JP2002138460A - 地盤改良工法 - Google Patents
地盤改良工法Info
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- JP2002138460A JP2002138460A JP2000334323A JP2000334323A JP2002138460A JP 2002138460 A JP2002138460 A JP 2002138460A JP 2000334323 A JP2000334323 A JP 2000334323A JP 2000334323 A JP2000334323 A JP 2000334323A JP 2002138460 A JP2002138460 A JP 2002138460A
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- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軟弱地盤の改良における改良土の好適な養生
環境を維持し、優れた品質の地盤改良を安定して施工す
る手段を提供する。 【解決手段】 地盤1を掘削し、該地盤1中の土砂と固
化材スラリー21とを混合することにより改良土2を形
成する改良土形成工程と、改良土2が形成された地盤1
を養生シート3により覆って養生する養生工程とを有
し、該養生工程において改良土2を固化させて、改良柱
体4を地盤1中に造設する。養生シート3として発熱体
16を内蔵したものを使用し、又は養生シート3の下に
発熱体16を配置することにより、加温しながら改良土
2を養生する。又は固化材スラリー21を加温してから
供給する。
環境を維持し、優れた品質の地盤改良を安定して施工す
る手段を提供する。 【解決手段】 地盤1を掘削し、該地盤1中の土砂と固
化材スラリー21とを混合することにより改良土2を形
成する改良土形成工程と、改良土2が形成された地盤1
を養生シート3により覆って養生する養生工程とを有
し、該養生工程において改良土2を固化させて、改良柱
体4を地盤1中に造設する。養生シート3として発熱体
16を内蔵したものを使用し、又は養生シート3の下に
発熱体16を配置することにより、加温しながら改良土
2を養生する。又は固化材スラリー21を加温してから
供給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建築物を
建築するための地盤が軟弱な場合に地盤の支持力を向上
させるための地盤改良工法に関し、特に、冬期や寒冷地
などにおいて気温が低い場合に好適な地盤改良工法に関
する。
建築するための地盤が軟弱な場合に地盤の支持力を向上
させるための地盤改良工法に関し、特に、冬期や寒冷地
などにおいて気温が低い場合に好適な地盤改良工法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、軟弱な地盤上に住宅等の建築物
を建築する場合には、建築物の自重による地盤沈下を防
止するため、図4(a)に示すように、基礎が設けられ
るべき位置の直下の軟弱な地盤1中に、セメント等の固
化材スラリー21(図1参照)と地盤1の土砂とを混合
して固化させた改良柱体4を複数造設し、該地盤1の支
持力を向上させる地盤改良工法が施工される。また、図
4(b)に示すように、その胴部26より外径が大きな
節部27を複数設けた節付きの改良柱体4を造設して、
改良柱体4の1本当たりの支持力をさらに向上させる方
法もある。このような節付きの改良柱体4は、節部27
が胴部26から突出している分だけ、通常の改良柱体4
より地盤1との摩擦力が増大するので、支持力が大き
い。このため、造設すべき改良柱体4の本数を少なくし
たり、改良柱体4の長さを短くすることができる。
を建築する場合には、建築物の自重による地盤沈下を防
止するため、図4(a)に示すように、基礎が設けられ
るべき位置の直下の軟弱な地盤1中に、セメント等の固
化材スラリー21(図1参照)と地盤1の土砂とを混合
して固化させた改良柱体4を複数造設し、該地盤1の支
持力を向上させる地盤改良工法が施工される。また、図
4(b)に示すように、その胴部26より外径が大きな
節部27を複数設けた節付きの改良柱体4を造設して、
改良柱体4の1本当たりの支持力をさらに向上させる方
法もある。このような節付きの改良柱体4は、節部27
が胴部26から突出している分だけ、通常の改良柱体4
より地盤1との摩擦力が増大するので、支持力が大き
い。このため、造設すべき改良柱体4の本数を少なくし
たり、改良柱体4の長さを短くすることができる。
【0003】このような地盤改良工法において、前記改
良柱体4は、以下のようにして形成される。ここでは、
図1に示すように、前記駆動源10により回転される回
転軸11の先端近傍に、地盤1を掘削又は撹拌する削孔
ヘッド13及び撹拌翼14が設けられ、該回転軸11の
先端から前記固化材スラリー21が吐出されるように構
成された地盤改良撹拌機5が用いられる。そして、該地
盤改良撹拌機5を改良柱体4を造設すべき位置に設定
し、回転軸11を回転させながら地盤に貫入することに
より、図1に示すように、地盤1を所定の深さまで空掘
りし、次に、図2に示すように、回転軸11を回転させ
た状態のまま、その先端から固化材スラリー21を吐出
しながら引き上げることにより、前記撹拌翼14が地盤
1中の土砂と固化材スラリー21とを混合撹拌して改良
土2が形成される。その後、所定期間養生することによ
り、該改良土2が固化して改良柱体4(図4参照)とな
る。
良柱体4は、以下のようにして形成される。ここでは、
図1に示すように、前記駆動源10により回転される回
転軸11の先端近傍に、地盤1を掘削又は撹拌する削孔
ヘッド13及び撹拌翼14が設けられ、該回転軸11の
先端から前記固化材スラリー21が吐出されるように構
成された地盤改良撹拌機5が用いられる。そして、該地
盤改良撹拌機5を改良柱体4を造設すべき位置に設定
し、回転軸11を回転させながら地盤に貫入することに
より、図1に示すように、地盤1を所定の深さまで空掘
りし、次に、図2に示すように、回転軸11を回転させ
た状態のまま、その先端から固化材スラリー21を吐出
しながら引き上げることにより、前記撹拌翼14が地盤
1中の土砂と固化材スラリー21とを混合撹拌して改良
土2が形成される。その後、所定期間養生することによ
り、該改良土2が固化して改良柱体4(図4参照)とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、改良土2の養
生に際しては、一般に周囲の地盤1を20℃前後の温度
環境とすることが好適であると考えられる。しかしなが
ら、冬期、特に寒冷地においては気温が0℃、又はそれ
以下となる場合がある。そのような場合、地盤1の温度
は低下し、特に地盤1の表面部分においては気温の影響
を受け易く低い温度となることから、改良土2が固化す
るまでに長い養生期間を要し、また、改良土2に含まれ
る水分が氷結して改良柱体4の品質を劣化させる原因と
なるという問題が生じていた。
生に際しては、一般に周囲の地盤1を20℃前後の温度
環境とすることが好適であると考えられる。しかしなが
ら、冬期、特に寒冷地においては気温が0℃、又はそれ
以下となる場合がある。そのような場合、地盤1の温度
は低下し、特に地盤1の表面部分においては気温の影響
を受け易く低い温度となることから、改良土2が固化す
るまでに長い養生期間を要し、また、改良土2に含まれ
る水分が氷結して改良柱体4の品質を劣化させる原因と
なるという問題が生じていた。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、改良土の好適な養生環境を維持し、優れた品質
の地盤改良を安定して施工する手段を提供することを技
術課題とするものである。
であり、改良土の好適な養生環境を維持し、優れた品質
の地盤改良を安定して施工する手段を提供することを技
術課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術課題を解決する
ための具体的手段は、次のようなものである。すなわ
ち、請求項1に記載する地盤改良工法は、地盤を掘削
し、該地盤中の土砂と固化材スラリーとを混合すること
により改良土を形成し、該改良土を養生することにより
固化させて地盤の支持力を向上させるものであって、前
記改良土が形成された地盤を養生シートにより覆って養
生することを特徴とするものである。
ための具体的手段は、次のようなものである。すなわ
ち、請求項1に記載する地盤改良工法は、地盤を掘削
し、該地盤中の土砂と固化材スラリーとを混合すること
により改良土を形成し、該改良土を養生することにより
固化させて地盤の支持力を向上させるものであって、前
記改良土が形成された地盤を養生シートにより覆って養
生することを特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載する地盤改良工法は、請求
項1に記載する構成において、前記養生シートとして発
熱体を内蔵したものを使用し、加温しながら改良土を養
生することを特徴とするものである。
項1に記載する構成において、前記養生シートとして発
熱体を内蔵したものを使用し、加温しながら改良土を養
生することを特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載する地盤改良工法は、請求
項1に記載する構成において、前記養生シートの下に発
熱体を配置し、加温しながら改良土を養生することを特
徴とするものである。
項1に記載する構成において、前記養生シートの下に発
熱体を配置し、加温しながら改良土を養生することを特
徴とするものである。
【0009】請求項4に記載する地盤改良工法は、請求
項1に記載する構成において、前記固化材スラリーを加
温してから供給することを特徴とするものである。
項1に記載する構成において、前記固化材スラリーを加
温してから供給することを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る地盤改良工法
について図面に基づいて説明する。本発明の第1の実施
形態に係る地盤改良工法は、図1及び図2に示すよう
に、地盤1を掘削し、該地盤1中の土砂と固化材スラリ
ー21とを混合することにより改良土2を形成する改良
土形成工程と、図3に示すように、改良土2が形成され
た地盤1を養生シート3により覆って養生する養生工程
とを有し、該養生工程において改良土2を固化させて、
図4に示すような改良柱体4を地盤1中に造設するもの
である。以下更に詳細に説明する。
について図面に基づいて説明する。本発明の第1の実施
形態に係る地盤改良工法は、図1及び図2に示すよう
に、地盤1を掘削し、該地盤1中の土砂と固化材スラリ
ー21とを混合することにより改良土2を形成する改良
土形成工程と、図3に示すように、改良土2が形成され
た地盤1を養生シート3により覆って養生する養生工程
とを有し、該養生工程において改良土2を固化させて、
図4に示すような改良柱体4を地盤1中に造設するもの
である。以下更に詳細に説明する。
【0011】前記改良土形成工程は、図5に示すような
地盤改良撹拌機5を用いて行う。該地盤改良撹拌機5は
建設機械6により固定された支柱7に昇降自在に設けら
れており、ミキサ8が、水とセメント等の固化材とを混
練して固化材スラリー21を作製し、ポンプ9が、該固
化材スラリー21を地盤改良撹拌機5に圧送し、駆動源
10が地盤改良撹拌機5を回転する構成となっている。
また、図1及び図2に示すように、地盤改良撹拌機5
は、前記駆動源10により回転される回転軸11と、該
回転軸11の先端に設けられた固化材スラリー21の吐
出口12と、回転軸11の先端に設けられて地盤1を掘
削又は撹拌する削孔ヘッド13及び撹拌翼14とを有し
て構成されており、圧送された固化材スラリー21は、
回転軸11の内部を通って吐出口12から吐出されるよ
うになっている。
地盤改良撹拌機5を用いて行う。該地盤改良撹拌機5は
建設機械6により固定された支柱7に昇降自在に設けら
れており、ミキサ8が、水とセメント等の固化材とを混
練して固化材スラリー21を作製し、ポンプ9が、該固
化材スラリー21を地盤改良撹拌機5に圧送し、駆動源
10が地盤改良撹拌機5を回転する構成となっている。
また、図1及び図2に示すように、地盤改良撹拌機5
は、前記駆動源10により回転される回転軸11と、該
回転軸11の先端に設けられた固化材スラリー21の吐
出口12と、回転軸11の先端に設けられて地盤1を掘
削又は撹拌する削孔ヘッド13及び撹拌翼14とを有し
て構成されており、圧送された固化材スラリー21は、
回転軸11の内部を通って吐出口12から吐出されるよ
うになっている。
【0012】そして、改良土2を形成する際には、地盤
改良撹拌機5を改良柱体4(図4及び図6参照)を造設
すべき位置に設定し、回転軸11を回転させながら地盤
1に貫入することにより、図1に示すように、地盤1を
所定の深さまで掘削する。次に、図2に示すように、回
転軸11を回転させた状態のまま、その先端から固化材
スラリー21を吐出しながら引き上げることにより、前
記撹拌翼14が地盤中の土砂と固化材スラリー21とを
混合撹拌して改良土2が形成される。ここで、図6は、
前記改良柱体4を造設すべき位置を示す平面図であり、
基礎15に対する改良柱体4の配置を示している。図に
おいて、基礎15上の斜線を施した円が改良柱体4を造
設すべき位置を示している。したがって、改良柱体4
は、基礎15の直下に、所定の間隔で配置され、住宅の
自重等の鉛直荷重を支持することとなる。
改良撹拌機5を改良柱体4(図4及び図6参照)を造設
すべき位置に設定し、回転軸11を回転させながら地盤
1に貫入することにより、図1に示すように、地盤1を
所定の深さまで掘削する。次に、図2に示すように、回
転軸11を回転させた状態のまま、その先端から固化材
スラリー21を吐出しながら引き上げることにより、前
記撹拌翼14が地盤中の土砂と固化材スラリー21とを
混合撹拌して改良土2が形成される。ここで、図6は、
前記改良柱体4を造設すべき位置を示す平面図であり、
基礎15に対する改良柱体4の配置を示している。図に
おいて、基礎15上の斜線を施した円が改良柱体4を造
設すべき位置を示している。したがって、改良柱体4
は、基礎15の直下に、所定の間隔で配置され、住宅の
自重等の鉛直荷重を支持することとなる。
【0013】次に、前記養生工程は、図3に示すよう
に、改良土2が形成された地盤1を養生シート3により
覆って養生する工程である。ここで、養生シート3は、
図7に示すように、発熱体16を内蔵しており、該発熱
体16により加温しながら改良土2を養生するようにな
っている。具体的には、二枚の表面シート材17の間
に、シート状の断熱材18と発熱体16とを挟持して構
成される。前記表面シート材17としては、気密性及び
防水性に優れた素材、例えば塩化ビニル系樹脂などをシ
ート状に形成されたものが使用される。前記断熱材18
としては、断熱性及び可撓性に優れた素材、例えばポリ
プロピレン、ポリエチレン、ポリエステルなどの不織布
または発泡体などが使用される。また、前記発熱体16
としては、可撓性を有し、養生シート3の内部に均等に
配置することができるように線状又はシート状に形成さ
れ、温度制御の可能なもの、例えば電熱ヒータなどが使
用される。ここでは、可撓性を有する導電線を平行に配
置し、その間にPTC特性を有するチタン酸バリウム系
のセラミックス素子を複数個接続することで線状に構成
したPTCヒータを使用している。該PTCヒータは、
周囲の温度に応じて通電量を自己制御するという特性を
有することから、養生温度を容易に一定に保つことが可
能となる利点がある。なお、養生シート3の構成はこれ
に限定されるものではなく、発熱体16を内蔵したシー
トであれば、これ以外の構成のものを使用することも可
能である。
に、改良土2が形成された地盤1を養生シート3により
覆って養生する工程である。ここで、養生シート3は、
図7に示すように、発熱体16を内蔵しており、該発熱
体16により加温しながら改良土2を養生するようにな
っている。具体的には、二枚の表面シート材17の間
に、シート状の断熱材18と発熱体16とを挟持して構
成される。前記表面シート材17としては、気密性及び
防水性に優れた素材、例えば塩化ビニル系樹脂などをシ
ート状に形成されたものが使用される。前記断熱材18
としては、断熱性及び可撓性に優れた素材、例えばポリ
プロピレン、ポリエチレン、ポリエステルなどの不織布
または発泡体などが使用される。また、前記発熱体16
としては、可撓性を有し、養生シート3の内部に均等に
配置することができるように線状又はシート状に形成さ
れ、温度制御の可能なもの、例えば電熱ヒータなどが使
用される。ここでは、可撓性を有する導電線を平行に配
置し、その間にPTC特性を有するチタン酸バリウム系
のセラミックス素子を複数個接続することで線状に構成
したPTCヒータを使用している。該PTCヒータは、
周囲の温度に応じて通電量を自己制御するという特性を
有することから、養生温度を容易に一定に保つことが可
能となる利点がある。なお、養生シート3の構成はこれ
に限定されるものではなく、発熱体16を内蔵したシー
トであれば、これ以外の構成のものを使用することも可
能である。
【0014】そして、改良土2を養生する際には、改良
土2が形成された部分における地盤1の表面全体を前記
養生シート3により覆う。養生シート3の大きさは任意
であるので、養生シート3の大きさが小さい場合には、
図8に示すように、複数枚の養生シート3を隙間なく並
べて配置することにより、地盤1の表面全体を覆うこと
とする。そして、改良土2が固化するまでの一定期間、
養生シート3に内蔵された発熱体16により加温しなが
ら養生する。この際、養生シート3により覆われた部分
の地盤1の温度が改良土2の養生に適した温度となるよ
うに発熱体16の温度を調節する。具体的には固化材ス
ラリー21の固化に適した温度である20℃前後となる
ように調節する。このようにすることにより、外気20
(図3参照)の温度が低い場合であっても、地盤1の温
度、特に地盤1の表面部分の温度を養生に適した温度に
保つことができる。また、改良土2が形成された部分に
おける地盤1の表面全体を前記養生シート3により覆う
ことにより、当該部分の地盤1からの水分の蒸発を妨
げ、地盤1の特に表面部分を改良土2の養生に適した高
い湿度環境に保つことができる。この際、養生シート3
の端縁部分を土中に少し埋める等して養生シート3によ
り覆われた部分と外気20との隙間が生じないようにす
ると更に好適である。以上のことにより、固化材スラリ
ー21と土砂とからなる改良土2を好適な温度及び湿度
の環境の下で養生し、優れた強度を有する改良柱体4と
することができる。なお、改良土2の養生期間は、固化
材スラリー21の材質や周囲の温度及び湿度などにより
異なるが、通常は28日前後とすると好適である。そし
て、このような養生工程を経ることにより、改良土2は
固化して改良柱体4となり、図4に示すように、改良柱
体4が地盤1中に造設されることとなる。
土2が形成された部分における地盤1の表面全体を前記
養生シート3により覆う。養生シート3の大きさは任意
であるので、養生シート3の大きさが小さい場合には、
図8に示すように、複数枚の養生シート3を隙間なく並
べて配置することにより、地盤1の表面全体を覆うこと
とする。そして、改良土2が固化するまでの一定期間、
養生シート3に内蔵された発熱体16により加温しなが
ら養生する。この際、養生シート3により覆われた部分
の地盤1の温度が改良土2の養生に適した温度となるよ
うに発熱体16の温度を調節する。具体的には固化材ス
ラリー21の固化に適した温度である20℃前後となる
ように調節する。このようにすることにより、外気20
(図3参照)の温度が低い場合であっても、地盤1の温
度、特に地盤1の表面部分の温度を養生に適した温度に
保つことができる。また、改良土2が形成された部分に
おける地盤1の表面全体を前記養生シート3により覆う
ことにより、当該部分の地盤1からの水分の蒸発を妨
げ、地盤1の特に表面部分を改良土2の養生に適した高
い湿度環境に保つことができる。この際、養生シート3
の端縁部分を土中に少し埋める等して養生シート3によ
り覆われた部分と外気20との隙間が生じないようにす
ると更に好適である。以上のことにより、固化材スラリ
ー21と土砂とからなる改良土2を好適な温度及び湿度
の環境の下で養生し、優れた強度を有する改良柱体4と
することができる。なお、改良土2の養生期間は、固化
材スラリー21の材質や周囲の温度及び湿度などにより
異なるが、通常は28日前後とすると好適である。そし
て、このような養生工程を経ることにより、改良土2は
固化して改良柱体4となり、図4に示すように、改良柱
体4が地盤1中に造設されることとなる。
【0015】次に、本発明の第2の実施形態に係る地盤
改良工法について説明する。これは、前記第1の実施形
態において、養生シート3について発熱体16を内蔵し
ないものとし、前記養生工程で改良土2を加温すること
なく養生する方法である。この場合、養生シート3は保
温性を有するものとする。具体的には、図9に示すよう
に、二枚の表面シート材17の間に、シート状の断熱材
18を挟持して構成される。また、地盤1を覆う際に下
側となる一方の表面シート材17の下面にアルミ箔など
の反射材19を貼り付けると更に好適である。これによ
り、養生シート3は、地盤1と外気20(図3参照)と
の間を断熱するとともに、地盤1側の熱を反射して外気
20への放出を防止することができることとなる。本実
施形態においては、養生シート3は加温を行なわない
が、改良土2の固化材スラリー21が固化する際に水和
熱が発生すること、及び、当該発生した熱は養生シート
3により外気20への放出が妨げられることにより、養
生シート3の下の地盤1の温度は外気20と比較して高
い温度に保たれることとなる。したがって、外気20の
温度が低い場合であっても、比較的良好な温度条件下で
養生することが可能となる。また、前記第1の実施形態
と同様、改良土2が形成された部分における地盤1の表
面全体を前記養生シート3により覆うことにより、当該
部分の地盤1からの水分の蒸発を妨げ、地盤1の特に表
面部分を改良土2の養生に適した高い湿度環境に保つこ
とができる。
改良工法について説明する。これは、前記第1の実施形
態において、養生シート3について発熱体16を内蔵し
ないものとし、前記養生工程で改良土2を加温すること
なく養生する方法である。この場合、養生シート3は保
温性を有するものとする。具体的には、図9に示すよう
に、二枚の表面シート材17の間に、シート状の断熱材
18を挟持して構成される。また、地盤1を覆う際に下
側となる一方の表面シート材17の下面にアルミ箔など
の反射材19を貼り付けると更に好適である。これによ
り、養生シート3は、地盤1と外気20(図3参照)と
の間を断熱するとともに、地盤1側の熱を反射して外気
20への放出を防止することができることとなる。本実
施形態においては、養生シート3は加温を行なわない
が、改良土2の固化材スラリー21が固化する際に水和
熱が発生すること、及び、当該発生した熱は養生シート
3により外気20への放出が妨げられることにより、養
生シート3の下の地盤1の温度は外気20と比較して高
い温度に保たれることとなる。したがって、外気20の
温度が低い場合であっても、比較的良好な温度条件下で
養生することが可能となる。また、前記第1の実施形態
と同様、改良土2が形成された部分における地盤1の表
面全体を前記養生シート3により覆うことにより、当該
部分の地盤1からの水分の蒸発を妨げ、地盤1の特に表
面部分を改良土2の養生に適した高い湿度環境に保つこ
とができる。
【0016】次に、本発明の第3の実施形態に係る地盤
改良工法について説明する。これは、図10に示すよう
に、前記養生工程において、前記第2の実施形態と同様
の発熱体16を内蔵しない養生シート3の下に、別個に
発熱体16を配置し、該発熱体16によって加温しなが
ら改良土2を養生する方法である。ここで、発熱体16
としては、養生シート3の下の地盤1の表面に配置する
ことができるものであって、温度制御の可能なもの、例
えば各種形状の電熱ヒータなどが使用される。ここで
は、一定長さの棒状に形成した電熱ヒータを複数個、改
良土2の周囲の地盤1に突き立てて使用している。な
お、発熱体16の構成はこれに限定されるものではな
く、図示しないが、例えば、シート状の電熱ヒータを地
盤1の表面に配置する構成とすることや、地盤1の表面
に管を均等に配置し、当該管の中に熱湯を循環させる構
成とすることなども可能である。そして、養生中は、養
生シート3により覆われた部分の地盤1の温度が改良土
2の養生に適した温度となるように発熱体16の温度を
調節する。具体的には固化材スラリー21の固化に適し
た温度である20℃前後となるように調節する。このよ
うにすることにより、前記第1の実施形態と同様、外気
20の温度が低い場合であっても、地盤1の温度、特に
地盤1の表面部分の温度を養生に適した温度に保つこと
ができる。また、改良土2が形成された部分における地
盤1の表面全体を前記養生シート3により覆うことによ
り、当該部分の地盤1からの水分の蒸発を妨げ、地盤1
の特に表面部分を改良土2の養生に適した高い湿度環境
に保つことができる。したがって、固化材スラリー21
と土砂とからなる改良土2を好適な温度及び湿度の環境
の下で養生し、優れた強度を有する改良柱体4とするこ
とができる。
改良工法について説明する。これは、図10に示すよう
に、前記養生工程において、前記第2の実施形態と同様
の発熱体16を内蔵しない養生シート3の下に、別個に
発熱体16を配置し、該発熱体16によって加温しなが
ら改良土2を養生する方法である。ここで、発熱体16
としては、養生シート3の下の地盤1の表面に配置する
ことができるものであって、温度制御の可能なもの、例
えば各種形状の電熱ヒータなどが使用される。ここで
は、一定長さの棒状に形成した電熱ヒータを複数個、改
良土2の周囲の地盤1に突き立てて使用している。な
お、発熱体16の構成はこれに限定されるものではな
く、図示しないが、例えば、シート状の電熱ヒータを地
盤1の表面に配置する構成とすることや、地盤1の表面
に管を均等に配置し、当該管の中に熱湯を循環させる構
成とすることなども可能である。そして、養生中は、養
生シート3により覆われた部分の地盤1の温度が改良土
2の養生に適した温度となるように発熱体16の温度を
調節する。具体的には固化材スラリー21の固化に適し
た温度である20℃前後となるように調節する。このよ
うにすることにより、前記第1の実施形態と同様、外気
20の温度が低い場合であっても、地盤1の温度、特に
地盤1の表面部分の温度を養生に適した温度に保つこと
ができる。また、改良土2が形成された部分における地
盤1の表面全体を前記養生シート3により覆うことによ
り、当該部分の地盤1からの水分の蒸発を妨げ、地盤1
の特に表面部分を改良土2の養生に適した高い湿度環境
に保つことができる。したがって、固化材スラリー21
と土砂とからなる改良土2を好適な温度及び湿度の環境
の下で養生し、優れた強度を有する改良柱体4とするこ
とができる。
【0017】次に、本発明の第4の実施形態に係る地盤
改良工法について説明する。これは、前記改良土形成工
程において、固化材スラリー21を加温してから供給す
る方法である。図5に示すように、固化材スラリー21
は、ミキサ8において水とセメント等の固化材とを混練
することにより作製された後、ポンプ9により地盤改良
撹拌機5に圧送され、回転軸11の内部を通ってその先
端の吐出口12から吐出される。そこで、固化材スラリ
ー21を加温するための第1の方法は、固化材スラリー
21を作るためにミキサ8に投入する水に代えて所定温
度の湯を使用する方法である。この方法によれば、改良
土形成工程において使用する地盤改良撹拌機5などの装
置の構成を全く変更することなく、容易に固化材スラリ
ー21を加温することができる。ただし、固化材スラリ
ー21が冷めることを防止するため、ミキサ8において
混練した後、直ちに供給することが必要とされる。固化
材スラリー21を加温するための第2の方法は、図11
に示すように、地盤改良撹拌機5の回転軸11の内部に
おける固化材スラリー21の通路の周囲に筒状に形成し
た電熱ヒータなどの加温器22を設ける方法である。こ
の方法によれば、固化材スラリー21を吐出する直前に
加温することから、ミキサ8(図5参照)において混練
した後、いつでも固化材スラリー21を加温して供給す
ることができる。また、固化材スラリー21を加温する
ための第3の方法としては、図示しないが、ミキサ8
(図5参照)の内部に加温器を設けて、固化材スラリー
21を混練しながら加温する方法もある。
改良工法について説明する。これは、前記改良土形成工
程において、固化材スラリー21を加温してから供給す
る方法である。図5に示すように、固化材スラリー21
は、ミキサ8において水とセメント等の固化材とを混練
することにより作製された後、ポンプ9により地盤改良
撹拌機5に圧送され、回転軸11の内部を通ってその先
端の吐出口12から吐出される。そこで、固化材スラリ
ー21を加温するための第1の方法は、固化材スラリー
21を作るためにミキサ8に投入する水に代えて所定温
度の湯を使用する方法である。この方法によれば、改良
土形成工程において使用する地盤改良撹拌機5などの装
置の構成を全く変更することなく、容易に固化材スラリ
ー21を加温することができる。ただし、固化材スラリ
ー21が冷めることを防止するため、ミキサ8において
混練した後、直ちに供給することが必要とされる。固化
材スラリー21を加温するための第2の方法は、図11
に示すように、地盤改良撹拌機5の回転軸11の内部に
おける固化材スラリー21の通路の周囲に筒状に形成し
た電熱ヒータなどの加温器22を設ける方法である。こ
の方法によれば、固化材スラリー21を吐出する直前に
加温することから、ミキサ8(図5参照)において混練
した後、いつでも固化材スラリー21を加温して供給す
ることができる。また、固化材スラリー21を加温する
ための第3の方法としては、図示しないが、ミキサ8
(図5参照)の内部に加温器を設けて、固化材スラリー
21を混練しながら加温する方法もある。
【0018】このように固化材スラリー21を加温して
から供給することにより、地盤1中に形成された改良土
2の初期の温度を高くすることができ、外気20の温度
が低い場合であっても良好な温度条件下で固化材スラリ
ー21の固化が開始される。そして、養生工程において
は、前記第2の実施形態と同様、発熱体16を内蔵しな
い養生シート3を用いて改良土2を加温することなく養
生を行なうが、改良土2の固化材スラリーは固化する際
に水和熱を発生させること、及び、当該発生した熱は養
生シート3により外気20への放出が妨げられることに
より、養生シート3の下の地盤1の温度は外気20と比
較して高い温度に保たれることとなる。したがって、外
気20の温度が低い場合であっても、比較的良好な温度
条件下で養生することが可能となる。また、改良土2が
形成された部分における地盤1の表面全体を前記養生シ
ート3により覆うことにより、当該部分の地盤1からの
水分の蒸発を妨げ、地盤1の特に表面部分を改良土2の
養生に適した高い湿度環境に保つことができる。
から供給することにより、地盤1中に形成された改良土
2の初期の温度を高くすることができ、外気20の温度
が低い場合であっても良好な温度条件下で固化材スラリ
ー21の固化が開始される。そして、養生工程において
は、前記第2の実施形態と同様、発熱体16を内蔵しな
い養生シート3を用いて改良土2を加温することなく養
生を行なうが、改良土2の固化材スラリーは固化する際
に水和熱を発生させること、及び、当該発生した熱は養
生シート3により外気20への放出が妨げられることに
より、養生シート3の下の地盤1の温度は外気20と比
較して高い温度に保たれることとなる。したがって、外
気20の温度が低い場合であっても、比較的良好な温度
条件下で養生することが可能となる。また、改良土2が
形成された部分における地盤1の表面全体を前記養生シ
ート3により覆うことにより、当該部分の地盤1からの
水分の蒸発を妨げ、地盤1の特に表面部分を改良土2の
養生に適した高い湿度環境に保つことができる。
【0019】なお、ここまでは、地盤1中に垂直方向に
柱状の改良土2を形成し、これを固化させて改良柱体4
を造設する実施形態について説明したが、本発明の範囲
はこれに限定されるものではなく、例えば連続する壁状
に改良土2を形成する場合や、地盤1の表面部分に沿っ
て広く浅く改良土2を形成する場合などにおいても同様
に本発明を適用することが可能である。
柱状の改良土2を形成し、これを固化させて改良柱体4
を造設する実施形態について説明したが、本発明の範囲
はこれに限定されるものではなく、例えば連続する壁状
に改良土2を形成する場合や、地盤1の表面部分に沿っ
て広く浅く改良土2を形成する場合などにおいても同様
に本発明を適用することが可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る地盤改良工法によれば、地盤を掘削し、該地盤中
の土砂と固化材スラリーとを混合することにより改良土
を形成し、該改良土を養生することにより固化させて地
盤の支持力を向上させる地盤改良工法において、前記改
良土が形成された地盤を養生シートにより覆って養生す
ることにより、改良土の固化材スラリーが固化する際に
発生する水和熱の外気への放出を防止し、養生シートの
下の地盤の温度を外気と比較して高い温度に保つことが
できるので、外気温が低い場合であっても、良好な温度
条件下で改良土を養生することができる。また、改良土
が形成された部分における地盤の表面全体を前記養生シ
ートにより覆うことにより、当該部分の地盤からの水分
の蒸発を妨げ、地盤を改良土の養生に適した高い湿度環
境に保つことができる。
に係る地盤改良工法によれば、地盤を掘削し、該地盤中
の土砂と固化材スラリーとを混合することにより改良土
を形成し、該改良土を養生することにより固化させて地
盤の支持力を向上させる地盤改良工法において、前記改
良土が形成された地盤を養生シートにより覆って養生す
ることにより、改良土の固化材スラリーが固化する際に
発生する水和熱の外気への放出を防止し、養生シートの
下の地盤の温度を外気と比較して高い温度に保つことが
できるので、外気温が低い場合であっても、良好な温度
条件下で改良土を養生することができる。また、改良土
が形成された部分における地盤の表面全体を前記養生シ
ートにより覆うことにより、当該部分の地盤からの水分
の蒸発を妨げ、地盤を改良土の養生に適した高い湿度環
境に保つことができる。
【0021】本発明の請求項2に係る地盤改良工法によ
れば、前記養生シートとして発熱体を内蔵したものを使
用し、加温しながら改良土を養生することにより、養生
シートにより覆われた部分の地盤の温度を改良土の養生
に適した温度、すなわち固化材スラリーの固化に適した
温度とすることができ、外気温が低い場合であっても、
改良土を好適な温度環境の下で養生し、優れた強度を発
揮させることができる。
れば、前記養生シートとして発熱体を内蔵したものを使
用し、加温しながら改良土を養生することにより、養生
シートにより覆われた部分の地盤の温度を改良土の養生
に適した温度、すなわち固化材スラリーの固化に適した
温度とすることができ、外気温が低い場合であっても、
改良土を好適な温度環境の下で養生し、優れた強度を発
揮させることができる。
【0022】本発明の請求項3に係る地盤改良工法によ
れば、前記養生シートの下に発熱体を配置し、加温しな
がら改良土を養生することにより、前記請求項2に係る
地盤改良工法と同様、養生シートにより覆われた部分の
地盤の温度を改良土の養生に適した温度、すなわち固化
材スラリーの固化に適した温度とすることができ、外気
温が低い場合であっても、改良土を好適な温度環境の下
で養生し、優れた強度を発揮させることができる。
れば、前記養生シートの下に発熱体を配置し、加温しな
がら改良土を養生することにより、前記請求項2に係る
地盤改良工法と同様、養生シートにより覆われた部分の
地盤の温度を改良土の養生に適した温度、すなわち固化
材スラリーの固化に適した温度とすることができ、外気
温が低い場合であっても、改良土を好適な温度環境の下
で養生し、優れた強度を発揮させることができる。
【0023】本発明の請求項4に係る地盤改良工法によ
れば、上述の効果に加えて、前記固化材スラリーを加温
してから供給することにより、地盤中に形成された改良
土の初期の温度を高くすることができ、外気温が低い場
合であっても良好な温度条件下で固化材スラリーの固化
を開始させることができる。また、改良土の固化材スラ
リーは固化する際に水和熱を発生させること、及び、当
該発生した熱は養生シートにより外気への放出が妨げら
れることにより、養生シートの下の地盤の温度は外気と
比較して高い温度に保たれるので、外気温が低い場合で
あっても、比較的良好な温度条件下で養生することがで
きる。
れば、上述の効果に加えて、前記固化材スラリーを加温
してから供給することにより、地盤中に形成された改良
土の初期の温度を高くすることができ、外気温が低い場
合であっても良好な温度条件下で固化材スラリーの固化
を開始させることができる。また、改良土の固化材スラ
リーは固化する際に水和熱を発生させること、及び、当
該発生した熱は養生シートにより外気への放出が妨げら
れることにより、養生シートの下の地盤の温度は外気と
比較して高い温度に保たれるので、外気温が低い場合で
あっても、比較的良好な温度条件下で養生することがで
きる。
【図1】本発明に係る地盤改良工法において、地盤改良
撹拌機により地盤を所定の深さまで掘削した状態を示す
断面図である。
撹拌機により地盤を所定の深さまで掘削した状態を示す
断面図である。
【図2】本発明に係る地盤改良工法において、地盤改良
撹拌機により地盤中に改良土を形成する際の状態を示す
断面図である。
撹拌機により地盤中に改良土を形成する際の状態を示す
断面図である。
【図3】本発明に係る地盤改良工法における養生工程を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】本発明に係る地盤改良工法により地盤中に改良
柱体を造設した状態を示す断面図である。
柱体を造設した状態を示す断面図である。
【図5】本発明に係る地盤改良撹拌機及びその周辺装置
の構成を示す正面図である。
の構成を示す正面図である。
【図6】本発明に係る地盤改良工法において改良柱体を
造設すべき位置を示す平面図である。
造設すべき位置を示す平面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る地盤改良工法に
使用する養生シートを示す分解斜視図である。
使用する養生シートを示す分解斜視図である。
【図8】本発明に係る地盤改良工法における養生シート
の配置を示す平面図である。
の配置を示す平面図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る地盤改良工法に
使用する養生シートを示す分解斜視図である。
使用する養生シートを示す分解斜視図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る地盤改良工法
における養生工程を示す断面図である。
における養生工程を示す断面図である。
【図11】本発明の第4の実施形態に係る地盤改良工法
において固化材スラリーを加温するために使用する地盤
改良撹拌機の構成を示す断面図である。
において固化材スラリーを加温するために使用する地盤
改良撹拌機の構成を示す断面図である。
1 地盤 2 改良土 3 養生シート 4 改良柱体 5 地盤改良撹拌機 8 ミキサ 10 駆動源 11 回転軸 12 吐出口 13 削孔ヘッド 14 撹拌翼 16 発熱体 17 養生シートの表面シート材 18 養生シートの断熱材 19 養生シートの反射材 20 外気 21 固化材スラリー
Claims (4)
- 【請求項1】 地盤を掘削し、該地盤中の土砂と固化材
スラリーとを混合することにより改良土を形成し、該改
良土を養生することにより固化させて地盤の支持力を向
上させる地盤改良工法において、 前記改良土が形成された地盤を養生シートにより覆って
養生することを特徴とする地盤改良工法。 - 【請求項2】 前記養生シートとして発熱体を内蔵した
ものを使用し、加温しながら改良土を養生することを特
徴とする請求項1記載の地盤改良工法。 - 【請求項3】 前記養生シートの下に発熱体を配置し、
加温しながら改良土を養生することを特徴とする請求項
1記載の地盤改良工法。 - 【請求項4】 前記固化材スラリーを加温してから供給
することを特徴とする請求項1記載の地盤改良工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000334323A JP3763514B2 (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | 地盤改良工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000334323A JP3763514B2 (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | 地盤改良工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002138460A true JP2002138460A (ja) | 2002-05-14 |
JP3763514B2 JP3763514B2 (ja) | 2006-04-05 |
Family
ID=18810263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000334323A Expired - Fee Related JP3763514B2 (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | 地盤改良工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3763514B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008238095A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Kajima Corp | 汚染土壌の浄化工法 |
JP4610676B1 (ja) * | 2010-07-09 | 2011-01-12 | 株式会社加藤建設 | 安定処理土の造成方法 |
JP2012107492A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-06-07 | Taiheiyo Material Kk | 注入システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4575512B2 (ja) * | 2008-08-06 | 2010-11-04 | 株式会社加藤建設 | 寒冷地における土質安定化処理方法 |
-
2000
- 2000-11-01 JP JP2000334323A patent/JP3763514B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
JP2008238095A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Kajima Corp | 汚染土壌の浄化工法 |
JP4610676B1 (ja) * | 2010-07-09 | 2011-01-12 | 株式会社加藤建設 | 安定処理土の造成方法 |
JP2012017625A (ja) * | 2010-07-09 | 2012-01-26 | Kato Construction Co Ltd | 安定処理土の造成方法 |
JP2012107492A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-06-07 | Taiheiyo Material Kk | 注入システム |
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---|---|
JP3763514B2 (ja) | 2006-04-05 |
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