JP2002137558A - 刷版とその使用方法、刷版品質検査装置及び刷版品質検査方法 - Google Patents

刷版とその使用方法、刷版品質検査装置及び刷版品質検査方法

Info

Publication number
JP2002137558A
JP2002137558A JP2000337130A JP2000337130A JP2002137558A JP 2002137558 A JP2002137558 A JP 2002137558A JP 2000337130 A JP2000337130 A JP 2000337130A JP 2000337130 A JP2000337130 A JP 2000337130A JP 2002137558 A JP2002137558 A JP 2002137558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
quality
printing plate
light
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000337130A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Hatsuda
哲也 初田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2000337130A priority Critical patent/JP2002137558A/ja
Publication of JP2002137558A publication Critical patent/JP2002137558A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性を低下させることなく、刷版品質を容
易に検査することができるとともに、印刷条件を変更し
なければならない場合の印刷条件を容易に求めることが
できる。 【解決手段】 インキを付着して印刷する印刷凸部を有
する印刷部12と、印刷部12の印刷凸部と同時に形成
される品質確認凸部を有し、その品質確認凸部の品質に
よって印刷部12の印刷凸部の品質を確認する品質確認
部13とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷、特に、フレ
キソ印刷に好適に使用可能な刷版とその使用方法、刷版
品質検査装置及び刷版品質検査方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は、フレキソ印刷に使用する凸版の
製版方法を示す図である。従来より、フレキソ印刷に使
用する凸版10は、以下のように製版する。ガラス板3
1の上に配置した版材11にマスクフィルム40を重ね
合わせ(マスキング工程#301)、さらに、ガラス板
32を重ねて、ガラス板31,32間を真空にして、マ
スクフィルム40を密着させ、UVランプ60で露光し
(表露光工程#302)、反転して裏面を露光し(裏露
光工程#303)、現像液bをかけながら、回転ブラシ
70で未露光部分の樹脂を除去して(現像工程#30
4)、再度、露光することで(後露光工程#305)、
製版している。このようにして製版された凸版10にお
いては、凸部11aの頭頂部形状が、きれいにでている
ことが、美しく印刷できるか否かのポイントになる(図
8(A))。この形状を出すには、版材11の感度特
性、露光条件、現像条件などの製版条件を、すべて適正
に管理しなければならず、その管理がうまくいかない
と、図8(B)に示すように、凸部11aの頭頂部のエ
ッジがシャープに出なかったり、凸部11aの低い不良
品が流出するおそれがある。しかし、上記条件は、露光
ランプの使用時間、現像液の使用回数等によって変化す
るため、版材の感度と、露光、現像などの条件が適性で
あるか否かを検査する必要がある。この検査方法として
は、顕微鏡やルーペ、電子顕微鏡等を使用する方法や、
着色して目視検査する方法等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した顕微
鏡やルーペ等を使用して凸部11aの形状を検査する方
法は、版材11が、透明又は半透明であるので、正確に
検査することは、困難である。また、電子顕微鏡で検査
する方法は、電子顕微鏡で検査するためのサンプルを切
り出し、蒸着等の前処理が必要であるうえ、装置も大が
かりである。したがって、製版ラインで、日常的に、電
子顕微鏡で検査することは、困難であった。さらに、目
視検査するためにUV硬化する部分を着色したのでは、
硬化感度の低下を招き、硬化処理に要する時間が増大
し、生産性の低下させ、また、より高いUV照射エネル
ギが必要となる。
【0004】また、版材の厚みや硬さがロットによって
異なっていると、作製した刷版の品質、すなわち、凸部
の頭頂部形状に影響が出てしまう場合がある。このよう
な場合、印刷時に印圧が変化し、転写時のインキ転移率
が変化するので、全体の印刷濃度変化を生じる。特に、
フレキソなどの凸形状をした版式は、印圧がかけられる
ことにより先端部の凸部がつぶれて、接触面積が大きく
なる傾向にあり、これによって、印刷物の色調が大きく
変化する。そこで、版材の厚みや硬さがロットによって
異なった場合は、印刷条件、刷版条件、現像条件、トー
ンカーブ等を変更することで、印刷物の色調を一定の品
質に保っているが、それらの条件出しが煩雑であった。
【0005】本発明の課題は、生産性を低下させること
なく、刷版品質を容易に検査することができるととも
に、印刷条件を変更しなければならない場合の印刷条件
を容易に求めることができる刷版とその使用方法、刷版
品質検査装置及び刷版品質検査方法を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。前記
課題を解決するために、請求項1の発明は、インキを付
着して印刷する印刷凸部を有する印刷部(12)と、前
記印刷部(12)の印刷凸部と同時に形成される品質確
認凸部を有し、その品質確認凸部の品質によって前記印
刷部(12)の印刷凸部の品質を確認する品質確認部
(13)とを備える刷版である。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の刷版
において、前記品質確認凸部は、網点パターン状に配置
されていることを特徴とする刷版である。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の刷版において、前記品質確認凸部は、頭頂部分
面積が段階的に変化させられていることを特徴とする刷
版である。
【0009】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載の刷版を使用する刷版使用方
法であって、前記品質確認部(13)に不透明液体を滴
下した後、2枚の光透過性部材(21,22)で挟ん
で、その2枚の光透過性部材(21,22)を所定の間
隔に調整し、上方又は下方から光を照射して、その照射
光の透過量によって品質確認を行うことを特徴とする刷
版使用方法である。
【0010】請求項5の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載の刷版の品質を検査する刷版
品質検査装置であって、光透過性を有し、前記品質確認
部(13)に不透明液体が滴下された刷版(10)を挟
む2枚の光透過性部材(21,22)と、前記光透過性
部材(21,22)を所定の間隔に調整する部材間隔調
整手段(24)と、前記部材間隔調整手段(24)で調
整された光透過性部材(21,22)で挟まれた刷版
(10)に対して、上方又は下方から光を照射する光照
射手段(23)と、前記光照射手段(23)で照射され
た光が前記刷版(10)を透過する透過量によって品質
判定する判定手段(27)とを備えることを特徴とする
刷版品質検査装置である。
【0011】請求項6の発明は、請求項5に記載の刷版
品質検査装置において、前記部材間隔調整手段(24)
は、前記判定手段(27)の判定結果が不良の場合に、
良好になるまで前記光透過性部材(21,22)の間隔
を変更し、その間隔より印刷補正条件を求めることを特
徴とする刷版品質検査装置である。
【0012】請求項7の発明は、品質確認部(13)に
不透明液体が滴下された刷版(10)を挟む2枚の光透
過性部材(21,22)を所定の間隔に調整する部材間
隔調整工程(S102)と、前記部材間隔調整工程(S
102)で所定の間隔に配置された光透過性部材(2
1,22)で挟まれた刷版(10)に対して、上方又は
下方から光を照射する光照射工程(S103)と、前記
光照射工程(S103)で照射された光が前記刷版(1
0)を透過する透過量によって品質判定する判定工程
(S104)とを備える刷版品質検査方法である。
【0013】請求項8の発明は、請求項7に記載の刷版
品質検査方法において、前記判定工程(S104)の判
定結果が不良の場合に、良好になるまで前記光透過性部
材(21,22)の間隔を変更し、その間隔より印刷補
正条件を求める補正条件出力工程(S110,S11
7)を備えることを特徴とする刷版品質検査方法であ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の実施の形態について、さらに詳しく説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明による刷版の第1実施
形態を示す平面図である。なお、前述した従来技術と同
様の機能を果たす部分には、同一の符号を付する。刷版
10は、版材11に、印刷部12及び品質確認部13を
形成する。なお、この刷版10は、フレキソ印刷等に使
用される凸版である。
【0015】版材11は、感光性樹脂による版材であ
る。感光性樹脂は、光、特に波長350〜400nm程
度の紫外線で露光すると硬化又は不溶化する。一方、未
露光部分は、変化せず、水、アルカリ水溶液又はアルコ
ールなどの有機溶剤に対して可溶である。
【0016】印刷部12は、版材11のうち、インキを
付着して印刷を行う部分である。印刷部12には、印刷
凸部が形成されており、その印刷凸部の頭頂部分にイン
キを付着して印刷を行う。
【0017】品質確認部13は、版材11のうち、刷版
10の品質確認を行う部分である。品質確認部13に
は、網点パターン状の品質確認凸部が形成されており、
その網点面積率は、段階的に変化している。なお、この
品質確認凸部は、印刷部12の印刷凸部と同時に形成さ
れる。このため、品質確認凸部の品質は、印刷部12の
印刷凸部の品質と同等であり、品質確認凸部の品質によ
って、印刷部12の印刷凸部の品質を確認することがで
きる。品質確認部13には、後述のように、不透明液体
(例えば、染料溶液、墨汁など)が滴下されて、透明板
21,22で挟み込まれた場合の光透過性が確認される
ことで、品質確認凸部の品質が確認される。この品質に
より、上述の通り、印刷部12の印刷凸部の品質が確認
される。
【0018】図2は、本発明による刷版品質検査装置の
第1実施形態を示す図である。刷版品質検査装置20
は、透明板21,22と、光源23と、加圧機構24
と、加圧機構制御部25と、カメラ26と、判定処理部
27とを備える。
【0019】透明板21は、前工程で製造された刷版1
0を載置する板状体である。透明板21は、光透過性を
有することが必要であり、例えば、無色透明のガラス板
等が好適に用いられる。透明板22は、刷版10の上に
配置され、透明板21とともに、刷版10を挟む板状体
である。透明板22も、透明板21と同様に光透過性を
有することが必要であり、透明板21と同様のものが好
適に使用される。
【0020】光源23は、刷版10を照らす光源であ
る。本実施形態では、光源23は、透明板21の下から
刷版10を照らしている。加圧機構24は、透明板22
を加圧して上下移動させる機構である。加圧機構制御部
25は、判定処理部27より加圧指令信号を受けて、加
圧機構24を制御する。カメラ26は、透明板21,2
2で挟まれた刷版10を透過した光の状態を撮像する。
また、カメラ26は、矢印に示すように、前後左右に移
動自在となっている。本実施形態では、カメラ26は、
透明板22の上から刷版10の透過光の状態を撮像す
る。カメラ26は、刷版10の透過光の状態を撮像する
と、その画像信号を判定処理部27に送信する。
【0021】判定処理部27は、カメラ26の画像信号
を受信して、透過光による網点パターンの大きさが規定
寸法であるか否か判定する。網点パターンの大きさが規
定寸法であるということは、刷版10の現像状態が良好
であるということである。判定処理部27は、網点パタ
ーンの大きさが規定寸法に収まっていないと判定したと
きは、刷版10の現像状態が良好でないということなの
で、その対策のために、引き続いて、印刷条件を変更す
るための条件出しを行う。すなわち、判定処理部27
は、加圧機構制御部25に加圧指令信号を送り、加圧機
構24の透明板22に対する加圧値を変更させて、網点
パターンの大きさが規定寸法内に収まる条件を検討す
る。
【0022】図3は、刷版品質検査装置の動作を説明す
るフローチャート、図4は、刷版品質検査装置の検査方
法を示す図、図5は、刷版品質検査装置の印圧補正値の
出力方法を示す図、図6は、刷版品質検査装置の押し込
み量−印圧相関線図である。刷版10に、不透明液体を
滴下して充填してから(ステップ(以下「S」とい
う。)101;図4(A))、透明板22をセットし
て、加圧機構24で加圧し(S102;図4(B))、
刷版10との距離が規定寸法に達したら光源23で照射
して透過光による網点パターンをカメラ25で撮像する
(S103)。そして、判定処理部27で、全部の網点
パターンを確認できるか否かを判定する(S104;図
4(C)〜(E))。
【0023】全網点パターンを確認することはできない
とき、すなわち、一部の網点パターンしか確認すること
ができない場合や(図4(D))、全網点パターンを確
認することができない場合は(図4(E))、刷版10
の頭頂部が規定寸法よりも低く、透明板22との間に不
透明の液体が入り込んでいるものと判定できる。なお、
このようになる原因としては、刷版の材料である版材の
露光感度が低下や現像処理の不適切により、現像不良を
生じた場合や、版の厚さが薄い場合など、刷版品質に問
題があって、凸部の高さが低くなったということが考え
られる。
【0024】そこで、全網点パターンは確認できない場
合に(図5(A))、加圧機構24で、透明板22の加
圧圧力を増圧させて、透明板22を押し込み(S10
5)、透明板22の透過光の網点パターンをカメラ25
で撮像し(S106)、全網点パターンが規定寸法内に
収まるようになるまで(S107)、押し込み上限量を
超えない範囲で加圧し続ける(S108)。
【0025】そして、全網点パターンが規定寸法内に収
まるようになった場合は(S107;図5(B))、押
し込み量−印圧相関線図(図6)より、基準印圧に対す
る印圧変更量を求めて、印圧補正値として出力する(S
110)。さらに、刷版、圧胴間のギャップや版材に使
用するクッションテープの変更など、より具体的な印刷
条件の変更内容を出力してもよい。一方、押し込み上限
量まで押し込んでも(S108)、確認できない網点パ
ターンがある場合や(図5(C))、凸部先端がつぶれ
て接触面積が大きくなり規定寸法を超えてしまう網点パ
ターンが出現する場合は(図5(D))、印刷時の加圧
条件変更では対応することができないので、NG信号を
出力して(S109)、処理を終了する(S119)。
なお、この場合は、刷版、現像条件の見直し、版材の変
更などの対策を別途検討することとなる。
【0026】一方、全網点パターンを確認できるときは
(S104;図4(C))、その網点パターンが規定寸
法内に収まるか否か判断する(S111)。規定寸法に
収まっていない場合は(図5(D))、凸部先端がつぶ
れて接触面積が大きくなり規定寸法を超えていると考え
られるので、加圧機構24の透明板22への加圧圧力を
減圧させて(S112)、透明板22の透過光の網点パ
ターンをカメラ25で撮像し(S113)、全網点パタ
ーンが規定寸法内に収まるようになるまで(S11
4)、押し込み下限量を超えない範囲で減圧し続ける
(S115)。
【0027】そして、全網点パターンが規定寸法内に収
まるようになった場合は(S114)、押し込み量−印
圧相関線図(図6)より、基準印圧に対する印圧変更量
を求めて、印圧補正値として出力する(S117)。さ
らに、刷版、圧胴間のギャップや版材に使用するクッシ
ョンテープの変更など、より具体的な印刷条件の変更内
容を出力してもよい。一方、押し込み下限に達しても
(S115)、規定寸法を超える網点パターンがあると
きは、印刷時の加圧条件変更では対応することができな
いので、NG信号を出力して(S116)、処理を終了
する(S119)。
【0028】全網点パターンを確認でき(S104)、
その網点パターンが、規定寸法内に収まるときは(S1
11;図4(C))、刷版10の品質が良好であり、透
明板22との間に不透明の液体が入り込む余地がないと
判定できるため、OK信号を出力して(S118)、処
理を終了する(S119)。
【0029】本実施形態によれば、刷版の品質確認部1
3に不透明液を充填して透明板21,22で挟んだ状態
で光の透過度を確認するだけで、容易に、刷版の品質を
確認することができる。また、品質がよくない場合に
は、印刷補正条件を迅速に提示可能である。このため、
版材の感度特性や現像液の特性変化に起因する刷版品質
の劣化をいち早く捉えることができ、安定した刷版品質
を得ることが可能となる。また、版材のロットの違いに
より印刷物の色調が変化し、印刷現場において条件の見
直しを行っていた場合においても、事前に印刷条件の補
正量を得ておくことで条件出しの効率化を図ることがで
き、生産効率の向上を図ることができる。
【0030】(変形形態)以上説明した実施形態に限定
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。例えば、透明板
は、ガラス板に限らず、高い光透過性を有するものであ
れば、例えば、透明樹脂板等であってもよい。また、本
実施形態では、品質確認部は、網点パターンで形成した
が、例えば、市松模様状のものであっても同様の効果が
得られる。
【0031】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1の
発明によれば、インキを付着して印刷する印刷凸部を有
する印刷部と、その印刷部の印刷凸部と同時に形成され
る品質確認凸部を有する品質確認部とを備えるので、品
質確認凸部の品質を確認することで、容易に印刷凸部の
品質を確認することができる。
【0032】請求項2の発明によれば、品質確認凸部
は、網点パターン状に配置されているので、品質確認し
やすい。
【0033】請求項3の発明によれば、品質確認凸部
は、頭頂部分面積が段階的に変化させられているので、
より正確に品質確認することができる。
【0034】請求項4の発明によれば、品質確認部に不
透明液体を滴下した後、2枚の光透過性部材で挟んで、
その2枚の光透過性部材を所定の間隔に調整し、上方又
は下方から光を照射して、その照射光の透過量によって
品質確認を行うので、簡易に品質確認することができ
る。
【0035】請求項5の発明によれば、光透過性を有
し、品質確認部に不透明液体が滴下された刷版を挟む2
枚の光透過性部材と、前記光透過性部材を所定の間隔に
調整する部材間隔調整手段と、前記部材間隔調整手段で
調整された光透過性部材で挟まれた刷版に対して、上方
又は下方から光を照射する光照射手段と、前記光照射手
段で照射された光が前記刷版を透過する透過量によって
品質判定する判定手段とを備えるので、容易に品質確認
することができる。
【0036】請求項6の発明によれば、判定手段の判定
結果が不良の場合に、良好になるまで光透過性部材の間
隔を変更し、その間隔より印刷補正条件を求めるので、
印刷補正条件を簡単に求めることができる。
【0037】請求項7の発明によれば、品質確認部に不
透明液体が滴下された刷版を挟む2枚の光透過性部材を
所定の間隔に調整し、その刷版に対して、上方又は下方
から光を照射し、照射光が前記刷版を透過する透過量に
よって品質判定するので、簡易に品質判定可能である。
【0038】請求項8の発明によれば、判定工程の判定
結果が不良の場合に、良好になるまで光透過性部材の間
隔を変更し、その間隔より印刷補正条件を求めるので、
印刷補正条件を容易に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による刷版の第1実施形態を示す平面図
である。
【図2】本発明による刷版品質検査装置の第1実施形態
を示す図である。
【図3】刷版品質検査装置の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図4】刷版品質検査装置の検査方法を示す図である。
【図5】刷版品質検査装置の印圧補正値の出力方法を示
す図である。
【図6】刷版品質検査装置の押し込み量−印圧相関線図
である。
【図7】フレキソ印刷に使用する凸版の製版方法を示す
図である。
【図8】製版された凸版の正常、不良の状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 刷版 11 版材 12 印刷部 13 品質確認部 20 刷版品質検査装置 21,22 透明板 23 光源 24 加圧機構 25 加圧機構制御部 26 カメラ 27 判定処理部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキを付着して印刷する印刷凸部を有
    する印刷部と、 前記印刷部の印刷凸部と同時に形成される品質確認凸部
    を有し、その品質確認凸部の品質によって前記印刷部の
    印刷凸部の品質を確認する品質確認部とを備える刷版。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の刷版において、 前記品質確認凸部は、網点パターン状に配置されている
    ことを特徴とする刷版。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の刷版にお
    いて、 前記品質確認凸部は、頭頂部分面積が段階的に変化させ
    られていることを特徴とする刷版。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載の刷版を使用する刷版使用方法であって、 前記品質確認部に不透明液体を滴下した後、2枚の光透
    過性部材で挟んで、その2枚の光透過性部材を所定の間
    隔に調整し、上方又は下方から光を照射して、その照射
    光の透過量によって品質確認を行うことを特徴とする刷
    版使用方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載の刷版の品質を検査する刷版品質検査装置であ
    って、 光透過性を有し、前記品質確認部に不透明液体が滴下さ
    れた刷版を挟む2枚の光透過性部材と、 前記光透過性部材を所定の間隔に調整する部材間隔調整
    手段と、 前記部材間隔調整手段で調整された光透過性部材で挟ま
    れた刷版に対して、上方又は下方から光を照射する光照
    射手段と、 前記光照射手段で照射された光が前記刷版を透過する透
    過量によって品質判定する判定手段とを備えることを特
    徴とする刷版品質検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の刷版品質検査装置にお
    いて、 前記部材間隔調整手段は、前記判定手段の判定結果が不
    良の場合に、良好になるまで前記光透過性部材の間隔を
    変更し、その間隔より印刷補正条件を求めることを特徴
    とする刷版品質検査装置。
  7. 【請求項7】 品質確認部に不透明液体が滴下された刷
    版を挟む2枚の光透過性部材を所定の間隔に調整する部
    材間隔調整工程と、 前記部材間隔調整工程で所定の間隔に配置された光透過
    性部材で挟まれた刷版に対して、上方又は下方から光を
    照射する光照射工程と、 前記光照射工程で照射された光が前記刷版を透過する透
    過量によって品質判定する判定工程とを備える刷版品質
    検査方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の刷版品質検査方法にお
    いて、 前記判定工程の判定結果が不良の場合に、良好になるま
    で前記光透過性部材の間隔を変更し、その間隔より印刷
    補正条件を求める補正条件出力工程を備えることを特徴
    とする刷版品質検査方法。
JP2000337130A 2000-11-06 2000-11-06 刷版とその使用方法、刷版品質検査装置及び刷版品質検査方法 Withdrawn JP2002137558A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000337130A JP2002137558A (ja) 2000-11-06 2000-11-06 刷版とその使用方法、刷版品質検査装置及び刷版品質検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000337130A JP2002137558A (ja) 2000-11-06 2000-11-06 刷版とその使用方法、刷版品質検査装置及び刷版品質検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002137558A true JP2002137558A (ja) 2002-05-14

Family

ID=18812569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000337130A Withdrawn JP2002137558A (ja) 2000-11-06 2000-11-06 刷版とその使用方法、刷版品質検査装置及び刷版品質検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002137558A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1398163A3 (en) * 2002-09-16 2004-08-18 E.I. Du Pont De Nemours And Company Print control for flexographic printing
JP2008238709A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Dainippon Printing Co Ltd 印圧判定方法、凸版印刷機、凸版印刷用の刷版、および凸版印刷機の版胴の刷版の製造方法
EP2712732A2 (en) 2012-09-28 2014-04-02 Fujifilm Corporation Printing relief plate, printing relief plate producing apparatus, printing apparatus, printing pressure determining apparatus, and methods therefor
JP2014069428A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Fujifilm Corp 印刷用凸版、印刷用凸版作成装置、印刷用凸版作成方法、印刷装置、印刷方法、印圧判定装置、及び、印圧判定方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1398163A3 (en) * 2002-09-16 2004-08-18 E.I. Du Pont De Nemours And Company Print control for flexographic printing
US6984478B2 (en) 2002-09-16 2006-01-10 E.I. Du Pont De Nemours And Company Print control for flexographic printing
JP2008238709A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Dainippon Printing Co Ltd 印圧判定方法、凸版印刷機、凸版印刷用の刷版、および凸版印刷機の版胴の刷版の製造方法
EP2712732A2 (en) 2012-09-28 2014-04-02 Fujifilm Corporation Printing relief plate, printing relief plate producing apparatus, printing apparatus, printing pressure determining apparatus, and methods therefor
JP2014069428A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Fujifilm Corp 印刷用凸版、印刷用凸版作成装置、印刷用凸版作成方法、印刷装置、印刷方法、印圧判定装置、及び、印圧判定方法
US9174427B2 (en) 2012-09-28 2015-11-03 Fujifilm Corporation Printing relief plate, printing relief plate producing apparatus, printing apparatus, printing pressure determining apparatus, and methods therefor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11858252B2 (en) Printing form precursor, a process for making the precursor, and a method for preparing a printing form from the precursor
CN103692764B (zh) 具有标记的印版前体以及由该前体制备印版的方法
JP2009276745A (ja) 基板上にパターンを印刷する方法
JP5778141B2 (ja) 基板上に材料を印刷するための方法
JP5363767B2 (ja) フォトマスクの製造方法、パターン転写方法及びデータベース
TW200912517A (en) Method of testing a photomask, method of manufacturing a photomask, method of manufacturing electronic parts, test mask and test mask set
US5776661A (en) Process for imaging of liquid photopolymer printing plates
KR101173731B1 (ko) 다계조 포토마스크 및 그 제조 방법
JP2002137558A (ja) 刷版とその使用方法、刷版品質検査装置及び刷版品質検査方法
CN103941551A (zh) 一种曝光用掩模板、曝光设备及显示用基板的制作方法
US11046092B2 (en) Photopolymer film with UV filtering
JP2001246722A (ja) 刷版及び製版方法
US20220016879A1 (en) Flexographic printing form precursor and a method for making the precursor
JP2020536770A (ja) 追跡用二次元コードを有する印刷版原版及び印刷版、並びにその使用システム
Corey Making PMT halftone prints
JPH09115795A (ja) フォトエッチング焼き付け機のロット番号焼込装置
JPS58214160A (ja) 網グラビア製版法
JPH087388B2 (ja) 原稿照明用反射板の製造方法
JPH08110633A (ja) 印刷版の画像形成方法
JPS58179840A (ja) 電子部品捺印用版の製造方法
JPS58143346A (ja) 網グラビア製版法
JPS61158141A (ja) フオトエツチング装置
JPS6289970A (ja) ステツプタブレツト

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061116

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070928

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080818