JP2002137816A - ギヤードモータユニット - Google Patents
ギヤードモータユニットInfo
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- JP2002137816A JP2002137816A JP2000339464A JP2000339464A JP2002137816A JP 2002137816 A JP2002137816 A JP 2002137816A JP 2000339464 A JP2000339464 A JP 2000339464A JP 2000339464 A JP2000339464 A JP 2000339464A JP 2002137816 A JP2002137816 A JP 2002137816A
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- bracket
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンベヤユニットのコンパクト化を実現す
る。 【解決手段】 電動モータ40と、この電動モータ40
の駆動軸41の駆動回転を減速する減速機構としての遊
星変速機50および減速ギヤー群60と、これら遊星変
速機50および減速ギヤー群60によって減速された減
速回転が伝達されることにより一対のベルト張設プーリ
100間で周回するコンベヤベルト80とが一体的に組
み付けられなるものであり、一対のベルト張設プーリ1
00は、上部支持枠体20の幅方向一対の上部ブラケッ
ト21の各端部間に架設された支持軸91回りに回転自
在に軸支され、電動モータ40並びに遊星変速機50お
よび減速ギヤー群60は、上部支持枠体20の一対の上
部ブラケット21から下方に向けて延設された幅方向一
対の下部ブラケット31の少なくとも一方側に配設され
ている。
る。 【解決手段】 電動モータ40と、この電動モータ40
の駆動軸41の駆動回転を減速する減速機構としての遊
星変速機50および減速ギヤー群60と、これら遊星変
速機50および減速ギヤー群60によって減速された減
速回転が伝達されることにより一対のベルト張設プーリ
100間で周回するコンベヤベルト80とが一体的に組
み付けられなるものであり、一対のベルト張設プーリ1
00は、上部支持枠体20の幅方向一対の上部ブラケッ
ト21の各端部間に架設された支持軸91回りに回転自
在に軸支され、電動モータ40並びに遊星変速機50お
よび減速ギヤー群60は、上部支持枠体20の一対の上
部ブラケット21から下方に向けて延設された幅方向一
対の下部ブラケット31の少なくとも一方側に配設され
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、物品搬送用のコ
ンベヤユニットに適用される、減速機構としての各種の
ギヤーが内装されたギヤードモータユニットに関するも
のである。
ンベヤユニットに適用される、減速機構としての各種の
ギヤーが内装されたギヤードモータユニットに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、電動モータと、この電動モータの
駆動回転を減速する減速機構としての各種のギヤーと、
これらのギヤーによって減速された減速回転が伝達され
る一対のベルト張設プーリと、これら一対のベルト張設
プーリ間で周回するコンベヤベルトとが一体的に組み付
けられて形成したコンベヤユニットが知られている。
駆動回転を減速する減速機構としての各種のギヤーと、
これらのギヤーによって減速された減速回転が伝達され
る一対のベルト張設プーリと、これら一対のベルト張設
プーリ間で周回するコンベヤベルトとが一体的に組み付
けられて形成したコンベヤユニットが知られている。
【0003】かかるコンベヤユニットにおいては、一対
のベルト張設プーリを支持する幅方向一対のブラケット
が採用され、各ブラケットの長手方向の両端部間にプー
リ軸が架設され、各プーリ軸にベルト張設プーリが軸支
されているとともに、一方のブラケットの内面側に電動
モータとギヤー群とからなる駆動ユニットが装着されて
いる。
のベルト張設プーリを支持する幅方向一対のブラケット
が採用され、各ブラケットの長手方向の両端部間にプー
リ軸が架設され、各プーリ軸にベルト張設プーリが軸支
されているとともに、一方のブラケットの内面側に電動
モータとギヤー群とからなる駆動ユニットが装着されて
いる。
【0004】そして、この駆動ユニットと他方のブラケ
ットとの間に減速駆動軸が架設されるとともに、この減
速駆動軸に一体回転可能にドライブプーリが外嵌され、
このドライブプーリと上記一対のベルト張設プーリとの
間にコンベヤベルトが掛け回されることによりギヤード
モータが形成されている。
ットとの間に減速駆動軸が架設されるとともに、この減
速駆動軸に一体回転可能にドライブプーリが外嵌され、
このドライブプーリと上記一対のベルト張設プーリとの
間にコンベヤベルトが掛け回されることによりギヤード
モータが形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のコンベヤユニットにおいては、駆動ユニットが
一方のブラケットの内面側に装着されているため、所定
のコンベヤベルトの幅寸法を確保しようとすれば、それ
に合わせてドライブプーリの長さ寸法を確保しなければ
ならず、結局一対のブラケット間の寸法は、駆動ユニッ
トの幅寸法分だけ広くなってしまい、コンベヤユニット
のコンパクト化を図る上での障害になっていた。
な従来のコンベヤユニットにおいては、駆動ユニットが
一方のブラケットの内面側に装着されているため、所定
のコンベヤベルトの幅寸法を確保しようとすれば、それ
に合わせてドライブプーリの長さ寸法を確保しなければ
ならず、結局一対のブラケット間の寸法は、駆動ユニッ
トの幅寸法分だけ広くなってしまい、コンベヤユニット
のコンパクト化を図る上での障害になっていた。
【0006】本発明は、上記のような状況に鑑みてなさ
れたものであり、コンベヤユニットのコンパクト化を実
現することができるギヤードモータユニットを提供する
ことを目的としている。
れたものであり、コンベヤユニットのコンパクト化を実
現することができるギヤードモータユニットを提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コンベヤベルトが張設された一対のベルト張設プーリを
支持軸回りに回転可能に支持する幅方向一対の上部ブラ
ケットの下部に取り付けられて上記一対のベルト張設プ
ーリ間でコンベヤベルトを周回させるギヤードモータユ
ニットであって、上記一対の上部ブラケットの一方に平
行でその下縁面に取り付け可能な構造が上縁面に形成さ
れた下部ブラケットと、この下部ブラケットの側面に駆
動軸が直交するように取り付けられた電動モータと、上
記下部ブラケットの同側面で電動モータに隣設された上
記コンベヤベルトが掛けられるドライブプーリと、上記
電動モータおよびドライブプーリ間に介設される減速機
構とが備えられ、上記下部ブラケットは、上記電動モー
タ、減速機構およびドライブプーリの各軸を肉厚内で支
持する軸受構造を有していることを特徴とするものであ
る。
コンベヤベルトが張設された一対のベルト張設プーリを
支持軸回りに回転可能に支持する幅方向一対の上部ブラ
ケットの下部に取り付けられて上記一対のベルト張設プ
ーリ間でコンベヤベルトを周回させるギヤードモータユ
ニットであって、上記一対の上部ブラケットの一方に平
行でその下縁面に取り付け可能な構造が上縁面に形成さ
れた下部ブラケットと、この下部ブラケットの側面に駆
動軸が直交するように取り付けられた電動モータと、上
記下部ブラケットの同側面で電動モータに隣設された上
記コンベヤベルトが掛けられるドライブプーリと、上記
電動モータおよびドライブプーリ間に介設される減速機
構とが備えられ、上記下部ブラケットは、上記電動モー
タ、減速機構およびドライブプーリの各軸を肉厚内で支
持する軸受構造を有していることを特徴とするものであ
る。
【0008】この発明によれば、ベルト張設プーリを支
持する幅方向一対の上部ブラケットの一方側の直下に下
部ブラケットが延設され、この下部ブラケットの肉厚内
に電動モータ等の軸受構造が設けられているため、所定
幅寸法のコンベヤベルトを採用するに際し、電動モータ
および減速機構を支持する支持体の外側面に下部ブラケ
ットを設けた従来のものに比較して上部ブラケット間の
幅寸法を小さくすることが可能になり、これによってコ
ンベヤユニットのコンパクト化に貢献し得るようにな
る。
持する幅方向一対の上部ブラケットの一方側の直下に下
部ブラケットが延設され、この下部ブラケットの肉厚内
に電動モータ等の軸受構造が設けられているため、所定
幅寸法のコンベヤベルトを採用するに際し、電動モータ
および減速機構を支持する支持体の外側面に下部ブラケ
ットを設けた従来のものに比較して上部ブラケット間の
幅寸法を小さくすることが可能になり、これによってコ
ンベヤユニットのコンパクト化に貢献し得るようにな
る。
【0009】また、上部ブラケット間の幅寸法を従来と
同一に設定する場合には、ブラケットの厚み分だけ駆動
モータを大きくすることが可能になり、駆動モータの出
力選定の自由度が大きくなる。
同一に設定する場合には、ブラケットの厚み分だけ駆動
モータを大きくすることが可能になり、駆動モータの出
力選定の自由度が大きくなる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記下部ブラケットの上縁面には、上記上
部ブラケットの下縁面に形成された長手方向に延びる蟻
溝に嵌挿可能な係止ボルトが軸心回りに回転可能に取り
付けられ、上記蟻溝内には、上記係止ボルトに螺着され
る係止ナットが摺動可能かつ回り止め状態で嵌め込まれ
ていることを特徴とするものである。
明において、上記下部ブラケットの上縁面には、上記上
部ブラケットの下縁面に形成された長手方向に延びる蟻
溝に嵌挿可能な係止ボルトが軸心回りに回転可能に取り
付けられ、上記蟻溝内には、上記係止ボルトに螺着され
る係止ナットが摺動可能かつ回り止め状態で嵌め込まれ
ていることを特徴とするものである。
【0011】この発明によれば、上部ブラケットの下端
縁部に形成されている蟻溝内の係止ナットに下部ブラケ
ットの係止ボルトを螺着し締結することによって上下の
ブラケットが容易に一体に結合される。そして、蟻溝内
の係止ナットは、係止ボルトの位置に応じて自由に蟻溝
内を移動させることが可能であるため、各種寸法の他方
のブラケットに対応させることが可能であり、各ブラケ
ットが汎用性に富んだものになり、仕様が異なる毎に金
型を調製する必要がなくなり、製造コストの低減化に寄
与する。
縁部に形成されている蟻溝内の係止ナットに下部ブラケ
ットの係止ボルトを螺着し締結することによって上下の
ブラケットが容易に一体に結合される。そして、蟻溝内
の係止ナットは、係止ボルトの位置に応じて自由に蟻溝
内を移動させることが可能であるため、各種寸法の他方
のブラケットに対応させることが可能であり、各ブラケ
ットが汎用性に富んだものになり、仕様が異なる毎に金
型を調製する必要がなくなり、製造コストの低減化に寄
与する。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、上記減速機構は、上記電動モータ
の駆動軸に同心で共回り可能に連結された太陽ギヤー、
およびこの太陽ギヤー回りに公転する遊星ギヤーを備え
た遊星変速機と、この遊星変速機からの出力回転を、ド
ライブプーリに伝達する複数枚の平歯車が組み合わされ
たギヤー群とを備えて構成され、上記ギヤー群は上記下
部ブラケットの肉厚内で軸支されていることを特徴とす
るものである。
記載の発明において、上記減速機構は、上記電動モータ
の駆動軸に同心で共回り可能に連結された太陽ギヤー、
およびこの太陽ギヤー回りに公転する遊星ギヤーを備え
た遊星変速機と、この遊星変速機からの出力回転を、ド
ライブプーリに伝達する複数枚の平歯車が組み合わされ
たギヤー群とを備えて構成され、上記ギヤー群は上記下
部ブラケットの肉厚内で軸支されていることを特徴とす
るものである。
【0013】この発明によれば、電動モータと一体に設
けられた遊星変速機と、この遊星変速機の出力回転をさ
らに減速する平歯車のギヤー群とから減速機構が構成さ
れているため、全てを平歯車の組み合わせで減速する場
合に比較し、コンパクトな構成でありながら大きな減速
比が得られる。また、ギヤー群は下部ブラケットにまと
めて配設されて下部ブラケットの肉厚内で軸支されてい
るため、これによってもコンベヤユニットのコンパクト
化に寄与する。
けられた遊星変速機と、この遊星変速機の出力回転をさ
らに減速する平歯車のギヤー群とから減速機構が構成さ
れているため、全てを平歯車の組み合わせで減速する場
合に比較し、コンパクトな構成でありながら大きな減速
比が得られる。また、ギヤー群は下部ブラケットにまと
めて配設されて下部ブラケットの肉厚内で軸支されてい
るため、これによってもコンベヤユニットのコンパクト
化に寄与する。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、上記減速機構は、上記遊星変速機およびギ
ヤー群の少なくとも一方側の各ギヤーのギヤー比を変更
することにより減速比を変更し得るように構成されてい
る特徴とするものである。
明において、上記減速機構は、上記遊星変速機およびギ
ヤー群の少なくとも一方側の各ギヤーのギヤー比を変更
することにより減速比を変更し得るように構成されてい
る特徴とするものである。
【0015】この発明によれば、遊星変速機およびギヤ
ー群のいずれか一方側または双方の各ギヤーのギヤー比
が変更可能であるため、ギヤードモータユニットにおけ
る減速比設定の自由度が向上する。
ー群のいずれか一方側または双方の各ギヤーのギヤー比
が変更可能であるため、ギヤードモータユニットにおけ
る減速比設定の自由度が向上する。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
いずれかに記載の発明において、上記一対の上部ブラケ
ットの他方の下端面に取り付け可能な構造を有し、か
つ、上記一方の下部ブラケットに平行なもう1つの下部
ブラケットが備えられていることを特徴とするものであ
る。
いずれかに記載の発明において、上記一対の上部ブラケ
ットの他方の下端面に取り付け可能な構造を有し、か
つ、上記一方の下部ブラケットに平行なもう1つの下部
ブラケットが備えられていることを特徴とするものであ
る。
【0017】この発明によれば、一対の下部ブラケット
間にドライブプーリ等の軸を架設することができ、こう
することでドライブプーリ等が安定した状態で下部ブラ
ケット間に装着される。
間にドライブプーリ等の軸を架設することができ、こう
することでドライブプーリ等が安定した状態で下部ブラ
ケット間に装着される。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るコンベヤユ
ニットの一実施形態を示す一部切欠き分解斜視図であ
り、図2は、その組立て斜視図である。また、図3は、
図2のA−A線断面図であり、図4は、同B−B線断面
図であり、図5は、図2のC−C線断面図である。な
お、図1および図2において、X−X方向を幅方向、Y
−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X
方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
ニットの一実施形態を示す一部切欠き分解斜視図であ
り、図2は、その組立て斜視図である。また、図3は、
図2のA−A線断面図であり、図4は、同B−B線断面
図であり、図5は、図2のC−C線断面図である。な
お、図1および図2において、X−X方向を幅方向、Y
−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X
方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
【0019】これらの図に示すように、コンベヤユニッ
ト10は、上部支持枠体20と、この上部支持枠体20
の下部に一体に連設される下部支持枠体30と、この下
部支持枠体30に内装される電動モータ40と、この電
動モータ40の駆動軸の駆動回転を減速する遊星変速機
50および減速ギヤー群(減速機構)60と、減速ギヤ
ー群60の出力回転を得て支持軸71回りに回転するド
ライブプーリ70と、このドライブプーリ70の回転に
よって周回するコンベヤベルト80と、このコンベヤベ
ルト80の周回を案内する前後方向一対のスナッププー
リ90と、上記上部支持枠体20の前後端部に装着され
た一対のベルト張設プーリ100とを備えて構成されて
いる。
ト10は、上部支持枠体20と、この上部支持枠体20
の下部に一体に連設される下部支持枠体30と、この下
部支持枠体30に内装される電動モータ40と、この電
動モータ40の駆動軸の駆動回転を減速する遊星変速機
50および減速ギヤー群(減速機構)60と、減速ギヤ
ー群60の出力回転を得て支持軸71回りに回転するド
ライブプーリ70と、このドライブプーリ70の回転に
よって周回するコンベヤベルト80と、このコンベヤベ
ルト80の周回を案内する前後方向一対のスナッププー
リ90と、上記上部支持枠体20の前後端部に装着され
た一対のベルト張設プーリ100とを備えて構成されて
いる。
【0020】本発明に係るギヤードモータユニットは、
下部支持枠体30と、電動モータ40と、遊星変速機5
0と、変速ギヤー群60と、ドライブプーリ70と、後
述する装着板110とを備えて構成されている。
下部支持枠体30と、電動モータ40と、遊星変速機5
0と、変速ギヤー群60と、ドライブプーリ70と、後
述する装着板110とを備えて構成されている。
【0021】上記下部支持枠体30には、上記電動モー
タ40の他に上記遊星変速機50、減速ギヤー群60、
ドライブプーリ70およびスナッププーリ90が内装さ
れている。そして、上記コンベヤベルト80は、ドライ
ブプーリ70、前方のスナッププーリ90、前方のベル
ト張設プーリ100、後方のベルト張設プーリ100お
よび後方のスナッププーリ90に掛け回され、電動モー
タ40の駆動による遊星変速機50および減速ギヤー群
60を介したドライブプーリ70の駆動回転で周回する
ようになっている。本実施形態においては、遊星変速機
50と減速ギヤー群60とで本発明の減速機構が形成さ
れている。
タ40の他に上記遊星変速機50、減速ギヤー群60、
ドライブプーリ70およびスナッププーリ90が内装さ
れている。そして、上記コンベヤベルト80は、ドライ
ブプーリ70、前方のスナッププーリ90、前方のベル
ト張設プーリ100、後方のベルト張設プーリ100お
よび後方のスナッププーリ90に掛け回され、電動モー
タ40の駆動による遊星変速機50および減速ギヤー群
60を介したドライブプーリ70の駆動回転で周回する
ようになっている。本実施形態においては、遊星変速機
50と減速ギヤー群60とで本発明の減速機構が形成さ
れている。
【0022】上記上部支持枠体20は、前後方向に長尺
の板体からなる幅方向一対の上部ブラケット21と、こ
れら上部ブラケット21の上縁部間に架設された天板2
2と、各上部ブラケット21の下縁部から下方に向けて
延設された前後長が上部ブラケット21と等しい鴨居部
材23とを備えて形成されている。天板22の長さ寸法
は、上部ブラケット21の長さ寸法より短く寸法設定さ
れ、これによって各上部ブラケット21の前後の端部間
には、ベルト張設プーリ100を装着するためのプーリ
装着空間が形成されている。かかるプーリ装着空間に位
置した各上部ブラケット21には、ベルト張設プーリ1
00の支持軸101を回り止め状態で嵌挿するための偏
平な軸支孔21aが穿設されている。
の板体からなる幅方向一対の上部ブラケット21と、こ
れら上部ブラケット21の上縁部間に架設された天板2
2と、各上部ブラケット21の下縁部から下方に向けて
延設された前後長が上部ブラケット21と等しい鴨居部
材23とを備えて形成されている。天板22の長さ寸法
は、上部ブラケット21の長さ寸法より短く寸法設定さ
れ、これによって各上部ブラケット21の前後の端部間
には、ベルト張設プーリ100を装着するためのプーリ
装着空間が形成されている。かかるプーリ装着空間に位
置した各上部ブラケット21には、ベルト張設プーリ1
00の支持軸101を回り止め状態で嵌挿するための偏
平な軸支孔21aが穿設されている。
【0023】上記一対の鴨居部材23は、幅方向の厚み
寸法がそれぞれ上部ブラケット21の厚み寸法より大き
めに寸法設定されているとともに、互いに対向する側部
が内方に向けて突出するように上部ブラケット21に連
設され、これによって外側の側面が上部ブラケット21
の外側面と面一になるようにしている。
寸法がそれぞれ上部ブラケット21の厚み寸法より大き
めに寸法設定されているとともに、互いに対向する側部
が内方に向けて突出するように上部ブラケット21に連
設され、これによって外側の側面が上部ブラケット21
の外側面と面一になるようにしている。
【0024】かかる鴨居部材23には、下面に開口を有
する長手方向に延びた蟻溝24(取付け構造)が凹設さ
れている。この蟻溝24は、下部支持枠体30を連結す
るための係止ナット25を摺接状態で嵌挿するためのも
のであり、嵌挿された係止ナット25は、蟻溝24内で
前後方向に向けて自由に移動し得るようになっている。
する長手方向に延びた蟻溝24(取付け構造)が凹設さ
れている。この蟻溝24は、下部支持枠体30を連結す
るための係止ナット25を摺接状態で嵌挿するためのも
のであり、嵌挿された係止ナット25は、蟻溝24内で
前後方向に向けて自由に移動し得るようになっている。
【0025】上記下部支持枠体30は、幅方向一対の下
部ブラケット31と、この下部ブラケット31前後面お
よび底面を覆う側面視でU字形状を呈したU字覆い板3
6とを備えて形成されている。下部ブラケット31は、
前後寸法が上部支持枠体20の天板22のそれより若干
短めの側面視で矩形状を呈したブラケット本体32と、
このブラケット本体32の上縁部から上方に向けて突設
された前後方向に延びるフランジ部33とからなってい
る。右側のブラケット本体32の前方位置の適所にはド
ライブプーリ70の支持軸71を回り止め状態で嵌挿す
る、キー溝加工の施されたキー孔32aが穿設されてい
る。
部ブラケット31と、この下部ブラケット31前後面お
よび底面を覆う側面視でU字形状を呈したU字覆い板3
6とを備えて形成されている。下部ブラケット31は、
前後寸法が上部支持枠体20の天板22のそれより若干
短めの側面視で矩形状を呈したブラケット本体32と、
このブラケット本体32の上縁部から上方に向けて突設
された前後方向に延びるフランジ部33とからなってい
る。右側のブラケット本体32の前方位置の適所にはド
ライブプーリ70の支持軸71を回り止め状態で嵌挿す
る、キー溝加工の施されたキー孔32aが穿設されてい
る。
【0026】上記フランジ部33は、左右の下部ブラケ
ット31が対向した状態で各ブラケット本体32の中央
位置から互いに対向する方向に突設された正面視で階段
状を呈する階段部34と、この階段部34の垂直壁34
aの上縁部から外方に向かって突設された前後方向に延
びるフランジ板35とからなっている。階段部34は、
ブラケット本体32の前後寸法より若干短めに寸法設定
されているのに対し、フランジ板35はブラケット本体
32と同一の長さ寸法に設定されている。かかるフラン
ジ板35は、外方縁部がブラケット本体32の外面と面
一になるように幅寸法が設定されている。
ット31が対向した状態で各ブラケット本体32の中央
位置から互いに対向する方向に突設された正面視で階段
状を呈する階段部34と、この階段部34の垂直壁34
aの上縁部から外方に向かって突設された前後方向に延
びるフランジ板35とからなっている。階段部34は、
ブラケット本体32の前後寸法より若干短めに寸法設定
されているのに対し、フランジ板35はブラケット本体
32と同一の長さ寸法に設定されている。かかるフラン
ジ板35は、外方縁部がブラケット本体32の外面と面
一になるように幅寸法が設定されている。
【0027】そして、フランジ板35の前後端部には、
上部ブラケット21の蟻溝24に対応した位置に係止ボ
ルト39を挿通するための挿通孔38が穿設されてい
る。係止ボルト39は、蟻溝24に嵌め込まれている係
止ナット25に螺着するためのものであり、フランジ板
35の上面を鴨居部材23の下縁面に当接させた状態で
係止ボルト39を挿通孔38および蟻溝24の下部開口
を介して係止ナット25に螺着締結することにより、下
部ブラケット31が上部ブラケット21に一体に固定さ
れるようにしている。
上部ブラケット21の蟻溝24に対応した位置に係止ボ
ルト39を挿通するための挿通孔38が穿設されてい
る。係止ボルト39は、蟻溝24に嵌め込まれている係
止ナット25に螺着するためのものであり、フランジ板
35の上面を鴨居部材23の下縁面に当接させた状態で
係止ボルト39を挿通孔38および蟻溝24の下部開口
を介して係止ナット25に螺着締結することにより、下
部ブラケット31が上部ブラケット21に一体に固定さ
れるようにしている。
【0028】また、階段部34の垂直壁34aの前方位
置には、前方のスナッププーリ90の支持軸91を回り
止め状態で嵌挿するキー孔34bが穿設されているとと
もに、同後方位置には、後方のスナッププーリ90の支
持軸91を回り止め状態でかつ前後動可能に嵌め込むた
めの前後方向に延びる張力調節孔34cが穿設されてい
る。この張力調節孔34cの後端部と垂直壁34aの後
縁部との間には前後方向に延びるねじ孔34dが螺設さ
れている。このねじ孔34dは、張力調節ねじ37を螺
着するためのものであり、コンベヤベルト80が、図3
に示すように、後方のスナッププーリ90に掛け回され
た状態で張力調節ねじ37をねじ孔34dにねじ込むこ
とにより張力調節ねじ37の先端がスナッププーリ90
の支持軸91を前方に向けて押し遣り、これによってコ
ンベヤベルト80が弛みのない適正な張設状態になるよ
うにしている。
置には、前方のスナッププーリ90の支持軸91を回り
止め状態で嵌挿するキー孔34bが穿設されているとと
もに、同後方位置には、後方のスナッププーリ90の支
持軸91を回り止め状態でかつ前後動可能に嵌め込むた
めの前後方向に延びる張力調節孔34cが穿設されてい
る。この張力調節孔34cの後端部と垂直壁34aの後
縁部との間には前後方向に延びるねじ孔34dが螺設さ
れている。このねじ孔34dは、張力調節ねじ37を螺
着するためのものであり、コンベヤベルト80が、図3
に示すように、後方のスナッププーリ90に掛け回され
た状態で張力調節ねじ37をねじ孔34dにねじ込むこ
とにより張力調節ねじ37の先端がスナッププーリ90
の支持軸91を前方に向けて押し遣り、これによってコ
ンベヤベルト80が弛みのない適正な張設状態になるよ
うにしている。
【0029】そして、本実施形態においては、左側の下
部ブラケット31のブラケット本体32に、遊星変速機
50を備えた電動モータ40、減速ギヤー群60および
ドライブプーリ70を装着するための装着板110が設
けられている。この装着板110は、ブラケット本体3
2より若干小さめの矩形状を呈し、左側のブラケット本
体32の内面側にねじ止めその他で固定されている。
部ブラケット31のブラケット本体32に、遊星変速機
50を備えた電動モータ40、減速ギヤー群60および
ドライブプーリ70を装着するための装着板110が設
けられている。この装着板110は、ブラケット本体3
2より若干小さめの矩形状を呈し、左側のブラケット本
体32の内面側にねじ止めその他で固定されている。
【0030】かかる装着板110には、後方側に遊星変
速機50に対応した第1孔111が、また前方側に右側
のブラケット本体32のキー孔32aに対応した第2孔
112がそれぞぞれ穿設されているとともに、左方のブ
ラケット本体32に対向した面には、第1および第2孔
111,112と同心のベアリング装着凹部113が凹
設されている。また、前後のベアリング装着凹部113
間の中間位置にもベアリング装着凹部113が凹設され
ている。
速機50に対応した第1孔111が、また前方側に右側
のブラケット本体32のキー孔32aに対応した第2孔
112がそれぞぞれ穿設されているとともに、左方のブ
ラケット本体32に対向した面には、第1および第2孔
111,112と同心のベアリング装着凹部113が凹
設されている。また、前後のベアリング装着凹部113
間の中間位置にもベアリング装着凹部113が凹設され
ている。
【0031】また、左方のブラケット本体32にも、上
記各ベアリング装着凹部113に対向した、軸受け孔と
してのベアリング装着凹部(軸受構造)32bが凹設さ
れている。これらのベアリング装着凹部113,32b
は、後述する減速ギヤー群60の構成要素である各ギヤ
ーを支持するベアリングBeを嵌挿するためのものであ
る。
記各ベアリング装着凹部113に対向した、軸受け孔と
してのベアリング装着凹部(軸受構造)32bが凹設さ
れている。これらのベアリング装着凹部113,32b
は、後述する減速ギヤー群60の構成要素である各ギヤ
ーを支持するベアリングBeを嵌挿するためのものであ
る。
【0032】そして、装着板110は、各ベアリング装
着凹部113より左方側に減速ギヤー群60を装着する
ギヤー装着空間114が形成され得るように厚み寸法が
設定されている。
着凹部113より左方側に減速ギヤー群60を装着する
ギヤー装着空間114が形成され得るように厚み寸法が
設定されている。
【0033】上記電動モータ40は、図5に示すよう
に、筒状のケーシング42と、このケーシング42に同
心で内装された固定子43と、固定子43への電力供給
により駆動軸41と同心で一体回転する回転子44とを
備えて構成されている。また、上記遊星変速機50は、
電動モータ40のケーシング42と同心の筒状のケーシ
ング51に、太陽ギヤー52と、この太陽ギヤー52に
噛合する複数の遊星ギヤー53と、各遊星ギヤー53に
連結された、太陽ギヤー52と同心のキャリア円板54
とが内装されて形成されている。かかるケーシング51
は、右端部が電動モータ40のケーシング42の左端部
に外嵌されてねじ止めで固定されるとともに、左端部が
上記装着板110にねじ止めで固定されている。
に、筒状のケーシング42と、このケーシング42に同
心で内装された固定子43と、固定子43への電力供給
により駆動軸41と同心で一体回転する回転子44とを
備えて構成されている。また、上記遊星変速機50は、
電動モータ40のケーシング42と同心の筒状のケーシ
ング51に、太陽ギヤー52と、この太陽ギヤー52に
噛合する複数の遊星ギヤー53と、各遊星ギヤー53に
連結された、太陽ギヤー52と同心のキャリア円板54
とが内装されて形成されている。かかるケーシング51
は、右端部が電動モータ40のケーシング42の左端部
に外嵌されてねじ止めで固定されるとともに、左端部が
上記装着板110にねじ止めで固定されている。
【0034】上記太陽ギヤー52は、電動モータ40の
駆動軸41と同心でケーシング51の中心位置に配設さ
れるとともに、この太陽ギヤー52の周りには周方向に
所定ピッチで複数個の遊星ギヤー53が配されている。
太陽ギヤー52は、電動モータ40の駆動軸41に向け
て突設された中心軸51aを有し、この中心軸51aが
継手55によって駆動軸41と互いに同心で接続される
ことにより、駆動軸41の駆動回転が太陽ギヤー52に
伝達されるようになっている。
駆動軸41と同心でケーシング51の中心位置に配設さ
れるとともに、この太陽ギヤー52の周りには周方向に
所定ピッチで複数個の遊星ギヤー53が配されている。
太陽ギヤー52は、電動モータ40の駆動軸41に向け
て突設された中心軸51aを有し、この中心軸51aが
継手55によって駆動軸41と互いに同心で接続される
ことにより、駆動軸41の駆動回転が太陽ギヤー52に
伝達されるようになっている。
【0035】そして、ケーシング51の内周面には、遊
星ギヤー53に噛合する内歯56が設けられ、この内歯
56と太陽ギヤー52とに噛合している遊星ギヤー53
は、太陽ギヤー52の中心軸51a回りの回転によって
自転しながら公転するようになっている。
星ギヤー53に噛合する内歯56が設けられ、この内歯
56と太陽ギヤー52とに噛合している遊星ギヤー53
は、太陽ギヤー52の中心軸51a回りの回転によって
自転しながら公転するようになっている。
【0036】上記キャリア円板54は、上記各遊星ギヤ
ー53の中心位置に貫通される複数本のキャリア軸54
aを有しており、これらキャリア軸54aを介して遊星
ギヤー53の公転がキャリア円板54に伝達され、これ
によってキャリア円板54は駆動軸41の回転に対する
所定の減速比で中心回りに回転することになる。かかる
キャリア円板54の左端面の中心位置には角孔54bが
穿設されている。
ー53の中心位置に貫通される複数本のキャリア軸54
aを有しており、これらキャリア軸54aを介して遊星
ギヤー53の公転がキャリア円板54に伝達され、これ
によってキャリア円板54は駆動軸41の回転に対する
所定の減速比で中心回りに回転することになる。かかる
キャリア円板54の左端面の中心位置には角孔54bが
穿設されている。
【0037】上記減速ギヤー群60は、本実施形態にお
いては、図1および図5に示すように、上記遊星変速機
50に対応して設けられる第1ギヤー61と、この第1
ギヤー61に噛合する第2ギヤー62と、この第2ギヤ
ー62に噛合するように上記ドライブプーリ70に対応
して設けられる第3ギヤー63とを備えて構成されてい
る。これらのギヤー61,62,63は、装着板110
に形成された上記ギヤー装着空間114に装着される。
いては、図1および図5に示すように、上記遊星変速機
50に対応して設けられる第1ギヤー61と、この第1
ギヤー61に噛合する第2ギヤー62と、この第2ギヤ
ー62に噛合するように上記ドライブプーリ70に対応
して設けられる第3ギヤー63とを備えて構成されてい
る。これらのギヤー61,62,63は、装着板110
に形成された上記ギヤー装着空間114に装着される。
【0038】ギヤー装着空間114は、第1〜第3ギヤ
ー61〜63の径寸法の比を種々変更してもこれら各ギ
ヤー61〜63を収容することができるように余裕ある
内容積に寸法設定されている。こうすることによってコ
ンベヤユニット10を汎用性に富んだものにすることが
できる。
ー61〜63の径寸法の比を種々変更してもこれら各ギ
ヤー61〜63を収容することができるように余裕ある
内容積に寸法設定されている。こうすることによってコ
ンベヤユニット10を汎用性に富んだものにすることが
できる。
【0039】第1ギヤー61には同心で第1ギヤー軸6
4が設けられている。この第1ギヤー軸64の右端部に
はキャリア円板54の角孔54bに摺接状態で嵌入され
る角柱64aが設けられ、この角柱64aが角孔54b
に嵌入されることによってキャリア円板54の回転が第
1ギヤー61に伝達されるようになっている。かかる第
1ギヤー61は、第1ギヤー軸64の左右からベアリン
グBeが外嵌された状態でこれらのベアリングBeが左
方のブラケット本体32の最後部のベアリング装着凹部
32b、および第1孔111のベアリング装着凹部11
3に嵌め込まれることによって円滑に回転し得るように
なっている。
4が設けられている。この第1ギヤー軸64の右端部に
はキャリア円板54の角孔54bに摺接状態で嵌入され
る角柱64aが設けられ、この角柱64aが角孔54b
に嵌入されることによってキャリア円板54の回転が第
1ギヤー61に伝達されるようになっている。かかる第
1ギヤー61は、第1ギヤー軸64の左右からベアリン
グBeが外嵌された状態でこれらのベアリングBeが左
方のブラケット本体32の最後部のベアリング装着凹部
32b、および第1孔111のベアリング装着凹部11
3に嵌め込まれることによって円滑に回転し得るように
なっている。
【0040】また、上記第2ギヤー62には同心で第2
ギヤー軸65が設けられ、この第2ギヤー軸65にも第
2ギヤー62を挟んで左右からベアリングBeが外嵌さ
れている。これらのベアリングBeが前後方向の中間位
置のベアリング装着凹部32b,113に嵌め込まれる
ことによって第2ギヤー62が円滑に回転し得るように
なっている。
ギヤー軸65が設けられ、この第2ギヤー軸65にも第
2ギヤー62を挟んで左右からベアリングBeが外嵌さ
れている。これらのベアリングBeが前後方向の中間位
置のベアリング装着凹部32b,113に嵌め込まれる
ことによって第2ギヤー62が円滑に回転し得るように
なっている。
【0041】さらに、第3ギヤー63には同心で第3ギ
ヤー軸66が設けられ、この第3ギヤー軸66にも第3
ギヤー63を挟んで左右からベアリングBeが外嵌され
ている。これらのベアリングBeが最前方位置のベアリ
ング装着凹部32b,113に嵌め込まれることによっ
て第3ギヤー63が円滑に回転し得るようになってい
る。
ヤー軸66が設けられ、この第3ギヤー軸66にも第3
ギヤー63を挟んで左右からベアリングBeが外嵌され
ている。これらのベアリングBeが最前方位置のベアリ
ング装着凹部32b,113に嵌め込まれることによっ
て第3ギヤー63が円滑に回転し得るようになってい
る。
【0042】上記ドライブプーリ70は、中心位置にベ
アリングBeを介して装着された支持軸71を有してい
る。この支持軸71は、ドライブプーリ70の左右の端
面から若干外部に突出するように長さ寸法が設定されて
いる。かかる支持軸71は、幅方向の中央部で二分さ
れ、左方の支持軸71は共回り可能にドライブプーリ7
0に結合されている一方、右方の支持軸71は、ベアリ
ングBeを介してドライブプーリ70に内装され、これ
によってドライブプーリ70と右方の支持軸71とは互
いに軸心回りに総体回転が可能になっている。これら支
持軸71の外部に突出した部分は、周面の互いに対向す
る部分が削り取られて偏平軸72とされている。右方の
偏平軸72は、上記右方のブラケット本体32のブラケ
ット本体32に摺接状態で嵌入され得るように形状設定
されている。
アリングBeを介して装着された支持軸71を有してい
る。この支持軸71は、ドライブプーリ70の左右の端
面から若干外部に突出するように長さ寸法が設定されて
いる。かかる支持軸71は、幅方向の中央部で二分さ
れ、左方の支持軸71は共回り可能にドライブプーリ7
0に結合されている一方、右方の支持軸71は、ベアリ
ングBeを介してドライブプーリ70に内装され、これ
によってドライブプーリ70と右方の支持軸71とは互
いに軸心回りに総体回転が可能になっている。これら支
持軸71の外部に突出した部分は、周面の互いに対向す
る部分が削り取られて偏平軸72とされている。右方の
偏平軸72は、上記右方のブラケット本体32のブラケ
ット本体32に摺接状態で嵌入され得るように形状設定
されている。
【0043】一方、上記第3ギヤー軸66の右端面に
は、左方の偏平軸72に対応したキー孔66aが穿設さ
れ、左右の偏平軸72が各キー孔32a,66aに嵌入
されることによって、ドライブプーリ70が一対のブラ
ケット本体32間に装着されるようになっている。そし
て、ドライブプーリ70が下部支持枠体30に装着され
た状態では、電動モータ40の駆動軸41の駆動回転が
遊星変速機50、第1ギヤー61、第2ギヤー62、第
3ギヤー63および左方の支持軸71を介してドライブ
プーリ70に伝達され、ドライブプーリ70が支持軸7
1回りに駆動回転するようになっている。
は、左方の偏平軸72に対応したキー孔66aが穿設さ
れ、左右の偏平軸72が各キー孔32a,66aに嵌入
されることによって、ドライブプーリ70が一対のブラ
ケット本体32間に装着されるようになっている。そし
て、ドライブプーリ70が下部支持枠体30に装着され
た状態では、電動モータ40の駆動軸41の駆動回転が
遊星変速機50、第1ギヤー61、第2ギヤー62、第
3ギヤー63および左方の支持軸71を介してドライブ
プーリ70に伝達され、ドライブプーリ70が支持軸7
1回りに駆動回転するようになっている。
【0044】上記コンベヤベルト80は、幅寸法がドラ
イブプーリ70の長さ寸法と同一に寸法設定されてい
る。かかるコンベヤベルト80は、図3に示すように、
ドライブプーリ70の下側、前方のスナッププーリ90
の上側、前方のベルト張設プーリ100の上側、後方の
ベルト張設プーリ100の上側、および後方のスナップ
プーリ90の上側に掛け回され、この状態で張力調節ね
じ37がねじ込まれることによる後方のスナッププーリ
90の前進でコンベヤベルト80の張力が張設され、こ
れによってコンベヤユニット10が使用可能状態にな
る。
イブプーリ70の長さ寸法と同一に寸法設定されてい
る。かかるコンベヤベルト80は、図3に示すように、
ドライブプーリ70の下側、前方のスナッププーリ90
の上側、前方のベルト張設プーリ100の上側、後方の
ベルト張設プーリ100の上側、および後方のスナップ
プーリ90の上側に掛け回され、この状態で張力調節ね
じ37がねじ込まれることによる後方のスナッププーリ
90の前進でコンベヤベルト80の張力が張設され、こ
れによってコンベヤユニット10が使用可能状態にな
る。
【0045】そして、減速比の設定は、遊星変速機50
における太陽ギヤー52および遊星ギヤー53の径寸法
を固定して第1〜第3ギヤー61,62,63の径寸法
を種々変更することによって行う場合と、これとは逆に
第1〜第3ギヤー61,62,63の径寸法を変更する
ことなく遊星変速機50の太陽ギヤー52および遊星ギ
ヤー53のギヤー比を変更することにより行う場合と、
両者の双方によって行う場合とがある。
における太陽ギヤー52および遊星ギヤー53の径寸法
を固定して第1〜第3ギヤー61,62,63の径寸法
を種々変更することによって行う場合と、これとは逆に
第1〜第3ギヤー61,62,63の径寸法を変更する
ことなく遊星変速機50の太陽ギヤー52および遊星ギ
ヤー53のギヤー比を変更することにより行う場合と、
両者の双方によって行う場合とがある。
【0046】因みに、本実施形態においては、第1〜第
3ギヤー61,62,63の径寸法を変更することなく
太陽ギヤー52および遊星ギヤー53のギヤー比を変更
することにより減速比を設定変更するようにしている。
こうすることで、遊星変速機50のケーシング51の寸
法仕様を変更することなく減速比の設定変更が可能にな
る。これら減速比設定のための各ギヤーの径寸法の組み
合わせは無数に存在し、コンベヤユニット10の用途に
応じて最適の組み合わせを適宜選択し得るようになって
いる。
3ギヤー61,62,63の径寸法を変更することなく
太陽ギヤー52および遊星ギヤー53のギヤー比を変更
することにより減速比を設定変更するようにしている。
こうすることで、遊星変速機50のケーシング51の寸
法仕様を変更することなく減速比の設定変更が可能にな
る。これら減速比設定のための各ギヤーの径寸法の組み
合わせは無数に存在し、コンベヤユニット10の用途に
応じて最適の組み合わせを適宜選択し得るようになって
いる。
【0047】そして、上記各部品が組み付けられること
によって形成したコンベヤユニット10は、各種の物品
を搬送するための搬送機器として利用される。すなわ
ち、電力の供給で駆動した電動モータ40の駆動軸41
(図5)の駆動回転は、継手55を介して遊星変速機5
0の中心軸51aに伝達され、この中心軸51aの軸心
回りの回転によって太陽ギヤー52が中心軸51aと共
回りする。
によって形成したコンベヤユニット10は、各種の物品
を搬送するための搬送機器として利用される。すなわ
ち、電力の供給で駆動した電動モータ40の駆動軸41
(図5)の駆動回転は、継手55を介して遊星変速機5
0の中心軸51aに伝達され、この中心軸51aの軸心
回りの回転によって太陽ギヤー52が中心軸51aと共
回りする。
【0048】この太陽ギヤー52の回転は、その周りに
配された複数の遊星ギヤー53に伝達され、これによっ
て遊星ギヤー53は太陽ギヤー52の周りを自転しなが
ら公転する。この公転は遊星ギヤー53の回転中心であ
るキャリア軸54aを介してキャリア円板54に伝達さ
れ、このキャリア円板54の中心軸51a回りの回転
は、角柱64a(図1)を介して第1ギヤー61に伝達
される。
配された複数の遊星ギヤー53に伝達され、これによっ
て遊星ギヤー53は太陽ギヤー52の周りを自転しなが
ら公転する。この公転は遊星ギヤー53の回転中心であ
るキャリア軸54aを介してキャリア円板54に伝達さ
れ、このキャリア円板54の中心軸51a回りの回転
は、角柱64a(図1)を介して第1ギヤー61に伝達
される。
【0049】そして、第1ギヤー61の第1ギヤー軸6
4回りの回転は、順次、第2ギヤー62の第2ギヤー軸
65回りの回転、および第3ギヤー63の第3ギヤー軸
66回りの回転に伝達され、この第3ギヤー63の回転
によってドライブプーリ70が支持軸71回りに回転す
る。
4回りの回転は、順次、第2ギヤー62の第2ギヤー軸
65回りの回転、および第3ギヤー63の第3ギヤー軸
66回りの回転に伝達され、この第3ギヤー63の回転
によってドライブプーリ70が支持軸71回りに回転す
る。
【0050】このドライブプーリ70の支持軸71回り
の回転は、ドライブプーリ70に張設されているコンベ
ヤベルト80に伝達され、これによってコンベヤベルト
80は、ドライブプーリ70、一対のスナッププーリ9
0および一対のベルト張設プーリ100間を周回する。
従って、この周回しているコンベヤベルト80の天板2
2上における上流位置に物品を載置することにより、こ
の物品は下流位置に向けて搬送されることになる。
の回転は、ドライブプーリ70に張設されているコンベ
ヤベルト80に伝達され、これによってコンベヤベルト
80は、ドライブプーリ70、一対のスナッププーリ9
0および一対のベルト張設プーリ100間を周回する。
従って、この周回しているコンベヤベルト80の天板2
2上における上流位置に物品を載置することにより、こ
の物品は下流位置に向けて搬送されることになる。
【0051】本発明のコンベヤユニット10は、以上詳
述したように、電動モータ40と、この電動モータ40
の駆動軸41の駆動回転を減速する減速機構としての遊
星変速機50および減速ギヤー群60と、これら遊星変
速機50および減速ギヤー群60によって減速された減
速回転が伝達されることにより一対のベルト張設プーリ
100間で周回するコンベヤベルト80とが一体的に組
み付けられなるものであり、一対のベルト張設プーリ1
00は、上部支持枠体20の幅方向一対の上部ブラケッ
ト21の各端部間に架設された支持軸91回りに回転自
在に軸支され、電動モータ40並びに遊星変速機50お
よび減速ギヤー群60は、上部支持枠体20の一対の上
部ブラケット21から下方に向けて延設された幅方向一
対の下部ブラケット31の少なくとも一方側に配設され
ているため、所定幅寸法のコンベヤベルト80を採用す
るに際し、ブラケットの内面側に電動モータ40並びに
遊星変速機50および減速ギヤー群60を設けた従来の
コンベヤユニットに比較してブラケット間の幅寸法を小
さくすることが可能になり、これによってコンベヤユニ
ット10のコンパクト化に貢献することができる。
述したように、電動モータ40と、この電動モータ40
の駆動軸41の駆動回転を減速する減速機構としての遊
星変速機50および減速ギヤー群60と、これら遊星変
速機50および減速ギヤー群60によって減速された減
速回転が伝達されることにより一対のベルト張設プーリ
100間で周回するコンベヤベルト80とが一体的に組
み付けられなるものであり、一対のベルト張設プーリ1
00は、上部支持枠体20の幅方向一対の上部ブラケッ
ト21の各端部間に架設された支持軸91回りに回転自
在に軸支され、電動モータ40並びに遊星変速機50お
よび減速ギヤー群60は、上部支持枠体20の一対の上
部ブラケット21から下方に向けて延設された幅方向一
対の下部ブラケット31の少なくとも一方側に配設され
ているため、所定幅寸法のコンベヤベルト80を採用す
るに際し、ブラケットの内面側に電動モータ40並びに
遊星変速機50および減速ギヤー群60を設けた従来の
コンベヤユニットに比較してブラケット間の幅寸法を小
さくすることが可能になり、これによってコンベヤユニ
ット10のコンパクト化に貢献することができる。
【0052】そして、上部ブラケット21の鴨居部材2
3に下面が開口した長手方向に延びる蟻溝24を設ける
一方、下部ブラケット31のフランジ板35に下部開口
から蟻溝24に嵌挿される係止ボルト39を軸心回りに
回転可能に取り付け、かつ、蟻溝24内に係止ボルト3
9に螺着される係止ナット25を摺動可能かつ回り止め
状態で嵌め込んでいるため、蟻溝24内の係止ナット2
5に係止ボルト39を螺着して締結することにより、上
下のブラケット21,31を容易に一体に結合すること
ができる。そして、蟻溝24内の係止ナット25は、係
止ボルト39の位置に応じて自由に蟻溝24内を移動さ
せることができるため、各種寸法の下部ブラケット31
に対応させることが可能であり、上部ブラケット21が
汎用性に富んだものになる。従って、仕様が異なる毎に
上部ブラケット21および下部ブラケット31を製造す
るための金型を調製する必要がなくなり、製造コストの
低減化に寄与することができる。
3に下面が開口した長手方向に延びる蟻溝24を設ける
一方、下部ブラケット31のフランジ板35に下部開口
から蟻溝24に嵌挿される係止ボルト39を軸心回りに
回転可能に取り付け、かつ、蟻溝24内に係止ボルト3
9に螺着される係止ナット25を摺動可能かつ回り止め
状態で嵌め込んでいるため、蟻溝24内の係止ナット2
5に係止ボルト39を螺着して締結することにより、上
下のブラケット21,31を容易に一体に結合すること
ができる。そして、蟻溝24内の係止ナット25は、係
止ボルト39の位置に応じて自由に蟻溝24内を移動さ
せることができるため、各種寸法の下部ブラケット31
に対応させることが可能であり、上部ブラケット21が
汎用性に富んだものになる。従って、仕様が異なる毎に
上部ブラケット21および下部ブラケット31を製造す
るための金型を調製する必要がなくなり、製造コストの
低減化に寄与することができる。
【0053】また、減速機構として上記電動モータ40
の駆動軸41に同心で共回り可能に連結された太陽ギヤ
ー52、およびこの太陽ギヤー52回りに公転する遊星
ギヤー53を備えた遊星変速機50と、この遊星変速機
50からの出力回転を、ドライブプーリ70を介して上
記コンベヤベルト80に伝達する第1〜第3ギヤー6
1,62,63を備えた減速ギヤー群60とを備えて構
成し、減速ギヤー群60は一対の下部ブラケット31の
一方側に配設したため、全てを平歯車の組み合わせで減
速する場合に比較し、コンパクトな構成でありながら大
きな減速比を得ることができる。また、減速ギヤー群6
0は一対の下部ブラケット31の一方側にまとめて配設
されているため、これによってもコンベヤユニット10
のコンパクト化に寄与することができる。
の駆動軸41に同心で共回り可能に連結された太陽ギヤ
ー52、およびこの太陽ギヤー52回りに公転する遊星
ギヤー53を備えた遊星変速機50と、この遊星変速機
50からの出力回転を、ドライブプーリ70を介して上
記コンベヤベルト80に伝達する第1〜第3ギヤー6
1,62,63を備えた減速ギヤー群60とを備えて構
成し、減速ギヤー群60は一対の下部ブラケット31の
一方側に配設したため、全てを平歯車の組み合わせで減
速する場合に比較し、コンパクトな構成でありながら大
きな減速比を得ることができる。また、減速ギヤー群6
0は一対の下部ブラケット31の一方側にまとめて配設
されているため、これによってもコンベヤユニット10
のコンパクト化に寄与することができる。
【0054】さらに、減速ギヤー群60は、第1〜第3
ギヤー61,62,63の交換で減速比を変更し得るよ
うにギヤー装着空間114を余裕ある大きなものにして
いるため、遊星変速機50の仕様は変更することなく、
第1〜第3ギヤー61,62,63のみを交換すること
で各種の減速比が実現し、コンベヤユニット10を汎用
性に富んだものにすることができる。
ギヤー61,62,63の交換で減速比を変更し得るよ
うにギヤー装着空間114を余裕ある大きなものにして
いるため、遊星変速機50の仕様は変更することなく、
第1〜第3ギヤー61,62,63のみを交換すること
で各種の減速比が実現し、コンベヤユニット10を汎用
性に富んだものにすることができる。
【0055】本発明は、上記の実施形態に限定されるも
のではなく、以下の内容をも包含するものである。
のではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0056】(1)上記の実施形態においては、上部ブ
ラケット21の鴨居部材23に蟻溝24が設けられてい
るが、本発明は、上部ブラケット21に蟻溝24を設け
ることに限定されるものではなく、下部ブラケット31
のフランジ板35に蟻溝を設けてもよい。
ラケット21の鴨居部材23に蟻溝24が設けられてい
るが、本発明は、上部ブラケット21に蟻溝24を設け
ることに限定されるものではなく、下部ブラケット31
のフランジ板35に蟻溝を設けてもよい。
【0057】(2)上記の実施形態においては、減速ギ
ヤー群60を第1〜第3ギヤー61,62,63からな
る3枚の平歯車によって形成しているが、減速ギヤー群
60を3枚の平歯車で形成することに限定されるもので
はなく、3枚未満であってもよいし、3枚を越えてもよ
い。
ヤー群60を第1〜第3ギヤー61,62,63からな
る3枚の平歯車によって形成しているが、減速ギヤー群
60を3枚の平歯車で形成することに限定されるもので
はなく、3枚未満であってもよいし、3枚を越えてもよ
い。
【0058】(3)上記の実施形態においては、電動モ
ータ40に遊星変速機50を連結し、電動モータ40の
駆動軸41の駆動回転を遊星変速機50によって減速し
てから減速ギヤー群60に伝達するようにしているが、
こうする代わりに遊星変速機50を介することなく駆動
軸41の駆動回転を減速ギヤー群60に直接伝達するよ
うにしてもよい。
ータ40に遊星変速機50を連結し、電動モータ40の
駆動軸41の駆動回転を遊星変速機50によって減速し
てから減速ギヤー群60に伝達するようにしているが、
こうする代わりに遊星変速機50を介することなく駆動
軸41の駆動回転を減速ギヤー群60に直接伝達するよ
うにしてもよい。
【0059】(4)上記の実施形態においては、減速ギ
ヤー群60に平歯車のみが採用されているが、平歯車に
代えてウォームとウォームホイル等の他の歯車を採用し
てもよい。
ヤー群60に平歯車のみが採用されているが、平歯車に
代えてウォームとウォームホイル等の他の歯車を採用し
てもよい。
【0060】(5)上記の実施形態においては、減速ギ
ヤー群60が一方のブラケット本体32に設けられてい
るが、こうする代わりに互いに対向した一対のブラケッ
ト本体32の双方に減速ギヤー群60を設けてもよい。
ヤー群60が一方のブラケット本体32に設けられてい
るが、こうする代わりに互いに対向した一対のブラケッ
ト本体32の双方に減速ギヤー群60を設けてもよい。
【0061】(6)上記の実施形態においては、上部ブ
ラケット21と下部ブラケット31とは別体として形成
されたものを鴨居部材23およびフランジ板35を介し
て互いに結合するようにしているが、本発明は、上下の
ブラケット21,31が別体であることに限定されるも
のではなく、当初から両者を一体物として製造してもよ
い。
ラケット21と下部ブラケット31とは別体として形成
されたものを鴨居部材23およびフランジ板35を介し
て互いに結合するようにしているが、本発明は、上下の
ブラケット21,31が別体であることに限定されるも
のではなく、当初から両者を一体物として製造してもよ
い。
【0062】(7)上記の実施形態においては、上部支
持枠体20と下部支持枠体30とは互いに別体で形成さ
れ、これらを鴨居部材23およびフランジ板35を介し
て結合することによって電動モータ40、減速ギヤー群
60、ドライブプーリ70、スナッププーリ90、ベル
ト張設プーリ100およびコンベヤベルト80を支持す
る枠体を形成するようにしているが、本発明は、上部支
持枠体20と下部支持枠体30とがそれぞれ別体によっ
て形成されることに限定されるものではなく、当初から
一体に形成してもよい。
持枠体20と下部支持枠体30とは互いに別体で形成さ
れ、これらを鴨居部材23およびフランジ板35を介し
て結合することによって電動モータ40、減速ギヤー群
60、ドライブプーリ70、スナッププーリ90、ベル
ト張設プーリ100およびコンベヤベルト80を支持す
る枠体を形成するようにしているが、本発明は、上部支
持枠体20と下部支持枠体30とがそれぞれ別体によっ
て形成されることに限定されるものではなく、当初から
一体に形成してもよい。
【0063】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ベルト張
設プーリを支持する幅方向一対の上部ブラケットの一方
側の直下に下部ブラケットを設け、この下部ブラケット
に電動モータ等の軸受構造が設けられているため、所定
幅寸法のコンベヤベルトを採用するに際し、電動モータ
および減速機構を支持する支持体の外側面に下部ブラケ
ットを設けた従来のものに比較して上部ブラケット間の
幅寸法を小さくすることが可能になり、これによってコ
ンベヤユニットのコンパクト化に貢献することができ
る。
設プーリを支持する幅方向一対の上部ブラケットの一方
側の直下に下部ブラケットを設け、この下部ブラケット
に電動モータ等の軸受構造が設けられているため、所定
幅寸法のコンベヤベルトを採用するに際し、電動モータ
および減速機構を支持する支持体の外側面に下部ブラケ
ットを設けた従来のものに比較して上部ブラケット間の
幅寸法を小さくすることが可能になり、これによってコ
ンベヤユニットのコンパクト化に貢献することができ
る。
【0064】請求項2記載の発明によれば、上部ブラケ
ット下端縁部に形成されている蟻溝内の係止ナットに下
部ブラケットの係止ボルトを螺着し締結することによっ
て上下のブラケットを容易に一体に結合することができ
る。そして、蟻溝内の係止ナットは、係止ボルトの位置
に応じて自由に蟻溝内を移動させることが可能であるた
め、各種寸法の他方のブラケットに対応させることがで
き、各ブラケットを汎用性に富んだものにすることがで
きる。
ット下端縁部に形成されている蟻溝内の係止ナットに下
部ブラケットの係止ボルトを螺着し締結することによっ
て上下のブラケットを容易に一体に結合することができ
る。そして、蟻溝内の係止ナットは、係止ボルトの位置
に応じて自由に蟻溝内を移動させることが可能であるた
め、各種寸法の他方のブラケットに対応させることがで
き、各ブラケットを汎用性に富んだものにすることがで
きる。
【0065】請求項3記載の発明によれば、減速機構を
電動モータと一体に設けられた遊星変速機と、この遊星
変速機の出力回転をさらに減速する平歯車のギヤー群と
から構成したため、全てを平歯車の組み合わせで減速す
る場合に比較し、コンパクトな構成でありながら大きな
減速比を得ることができる。また、ギヤー群は下部ブラ
ケットにまとめて配設されて下部ブラケットの肉厚内で
軸支されているため、これによってもコンベヤユニット
のコンパクト化に寄与することができる。
電動モータと一体に設けられた遊星変速機と、この遊星
変速機の出力回転をさらに減速する平歯車のギヤー群と
から構成したため、全てを平歯車の組み合わせで減速す
る場合に比較し、コンパクトな構成でありながら大きな
減速比を得ることができる。また、ギヤー群は下部ブラ
ケットにまとめて配設されて下部ブラケットの肉厚内で
軸支されているため、これによってもコンベヤユニット
のコンパクト化に寄与することができる。
【0066】請求項4記載の発明によれば、遊星変速機
およびギヤー群のいずれか一方側または双方の各ギヤー
のギヤー比が変更可能であるため、ギヤードモータユニ
ットにおける減速比設定の自由度が向上し、ギヤードモ
ータユニットを汎用性に富んだものにすることができ
る。
およびギヤー群のいずれか一方側または双方の各ギヤー
のギヤー比が変更可能であるため、ギヤードモータユニ
ットにおける減速比設定の自由度が向上し、ギヤードモ
ータユニットを汎用性に富んだものにすることができ
る。
【0067】請求項5記載の発明によれば、一対の上部
ブラケットの他方の下端面から一方側の下部ブラケット
に対向したもう1つの下部ブラケットを設けたため、ド
ライブプーリ等の軸を一対の下部ブラケット間に架設す
ることができ、ドライブプーリ等を安定した状態で下部
ブラケットに装着することができる。
ブラケットの他方の下端面から一方側の下部ブラケット
に対向したもう1つの下部ブラケットを設けたため、ド
ライブプーリ等の軸を一対の下部ブラケット間に架設す
ることができ、ドライブプーリ等を安定した状態で下部
ブラケットに装着することができる。
【図1】本発明に係るコンベヤユニットの一実施形態を
示す一部切欠き分解斜視図である。
示す一部切欠き分解斜視図である。
【図2】図1に示すコンベヤユニットの組立て斜視図で
ある。
ある。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図2のC−C線断面図である。
10 コンベヤユニット 20 上部支持枠体 21 上部ブラケット 21a 軸支孔 22 天板 23 鴨居部材 24 蟻溝 25 係止ナット 30 下部支持枠体 31 下部ブラケット 32 ブラケット本体 32a キー孔 32b ベアリング装着凹部(軸受構造) 33 フランジ部 34 階段部 34a 垂直壁 34b キー孔 34c 張力調節孔 34d ねじ孔 35 フランジ板 36 U字覆い板 37 張力調節ねじ 38 挿通孔 39 係止ボルト 40 電動モータ 41 駆動軸 42 ケーシング 43 固定子 44 回転子 50 遊星変速機 51 ケーシング 51a 中心軸 52 太陽ギヤー 53 遊星ギヤー 54 キャリア円板 54a キャリア軸 54b 角孔 55 継手 56 内歯 60 減速ギヤー群 61 第1ギヤー 62 第2ギヤー 63 第3ギヤー 64,65,66 ギヤー軸 64a 角柱 66a キー孔 70 ドライブプーリ 71 支持軸 72 偏平軸 80 コンベヤベルト 90 スナッププーリ 91 支持軸 100 ベルト張設プーリ 101 支持軸 110 装着板 111 第1孔 112 第2孔 113 ベアリング装着凹部 114 ギヤー装着空間 Be ベアリング
Claims (5)
- 【請求項1】 コンベヤベルトが張設された一対のベル
ト張設プーリを支持軸回りに回転可能に支持する幅方向
一対の上部ブラケットの下部に取り付けられて上記一対
のベルト張設プーリ間でコンベヤベルトを周回させるギ
ヤードモータユニットであって、上記一対の上部ブラケ
ットの一方に平行でその下縁面に取り付け可能な構造が
上縁面に形成された下部ブラケットと、この下部ブラケ
ットの側面に駆動軸が直交するように取り付けられた電
動モータと、上記下部ブラケットの同側面で電動モータ
に隣設された上記コンベヤベルトが掛けられるドライブ
プーリと、上記電動モータおよびドライブプーリ間に介
設される減速機構とが備えられ、上記下部ブラケット
は、上記電動モータ、減速機構およびドライブプーリの
各軸を肉厚内で支持する軸受構造を有していることを特
徴とするギヤードモータユニット。 - 【請求項2】 上記下部ブラケットの上縁面には、上記
上部ブラケットの下縁面に形成された長手方向に延びる
蟻溝に嵌挿可能な係止ボルトが軸心回りに回転可能に取
り付けられ、上記蟻溝内には、上記係止ボルトに螺着さ
れる係止ナットが摺動可能かつ回り止め状態で嵌め込ま
れていることを特徴とする請求項1記載のギヤードモー
タユニット。 - 【請求項3】 上記減速機構は、上記電動モータの駆動
軸に同心で共回り可能に連結された太陽ギヤー、および
この太陽ギヤー回りに公転する遊星ギヤーを備えた遊星
変速機と、この遊星変速機からの出力回転を、ドライブ
プーリに伝達する複数枚の平歯車が組み合わされたギヤ
ー群とを備えて構成され、上記ギヤー群は上記下部ブラ
ケットの肉厚内で軸支されていることを特徴とする請求
項1または2記載のギヤードモータユニット。 - 【請求項4】 上記減速機構は、上記遊星変速機および
ギヤー群の少なくとも一方側の各ギヤーのギヤー比を変
更することにより減速比を変更し得るように構成されて
いることを特徴とする請求項3記載のギヤードモータユ
ニット。 - 【請求項5】 上記一対の上部ブラケットの他方の下端
面に取り付け可能な構造を有し、かつ、上記一方の下部
ブラケットに平行なもう1つの下部ブラケットが備えら
れていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
記載のギヤードモータユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000339464A JP2002137816A (ja) | 2000-11-07 | 2000-11-07 | ギヤードモータユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000339464A JP2002137816A (ja) | 2000-11-07 | 2000-11-07 | ギヤードモータユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002137816A true JP2002137816A (ja) | 2002-05-14 |
Family
ID=18814532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000339464A Withdrawn JP2002137816A (ja) | 2000-11-07 | 2000-11-07 | ギヤードモータユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002137816A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008053775A1 (fr) * | 2006-10-31 | 2008-05-08 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Engrenage réducteur |
WO2015121901A1 (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-20 | 三機工業株式会社 | ベルトコンベヤ装置用の駆動装置 |
KR102213964B1 (ko) * | 2019-11-28 | 2021-02-09 | 현대제철 주식회사 | 벨트 컨베이어용 부착광 제거장치 |
-
2000
- 2000-11-07 JP JP2000339464A patent/JP2002137816A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008053775A1 (fr) * | 2006-10-31 | 2008-05-08 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Engrenage réducteur |
US8137230B2 (en) | 2006-10-31 | 2012-03-20 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Reduction gear |
JP5026434B2 (ja) * | 2006-10-31 | 2012-09-12 | アイシン精機株式会社 | 減速機 |
WO2015121901A1 (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-20 | 三機工業株式会社 | ベルトコンベヤ装置用の駆動装置 |
JP2015151223A (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-24 | 三機工業株式会社 | ベルトコンベヤ装置用の駆動装置 |
US9776802B2 (en) | 2014-02-13 | 2017-10-03 | Sanki Engineering Co., Ltd. | Drive device for belt conveyor device |
KR102213964B1 (ko) * | 2019-11-28 | 2021-02-09 | 현대제철 주식회사 | 벨트 컨베이어용 부착광 제거장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080108 |