JP2002138012A - 油性固形化粧料 - Google Patents
油性固形化粧料Info
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- JP2002138012A JP2002138012A JP2000330035A JP2000330035A JP2002138012A JP 2002138012 A JP2002138012 A JP 2002138012A JP 2000330035 A JP2000330035 A JP 2000330035A JP 2000330035 A JP2000330035 A JP 2000330035A JP 2002138012 A JP2002138012 A JP 2002138012A
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Abstract
かず、透明性と塗布時ののび、つき、つやに優れる。
Description
ず、透明性と塗布時ののび、つき、及びつやに優れる油
性固形化粧料に関する。
トリン脂肪酸エステルを用いた組成物が種々提案されて
いる。例えば、デキストリン脂肪酸エステル、融点が2
0℃以上のグリセリン脂肪酸エステル及び液体油を含有
する油性外用剤(特開平3−68505号)では、透明
性の良好なリップクリーム、マスカラ等が開示されてい
るが、塗布膜のつやが十分でない。一方、デキストリン
脂肪酸エステルと重質流動イソパラフィンと液状油性成
分を配合した固形化粧料(特開平9−235210
号)、及び、デキストリン脂肪酸エステルと、平均炭素
数が40〜200である液状の鎖状炭化水素と、ステロ
ール誘導体と、メチルフェニルポリシロキサンとを含有
する固形化粧料(特開平11−222413号)が知ら
れている。しかし、これらの固形化粧料は、いずれも、
塗布膜がベタつく点、塗布時ののびが良くない点で必ず
しも満足のいくものではなかった。
膜がベタつかず、透明性と塗布時ののび、つき、及びつ
やに優れる油性固形化粧料を提供することを目的とす
る。
ン脂肪酸エステル、ステロール誘導体と25℃における
粘度が50〜5000mPa・sであるエステル油を特定量
組み合わせて用いることにより、塗布膜がベタつかず、
透明性と塗布時のつやに優れた油性固形化粧料が得られ
ることを見出した。
(B)及び(C): (A)デキストリン脂肪酸エステル 3〜25重量%、 (B)ステロール誘導体 0.1〜50重量%、 (C)25℃の粘度が50〜5000mPa・sのエステル油 25〜80重量% を含有する油性固形化粧料を提供するものである。
れるデキストリン脂肪酸エステル(成分(A))として
は、油溶性のもので炭素数8〜24(好ましくは14〜
18)の脂肪酸と平均重合度10〜50(好ましくは2
0〜30)のデキストリンとのエステル化合物であるこ
とが好ましい。具体例としてはパルミチン酸デキストリ
ン、ステアリン酸デキストリン、パルミチン酸ステアリ
ン酸デキストリン、オレイン酸デキストリン、イソパル
ミチン酸デキストリン、イソステアリン酸デキストリン
等が挙げられ、これらは単独で又は2種以上を組み合わ
せて用いることができる。市販品としてはパルミチン酸
デキストリン(レオパールKL;千葉製粉(株)製)を
好適に用いることができる。
に3〜25重量%(以下、単に%で示す)、好ましくは
5〜20%含有させる。3%未満では保形性が十分でな
く、25%を超えると塗布感触の悪化が起こってしま
う。
は、ステロール類由来の合成エステル類、及びそれらを
含有する天然由来の混合物が挙げられる。具体的には、
イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン
酸コレステリル、マカダミアナッツ油脂肪酸コレステリ
ル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリ
ル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)エステル、N−
ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・2−
オクチルドデシル)エステル等のコレステロール誘導
体;N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステ
リル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)エステル、N
−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・
2−オクチルドデシル)エステル、イソステアリン酸フ
ィトステリル、オレイン酸フィトステリル等のフィトス
テロール誘導体;ラノステロール誘導体;ラノリン、ヒ
ドロキシラノリン等が挙げられる。これらは単独で又は
2種以上を組み合わせて用いることができる。市販品と
して、エルデュウ CL−202、同CL−301、同
PS−203、同PS−304(いずれも味の素(株)
製)を用いることができる。
に0.1〜50%、好ましくは1〜30%含有させる。
0.1%未満では塗布つやが十分でなく、50%を超え
るとゲルの透明性が低下してしまうことがある。
(C))は、25℃における粘度が50〜5000mPa・
sのものであり、好ましくは150〜4000mPa・sであ
る。当該エステル油の粘度が50mPa・s未満では塗布時
のつやが出ない。また、5000mPa・sを超えると塗布
膜がベタつき使用感が低下する。
おける比誘電率が2.9以上のものが塗布時ののび、つ
きを向上させる上でより好ましい。
エステル油、動植物油等のエステル結合を有する液状油
の中から好適に選択することができる。合成エステル油
としては、リンゴ酸ジイソステアリル、モノミリスチン
酸モノイソステアリン酸グリセリル、(2−ヘキシルデ
カン酸・セバシン酸)ジグリセリルオリゴエステル、モ
ノイソステアリン酸ポリグリセリル、ジイソステアリン
酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ポリグリセリ
ル、テトライソステアリン酸ポリグリセリル、テトラ脂
肪酸ペンタエリスリトール、イソステアリン酸トリメチ
ロールプロパン等が挙げられる。また動植物油として
は、ホホバ油、ヒマシ油、マカダミアナッツ油、オリー
ブ油、サンフラワー油、アボガド油、アマニ油、とうも
ろこし油、ひまわり油、液状ラノリン、酢酸液状ラノリ
ン等が挙げられる。これらのエステル油は単独で又は2
種以上を組み合わせて用いることができる。
25〜80%、好ましくは25〜60%含有させる。2
5%未満では塗布つやが十分でなく、80%を超えると
塗布感触の悪化が起こってしまう。
の他、前記以外の油剤、通常化粧料に用いられる着色顔
料、体質顔料、パール顔料、高分子化合物、香料、界面
活性剤、酸化防止剤、防腐剤、消泡剤、保湿剤、美容成
分及び水等を適宜配合することができる。ここで前記以
外の油剤としては、炭化水素油、前記以外の合成エステ
ル油、前記以外の動植物油、シリコーン油、高級アルコ
ール等が挙げられる。
あれば特に限定されることがなく、例えば、口紅、リッ
プグロス、リップクリーム、アイシャドウ、アイライナ
ー、マスカラ、ファンデーション等が挙げられる。ま
た、本発明の油性固形化粧料は、例えば各成分を加熱溶
解混合した後、必要に応じて脱泡し、冷却固化すること
により製造できる。
た後に脱泡し、冷却固化することにより、油性固形化粧
料(リップグロス)を調製した。得られた化粧料につい
て、塗布つやの程度、塗膜のベタつきのなさ、のび及び
つきの良さについて官能評価を行った。
び、つきの良さ ◎:9名以上が良好と評価 ○:6〜8名が良好と評価 △:3〜5名が良好と評価 ×:0〜2名が良好と評価
ついて、下記の如く透明性を評価した。ガラスセルに厚
さ5mmになるように流し込み冷却固化させた後に、専門
パネラー10名により隠蔽紙上で評価を行った。 ◎:9名以上が透明と評価 ○:6〜8名が透明と評価 △:3〜5名が透明と評価 ×:0〜2名が透明と評価
は、用いた各エステル油の25℃における粘度及び比誘
電率も記載した。粘度の測定はA&D社製の音叉型振動
式粘度計CJV5000にて、25℃で測定した。比誘
電率の測定は安藤電気社製LCRメーター AG−43
11Bにて行った。
タつかず、透明性と塗布時ののび、つき、つやに優れ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 次の成分(A)、(B)及び(C): (A)デキストリン脂肪酸エステル 3〜25重量%、 (B)ステロール誘導体 0.1〜50重量%、 (C)25℃の粘度が50〜5000mPa・sのエステル油 25〜80重量% を含有する油性固形化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000330035A JP2002138012A (ja) | 2000-10-30 | 2000-10-30 | 油性固形化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000330035A JP2002138012A (ja) | 2000-10-30 | 2000-10-30 | 油性固形化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002138012A true JP2002138012A (ja) | 2002-05-14 |
Family
ID=18806617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000330035A Pending JP2002138012A (ja) | 2000-10-30 | 2000-10-30 | 油性固形化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002138012A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2843018A1 (fr) * | 2002-08-02 | 2004-02-06 | Oreal | Composition gelifiee par un ester de dextrine |
JP2004075540A (ja) * | 2002-08-09 | 2004-03-11 | Rohto Pharmaceut Co Ltd | 外用ゲル状組成物 |
JP2016190816A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 小林製薬株式会社 | 外用組成物 |
-
2000
- 2000-10-30 JP JP2000330035A patent/JP2002138012A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2843018A1 (fr) * | 2002-08-02 | 2004-02-06 | Oreal | Composition gelifiee par un ester de dextrine |
JP2004075540A (ja) * | 2002-08-09 | 2004-03-11 | Rohto Pharmaceut Co Ltd | 外用ゲル状組成物 |
JP2016190816A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 小林製薬株式会社 | 外用組成物 |
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