JPWO2009044454A1 - Vcmの磁気回路及び記憶装置 - Google Patents
Vcmの磁気回路及び記憶装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2009044454A1 JPWO2009044454A1 JP2009535912A JP2009535912A JPWO2009044454A1 JP WO2009044454 A1 JPWO2009044454 A1 JP WO2009044454A1 JP 2009535912 A JP2009535912 A JP 2009535912A JP 2009535912 A JP2009535912 A JP 2009535912A JP WO2009044454 A1 JPWO2009044454 A1 JP WO2009044454A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- vcm
- magnetic circuit
- storage device
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/54—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
- G11B5/55—Track change, selection or acquisition by displacement of the head
- G11B5/5521—Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
- G11B5/5569—Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks details of specially adapted mobile parts, e.g. electromechanical control devices
Landscapes
- Moving Of Heads (AREA)
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Abstract
ベース及びカバーが磁性体で構成されるハードディスクドライブにおいて、ディスクにアクセスするヘッドアクチュエータのボイスコイルモータにおける磁気回路を簡素化するものである。ベース面側にトップマグネットを備えるトップヨークを1枚の平板状のプレートで形成し、ベース側には、トップヨークの両端部をベース底面に平行に支持する支持部を設け、トップヨークの端部を支持部に磁気結合してボイスコイルモータの磁気回路を構成した。
Description
本発明はVCM(ボイスコイルモータ)の磁気回路及び記憶装置に関し、特に、小型磁気ディスク装置に実装されるVCMの磁気回路の構造、及びこの構造を有する磁気回路を備えた記憶装置に関する。
従来、磁気ディスクを使用するハードディスクドライブ(以後、HDDと記載する)は、コンピュータのデータや映像を記憶する周辺機器として欠かせないものとなってきている。HDDはコンピュータ以外にも記憶装置として使用され、例えば、テレビ映像を記録する画像レコーダには3.5インチ型HDDが使用され、カーナビゲーション装置には2.5インチ型HDDが使用されている。更に近年、音楽を再生するメディアプレーヤ用に1.8インチ型HDDが使用されるようになってきている。そして、HDDは、小型化されるほど、簡素な構成が必要である。
HDDは一般に、アルミニウムのような非磁性体で作られたベースの中に、スピンドルモータによって回転する少なくとも1枚のディスク、ディスクにアクセスするヘッドを備えたアクチュエータ、及びアクチュエータを駆動するボイスコイルモータ(以後、VCMと記載する)等がある。VCMは、ベースが非磁性体の場合、特許文献1の図2に示されるように、ボトムマグネットが設けられたボトムヨークとトップマグネットが設けられたトップヨークとを備えている。トップヨークは両側が折り曲げられて脚部となっており、この脚部が平板状のボトムヨークに取り付けられて磁気回路を構成している。
一方、HDDの小型、大容量化に対応して普及しつつある1.8インチ型のHDDでは、非特許文献1に示されるように、ベースが冷間圧延鋼板(SPCC)で構成されている。そして、1.8インチ型のHDDでは、アクチュエータも小型であるので、アクチュエータを駆動するための磁力も小さくて良い。このために、1.8インチのHDDではボトムヨーク及びボトムマグネットが不要であり、VCMとして、トップマグネットが実装されたトップヨークのみがベースの上に配置されている。トップヨークは両側が折り曲げられて脚部が形成され、この脚部がベースに組み付けられている。この脚部が磁気回路における磁路となっている。
東芝レビュー Vol.57 No.7 (2002)「1.8型磁気ディスク装置」
しかしながら、1.8インチ型HDDでは、小型化、軽量化のために、構造の簡素化が求められるのに対して、トップヨークは従前の構造と同じであり、トップヨークの両側に脚部形成のための折り曲げ加工が2度入り、折り曲げ加工が複雑になるという問題点があった。また、トップヨークのベースへの取り付け場所を確保するのが困難であるというスペース上の問題点があった。
そこで本発明は、ベースが磁性体で構成され、ボトムヨークが不要なVCMにおいて、トップヨークの構成を簡素化することができるVCMの磁気回路及びこの回路を備えた記憶装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成する本発明のVCMの磁気回路の第1の形態は、スピンドルモータによって回転する少なくとも1枚のディスク、ディスクにアクセスするヘッドアクチュエータ、及びアクチュエータを駆動するVCMを、磁性体製のベースに収容する記憶装置の、VCMの磁気回路を、1枚の平板状のトップヨークと、トップヨークのベース面側に取り付けられたトップマグネットと、ベースに設けたトップヨークの支持部とから構成し、トップヨークを支持部に磁気結合したことを特徴とするものである。
前記目的を達成する本発明のVCMの磁気回路の第2の形態は、少なくとも1枚のディスクが取り付けられたスピンドルモータ、ディスクにアクセスするヘッドアクチュエータ、アクチュエータを駆動するVCMを磁性体製のベースに収容し、ベースは磁性体製のカバーで被覆される記憶装置において、VCMのコイルに対向するカバーの部分にトップマグネットを取り付け、トップマグネットの端部の外側のカバーに第1の接合部を設け、ベースには第1の接合部に対向する位置に第2の接合部を設け、カバーをベースに取り付けた時に、第1と第2の接合部を磁気結合してVCMの磁気回路を構成したことを特徴とするものである。
前記目的を達成する本発明の記憶装置の第1の形態は、少なくとも1枚のディスクが取り付けられたスピンドルモータ、ディスクにアクセスするヘッドアクチュエータ、アクチュエータを駆動するVCMを、磁性体製のベースに収容する記憶装置において、VCMの磁気回路を、1枚の平板状のトップヨーク、トップヨークのベース面側に取り付けられたトップマグネット、及びベースに設けたトップヨークの支持部とから構成し、トップヨークを支持部に磁気結合したことを特徴とするものである。
前記目的を達成する本発明の記憶装置の第2の形態は、少なくとも1枚のディスクが取り付けられたスピンドルモータ、ディスクにアクセスするヘッドアクチュエータ、アクチュエータを駆動するVCMを磁性体製のベースに収容し、ベースは磁性体製のカバーで被覆される記憶装置において、VCMのコイルに対向するカバーの部分にトップマグネットを取り付け、トップマグネットの両端部の外側のカバーに第1の接合部を設け、ベースには第1の接合部に対向する位置に第2の接合部を設け、カバーをベースに取り付けた時に、第1と第2の接合部を磁気結合してVCMの磁気回路を構成したことを特徴とするものである。
本発明のVCMの磁気回路及びこの回路を備えた記憶装置の第1の形態によれば、ベースが磁性体で構成され、ボトムヨークが不要なVCMにおいて、トップヨークを曲げ加工することなくベースに設けた支持部に取り付けることができるので、構成を簡素化することができる。また、VCMの磁気回路及びこの回路を備えた記憶装置の第2の形態によれば、ベースが磁性体で構成され、ボトムヨークが不要なVCMにおいて、トップヨークの代わりに記憶装置の磁性体製のカバーを使用してVCMの磁気回路を構成したので、構成を簡素化することができる。また、記憶装置の軽量化を図ることができる。
以下、図面を用いて本発明の好適な実施例を説明するが、本発明の実施例を説明する前に、図1のAとBを用いて、従来の典型的な1.8インチ型のロード/アンロード方式のHDD(ハードディスクドライブ)における、VCM(ボイスコイルモータ)の磁気回路有する問題点について説明する。
図1のAは、従来の1.8インチ型のロード/アンロード方式のHDD1の一例を示すものである。HDD1のベース2の一方の側には、記憶媒体として、スピンドルモータ3によって回転する少なくとも1枚の磁気ディスク4があり、この磁気ディスク4にはデータ記録用の多数のトラックがある。
HDD1のベース2の他方の側には、磁気ディスク4のトラックにアクセスするヘッドアクチュエータとして、データの読み書きを行うヘッド(図示せず)を備えるスイングアーム5がある。ヘッドはスイングアーム5の先端部に取り付けられている。スイングアーム5は回転軸6を中心にしてスイングするように構成されており、回転軸6に対してスイングアーム5と反対側には、スイングアーム5をスイングさせるVCM10がある。
また、ロード/アンロード方式のHDD1では、アンロード時にはヘッドを磁気ディスク4の外側に退避させる。このため、ロード/アンロード方式のHDD1には、磁気ディスク4の外周部近傍のベース2の底面2Bの上に、スイングアーム5の先端部にあるタブ8を保持するランプ7がある。ランプ7はその一部が磁気ディスク4とオーバラップしている。
前述のように、1.8インチ型のHDD1では、ベース2が磁性体であるSPCC(冷間圧延鋼板)で構成されている。このため、1.8インチ型のHDD1のVCM10の磁気回路11には、ボトムヨーク及びボトムマグネットがなく、磁気回路11は、図1のBに示すように、トップマグネット12が下面に実装されたトップヨーク13のみがベース2の底面上に配置されている。トップヨーク12は両側が折り曲げられて脚部14と足部15が形成され、この足部15がベース2の底面2Bにネジ16で組み付けられている。
1.8インチ型のHDD1では、図1のBに太線の矢印で示すように、トップマグネット13、トップヨーク12、脚部14、足部15、及びベース2が、VCM10の磁気回路11における磁路となっている。しかしながら、この構成の磁気回路11ではトップヨーク13の両側に脚部14と足部15とを形成するために、折り曲げ加工が2度入り、折り曲げ加工が複雑になるという問題点があった。また、トップヨーク13の両側部分のベース2は、底面2Bから一段高く形成されることが多く、足部15のベース2の底面2Bへの取り付け場所を確保するのが困難であるというスペース上の問題点があった。
この問題点を解消できる本発明の実施例を以下に図2のAから図7を用いて説明する。なお、本発明に係る実施例の説明においては、図1のA,Bで説明した従来のHDD1と同じ構成部材については同じ符号を付し、その説明をごく簡単にする。
図2のAは本発明の第1の実施例に係る1.8インチ型HDD1の構成及びVCM10の磁気回路20の構成を示す組立図であり、図2のBは図2のAのVCM10の磁気回路20の構成を示す斜視図である。2はベース、2Bはベース2の底面、3はスピンドルモータ、4は磁気ディスク、5はヘッドアクチュエータを構成するスイングアーム、6はスイングアーム5の回転軸、7はランプ、8はタブである。
第1の実施例のVCM10の磁気回路20では、トップヨーク21が、1枚の平板状の磁性体プレートから構成されている。そして、トップヨーク21のベース2の底面2B側にはトップマグネット22が取り付けられている。トップヨーク21を平面視した形状は、図1のAで説明した従来のトップヨーク13を平面視した形状と同じで良い。トップヨーク21の両側には取付孔22が設けられている。
一方、ベース2の底面2Bには、トップヨーク21の両端部を支持する支持部23が、ベース2と一体的に形成されている。この支持部23は、ベース2の製造時(プレス加工時)に同時に形成することができる。また、第1の実施例では、支持部23の形状が平面視矩形になっているが、支持部23の形状及び位置は、この実施例の位置及び形状に限定されるものではなく、トップヨーク21の両端部を支持できる位置であれば、その位置、形状は限定されるものではない。
そして、第1の実施例における支持部23のベース底面2Bからの高さは、ベース2の外周部の上縁部2Aのベース底面2Bからの高さよりも僅かに低くなっている。支持部23の頂面にはネジ孔24が設けられている。ネジ孔24の位置は、トップヨーク21の両側に設けられた取付孔22に対応している。
第1の実施例では、図2のAに示すように、スイングアーム5を回転軸6に取り付けた後に、トップヨーク21の取付孔22を支持部23のネジ孔24に合せ、ネジ16で固着すれば良い。第1の実施例では、トップマグネット22、トップヨーク21、支持部23、及びベース2が、VCM10の磁気回路20における磁路となっている。第1の実施例の磁気回路20では、トップヨーク21に折り曲げ加工がないので、構成が簡素でコストも安い利点がある。また、支持部23のベース底面2Bの上の設置位置にも自由度があるという利点がある。
なお、実際には、ベース2の外周部の上縁部2Aには、パッキングを介してHDD1のカバーが取り付けられる。このカバーについては、後の実施例で説明される。
図3のAは本発明の第2の実施例に係る1.8インチ型HDD1の構成及びVCM10の磁気回路30の構成を示す組立図であり、図3のBは図3のAのVCM10の磁気回路30の構成、及びHDD1のカバー9の構成を示す斜視図である。第3の実施例では、第2の実施例におけるトップヨーク21をそのまま使用することができ、第2の実施例が第1の実施例と異なる点は、トップヨーク21を支持する支持部25の構造のみである。よって、第3の実施例では、第2の実施例と同じ構成部材については同じ符号を付してその説明を省略する。
第1の実施例のVCM10の磁気回路20では、ベース2の底面2Bには、トップヨーク21の両端部を指示する支持部23が、ベース2と一体的に形成されていて、支持部23のベース底面2Bからの高さが、ベース2の外周部の上縁部2Aのベース底面2Bからの高さよりも僅かに低くなっていた。一方、第2の実施例の磁気回路30では、支持部25のベース底面2Bからの高さが、ベース2の外周部の上縁部2Aのベース底面2Bからの高さと同じになっている。即ち、支持部25の頂面とベース2の外周部の上縁部2Aの頂面は、同一平面上にある。
この支持部25も、ベース2の製造時に同時に形成することができる。また、支持部25の頂面には、トップヨーク21の両側に設けられた取付孔22に対応するネジ孔24が設けられていることも同様である。また、支持部25を平面視した形状及び位置は、この実施例の位置及び形状に限定されるものではなく、トップヨーク21の両端部を支持できる位置であれば、その位置、形状は限定されるものではない。このようにベース外周部の上縁部2Aと支持部25との間の段差をなくすことにより、段差の角部に磁束が集中することがなくなり、磁束を均等に飽和させることができる。
第2の実施例でも、図3のAに示すように、スイングアーム5を回転軸6に取り付けた後に、トップヨーク21の取付孔22を支持部25のネジ孔24に合せ、ネジ16で固着すれば良い。第2の実施例でも、トップマグネット22、トップヨーク21、支持部25、及びベース2が、VCM10の磁気回路30における磁路となっている。第2の実施例の磁気回路3の効果は、第1の実施例の効果と同じである。ベース2の外周部の上縁部2Aには、パッキング17を介してHDD1のカバー9が取り付けられる。
図4のAは本発明の第3の実施例に係るVCM1の磁気回路40の構成を示す斜視図であり、図4のBは図4のAの平面図である。第3の実施例は、図3のA,Bで説明した第2の実施例とほぼ同じであり、第3の実施例が第2の実施例と異なる点は、トップヨーク26の形状のみである。よって、第3の実施例では、第2の実施例と同じ構成部材については同じ符号を付してその説明を省略する。
第3の実施例のVCM10の磁気回路40では、VCM10の磁気飽和度の改善及び磁気効率の向上のために、トップヨーク26のベース上端部2A側の端面を延長し、ベース上端部2Aとの間のギャップGを狭めている。このようにトップヨーク26のベース上端部2A側の端面と、ベース上端部2Aとの間のギャップGが狭いと、両者間に磁路が形成される。
この結果、第3の実施例では、VCM10の磁気回路40における磁路が大きくなり、VCM10の磁気飽和度が改善されると共に、磁気効率の向上を図ることができる。
図5は本発明の第4の実施例に係るVCMの磁気回路50の構成を示す斜視図である。第4の実施例は、第3の実施例の磁気回路40に、ボトムマグネット27を追加したものである。これは、第3の実施例では、VCM10の磁気回路40における磁路が大きくなり、VCM10の磁気飽和度が改善されているからである。ボトムマグネット27は、ベース底面2Bのトップマグネット22に対向する位置に設置すれば良い。
このように、ボトムマグネット27を直接ベース底面2Bに取り付けた場合、2.5インチ型HDDでは、ベース2が磁性体であるので、ベース2をヨークとして使用することができる。この結果、磁気特性を更に向上させて性能を良くすることができる。
図6のAは本発明の第5の実施例に係るVCMの磁気回路60の構成を示す斜視図であり、図6のBは図6のAのベース2との接合部の組立斜視図である。
第1から第4の実施例では、トップヨーク13の裏面にトップマグネットが設けられていたが、第5の実施例では、第1から第4の実施例と異なり、トップマグネット22を、第2の実施例で説明したHDD1のカバー9の内面に設けている。また、第5の実施例では、ボトムマグネット27を第4の実施例と同様に、ベース底面2Bのトップマグネット22に対向する位置に設置し、磁性体であるベース2をヨークとして使用している。
第2の実施例で説明したように、カバー9は非磁性体であるパッキン17を介してベース2に接続されるので、カバー9とベースの間には磁路が形成されない。そこで、第5の実施例では、図6のBに示すように、トップマグネット22の両端部の外側のカバー9に第1の接合部として、下に突の突起部29を形成している。この突起部29の中央部にもネジ孔24がある。
一方、ベース2の底面2Bには、突起部29に対向する位置に、第2の接合部として前述の実施例と同様に支持部25を設け、支持部25の頂面には更に突出部28を設けておく。そして、この突出部28の中央にネジ孔24を設けておく。突出部28は、カバー9をベース2に取り付けた時に、カバー9の突起部29に支持部25を当接させるためのものである。
そして、HDDへのカバー取付時に、図6のBに示すように、突出部28のネジ孔24に、突起部29のネジ孔24を合わせ、ネジ16で両者を電気的に導通させて結合し、磁気結合による磁気回路を構成する。
このように、第5の実施例では、HDDのカバー9を、トップマグネット22のヨークとして使用することができる。この場合、ベース底面2Bからトップマグネット22までの距離は、マグネットの厚さを調整することにより、自由に設定することができる。
図7は、本発明の第2の実施例に係るVCMの磁気回路30の具体的な構成を示すものであり、この図にはベース2とトッププレート21のみが示してある。この実施例では、磁気ディスクに近い側の支持部25は、ベース2の上端部2Aが内側にそのまま膨出されて形成された連続型支持部25Aとなっている。一方、磁気ディスクに遠い側の支持部25は、ベース2の上端部2Aから離れた位置に、ベース底面2Bから突出する形の独立型支持部25Bとなっている。独立型支持部25Bの頂面のベース底面2Bからの高さは、ベース2の上端部2Aのベース底面2Bからの高さに等しい。
この実施例では、トップヨーク21の一方の取付孔22を連続型支持部25Aのネジ孔24に合せ、他方の取付孔22を独立型支持部25Bのネジ孔24に合せ、それぞれネジ16で固着することができる。
なお、トップヨークの形状、トップヨークの支持部の位置及び形状は、前述の実施例に限定されるものではない。また、本発明はHDDに限定されず、ロータリーアクチュエータを有する光ディスク装置や光磁気ディスク装置にも応用可能である。
なお、以上説明した実施例では、トップヨーク21の両端部のみを支持部23または支持部25で支持する形態を説明したが、トップヨーク21の支持は2箇所に限定されるものではない。例えば、図8のAとBに示す、本発明の第3の実施例の変形例のように、トップヨーク21を3箇所で支持しても良い。
Claims (20)
- スピンドルモータによって回転する少なくとも1枚のディスク、前記ディスクにアクセスするヘッドアクチュエータ、及び前記アクチュエータを駆動するVCMを、磁性体製のベースに収容する記憶装置の、前記VCMの磁気回路を、
1枚の平板状のトップヨークと、
前記トップヨークの前記ベース面側に取り付けられたトップマグネットと、
前記ベースに設けた前記トップヨークの支持部とから構成し、
前記トップヨークを前記支持部に磁気結合したことを特徴とするVCMの磁気回路。 - 請求項1に記載のVCMの磁気回路において、
前記支持部を、前記ベースの製造時に同時に形成したことを特徴とするVCMの磁気回路。 - 請求項1に記載のVCMの磁気回路において、
前記記憶装置のベースにパッキングを介してカバーが取り付けられており、
前記支持部と、前記ベースの外周部に設けられた、パッキング取付面との間に段差を設けたことを特徴とするVCMの磁気回路。 - 請求項1に記載のVCMの磁気回路において、
前記記憶装置のベースにパッキングを介してカバーが取り付けられており、
前記支持部の頂面と、前記ベースの外周部に設けられた、パッキング取付面とを同一面に形成したことを特徴とするVCMの磁気回路。 - 請求項1から4の何れか1項に記載のVCMの磁気回路において、
前記トップヨークと前記ベースの端面との間のギャップを、前記トップヨークと前記ベースの端面との間に磁気回路が形成されるように狭めたことを特徴とするVCMの磁気回路。 - 請求項1から5の何れか1項に記載のVCMの磁気回路において、
前記ベースの前記トップマグネットの対向面に、ボトムマグネットを取り付けたことを特徴とするVCMの磁気回路。 - 請求項1から6の何れか1項に記載のVCMの磁気回路において、
前記トップヨークの両端部を前記支持部にネジ止めしたことを特徴とするVCMの磁気回路。 - 少なくとも1枚のディスクが取り付けられたスピンドルモータ、前記ディスクにアクセスするヘッドアクチュエータ、前記アクチュエータを駆動するVCMを磁性体製のベースに収容し、前記ベースは磁性体製のカバーで被覆される記憶装置において、
前記VCMのコイルに対向する前記カバーの部分にトップマグネットを取り付け、前記トップマグネットの端部の外側の前記カバーに第1の接合部を設け、前記ベースには前記第1の接合部に対向する位置に第2の接合部を設け、
前記カバーを前記ベースに取り付けた時に、前記第1と第2の接合部を磁気結合して前記VCMの磁気回路を構成したことを特徴とするVCMの磁気回路。 - 請求項8に記載のVCMの磁気回路において、
前記ベースの前記トップマグネットの対向面に、ボトムマグネットを取り付けたことを特徴とするVCMの磁気回路。 - 請求項9に記載のVCMの磁気回路において、
前記第1と第2の接合部とをネジで結合したことを特徴とするVCMの磁気回路。 - 少なくとも1枚のディスクが取り付けられたスピンドルモータ、前記ディスクにアクセスするヘッドアクチュエータ、前記アクチュエータを駆動するVCMを、磁性体製のベースに収容する記憶装置において、
前記VCMの磁気回路を、1枚の平板状のトップヨーク、前記トップヨークの前記ベース面側に取り付けられたトップマグネット、及び前記ベースに設けた前記トップヨークの支持部とから構成し、
前記トップヨークを前記支持部に磁気結合したことを特徴とする記憶装置。 - 請求項11に記載の記憶装置において、
前記支持部を、前記ベースの製造時に同時に形成したことを特徴とする記憶装置。 - 請求項11に記載の記憶装置において、
前記支持部と、前記ベースの外周部に設けられた、パッキング取付面との間に段差を設けたことを特徴とする記憶装置。 - 請求項11に記載の記憶装において
前記支持部の頂面と、前記ベースの外周部に設けられた、パッキング取付面とを同一面に形成したことを特徴とする記憶装置。 - 請求項11から14の何れか1項に記載の記憶装置において、
前記トップヨークと前記ベースの端面との間のギャップを、前記トップヨークと前記ベースの端面との間に磁気回路が形成されるように狭めたことを特徴とする記憶装置。 - 請求項11から15の何れか1項に記載の記憶装置において、
前記ベースの前記トップマグネットの対向面に、ボトムマグネットを取り付けたことを特徴とする記憶装置。 - 請求項11から16の何れか1項に記載の記憶装置において、
前記トップヨークの両端部を前記支持部にネジ止めしたことを特徴とする記憶装置。 - 少なくとも1枚のディスクが取り付けられたスピンドルモータ、前記ディスクにアクセスするヘッドアクチュエータ、前記アクチュエータを駆動するVCMを磁性体製のベースに収容し、前記ベースは磁性体製のカバーで被覆される記憶装置において、
前記VCMのコイルに対向する前記カバーの部分にトップマグネットを取り付け、前記トップマグネットの端部の外側の前記カバーに第1の接合部を設け、前記ベースには前記第1の接合部に対向する位置に第2の接合部を設け、
前記カバーを前記ベースに取り付けた時に、前記第1と第2の接合部を磁気結合して前記VCMの磁気回路を構成したことを特徴とする記憶装置。 - 請求項18に記載の記憶装置において、
前記ベースの前記トップマグネットの対向面に、ボトムマグネットを取り付けたことを特徴とする記憶装置。 - 請求項19に記載の記憶装置において、
前記第1と第2の接合部とをネジで結合したことを特徴とする記憶装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2007/069295 WO2009044454A1 (ja) | 2007-10-02 | 2007-10-02 | Vcmの磁気回路及び記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2009044454A1 true JPWO2009044454A1 (ja) | 2011-01-27 |
Family
ID=40525887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009535912A Pending JPWO2009044454A1 (ja) | 2007-10-02 | 2007-10-02 | Vcmの磁気回路及び記憶装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20100188781A1 (ja) |
JP (1) | JPWO2009044454A1 (ja) |
WO (1) | WO2009044454A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8854771B1 (en) | 2013-04-08 | 2014-10-07 | HGST Netherlands B.V. | Hard disk drive bypass channel having a close-sided voice coil motor |
US8958179B1 (en) * | 2014-01-07 | 2015-02-17 | HGST Netherlands B.V. | Managing resonance frequency of hard disk drive voice coil motor |
US10867638B2 (en) * | 2019-01-30 | 2020-12-15 | Seagate Technology Llc | Ultrasonic welding for sealing electronic devices |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04301272A (ja) * | 1991-03-29 | 1992-10-23 | Toshiba Corp | 磁気ディスク装置 |
JPH11185412A (ja) * | 1997-12-24 | 1999-07-09 | Hitachi Ltd | 磁気ディスク装置 |
JP2002136092A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ボイスコイルモータ |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5109310A (en) * | 1989-03-07 | 1992-04-28 | Alps Electric Co., Ltd. | Disk drive device with unified actuator assembly |
JPH0449365U (ja) * | 1990-08-31 | 1992-04-27 | ||
US5798885A (en) * | 1994-06-06 | 1998-08-25 | Fujitsu Limited | Head positioning control for disk apparatus using peak detection, polarity detection and sector mark detection |
JP3080362B2 (ja) * | 1997-02-28 | 2000-08-28 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレ−ション | クラッシュストップおよびこれを用いたディスク装置 |
JP3238103B2 (ja) * | 1997-07-07 | 2001-12-10 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | 磁気ディスク装置 |
KR100493030B1 (ko) * | 2002-11-08 | 2005-06-07 | 삼성전자주식회사 | 하드 디스크 드라이브의 액츄에이터 로킹 장치 |
JP2005085436A (ja) * | 2003-09-11 | 2005-03-31 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | 回転円板形記憶装置 |
-
2007
- 2007-10-02 JP JP2009535912A patent/JPWO2009044454A1/ja active Pending
- 2007-10-02 WO PCT/JP2007/069295 patent/WO2009044454A1/ja active Application Filing
-
2010
- 2010-04-02 US US12/753,726 patent/US20100188781A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04301272A (ja) * | 1991-03-29 | 1992-10-23 | Toshiba Corp | 磁気ディスク装置 |
JPH11185412A (ja) * | 1997-12-24 | 1999-07-09 | Hitachi Ltd | 磁気ディスク装置 |
JP2002136092A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ボイスコイルモータ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20100188781A1 (en) | 2010-07-29 |
WO2009044454A1 (ja) | 2009-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20030202292A1 (en) | Piezoelectric microactuator for slider side actuation | |
US8305707B2 (en) | Coupling structure using stud | |
US20070002489A1 (en) | Disk device | |
US8194346B2 (en) | Disk drive housing with ribbed cover | |
US7889459B2 (en) | HDD and HDD stack assembly with head suspension having multiple combination parts and spacer | |
JP2006294170A (ja) | ディスク装置 | |
KR100773739B1 (ko) | 헤드 짐벌 조립체 및 그를 구비한 하드디스크 드라이브 | |
JP2009070425A (ja) | 記憶装置 | |
US20060268451A1 (en) | Disk device | |
JPWO2009044454A1 (ja) | Vcmの磁気回路及び記憶装置 | |
US20070014046A1 (en) | Spindle motor assembly usable with a hard disk drive | |
US20100328821A1 (en) | Hard disk drive | |
US20060221494A1 (en) | Disk device | |
JP4703780B2 (ja) | ディスク装置 | |
KR20100118333A (ko) | Hsa 및 이를 구비한 하드디스크 드라이브 | |
US9177579B2 (en) | Single-piece yoke damper for voice coil actuator | |
JP4081110B2 (ja) | ロータリーアクチュエータおよびディスク装置 | |
KR20100113394A (ko) | 하드디스크 드라이브 | |
JP2011123953A (ja) | ディスク装置 | |
JP2007087491A (ja) | ディスク装置 | |
JP3754665B2 (ja) | ロータリーアクチュエータおよびディスク装置 | |
JP3066439B2 (ja) | 磁気ヘッドアクチュエータ | |
JPH11345474A (ja) | 磁気ディスク装置 | |
JP2929822B2 (ja) | 情報記録再生装置 | |
JP2003085938A (ja) | 磁気ディスク装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110906 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120110 |