JP2002137837A - 紙葉類の供給機構部とその供給装置 - Google Patents
紙葉類の供給機構部とその供給装置Info
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- JP2002137837A JP2002137837A JP2000337978A JP2000337978A JP2002137837A JP 2002137837 A JP2002137837 A JP 2002137837A JP 2000337978 A JP2000337978 A JP 2000337978A JP 2000337978 A JP2000337978 A JP 2000337978A JP 2002137837 A JP2002137837 A JP 2002137837A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】装置上におけるホッパーの占有領域を少なくす
ると共に、紙葉類の特に封筒のホッパーからの取り出
し、且つ次工程への供給に際してのジャムの発生を阻止
することができる紙葉類の供給機構部を提供することを
第一の目的とし、また、その供給機構部を有する1ユニ
ット式の供給装置を提供することを第二の目的とする。 【解決手段】ホッパー部2は封筒3を積層状態にセット
できるように構成し、且つホッパー部2の底部22には
所定の広さの開口23を設けて、封筒3をその開口23
から強制的に下方に引き出す。その引き出しに際して
は、エレベーター部4にエアー吸着部41を設け、それ
により封筒3を吸着してエレベーター部4の下降と共に
引き出す。そして、エレベーター部4の下降方向に、エ
レベーター部4の両側に搬送ベルト9を並設して、エレ
ベーター部4の下降と共にその搬送ベルト9によって封
筒3が強制的に引き離されるようにする。また、上記の
各機構部分と共に、制御ユニット13またエアーポンプ
14等を移動可能な一筐体内に装備する。
ると共に、紙葉類の特に封筒のホッパーからの取り出
し、且つ次工程への供給に際してのジャムの発生を阻止
することができる紙葉類の供給機構部を提供することを
第一の目的とし、また、その供給機構部を有する1ユニ
ット式の供給装置を提供することを第二の目的とする。 【解決手段】ホッパー部2は封筒3を積層状態にセット
できるように構成し、且つホッパー部2の底部22には
所定の広さの開口23を設けて、封筒3をその開口23
から強制的に下方に引き出す。その引き出しに際して
は、エレベーター部4にエアー吸着部41を設け、それ
により封筒3を吸着してエレベーター部4の下降と共に
引き出す。そして、エレベーター部4の下降方向に、エ
レベーター部4の両側に搬送ベルト9を並設して、エレ
ベーター部4の下降と共にその搬送ベルト9によって封
筒3が強制的に引き離されるようにする。また、上記の
各機構部分と共に、制御ユニット13またエアーポンプ
14等を移動可能な一筐体内に装備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホッパーにセットされ
た紙葉類を順次引き出して次工程へ供給する供給機構部
に関し、特に封筒を供給する供給機構部に関するもので
ある。
た紙葉類を順次引き出して次工程へ供給する供給機構部
に関し、特に封筒を供給する供給機構部に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術と問題点】近年、葉書や封筒等の紙葉類はダ
イレクトメールやクレジット等の利用案内を送付する手
段として広く用いられており、また、それらの送付先で
ある郵便番号や住所そして宛名は印刷機械によって直接
葉書や封筒に印字したり、あるいはラベルに印字してそ
のラベルを葉書や封筒に貼り付けている。そのようにし
て郵便番号や住所そして宛名が記された葉書や封筒の多
くは、印字状態や送付先等を検査する検査装置によって
一枚づつ検査されて相手先に送付されているのである。
イレクトメールやクレジット等の利用案内を送付する手
段として広く用いられており、また、それらの送付先で
ある郵便番号や住所そして宛名は印刷機械によって直接
葉書や封筒に印字したり、あるいはラベルに印字してそ
のラベルを葉書や封筒に貼り付けている。そのようにし
て郵便番号や住所そして宛名が記された葉書や封筒の多
くは、印字状態や送付先等を検査する検査装置によって
一枚づつ検査されて相手先に送付されているのである。
【0003】この検査に際しては、検査される葉書や封
筒等の紙葉類はその検査装置に有するホッパーにセット
されて、そのホッパーから順次一枚づつ自動的に取り出
されて検査処理部に供給されそして検査されるのであ
る。そのホッパーから紙葉類を取り出す方法は、回転す
るローラーに紙葉類を接触させて送り出したり、あるい
はエアーの吸引によって紙葉類を送出用のベルトに吸着
させて送り出すようにしているものが多く、また、その
紙葉類はホッパーに横置きされているため、検査装置上
で占めるホッパーの割合は大きいのである。
筒等の紙葉類はその検査装置に有するホッパーにセット
されて、そのホッパーから順次一枚づつ自動的に取り出
されて検査処理部に供給されそして検査されるのであ
る。そのホッパーから紙葉類を取り出す方法は、回転す
るローラーに紙葉類を接触させて送り出したり、あるい
はエアーの吸引によって紙葉類を送出用のベルトに吸着
させて送り出すようにしているものが多く、また、その
紙葉類はホッパーに横置きされているため、検査装置上
で占めるホッパーの割合は大きいのである。
【0004】しかし、上述の回転するローラーに紙葉類
を接触させる方法のものは、供給速度を早くできるもの
の、ホッパーからの取り出しの際にジャムが発生するこ
とが多く、ジャム発生時には紙葉類が皺になったりまた
破けてしまうこともあった。また、送出用のベルトに吸
着させて送り出す方法のものは、ホッパーからの取り出
しに優れているものの、吸引を止めた後も紙葉類がその
ベルトから離れないこともあり、次工程への供給部分で
のジャムの発生が多かった。そして、いずれの場合も葉
書より紙厚が薄い封筒に多く発生することが多かったの
である。
を接触させる方法のものは、供給速度を早くできるもの
の、ホッパーからの取り出しの際にジャムが発生するこ
とが多く、ジャム発生時には紙葉類が皺になったりまた
破けてしまうこともあった。また、送出用のベルトに吸
着させて送り出す方法のものは、ホッパーからの取り出
しに優れているものの、吸引を止めた後も紙葉類がその
ベルトから離れないこともあり、次工程への供給部分で
のジャムの発生が多かった。そして、いずれの場合も葉
書より紙厚が薄い封筒に多く発生することが多かったの
である。
【0005】
【目的】本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもの
で、装置上におけるホッパーの占有領域を少なくすると
共に、紙葉類の特に封筒のホッパーからの取り出し、且
つ次工程への供給に際してのジャムの発生を阻止するこ
とができる紙葉類の供給機構部を提供することを第一の
目的とし、また、その供給機構部を有する1ユニット式
の供給装置を提供することを第二の目的とするものであ
る。
で、装置上におけるホッパーの占有領域を少なくすると
共に、紙葉類の特に封筒のホッパーからの取り出し、且
つ次工程への供給に際してのジャムの発生を阻止するこ
とができる紙葉類の供給機構部を提供することを第一の
目的とし、また、その供給機構部を有する1ユニット式
の供給装置を提供することを第二の目的とするものであ
る。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、ホッパーにセットされた紙葉類を順次取り出して
次工程に供給する供給機構部であって、ホッパーは紙葉
類を積層状態にセット可能に構成され、且つホッパー底
部には所定の広さの開口が設けられており、前記紙葉類
はその開口から取り出し手段により強制的に下方に引き
出されることを特徴とする紙葉類の供給機構部である。
ろは、ホッパーにセットされた紙葉類を順次取り出して
次工程に供給する供給機構部であって、ホッパーは紙葉
類を積層状態にセット可能に構成され、且つホッパー底
部には所定の広さの開口が設けられており、前記紙葉類
はその開口から取り出し手段により強制的に下方に引き
出されることを特徴とする紙葉類の供給機構部である。
【0007】本発明を更に詳しく説明すると、本供給機
構部は紙葉類の中でも特に封筒の供給に効果を発揮する
が、他の紙用類すなわち葉書等においても使用可能であ
る。また、次工程とはホッパーの次の部所であり、例え
ば、封筒を搬送するベルト等の搬送部または所定の検査
処理を行う検査部等のことである。封筒はホッパーに積
み上げた状態にセットできるようにするのがよく、その
ホッパーの構造また形状も、積み上げた封筒が崩れ落ち
ることがなければどのような構造また形状のものでもよ
く、また、封筒の積み上げ状態においても特に限定する
ものではなく、最下層の封筒が引き出されたとき、順次
その上方の封筒が下方に移動することができればよい。
ホッパーは封筒の寸法に合わせてガイド壁の全長や横幅
等を自在に可変調節できるようにしてもよい。
構部は紙葉類の中でも特に封筒の供給に効果を発揮する
が、他の紙用類すなわち葉書等においても使用可能であ
る。また、次工程とはホッパーの次の部所であり、例え
ば、封筒を搬送するベルト等の搬送部または所定の検査
処理を行う検査部等のことである。封筒はホッパーに積
み上げた状態にセットできるようにするのがよく、その
ホッパーの構造また形状も、積み上げた封筒が崩れ落ち
ることがなければどのような構造また形状のものでもよ
く、また、封筒の積み上げ状態においても特に限定する
ものではなく、最下層の封筒が引き出されたとき、順次
その上方の封筒が下方に移動することができればよい。
ホッパーは封筒の寸法に合わせてガイド壁の全長や横幅
等を自在に可変調節できるようにしてもよい。
【0008】ホッパーの底部に設けられている封筒引き
出し用の開口は、ホッパーにセット可能枚数の封筒をセ
ットしたとき、最下層の封筒がその開口から脱落するこ
となく、また引き出し時にスムースに引き出せる開口面
積また形状とすればよい。また、封筒に用いられている
紙厚や腰の強さにより開口面積また形状を自在に可変調
節できるようにしてもよい。そして、ホッパー底部と
は、ホッパーの底すなわち底面を指すと共に、ホッパー
の一部または全部の周壁に形成された最下層の封筒を支
持するための支持部材、例えば、ひさし等の張出部の支
持面を指すものである。また、ホッパーはカセット式に
して着脱自在にしてもよい。
出し用の開口は、ホッパーにセット可能枚数の封筒をセ
ットしたとき、最下層の封筒がその開口から脱落するこ
となく、また引き出し時にスムースに引き出せる開口面
積また形状とすればよい。また、封筒に用いられている
紙厚や腰の強さにより開口面積また形状を自在に可変調
節できるようにしてもよい。そして、ホッパー底部と
は、ホッパーの底すなわち底面を指すと共に、ホッパー
の一部または全部の周壁に形成された最下層の封筒を支
持するための支持部材、例えば、ひさし等の張出部の支
持面を指すものである。また、ホッパーはカセット式に
して着脱自在にしてもよい。
【0009】封筒の取り出し手段は、開口から順次封筒
を取り出すことができる構造のものであれば何でもよい
が、望ましくは、適宜構造の昇降手段にエアー吸着部を
設けてエアーの吸引によって封筒を吸着して引き出すよ
うにするのがよい。エアー吸着部も適数設ければよい。
その取り出しは、封筒をスムースに引き出すことができ
ればどの方向でもよいが、開口からほぼ真下に引き出す
のがよい。その昇降手段は、エアー吸着部を昇降できる
ものであれば何でもよいが、具体的には、エアー吸着部
を上昇または下降させるためのシーソーアームと、その
シーソーアームを動作させるカムとから構成するのがよ
い。
を取り出すことができる構造のものであれば何でもよい
が、望ましくは、適宜構造の昇降手段にエアー吸着部を
設けてエアーの吸引によって封筒を吸着して引き出すよ
うにするのがよい。エアー吸着部も適数設ければよい。
その取り出しは、封筒をスムースに引き出すことができ
ればどの方向でもよいが、開口からほぼ真下に引き出す
のがよい。その昇降手段は、エアー吸着部を昇降できる
ものであれば何でもよいが、具体的には、エアー吸着部
を上昇または下降させるためのシーソーアームと、その
シーソーアームを動作させるカムとから構成するのがよ
い。
【0010】エアー吸着部とシーソーアームとの接続は
軸着でもよいが、シーソーアームの動作にエアー吸着部
が追従できれば、エアー吸着部とシーソーアームとを接
続することなく接触状態でもよい。カムの形状も特に限
定するものではない。カムの形状を適当に変えてエアー
吸着部と封筒との接触または近接している時間を自由に
設定すればよい。また、カムとシーソーアームとの接触
は、直接的な摺動接触やベアリングを介しての接触でも
よく、スムースに動作できればその接触状態を特に限定
するものではない。
軸着でもよいが、シーソーアームの動作にエアー吸着部
が追従できれば、エアー吸着部とシーソーアームとを接
続することなく接触状態でもよい。カムの形状も特に限
定するものではない。カムの形状を適当に変えてエアー
吸着部と封筒との接触または近接している時間を自由に
設定すればよい。また、カムとシーソーアームとの接触
は、直接的な摺動接触やベアリングを介しての接触でも
よく、スムースに動作できればその接触状態を特に限定
するものではない。
【0011】そして、封筒を積層状態にセットでき、且
つ底部に所定の広さの開口を設けたホッパーと、その開
口から封筒を引き出すエアー吸着部を設けた昇降機と共
に、その昇降機の両側にそれぞれ平行に送出ベルトを配
置し、且つそれらを一つの筐体内に配設して1ユニット
式の供給装置としてもよい。送出ベルトは、ホッパー底
部の開口から引き出された封筒を連接する他の装置に供
給すなわち受け渡すための搬送機構部である。
つ底部に所定の広さの開口を設けたホッパーと、その開
口から封筒を引き出すエアー吸着部を設けた昇降機と共
に、その昇降機の両側にそれぞれ平行に送出ベルトを配
置し、且つそれらを一つの筐体内に配設して1ユニット
式の供給装置としてもよい。送出ベルトは、ホッパー底
部の開口から引き出された封筒を連接する他の装置に供
給すなわち受け渡すための搬送機構部である。
【0012】送出ベルトは昇降機の両側にそれぞれ平行
に配置されるが、その配置も特に限定するものではな
く、開口から引き出された封筒の受け渡しに支障がなけ
ればどのような配置でもよい。また、送出用のベルトも
封筒を搬送できれば何でもよく、丸ベルトまたは平ベル
トでよい。そして、ベルトに封筒の縦長より広い間隔を
開けて、封筒の厚さより高い凸部を形成してもよい。
に配置されるが、その配置も特に限定するものではな
く、開口から引き出された封筒の受け渡しに支障がなけ
ればどのような配置でもよい。また、送出用のベルトも
封筒を搬送できれば何でもよく、丸ベルトまたは平ベル
トでよい。そして、ベルトに封筒の縦長より広い間隔を
開けて、封筒の厚さより高い凸部を形成してもよい。
【0013】そして、この筐体にキャスター等の移動手
段を設けてもよく、さらに、筐体の高さを適宜調節でき
るようにしてもよい。さらには、送出ベルトの他の装置
との封筒授受部分またはその付近の高さを調節できるよ
うにしてもよい。そして、本装置と連接する他の装置と
の封筒授受のマッチングを採るためのインターフェース
端子や制御部等を設けてもよい。制御はパソコン等を利
用してもよい。
段を設けてもよく、さらに、筐体の高さを適宜調節でき
るようにしてもよい。さらには、送出ベルトの他の装置
との封筒授受部分またはその付近の高さを調節できるよ
うにしてもよい。そして、本装置と連接する他の装置と
の封筒授受のマッチングを採るためのインターフェース
端子や制御部等を設けてもよい。制御はパソコン等を利
用してもよい。
【0014】
【作用】本発明の紙葉類の供給機構部は以上のように構
成されているので、ホッパーに封筒がセットされ供給機
構部が作動すると、ホッパーの下方に停止している昇降
機が上昇してくると共に、その昇降機に設けられている
エアー吸着部の吸入口からエアーが吸気される。さらに
昇降機は上昇し、ホッパー底部の開口内に臨む封筒の下
面に昇降機のエアー吸着部が近接または接触すると、封
筒はそのエアー吸着部に吸着される。
成されているので、ホッパーに封筒がセットされ供給機
構部が作動すると、ホッパーの下方に停止している昇降
機が上昇してくると共に、その昇降機に設けられている
エアー吸着部の吸入口からエアーが吸気される。さらに
昇降機は上昇し、ホッパー底部の開口内に臨む封筒の下
面に昇降機のエアー吸着部が近接または接触すると、封
筒はそのエアー吸着部に吸着される。
【0015】そして、昇降機は封筒を吸着したまま降下
に転じ、その封筒はホッパー底部の開口から下方に強制
的に引き出される。その引き出しは強制的ではあるが、
封筒はエアーにより固定的に吸着されているため封筒の
印字領域には皺は発生することもなく、封筒もその両側
が湾曲状態で引き出されるため折れることがない。さら
に昇降機は下降し、ホッパーの下方に有する搬送ベルト
等の搬送部上に封筒が近接または接触すると、エアー吸
気は停止されると共に、昇降機は封筒を搬送部上に載置
できる位置まで下降する。この動作は普通ホッパー内の
封筒が無くなるまで行う。
に転じ、その封筒はホッパー底部の開口から下方に強制
的に引き出される。その引き出しは強制的ではあるが、
封筒はエアーにより固定的に吸着されているため封筒の
印字領域には皺は発生することもなく、封筒もその両側
が湾曲状態で引き出されるため折れることがない。さら
に昇降機は下降し、ホッパーの下方に有する搬送ベルト
等の搬送部上に封筒が近接または接触すると、エアー吸
気は停止されると共に、昇降機は封筒を搬送部上に載置
できる位置まで下降する。この動作は普通ホッパー内の
封筒が無くなるまで行う。
【0016】また、1ユニット式の供給装置として構成
されているものは、ホッパーの下方に封筒を送出するた
めの送出ベルトが設けられているため、この送出ベルト
上に封筒が近接または接触すると、エアー吸気は停止さ
れると共に、昇降機は封筒を送出ベルト上に載置できる
位置まで下降する。そして、封筒は送出ベルトによって
連接する他の装置に供給される。この動作は普通ホッパ
ー内の封筒が無くなるまで行う。
されているものは、ホッパーの下方に封筒を送出するた
めの送出ベルトが設けられているため、この送出ベルト
上に封筒が近接または接触すると、エアー吸気は停止さ
れると共に、昇降機は封筒を送出ベルト上に載置できる
位置まで下降する。そして、封筒は送出ベルトによって
連接する他の装置に供給される。この動作は普通ホッパ
ー内の封筒が無くなるまで行う。
【0017】
【実施例】本発明の紙葉類の供給機構部を以下図面に従
って説明すると、図1は、本発明に係わる供給機構部を
装備した検査装置の一部拡大側面図であり、1は検査部
10を備える検査装置11に搭載された供給機構部、2
は封筒3をセットするホッパー部で、21は封筒3のガ
イド壁、22はホッパー部2の底部、23はその底部2
2に設けられている開口、24はホッパー部2のベース
である。
って説明すると、図1は、本発明に係わる供給機構部を
装備した検査装置の一部拡大側面図であり、1は検査部
10を備える検査装置11に搭載された供給機構部、2
は封筒3をセットするホッパー部で、21は封筒3のガ
イド壁、22はホッパー部2の底部、23はその底部2
2に設けられている開口、24はホッパー部2のベース
である。
【0018】4はホッパー部2にセットされた封筒3を
底部22の開口23から引き出すためのエレベーター部
で、41は封筒3を吸着するエアー吸着部、42はエレ
ベーター部4が上昇または下降するときのガイド支柱で
ある。
底部22の開口23から引き出すためのエレベーター部
で、41は封筒3を吸着するエアー吸着部、42はエレ
ベーター部4が上昇または下降するときのガイド支柱で
ある。
【0019】5はエレベーター部4を上昇または下降指
せるためのシーソーアーム、51はシーソーアーム5の
支点軸、52はシーソーアーム5とエレベーター部4に
連結されている伝達ロッドである。6はシーソーアーム
5を動作させるカム、61は回転力を受けるためのプー
リーである。
せるためのシーソーアーム、51はシーソーアーム5の
支点軸、52はシーソーアーム5とエレベーター部4に
連結されている伝達ロッドである。6はシーソーアーム
5を動作させるカム、61は回転力を受けるためのプー
リーである。
【0020】7は駆動用のモータで、カム6と搬送ベル
ト9を動作させている。71はプーリーで、回転力の伝
達ベルト8が掛けられる。伝達ベルト8はカム6のプー
リー61および搬送ベルト9のプーリー91に回転力を
伝達する。図2は、ホッパー部の斜視図であり、ガイド
壁21内にせセットされた封筒3は、底部22に設けら
れた開口23から順次取り出される。
ト9を動作させている。71はプーリーで、回転力の伝
達ベルト8が掛けられる。伝達ベルト8はカム6のプー
リー61および搬送ベルト9のプーリー91に回転力を
伝達する。図2は、ホッパー部の斜視図であり、ガイド
壁21内にせセットされた封筒3は、底部22に設けら
れた開口23から順次取り出される。
【0021】図3は、上方より見たホッパー部周辺の拡
大図、図4は、前方より見たホッパー部周辺の拡大図で
あり、封筒3はその長手方向を搬送方向と同じにしてセ
ットされる。底部22の開口23の長さ(長手方向)は
封筒3の長手方向と同一またはそれ以上の寸法で設けら
れ、また、開口23の幅(短手方向)は封筒3の短手方
向より狭く設けられる。すなわち封筒3は長手方向の両
側を支持されて底部に載置される。そして、開口23の
下方には封筒3を吸着するためのエレベーター部4のエ
アー吸着部41と搬送用の搬送ベルト9が位置してい
る。
大図、図4は、前方より見たホッパー部周辺の拡大図で
あり、封筒3はその長手方向を搬送方向と同じにしてセ
ットされる。底部22の開口23の長さ(長手方向)は
封筒3の長手方向と同一またはそれ以上の寸法で設けら
れ、また、開口23の幅(短手方向)は封筒3の短手方
向より狭く設けられる。すなわち封筒3は長手方向の両
側を支持されて底部に載置される。そして、開口23の
下方には封筒3を吸着するためのエレベーター部4のエ
アー吸着部41と搬送用の搬送ベルト9が位置してい
る。
【0022】図5は、エレベーター部の側面図であり、
シーソーアーム5を動作させるカム6の形状を変えるこ
とによりエレベーター部4の動作を自由に変更でき、エ
アー吸着部41を上限で所定の時間停止させて封筒3の
吸着性を高めることもできる。また、本図ではシーソー
アーム5がカム6の上方に位置しているが、これに限定
されるものではなくシーソーアーム5をカム6の下方に
位置させてもよい。
シーソーアーム5を動作させるカム6の形状を変えるこ
とによりエレベーター部4の動作を自由に変更でき、エ
アー吸着部41を上限で所定の時間停止させて封筒3の
吸着性を高めることもできる。また、本図ではシーソー
アーム5がカム6の上方に位置しているが、これに限定
されるものではなくシーソーアーム5をカム6の下方に
位置させてもよい。
【0023】図6は、エレベーター部の一部拡大斜視図
であり、エアー吸着部41は吸盤の形状をしているが、
封筒3を吸着できればどのような形状でもよく、また、
そのエアー吸着部41の素材も何でもよい。
であり、エアー吸着部41は吸盤の形状をしているが、
封筒3を吸着できればどのような形状でもよく、また、
そのエアー吸着部41の素材も何でもよい。
【0024】図7は、1ユニットに構成されたの供給装
置の側面図であり、ホッパー部2にセットされた封筒3
は上昇したエアー吸着部41により吸着され、下降に転
じたエレベーター部4によってホッパー部2の下方に引
き出される。そして、送出ベルト15に載せられ矢印方
向へ送り出されて、図示していないが連接された所定の
検査装置等に引き渡される。また、送出ベルト15には
送り出し用の凸部16が設けられている。12がその供
給装置、13は供給装置12の制御ユニット、14は封
筒3を吸着する吸着エアー用のエアーポンプ、17は供
給装置12の移動するためのキャスター、18は設置用
のジャッキである。25はセットする封筒の寸法に合わ
せてホッパー部2のガイド壁21等の全長や横幅を調節
するための調節レバーである。
置の側面図であり、ホッパー部2にセットされた封筒3
は上昇したエアー吸着部41により吸着され、下降に転
じたエレベーター部4によってホッパー部2の下方に引
き出される。そして、送出ベルト15に載せられ矢印方
向へ送り出されて、図示していないが連接された所定の
検査装置等に引き渡される。また、送出ベルト15には
送り出し用の凸部16が設けられている。12がその供
給装置、13は供給装置12の制御ユニット、14は封
筒3を吸着する吸着エアー用のエアーポンプ、17は供
給装置12の移動するためのキャスター、18は設置用
のジャッキである。25はセットする封筒の寸法に合わ
せてホッパー部2のガイド壁21等の全長や横幅を調節
するための調節レバーである。
【0025】図8は、封筒の引き出し動作図であり、ホ
ッパー部2の下方に停止しているエレベーター部4が上
昇してエアー吸着部41で封筒3を吸着する。次にエレ
ベーター部4は降下に転じ、底部22の開口23から封
筒3を強制的に引き出し、さらにエレベーター部4は下
降して封筒3を送出ベルト15に載置する。
ッパー部2の下方に停止しているエレベーター部4が上
昇してエアー吸着部41で封筒3を吸着する。次にエレ
ベーター部4は降下に転じ、底部22の開口23から封
筒3を強制的に引き出し、さらにエレベーター部4は下
降して封筒3を送出ベルト15に載置する。
【0026】
【効果】本発明の紙葉類の供給機構部は以上のように構
成されているので、検査装置に設置されるホッパーの設
置面積は、検査対象となる紙葉類の大きさとほぼ同じス
ペースでよく検査装置を小型化することができる。ま
た、紙葉類のホッパーからの取り出しに際しても、その
紙葉類はエアーによって吸着されて引き出されるため、
ホッパー底部の開口部での脱落もなく引き出すことがで
きる。
成されているので、検査装置に設置されるホッパーの設
置面積は、検査対象となる紙葉類の大きさとほぼ同じス
ペースでよく検査装置を小型化することができる。ま
た、紙葉類のホッパーからの取り出しに際しても、その
紙葉類はエアーによって吸着されて引き出されるため、
ホッパー底部の開口部での脱落もなく引き出すことがで
きる。
【0027】また、取り出した紙葉類の次工程への供給
に際しても、下降する紙葉類が次工程となる搬送部上で
強制的に離脱されるため、その部分でのジャムの発生も
なく確実に供給することができる。さらに、検査対象の
紙葉類を供給するだけの1ユニット式の供給装置として
構成できることから、供給機構部を装備する大型の検査
装置をセパレート式にすることもでき、輸送作業がし易
くなると共に、狭い場所への搬入もし易くなる。
に際しても、下降する紙葉類が次工程となる搬送部上で
強制的に離脱されるため、その部分でのジャムの発生も
なく確実に供給することができる。さらに、検査対象の
紙葉類を供給するだけの1ユニット式の供給装置として
構成できることから、供給機構部を装備する大型の検査
装置をセパレート式にすることもでき、輸送作業がし易
くなると共に、狭い場所への搬入もし易くなる。
【図1】 本発明に係わる供給機構部を装備した検査装
置の一部拡大側面図
置の一部拡大側面図
【図2】 ホッパー部の斜視図
【図3】 上方より見たホッパー部周辺の拡大図
【図4】 前方より見たホッパー部周辺の拡大図
【図5】 エレベーター部の側面図
【図6】 エレベーター部の一部拡大斜視図
【図7】 1ユニットに構成されたの供給装置の側面図
【図8】 封筒の引き出し動作図
1−供給機構部,2−ホッパー部,21−ガイド壁,2
2−底部,23−開口,24−ベース,25−調節レバ
ー,3−封筒,4−エレベーター部,41−エアー吸着
部,42−ガイド支柱,5−シーソーアーム,51−支
点軸,52−伝達ロッド,6−カム,61−プーリー,
7−モーター,71−プーリー,8−伝達ベルト,9−
搬送ベルト,91−プーリー,92−ローラ,10−検
査部,11−検査装置,12−供給装置,13−制御ユ
ニット,14−エアーポンプ,15−送出ベルト,16
−凸部,17−キャスター,18−ジャッキ
2−底部,23−開口,24−ベース,25−調節レバ
ー,3−封筒,4−エレベーター部,41−エアー吸着
部,42−ガイド支柱,5−シーソーアーム,51−支
点軸,52−伝達ロッド,6−カム,61−プーリー,
7−モーター,71−プーリー,8−伝達ベルト,9−
搬送ベルト,91−プーリー,92−ローラ,10−検
査部,11−検査装置,12−供給装置,13−制御ユ
ニット,14−エアーポンプ,15−送出ベルト,16
−凸部,17−キャスター,18−ジャッキ
Claims (6)
- 【請求項1】ホッパーにセットされた紙葉類を順次取り
出して次工程に供給する供給機構部であって、ホッパー
は紙葉類を積層状態にセット可能に構成され、且つホッ
パー底部には所定の広さの開口が設けられており、前記
紙葉類はその開口から取り出し手段により強制的に下方
に引き出されることを特徴とする紙葉類の供給機構部 - 【請求項2】前記取り出し手段は、エアーにより紙葉類
を吸着するエアー吸着部が設けられている昇降手段であ
ることを特徴とする請求項1の紙葉類の供給機構部 - 【請求項3】前記昇降手段は、エアー吸着部を上昇また
は下降させるためのシーソーアームと、そのシーソーア
ームを動作させるカムとから構成されていることを特徴
とする請求項2の紙葉類の供給機構部 - 【請求項4】紙葉類を積層状態にセット可能に構成さ
れ、且つ底部に所定の広さの開口が設けられているホッ
パーと、前記開口から紙葉類を引き出すエアー吸着部が
設けられている昇降機と、その昇降機の両側にそれぞれ
平行に配置されている紙葉類の送出ベルトとからなり、
且つこれらを一筐体内に配設したことを特徴とする紙葉
類の供給装置 - 【請求項5】前記送出ベルトに所定の間隔で凸部が設け
られていることを特徴とする請求項4の紙葉類の供給装
置 - 【請求項6】供給する紙葉類が封筒であることを特徴と
する請求項1の紙葉類の供給機構部または請求項4の紙
葉類の供給装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000337978A JP2002137837A (ja) | 2000-11-06 | 2000-11-06 | 紙葉類の供給機構部とその供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000337978A JP2002137837A (ja) | 2000-11-06 | 2000-11-06 | 紙葉類の供給機構部とその供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002137837A true JP2002137837A (ja) | 2002-05-14 |
Family
ID=18813274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000337978A Pending JP2002137837A (ja) | 2000-11-06 | 2000-11-06 | 紙葉類の供給機構部とその供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002137837A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019018927A (ja) * | 2017-07-11 | 2019-02-07 | 富士ゼロックス株式会社 | 取出装置及び取出方法 |
JP7114046B2 (ja) | 2018-02-26 | 2022-08-08 | 株式会社寺岡精工 | 空袋供給装置、貼付装置 |
-
2000
- 2000-11-06 JP JP2000337978A patent/JP2002137837A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019018927A (ja) * | 2017-07-11 | 2019-02-07 | 富士ゼロックス株式会社 | 取出装置及び取出方法 |
JP7009801B2 (ja) | 2017-07-11 | 2022-01-26 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 取出装置及び取出方法 |
JP7114046B2 (ja) | 2018-02-26 | 2022-08-08 | 株式会社寺岡精工 | 空袋供給装置、貼付装置 |
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