取り付けた触媒コンバータを前記エンジン
    よりも車両前方に配設した触媒コンバータ用カバー構造
    において、前記触媒ケースの両側部には前記カバーを取
    り付ける一側取付フランジと他側取付フランジとを設
    け、前記一側取付フランジを一側上部取付フランジと一
    側下部取付フランジとから構成し、前記他側取付フラン
    ジを他側上部取付フランジと他側下部取付フランジとか
    ら構成し、前記他側取付フランジには前記他側上部取付
    フランジと前記他側下部取付フランジとの間に壁部を設
    け、前記カバーには前記一側上部取付フランジと前記一
    側下部取付フランジとに対応した一側上部カバー取付部
    と一側下部カバー取付部とを設けるとともに前記他側上
    部取付フランジと前記他側下部取付フランジとに対応し
    た他側上部カバー取付部と他側下部カバー取付部とを設
    け、前記カバーの前記一側上部カバー取付部と前記一側
    下部カバー取付部との間には上下方向で前記壁部と重な
    る部位を有する導風部を設け、前記カバーを前記触媒ケ
    ースの前記エンジン側の側部に取り付ける際には前記導
    風部を前記一側上部取付フランジと前記一側下部取付フ
    ランジとの間で且つ前記導風部の端面を前記一側上部取
    付フランジ及び前記一側下部取付フランジよりも車両前
    方に突出させて配設したことを特徴とする触媒コンバー
    タ用カバー構造。
  3. 【請求項3】 前記触媒ケースの前記各取付フランジ
    は、前記触媒ケースの軸心よりも前記エンジン側に偏倚
    するように配設されたことを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の触媒コンバータ用カバー構造。
  4. 【請求項4】 前記触媒ケースは、車両前方側が他のカ
    バーで半周以上覆われることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の触媒コンバータ用カバー構造。
  5. 【請求項5】 前記導風部は、前記上部カバー取付部と
    前記下部カバー取付部とに一体的に形成されたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の触媒コンバータ
    用カバー構造。
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