JP2002136352A - 竹製の机、椅子等の家具 - Google Patents

竹製の机、椅子等の家具

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JP2002136352A
JP2002136352A JP2000336200A JP2000336200A JP2002136352A JP 2002136352 A JP2002136352 A JP 2002136352A JP 2000336200 A JP2000336200 A JP 2000336200A JP 2000336200 A JP2000336200 A JP 2000336200A JP 2002136352 A JP2002136352 A JP 2002136352A
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JP
Japan
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bamboo
furniture
constituent
desk
layers
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JP2000336200A
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English (en)
Inventor
Yukinari Horiuchi
幸成 堀内
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Daiichi Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Kogyo Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B2220/00General furniture construction, e.g. fittings
    • A47B2220/008General furniture construction, e.g. fittings characterised by materials
    • A47B2220/0088Furniture made of bamboo or rattan

Landscapes

  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】竹製構成材を連接して形成した竹製構成層を複
数積層し、原竹の反りを防止すると共に表面硬度を高く
保って、地球環境に適した完全竹製の天板を有する机等
の家具を提供する。 【解決手段】机の天板1や椅子の座板等の家具を形成す
る平板状部材が全て竹製で構成された家具である。平板
状部材を形成する竹製構成材2aを原竹から所定の幅
k、k'、厚さs、長さに切断し、竹製構成材2aを平
面方向に複数接着して板状の竹製構成層2を1層形成す
る。竹製構成層2を複数積重して相互に接着し、表面の
竹製構成層2に表面硬度を高く保持する熱硬化性樹脂5
を含浸し、積重された複数の竹製構成層2…を熱圧によ
り平滑化して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、机の天板や椅子の
座板等の家具を形成する平板状部材が全て竹製で形成さ
れ、環境にやさしい完全竹製天板等を有する家具の技術
分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】学校等で使用される机の天板は、合板の
表面に木目調等の予め決められたパターン模様を印刷し
て成るものが殆んどである。このような合板を机等の家
具に使用するために樹木を伐採して使用し続けると、森
林資源の枯渇をきたし自然破壊に至る。次の樹木の成育
までには15年以上の長年月を必要とし、いずれにして
も地球環境に悪影響を及ぼす問題が生じている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】この点、竹は3年で成長し、素材として利
用が可能となるため、殆んど無尽蔵に使用できる。机の
天板が全部竹で形成された完全竹製の机は今までにな
く、このような完全竹製の机等の家具が製作できれば、
地球環境にやさしく、循環型のリサイクル社会にも貢献
する。
【0005】しかしながら、原竹には「反り」が生じ
る。また、机の天板として使用する場合には表面硬度を
保たなければならないといった問題があり、これらが解
決すべき課題とされている。
【0006】したがって、本発明の目的は、机の天板等
の家具の平板状部材として使用する竹製構成材を、表裏
面を考慮して連接して形成した竹製構成層を複数積層
し、その表面に硬度を高くする樹脂を含浸させて熱圧に
より平滑化することにより、原竹の反りを防止すると共
に表面硬度を高く保って、これからの地球環境に適した
竹製の机、椅子等の家具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明の竹製の机、椅子等
の家具は、机の天板1や椅子の座板等の家具を形成する
平板状部材が全て竹製で構成された家具である。前記平
板状部材を形成する竹製構成材2aを原竹から所定の幅
k、k'、厚さs、長さに切断し、前記竹製構成材2a
を平面方向に複数接着して板状の竹製構成層2を1層形
成する。前記竹製構成層2を複数積重して相互に接着
し、少なくとも表面の竹製構成層2に表面硬度を高く保
持する熱硬化性樹脂5を含浸する。積重された複数の前
記竹製構成層2…を熱圧により平滑化して成ることを特
徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、前記表面の竹製構
成層2に含浸した熱硬化性樹脂5が、特殊変性メラミン
等のメラミン樹脂であることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、前記積重した複数
の竹製構成層2…は、約120℃の温度で14〜15k
g/cm以下の熱圧のプレス加工により平滑に一体化
して成ることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、前記竹製構成層2
を形成する板状の竹製構成材2aは、その竹製構成材2
aの幅k方向に複数連接して接着したことを特徴とす
る。
【0011】請求項5記載の発明は、前記竹製構成材2
aが幅k方向に連接されて成る板状の竹製構成層2を、
表面3、裏面4の繰り返し状態で4層積重して1枚の平
板状部材を形成したことを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、前記竹製構成層2
を形成する板状の各竹製構成材2…は、その竹製構成材
2の厚さs方向に表面3、裏面4の繰り返し状態で複数
連接して接着したことを特徴とする。
【0013】請求項7記載の発明は、前記竹製構成材2
aが厚さs方向に連接されて成る竹製構成層2を2層積
重して1枚の平板状部材を形成したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1〜7に記載した本発明
は、表面が平滑で所定大きさを要する机の天板や椅子の
座板などの家具の平板状部材として好適に実施され、当
該家具の平板状部材が全て竹製で製作されているもので
ある(請求項1参照)。
【0015】以下、家具の平板状部材として机の天板1
に実施する形態を、図面にしたがって説明する。全体形
状は、短手方向の縦の長さが450cm、長手方向の横
の長さが650cmの長方形状に形成されている。この
長方形状の天板を形成する個々の竹製構成材の配置方法
(並べ方)により、図1及び図2に示した横配置型タイ
プ(請求項4、請求項5参照)と、図3及び図4に示し
た縦配置型タイプ(請求項6、請求項7参照)の2種類
のタイプに大別される。
【0016】まず、図1及び図2に示した横配置型タイ
プについて説明する。
【0017】図中符号2が、前記長方形状の机の天板1
の1層を形成する竹製構成層であり、符号2aが前記竹
製構成層2を構成する竹製構成材である。この竹製構成
材2aは、図示を省略した原竹を周方向に切断し、煮て
伸ばした後、絶乾処理を行い、8〜10%の水分を含ま
せる。しかる後、前記竹を所定の幅k、厚さs、長さに
切断して形成されている。本実施形態における竹製構成
材2aは、その幅k=20mm、厚さs=5mm、長手
方向の長さ=650cmである(図2参照)。
【0018】前記竹製構成材2aを平面方向に複数本、
順次接着して板状の前記竹製構成層2を1層形成する
が、本実施形態の場合、竹製構成材2aの幅k方向に複
数本連接する(請求項4)。つまり、竹製構成材2aを
横倒しした状態に敷き並べ、隣接する竹製構成材2a、
2aの長手方向の側面接合部7、7同士を接着剤(水
ビ)で相互に接着して板状の竹製構成材2aを1層形成
する。
【0019】前記のようにして幅k方向に連接されて成
る竹製構成層2を、請求項5のように、表面3と裏面4
の繰り返し状態で4層積重する。すなわち、図2に示し
たように、最上段における竹製構成層2の上面を表面
3、下面を裏面4となるように配置した場合、下の各層
における各竹製構成層2も上面を表面3、下面を裏面4
となる繰り返し状態で4層積重することにより所定の板
厚を形成しつつ、「反り」を可及的に防ぐ。そして、各
層の竹製構成層2、2同士を接着剤(水ビ)で接着して
1枚の天板1が完成する(請求項5)。
【0020】なお、上下の竹製構成層2、2の配置は、
隣り合う一方の竹製構成層2における側面接合部7の位
置が、他方の竹製構成層2における側面接合部7の位置
に対し、上下に一致しない互い違いとなるように配置し
て形成する形態が「反り」を防ぐ上で好ましい(図
2)。この場合、上下の竹製構成層2…の両側端部に位
置する竹製構成材2a…に不揃いが生じるが、突き出る
竹製構成材2aの側面接合部7を上下の竹製構成材2a
の側面接合部7に揃えてカットしてやればよい。
【0021】また、上記の竹製構成層2を1層ずつ順次
積重して接着するのではなく、予め上下2層の竹製構成
層2、2を接着したものを多数製作しておき、その2層
の竹製構成層2、2の一組のもの同士を上下に積重して
4層の竹製構成層2…から成る天板1を完成する形態も
好適に実施される。
【0022】表面の前記竹製構成層2の表面3及び裏面
4に、表面硬度を高く保持する熱硬化性樹脂5を含浸す
る。当該熱硬化性樹脂5としては、特殊変性メラミンが
好適である(請求項2)。特殊変性メラミン5は低公害
であり、経年使用しても変色せず硬度を高く維持するの
で、机の天板1等の使用に好都合である。
【0023】そして、前記4層の竹製構成部層2に対
し、約120℃の温度で14〜15kg/cm以下の
熱圧のプレスをかけることにより、当該4層の竹製構成
層2…が、「反り」を生ずることなく均一に平滑化され
る(請求項3)。しかも、圧熱プレスにより、前記の如
く天板1の表面3と裏面4に含浸された特殊変性メラミ
ン5が竹製構成層2に浸透し、硬度を上げることができ
る。
【0024】次に、図3及び図4に示した縦配置型タイ
プについて説明する。
【0025】個々の竹製構成材2aの構成は、上記した
横配置型タイプの態様と略同様であるが、本実施形態で
使用される竹製構成材2aの大きさは、前記横配置型タ
イプのものを長手方向に2分割した大きさであって、幅
k'=10mm、厚さs=5mm、長手方向の長さ=6
50cmである(図4参照)。
【0026】この縦配置型タイプの竹製構成材2aを、
平面方向に複数本連接して板状の竹製構成層2を1層形
成するが、本実施形態の竹製構成材2aは、図4に示し
たように、竹製構成材2aの厚さs方向に表面3と裏面
4の繰り返し状態で複数本連接して接着されている(請
求項6)。つまり、竹製構成材2aを起立した状態に順
次並べ、隣接する竹製構成材2a、2aの表面3と裏面
4同士を、接着剤(水ビ)で相互に接着して1層の竹製
構成層2が形成されている。当該竹製構成層2を上下に
2層積重し、上下の竹製構成層2、2同士を接着剤で相
互に接着して「反り」を可及的に防止する(請求項
7)。
【0027】そして、この縦配置型タイプの本実施形態
によっても、上記横配置型タイプと同様に、表面の竹製
構成層2に含浸されたメラミン樹脂5によって、変色す
ることなく、表面硬度を高く維持すると共に、圧熱プレ
スにより「反り」を完全に防止する。また、当該竹製構
成層2の表裏面3、4に含浸された特殊変性メラミン5
の浸透により一層硬度を上げることができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1〜7に記載の本発明に係る竹製
の机、椅子等の家具は、その平板状部材全体が竹製で構
成され、竹製構成材の表裏面を互い違いに連接した竹製
構成層を積層し、その表面に硬度を高く保持する特殊変
性メラミン(熱硬化性樹脂)を含浸させて熱圧により平
滑化されているので、経年使用によっても「反り」が生
ずる虞れがなく、また表面硬度を高く維持して変色せ
ず、高品質で耐久性、安全性に優れた完全竹製の天板等
を有する家具の提供が実現される。
【0029】本発明の家具を形成する竹の成育期間は3
年と短期であり、低コストで無尽蔵に使用できる上、竹
のもつ殺菌効果やリサイクルによる浄化にも優れて環境
にやさしく、循環型のリサイクル社会にも貢献する。
【0030】さらに、本発明の家具の竹製構成材に含浸
された特殊変性メラミンには、シーリング効果がある
上、所謂カケも軽減され、低公害で防虫、防カビといっ
た副次的効果にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態(横配置型タイプ)の机の天板を
示した全体図である。
【図2】図1のコーナー部分を示した拡大図である。
【図3】第2実施形態(縦配置型タイプ)の机の天板を
示した全体図である。
【図4】図3のコーナー部分を示した拡大図である。
【符号の説明】
1 天板 2 竹製構成層 2a 竹製構成材 5 特殊変性メラミン(熱硬化性樹脂) 7 側面接合部 k、k' 幅 s 厚さ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】机の天板や椅子の座板等の家具を形成する
    平板状部材が全て竹製で構成された家具であって、前記
    平板状部材を形成する竹製構成材が原竹から所定の幅、
    厚さ、長さに切断され、当該竹製構成材が平面方向に複
    数接着されて板状の竹製構成層が1層形成され、当該竹
    製構成層が複数積重し相互に接着されて成り、少なくと
    も表面の竹製構成層に表面硬度を高く保持する熱硬化性
    樹脂が含浸され、積重された複数の前記竹製構成層が熱
    圧により平滑化されて成ることを特徴とする竹製の机、
    椅子等の家具。
  2. 【請求項2】表面の竹製構成層に含浸された熱硬化性樹
    脂が、特殊変性メラミン等のメラミン樹脂であることを
    特徴とする、請求項1に記載した竹製の机、椅子等の家
    具。
  3. 【請求項3】積重された複数の竹製構成層は、約120
    ℃の温度で14〜15kg/cm以下の熱圧のプレス
    加工により平滑に一体化されて成ることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載した竹製の机、椅子等の家具。
  4. 【請求項4】竹製構成層を形成する竹製構成材は、その
    竹製構成材の幅方向に複数連接して接着されていること
    を特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載した
    竹製の机、椅子等の家具。
  5. 【請求項5】竹製構成部材が幅方向に連接されて成る竹
    製構成層が、表裏面の繰り返し状態で4層積重されて1
    枚の平板状部材が形成されていることを特徴とする、請
    求項4に記載した竹製の机、椅子等の家具。
  6. 【請求項6】竹製構成層を形成する板状の各竹製構成材
    は、その竹製構成材の厚さ方向に表裏面の繰り返し状態
    で複数連接して接着されていることを特徴とする、請求
    項1〜3のいずれか1項に記載した竹製の机、椅子等の
    家具。
  7. 【請求項7】竹製構成材が厚さ方向に連接されて成る竹
    製構成層が、2層積重されて1枚の平板状部材が形成さ
    れていることを特徴とする、請求項6に記載した竹製の
    机、椅子等の家具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103989315A (zh) * 2014-04-10 2014-08-20 安徽大恒竹木有限公司 竹制大班台

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103989315A (zh) * 2014-04-10 2014-08-20 安徽大恒竹木有限公司 竹制大班台

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