JP2002136160A - 熱電発電器 - Google Patents

熱電発電器

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JP2002136160A
JP2002136160A JP2000329370A JP2000329370A JP2002136160A JP 2002136160 A JP2002136160 A JP 2002136160A JP 2000329370 A JP2000329370 A JP 2000329370A JP 2000329370 A JP2000329370 A JP 2000329370A JP 2002136160 A JP2002136160 A JP 2002136160A
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heat
water
thermoelectric
power
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JP2000329370A
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Osamu Takahashi
理 高橋
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 河川の水量の変化等に関係なく、常時十分
な発電電力で発電できる熱電発電器を提供すること。 【解決手段】温度差によって発電する熱電素子21を備
える熱電発電器1であって、熱電素子21を挟持するよ
うに配置される放熱部22および吸熱部23を備えると
ともに、放熱部22および吸熱部23の一方を水没させ
た状態で、熱電発電器1を水面に浮かせることができる
浮き部材3が設けられている。浮き部材3によって、河
川10の水位変化等に自動的に追従するので、放熱部2
2と吸熱部23とのどちらか一方は水没するから、放熱
部22と吸熱部23との間に温度差を得て、常時十分な
発電電力で発電できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度差によって発
電する熱電素子を備える熱電発電器に関する。
【0002】
【背景技術】アウトドアなどに用いられる電源として
は、電池やエンジン発電機等が主流であった。しかし、
通常の電池は、使用済み電池の廃棄が環境に影響する問
題がある。また、充電式電池の場合は充電に時間がかか
るため、アウトドアでの連続的な使用には不都合を生じ
ていた。一方、ガソリン等を燃料とするエンジン発電機
は、発電量が大きいという長所はあるものの、動作音が
大きいという短所があり、例えばキャンプ場等の静寂な
自然の中で使用するものとしては不向きであり、用途が
限られるという問題があった。
【0003】そこで、安全かつ静かな電源として、ぜん
まいばねバッテリを使用した発電機が開発されている
(特開平05−284690号公報参照)。しかし、ぜ
んまいバッテリに使用されるぜんまいは、比較的エネル
ギー密度が低いので、頻繁に巻く必要があり、連続的な
使用には不向きであった。
【0004】そこで、安全かつ静かで、しかも連続的な
使用にも対応可能な電源として、温度差によって発電す
る熱電素子を備える熱電発電器を利用した技術が開発さ
れている(特開平10−150787号公報参照)。
【0005】この特開平10−150787号公報の技
術では、熱入力部(吸熱部)に触媒燃焼熱による熱源を
確保し、放熱部を空冷または水冷して放熱を可能とする
ことで温度差を得て、電力を獲得している。また、吸熱
部に特別な熱源を用いずに、空気と水との温度差を利用
して電力を獲得する熱電発電器もある。熱電発電器は、
このようにして温度差を得て電力を獲得している。以上
のことを考慮すれば、例えば、アウトドアでの使用にお
いて、河川の水温が気温に比べて低いときは、熱電発電
器を川底に固定して、放熱部を常に水中に浸すようにす
れば、空気と水との間の温度差が得られるので、電力の
獲得が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、常に河
川の水に放熱部を浸すように設置することは、河川の水
位の変化に対応させることが難しく、常時十分な発電量
を得ることが難しいという問題がある。すなわち、熱電
発電器を放熱部のみが水没するように川底に設置して
も、河川の水量が増して吸熱部も水没したり、逆に、水
量が減少して放熱部も空気中に露出し、放熱部と吸熱部
との温度差が小さくなって発電電力が小さくなってしま
うことがあるからである。
【0007】本発明の目的は、河川の水量の変化等に関
係なく、常時十分な発電電力で発電できる熱電発電器を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の熱電発電器は、
温度差によって発電する熱電素子を備える熱電発電器で
あって、前記熱電素子を挟持するように配置される放熱
部および吸熱部を備えるとともに、前記放熱部および前
記吸熱部の一方を水没させた状態で、熱電発電器を水面
に浮かせることができる浮き部材が設けられていること
を特徴とするものである。
【0009】このように構成すれば、本発明の熱電発電
器を河川等に投入すると、浮き部材は、放熱部と吸熱部
のどちらか一方が水没した状態で、熱電発電器を水面に
浮かせるので、河川等の水位が変化しても、その変化に
自動的に追従するから、放熱部と吸熱部のどちらか一方
は常に空気中にさらされるとともに、他方は常に水中に
浸される。このため、水温が気温よりも低いときは放熱
部を水中に浸すように浮き部材を設け、一方、水温が気
温よりも高いときは吸熱部を水中に浸すように浮き部材
を設ければ、放熱部と吸熱部との間に温度差を得て、電
力を獲得することができる。従って、本発明の熱電発電
器は、河川の水量が変化しても、その変化等に関係なく
常時十分な発電電力で発電できる。
【0010】また、前記放熱部と前記吸熱部とは、上下
に配置されるとともに、前記放熱部と前記吸熱部との間
に前記浮き部材が設けられていることが好ましい。この
ように構成すれば、放熱部と吸熱部との間に備えられる
浮き部材が水面に浮くので、放熱部と吸熱部のどちらか
一方は必ず空気中にさらされるとともに、他方は必ず水
中に浸されるので、より確実に放熱部と吸熱部との間に
温度差を得て、電力を獲得することができる。また、放
熱部と吸熱部の間に浮き部材を設けたので、水温が気温
よりも高いために吸熱部を水中に浸す場合と、水温が気
温よりも低いために放熱部を水中に浸す場合とで、熱電
発電器を上下に反転させるだけで、簡単に放熱部と吸熱
部の位置を変更して対応できる。
【0011】さらに、前記吸熱部は水面上に露出されて
いるとともに、前記吸熱部の上面は、黒色に塗装されて
いることが好ましい。このように構成すれば、吸熱部の
上面を黒く塗装しているので、特に晴れの日の日中に
は、吸熱部の上面に太陽光が注がれた際に、より一層多
くの太陽光が吸収されて吸熱部上面の温度が上昇するか
ら、水没された放熱部との間でより一層大きな温度差を
確保でき、発電電力もより大きくできる。
【0012】また、熱電発電器を係留する係留手段が設
けられることが好ましい。この係留手段としては、川底
等に沈めて係留可能な錨や、川岸の木や岩などに係留可
能なロープなどを使用できる。このように構成すれば、
河川等に熱電発電器を投入した際に、係留手段により係
留できるので、河川の水流によって流されることがなく
なるから、熱電発電器の紛失を防止して、確実に電力を
得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態について、
図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施の
形態に係る熱電発電器1を河川10に浮かべた際の様子
を示す断面図である。図1に示すように、第1実施形態
に係る熱電発電器1は、略円柱状の熱電発電器本体2
と、浮き部材3と、係留手段である錨部材4と、を備え
て構成される。
【0014】熱電発電器本体2は、熱電素子21と、放
熱部22と、吸熱部23と、パッキン24と、電気回路
25と、断熱ケース26と、を備えて構成される。熱電
素子21は、その下部に設けられた放熱部22と、上部
に設けられた吸熱部23と、によって上下方向に挟持さ
れる。
【0015】熱電素子21は、熱伝導板212と熱伝導
板213の間に、BiTe系合金やPbTe系合金製で
ある複数対の熱電対211を挟んで形成される。熱伝導
板212および熱伝導板213は、熱伝導性を有すると
ともに、平面円形状に形成される。熱伝導板212は、
吸熱部23の下面に密着し、熱伝導板213は、放熱部
22の上面に密着している。
【0016】BiTe系合金製の熱電対211は、温度
差が1〜2度であり、面積が1cm 2あれば、10μW
の発電電力を出力できる。従って、本実施形態のよう
に、比較的大きな熱電発電器1では、例えば、面積を1
000倍(1000cm2)にでき、また、放熱部22
を水没させているので、温度差も10℃以上確保可能な
ため、通常であれば、1Wの発電電力を確保できる。特
に、発電電流と発電電圧とは、ともに温度差に比例し、
電力は温度差の2乗に比例して増加するので、温度差が
大きくなれば、より大きな電力を発電できる。
【0017】一方、昨今の電気機器50は、比較的消費
電力が小さく、1W程度の電力で動作する製品が多い。
例えば、ラジオは300mWの電力で動作し、携帯電話
機による通話時でも1Wの電力で動作する。つまり、少
なくとも1W程度の電力があれば、照明機器やラジオ、
携帯電話機、携帯情報端末(PDA)、ゲーム機、充電
器などの様々な電気機器50を動作させることができ
る。
【0018】放熱部22は、熱伝導性を有するアルミニ
ウム製である。放熱部22の上面は、熱電素子21の熱
伝導板213と密着されている。一方、放熱部22の下
側は、フィン状に形成されるとともに、河川10に接す
るよう外部に露出して形成される。
【0019】吸熱部23は、熱伝導性を有するアルミニ
ウム製である。吸熱部23の下面は、熱電素子21の熱
伝導板212と密着されている。一方、放熱部22の上
面は、黒色に塗装されている。
【0020】パッキン24は、Oリング等のシール材で
構成される。また、パッキン24は、熱電発電器本体2
の内部への浸水を防ぐように、放熱部22および吸熱部
23と断熱ケース26との間に配置される。
【0021】電気回路25は、放熱部22と吸熱部23
との間に配置され、熱電素子21によって発電した電気
を一定電圧にして外部の電気機器50に出力できるよう
に構成される。電気回路25は、具体的には、図2に示
すように、ブリッジ整流回路251と、三端子レギュレ
ータやツェナーダイオードなどからなる定電圧回路25
2と、コンデンサ253と、ケーブル254と、を備え
て構成される。
【0022】ブリッジ整流回路251は、熱電素子21
から出力される電流の流れる方向が変化しても、一定方
向の電流を出力する。定電圧回路252は、ブリッジ整
流回路251から出力される電流を一定電圧にして供給
する。ケーブル254の先端には、ジャックが設けられ
ており、そのジャックに電気機器50のプラグを差込む
ことで通電可能に構成される。
【0023】断熱ケース26は、熱伝導性を有さないプ
ラスチック製であり、放熱部22と吸熱部23との間の
熱伝導を防止し、かつ熱電素子21や電気回路25を保
護している。また、断熱ケース26には、ケーブル25
4を通すことができる開口部261が形成される。その
際、図示しないシール材によって、その開口部261を
介して外部から水が入らないようにされている。
【0024】浮き部材3は、木製かつドーナツ形に形成
される。また、浮き部材3は、熱電発電器本体2の厚さ
よりも、小さな厚さに形成される。さらに、浮き部材3
は、水面への接触面積を比較的大きくし、転覆すること
なく水面での安定性が保たれるように形成される。
【0025】浮き部材3は、熱電発電器本体2の側面に
ある断熱ケース26に取り付けられる。その際、浮き部
材3は、放熱部22と吸熱部23との間に位置するよう
に取り付けられる。つまり、熱電発電器1の上部から吸
熱部23、浮き部材3、放熱部22の順番に位置するよ
うに構成される。
【0026】また、浮き部材3には、ケーブル254を
通すことが可能な開口部31が形成される。さらに、浮
き部材3には、上面と下面を貫通するように、後述する
錨部材4のロープ41を通すことが可能な開口部32が
形成される。
【0027】錨部材4は、ロープ41と、ロープ41の
一端が取り付けられた錨42と、を備えて構成される。
ロープ41は、一般的なロープであり、十分な強度を有
する。錨42は、熱電発電器1が水流に流されないよう
に十分な重さを備える。
【0028】第1実施形態の熱電発電器1の動作につい
て説明する。まず、水温の方が気温よりも低い時の動作
について説明する。
【0029】河川10に熱電発電器1を投入すると、浮
き部材3により熱電発電器1は河川10の水面に浮くた
め、吸熱部23の上面は常に空気中にさらされる。一
方、放熱部22は、常に水中に浸される。このとき河川
10の水面の変化にあわせて常に熱電発電器1は追従す
る。また、熱電発電器1は、錨部材4により、河川10
の水流によって流されないように係留される。
【0030】この際、吸熱部23は空気中にあり、放熱
部22は水没しているため、温度差が生じ、熱電素子2
1で発電が行われる。従って、ケーブル254を電気機
器50に接続すれば、電気機器50を使用できる。
【0031】また、日中であれば、太陽からの光が、こ
の熱電発電器1つまり吸熱部23に注がれる。そのた
め、熱電素子21の熱伝導板212には、大気温に加え
て、吸熱部23に注がれた太陽光からの熱も伝導する。
これにより、熱電対211の両端間には、より大きな温
度差が生じ、より大きな電力が発生する。
【0032】なお、発生した電力は、ブリッジ整流回路
251、定電圧回路252、コンデンサ253およびケ
ーブル254を介して、電気機器50に伝送される。
【0033】一方、河川10に温水が湧き出していた
り、季節が冬のために水温の方が気温よりも高くなって
いる時の動作について説明する。なお、水温の方が気温
よりも高いため、水中にある放熱部22は吸熱部の役割
を果たし、空気中の吸熱部23は放熱部の役割を果たす
ことになる。以下、放熱部22を吸熱部Aとし、吸熱部
23を放熱部Bとして説明する。
【0034】熱電素子21の熱伝導板212には、放熱
部Bの温度である大気温が伝導する。一方、熱伝導板2
13には、吸熱部Aの温度である河川10の水温が伝導
する。これにより、熱電対211の両端間には、温度差
が生じ電力が発生する。
【0035】発生した電力は、ブリッジ整流回路25
1、定電圧回路252、コンデンサ253およびケーブ
ル254を介して、電気機器50に伝送される。この
際、発電した電力の電流は、熱伝導板212と熱伝導板
213の温度の高低の逆転に伴って、前述の水温の方が
気温よりも低い場合とは逆方向に流れる。しかしなが
ら、ブリッジ整流回路によって、前述と同じ方向の電流
が定電圧回路252に出力されるため、ケーブル254
等はそのまま電気機器50に接続すればよい。
【0036】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果が得られる。 (1)浮き部材3が水面に浮くので、河川10の水位が
変化しても、熱電発電器1は、その変化に自動的に追従
するから、常に吸熱部23は空気中にさらされるととも
に、常に放熱部22は水中に浸される。このため、水温
と気温との差がある限り、放熱部22と吸熱部23との
間には常に温度差が発生し、電力を獲得することができ
る。従って、熱電発電器1を水面に浮かべるだけで、電
力を獲得でき、熱電発電器1の設置も容易に行うことが
できる。
【0037】(2)吸熱部23の上面を黒色に塗装した
ので、太陽光が照射されていれば、より一層多くの太陽
光を吸収するので、吸熱部23の温度を上昇でき、より
一層大きな温度差を確保できる。ひいては、より大きな
電力を獲得できる。 (3)放熱部22の水に接する部分をフィン形状にした
ので、水に接する表面積が大きくなるから、効率よく放
熱できる。この点でも、大きな温度差を迅速に確保で
き、発電電力も大きくなる。
【0038】(4)河川10に熱電発電器1を投入した
際に、錨部材4により固定できるので、河川10の水流
によって流されることがなくなるから、熱電発電器1の
紛失を防止して、確実に電力を得ることができる。特
に、水流が速いと、放熱部22の放熱効果が大きくな
り、大きな温度差を迅速に確保でき、発電電力も大きく
なる。また、錨部材4によって好きな位置に熱電発電器
1を設置できるので、電気機器50の近傍に置いて使用
することができる。
【0039】(5)放熱部22および吸熱部23をアル
ミニウム製としたので、アルミニウムは金属の中でも比
較的軽いから、小さな浮き部材3でも簡単に河川10に
浮かべることができるとともに、持ち運びやすくなる。
【0040】(6)浮き部材3を木製としたので、簡単
に製造加工できるとともに、耐久性を確保できる。 (7)浮き部材3を、ドーナツ形状にしたので、水位が
変化しても、比較的安定感を確保できる。
【0041】(8)定電圧回路252を備えたので、不
整な電力を一定電圧の電力に変換して、電気機器50に
安定して供給することができる。 (9)ブリッジ整流回路251を備えたので、水温が気
温より高くなり熱電素子21に発生する電流の方向が逆
転しても、わざわざ回路を変更する必要がないから、手
軽に電力を得ることができる。また、自動的に電流の方
向を制御するので、放熱部22と吸熱部23の上下を気
にすることなく、気温より水温の低い夏や、気温より水
温の高い冬など年間を通して使用できるから、常設の発
電器として利用できる。
【0042】(10)熱電発電器1は、河川10に浮か
べるだけで発電できるので、騒音の発生がほとんどない
から、静寂を保ちながら発電できる。 (11)熱電素子21は、回転して発電するようなメカ
部分を備えないので、メカ部分を備える場合に比べて、
比較的構成部品の消耗を抑えることができるから、熱電
発電器1を長期間使用でき、コストを抑えることができ
る。
【0043】(12)熱電発電器1は、発電に伴って、
ガソリンやガスなどの燃料を使用しないので、手間がか
からず簡単に利用できる。さらに、省エネにも対応し、
かつ排ガス等を発生しないから、環境に配慮することが
できる。 (13)熱電発電器1は、比較的横長に形成されるの
で、河川10の浅い場所に設置して発電させることがで
きる。
【0044】本発明の第2実施形態について、図3を参
照して説明する。なお、前記第1実施形態と同一または
相当構成品には同じ符号を付し、説明を省略または簡略
する。図3に示すように、第2実施形態に係る熱電発電
器100は、略円柱状の熱電発電器本体2と、浮き部材
3と、係留手段であるロープ4Aと、を備えて構成され
る。
【0045】熱電発電器本体2は、熱電素子21と、放
熱部22と、吸熱部23と、パッキン24と、電気回路
25と、ケース26と、ガスボンベ27と、カバー28
と、を備えて構成される。
【0046】熱電素子21は、放熱部22と吸熱部23
とに挟持され、吸熱部23の両外側に配置される。熱電
素子21は、前記第1実施形態に使用された熱電素子2
1と同じものを横方向にして配置される。その際、熱伝
導板212が吸熱部23に接するように配置され、熱伝
導板213が放熱部22に接するように配置される。
【0047】放熱部22は、熱伝導性を有するアルミニ
ウム製である。また、放熱部22は、四側面の外側にフ
ィン状を有する直方体形容器である。吸熱部23は、先
端がテーパ状に絞られたアルミニウム製の直方体形容器
であり、耐熱性を有する。その内部には、ガスと反応し
て熱を発生させる触媒が設置されている。吸熱部23に
は、内部に溜まる排気ガスを外部に排出したり、外部か
らの空気を注入する図示しない通気管が取り付けられて
いる。
【0048】ガスボンベ27は、一般的に使用されるカ
セットコンロ用のブタンガスボンベである。このガスボ
ンベ27は、熱電発電器本体2の上側に取り付けられ
る。ガスボンベ27の下側に吸熱部23が取り付けられ
る。カバー28は、ガスボンベ27を固定可能なプラス
ティック製の蓋である。このカバー28には、ケーブル
を通すことができる開口部261が形成される。
【0049】浮き部材3の形状は、前記第1実施形態と
同様である。浮き部材3は、放熱部22が水没するよう
に、放熱部22の上部の高さ位置で、かつケース26の
側面に取り付けられる。ロープ4Aは、前記第1実施形
態のロープ41と同じものである。
【0050】第2実施形態の熱電発電器1の動作につい
て説明する。予め、ロープ4Aの一端を浮き部材3の開
口部32に通し、浮き部材3の下面にて、その一端を結
んで、開口部32からロープ4Aが外れないように固定
する。次に、河川10の縁にあたる壁6に設けられた取
り付け具61にロープ4Aの他端を取り付けて、係留す
る。
【0051】河川10に熱電発電器1を投入すると、浮
き部材3により熱電発電器1は河川10の水面上に浮く
ため、放熱部22は水没する。このとき河川10の水面
の変化にあわせて常に熱電発電器1は追従する。
【0052】ケーブル254を電気機器50に接続する
とともに、ブタンガスを噴射して、通気管から注入され
た空気と混合し、触媒にて反応させ、吸熱部23を加熱
する。熱電素子21の熱伝導板212には、触媒の燃焼
熱が伝導する。一方、熱伝導板213には、河川10の
水温が伝導する。これにより、熱電対211の両端間に
温度差が生じ電力が発生する。
【0053】発生した電力は、ブリッジ整流回路25
1、定電圧回路252、コンデンサ253およびケーブ
ル254を介して、電気機器50に出力される。これに
より、電気機器50は動作する。
【0054】このような本実施形態によれば、前記第1
実施形態の効果(1),(3)〜(11)と同様な効果
に加えて、以下のような効果がある。 (14)ガスボンベ27や触媒などの燃料を使用して吸
熱部23を加熱しているので、より大きな温度差を得る
ことができ、大きな電力を獲得できる。そのため、使用
できる電気機器50の機種が増加する。
【0055】(15)熱電発電器1は、比較的縦長に形
成されるので、狭い場所にも設置して発電させることが
できる。 (16)係留手段としてロープ4Aを用いたので、錨を
設ける場合に比べて、全体の重量が軽くなるため、携帯
性に優れる。また、ロープ4Aを束ねることにより収納
性も向上できる。
【0056】なお、本発明は、前記第1実施形態および
第2実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的
を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる
ものである。例えば、図4に示すように、電気回路25
として、ブリッジ整流回路251を備えない電気回路1
25を用いてもよい。このようにすれば、電気回路12
5の製造コストを抑えることができる。さらに、熱電発
電器1の製造コストを抑えることができ、かつ熱電発電
器1の軽量化も図れる。
【0057】また、熱電素子21は直流出力なので、図
5に示すように、ケーブル254を介して電気機器50
と直接接続してもよい。この場合、電気回路の製造コス
トをより抑えることができる。ただし、図4、図5のよ
うな電気回路では、ブリッジ整流回路251がないた
め、例えば、図1の熱電発電器1のような構成の熱電発
電器に電気回路125を用いた場合、水が冷たい場合と
温かい場合とで電流の向きが反転してしまう。従って、
水温が高いときには熱電発電器1を上下反転し、吸熱部
23を水中にいれ、放熱部22を空気中に露出させれば
よい。
【0058】熱電発電器本体2を略円柱状としたが、こ
れに限らず、直方体等の他の形状に形成されてもよい。
放熱部22および吸熱部23は、アルミニウムで構成し
たが、アルミニウムに限らず、銅などでもよく、つまり
は熱伝導性のある材料であればよい。
【0059】断熱ケース26は、プラスチック製に限ら
ず、その他の断熱性のある材料でもよい。熱電素子21
の熱伝導板212,213を平面円形状としたが、これ
に限らず平面正方形等のその他の形状でもよく、その
際、放熱部22および吸熱部23と密着すればよい。
【0060】なお、浮き部材3は、木製に限らず水面に
浮くものであればプラスチック等の他の材料でもよい。
そのようにすれば、熱電発電器全体の重量を軽量化で
き、携帯性が向上する。また、浮き部材3は、浮き輪の
ように空気を入れて膨らませて使用するものでもよい。
このようにすれば、使用しないときには、空気を抜い
て、浮き部材3を小さくできるので、収納性と携帯性を
向上できる。さらに、浮き部材3の形状は、ドーナツ状
に限らず、熱電発電器1を水面に浮かせることができれ
ば、矩形状等の他の形状でもよい。
【0061】また、浮き部材3は、一体型のものに限ら
ず、別体型のものを複数取り付けた構成としてもよい。
このようにすれば、浮き部材を構成する材料を減らすこ
とができるから、軽量化により携帯性を確保できるとと
もに、製造コストを抑えることができる。さらに、浮き
部材3の厚さ等の大きさは、熱電発電器1を水面に安定
して浮かせることができれば、任意に設定してよい。
【0062】第1実施形態の吸熱部23の表面を黒色に
塗装したが、熱を効率よく吸収できれば、黒色に塗装し
なくてもよい。その際、熱吸収率を向上させるような材
料が使用されてもよい。吸熱部23は、熱を吸収し易い
ようにフィン形状に形成されてもよい。このようにすれ
ば、熱電発電器1の表裏を気にすることなく水中に投入
することができる。
【0063】放熱部22は、フィン形状に形成された
が、熱交換を効率よく行えれば、フィン形状でなくても
よい。
【0064】係留手段は、錨部材4やロープ4Aに限ら
ず、モータとスクリュとを備えて構成されたものでもよ
い。このモータは、熱電発電器1で発電した電力の一部
を流用して駆動すればよく、スクリュの回転を河川10
の流れをうち消すスピードに設定することで、一定の場
所に維持できるため、係留手段とすることができる。
【0065】また、熱電発電器1,100を船の形に形
成し、舵を取り付け、この舵とモータとを遠隔操作でき
るようにすれば、自分自身で発電しながらコントロール
可能な船とすることができ、電池を使うことなく水遊び
を楽しむことができる。さらに、ケーブル254で発電
電力を外部に出力していたが、熱電発電器1,100の
内部(電気回路25部分)に充電式電池を取り付け可能
にし、充電用に使用してもよい。
【0066】また、熱電発電器1,100は、発電した
電力を利用して、任意の場所、任意の用途に使用でき
る。例えば、熱電発電器1,100に、河川等の水温や
水質等を測定する測定器と、その測定した結果を通信す
る通信機とが備えられていれば、発電した電力を用い
て、測定器で河川等の水質等を測定し、通信機で通信で
きるので、本部等に対して容易に連絡できる。従って、
山奥などの人間が入りにくいような河川等の水質等を測
定するような場合にも、一度熱電発電器が組み込まれた
測定器を設置すれば、何度も足を運ぶ必要がないから、
容易に河川等の水質等を把握できる。
【0067】また、熱電発電器1,100は、キャンプ
等のアウトドアにおける電源として使用してもよい。こ
のようにすれば、エンジン発電機等に比べて、静かに発
電できるので、自然の静寂を保つことができる。
【0068】さらに、熱電発電器1,100は、火力発
電所やゴミ処理場等の廃熱による温水を利用して、熱電
素子21に温度差を獲得して発電してもよい。このよう
にすれば、廃棄する熱エネルギを有効に利用して、省エ
ネルギに対応でき、環境に配慮することができる。
【0069】また、熱電発電器1,100は、畑や花
壇、庭等へ散水するポンプの電源として使用してもよ
い。その際、例えば、散水用の水をバケツ等に溜めてお
き、その水の中に熱電発電器1,100を投入し、その
水と空気との温度差を利用して発電させ、その電力を利
用すればよい。このようにすれば、エネルギを有効に利
用して、省エネルギに対応でき、環境に配慮することが
できる。
【0070】さらに、熱電発電器1,100は、庭園や
公園等の灯りの電源として利用してもよい。その際、例
えば、庭園や公園等にある池などの水の中に熱電発電器
1,100を投入し、その水と空気との温度差を利用し
て発電させ、その電力を利用すればよい。このようにす
れば、エネルギを有効に利用して、省エネルギに対応で
き、環境に配慮することができる。
【0071】また、熱電発電器1,100は、河川や
湖、海、プールなどの水温管理装置や水質管理装置の電
源として使用してもよい。その際、それぞれの水中に熱
電発電器1,100を投入し、その水と空気との温度差
を利用して発電させ、その電力を利用すればよい。この
ようにすれば、エネルギを有効に利用して、省エネルギ
に対応でき、環境に配慮することができる。
【0072】さらに、熱電発電器1,100は、浄水器
や冷却器等の電源として使用してもよい。その際、例え
ば、水道水と空気との温度差を利用して発電させ、その
電力を利用すればよい。このようにすれば、エネルギを
有効に利用して、省エネルギに対応でき、環境に配慮す
ることができる。
【0073】要するに、本発明の熱電発電器は、水(冷
水もしくは温水)と空気のある場所であればよく設置で
き、様々な機器の電源として利用できる。また、その大
きさは、必要な電力や確保可能な温度差によって設定す
ればよい。
【0074】また、動きのないプール等の水流があまり
発生しない場所では、係留手段は、なくてもよい。その
際、ケーブル254が係留手段の代わりとなってもよ
い。さらに、熱電発電器1,100を、バケツや、子供
用のプール、風呂等に入れた水に投入して使用してもよ
い。このようにすれば、エネルギを有効に利用して、省
エネルギに対応でき、環境に配慮することができる。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、本発明の熱電発電器を
河川等に投入すると、浮き部材は、放熱部と吸熱部のど
ちらか一方が水没した状態で、熱電発電器を水面に浮か
せるので、河川等の水位が変化しても、その変化に自動
的に追従するから、放熱部と吸熱部のどちらか一方は常
に空気中にさらされるとともに、他方は常に水中に浸さ
れる。このため、水温が気温よりも低いときは放熱部を
水中に浸すように浮き部材を設け、一方、水温が気温よ
りも高いときは吸熱部を水中に浸すように浮き部材を設
ければ、放熱部と吸熱部との間に温度差を得て、電力を
獲得することができる。従って、本発明の熱電発電器
は、河川の水量が変化しても、その変化等に関係なく常
時十分な発電電力で発電できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る熱電発電器を水
面に浮かべた際の様子を示す断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る電気回路を示す概略図
である。
【図3】本発明の第2実施の形態に係る熱電発電器を水
面に浮かべた際の様子を示す断面図である。
【図4】本発明に係る電気回路の変形例を示す概略図で
ある。
【図5】本発明に係る電気回路の変形例を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1,100 熱電発電器 2 熱電発電器本体 3 浮き部材 4 係留手段である錨部材 4A 係留手段であるロープ 6 壁 10 河川 21 熱電素子 22 放熱部 23 吸熱部 24 パッキン 25,125 電気回路 26 ケース 27 ガスボンベ 28 カバー 31,32 開口部 41 ロープ 42 錨 50 電気機器 61 取り付け具 211 熱電対 212,213 熱伝導板 251 ブリッジ整流回路 252 定電圧回路 253 コンデンサ 254 ケーブル 261 開口部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度差によって発電する熱電素子を備え
    る熱電発電器であって、 前記熱電素子を挟持するように配置される放熱部および
    吸熱部を備えるとともに、 前記放熱部および前記吸熱部の一方を水没させた状態
    で、熱電発電器を水面に浮かせることができる浮き部材
    が設けられていることを特徴とする熱電発電器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の熱電発電器において、 前記放熱部と前記吸熱部とは、上下に配置されるととも
    に、 前記放熱部と前記吸熱部との間に前記浮き部材が設けら
    れていることを特徴とする熱電発電器。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の熱電発
    電器において、 前記吸熱部は水面上に露出されているとともに、 前記吸熱部の上面は、黒色に塗装されていることを特徴
    とする熱電発電器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    熱電発電器において、熱電発電器を係留する係留手段が
    設けられていることを特徴とする熱電発電器。
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