JP2002137754A - 電動車両 - Google Patents

電動車両

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JP2002137754A
JP2002137754A JP2000331554A JP2000331554A JP2002137754A JP 2002137754 A JP2002137754 A JP 2002137754A JP 2000331554 A JP2000331554 A JP 2000331554A JP 2000331554 A JP2000331554 A JP 2000331554A JP 2002137754 A JP2002137754 A JP 2002137754A
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Tsutomu Wakitani
勉 脇谷
Tsutomu Inui
勉 乾
Kenji Kuroiwa
堅治 黒岩
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Honda Motor Co Ltd
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単で、容易に信地旋回を実施するこ
とのできる電動車両を提供する。 【解決手段】 図(a)で右の旋回操作レバー25Rを
強く握ると、左の電動モータ13Lが正転して、左のク
ローラ16Lが前進状態になり、同時に右の電動モータ
13Rは逆転して、右のクローラ16Rが後退状態にな
り、右に旋回し始める。(c)は右に180゜程旋回し
た状態を示す。旋回エリアは半径R1の円に収っている
ことが分かる。 【効果】 旋回操作レバーを操作するだけで、緩い旋回
から急な旋回、さらには信地旋回制御を実行することが
でき、運転者の負担を大いに軽減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は左右の駆動輪を各々
駆動する左右の電動モータ及び左右の駆動輪の速度を各
々調整して旋回せしめる左右のブレーキを備えた電動車
両に関する。
【0002】
【従来の技術】作業機は、荷役に用いる運搬車、農耕に
用いる耕耘機やトラクタ、芝をブレードで刈る芝刈機、
除雪する除雪車などのを総称する用語である。例えば、
耕運機であれば耕地の端部で折返すためそこに枕地と称
する無耕作地が発生する。この無耕作地は少ないほどよ
く、その為には耕運機は旋回半径が小さいほど良く、理
想的にはその場で回転するごとくにターンさせるとよ
い。この様にその場でターンさせることを信地旋回(し
んちせんかい)と呼ぶ。荷物の間を縫うように移動する
運搬車を考えると、信地旋回で向きを替えさせることは
好ましいことである。この様に作業機には、それの作業
場で信地旋回させることが望ましいという特殊な事情が
ある。
【0003】旋回性を格別に考慮した技術として、例え
ば(1)特開平10−95360号公報「走行ミッション
装置の操舵機構」や(2)特開平6−87340号公報
「無段変速装置付き車両」が知られている。
【0004】前記(1)は、同公報の請求項1によれば、
「走行用のHST無段変速機構(25)と旋回用HST
無段変速機構(28)とを併置し、変速レバー(68)
により走行用のHST無段変速機構(25)を操作し、
丸形操向ハンドル(19)により旋回用HST無段変速
機構(28)を操作する」ことを前提としたものであ
る。
【0005】また前記(2)には、同公報の図2のハンド
ル6,6(奥の符号6は不図示)に左右のサイドクラッ
チ操作レバー85,85(奥の符号85は不図示)を備
え、且つ同図3の油圧無断変速機5,5にニートラルバ
ルブ50,50を備え、これらニートラルバルブ50,
50をケーブル53,54で操作する機構が記載されて
いる。同公報段落番号[0038]などの説明によれ
ば、左のサイドクラッチ操作レバー85を握ることで、
左のニートラルバルブ50をクラッチオフ状態にするこ
とができ、右のサイドクラッチ操作レバー85を握るこ
とで、右のニートラルバルブ50をクラッチオフ状態に
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記(1)で信地旋回を
実施しようとすると、同公報の図13でハンドル(1
9)を回すことになるが、同図に見られる通りにハンド
ル(19)や変速レバー(68)の下方に多数のリンク
が複雑に並び、装置構成が大掛りとなる。さらには、走
行用のHST無段変速機構(25)に旋回用HST無段
変速機構(28)を併置するため、HST無段変速機構
の数が多くなり、安価で単純に構成しなければならぬ作
業車両としては適当とは言えない。
【0007】また、前記(2)で信地旋回を実施しようと
すると、運転者は、左右のサイドクラッチ操作レバー8
5,85を高度な技術で操作しなければならない。未熟
練者が操作したのでは旋回半径が増大し、信地旋回は困
難とる。そこで、本発明の目的は構成が簡単で、容易に
信地旋回を実施することのできる電動車両を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、左右の駆動輪を各々駆動する左右の電動
モータ、左右の駆動輪の速度を各々調整して旋回せしめ
る左右のブレーキ、左右のブレーキを各々操作する左右
の旋回操作レバー、及び電動モータやブレーキを制御す
る制御部を備えた電動車両において、左右の旋回操作レ
バーには、各々同レバーの移動範囲の始めに無ブレーキ
点、移動範囲の途中にフルブレーキ点を設定し、制御部
には、左の旋回操作レバーが作動しているときに無ブレ
ーキ点からフルブレーキ点までの間はレバーの移動に応
じて左のブレーキの制動力を増す制動制御を行わせ、フ
ルブレーキ点からレバーの移動範囲の終りまでの間は左
の電動モータを逆転させ且つ右の電動モータを正転させ
る左旋回制御を行わせ、又は右の旋回操作レバーが作動
しているときに無ブレーキ点からフルブレーキ点までの
間はレバーの移動に応じて右のブレーキの制動力を増す
制動制御を行わせ、フルブレーキ点からレバーの移動範
囲の終りまでの間は左の電動モータを正転させ且つ右の
電動モータを逆転させる右旋回制御を行わせる制御機能
を持たせたことを特徴とする。
【0009】信地旋回するには、左の旋回操作レバー又
は右の旋回操作レバーを一杯に握る如くにレバーの移動
範囲の途中に設定したフルブレーキ点を超えるまで移動
させればよい。左旋回操作レバーをフルブレーキ点超え
るまで移動させれば、左の電動モータが逆転し且つ右の
電動モータが正転するために左旋回形信地旋回が実行で
きる。同様に、右旋回操作レバーをフルブレーキ点超え
るまで移動させれば、左の電動モータが正転し且つ右の
電動モータが逆転するために右旋回形信地旋回が実行で
きる。
【0010】左の旋回操作レバー及びは右の旋回操作レ
バーは、握り始めから移動途中までは普通の旋回操作レ
バーとしての作用をなす。この様に通常の旋回操作レバ
ーの移動範囲の一部に旋回域を付加したので、旋回に別
途専用レバーを設ける必要が無く、車両の簡素化が図れ
る。加えて、本発明によれば旋回操作レバーを操作する
だけで信地旋回を行わせることができ、作業の能率を上
げることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。また、「左」、「右」は運転者を基準とす
る。図1は本発明に係る電動車両の平面図であり、電動
車両としての電動運搬車10は、車体フレーム11に収
納したバッテリ12から給電を受けた左右の電動モータ
13L,13R(Lは左、Rは右を示す。以下同じ)で
駆動軸14L,14Rを回し、これらの駆動軸14L,
14Rの端部に設けた駆動輪15L,15Rで左右のク
ローラ16L,16Rを駆動し、且つ左右のブレーキ1
7L,17Rで駆動輪15L,15Rに制動を掛けるこ
とのできる電動車両であり、車体フレーム11上に荷台
20を載せ、この荷台20の後部に操作盤21を備え、
この操作盤21に1本のアクセルレバー22を備え、操
作盤21(又は車体フレーム11若しくは荷台20)か
ら左右の操舵ハンドル25L,25Rを延ばし、操舵ハ
ンドル25L,25Rの各々に左右の旋回操作レバー2
3L,23Rを備えた運搬車である。運転者は運搬車に
は乗らず、後部から連れ歩きながら操作盤21上のレバ
ー類(アクセルレバー22,旋回操作レバー23L,2
3Rを含む。)を操作することで、前後進、旋回、停止
を行うことができる。
【0012】24は制御部であり詳細は後述するが、こ
の制御部24でアクセルレバー22及び旋回操作レバー
23L,23Rのポジションに基づいて、電動モータ1
3L,13R及び左右のブレーキ17L,17Rを一括
制御する。前記ブレーキ17L,17Rは、電磁作用で
制動を掛ける電磁ブレーキ、油圧力でディスクを挟持す
る形式の油圧ブレーキ、ドラムをバンドで締める形式の
機械式ブレーキ、回生ブレーキ又は同等のブレーキであ
れば形式及び種類は問わない。
【0013】図2(a),(b)は本発明で採用したア
クセルレバーの作用図である。(a)において、アクセ
ルレバー22は、前進、停止、後退を一本で賄い、且つ
前進、後退ともに低速から高速に連続的に切換えるこの
とのできる操作レバーである。この様なアクセルレバー
22のポジションをアクセルポテンショメータ26でモ
ニターする。
【0014】(b)はレバー22のポジションとアクセ
ルポテンショメータ26の出力の関係を示すグラフであ
り、アクセルポテンショメータ26の出力範囲を0〜+
5V(ボルト)としたときに、後退高速に0v、中立
(停止)に+2.5V、前進高速に+5Vを割り当てた
ことを示す。
【0015】図3は図1の3矢視図であり、左右の操作
ハンドル25L,25R(右のハンドル25Rは図面
奥)のグリップの下に左右の旋回操作レバー23L,2
3R(右の旋回操作レバー23Rは図面奥)を配置し、
ヒンジピン31L,31Rで操作ハンドル25L,25
Rに上下スイング可能に取付け、これらの旋回操作レバ
ー23L,23Rでブレーキポテンショメータ27L,
27Rのアーム32L,32Rをスイングさせる。旋回
操作レバー23L,23Rは圧縮ばね33L,33Rで
実線の位置へ付勢する。運転者が握ることで想像線で示
す位置に移動する。
【0016】図4(a),(b)はブレーキポテンショ
メータの作用図である。(a)はブレーキポテンショメ
ータの拡大図であり、ブレーキポテンショメータ27
L,27Rのアーム32L,32Rが、からを経て
までの範囲を移動するとする。このときのを移動範
囲の始めの「無ブレーキ点」、を移動範囲の途中の
「フルブレーキ点」、を「移動範囲の終りの点」と呼
ぶことにする。
【0017】(b)は横軸がブレーキポテンショメータ
のアーム32L又は32Rの揺動角度、すなわち、旋回
操作レバーの移動距離を示し、縦軸はブレーキポテンシ
ョメータ出力を示す。本例では、横軸の無ブレーキ点
で縦軸の0ボルト、横軸のフルブレーキ点で縦軸のV
mボルト、横軸の移動範囲の終りの点で縦軸の5.0
ボルトを割り付けた。なおVmは、0<Vm<5.0を
満足する電圧であり、例えば1.5ボルト、2.0ボル
ト又は2.5ボルトに設定する。
【0018】この結果、縦軸で0〜Vmの間は制動制
御、縦軸でVm〜5.0の間は旋回制御となる。図
(a)においても、点(レバーの移動範囲の始まりの
点)から点(レバーの移動範囲の途中)までは制動制
御、点(レバーの移動範囲の途中)から点(レバー
の移動範囲の終りの点)までは旋回制御となる。
【0019】図5は本発明に係る電動車両の制御系統図
であり、左の旋回操作レバー23Lを操作すると、これ
に連動したブレーキポテンショメータ27Lの出力電圧
BKLVに基づいて、左のブレーキドライバ28Lは左
のブレーキ17Lを制動制御する。すなわち、図4
(b)に示す横軸の〜の間では旋回操作レバーのポ
ジション、具体的にはレバーの握り量に応じて、制動量
を比例的に変化させる。
【0020】同様に、右の旋回操作レバー23Rを操作
すると、このに連動したブレーキポテンショメータ27
Rの出力電圧BKRVに基づいて、右のブレーキドライ
バ28Rは右のブレーキ17Rを制動制御する。すなわ
ち、図4(b)に示す横軸の〜の間では旋回操作レ
バーのポジション、具体的にはレバーの握り量に応じ
て、制動量を比例的に変化させる。
【0021】一方、制御部24は、アクセルポテンショ
メータ26の出力電圧ACCVを取込み、左右のモータ
ドライバ29L,29Rを介して左右のモータ13L,
13Rを各々制御する。
【0022】加えて、左右の旋回操作レバー23L,2
3Rを深く握ることにより、制動とを異なる旋回を実施
することができる。すなわち、図4(b)に示す横軸の
〜の間では制動はさせずに旋回制御を実施する。こ
の詳細を次に述べる。
【0023】図6は本発明に係る電動車両の左右の旋回
操作レバーの作用フロー図であり、ST××はステップ
番号を示す。 ST01:先ず、左ブレーキポテンショメータ出力BK
LVが、Vmより大きいか否かを調べる。図4(b)の
縦軸で示す通り、BKLVが、Vmより大きければ旋回
制御領域となる。そこで、YESであればST02、N
OであればST07に進む。 ST02:ST01でYESであれば、車速がゼロ又は
微速であることを確認する。V0は急旋回しても差支え
無い程度の微速を意味する。車速がV0以上であれば、
NOであるからST03に進む。 ST03:制御部は減速制御を実施し、車速を低下させ
る。この減速制御はST02をクリアするまで続ける。 SR04:ST03で減速制御の一環としてブレーキ操
作をすることが考えられるので、ここで左右のブレーキ
を解放する。 ST05:BKLVが、Vmより大きいこと(ST0
1)と車速がV0未満(ST02)であることの2つの
条件が満されたので、制御部は左の電動モータを逆転、
右の電動モータを正転させる。これで電動車両の左急旋
回が始まる。 ST06:BKLVがVm以下(図4(b)の縦軸で制
動制御領域内)になれば、旋回制御を中断して通常運転
状態に戻す。
【0024】ST07:ST01でNOであれば、右ブ
レーキポテンショメータ出力BKRVが、Vmより大き
いか否かを調べる。YESであればST08、NOであ
ればこの制御から抜ける。すなわち、左右ブレーキポテ
ンショメータ出力BKLR,BKLRともに旋回制御領
域に無いので、旋回制御は実施しない。 ST08:ST07でYESであれば、車速がゼロ又は
微速であることを確認する。車速が微速V0以上であれ
ば、NOであるからST09に進む。 ST09:制御部は減速制御を実施し、車速を低下させ
る。この減速制御はST08をクリアするまで続ける。 ST10:ST09で減速制御の一環としてブレーキ操
作をすることが考えられるので、ここで左右のブレーキ
を解放する。 ST11:BKRVがVmより大きいこと(ST07)
と車速がV0未満(ST08)であることの2つの条件
が満されたので、制御部は左の電動モータを正転、右の
電動モータを逆転させる。これで電動車両の右急旋回が
始まる。 ST12:BKRVがVm以下になれば、旋回制御を中
断して通常運転状態に戻す。
【0025】なお、上記ST05又はST11で実施す
る旋回のための電動モータの回転数は、一定の値(固定
値)を採用すること、又は変動値を採用することの何れ
であってもよい。
【0026】変動値は、例えば図2で説明したアクセル
レバー22のポジション、すなわちアクセルポテンショ
メータ出力に比例させた回転数とする。そうすれば、高
速での作業中には高速で急旋回させ、低速での作業中に
は低速で旋回させという作業形態に対応した旋回がなせ
る。
【0027】図7は本発明で実行する信地旋回の説明図
であり、右旋回形信地旋回の例を説明する。(a)にお
いて、右の旋回操作レバー25Rを強く握ると、左の電
動モータ13Lが正転して、左のクローラ16Lが前進
状態になり、同時に右の電動モータ13Rは逆転して、
右のクローラ16Rが後退状態になる。左右のクローラ
16L,16Rの前後左右の中心を旋回中心G1とし、
荷台20の左隅までの距離をR1とすれば、旋回中心G
1を中心、旋回半径R1で電動車両10は右に旋回し始
める。
【0028】(b)は右に90゜程旋回した状態を示
す。電動車両10は引続き右に旋回する。(c)は右に
180゜程旋回した状態を示す。旋回エリアは半径R1
の円に収っていることが分かる。この様に旋回エリアを
最小にすることが、信地旋回のねらいである。運転者は
任意に右旋回スイッチ25Rを操作すれば、右旋回形信
地旋回を開始し、終えることができる。左旋回形信地旋
回も同様である。
【0029】以上、信地旋回を説明したが、この信地旋
回と比較するために普通の旋回を次に説明する。図8
(a),(b)は普通の旋回の説明図である。本発明の
電動運搬車10は当然のことながら普通の旋回を実施す
ることができる。(a)において、右の旋回操作レバー
25Rを、フルブレーキ点(図4(a)の)まで又は
その直前まで握る。すると、右のクローラ16Rは停止
する。しかし、左のクローラ16Lは運転(この例では
正転とする。)を継続するため、電動運搬車10は右に
旋回し始める。このときの旋回中心G2は右のクローラ
16Rの中央、旋回半径R2は旋回中心G2から荷台2
0の左隅までとなる。
【0030】(b)は180゜程度旋回した電動運搬車
10を示し、旋回中心G2を中心として半径R2で描い
た円が旋回エリアとなる。この円は、図7(c)で示し
た半径R1の円より、1〜2回り大きなものとなる。従
って、旋回エリアを最小にするには図7の信地旋回が最
良となることが分かる。
【0031】ここで運転者の操作手順を考察すると、走
行中に方向を調整する必要があれば運転者は左又は右の
旋回操作レバーを軽く握ることで左右の速度差の発生
し、左又は右に電動運搬車の進行方向を修正することが
できる。方向修正を急激に行おうとすれば、運転者は左
又は右の旋回操作レバーをより強く握る。このときに、
旋回操作レバーのポジションが図4のにあれば、図8
の旋回が実施でき、旋回操作レバーのポジションが図4
の〜の間にあれば、図7の信地旋回が実施できる。
【0032】すなわち、本発明によれば運転者は左又は
右の旋回操作レバーを操作するだけで、穏やかな旋回か
ら急な旋回を経て信地旋回(超急旋回)までを、自在に
なすことができる。
【0033】なお、左右の旋回操作レバーは操作盤に設
けたスティックレバーであってもよく、要は一定角度揺
動若しくは一定距離移動する形式のものであれば、構
造、形式は任意である。
【0034】さらに、実施の形態では電動運搬車を例に
説明したが、本発明に係る電動車両は、草刈機、除雪
機、ドーザ、耕運機などの作業車両であってもよいく、
格別に種類を限定するものではない。
【0035】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1によれば、走行中に方向を調整する必要
があれば運転者は左又は右の旋回操作レバーを軽く握る
ことで左右の速度差の発生し、左又は右に電動運搬車の
進行方向を修正することができる。方向修正を急激に行
おうとすれば、運転者は左又は右の旋回操作レバーをよ
り強く握る。このときに、旋回操作レバーのポジション
が制動制御範囲にあれば、普通の旋回が実施でき、旋回
操作レバーのポジションが旋回制御範囲にあれば、信地
旋回が実施できる。
【0036】すなわち、本発明によれば運転者は左又は
右の旋回操作レバーを操作するだけで、穏やかな旋回か
ら急な旋回を経て信地旋回(超急旋回)までを、自在に
なすことができるので旋回操作が極めて容易になり、運
転者の負担が軽減できる。加えて、旋回専用のレバーを
別途設ける必要が無いので、電動車両の操作系を単純に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動車両の平面図
【図2】本発明で採用したアクセルレバーの作用図
【図3】図1の3矢視図
【図4】ブレーキポテンショメータの作用図
【図5】本発明に係る電動車両の制御系統図
【図6】本発明に係る電動車両の左右の旋回操作レバー
の作用フロー図
【図7】本発明で実行する信地旋回の説明図
【図8】普通の旋回の説明図
【符号の説明】 …無ブレーキ点、…フルブレーキ点、…旋回操作
レバーの移動範囲の終りの点、10…電動車両、13L
…左の電動モータ、13R…右の電動モータ、15L…
左の駆動輪、15R…右の駆動輪、17L…左のブレー
キ、17R…右のブレーキ、21…制御盤、23L…左
の旋回操作レバー、23R…右の旋回操作レバー、24
…制御部、27L…左のブレーキポテンショメータ、2
7R…右のブレーキポテンショメータ、G1,G2…旋
回中心、R1,R2…旋回半径。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒岩 堅治 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D050 AA01 AA13 AA14 BB01 DD06 GG06 JJ01 KK03 3D052 AA05 AA18 BB11 CC02 DD01 DD03 EE01 FF03 GG02 HH03 JJ00 JJ17 5H115 PA01 PC06 PG10 PI29 PU01 QE10 QE20 QH08 QI05 QI07 QI14 RB14 SE03 TB01 UI02 UI15 UI24 UI36

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の駆動輪を各々駆動する左右の電動
    モータ、左右の駆動輪の速度を各々調整して旋回せしめ
    る左右のブレーキ、左右のブレーキを各々操作する左右
    の旋回操作レバー、及び電動モータやブレーキを制御す
    る制御部を備えた電動車両において、 前記左右の旋回操作レバーには、各々同レバーの移動範
    囲の始めに無ブレーキ点、移動範囲の途中にフルブレー
    キ点を設定し、 前記制御部には、左の旋回操作レバーが作動していると
    きに無ブレーキ点からフルブレーキ点までの間はレバー
    の移動に応じて左のブレーキの制動力を増す制動制御を
    行わせ、前記フルブレーキ点からレバーの移動範囲の終
    りまでの間は左の電動モータを逆転させ且つ右の電動モ
    ータを正転させる左旋回制御を行わせ、又は右の旋回操
    作レバーが作動しているときに無ブレーキ点からフルブ
    レーキ点までの間はレバーの移動に応じて右のブレーキ
    の制動力を増す制動制御を行わせ、フルブレーキ点から
    レバーの移動範囲の終りまでの間は左の電動モータを正
    転させ且つ右の電動モータを逆転させる右旋回制御を行
    わせる制御機能を持たせたことを特徴とする電動車両。
JP2000331554A 2000-10-30 2000-10-30 電動車両 Pending JP2002137754A (ja)

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