JP2002137832A - 生石灰の充填方法 - Google Patents

生石灰の充填方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生石灰をローリー車から圧送空気により生石
灰サイロに移し替える際に、圧送空気に含まれる圧送空
気の水分や炭酸ガスにより生石灰の活性度が低下するこ
とが少ない生石灰の充填方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ローリー車1のタンク2に収容された生
石灰を圧送空気により地上に設置された生石灰サイロ4
に移し替えるに際して、生石灰サイロ4の圧送空気の排
気をローリー車1の空気圧縮機の空気吸込口へ循環管路
により導き、再び生石灰の圧送空気として循環使用する
ことで圧送空気に侵入する外気の量を抑制し、生石灰を
空気圧送によりローリー車1から生石灰サイロ4へ移し
替える生石灰の充填方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生石灰の充填方法
に関し、詳しくは、腐敗性有機物の処理に利用する活性
度の高い生石灰を外気の水分や炭酸ガスの影響から保護
してローリー車から生石灰サイロへ充填する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】生石灰は、酸化カルシウムと称される化
学物質であり、工業的には石灰岩(主成分は炭酸カルシ
ウム)を高温で焼成して製造されている。通常、石灰と
通称されるものには生石灰(酸化カルシウム)と消石灰
(水酸化カルシウム)とがあり、後者は生石灰を水和し
て製造されている。生石灰は水と反応して反応熱を発生
するため、危険物に指定されていた時期もあり、石灰を
単なるアルカリ原料として利用する場合には危険性の少
ない消石灰の形態で利用することが多い。一般に流通し
ている生石灰は、ローリー車で供給されたり、およそ2
0kgあるいは25kgというように人力で取扱ができ
る程度の重量を収用した紙袋のものが多く、また、理化
学実験室用としては500gの広口の容器に詰められて
いる。
【0003】通常、生石灰と称されて流通している生石
灰は、多くの場合、かなりの部分が部分的に(特に表面
の)水和反応が進行しているものである。しかし、それ
でも水と生石灰とを混合すると20〜30分間程度の遅
れで激しい発熱現象が見られ、生石灰であることが感覚
的にも確認できる。また、酸性溶液による中和滴定など
でも、水酸化カルシウムではなく酸化カルシウムである
ことが簡単に把握できる。
【0004】ところで、特公昭61−21720号公報
「廃棄物の処理方法および装置」や特開平7−2589
号公報或いは特開平10−137791号公報などに提
案されたように、活性度の高い生石灰と腐敗性有機物と
を適正な条件の下で混合すると迅速にこれらの腐敗性有
機物を殺菌、分解して腐敗を防止すると共に良質の土壌
改良資材に転換できることが提案されている。このよう
な目的に使用される活性度の高い生石灰は、通常紙袋に
収容されて市販されている生石灰の形態では活性度が低
下していて入手が難しい。このため、生石灰を生産する
工場から適正に管理し、例えば、密閉されたローリー車
で輸送し、消費地において密閉された生石灰サイロに収
容し、焼成の最初の段階から消費地までの過程を適性に
管理して、活性度の高い生石灰の状態を維持して利用す
ることが多い。
【0005】活性度の高い生石灰の活性度を低下させる
要因は、多くの場合は水や炭酸ガスである。前者は生石
灰と反応して消石灰を生成し、後者は炭酸カルシウムを
生成する。水や炭酸ガスは、空気に含まれていることか
ら普遍的な環境において生石灰の活性渡は低下し易いも
のといえる。高真空技術などの知見から、ゴムやプラス
チックのような材料でさえ極く微量ではあるが酸素や炭
酸ガスおよび水などの分子を透過することが指摘され、
微視的に見て水や炭酸ガスを遮断することは極めて困難
なものであるとされている。例えば、配管の接続部に用
いられるゴム製パッキンやバルブの摺動部に用いられる
ゴム製のO−リングにしても高真空設備での使用には注
意を要する。
【0006】図3は、従来の生石灰を輸送するローリー
車から地上に設置された生石灰サイロへの生石灰の充填
操作を模式的に示す図である。ローリー車1には生石灰
を収容したタンク2が備えられ、タンク2には通常10
トン程度の生石灰が収容され、地上に設置された生石灰
サイロ4にローリー車1に車載された図示しない空気圧
縮機からの圧縮空気により、タンク2から充填管路3を
通じて生石灰が空気により圧送されて生石灰サイロ4に
充填される(矢印は空気の流れを示す)。圧縮空気によ
り生石灰サイロ4に持ち上げられた生石灰と空気の混合
流は、生石灰サイロ4内で生石灰粒子が重力分離され、
さらに、空気に飛散している微細な生石灰の粒子は生石
灰サイロ4の上部に設けられたフィルタ5により分離さ
れて清澄な空気となり、清澄な空気は排気管路6を介し
て外部に排出される。
【0007】さらに、生石灰サイロ4の中間に設けられ
たサンプリング口7は、供給を受けた生石灰の品位を調
べるために設けられた生石灰を抜き出すためのものであ
り、通常は蓋で閉鎖されている。生石灰サイロ4に充填
された生石灰18は、使用に際して下部に設けられた排
出弁9の開閉により取り出される。なお、図3におい
て、8は生石灰サイロ4の支柱であり、21、22、は
それぞれ充填管路3、排気管路6を開閉する遮断弁であ
る。生石灰の保管中は、それぞれの遮断弁21、22、
及び排出弁9が閉鎖されて生石灰サイロ4の気密を維持
している。しかし、この種の生石灰サイロは大きなもの
であるから充填管路3、排気管路6、遮断弁21、遮断
弁22、排出弁9、サンプリング口7やフィルタ5ある
いはサイロ内部の点検口などの各種の接続部位が多数あ
り、その接続部に設けられたゴム製パッキンやシール面
から外気に含まれる水分や炭酸ガスの流入があり、生石
灰サイロ4内の生石灰の活性度は徐々に低下することは
避けられない。
【0008】しかし、ローリー車1から生石灰サイロ4
に空気により生石灰を圧送する場合に多量に用いられる
外気(空気)に同伴する水分が極めて大きなものとなっ
ている。例えば、ローリー車1から生石灰を空気により
圧送するには、充填管路3の長さ(総延長)や生石灰サ
イロ4の高さ(圧送高さ)などにも関係するが、通常は
圧送される生石灰の重量の1/60〜1/300の重量
の空気を要する。即ち、通常10トンの生石灰をローリ
ー車1から生石灰サイロ4へ移し替えるためには33〜
166kg(約25〜130立方メートル)の圧送用空
気が必要となる。特に図3のように円筒状のサイロでは
高さが高いため空気量も多くなる傾向がある。
【0009】この水分量は外気の条件にもよるが、わが
国の気候のうちで比較的悪条件とされる夏季の雨天では
外気温30℃、関係湿度80%(約水蒸気圧分圧25.
5mmHg)にもなり、10トンの生石灰の移し替えの
ためには約670〜3400gの水分が圧送用空気に含
まれて生石灰に供給されることなり、バルブや接続部か
らの水分の透過に比べてもかなりなものであることがわ
かる。なお、この水分量によって水和される生石灰の重
量は2〜10kg程度であり、10トンという全体の生
石灰の輸送量の0.02〜0.1%に過ぎないものであ
るが、生石灰粒子の表面の部分が集中的に水和するため
に全体の生石灰粒子の活性度の低下となって現れ、影響
は全体に及ぶ。
【0010】また、このようなローリー車1から生石灰
サイロ4への空気圧送による移し替えに際しては、前記
の外気の気象条件による水分の同伴ばかりでなく、一般
に、ローリー車1の圧送空気はローリー車1に車載され
ている空気圧縮機(図示せず)により外気を昇圧して用
いられるものであるが、この空気圧縮機を駆動する動力
が、結果として、ローリー車1の主たる動力源である内
燃機関(一般にはディーゼルエンジンやガソリンエンジ
ン)であり、炭化水素化合物を燃料とする動力源から水
分と炭酸ガスとを多量に含む排気ガスがローリー車1の
周辺に撒き散らされ、風向きによっては、この排気ガス
が空気圧縮機の空気吸込口に漂うことなり、水分と炭酸
ガスを多量に含んだ外気を大量に吸気して生石灰の圧送
に用いる事態も生じることにもなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の対象とする生
石灰は、前記公報のように腐敗性有機物と混合して短時
間に有機物を分解する用途に供するためのものであり、
水と混合すると10〜20秒程度の短時間に殆どの水和
反応が完了して、短時間に水和熱を放出するものであ
る。このような活性度の高い生石灰を必要とする用途
は、家畜糞尿、活性汚泥法の余剰汚泥、食料品工場の腐
敗性残渣というような腐敗性有機物の処理というように
極めて限定されたものであり、生石灰の用途の種別全体
から見れば極めて限定されたものであるが、家畜糞尿、
排水処理汚泥、食料品工場の腐敗性残渣というような腐
敗性有機物の発生場所が極めて普遍的なものであり、地
域が限定されていないため活性度の高い生石灰を安定し
て供給し得る手法が求められていた。
【0012】この種の用途に利用される活性度の高い生
石灰の性質について述べれば、焼成したばかりの活性度
の高い生石灰と水とを混合すれば、急速に水和反応が進
行し10〜20秒程度の短時間で当該生石灰の水和反応
熱に相当する熱量が放出される。他方、この生石灰を1
〜2時間程度だけ室内に放置するだけで水和反応に対す
る活性度が失われ、水と混合してもその水和熱を完全に
放出するには15〜30分というような長い時間を必要
とするようになり、腐敗性廃棄物の処理のための反応剤
としては適さない。しかし、このように水和反応に対す
る活性度が低下した生石灰であっても化学的に分析すれ
ばカルシウムの99%以上が酸化カルシウムの形態を維
持している。
【0013】このような現象は、生石灰粒子の表面が水
和反応により水酸化カルシウム層が形成され、水と接触
してもこの水酸化カルシウム層がバリヤーとなり、粒子
内部の生石灰の水和反応を阻害していると考えられてい
る。前記特開平10−137791号公報は、酸により
この水酸化カルシウムの層を除去して生石灰の活性度を
高めて腐敗性有機物の分解反応を促進するようにしてい
るが、量的には少ないものの生石灰粒子の表面に形成さ
れる薄い水和層(水酸化カルシウム層)が腐敗性有機物
の処理に供する生石灰の水和反応に対してきわめて悪い
影響を及ぼすことが指摘されている。
【0014】また、空気中に含まれる炭酸ガスも水分と
同様に炭酸カルシウムを生じて生石灰の水和反応に対す
る活性度を低下させる要因になるが、通常の自然界の空
気では炭酸ガス濃度が0.04%程度で水分よりはその
影響が小さいものと考えられている。しかし、エンジン
の燃焼排ガスのように特殊なものでは、極めて高農度の
炭酸ガス濃度となり、水蒸気圧が外気の温度で規制され
るのに対して、炭酸ガス濃度は極めて高濃度となり得る
ためにエンジン排ガスが影響する場所では、水分と同様
に注意を要する物質といえる。
【0015】このため、本発明は腐敗性有機物の処理に
供する活性度の高い生石灰を安定して供給できるように
したもので、ローリー車からサイロへ移し替える場合に
生石灰が圧送空気により水分や炭酸ガスなどの成分を吸
収することを抑制して活性度の高い状態を維持するため
の生石灰の充填方法である。従来のように外気の条件如
何で、例えば梅雨や夏の雨天時に生石灰の活性度が低下
するように気象に左右されることがない信頼性の高い生
石灰の充填方法を提案するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
達成したものであって、本発明は、生石灰を収容したロ
ーリー車から該生石灰を空気圧送により地上に設置され
た生石灰サイロに移し替えるにあたり、該生石灰サイロ
の排気口と圧送空気を生成する空気圧縮機の空気吸込口
とを管路で接続して循環管路とし、該ローリー車から生
石灰を圧送した空気を循環して使用する生石灰の充填方
法である。
【0017】ここで、循環管路に逆止弁を設けたり、単
に弁で開放したりして循環管路内と外気とを連通する開
口部を備えることで、循環管路が過剰に減圧されたり、
充填操作の最終段階でサイロ内の内圧が大きく上昇する
ことを防止することができる。このように循環管路に外
気との開口部を設けた場合には、生石灰の移し替えに際
して、圧送空気に外気が侵入することを完全に抑止する
ことにならないが、その侵入量を大幅に削減することが
できる。
【0018】また、ローリー車1から生石灰サイロ4へ
生石灰を移し替える場合に、外気をほぼ完全に遮断する
には、循環管路にビニールやゴムなどの変形可能な材料
で構成された空気室を接続して、ローリー車の生石灰を
収容するタンクあるいは生石灰サイロの内圧の上昇に相
当する空気量を一時的にこの空気室の収縮により補い、
また、生石灰の圧送後に開放される圧力空気を再び空気
室の膨張により吸収することで、ほぼ完全に外気と遮断
された空気により生石灰の充填作業を行うことができ
る。
【0019】そして、この循環管路に接続された空気室
に連なる空間若しくは空気室内に吸収剤として少量の生
石灰を充填することで、空気室内の空気の水分と炭酸ガ
スを事前に除去し、生石灰をローリー車からサイロへ充
填するに際して、生石灰の活性度を低下を抑制して充填
操作を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係る生石灰の充填方法の
実施の形態について、図1および図2を参照して説明す
る。
【0021】
【実施形態1】図1は、本発明の生石灰の充填方法の実
施形態を示す模式図である。図1では、ローリー車1の
タンク2に収容された生石灰を地上に設置されている生
石灰サイロ4に空気で圧送して充填する時の状態を模式
的に示したものであり、前記図3に従来例として示した
ものと共通する部分は同一の符号を付している。
【0022】図1では、生石灰サイロ4の排気管路6を
ローリー車1が生石灰を移し替える際に停車する位置の
近傍まで延長管路10により延長し、生石灰サイロの排
気をローリー車1に車載された生石灰の圧送のための空
気圧縮機(図示せず)の空気吸込口へのホースによる接
続を容易にしている。ここで排気管路6、延長管路10
は生石灰サイロ4の排気の循環管路の一部をなすもので
あるが、図1では地上から操作しやすい位置に外気と循
環管路内の空気を連通する均圧弁23を設けている。
【0023】ここで、ローリー車1のタンク2に収容さ
れた生石灰を地上に設置された生石灰サイロ4に移し替
えるに際して、充填管路3をローリー車1の所定の配管
に接続すると共に、サイロの排気が循環される延長管路
10をタンク車1の図示しない空気圧縮機の空気吸込口
に接続し、さらに、均圧弁23を開放して循環管路を外
気と連通し、その後、該空気圧縮機を作動させて、この
圧縮空気によりタンク2の生石灰を空気圧送する。生石
灰サイロ4へ導かれた生石灰と空気の混合流は、生石灰
粒子が生石灰サイロの下部に落下沈降すると共に、微粉
末の生石灰粒子を含む空気流は、さらにフィルター5に
より生石灰粒子が除去されて清澄な空気となって、排気
管路6へ至り、さらに、延長管路10によりローリー車
1の空気圧縮機の空気吸込口へ循環される。
【0024】ここで、均圧弁23が開放されているた
め、循環管路が外気に対して大きな負圧となっている場
合には循環管路に外気が流入するが、フィルター5を通
過した空気は循環して再び生石灰の圧送に利用されるた
め、外気の流入量は少ない。即ち、生石灰を圧送する場
合、タンク2、生石灰サイロ4、充填管路3および循環
管路によって構成される空間の保有する空気量は圧送圧
力やフィルターのろ過抵抗のために、停止している場合
に比べて増加するものであり、その増加分に相当する外
気が開口部である均圧弁3から取り込まれることとな
る。しかし、充填操作が終了した時点では、一時的に増
加した空気の量に相当する空気が外気に対して開口され
た均圧弁23から外部に開放され、タンク2や生石灰サ
イロ4の内圧は外気と均しくなる。そして、充填操作が
終了してからは、遮断弁21、22および均圧弁23が
遮断されて、生石灰サイロ4内の生石灰は密閉された状
態となる。
【0025】なお、ここで均圧弁23を設けなかった
り、均圧弁23を開放しない場合でも生石灰の空気圧送
は可能であるが、空気圧縮機の吸込口に流入する空気の
圧力が低下し、その度合いが大きいと空気圧縮機の性能
を十分に発揮することができないためより圧縮比の高い
空気圧縮機を設けなければならないこともある。さら
に、フィルター5の下流の部位が大きく減圧され、外気
に比べて大きな負圧となる場合もある。通常、この種の
空気圧縮機は吸込圧力を大気圧として計画していること
が多いため、吸込圧力はできるだけ大気圧に近いものと
することがより望ましく、また、サイロ、配管など密封
をしなければならない部材に対して過大な負圧(外圧)
と充填操作終了後の内圧という逆方向の大きな力が作用
することは好ましくはない。
【0026】このように、ローリー車1から地上に設置
された生石灰サイロ4へ空気圧送により生石灰を移し替
えるに際して、生石灰サイロ4の排気を圧送空気として
循環することで圧送される生石灰に導入される外気が激
減し、外気に含まれる水分や炭酸ガスによる生石灰の活
性度の低下も抑止できる。さらに、空気圧縮機に循環さ
れる排気を導く循環管路に外気と連通する開口部を設け
ることで外気の少量の流入はあるものの空気圧縮機の吸
込口における過大な減圧や循環管路、生石灰サイロの過
大な減圧が抑制され、かつ、生石灰の活性度も維持され
る。
【0027】
【実施形態2】図2は、本発明の生石灰の充填方法の実
施形態を示す別の模式図であり、生石灰の充填操作に際
して、外気の侵入をほとんど抑止する方法を提案するも
ので、かつ、空気圧縮機に過大な負圧が作用することも
抑止することを目的としている。
【0028】図2においては、循環管路にビニールやゴ
ムなどの変形可能な材料で外気を遮断した空気室13を
構成し、接続して生石灰の一連の充填操作によりタンク
2、生石灰サイロ4、充填配管3及び循環管路などから
なる閉鎖された空間に収容される空気量が、圧送時に増
加し、終了時に再び圧送開始前の状態に戻るという増加
と減少を経て元通りに戻る場合の増加する空気量を空気
室の変形(収縮)により補い、充填操作終了後は、空気
室13が再び元の容積にもどることで、実質的に外気を
全く利用せずに生石灰の充填操作を行うものである。
【0029】図2において、循環管路に連通弁24を介
して配管12によりビニールのシートにより構成された
空気室13が設けられている。空気室13は、農業用ビ
ニールをヒートシーラーで融着して袋状として外気を遮
断できるものであって、配管12の一端の開口が挿入さ
れて循環管路と連通している。充填操作を開始する時の
空気室13の形状を実線13で示せば、充填操作中に空
気室13が徐々に破線14のように変形して収縮し、タ
ンク2、生石灰サイロ4、充填配管3および循環管路内
の合計された空間の空気量の増加分に相当する空気量が
外気と遮断された空気室13(14)からの空気によっ
て補われる。
【0030】なお、空気室13は農業用ビニールや薄い
ゴムの皮膜であり、循環管路の圧力状態に応じて容易に
変形できるものであるが、直接外気に曝すと風や砂埃な
どで傷み易いので、図2においては、農業用ビニールハ
ウスのような外蔽11により直接強い風や雨などの外力
が作用しないようにしている。ここで、外蔽11は、周
囲の空気に対して気密である必要はなく、台風とか降雪
などのような場合にその作用が直接空気室13の皮膜に
影響することがないようにするだけでよい。
【0031】また、図2においては、空気室13と循環
管路を接続する配管12に弁25を介して空気室13と
同様に外気と遮断可能なビニールやゴムのような材料に
よる生石灰袋16が接続され、生石灰袋16には生石灰
17が収容されている。このため、充填操作前の時点
で、弁25を開放することで空気室13内の空気の水分
と炭酸ガスが生石灰袋16内の生石灰により吸収され、
ローリー車1から生石灰サイロ4へ生石灰を移し替える
に際して、予め空気室13内の空気の水分と炭酸ガスが
除去されているため、生石灰の圧送に利用される空気が
極めて清浄なものとなり、充填操作において水分や炭酸
ガスによって生石灰の活性度の低下を大幅に抑制でき
る。
【0032】また、図2では、配管12に弁26を介し
てファン15が接続され、季節による気温の変動によ
り、空気室13の空気の容積が著しく減少した場合に空
気室13の空気量を追加できるようにしてある。なお、
この季節変動による空気室13の膨張に対しては、延長
管路10の端部にある遮断弁22と連通弁24とを開放
することで短時間に空気室13の過大な膨張を抑制でき
る。なお、このような空気室13内の空気の膨張や収縮
はあまり大きなものではないので、ファン15としても
小型のものや足踏式の鞴(ふいご)のようなもので十分
であり、空気室13の設置による大きな電動機を設置す
る必要はなく、電動式であっても極めて電力容量の小さ
なものでよい。
【0033】このように空気室13の空気を予め生石灰
により浄化する場合の生石灰袋16の生石灰の充填量
は、生石灰サイロ4の容量の大きさや空気圧送の距離な
どでサイロやタンク内の空気保有量の変化(空気室の膨
張,収縮の容積差)が異なるが、空気室13の空気1立
方mに対して70g程度の割合で生石灰袋16に収容す
れば良い。また、このように一旦空気室13に収容され
た空気は以後外気と大量に入れ替わることがないため、
水分や炭酸ガスの流入はビニールやゴムの膜を介しての
透過や接続部分からの流入あるいはファン15により外
気を取り入れるときであり、一度、空気室13の空気の
水分や炭酸ガスを生石灰により除去すれば、その後、大
量の水分や炭酸ガスが侵入することはない。
【0034】通常は、ローリー車から生石灰サイロへ生
石灰を充填した時に生石灰の検査のためにサンプリング
するので、その残量を生石灰袋16に補充することで余
剰の生石灰を合理的に利用できる。また、通常、生石灰
として広口瓶に収容されて市販されている粒子表面の水
和反応が進行している生石灰であってもこの吸収剤とし
て利用することができる。そして、生石灰袋16と連通
管12とを接続する弁25は通常は開放されて常時空気
室13内の空気の水分や炭酸ガスを吸収させておくこと
で、ローリー車1が生石灰の充填のために納入にきた時
は、空気室13内の空気は浄化され、循環管路を介して
圧送用空気として利用されても生石灰の品位を低下させ
ることがない。
【0035】空気室の空気を浄化するための生石灰袋に
収容された生石灰は、その生石灰粒子の表面ばかりでな
く全体を利用して空気室13内の水分と炭酸ガスの除去
に寄与するものである。即ち、このようなローリー車か
ら生石灰サイロへの生石灰の充填操作は、生石灰の消費
量にもよるが2日〜半月に1度程度であり、これに対し
て、常時弁25を開放して空気室13の空気と生石灰1
7とを連通しておけば、空気中の水分や炭酸ガスは長時
間に渡って生石灰に作用し、生石灰粒子の内部まで拡散
して内部の生石灰(酸化カルシウム)と反応し、吸収剤
として収容された生石灰は、表面ばかりでなく内部まで
も吸収剤として活用できる。
【0036】
【発明の効果】以上記述のように、本発明によれば、以
下のような効果を奏する。本発明の生石灰の充填方法
は、ローリー車から地上に設置された生石灰サイロへ圧
送空気により生石灰を移し替えるに際して、生石灰を圧
送した後の空気を循環管路により空気圧縮機の空気吸込
口へ循環して再び生石灰の圧送用空気として使用し、循
環利用することで、圧送空気に外気が流入し難くなり、
外気の水分や炭酸ガスにより生石灰の活性度を低下させ
る度合いが大幅に削減される。このように、生石灰の活
性度を低下させることなく移し替えることができるた
め、例えば、生石灰と家畜糞尿や生ゴミ、活性汚泥処理
の余剰汚泥などの廃棄物を混合して廃棄物中の腐敗性有
機物を短時間に分解、或いは、殺菌して浄化処理すると
共に土壌改良資材へ転換して圃場や緑地へ還元するよう
な今後期待される循環型社会構造の構築に際して、信頼
性の高い廃棄物処理の手法を提供できることとなる。
【0037】また、本発明において、生石灰サイロの排
気を空気圧縮機の吸込口に導く循環管路に外気と連通し
て循環管路内の圧力状態に応じて外気が循環管路内に往
来できるように開口部を設ければ、空気圧縮機の吸込口
の過大な負圧を防止でき、かつ、生石灰サイロのフィル
タの下流から該吸込口までの空間に対して過大な負圧が
作用しないために生石灰の圧送操作(充填操作)も従来
と同様の時間でできると共に、空気圧縮機についても従
来と同様に機種選定ができる利点があり、一連の充填操
作で生じるローリー車のタンク、生石灰サイロ、充填管
路、および循環管路内の空気量の変動に相当する外気の
流入はあるもののその流入量は、従来のように圧送空気
の全量を外気から取り入れて生石灰を移し替えていた場
合に比べて、外気の流入量を削減することが出来、この
ため、外気の水分や炭酸ガスによる生石灰の活性度の低
下を抑制することができる。この開口部は生石灰サイロ
側の配管に設けても良く、ローリー車側の空気圧縮機の
吸込口部分に設けてもよいので、簡単に対応できる。
【0038】さらに、循環管路にビニールやゴムなどの
変形可能な材料による外気と遮断された空気室を備え、
外気と遮断した空気を循環使用して該ローリー車の生石
灰の充填を行えば、空気圧縮機に過大な負圧をかけるこ
となく、また、圧送空気に外気が流入することなくロー
リー車の生石灰を生石灰サイロへ充填することができる
利点がある。
【0039】そして、前記の空気室の空気に連通する位
置か空気室に直接少量の生石灰を収容しておけば、空気
室内の空気の水分や炭酸ガスを予め生石灰により除去で
きるので、生石灰の移し替えに際して、空気室内の空気
が循環管路を通じて圧送空気に利用されても、水分や炭
酸ガスなどの影響を受けることなくローリー車から生石
灰サイロへ生石灰を移し替えて充填することができる。
【0040】本発明の生石灰の充填方法によれば、生石
灰のローリー車に重量の嵩む圧縮空気の空気除湿機を積
載する必要もなく、また、短時間に完了する生石灰の移
し替え操作のために過大な動力を必要とせず、安価な手
法により、生石灰の活性度の低下を抑制できる効果があ
る。
【0041】さらに、本発明の生石灰の充填方法によれ
ば、圧送に用いる空気が循環して使用されるため、外気
の湿度が高くてもその影響を受け難く、また、ローリー
車のエンジンの排ガスが周囲に漂っていてもその影響を
受け難く、生石灰の活性度が低下するのを抑制してロー
リー車から地上に設置された生石灰サイロに移し替え、
充填することができるので、家畜糞尿や余剰汚泥のよう
な腐敗性の有機物の処理に供する生石灰の取扱としては
優れたものであり、堅実な処理方法を実現するために大
きく起用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生石灰の充填方法の実施態様を示
す模式図である。
【図2】本発明に係る生石灰の充填方法の他の実施態様
を示す模式図である。
【図3】従来の生石灰の充填方法の実施態様を示す模式
図である。
【符号の説明】
1 ローリー車 2 タンク 3 充填管路 4 生石灰サイロ 5 フィルター 6 排気管路 7 点検口 8 支柱 9 排出弁 10 延長管路 11 ビニールハウス 12 配管 13 空気室 14 空気室(収縮時) 15 ファン 16 生石灰袋 17 生石灰 18 生石灰 21 遮断弁 22 遮断弁 23 均圧弁 24 連通弁 25 弁 26 弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生石灰を収容したローリー車から該生石
    灰を空気圧送により地上に定置された生石灰サイロに移
    し替えるにあたり、該生石灰サイロの排気を循環管路に
    より圧送空気を生成する空気圧縮機の空気吸込口へ導入
    し、該ローリー車から生石灰を圧送した空気を循環して
    使用して該ローリー車の生石灰を該生石灰サイロに充填
    する生石灰の充填方法。
  2. 【請求項2】前記循環管路に、外気と連通する開口部を
    設けて外気と該循環管路との空気の往来を可能としつつ
    該ローリー車から生石灰を輸送した空気を空気圧送に循
    環して使用して該ローリー車の生石灰を該生石灰サイロ
    に充填する請求項1記載の生石灰の充填方法。
  3. 【請求項3】 前記循環管路に、ビニールやゴムなどの
    変形可能な材料による外気と遮断された空気室を備え、
    該循環管路の圧力変動に応じて該空気室が膨張もしくは
    収縮して空気を出し入れしつつ該ローリー車から生石灰
    を輸送した空気を空気圧送に循環して使用して該ローリ
    ー車の生石灰を該生石灰サイロに充填する請求項1記載
    の生石灰の充填方法。
  4. 【請求項4】 前記空気室若しくは空気室に連なる空間
    に生石灰を収容している請求項3記載の生石灰の充填方
    法。
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