JP2002136092A - ボイスコイルモータ - Google Patents
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- back yoke
- cover
- magnetic
- base
- magnetic circuit
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K29/00—Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/54—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
- G11B5/55—Track change, selection or acquisition by displacement of the head
- G11B5/5521—Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
- G11B5/5569—Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks details of specially adapted mobile parts, e.g. electromechanical control devices
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K33/00—Motors with reciprocating, oscillating or vibrating magnet, armature or coil system
- H02K33/18—Motors with reciprocating, oscillating or vibrating magnet, armature or coil system with coil systems moving upon intermittent or reversed energisation thereof by interaction with a fixed field system, e.g. permanent magnets
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- H02K41/00—Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
- H02K41/02—Linear motors; Sectional motors
- H02K41/035—DC motors; Unipolar motors
- H02K41/0352—Unipolar motors
- H02K41/0354—Lorentz force motors, e.g. voice coil motors
- H02K41/0358—Lorentz force motors, e.g. voice coil motors moving along a curvilinear path
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- Electromagnetism (AREA)
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- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハードディスクドライブ装置の磁気ヘッドの
位置決め駆動に用いられるVCMであって、バックヨー
クに対する汚れの付着を防止できるとともに、高さを低
くできる磁気回路を有するVCMを提供する。 【解決手段】 ベース14及びカバー15にそれぞれ段
部14a、15aを形成し、磁気作用空間10の上下に
配置したマグネット3、3を、それぞれベース14及び
カバー15の前記段部14a、15aの内面に接着剤で
接合する。下バックヨーク12及び上バックヨーク11
を、それぞれベース14及びカバー15の段部14a、
15aの外側に配置する。
位置決め駆動に用いられるVCMであって、バックヨー
クに対する汚れの付着を防止できるとともに、高さを低
くできる磁気回路を有するVCMを提供する。 【解決手段】 ベース14及びカバー15にそれぞれ段
部14a、15aを形成し、磁気作用空間10の上下に
配置したマグネット3、3を、それぞれベース14及び
カバー15の前記段部14a、15aの内面に接着剤で
接合する。下バックヨーク12及び上バックヨーク11
を、それぞれベース14及びカバー15の段部14a、
15aの外側に配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスクド
ライブ装置において磁気ヘッドの位置決め駆動に用いら
れるボイスコイルモータ(以下、VCMと記す)に関
し、特に磁気回路の構造に関する。
ライブ装置において磁気ヘッドの位置決め駆動に用いら
れるボイスコイルモータ(以下、VCMと記す)に関
し、特に磁気回路の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスクドライブ装置の磁気ヘッ
ドの位置決め駆動に用いられる従来のVCMでは、垂直
方向に磁界を発生させた磁気作用空間に平板状コイルを
配置し、その平板状コイルに流す電流を制御して磁界の
相互作用により平板状コイルを水平方向に駆動してい
た。この従来のVCMにおける磁気作用空間に磁界を集
中して発生させるための磁気回路の構成について図10
を参照しつつ説明する。図10の(a)は、従来のVC
Mにおける磁気回路の横断面図であり、(b)は縦断面
図である。なお、図10の(a)及び(b)では、磁気
作用空間内に配置される平板状コイルは説明を簡単にす
るため省略している。
ドの位置決め駆動に用いられる従来のVCMでは、垂直
方向に磁界を発生させた磁気作用空間に平板状コイルを
配置し、その平板状コイルに流す電流を制御して磁界の
相互作用により平板状コイルを水平方向に駆動してい
た。この従来のVCMにおける磁気作用空間に磁界を集
中して発生させるための磁気回路の構成について図10
を参照しつつ説明する。図10の(a)は、従来のVC
Mにおける磁気回路の横断面図であり、(b)は縦断面
図である。なお、図10の(a)及び(b)では、磁気
作用空間内に配置される平板状コイルは説明を簡単にす
るため省略している。
【0003】図10の(a)及び(b)において、上下
に配置した2つのマグネット3、3は、磁気作用空間1
0の上下方向に磁界を発生させている。そして、磁気作
用空間10に磁界が集中するように、上下に配置した2
つのマグネット3、3の後方の磁界を収束するための磁
気回路が両端部で接続された上バックヨーク1と下バッ
クヨーク2とにより形成されている。この磁気回路は、
両マグネット3、3の磁気作用空間側の面の反対面をそ
れぞれ接着剤によって上下のバックヨーク1、2に接着
して取り付け、上下のバックヨーク1、2の両端部は重
ね合わされ図示しないネジによってアルミ合金などで形
成されたベース4に取り付けられて構成されている。
に配置した2つのマグネット3、3は、磁気作用空間1
0の上下方向に磁界を発生させている。そして、磁気作
用空間10に磁界が集中するように、上下に配置した2
つのマグネット3、3の後方の磁界を収束するための磁
気回路が両端部で接続された上バックヨーク1と下バッ
クヨーク2とにより形成されている。この磁気回路は、
両マグネット3、3の磁気作用空間側の面の反対面をそ
れぞれ接着剤によって上下のバックヨーク1、2に接着
して取り付け、上下のバックヨーク1、2の両端部は重
ね合わされ図示しないネジによってアルミ合金などで形
成されたベース4に取り付けられて構成されている。
【0004】この磁気回路にはアルミ合金などで形成さ
れたカバー5がかぶせられ、カバー5の縁部の数箇所で
ベース4にねじ止めされている。このように、マグネッ
ト3、3と上下の両バックヨーク1、2とは、ベース4
とカバー5の内側に収容されている。なお、特開平7−
78426号公報に開示されているような1つのマグネ
ットを上側に配置した磁気回路を有するVCMもある。
れたカバー5がかぶせられ、カバー5の縁部の数箇所で
ベース4にねじ止めされている。このように、マグネッ
ト3、3と上下の両バックヨーク1、2とは、ベース4
とカバー5の内側に収容されている。なお、特開平7−
78426号公報に開示されているような1つのマグネ
ットを上側に配置した磁気回路を有するVCMもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ハードディスク装置に
おいて、ベース4とカバー5の内側に収容される部品は
精密部品であるため、種々の汚れ(発ガス、ゴミ、埃、
腐食)から保護するように注意を払う必要がある。した
がって、従来の上下のバックヨーク1、2も汚れの付着
を少なくするように樹脂のコーテイング等で被覆してい
た。しかし、磁気回路を形成するバックヨークなどの部
品には、特に回転などに伴って発生する金属粉などが付
着しやすいという問題があった。
おいて、ベース4とカバー5の内側に収容される部品は
精密部品であるため、種々の汚れ(発ガス、ゴミ、埃、
腐食)から保護するように注意を払う必要がある。した
がって、従来の上下のバックヨーク1、2も汚れの付着
を少なくするように樹脂のコーテイング等で被覆してい
た。しかし、磁気回路を形成するバックヨークなどの部
品には、特に回転などに伴って発生する金属粉などが付
着しやすいという問題があった。
【0006】また、ハードディスク装置はそれを内蔵す
るパーソナルコンピュータや情報端末機器の小型化のた
め高さを低くする必要がある。ところが、従来のハード
ディスク装置の構造では、VCM部分の高さが、ベー
ス、上下のバックヨーク、マグネット、カバーが重なる
構成なのでどうしても高くなり、ハードディスク装置全
体の高さが高くなってしまうという問題もあった。本発
明の目的は、バックヨークに対する内部から発生する汚
れの付着を防止するとともに、高さを低くしたハードデ
ィスク装置が実現できるVCMを提供することにある。
るパーソナルコンピュータや情報端末機器の小型化のた
め高さを低くする必要がある。ところが、従来のハード
ディスク装置の構造では、VCM部分の高さが、ベー
ス、上下のバックヨーク、マグネット、カバーが重なる
構成なのでどうしても高くなり、ハードディスク装置全
体の高さが高くなってしまうという問題もあった。本発
明の目的は、バックヨークに対する内部から発生する汚
れの付着を防止するとともに、高さを低くしたハードデ
ィスク装置が実現できるVCMを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のVCMは、平板状コイルを配置する磁気作
用空間の上下に設けたマグネット、前記マグネットによ
る磁界を前記磁気作用空間に集中して発生させるための
磁気回路を形成する上バックヨークと下バックヨーク、
及び少なくとも、前記マグネット、前記磁気作用空間、
前記平面状のコイルを収納するベースとカバーとからな
る筐体を有し、前記上バックヨークと前記下バックヨー
クとを前記カバーと前記ベースの外側にそれぞれ配置し
たことを特徴とする。この構成によれば、上下のバック
ヨークが筐体の外側にそれぞれ配置されているため、上
下のバックヨークに対して筐体の内部から発生する汚れ
の付着を防止できる。その結果、バックヨークの汚れに
起因する故障を防止したハードディスク装置を実現でき
る。
に、本発明のVCMは、平板状コイルを配置する磁気作
用空間の上下に設けたマグネット、前記マグネットによ
る磁界を前記磁気作用空間に集中して発生させるための
磁気回路を形成する上バックヨークと下バックヨーク、
及び少なくとも、前記マグネット、前記磁気作用空間、
前記平面状のコイルを収納するベースとカバーとからな
る筐体を有し、前記上バックヨークと前記下バックヨー
クとを前記カバーと前記ベースの外側にそれぞれ配置し
たことを特徴とする。この構成によれば、上下のバック
ヨークが筐体の外側にそれぞれ配置されているため、上
下のバックヨークに対して筐体の内部から発生する汚れ
の付着を防止できる。その結果、バックヨークの汚れに
起因する故障を防止したハードディスク装置を実現でき
る。
【0008】本発明の他の観点によるVCMは、平板状
コイルを配置する磁気作用空間の上下に設けたマグネッ
ト、前記マグネットによる磁界を前記磁気作用空間に集
中して発生させるための磁気回路を形成する上バックヨ
ークと下バックヨーク、及び少なくとも、前記マグネッ
ト、前記磁気作用空間、前記平板状のコイルを収納する
ベースとカバーとからなる筐体を有し、前記上バックヨ
ーク或いは前記下バックヨークのいずれか一方を前記カ
バー或いは前記ベースの外側に配置したことを特徴とし
ている。この構成によれば、特に汚れが付着しやすい方
のバックヨークを筐体の外側に配置することができる。
その結果、筐体の外側に配置したバックヨークに対して
筐体の内部から発生する汚れの付着を防止できる。
コイルを配置する磁気作用空間の上下に設けたマグネッ
ト、前記マグネットによる磁界を前記磁気作用空間に集
中して発生させるための磁気回路を形成する上バックヨ
ークと下バックヨーク、及び少なくとも、前記マグネッ
ト、前記磁気作用空間、前記平板状のコイルを収納する
ベースとカバーとからなる筐体を有し、前記上バックヨ
ーク或いは前記下バックヨークのいずれか一方を前記カ
バー或いは前記ベースの外側に配置したことを特徴とし
ている。この構成によれば、特に汚れが付着しやすい方
のバックヨークを筐体の外側に配置することができる。
その結果、筐体の外側に配置したバックヨークに対して
筐体の内部から発生する汚れの付着を防止できる。
【0009】本発明のさらに他の観点によるVCMは、
平板状コイルを配置する磁気作用空間の上下に設けたマ
グネット、前記マグネットによる磁界を前記磁気作用空
間に集中して発生させるための磁気回路を構成する上バ
ックヨークと下バックヨーク、及び前記マグネット、前
記上下の両バックヨーク、前記磁気作用空間、前記平板
状のコイルを収納するベースとカバーとからなる筐体を
有し、前記ベース及び前記カバーを磁性体により形成し
て、前記上下の両バックヨークの厚さを前記ベース及び
前記カバーの厚さに相当する厚さだけ薄くしたことを特
徴とする。この構成によれば、ベース及びカバーを磁性
体により形成して、磁気回路の1部をベース及びカバー
で構成することができる。これにより両バックヨークの
厚さをベース及びカバーの厚さに相当する厚さだけ薄く
できる。その結果、両バックヨークが薄くなった分だけ
VCMの高さを薄くすることができる。また、磁気回路
の形成がベースとカバーとをねじ止めして筐体を形成す
るときに、同時に形成できるのでVCMの組み立てが簡
易化される。
平板状コイルを配置する磁気作用空間の上下に設けたマ
グネット、前記マグネットによる磁界を前記磁気作用空
間に集中して発生させるための磁気回路を構成する上バ
ックヨークと下バックヨーク、及び前記マグネット、前
記上下の両バックヨーク、前記磁気作用空間、前記平板
状のコイルを収納するベースとカバーとからなる筐体を
有し、前記ベース及び前記カバーを磁性体により形成し
て、前記上下の両バックヨークの厚さを前記ベース及び
前記カバーの厚さに相当する厚さだけ薄くしたことを特
徴とする。この構成によれば、ベース及びカバーを磁性
体により形成して、磁気回路の1部をベース及びカバー
で構成することができる。これにより両バックヨークの
厚さをベース及びカバーの厚さに相当する厚さだけ薄く
できる。その結果、両バックヨークが薄くなった分だけ
VCMの高さを薄くすることができる。また、磁気回路
の形成がベースとカバーとをねじ止めして筐体を形成す
るときに、同時に形成できるのでVCMの組み立てが簡
易化される。
【0010】この構成のVCMにおいて、上下のバック
ヨーク或いはどちらか1方のバックヨークをベース及び
カバーの外側に配置しても良い。これにより、VCMの
高さを薄くできるとともに、筐体の外部に配置したバッ
クヨークに対して筐体の内部から発生する汚れの付着を
防止できる。
ヨーク或いはどちらか1方のバックヨークをベース及び
カバーの外側に配置しても良い。これにより、VCMの
高さを薄くできるとともに、筐体の外部に配置したバッ
クヨークに対して筐体の内部から発生する汚れの付着を
防止できる。
【0011】本発明のさらに他の観点によるVCMは、
平板状コイルを配置する磁気作用空間の上下に設けたマ
グネット、及び前記マグネット、前記磁気作用空間、前
記平板状のコイルを収納するとともに、前記マグネット
による磁界が前記磁気作用空間に集中して発生させるた
めの磁気回路を構成するそれぞれ磁性体により形成した
ベースとカバーとからなる筐体を有することを特徴にし
ている。この構成によれば、磁性体で形成したベース及
びカバーにより磁気回路が形成できるため、バックヨー
クが不要となる。その結果、構成が簡単になりコストが
低減できるとともに、VCMの高さをさらに薄くでき
る。
平板状コイルを配置する磁気作用空間の上下に設けたマ
グネット、及び前記マグネット、前記磁気作用空間、前
記平板状のコイルを収納するとともに、前記マグネット
による磁界が前記磁気作用空間に集中して発生させるた
めの磁気回路を構成するそれぞれ磁性体により形成した
ベースとカバーとからなる筐体を有することを特徴にし
ている。この構成によれば、磁性体で形成したベース及
びカバーにより磁気回路が形成できるため、バックヨー
クが不要となる。その結果、構成が簡単になりコストが
低減できるとともに、VCMの高さをさらに薄くでき
る。
【0012】上記構成のVCMにおいて、ベース、カバ
ーのいずれか一方を磁性体により形成してしても良い。
この場合は、磁性体にした側のバックヨークのみが不要
となる。
ーのいずれか一方を磁性体により形成してしても良い。
この場合は、磁性体にした側のバックヨークのみが不要
となる。
【0013】本発明のさらに他の観点によるVCMは、
平板状コイルを配置する磁気作用空間の上下のいずれか
一方にマグネットを配置したVCMであって、上記構成
のVCMのいずれか一つの構成の磁気回路を有すること
を特徴とする。この構成によれば、上下のいずれか1方
にマグネットを有するVCMにおいても、バックヨーク
の汚れを防止するか、もしくは、バックヨークを削除す
るか、バックヨークを薄くすることができる。
平板状コイルを配置する磁気作用空間の上下のいずれか
一方にマグネットを配置したVCMであって、上記構成
のVCMのいずれか一つの構成の磁気回路を有すること
を特徴とする。この構成によれば、上下のいずれか1方
にマグネットを有するVCMにおいても、バックヨーク
の汚れを防止するか、もしくは、バックヨークを削除す
るか、バックヨークを薄くすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のVCMの好適な実
施例について添付の図面を参照しつつ説明する。本発明
はハードディスクドライブ装置の磁気ヘッドの位置決め
駆動に用いられるVCMの磁気回路の構成に特徴を有し
ているため、以下の実施例の説明においては、既知のV
CMの平板状コイルを省略した図面を用いて説明する。
施例について添付の図面を参照しつつ説明する。本発明
はハードディスクドライブ装置の磁気ヘッドの位置決め
駆動に用いられるVCMの磁気回路の構成に特徴を有し
ているため、以下の実施例の説明においては、既知のV
CMの平板状コイルを省略した図面を用いて説明する。
【0015】《実施例1》図1の(a)は実施例1のV
CMを用いたハードディスク装置の断面図であり、
(b)は実施例1のVCMの磁気回路の構成を示す断面
図である。図1の(a)において、磁気ディスク21は
筐体のベース14に固定されたスピンドルモータ13に
より回転され、その回転にともない磁気ヘッド17によ
り情報データが読み取り又は書き込みされる。ベース1
4に植立した支柱にはキャリッジ16が回動自在に支持
され、このキャリッジ16の1端には磁気ヘッド17が
固定され、キャリッジ16の他端には平板状のコイル6
が固定されている。
CMを用いたハードディスク装置の断面図であり、
(b)は実施例1のVCMの磁気回路の構成を示す断面
図である。図1の(a)において、磁気ディスク21は
筐体のベース14に固定されたスピンドルモータ13に
より回転され、その回転にともない磁気ヘッド17によ
り情報データが読み取り又は書き込みされる。ベース1
4に植立した支柱にはキャリッジ16が回動自在に支持
され、このキャリッジ16の1端には磁気ヘッド17が
固定され、キャリッジ16の他端には平板状のコイル6
が固定されている。
【0016】図1の(b)において、2つのマグネット
3、3は、アルミ合金などで形成されたカバー15及び
ベース14内の空間に取り付けられ、それぞれが磁気作
用空間10に向けて凸状に設けられた段部15a、14
aの内側に接着剤により取り付けられている。さらに、
カバー15及びベース14に設けられた段部15a、1
4aの外側には、それぞれ上バックヨーク11及び下バ
ックヨーク12が密着して取り付けられ、平板状のコイ
ル6が挿入されている磁気作用空間10に所定の磁界を
集中させて発生させる磁気回路を形成している。この平
板状のコイル6に流す電流を制御して、磁界の相互作用
によりキャリッジ16を支柱を中心として回動させて、
磁気ヘッド17を所定の位置に高速で移動させ位置決め
している。
3、3は、アルミ合金などで形成されたカバー15及び
ベース14内の空間に取り付けられ、それぞれが磁気作
用空間10に向けて凸状に設けられた段部15a、14
aの内側に接着剤により取り付けられている。さらに、
カバー15及びベース14に設けられた段部15a、1
4aの外側には、それぞれ上バックヨーク11及び下バ
ックヨーク12が密着して取り付けられ、平板状のコイ
ル6が挿入されている磁気作用空間10に所定の磁界を
集中させて発生させる磁気回路を形成している。この平
板状のコイル6に流す電流を制御して、磁界の相互作用
によりキャリッジ16を支柱を中心として回動させて、
磁気ヘッド17を所定の位置に高速で移動させ位置決め
している。
【0017】そして、図1の(b)の紙面に垂直な方向
において、図示しないが従来例と同様に上バックヨーク
11と下バックヨーク12の両端部は重ね合わせられて
カバー15の外側の部分でベース14にねじ止めされて
いる。この上下のバックヨークによる磁気回路の構成の
他の態様として、上バックヨーク11と下バックヨーク
12の少なくとも一方の端部が、例えば紙の背面の位置
において重ね合わされていてもよい。さらに、上バック
ヨークと下バックヨークとが一体で形成されたコ字状や
長方形のロ字状となったものでも良い。この実施例1の
VCMでは、上バックヨーク11と下バックヨーク12
が、それぞれカバー15とベース14の外側に配置され
ている。その結果、両バックヨーク11、12に対する
カバー15の内部からの汚れの付着を防止できる。
において、図示しないが従来例と同様に上バックヨーク
11と下バックヨーク12の両端部は重ね合わせられて
カバー15の外側の部分でベース14にねじ止めされて
いる。この上下のバックヨークによる磁気回路の構成の
他の態様として、上バックヨーク11と下バックヨーク
12の少なくとも一方の端部が、例えば紙の背面の位置
において重ね合わされていてもよい。さらに、上バック
ヨークと下バックヨークとが一体で形成されたコ字状や
長方形のロ字状となったものでも良い。この実施例1の
VCMでは、上バックヨーク11と下バックヨーク12
が、それぞれカバー15とベース14の外側に配置され
ている。その結果、両バックヨーク11、12に対する
カバー15の内部からの汚れの付着を防止できる。
【0018】《実施例2》図2は、本発明の実施例2の
VCMにおける磁気回路の構成を示す断面図である。本
実施例2のVCMにおける磁気回路は、汚れの付着し易
い方のバックヨークだけをカバー或いはベースの外側に
配置したものである。したがって従来例や実施例1のも
のと同一部分には同一参照符号を付して説明を簡略にす
る。図2において、磁気作用空間10の上側に配置した
マグネット3は、磁気作用空間10に向けて凸状の段部
15aを設けたアルミ合金などで形成されたカバー15
の凸部の内側の面に接着剤で接合されている。一方下側
のマグネット3は平坦なベース4の内側の下バックヨー
ク2に接着剤で接合されている。上バックヨーク11
は、カバー15の段部15aの外側に密着して配置され
ている。
VCMにおける磁気回路の構成を示す断面図である。本
実施例2のVCMにおける磁気回路は、汚れの付着し易
い方のバックヨークだけをカバー或いはベースの外側に
配置したものである。したがって従来例や実施例1のも
のと同一部分には同一参照符号を付して説明を簡略にす
る。図2において、磁気作用空間10の上側に配置した
マグネット3は、磁気作用空間10に向けて凸状の段部
15aを設けたアルミ合金などで形成されたカバー15
の凸部の内側の面に接着剤で接合されている。一方下側
のマグネット3は平坦なベース4の内側の下バックヨー
ク2に接着剤で接合されている。上バックヨーク11
は、カバー15の段部15aの外側に密着して配置され
ている。
【0019】そして、図2の紙面に垂直な方向におい
て、下バックヨーク2の両端部はカバー15の下部から
外側に引き出されている。そして図示しない紙面に垂直
な方向において上バックヨーク11と下バックヨーク2
とのそれぞれの両端部は重ね合わされてカバー15の外
側の部分でベース4にねじ止めされている。なお、実施
例1と同様に、上下のバックヨークの一方の端部だけを
重ね合わせた構成にしても良い。この実施例2のVCM
では、上バックヨーク11が、カバー15の外側に配置
されている。その結果、例えば、磁極の極性によって汚
れの付着し易い上バックヨーク11に対するカバー15
の内部からの汚れの付着を防止できる。
て、下バックヨーク2の両端部はカバー15の下部から
外側に引き出されている。そして図示しない紙面に垂直
な方向において上バックヨーク11と下バックヨーク2
とのそれぞれの両端部は重ね合わされてカバー15の外
側の部分でベース4にねじ止めされている。なお、実施
例1と同様に、上下のバックヨークの一方の端部だけを
重ね合わせた構成にしても良い。この実施例2のVCM
では、上バックヨーク11が、カバー15の外側に配置
されている。その結果、例えば、磁極の極性によって汚
れの付着し易い上バックヨーク11に対するカバー15
の内部からの汚れの付着を防止できる。
【0020】《実施例3》図3は、本発明の実施例3の
VCMにおける磁気回路の構成を示す断面図である。本
実施例3の磁気回路は、カバー5b及びべース4bをそ
れぞれ鉄板などの磁性体材料で形成したものである。図
3に示すように、カバー5b及びベース4bをそれぞれ
鉄板などの磁性体で形成することにより、カバー5b及
びベース4bがそれぞれ磁束を通すヨークの機能を有し
ている。これにより、上バックヨーク1b及び下バック
ヨーク2bの厚さをそれぞれカバー5b及びベース4b
の厚さの分だけ薄くできる。さらに、カバー5bの両端
部はベース4bに重ね合わせ、ねじ止めされて磁気回路
を形成している。その結果、この実施例3の磁気回路に
よれば、VCMの高さを低くできるとともに、磁気回路
の形成が筐体のねじ止めと同時にできるため、組立作業
が簡易化される。
VCMにおける磁気回路の構成を示す断面図である。本
実施例3の磁気回路は、カバー5b及びべース4bをそ
れぞれ鉄板などの磁性体材料で形成したものである。図
3に示すように、カバー5b及びベース4bをそれぞれ
鉄板などの磁性体で形成することにより、カバー5b及
びベース4bがそれぞれ磁束を通すヨークの機能を有し
ている。これにより、上バックヨーク1b及び下バック
ヨーク2bの厚さをそれぞれカバー5b及びベース4b
の厚さの分だけ薄くできる。さらに、カバー5bの両端
部はベース4bに重ね合わせ、ねじ止めされて磁気回路
を形成している。その結果、この実施例3の磁気回路に
よれば、VCMの高さを低くできるとともに、磁気回路
の形成が筐体のねじ止めと同時にできるため、組立作業
が簡易化される。
【0021】図4は、この実施例3の磁気回路の構成を
実施例1にものに適用した変形例の磁気回路の構成を示
す断面図である。図4に示すように、カバー15b及び
ベース14bをそれぞれ鉄板などの磁性体で形成するこ
とにより、カバー15b及びベース14bがそれぞれ磁
束を通すヨークの機能を有している。これにより、上バ
ックヨーク11b及び下バックヨーク12bの厚さをそ
れぞれカバー15b及びベース14bの厚さの分だけ薄
くできる。さらに、カバー15bやベース14bの外側
に配置したそれぞれ上下のバックヨーク11b、12b
とマグネット3との間に非磁性体による磁気回路のギャ
ップが生じない。その結果、この実施形態の磁気回路に
よれば、上下のバックヨークに対する筐体内部からの汚
れの付着が防止でき、さらに、実施例1のものよりVC
Mの高さを低くできるとともに、磁気回路の効率を向上
できる。
実施例1にものに適用した変形例の磁気回路の構成を示
す断面図である。図4に示すように、カバー15b及び
ベース14bをそれぞれ鉄板などの磁性体で形成するこ
とにより、カバー15b及びベース14bがそれぞれ磁
束を通すヨークの機能を有している。これにより、上バ
ックヨーク11b及び下バックヨーク12bの厚さをそ
れぞれカバー15b及びベース14bの厚さの分だけ薄
くできる。さらに、カバー15bやベース14bの外側
に配置したそれぞれ上下のバックヨーク11b、12b
とマグネット3との間に非磁性体による磁気回路のギャ
ップが生じない。その結果、この実施形態の磁気回路に
よれば、上下のバックヨークに対する筐体内部からの汚
れの付着が防止でき、さらに、実施例1のものよりVC
Mの高さを低くできるとともに、磁気回路の効率を向上
できる。
【0022】図5は、実施例3の磁気回路の構成を実施
例2のものに適用した変形例の磁気回路の構成を示す断
面図である。図5に示すように、カバー15b及びベー
ス4bを磁性体材料で形成することにより、上バックヨ
ーク11bと下バックヨーク2bの厚さをそれぞれカバ
ー15b及びベース4bの厚さの分だけ薄くできる。そ
の結果、この実施形態の磁気回路によれば、上バックヨ
ーク11bに対する筐体内部からの汚れの付着を防止で
き、さらに、実施例2のものよりVCMの高さを低くで
きるとともに、磁気回路の効率を向上できる。
例2のものに適用した変形例の磁気回路の構成を示す断
面図である。図5に示すように、カバー15b及びベー
ス4bを磁性体材料で形成することにより、上バックヨ
ーク11bと下バックヨーク2bの厚さをそれぞれカバ
ー15b及びベース4bの厚さの分だけ薄くできる。そ
の結果、この実施形態の磁気回路によれば、上バックヨ
ーク11bに対する筐体内部からの汚れの付着を防止で
き、さらに、実施例2のものよりVCMの高さを低くで
きるとともに、磁気回路の効率を向上できる。
【0023】《実施例4》図6は、本発明の実施例4の
VCMにおける磁気回路の構成を示す断面図である。こ
の実施例4の磁気回路は、カバー5c及びベース4cを
それぞれ従来の上下のバックヨークと同程度或いはより
薄い鉄板などの磁性体で形成したものである。 図6に
示すように、カバー5c及びベース4cがそれぞれ従来
の上下のバックヨークと同程度或いはより薄い鉄板など
の磁性体材料で形成されて磁気回路を形成している。こ
れにより、上下のバックヨークが不要となり取り除くこ
とができるとともに、カバー5cとベース4cとを端部
で重ね合わせねじ止めすることで筐体の形成と同時に磁
気回路を形成できる。その結果、VCMの厚さを薄くす
ることができるとともに、磁気回路の組立作業が簡易化
される。
VCMにおける磁気回路の構成を示す断面図である。こ
の実施例4の磁気回路は、カバー5c及びベース4cを
それぞれ従来の上下のバックヨークと同程度或いはより
薄い鉄板などの磁性体で形成したものである。 図6に
示すように、カバー5c及びベース4cがそれぞれ従来
の上下のバックヨークと同程度或いはより薄い鉄板など
の磁性体材料で形成されて磁気回路を形成している。こ
れにより、上下のバックヨークが不要となり取り除くこ
とができるとともに、カバー5cとベース4cとを端部
で重ね合わせねじ止めすることで筐体の形成と同時に磁
気回路を形成できる。その結果、VCMの厚さを薄くす
ることができるとともに、磁気回路の組立作業が簡易化
される。
【0024】図7は、この実施例4の磁気回路の変形の
実施例の磁気回路の構成を示す断面図である。図7に示
すように、この変形の実施例の磁気回路は、本実施例4
の磁気回路において、下バックヨーク2cを追加したも
のである。カバー5c及びベース4cがともに磁性体で
あるため、マグネット3の厚さが薄い場合には磁気作用
空間10における磁束の集中度が低下する場合には、こ
の下バックヨーク2cにより磁束の集中度を向上するこ
とができる。この例では下バックヨークを追加している
が、上バックヨークを追加しても同様な効果が得られ
る。また、この場合には下バックヨーク2cとカバー5
cとにより磁気回路が形成できるため、ベースの材料を
非磁性体としても良い。
実施例の磁気回路の構成を示す断面図である。図7に示
すように、この変形の実施例の磁気回路は、本実施例4
の磁気回路において、下バックヨーク2cを追加したも
のである。カバー5c及びベース4cがともに磁性体で
あるため、マグネット3の厚さが薄い場合には磁気作用
空間10における磁束の集中度が低下する場合には、こ
の下バックヨーク2cにより磁束の集中度を向上するこ
とができる。この例では下バックヨークを追加している
が、上バックヨークを追加しても同様な効果が得られ
る。また、この場合には下バックヨーク2cとカバー5
cとにより磁気回路が形成できるため、ベースの材料を
非磁性体としても良い。
【0025】《実施例5》図8の(a)〜(c)及び図
9の(a)〜(d)は、この実施例5のVCMにおける
種々の変形例の磁気回路の構成を示す断面図である。従
来例でも述べたようにマグネットを上下いずれか一方に
配置したVCMも実用されている。これら実施例5の磁
気回路は、実施例1〜4の磁気回路のマグネット3を下
側のもの1つにしたものである。したがって、実施例1
〜4と同一部分には同一参照符号を付して重複する説明
は省略する。
9の(a)〜(d)は、この実施例5のVCMにおける
種々の変形例の磁気回路の構成を示す断面図である。従
来例でも述べたようにマグネットを上下いずれか一方に
配置したVCMも実用されている。これら実施例5の磁
気回路は、実施例1〜4の磁気回路のマグネット3を下
側のもの1つにしたものである。したがって、実施例1
〜4と同一部分には同一参照符号を付して重複する説明
は省略する。
【0026】図8の(a)にに示す磁気回路は、実施例
1の磁気回路に置けるマグネット3を下側の1つにした
ものである。すなわち、上バックヨーク11をカバー1
5の外側に かつ下バックヨーク12をベース14の外
側に配置した磁気回路であり、効果は、実施例1のもの
と同様である。図8の(b)に示す磁気回路は、実施例
2の磁気回路において,マグネット3を下側の1つにし
たものである。すなわち上バックヨーク11のみををカ
バー15の外側に配置した磁気回路であり効果は、実施
例2のものと同様である。図8の(c)に示す磁気回路
は、実施例3の磁気回路において、マグネット3を下側
の1つにしたものである。すなわち、上バックヨーク1
bと下バックヨーク2bの厚さを薄くして、磁性体材料
で形成したベース4bとカバー5bの内側に配置した磁
気回路であり、効果は、実施例3のものと同様である。
1の磁気回路に置けるマグネット3を下側の1つにした
ものである。すなわち、上バックヨーク11をカバー1
5の外側に かつ下バックヨーク12をベース14の外
側に配置した磁気回路であり、効果は、実施例1のもの
と同様である。図8の(b)に示す磁気回路は、実施例
2の磁気回路において,マグネット3を下側の1つにし
たものである。すなわち上バックヨーク11のみををカ
バー15の外側に配置した磁気回路であり効果は、実施
例2のものと同様である。図8の(c)に示す磁気回路
は、実施例3の磁気回路において、マグネット3を下側
の1つにしたものである。すなわち、上バックヨーク1
bと下バックヨーク2bの厚さを薄くして、磁性体材料
で形成したベース4bとカバー5bの内側に配置した磁
気回路であり、効果は、実施例3のものと同様である。
【0027】図9の(a)に示す磁気回路は、実施例3
の磁気回路の変形実施例におけるマグネット3を下側の
1つにしたものである。すなわち、上バックヨーク11
bと下バックヨーク12bの厚さを薄くして、磁性体材
料で形成したベース14bとカバー15bの外側に配置
した磁気回路であり、その効果は、実施例3の別の実施
形態のものと同様である。図9の(b))に示す磁気回
路は、実施例3の磁気回路のさらに変形実施例における
マグネット3を下側の1つにしたものである。すなわ
ち、上バックヨーク11bと下バックヨーク2bの厚さ
を薄くして、上バックヨーク11bをカバー15bの外
側に配置した磁気回路であり、その効果は、実施例3の
さらに変形実施例のものと同様である。
の磁気回路の変形実施例におけるマグネット3を下側の
1つにしたものである。すなわち、上バックヨーク11
bと下バックヨーク12bの厚さを薄くして、磁性体材
料で形成したベース14bとカバー15bの外側に配置
した磁気回路であり、その効果は、実施例3の別の実施
形態のものと同様である。図9の(b))に示す磁気回
路は、実施例3の磁気回路のさらに変形実施例における
マグネット3を下側の1つにしたものである。すなわ
ち、上バックヨーク11bと下バックヨーク2bの厚さ
を薄くして、上バックヨーク11bをカバー15bの外
側に配置した磁気回路であり、その効果は、実施例3の
さらに変形実施例のものと同様である。
【0028】図9の(c)に示す磁気回路は、実施例4
の磁気回路におけるマグネット3を下側の1つにしたも
のである。すなわち、カバー5c及びベース4cをバッ
クヨークと同等或いはより薄い厚さの磁性体材料により
形成したものであり、その効果は、実施例4のものと同
様である。図9の(d)に示す磁気回路は、実施例4の
変形の実施例の磁気回路におけるマグネット3を下側の
1つにしたものである。すなわち、カバー5cをバック
ヨークと同等或いはより薄い厚さの磁性体材料により形
成し、たものであり、上バックヨークを取り除いた磁気
回路であり、その効果は、実施例4の変形の実施例の磁
気回路と同様である。
の磁気回路におけるマグネット3を下側の1つにしたも
のである。すなわち、カバー5c及びベース4cをバッ
クヨークと同等或いはより薄い厚さの磁性体材料により
形成したものであり、その効果は、実施例4のものと同
様である。図9の(d)に示す磁気回路は、実施例4の
変形の実施例の磁気回路におけるマグネット3を下側の
1つにしたものである。すなわち、カバー5cをバック
ヨークと同等或いはより薄い厚さの磁性体材料により形
成し、たものであり、上バックヨークを取り除いた磁気
回路であり、その効果は、実施例4の変形の実施例の磁
気回路と同様である。
【0029】なお、以上の実施例5の磁気回路におい
て、マグネット3を下側の1つにしたものについて説明
したが、上側の1つにしたものについても適用できるの
は言うまでもない。また、上述した実施例ではベースを
平板とし、カバーを箱型にしたものについて説明した
が、例えば両方を箱型にして実質的に同形にしても良
い。
て、マグネット3を下側の1つにしたものについて説明
したが、上側の1つにしたものについても適用できるの
は言うまでもない。また、上述した実施例ではベースを
平板とし、カバーを箱型にしたものについて説明した
が、例えば両方を箱型にして実質的に同形にしても良
い。
【0030】
【発明の効果】以上、多数の実施例で詳細に説明したよ
うに、本発明のVCMによれば、その磁気回路におい
て、バックヨークをベース、カバーの外側に配置するこ
とにより、バックヨークに対する筐体内側からの汚れの
付着を防止できる。また、カバー及びベースを磁性体材
料で形成することにより、バックヨークを削除したり、
薄くすることができ、VCMの高さを低くすることがで
きるとともに磁気回路の効率を向上できる。
うに、本発明のVCMによれば、その磁気回路におい
て、バックヨークをベース、カバーの外側に配置するこ
とにより、バックヨークに対する筐体内側からの汚れの
付着を防止できる。また、カバー及びベースを磁性体材
料で形成することにより、バックヨークを削除したり、
薄くすることができ、VCMの高さを低くすることがで
きるとともに磁気回路の効率を向上できる。
【図1】(a)本発明の実施例1のVCMを用いたハー
ドディスク装置の断面図。 (b)本発明の実施例1のVCMにおける磁気回路の断
面図。
ドディスク装置の断面図。 (b)本発明の実施例1のVCMにおける磁気回路の断
面図。
【図2】本発明の実施例2のVCMにおける磁気回路の
断面図。
断面図。
【図3】本発明の実施例3のVCMにおける磁気回路の
断面図。
断面図。
【図4】本発明の実施例3のVCMにおける変形の実施
例の磁気回路の断面図。
例の磁気回路の断面図。
【図5】本発明の実施例3のVCMにおけるさらに変形
の実施例の磁気回路の断面図。
の実施例の磁気回路の断面図。
【図6】本発明の実施例4のVCMにおける磁気回路の
断面図。
断面図。
【図7】本発明の実施例4のVCMにおける変形の実施
例の磁気回路の断面図。
例の磁気回路の断面図。
【図8】本発明の実施例5のVCMにおけるマグネット
3を下側の1つにした磁気回路の断面図であり、(a)
は、実施例1の構成を適用した磁気回路、(b)は、実
施例2の構成を適用した磁気回路、(c)は、実施例3
の構成を適用した磁気回路。
3を下側の1つにした磁気回路の断面図であり、(a)
は、実施例1の構成を適用した磁気回路、(b)は、実
施例2の構成を適用した磁気回路、(c)は、実施例3
の構成を適用した磁気回路。
【図9】(a)は、実施例3の変形の実施例の構成を適
用した磁気回路、(b)は、実施例3のさらに変形の実
施例の構成を適用した磁気回路、(c)は、実施例4の
構成を適用した磁気回路、(d)は、実施例4の変形の
実施例の構成を適用した磁気回路。
用した磁気回路、(b)は、実施例3のさらに変形の実
施例の構成を適用した磁気回路、(c)は、実施例4の
構成を適用した磁気回路、(d)は、実施例4の変形の
実施例の構成を適用した磁気回路。
【図10】従来のVCMにおける磁気回路の断面図。
1b、11、11b 上バックヨーク 2、2b、12、12b 下バックヨーク 3 マグネット 4b、4c、14、14b ベース 5b、5c、15、15b カバー 10 磁気作用空間 14a、15a 段部 20 磁気ディスク 21 筐体 23 スピンドルモータ 24 磁気ヘッド 25 支柱 26 キャリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D068 AA01 BB01 CC12 EE18 EE21 GG25 5H633 BB02 GG03 GG06 GG08 HH02 HH05 HH15 JA06 JA10
Claims (8)
- 【請求項1】 平板状コイルを配置する磁気作用空間の
上下に設けたマグネット、 前記マグネットによる磁界を前記磁気作用空間に集中し
て発生させるための磁気回路を形成する上バックヨーク
と下バックヨーク、及び少なくとも、前記マグネット、
前記磁気作用空間、及び前記平板状のコイルを収容する
ベースとカバーとからなる筐体を有し、 前記上バックヨークと前記下バックヨークとをそれぞれ
前記カバーと前記ベースの外側とに配置したことを特徴
とするボイスコイルモータ。 - 【請求項2】 平板状コイルを配置する磁気作用空間の
上下に設けたマグネット、 前記マグネットによる磁界を前記磁気作用空間に集中し
て発生させるための磁気回路を形成する上バックヨーク
と下バックヨーク、及び少なくとも、前記マグネット、
前記磁気作用空間、及び前記平板状のコイルを収容する
ベースとカバーとからなる筐体を有し、 前記上バックヨーク或いは前記下バックヨークのいずれ
か一方を前記カバー或いは前記ベースの外側に配置した
ことを特徴とするボイスコイルモータ。 - 【請求項3】 平板状コイルを配置する磁気作用空間の
上下に設けたマグネット、 前記マグネットによる磁界を前記磁気作用空間に集中し
て発生させるように磁気回路を形成する上バックヨーク
と下バックヨーク、及び前記マグネット、前記上下の両
バックヨーク、前記作用空間、及び前記平板状のコイル
を収容するベースとカバーとからなる筐体を有し、 前記ベース及び前記カバーを磁性体により形成して、前
記上バックヨークと下バックヨークの厚さを前記ベース
及び前記カバーの厚さに相当する厚さだけ薄くしたこと
を特徴とするボイスコイルモータ。 - 【請求項4】 前記ベース及び前記カバーを磁性体によ
り形成して、上バックヨークと下バックヨークの厚さを
それぞれ前記ベース及び前記カバーの厚さに相当する厚
さだけ薄くしたことを特徴とする請求項1記載のボイス
コイルモータ。 - 【請求項5】 前記ベース或いは前記カバーの少なくと
も一方を磁性体により形成して磁性体により形成した前
記ベース或いは前記カバーの側のバックヨークの厚さを
前記ベース或いは前記カバーの厚さに相当する厚さだけ
薄くしたことを特徴とする請求項2記載のボイスコイル
モータ。 - 【請求項6】 前記上下のバックヨークを設けず、前記
ベース及び前記カバーを磁性体により形成して、上バッ
クヨークと下のバックヨークの作用をさせるようにした
ことを特徴とする請求項3記載のボイスコイルモータ。 - 【請求項7】 前記ベース或いは前記カバーのどちらか
一方を磁性体により形成して、磁性体により形成した前
記ベース或いは前記カバーのどちらか一方の側にバック
ヨークを設けたことを特徴とする請求項6記載のボイス
コイルモータ。 - 【請求項8】 平板状コイルを配置する磁気作用空間の
上下のいずれか一方の側に設けたマグネット、 前記マグネットによる磁界を前記磁気作用空間に集中し
て発生させるための磁気回路を構成する上バックヨーク
と下バックヨーク、及び前記マグネット、前記作用空
間、及び前記平板状のコイルを収容するベースとカバー
とからなる筐体を有する、 請求項1から請求項7のいずれかに記載のボイスコイル
モータ。
Priority Applications (6)
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---|---|---|---|
JP2000329427A JP2002136092A (ja) | 2000-10-27 | 2000-10-27 | ボイスコイルモータ |
US10/169,280 US20020191346A1 (en) | 2000-10-27 | 2001-10-23 | Voice coil motor |
KR1020027008302A KR20020063607A (ko) | 2000-10-27 | 2001-10-23 | 보이스 코일 모터 |
PCT/JP2001/009308 WO2002035688A1 (fr) | 2000-10-27 | 2001-10-23 | Moteur a bobine mobile |
CN01803309A CN1394381A (zh) | 2000-10-27 | 2001-10-23 | 音圈电动机 |
TW090126423A TW508568B (en) | 2000-10-27 | 2001-10-25 | Voice coil motor |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000329427A JP2002136092A (ja) | 2000-10-27 | 2000-10-27 | ボイスコイルモータ |
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---|---|
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000329427A Pending JP2002136092A (ja) | 2000-10-27 | 2000-10-27 | ボイスコイルモータ |
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CN (1) | CN1394381A (ja) |
TW (1) | TW508568B (ja) |
WO (1) | WO2002035688A1 (ja) |
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JP2006048764A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-16 | Toshiba Corp | ディスク装置 |
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JPWO2015092907A1 (ja) * | 2013-12-19 | 2017-03-16 | パイオニア株式会社 | 駆動装置 |
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-
2000
- 2000-10-27 JP JP2000329427A patent/JP2002136092A/ja active Pending
-
2001
- 2001-10-23 KR KR1020027008302A patent/KR20020063607A/ko not_active IP Right Cessation
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