JP2002137618A - ストラットマウントのアッパサポート - Google Patents

ストラットマウントのアッパサポート

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JP2002137618A
JP2002137618A JP2000335634A JP2000335634A JP2002137618A JP 2002137618 A JP2002137618 A JP 2002137618A JP 2000335634 A JP2000335634 A JP 2000335634A JP 2000335634 A JP2000335634 A JP 2000335634A JP 2002137618 A JP2002137618 A JP 2002137618A
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Japan
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vehicle body
mounting bracket
side mounting
seal lip
rubber
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Withdrawn
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JP2000335634A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Hiruta
辰夫 昼田
Kenichi Koshikawa
憲一 越川
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤を用いることなく、スプリングシート
及びシールリップを車体側取付金具に取り付けたアッパ
サポートを提供する。 【解決手段】 車体側取付金具1に貫通孔19を形成し
て、スプリングシート2及びリップ3のゴム状弾性体を
流入させ、連結ゴム部20を形成する。車体側取付金具
1の下面側のスプリングシート2と上面側のシールリッ
プ3とが一体化され、車体側取付金具1を挟むことによ
って、接着剤を使用することなく、これらを取り付ける
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ショックアブソー
バの車体側への取付部に介装されるストラットマウント
のアッパサポートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の懸架装置は、ピスト
ンロッドが車体側に取り付けられるショックアブソーバ
と、コイルスプリングとを組み合わせた構成とされ、ピ
ストンロッドの車体側への取付部には、車輪側から車体
側へ伝達する振動等を制御するため、いわゆるストラッ
トマウントが介装されている。
【0003】図5にストラットマウントの一例を示す。
このストラットマウント101は、車体側に取り付けら
れるアッパサポート102と、ピストンロッドが挿通固
定される内筒103と、アッパサポート102及び内筒
103間に介在されて軸方向の圧縮により振動を減衰す
るゴム状弾性体104とを備えている。
【0004】アッパサポート102は、車体パネル10
5に取り付けられる車体側取付金具106から構成され
ているが、さらに、ストラットマウント101側から車
体側に伝達する振動を絶縁するために、車体側取付金具
106の下面側にコイルスプリング107の上端を支持
するゴム状弾性体からなるスプリングシート108が配
され、また、車体側取付金具106の上面側に車体パネ
ル105との隙間をシールするリング状のゴム状弾性体
からなるシールリップ109が配されている。このスプ
リングシート108及びシールリップ109は、これら
を構成するゴム状弾性体が接着剤によって、車体側取付
金具106に接着されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、自動
車等のコストダウンを目的とした工数の削減が要求され
ており、アッパサポートにおいても工数の削減が要求さ
れている。アッパサポートにおける工数を削減するに
は、スプリングシートやシールリップを取付金具に取り
付ける接着工程を省略できるように工夫するのが最良の
方法の一つであると考えられる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、本発明
は、車体側取付金具の下面側に、ゴム状弾性体からなる
スプリングシートが配され、車体側取付金具の上面側
に、ゴム状弾性体から形成されたリング状のシールリッ
プが配されたアッパサポートにおいて、車体側取付金具
を挟むように、そのスプリングシートとシールリップと
を一体化することによって、車体側取付金具にこれらを
取り付け、アッパサポートにおける接着剤の廃止を図っ
たものである。
【0007】ところで、車体側取付金具には、車体パネ
ルとの接触面に溝を形成して、ゴム状弾性体からなる衝
撃音吸収用の帯部を配することがある。この場合、この
帯部で車体側取付金具の外縁を巻き込むようにして、ス
プリングシートとシールリップとを接続すれば、このス
プリングシートとシールリップとを一体化することがで
きる。
【0008】ところが、リング状に形成されたシールリ
ップは、内側に拘束する部材がなく、また、リング状
(円弧)である故に、内向きの力によって引張りを伴う
ことなく容易に変形する。特に、厚みが薄いシールリッ
プでは、この変形に抵抗する剛性が小さく容易に変形し
やすいため、帯部と帯部との間隔が大きい場合、この部
分が車体側取付金具から剥離し、シールリップによるシ
ールが不完全となって、その止水性等が損なわれる恐れ
がある。
【0009】これを防止するには、シールリップと車体
側取付金具とを強固に接着するか、帯部と帯部との間隔
を小さくすることが考えられるが、接着剤の使用は目的
に反し、また、帯部の数を多くすれば、ゴム量が多くな
り、コスト高となる。
【0010】そこで、車体側取付金具のスプリングシー
トとシールリップとの対面部に、これらのゴム状弾性体
を流入させて、これらを一体化するための貫通孔を形成
すれば、シールリップを車体側取付金具の表面に固定し
て、その剥離を防止することができる。この貫通孔は、
衝撃音吸収用の帯部を配した場合、隣り合う帯部同士の
間の少なくとも一箇所に形成すれば、帯部の数を多くす
ることなく、シールリップの剥離を防止することができ
る。また、帯部のないタイプでは、周状に4〜12個の
貫通孔を周方向に等間隔に形成するのが好適である。
【0011】また、貫通孔の径は、2〜4mmが好適で
ある。2mmよりも小さいと、ゴムの流動性の問題から
表裏のゴムが連結されない可能性があり、また4mmよ
りも大きいと、車体側取付金具自体の強度が低下する恐
れがあるからである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るストラットマ
ウントのアッパサポートの実施の形態について、図面を
用いて説明する。図1は本発明のストラットマウントの
アッパサポートの平面図、図2はその底面図、図3はそ
のA−A断面図、図4はそのB−B断面図である。
【0013】このアッパサポートは、車体パネルに取り
付けられてストラットマウントの内筒及びゴム状弾性体
を支持するための車体側取付金具1と、コイルスプリン
グの上端を支持するためのスプリングシート2と、車体
側取付金具1と車体パネルとの隙間をシールするための
シールリップ3とを備えている。
【0014】車体側取付金具1は、車体パネルとの接触
部4が水平な環状となるように、鋼板をプレス加工して
製作され、接触部4には、その下面側から上面側に向け
て、車体パネルに取り付けるための二つの取付ボルト5
が貫通固定されている。接触部4の内側には、その周囲
にコイルスプリングの上端を外嵌できるように、略逆円
錐台状の凹部6が形成されており、この凹部6は、底部
7が上方に持ち上げられるように形成され、底部7の周
囲の環状の溝8によって強度補強されている。
【0015】凹部6の斜面9の上端付近には、外側に凸
なシールリップ取付段差10が周方向に連続して形成さ
れ、断面略長方形のリング状のシールリップ3を配置で
きるようにされており、このアッパサポートの取扱中
に、上から押さえられた場合でも、シールリップ3が斜
面9に沿って滑って変形することを防止している。
【0016】また、凹部6の底部7には穴11が形成さ
れており、その内縁には、上方に向かって拡径された、
ストラットマウントのゴム状弾性体を内側に支持する外
筒12が取り付けられている。
【0017】スプリングシート2は、接触部4及び凹部
6の斜面9の下面側を覆うように配されて、コイルスプ
リングの上端を支持する複数の突片13が下方に向かっ
て放射状に突出するように、ゴム状弾性体から形成され
ている。これらの突片13の下端付近の外周側には、略
長方形の切欠14が形成されており、この切欠14にコ
イルスプリングの上端が配されて、このコイルスプリン
グを支持するようにされている。なお、この突片13に
よって、取付ボルト5の頭部15が覆い隠されている。
【0018】シールリップ3は、ゴム状弾性体からな
り、断面略長方形のシール部16と、シール部16の上
面の中央付近に形成された薄膜状のリップ部17とから
構成されたリング状とされ、シールリップ取付段差10
に配置されている。このシールリップ3は、シール部1
6の上面が接触部4の上面よりも引き込まれ、リップ部
17の上端が接触部4の上面側よりも突出する形状とさ
れ、車体側取付金具1と車体パネルとの隙間をシールし
て外側から浸入した水が凹部6の溝8に溜まらないよう
にされている。
【0019】これらのスプリングシート2及びリップ3
は、車体側取付金具1の外縁を巻き込むようにして接触
部4の上面側に配されたゴム状弾性体からなる帯部18
によって接続されている。この帯部18は、スプリング
シート2とシールリップ3とを一体化すると共に、衝撃
音を吸収する機能を有しており、四つの帯部18が接触
部4の上面側に放射状に配されている。なお、接触部4
には、帯部18を配するための溝が形成されており、帯
部18が接触部4の上面側よりも突出しないようにさ
れ、車体パネルへ取り付けるときの障害にならないよう
にされている。
【0020】また、車体側取付金具1には、スプリング
シート2とシールリップ3との対面部の内、シールリッ
プ取付段差10の水平部分に貫通孔19が形成され、流
入したゴム状弾性体が連結ゴム部20を形成して、スプ
リングシート2とシールリップ3とを接続しており、シ
ールリップ3の車体側取付金具1からの剥離を防止して
いる。
【0021】なお、シールリップ取付段差10の鉛直部
分に貫通孔19を形成してもよいが、スプリングシート
2の水平方向の移動は凹部6によって規制されているた
め、水平部分に貫通孔19を形成して連結ゴム部20で
上下に接続する方がより好適である。
【0022】また、この貫通孔19は、帯部18と帯部
18との間に2箇所ずつ形成され、その直径は、約2m
m〜4mmとされており、圧入されたゴム状弾性体が容
易に内部に流入すると共に、車体側取付金具1の強度を
損なわないようにされている。
【0023】なお、帯部18及び連結ゴム部20の圧入
後の収縮によって、スプリングシート2及びシールリッ
プ3を車体側取付金具1に密着させ、これらで車体側取
付金具1を挟みつけるようにされている。また、シール
リップ3が車体側取付金具1に密着することによって、
シールリップ3と車体側取付金具1との間からの水の浸
入が防止される。
【0024】上記構成によれば、帯部18及び貫通孔1
9に形成された連結ゴム部20によってスプリングシー
ト2とシールリップ3とを一体化して、車体側取付金具
1を挟むことによって、接着剤等を使用することなく、
これらを車体側取付金具1に取り付けることができる。
【0025】また、貫通孔19を帯部18と帯部18と
の間に形成することによって、スプリングシート2とシ
ールリップ3とを効果的に一体化することができる。ま
た、その径を2mm〜4mmにすることによって、スプ
リングシート2及びシールリップ3の一体化と車体側取
付金具1の強度との両立を図ることができる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、車体側取付金具にゴム状弾性体を流入させる貫
通孔を形成して、スプリングシートとリップとを一体化
することによって、これらを車体側取付金具に取り付け
るための接着剤を廃止することができ、アッパサポート
の製作工数を削減して、コストダウンを図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストラットマウントのアッパサポート
の平面図
【図2】その底面図
【図3】そのA−A断面図
【図4】そのB−B断面図
【図5】従来のストラットマウントの断面図
【符号の説明】
1 車体側取付金具 2 スプリングシート 3 シールリップ 18 帯部 19 貫通孔 20 連結ゴム部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側取付金具の下面側に、コイルスプ
    リングの上端を支持するゴム状弾性体からなるスプリン
    グシートが配されると共に、車体側取付金具の上面側
    に、車体パネルとの隙間をシールするゴム状弾性体から
    なるリング状のシールリップが配されたストラットマウ
    ントのアッパサポートであって、前記車体側取付金具の
    スプリングシートとシールリップとの対面部に、これら
    のゴム状弾性体を流入させて一体化するための貫通孔が
    形成されたことを特徴とするストラットマウントのアッ
    パサポート。
  2. 【請求項2】 前記車体側取付金具の外縁を巻き込むよ
    うにして前記スプリングシートと前記シールリップとを
    接続する、ゴム状弾性体からなる衝撃音吸収用の帯部が
    複数配され、前記貫通孔は、隣り合う前記帯部同士の間
    の少なくとも一箇所に形成されたことを特徴とする請求
    項1記載のストラットマウントのアッパサポート。
  3. 【請求項3】 前記貫通孔の径は、2〜4mmとされた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のストラットマウ
    ントのアッパサポート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010071378A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気ばね
WO2019177432A1 (ko) * 2018-03-15 2019-09-19 주식회사 일진 탑 마운트 조립체 및 그 제조 방법

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Effective date: 20080108