JP2002138311A - 使い捨てガーメントの製造方法 - Google Patents

使い捨てガーメントの製造方法

Info

Publication number
JP2002138311A
JP2002138311A JP2000333978A JP2000333978A JP2002138311A JP 2002138311 A JP2002138311 A JP 2002138311A JP 2000333978 A JP2000333978 A JP 2000333978A JP 2000333978 A JP2000333978 A JP 2000333978A JP 2002138311 A JP2002138311 A JP 2002138311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
line
vertical
side edge
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000333978A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3727842B2 (ja
Inventor
Takeo Kuwashiro
健夫 桑城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unicharm Corp
Original Assignee
Unicharm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unicharm Corp filed Critical Unicharm Corp
Priority to JP2000333978A priority Critical patent/JP3727842B2/ja
Publication of JP2002138311A publication Critical patent/JP2002138311A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3727842B2 publication Critical patent/JP3727842B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一連の製造ライン上で使い捨ての袖付身頃か
らなるガーメントを連続製造可能にする。 【解決手段】 互いに重なり合う2枚の連続ウエブがそ
の縦方向における各加工区域に画成し、該区域ごとにお
いて袖4aが連続しかつ襟刳りC5を有する左右半身頃
2,3を左右かつ縦方向対称になるようにシールして裁
断し、前記ウエブの両側縁に位置していた左右半身頃
2,3の両側縁がガーメントの中央において互いに対向
するように配置し、前記身頃2,3の上下部(前後部)
の一方どうしをシールするガーメントの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院において、医
師や看護婦などが患者の手術時に、受診者が検診時に着
用し、旅行者などが急場凌ぎに着用するのに簡便かつ好
適な使い捨てガーメントの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガーメントには、これを工業的に製造す
るのにレディメイドがある。このレディメイドは、オー
ダメイドほどに身体にフィット性及びデザイン性に対す
る要求を満足させることができないが、廉価量産可能で
ある点でオーダメイドよりも優れており、周知のよう
に、近年の製造技術は著しく向上していて、需要者のサ
イズや体型に対する優れたフィット性やデザイン性を有
し又は趣味感に富んだものを製造可能になっている。
【0003】一方、使い捨てガーメントは、通常一回の
使用で捨てられるものであるため、レディメイドよりも
さらに廉価量産される必要がある。その廉価量産を可能
にするには、レディメイドとは異なって一連の製造ライ
ン上でガーメントの材料を自動的に高速処理するととも
に、ガーメント材料の使用効率化を可及的にはかる必要
があるところ、レディメイドさえも少なくとも各工程へ
の移行間毎に人手を要するとともにガーメント材料の損
失も少なくないことから、レディメイドの製造技術を利
用することはできない。
【0004】従来、使い捨て簡易パンツ、使い捨ておむ
つ、使い捨て失禁パンツなどの衛生材料分野などでは、
一連の製造ライン上で衛生ガーメント材料を自動的に高
速処理するとともにその材料の使用効率化を図って廉価
量産することが可能な技術が提案されている。例えば、
特開平3−33201は、使い捨てブリーフの製造ライ
ン上を連続的に移動する複数のウエブを積層して個々の
ブリーフが画成された連続ブリーフを構成し、該連続ブ
リーフを各ブリーフの境界線上で順次切り離すことで、
個々の完成ブリーフを製造する方法を開示している。ま
た、特開平9−224973は、使い捨ておむつの製造
ライン上を連続的に移動するおむつのトップシート又は
バックシートとなるべきウエブをその中央部位でサイン
カーブ状に切断するとともにその縦方向の所与部位でそ
の横方向に切断したのち、そのカーブ状部が前後対称に
なるように配列する方法を開示している。これら技術に
よれば、使い捨てパンツ型おむつなどの材料を無駄にす
ることなく高速処理して、おむつなどを廉価量産するこ
とが可能である。
【0005】しかしながら、前記従来技術は、袖と身頃
とが継ぎ目なく連続し、しかも袖の身頃に対する角度や
身頃の側縁の形状などを任意に形成し、着用者身体に対
するフィット性やデザイン性を向上させることが可能な
シールや裁断パターンなどを教示していない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、一連の製
造ライン上でガーメントの材料を自動的に高速処理する
とともに、ガーメント材料の使用効率化をはかることが
でき、しかも着用者身体に対するフィット性やデザイン
性を向上させることが可能なシールや裁断パターンを任
意に採択することが可能であって、一対の袖が身頃に継
ぎ目を介することなく連続するガーメントの製造方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の、この発明は、互いに離間する第1及び第2側縁を有
し互いに重なり合ってガーメントの製造ライン上をその
縦方向へ連続して移動する第1及び第2ウエブに、前記
縦方向へ一定距離離間して前記縦方向と交差する横方向
へ第1側縁から第2側縁近傍へ延びる第1シール横線及
び第2側縁から第1側縁近傍ヘ延びる第2シール横線を
施すこと;前記第1及び第2シール横線間に区画され、
前記縦方向へ延びる縦中心線とこれに交差する横中心線
とを仮想し得る前記第1及び第2ウエブの各加工区域に
おいて、前記第1シール横線と前記横中心線との間にお
ける前記第1側縁から前記縦中心線近傍まで延びる第3
シール横線と、前記第2シール横線と前記横中心線との
間における前記第2側縁から前記縦中心線近傍まで延び
る第4シール横線と、前記縦中心線近傍に位置する第3
シール横線の一端と連続して前記第4シール横線近傍に
延びる第3シール縦線と、前記縦中心線近傍に位置する
第4シール横線の一端と連続しかつ前記第3シール縦線
と離間並列する第4シール縦線を施すこと;当該加工区
域における前記第1及び第2ウエブを、前記第1及び第
2シール横線が残るようにこれらに沿って当該加工区域
に隣接する加工区域から分断し、かつ、前記第3及び第
4シール縦線の間を通るとともに前記第3及び第4シー
ル横線と交差することなく前記第3及び第4シール横線
近傍でこれらに沿ってそれぞれ前記第1及び第2側縁ま
で延びる一条の連続する仮想切断線に沿って切断するこ
とで、前記縦及び横中心線に関して対称な、各袖が連続
する第1及び第2身頃を形成し、かつ、前記第1シール
横線と前記第1側縁とがなす角部及び前記第2シール横
線と前記第2側縁とがなす角部をそれぞれ適宜切除する
ことで、襟刳りを形成すること;及び前記第1及び第2
側縁がガーメントの縦方向中央部に位置して前記第1及
び第2身頃が該中央部に関して対称になるように前記第
1及び第2身頃を配置し、前記第1及び第2身頃におけ
る前記第1ウエブの前記第1側縁と前記第2ウエブの前
記第2側縁とをシールして前記第1及び第2身頃を接合
すること;を含む使い捨てガーメントの製造方法にあ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照し、本発明に係
る使い捨てガーメントの製造方法の詳細を説明すると、
以下のとおりである。
【0009】図1,2は、本発明の製造方法によって製
造された背部閉じ合せ型の使い捨てガーメント1の斜視
図と、図1のガーメント1の分解斜視図とであり、図
3,4は、図1のA−A線端面図と、図1のB−B線端
面図とである。ガーメント1は、図2の左方に位置する
身頃2と、図2の右方に位置する身頃3とから構成され
ている。ガーメント1は、図1に示すように、前身頃1
aおよび後身頃1bと、両袖4a,4bとを有し、その
上端部中央に襟刳り5と、その下端部に裾6とを備えて
いる。
【0010】身頃2,3は、身頃本体と袖口7へ向って
先細りの袖4a,4bとが一体に作られたものである。
身頃2,3では、襟刳り5および裾6と襟刳り5から裾
6へ延びる縁部2b,3bと袖口7とを除く残余の周縁
部が接合されている。
【0011】ガーメント1では、身頃2と身頃3との縁
部2a,3aが接合されることで、身頃2,3が一体に
形成されている。後身頃1bでは、身頃2の縁部2bが
身頃3の縁部3bの外側に重なっている。
【0012】身頃2,3には、スパンレース、ニードル
パンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンポン
ド、ケミカルボンド、エアースルー、の各製法により製
造された不織布を使用することができる。不織布の構成
繊維としては、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポ
リアミド系、の各繊維、ポリエチレン/ポリプロピレン
またはポリエステルからなる芯鞘型複合繊維またはサイ
ドバイサイド型複合繊維を使用することができる。
【0013】不織布には、高い耐水性を有するメルトブ
ローン法による不織布を、高い強度を有しかつ柔軟性に
富んだスパンボンド法による不織布で挟んだ複合不織布
を使用することもできる。また、不織布には、繊維目付
や密度を調整して透湿性を向上させたもの、不織布にエ
ンボスをかけて凹凸を形成し、嵩高性やクッション性を
向上させたもの、弾性的な伸縮性を有するものを使用す
ることもできる。
【0014】図5と図6(a),(b)とは、ガーメン
ト1の製造方法の一例を示す工程斜視図と、第1工程
(I)および第2工程(II)の詳細を示す斜視図とで
あり、図7(a)〜(c)と図8(a)〜(c)とは、
第3工程(III)〜第5工程(V)の詳細を示す斜視
図と、第6工程(VI)の詳細を示す斜視図とである。
それら図では、縦中心線L1と分断線L2とを一点鎖線
で示す。
【0015】ガーメント1は、第1工程(I)〜第7工
程(VII)を有する製造ラインにおいて、不織布から
なるウエブS1,S2とを使用して製造される。この製
造ラインでは、図5に示すように、巻回ロール30に巻
き取られているウエブS1,S2が矢印Yで示す縦方向
上流から下流(前方)へ連続して供給される。
【0016】ウエブS1には、矢印Xで示す幅方向の寸
法を二分して縦方向へ延びる縦中心線L1と、幅方向へ
延びる多数の分断線L2とが仮想されている。ウエブS
1,S2は、下流へ向って縦中心線L1の右側に位置す
る側縁P1,P2と、下流へ向って縦中心線L1の左側
に位置する側縁Q1,Q2とを有する。
【0017】ウエブS1,S2は、それらが互いに重な
り合ったときに、分断線L2で縦方向へ連続する多数の
区域に区分される。この製造ラインでは、それら区域毎
に第1工程(I)〜第7工程(VII)を経てガーメン
ト1が製造される。ウエブS1,S2は、幅方向の寸法
が同一のものである。分断線L2は、縦方向へ等間隔で
並んでいる。
【0018】ウエブS1,S2の移動は、駆動装置(図
示せず)により回動する多数のニップロール31,32
と、駆動装置(図示せず)により走行する多数の無端コ
ンベア35,36,38とによってなされる。S1,S
2は、同一の速度で移動する。
【0019】ウエブS1,S2は、第1工程(I)の直
前において、互いに対向して回動するニップロール31
の間に進入し、それらウエブS1,S2の側縁P1,P
2,Q1,Q2が一致した状態で重なり合い、第1工程
(I)へ向かう。
【0020】第1工程(I)は、図6(a)に示すよう
に、ウエブS1,S2を所与寸法のシール横線B1,B
2とで接合する工程である。
【0021】シール横線B1は、区域の後方に位置する
分断線L2aに沿って幅方向へ延びている。シール横線
B1は、ウエブS1,S2の側縁P1,P2から分断線
L2aの略中央へ達している。シール横線B2は、区域
の前方に位置する分断線L2bに沿って幅方向へ延びて
いる。シール横線B2は、ウエブS1,S2の側縁Q
1,Q2から分断線L2bの略中央へ達している。
【0022】それらシール横線B1,B2は、分断線L
2a,L2bに沿って延びているが、シール横線B1が
縦中心線L1から側縁P1,P2へ向かって前方へ傾斜
して延びていてもよく、シール横線B2が縦中心線L1
から側縁Q1,Q2へ向かって後方へ傾斜して延びてい
てもよい。
【0023】第2工程(II)は、図6(b)に示すよ
うに、ウエブS1,S2をシール縦線B3,B4、シー
ル横線B5,B6で接合する工程である。シール縦線B
3は、縦中心線L1と側縁P1,P2との間を該縦中心
線L1に沿って縦方向へ延びている。シール縦線B3
は、分断線L2a近傍から分断線L2b近傍へ延びてい
る。シール縦線B3は、分断線L2b近傍に位置する前
端B3aと分断線L2a近傍に位置する後端B3bとを
有する。
【0024】シール縦線B4は、縦中心線L1と側縁Q
1,Q2との間を該縦中心線L1に沿って縦方向へ延び
ている。シール縦線B4は、分断線L2b近傍から分断
線L2a近傍へ延びている。シール縦線B4は、分断線
L2b近傍に位置する前端B4aと分断線L2a近傍に
位置する後端B4bとを有する。
【0025】シール縦線B3の前端B3aは、シール縦
線B4の前端B4aを前方へわずかに越えた位置にあ
る。シール縦線B4の後端B4bは、シール縦線B3の
後端B3bを後方へわずかに越えた位置にある。
【0026】シール横線B5は、シール縦線B3の前端
B3aからシール横線B2の後方をシール横線B2と並
行するように幅方向へ延び、ウエブS1,S2の側縁Q
1,Q2へ達している。シール横線B6は、シール縦線
B4の後端B4bからシール横線B1の前方をシール横
線B1と並行するように幅方向へ延び、ウエブS1,S
2の側縁P1,P2へ達している。
【0027】シール縦線B3とシール縦線B4とは、縦
中心線L1に沿って直状に延びているが、それらシール
縦線B3,B4が縦中心線L1を跨ぐように蛇行して延
びていてもよい。
【0028】第1工程(I)と第2工程(II)とで
は、超音波や熱による溶着手段を有する装置33を使用
してウエブS1,S2を接合している。ウエブS1,S
2の接合は、連続的に行われてもよいし、間欠的に行わ
れてもよい。
【0029】この実施の形態では、説明の便宜上、ウエ
ブS1,S2の接合工程を第1工程(I)と第2工程
(II)とに分けているが、ウエブS1,S2の接合を
一つの工程で行うこともできる。
【0030】第3工程(III)は、図7(a)に示す
ように、ウエブS1,S2を裁断線C1,C2で裁断す
る工程である。
【0031】第3工程(III)では、ウエブS1,S
2が分断線L2a上と分断線L2b上とを幅方向へ延び
る裁断線C1,C2によって裁断され、区域毎に分割さ
れる。
【0032】第4工程(IV)は、図7(b)に示すよ
うに、ウエブS1,S2を裁断線C3〜C5で裁断し、
身頃2と身頃3とを形成する工程である。
【0033】裁断線C3は、シール縦線B3,B4の間
を縦方向へ延びている。裁断線C3は、シール横線B5
近傍とシール横線B6近傍とへ達し、シール横線B5近
傍に位置する前端C3aとシール横線B6近傍に位置す
る後端C3bとを有する。裁断線C3の前端C3aは、
シール縦線B3の前端B3aとシール縦線B4の前端B
4aとの間に位置している。裁断線C3の後端C3b
は、シール縦線B3の後端B3bとシール縦線B4の後
端B4bとの間に位置している。
【0034】裁断線C4は、裁断線C3の前端C3aか
らシール横線B5の後方をシール横線B5に沿って幅方
向へ延び、ウエブS1,S2の側縁Q1,Q2へ達して
いる。裁断線C5は、裁断線C3の後端C3bからシー
ル横線B6の前方をシール横線B6に沿って幅方向へ延
び、ウエブS1,S2の側縁P1,P2へ達している。
【0035】第4工程(IV)では、ウエブS1,S2
が裁断線C1〜C5によって裁断されることにより、区
域毎に幅方向へ並ぶ身頃2と身頃3とが形成される。
【0036】かくして形成した分断線L2aと分断線L
2bとの間における各シール線及び裁断線のパターン
は、縦中心線L1及び横中心線L3に関して対称である
(図6の(b)参照)。
【0037】第5工程(V)は、図7(c)に示すよう
に、ウエブS1,S2を襟刳り線C6と襟刳り線C7と
で裁断し、身頃2と身頃3とに襟刳り5を形成する工程
である。
【0038】襟刳り線C6は、分断線L2bの略中央か
ら長手方向後方へ凸となるように弧を画いて延び、ウエ
ブS1,S2の側縁P1,P2へ達している。襟刳り線
C7は、分断線L2aの略中央から縦方向前方へ凸とな
るように弧を画いて延び、ウエブS1,S2の側縁Q
1,Q2へ達している。
【0039】第3工程(III)〜第5工程(V)で
は、カッティングダイ、または、レーザ光線や超音波に
よる切断手段を有する装置34を使用してウエブS1,
S2を裁断している。
【0040】この実施の形態では、ウエブS1,S2の
裁断工程を第3工程(III)〜第5工程(V)に分け
ているが、ウエブS1,S2の裁断を一つの工程で行う
こともできる。
【0041】第6工程(VI)は、幅方向へ並ぶ身頃2
と身頃3とを対称に配列する工程である。第6工程(V
I)では、図8(a)〜(c)に示すように、身頃3の
反転方向を矢印Z1で示し、身頃3の移動方向を矢印Z
2と矢印Z3とで示す。
【0042】第6工程(VI)では、身頃3をウエブS
1,S2が上下逆になるように、縦方向へ180°反転
させる(矢印Z1参照)。身頃3を反転させた後は、幅
方向における身頃2,3の位置が逆になるように、身頃
3を幅方向へ移動させ、身頃3を身頃2の反対側へ移す
(矢印Z2参照)。さらに、身頃3を縦方向後方へ移動
させ(矢印Z3参照)、それら身頃2,3を幅方向へ対
称に配列する。
【0043】幅方向へ対称に配列された身頃2と身頃3
とでは、ウエブS1の側縁P1とウエブS2の側縁Q2
とが幅方向へ対向し、ウエブS1の側縁P2とウエブS
2の側縁Q1とが幅方向へ対向する。
【0044】身頃3の反転と移動とは、サクション装置
(図示せず)を使用して身頃3を吸着、保持し、サクシ
ョン装置を反転、移動させることにより行うことができ
る。第6工程(VI)では、身頃2を縦方向へ180°
反転させるとともに、幅方向における身頃2,3の位置
が逆になるように、身頃2を幅方向へ移動させ、さら
に、身頃2を長手方向前方へ移動させてそれら身頃2,
3を幅方向へ対称に配列することもできる。対称に配列
された身頃2,3は、無端コンベア上35,36,38
を移動し、第7工程(VII)へ向かう。
【0045】第7工程(VII)は、シール装置37に
よって身頃2と身頃3とを連結し、図1のガーメント1
を得る工程である。なお、図9は、図5の第7工程(V
II)におけるC−C線端面図である。
【0046】第7工程(VII)では、図9に矢印Z4
で示すように、身頃2と身頃3とを幅方向内方へ移動さ
せ、ウエブS1の側縁P1近傍と第2ウエブS2の側縁
Q2近傍とを互いに重ね合わせて接合し、身頃2,3を
一体に形成する。
【0047】第7工程(VII)では、前身頃と後身頃
とが形成される。後身頃では、ウエブS1の側縁P2近
傍が、ウエブS2の側縁Q1近傍の外側に重なってい
る。第7工程(VII)では、ガーメント1の後身頃に
ウエブS1,S2が互いに重なり合う部位8を形成する
ことができる。部位8の寸法は、身頃2と身頃3とを幅
方向内方へ移動させる寸法によって異なる。
【0048】なお、図示はしていないが、第7工程(V
II)の後に、互いに固着されたウエブS1,S2の接
合代をわずかに残し、ウエブS1の側縁P1近傍とウエ
ブS2の側縁Q2近傍とを裁断している。
【0049】第7工程(VII)では、身頃2と身頃3
とを幅方向内方へ移動させることなく、ウエブS1の側
縁P1とウエブS2の側縁Q2とに沿って、ウエブS
1,S2を固着し、身頃2,3を連結してもよい。この
場合では、ウエブS2の側縁P2近傍とウエブS1の側
縁Q1近傍とが互いに重なり合うことはなく、それら側
縁P2,Q1が略一致する。
【0050】また、第7工程(VII)では、ウエブS
1の側縁P1とウエブS2の側縁Q2とに沿って、それ
らウエブS1,S2を接合する。必要に応じてウエブS
2の側縁P2とウエブS1の側縁Q1とに沿って、それ
らウエブS1,S2を接合してもよい。
【0051】このラインでは、投光部と受光部とから形
成された光センサと、ニップロール31,32の回動速
度と無端コンベア35,36,38の走行速度とを計測
する速度センサと、これらセンサに接続された制御装置
と、制御装置に接続された駆動装置とを用いて、ウエブ
S1,S2の供給速度、第1工程(I)〜第7工程(V
II)におけるウエブS1,S2の位置決めを制御して
いる。制御装置のメモリには、ラインの最適な運転環境
を実現するプログラムが格納されている。
【0052】
【発明の効果】本発明に係る使い捨てガーメントの製造
方法によれば、袖と身頃とが継ぎ目なく連続し、しかも
袖の身頃に対する角度や身頃の側縁の形状などを任意に
形成し、着用者身体に対するフィット性やデザイン性を
向上させることや、ガーメント材料を無駄なく使用する
ガーメントを高速で廉価量産することが可能である。し
たがって、病院において、医師や看護婦などが患者の手
術時に、受診者が検診時に着用し、旅行者などが急場凌
ぎに着用するのに簡便な使い捨てガーメントの製造方法
として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】背部閉じ合せ型の使い捨てガーメントの斜視
図。
【図2】図1のガーメントの分解斜視図。
【図3】図1のA−A線端面図。
【図4】図1のB−B線端面図。
【図5】使い捨てガーメントの製造方法の一例を示す工
程斜視図。
【図6】第1工程(I)および第2工程(II)の詳細
を(a),(b)によって示す斜視図。
【図7】第3工程(III)〜第5工程(V)の詳細を
(a)〜(c)によって示す斜視図。
【図8】第6工程(VI)の詳細を(a)〜(c)によ
って示す斜視図。
【図9】図5の第7工程(VII)におけるC−C線端
面図。
【符号の説明】
1 使い捨てガーメント 2 身頃 3 身頃 5 襟刳り 8 部位 B1 第1シール横線 B2 第2シール横線 B3 第4シール縦線 B4 第3シール縦線 B5 第4シール横線 B6 第3シール横線 C1 裁断線 C2 裁断線 C3 裁断線 C4 裁断線 C5 裁断線 C6 襟刳り線 C7 襟刳り線 L1 縦中心線 L3 横中心線 L2 分断線 L2a 分断線 L2b 分断線 P1,P2 側縁 Q1,Q2 側縁 S1 ウエブ S2 ウエブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに離間する第1及び第2側縁を有し互
    いに重なり合ってガーメントの製造ライン上をその縦方
    向へ連続して移動する第1及び第2ウエブに、前記縦方
    向へ一定距離離間して前記縦方向と交差する横方向へ第
    1側縁から第2側縁近傍へ延びる第1シール横線及び第
    2側縁から第1側縁近傍ヘ延びる第2シール横線を施す
    こと、 前記第1及び第2シール横線間に区画され、前記縦方向
    へ延びる縦中心線とこれに交差する横中心線とを仮想し
    得る前記第1及び第2ウエブの各加工区域において、前
    記第1シール横線と前記横中心線との間における前記第
    1側縁から前記縦中心線近傍まで延びる第3シール横線
    と、前記第2シール横線と前記横中心線との間における
    前記第2側縁から前記縦中心線近傍まで延びる第4シー
    ル横線と、前記縦中心線近傍に位置する第3シール横線
    の一端と連続して前記第4シール横線近傍に延びる第3
    シール縦線と、前記縦中心線近傍に位置する第4シール
    横線の一端と連続しかつ前記第3シール縦線と離間並列
    する第4シール縦線とをそれぞれ施すこと、 当該加工区域における前記第1及び第2ウエブを、前記
    第1及び第2シール横線が残るようにこれらに沿って当
    該加工区域に隣接する加工区域から分断し、かつ、前記
    第3及び第4シール縦線の間を通るとともに前記第3及
    び第4シール横線と交差することなく前記第3及び第4
    シール横線近傍でこれらに沿ってそれぞれ前記第1及び
    第2側縁まで延びる一条の連続する仮想切断線に沿って
    切断することで、前記縦及び横中心線に関して対称な、
    各袖が連続する第1及び第2身頃を形成し、かつ、前記
    第1シール横線と前記第1側縁とがなす角部及び前記第
    2シール横線と前記第2側縁とがなす角部をそれぞれ適
    宜切除することで、襟刳りを形成すること、及び前記第
    1及び第2側縁がガーメントの縦方向中央部に位置して
    前記第1及び第2身頃が該中央部に関して対称になるよ
    うに前記第1及び第2身頃を配置し、前記第1及び第2
    身頃における前記第1ウエブの前記第1側縁と前記第2
    ウエブの前記第2側縁とをシールして前記第1及び第2
    身頃を接合することを含む使い捨てガーメントの製造方
    法。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2側縁がガーメントの縦方
    向中央部に位置して前記第1及び第2身頃が該中央部に
    関して対称になるように前記第1及び第2身頃を配置す
    るには、前記第1及び第2シール横線のうち前記上流側
    に位置する前記第1シール横線に沿って位置していた前
    記袖を有する前記第2身頃を反転移動させることでなす
    請求項1に記載のガーメントの製造方法。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2シール横線は、前記第1
    及び第2側縁まで達しないように施し、前記襟刳りが、
    前記第1及び第2シール横線が施されていない前記各角
    部の切除で形成されている請求項1又は2に記載のガー
    メントの製造方法。
  4. 【請求項4】前記第1及び第2シール横線のそれぞれに
    対する第3及び第4シール横線の間隔は、前記縦中心線
    からそれぞれ第1及び第2側縁へ向かって狭くなるよう
    に施す請求項1〜3のいずれかに記載のガーメントの製
    造方法。
  5. 【請求項5】前記第3及び第4シール縦線は、前記縦中
    心線に関して対称的に傾斜させる請求項1〜4のいずれ
    かに記載のガーメントの製造方法。
JP2000333978A 2000-10-31 2000-10-31 使い捨てガーメントの製造方法 Expired - Fee Related JP3727842B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000333978A JP3727842B2 (ja) 2000-10-31 2000-10-31 使い捨てガーメントの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000333978A JP3727842B2 (ja) 2000-10-31 2000-10-31 使い捨てガーメントの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002138311A true JP2002138311A (ja) 2002-05-14
JP3727842B2 JP3727842B2 (ja) 2005-12-21

Family

ID=18809974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000333978A Expired - Fee Related JP3727842B2 (ja) 2000-10-31 2000-10-31 使い捨てガーメントの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3727842B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3727842B2 (ja) 2005-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4205400B2 (ja) 連続生産する使い捨て着用物品に弾性部材を取り付ける方法およびそのための装置
KR20020073414A (ko) 팬츠형 기저귀의 연속적 제조 방법
JP3732459B2 (ja) 表示要素形成方法
JP3735586B2 (ja) 表示要素形成方法
JP4116840B2 (ja) 表示要素形成方法
NO301745B1 (no) Fremgangsmåte for fremstilling av engangsplagg med separerbare sömmer
JP6092404B2 (ja) 吸収性物品の向きを変更するための方法及び装置
JP3771416B2 (ja) トランクス型の使い捨てパンツおよびその製造方法
JP2005502432A (ja) ウェブ材料から成形構成要素を製造する方法
JP2011161041A (ja) 使い捨て着用物品を含む物品群およびその着用物品の形成に用いる接合装置
JPH0910261A (ja) 使い捨て着用物品およびその製造方法
JP3626608B2 (ja) 使い捨てのトランクス型パンツおよびその製造方法
KR20010040863A (ko) 일회용의 트렁크스형 팬츠 및 그 제조 방법
EP1120054A1 (en) Method of producing disposable coat
JP2007068987A (ja) パンツ型使い捨て吸収性物品の製造方法
JP3754591B2 (ja) トランクス型の使い捨てパンツの製造方法
JP3754585B2 (ja) トランクス型の使い捨てパンツの製造方法
EP1060679A1 (en) Disposable jacket and production method thereof
JP3727842B2 (ja) 使い捨てガーメントの製造方法
JP3631019B2 (ja) 使い捨て上着およびその製造方法
JP3696098B2 (ja) 使い捨てガーメントの製造方法
JP3696099B2 (ja) 使い捨てガーメントの製造方法
JP3727855B2 (ja) 使い捨てガーメントの製造方法
JP6881282B2 (ja) 複合シートおよびその製造方法ならびにこれを用いた吸収性物品
JP2000170004A (ja) トランクス型着用物品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091007

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101007

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111007

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111007

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121007

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121007

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131007

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees