JP2002137382A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2002137382A
JP2002137382A JP2000339295A JP2000339295A JP2002137382A JP 2002137382 A JP2002137382 A JP 2002137382A JP 2000339295 A JP2000339295 A JP 2000339295A JP 2000339295 A JP2000339295 A JP 2000339295A JP 2002137382 A JP2002137382 A JP 2002137382A
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paper
ink
drop amount
thickness
ink jet
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JP2000339295A
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Yasumi Tanaka
康己 田中
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面印刷時において用紙に裏映りを生じさせ
ずに良好な印刷を行う。 【解決手段】 画像処理部21は、ホストコンピュータ
25からの印刷データ受信があると、両面印刷の要求か
否かを判断し、両面印刷の要求であれば、印刷開始要求
か否かを判断し、印刷開始要求であれば、印刷指定情報
を取得する。そして、印刷指定情報に基づいてテーブル
から裏映りを生じさせないインクのドロップ量を読み出
し、そのドロップ量と印刷データをエンジン部22に送
信する。エンジン部はドロップ量と印刷データに基づい
てインクジェットヘッド7を駆動し印刷を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面印刷が可能な
インクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】両面印刷が可能なインクジェット記録装
置において、用紙に両面印刷を行う場合、片面に印刷し
た内容がもう片面に映し出されるという裏映りの問題が
ある。すなわち、片面に印刷した内容がもう片面に映し
出されることが発生すると、その上に印刷した内容が見
にくくなり品質の低下を招くことになる。
【0003】これを解決するために特開平7−3147
34号公報では濃度選択手段を設け、両面印刷を行うと
きには濃度選択手段で濃度を低下させて裏映りを防ぐよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、印刷用紙の
種類はメーカ純正の用紙のほか、各種のものがあり、特
に厚さが異なる場合が多い。従って、上述した公報のよ
うに濃度選択手段によって濃度を選択するのでは、両面
印刷の場合に用紙の種類に対応して裏映りが生じない濃
度をオペレータがすべて覚えていなければならず、この
ようなことは実際上は難しく、このため、両面印刷時の
裏映りを確実に無くすことができなかった。そこで、各
請求項記載の発明は、両面印刷時において用紙に裏映り
が生じることはなく、良好な印刷ができるインクジェッ
ト記録装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
両面印刷が可能な用紙搬送機構を備えたインクジェット
記録装置において、用紙の種類に対応して裏映りが生じ
ないインクのドロップ量を設定したテーブルを設け、選
択した用紙の種類に基づいてテーブルからインクのドロ
ップ量を読み出し、この読み出したドロップ量に基づい
てインク吐出を行うことにある。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載のイ
ンクジェット記録装置において、用紙の種類を用紙の厚
さによって分けたことにある。
【0007】請求項3記載の発明は、両面印刷が可能な
用紙搬送機構を備えたインクジェット記録装置におい
て、用紙の厚みに対応して裏映りが生じないインクのド
ロップ量を設定したテーブルを設けるとともに用紙の厚
みを計測する計測手段を設け、計測手段が計測した用紙
の厚みに基づいてテーブルから該当するインクのドロッ
プ量を読み出し、この読み出したドロップ量に基づいて
インク吐出を行うことにある。
【0008】請求項4記載の発明は、両面印刷が可能な
用紙搬送機構を備えたインクジェット記録装置におい
て、用紙の厚みに基づいて裏映りが生じないインクのド
ロップ量を算出する演算手段を設けるとともに用紙の厚
みを計測する計測手段を設け、計測手段が計測した用紙
の厚みに基づいて演算手段にてインクのドロップ量を算
出し、この算出したドロップ量に基づいてインク吐出を
行うことにある。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
いずれか1記載のインクジェット記録装置において、イ
ンクとして、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの
インクを使用してカラー印刷を行う場合に、インクのド
ロップ量を、シアン、マゼンタ、イエローの3色信号中
のグレイ成分を分離する下色除去処理においてシアン、
マゼンタ、イエローの3色をブラックに置換する割合を
変化させて制御することにある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1はインクジェット記録装置の
全体構成を概略的に示した図で、1はドラム、2,3,
4はそれぞれ用紙収納カセット、5は用紙手差し用トレ
イ、6はアライニングローラ、7はインクジェットヘッ
ド、8はこのインクジェットヘッド7にインクを供給す
るインクタンクである。
【0011】印刷時には、前記各用紙収納カセット2,
3,4のいずれかから用紙が搬送路9に送り出され、前
記アライニングローラ6にて用紙の先端が整えられた
後、前記ドラム1に巻き付けられ、このドラム1に巻き
付けられた用紙に対して前記インクジェットヘッド7に
より印刷が行われるようになっている。
【0012】10,11,12は搬送ローラで、片面印
刷時には、ドラム1に巻き付けられた用紙に対する印刷
が終了すると、その用紙がドラム1から分離され、搬送
ローラ10,11,12を経由して筐体13の上部に設
けた搬出部14に搬出されるか、搬送ローラ10及びス
トッカー15内に設けた搬送ローラ16を経由してその
ストッカー15内に排出されるようになっている。な
お、印刷した用紙を前記排出部14に排出するか前記ス
トッカー15に排出するかは選択的に行われるようにな
っている。
【0013】また、両面印刷時には、ドラム1に巻き付
けられた用紙に対する印刷が終了すると、その用紙がド
ラム1から分離され、搬送ローラ10,16を経由して
前記ストッカー15内に一旦排出された後、このストッ
カー15内で上下の向きが反転されてから搬送ローラ1
6を経由して前記用紙収納カセット2に送り込まれ、続
いて、その送り込まれた用紙がこの用紙収納カセット2
から搬送路9に送り出され、前記アライニングローラ6
で用紙の先端が整えられてから前記ドラム1に巻き付け
られ、前記インクジェットヘッド7により残る片面側に
印刷が行われるようになっている。従って、前記ストッ
カー15は両面印刷時の用紙搬送機構の一部を兼ねるよ
うになっている。
【0014】図2は制御部の構成を示すブロック図で、
インクジェット記録装置は、画像処理部21、エンジン
部22及び操作パネル23を備えている。前記画像処理
部21は、CPU31、ROM32、RAM33、I/
O(入出力ポート)34、I/F(インターフェース)
35を設け、これらをバスライン36に接続している。
前記エンジン部22は、ASIC41、CPU42、R
OM43、RAM44を設け、前記ASIC41に前記
インクジェットヘッド7、前記ドラム1や搬送ローラ1
0,11,13,16やインクジェットヘッド7等を駆
動するモータ、ソレノイド45、用紙検出センサ等の各
種センサ46を接続している。前記操作パネル23は液
晶ディスプレイ51、各種ランプ52、各種キーボタン
53を設けている。
【0015】そして、前記画像処理部21のI/Oポー
ト34に前記操作パネル23を接続すると共に双方向パ
ラレル信号線24を介してホストコンピュータ25を接
続し、前記I/F35に前記エンジン部22のASIC
41を接続している。
【0016】前記画像処理部21のRAM33には、図
3に示すように、両面印刷時における用紙の裏映りが生
じないインクのドロップ量を各種用紙A,B,C,…に
対応して設定したテーブル33aが設けられている。な
お、各種用紙A,B,C,…としては、普通紙、光沢紙
などの用紙の種類毎に分けたものであっても、また、用
紙の厚みによって種類分けしたものであってもよい。ま
た、ここではインクのドロップ量を片面印刷のときを1
00%として設定してある。このテーブル33aは電源
がオフされても記憶内容が消去されないようにバッテリ
ーでバックアップされている。
【0017】この装置の画像処理部21は、図4に示す
ように、電源をオンすると、S1にて、CPU31、I
/O34を初期化し、S2にて、I/F35を初期化
し、S3にて、CPU31は印刷データの受信許可をI
/O34に与える。S4にて、ホストコンピュータ25
からの印刷データ受信があると、S5にて、両面印刷の
要求か否かを判断し、両面印刷の要求であれば、S6に
て、印刷開始要求か否かを判断する。なお、受信した印
刷データはビットマップ展開してRAM33に設けた描
画メモリに描画するようになっている。
【0018】そして、印刷開始要求であれば、S7に
て、印刷指定情報を取得する。これは、ホストコンピュ
ータ25において印刷に使用する用紙の種類を設定する
ようになっており、ホストコンピュータ25で用紙の種
類を設定して印刷データをインクジェット記録装置に送
信することになる。
【0019】印刷指定情報を取得すると、S8にて、前
記テーブル33aから指定用紙に基づいたインクのドロ
ップ量を読み出し、S9にて、その読み出したインクの
ドロップ量に基づいた信号をビットマップ展開した印刷
データとともにI/F35を介してエンジン部22のA
SIC41に送信する。
【0020】エンジン部22ではインクジェットヘッド
7を印刷データとインクのドロップ量に基づいて駆動
し、ドラム1に巻き付けられている用紙に対して印刷を
行うようになる。
【0021】このように、インクジェットヘッド記録装
置の画像処理部のRAM33に各種用紙A,B,C,…
に対応してインクのドロップ量を設定したテーブル33
aを設け、ホストコンピュータ25において両面印刷時
の用紙を指定することでテーブル33aから用紙に裏映
りが生じないインクのドロップ量が読み出され、この読
み出されたドロップ量に基づいて用紙に対する印刷が行
われるので、印刷した用紙においては裏映りが生じるこ
とはなく、良好な両面印刷ができる。すなわち、両面印
刷の印刷品質を向上できる。
【0022】しかも、ホストコンピュータ25において
使用する用紙の種類を指定するのみでその用紙に裏映り
を生じさせないインクのドロップ量がテーブル33aに
よって自動的に設定されるので、裏映りのない両面印刷
が確実にできる。
【0023】(第2の実施の形態)この実施の形態にお
いても全体の構成は基本的には前述した第1の実施の形
態と同様である。この実施の形態においては、図5に示
すヘッドギャップ調整機構を設けている。すなわち、イ
ンクジェットヘッド7をラック26に固定し、このラッ
ク26にピニオン27を歯合させ、このピニオン27を
モータ28で回転駆動させて前記ラック26を図中矢印
で示すようにドラム1の面に対して進退させ、これによ
り、前記インクジェットヘッド7とドラム面とのギャッ
プを調整するようにしている。そして、このヘッドギャ
ップ調整機構の前記ラック26に用紙の厚みを計測する
計測手段として、用紙の厚みを検出する用紙厚みセンサ
29を固定している。
【0024】そして、この実施の形態ではホストコンピ
ュータ25において用紙の種類を指定せずにホストコン
ピュータ25からはインクジェット記録装置に対して両
面か片面の印刷要求と印刷データのみが送信されるよう
になっている。また、RAM33に設けたテーブル33
aには用紙の厚み毎に用紙A,B,C,…を種類分け
し、その各用紙A,B,C,…に対して両面印刷時に裏
映りが生じないインクのドロップ量が設定されている。
その他の構成は前述した第1の実施の形態と同様であ
る。
【0025】この実施の形態においては、ホストコンピ
ュータ25から両面印刷要求と印刷データを受信し、印
刷が開始されると、先ず、印刷する用紙が用紙収納カセ
ット2,3,4のいずれかから送り出されてドラム1に
巻き付けられる。そして、ヘッドギャップ調整機構が駆
動され用紙厚みセンサ29によって用紙の厚みが検出さ
れる。これによりテーブル33aから用紙の厚みに対応
したインクのドロップ量が読み出される。
【0026】続いて読み出したインクのドロップ量に基
づいた信号がビットマップ展開された印刷データととも
にI/F35を介してエンジン部22のASIC41に
送信され、エンジン部22ではインクジェットヘッド7
を印刷データとインクのドロップ量に基づいて駆動し、
ドラム1に巻き付けられている用紙に対して印刷を行う
ようになる。
【0027】このように、両面印刷する用紙の厚みが用
紙厚みセンサ29で検出され、その検出した用紙の厚み
に対応した裏映りを生じさせないインクのドロップ量が
テーブル33aから読み出され、この読み出されたドロ
ップ量に基づいて用紙に対する印刷が行われるので、こ
の実施の形態においても前述した実施の形態と同様に印
刷した用紙においては裏映りがなく、良好で品質の高い
両面印刷ができる。
【0028】なお、この実施の形態では用紙の厚みに対
するインクのドロップ量をテーブルを使用して決定する
ようにしたが必ずしもこれに限定するものではなく、用
紙の厚みに基づいてインクのドロップ量を算出する演算
手段を設け、この演算手段にてインクのドロップ量を決
定するようにしてもよい。これは、例えば、用紙の厚み
の上限を0.1mmとし、それに対する用紙厚みセンサ2
9で検出した用紙の厚みの百分率を計算し、片面印刷時
のインクのドロップ量を100%としたときの検出した
用紙のドロップ量を求めることで決定する。
【0029】すなわち、{(検出した用紙の厚み[mm])
/0,1[mm]}×(片面印刷時のインクのドロップ量)
によって決定する。なお、検出した用紙の厚みが0.1
mm以上の場合はすべて100%とする。このように、検
出した用紙の厚みに対するインクのドロップ量を演算に
よって決定しても両面印刷時における裏映りの発生を防
ぐことができる。
【0030】(第3の実施の形態)この実施の形態はカ
ラー印刷を行うインクジェット記録装置に適用したもの
について述べる。従って、インクジェットヘッドとして
は、インクの種類、すなわち、シアンインク(C)、マ
ゼンタインク(M)、イエローインク(Y)及びブラッ
クインク(K)に対応して4本設けられることになる。
なお、この実施の形態においてもインクジェットヘッド
を除く全体の構成は基本的には前述した第1の実施の形
態と同様である。また、この実施の形態は、前述した第
2の実施の形態と同様、図5に示すヘッドギャップ調整
機構を設け用紙の厚みを用紙厚みセンサ29で検出でき
るようになっている。また、ホストコンピュータ25に
おいて用紙の種類を指定せずにホストコンピュータ25
からはインクジェット記録装置に対して両面か片面の印
刷要求と印刷データのみが送信されるようになってい
る。
【0031】なお、カラー印刷においてはホストコンピ
ュータ25から受信したカラーの印刷データをシアン、
マゼンタ、イエローの3色に分けてそれぞれビットマッ
プ展開することになるが、このカラー印刷では、シャド
ー部の濃度を補い黒の締まりを良くすることやインクを
節約しべた付きを防ぐなどの目的でシアン、マゼンタ、
イエローの3色信号中のグレイ成分を分離して墨信号に
置換する、いわゆる下色除去処理が行われる。すなわ
ち、シアン、マゼンタ、イエローのインクのドロップ量
が図6に示すようになっている場合に、例えば、最小ド
ロップ量であるイエローのインクドロップ量に合わせた
図中点線の範囲をブラックのインクに置き換えることで
その部分のインクのドロップ量を1/3に減らすことが
できる。
【0032】そこで、この実施の形態では図6に示すよ
うな範囲のブラックインクへの置き換えを100%とし
て、両面印刷時において裏映りが生じないように、用紙
の厚みに対応してブラックインクへの置き換え率を設定
したテーブルを設ける。すなわち、図7に示すように、
RAM33には、テーブル33aに代えて、印刷用紙の
厚みTに対してシアン、マゼンタ、イエローの3色をブ
ラックに置換する割合を設定したテーブル33bが設け
られている。その他の構成は前述した第1の実施の形態
と同様である。
【0033】このような構成においては、ホストコンピ
ュータ25から両面印刷要求とカラーの印刷データを受
信すると、その印刷データをシアン、マゼンタ、イエロ
ーの3色に分けてビットマップ展開しRAM33に格納
する。
【0034】一方、印刷する用紙が用紙収納カセット
2,3,4のいずれかから送り出されてドラム1に巻き
付けられる。そして、ヘッドギャップ調整機構が駆動さ
れ用紙厚みセンサ29によって用紙の厚みが検出され
る。これによりテーブル33bから用紙の厚みに対応し
たブラックへの置き換え率が読み出される。例えば、検
出した用紙の厚みTが、0.06mm≦T<0.085mm
であったとすると、ブラック置き換え率は80%とな
る。これは、図6の場合に図中一点鎖線で示す部分のシ
アン、マゼンタ、イエローをブラックに置き換えること
を示す。また、検出した用紙の厚みTが、T<0.06
mmであったとすると、ブラック置き換え率は100%と
なる。
【0035】こうして、ビットマップ展開されたシア
ン、マゼンタ、イエローの3色の印刷データが読み出さ
れたブラック置き換え率に基づいてブラックのデータに
置き換えられ、I/F35を介してエンジン部22のA
SIC41に送信され、エンジン部22ではシアン、マ
ゼンタ、イエロー及びブラックの各インクジェットヘッ
ドを駆動してドラム1に巻き付けられている用紙に対し
てカラー印刷を行うようになる。
【0036】このように、用紙の厚みTが小さい場合に
はシアン、マゼンタ、イエローをブラックに置き換える
置き換え率を大きくしてインクのドロップ量を少なく
し、また、用紙の厚みTが大きい場合にはシアン、マゼ
ンタ、イエローをブラックに置き換える置き換え率を小
さくしてインクのドロップ量を多くすることで、用紙に
おける裏映りを目立たなくすることができる。
【0037】このように、カラー印刷する場合において
も両面印刷する用紙の厚みが用紙厚みセンサ29で検出
され、その検出した用紙の厚みに応じて裏映りを生じさ
せないインクのドロップ量がテーブル33bから読み出
されるブラック置き換え率に基づいて決められ、この決
められたインクのドロップ量に基づいて用紙に対するカ
ラー印刷が行われるので、この実施の形態においても前
述した実施の形態と同様に印刷した用紙においては裏映
りが発生せず、良好で品質の高い両面印刷ができる。
【0038】なお、この実施の形態においては用紙厚み
センサ29を使用して用紙の厚みを検出し、その検出し
た用紙の厚みに基づいてテーブルからブラック置き換え
率を読み出してインクのドロップ量を決定するようにし
たが必ずしもこれに限定するものではなく、第1の実施
の形態のようにホストコンピュータ25から用紙の厚み
やその他の用紙の種類を指定し、この指定に基づいてテ
ーブルからブラック置き換え率を読み出してインクのド
ロップ量を決定するようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】各請求項記載の発明によれば、両面印刷
時には、用紙の厚みなど用紙の種類に対応して裏映りが
発生しないインクのドロップ量を決め、このドロップ量
に基づいて印刷を行うので、両面印刷時において用紙に
裏映りが生じることはなく、良好な印刷ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るインクジェッ
ト記録装置の全体構成を概略的に示した図。
【図2】同実施の形態における制御部の構成を示すブロ
ック図。
【図3】同実施の形態で使用するテーブルの構成を示す
図。
【図4】同実施の形態のインクジェット記録装置におけ
る画像処理部の両面印刷処理を示す流れ図。
【図5】本発明の第2の実施の形態で使用するヘッドギ
ャップ調整機構の構成を示す図。
【図6】本発明の第3の実施の形態における下色除去処
理を説明するための図。
【図7】同実施の形態で使用するテーブルの構成を示す
図。
【符号の説明】
1…ドラム 7…インクジェットヘッド 9…用紙搬送路 15…ストッカー 21…画像処理部 33a…テーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面印刷が可能な用紙搬送機構を備えた
    インクジェット記録装置において、用紙の種類に対応し
    て裏映りが生じないインクのドロップ量を設定したテー
    ブルを設け、選択した用紙の種類に基づいて前記テーブ
    ルからインクのドロップ量を読み出し、この読み出した
    ドロップ量に基づいてインク吐出を行うことを特徴とす
    るインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 用紙の種類を用紙の厚さによって分けた
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装
    置。
  3. 【請求項3】 両面印刷が可能な用紙搬送機構を備えた
    インクジェット記録装置において、用紙の厚みに対応し
    て裏映りが生じないインクのドロップ量を設定したテー
    ブルを設けるとともに用紙の厚みを計測する計測手段を
    設け、前記計測手段が計測した用紙の厚みに基づいて前
    記テーブルから該当するインクのドロップ量を読み出
    し、この読み出したドロップ量に基づいてインク吐出を
    行うことを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 両面印刷が可能な用紙搬送機構を備えた
    インクジェット記録装置において、用紙の厚みに基づい
    て裏映りが生じないインクのドロップ量を算出する演算
    手段を設けるとともに用紙の厚みを計測する計測手段を
    設け、前記計測手段が計測した用紙の厚みに基づいて前
    記演算手段にてインクのドロップ量を算出し、この算出
    したドロップ量に基づいてインク吐出を行うことを特徴
    とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 インクとして、シアン、マゼンタ、イエ
    ロー、ブラックのインクを使用してカラー印刷を行う場
    合に、インクのドロップ量を、シアン、マゼンタ、イエ
    ローの3色信号中のグレイ成分を分離する下色除去処理
    においてシアン、マゼンタ、イエローの3色をブラック
    に置換する割合を変化させて制御することを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれか1記載のインクジェット記録
    装置。
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