JP3525175B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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- magnetic disk
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ディスク装置、
特に2.5インチ規格として知られるマイクロハードデ
ィスクを用いた小型薄形の磁気ディスク装置の改良に関
する。
特に2.5インチ規格として知られるマイクロハードデ
ィスクを用いた小型薄形の磁気ディスク装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの外部記憶装置としてハー
ドディスク装置、フロッピィディスク装置あるいはRA
Mメモリ等が知られており、特に小型パーソナルコンピ
ュータではこれらの外部装置をその用途に応じて使い分
けることが一般的である。
ドディスク装置、フロッピィディスク装置あるいはRA
Mメモリ等が知られており、特に小型パーソナルコンピ
ュータではこれらの外部装置をその用途に応じて使い分
けることが一般的である。
【0003】従来において、ハードディスク装置はその
記憶容量が大きいことから最近の大規模になりつつある
プログラム処理には最適であるが、通常コンピュータ内
部に組み込まれた固定メモリ装置を構成しており、簡便
に持ち運ぶことはできない。
記憶容量が大きいことから最近の大規模になりつつある
プログラム処理には最適であるが、通常コンピュータ内
部に組み込まれた固定メモリ装置を構成しており、簡便
に持ち運ぶことはできない。
【0004】このようなハードディスク装置はIBM社
によって提唱されたウィンチェスター型を標準型として
8インチ規格、5.25インチ規格そして3.5インチ
規格とその小型化が図られてきた。この3.5インチ規
格のハードディスクドライブは同一サイズのフロッピィ
ディスクドライブともほぼ同等の外形寸法を有し、現在
世界中において幅広く支持された業界標準を形成してい
る。
によって提唱されたウィンチェスター型を標準型として
8インチ規格、5.25インチ規格そして3.5インチ
規格とその小型化が図られてきた。この3.5インチ規
格のハードディスクドライブは同一サイズのフロッピィ
ディスクドライブともほぼ同等の外形寸法を有し、現在
世界中において幅広く支持された業界標準を形成してい
る。
【0005】このような3.5インチ規格の装置は例え
ばフロッピィディスク装置においてはシチズン時計株式
会社製の0SDA−39C等の0Sシリーズ(標準3.
5インチ型)そしてV1DA−10A等のV1シリーズ
(薄型3.5インチ型)として広く用いられ、またハー
ドディスク装置の一例としてはコナーペリフェラルズ社
のCP4024が周知である。
ばフロッピィディスク装置においてはシチズン時計株式
会社製の0SDA−39C等の0Sシリーズ(標準3.
5インチ型)そしてV1DA−10A等のV1シリーズ
(薄型3.5インチ型)として広く用いられ、またハー
ドディスク装置の一例としてはコナーペリフェラルズ社
のCP4024が周知である。
【0006】このような3.5インチ規格の磁気ディス
ク装置に対し、コンピュータの小型化はさらに磁気ディ
スク装置に対する小型化を要求しており、特に近年のブ
ック型コンピュータあるいはノート型コンピュータにお
いては、磁気ディスク装置の小型化特にその薄型化が強
く要望されている。すなわち、このようなブック型ある
いはノート型コンピュータにおいては、キーボードの大
きさ特にその平面形状は使用者のキー入力操作性を確保
するためにも一定の面積を必要とし、従来において装置
の小型化は内蔵バッテリ、表示装置そして記憶装置に絞
られていた。表示装置、特に液晶表示装置あるいはプラ
ズマディスプレイは極めて有力な表示装置であるが、こ
れらの小型化は急速に進んでおり、視認性に優れかつ階
調をもった薄形の液晶あるいはプラズマディスプレイ装
置が既に実用化されている。一方において、内蔵バッテ
リはその小型化及び軽量化が未だ完成してはいないが、
コンピュータの消費電力を低減する努力と共にバッテリ
の小型化も徐々にではあるが進みつつあるのが現状であ
る。
ク装置に対し、コンピュータの小型化はさらに磁気ディ
スク装置に対する小型化を要求しており、特に近年のブ
ック型コンピュータあるいはノート型コンピュータにお
いては、磁気ディスク装置の小型化特にその薄型化が強
く要望されている。すなわち、このようなブック型ある
いはノート型コンピュータにおいては、キーボードの大
きさ特にその平面形状は使用者のキー入力操作性を確保
するためにも一定の面積を必要とし、従来において装置
の小型化は内蔵バッテリ、表示装置そして記憶装置に絞
られていた。表示装置、特に液晶表示装置あるいはプラ
ズマディスプレイは極めて有力な表示装置であるが、こ
れらの小型化は急速に進んでおり、視認性に優れかつ階
調をもった薄形の液晶あるいはプラズマディスプレイ装
置が既に実用化されている。一方において、内蔵バッテ
リはその小型化及び軽量化が未だ完成してはいないが、
コンピュータの消費電力を低減する努力と共にバッテリ
の小型化も徐々にではあるが進みつつあるのが現状であ
る。
【0007】このような状態で、ブック型あるいはノー
ト型コンピュータの小型化はその平面形状をキーボード
面積で一定の大きさに規制されるとするならば、外部記
憶装置例えばハードディスク装置はこのキーボードの裏
側に配置されるのが自然であり、また装置の小型化に寄
与する。そして、この場合、従来の3.5インチ型磁気
ディスク装置もその平面形状はキーボードに比して十分
小さくなっており、残る問題はこれらの磁気ディスク装
置をいかに薄型化するかである。
ト型コンピュータの小型化はその平面形状をキーボード
面積で一定の大きさに規制されるとするならば、外部記
憶装置例えばハードディスク装置はこのキーボードの裏
側に配置されるのが自然であり、また装置の小型化に寄
与する。そして、この場合、従来の3.5インチ型磁気
ディスク装置もその平面形状はキーボードに比して十分
小さくなっており、残る問題はこれらの磁気ディスク装
置をいかに薄型化するかである。
【0008】PCT国際公開番号WO91/02349
号(コナー発明)はこのような磁気ディスク装置の薄型
化に対する有用な提案をしている。このコナー発明によ
れば、2.5インチ(約65mm)型規格のハードディ
スクが用いられ、装置外形は長さ4インチ(101.6
mm)、幅2.75インチ(約70mm)そして高さ
0.68インチ(約17mm)の小型化が図られ、両面
記録ハードディスクで約20メガバイト(フォーマット
容量)のデータ記憶容量を実現した。
号(コナー発明)はこのような磁気ディスク装置の薄型
化に対する有用な提案をしている。このコナー発明によ
れば、2.5インチ(約65mm)型規格のハードディ
スクが用いられ、装置外形は長さ4インチ(101.6
mm)、幅2.75インチ(約70mm)そして高さ
0.68インチ(約17mm)の小型化が図られ、両面
記録ハードディスクで約20メガバイト(フォーマット
容量)のデータ記憶容量を実現した。
【0009】しかしながら、このコナー発明でも十分で
はなく、これからの小型化されたコンピュータに標準タ
イプとして実装するためには満足できない点がいくつか
残存している。
はなく、これからの小型化されたコンピュータに標準タ
イプとして実装するためには満足できない点がいくつか
残存している。
【0010】第1に平面形状の問題がある。コナー発明
は従来の標準3.5インチ規格のFDD(又はHDD)
の半分の大きさすなわち長さが標準3.5インチ規格の
幅と等しく幅が標準3.5インチ規格の長さの半分に等
しいという大きさを提案した。
は従来の標準3.5インチ規格のFDD(又はHDD)
の半分の大きさすなわち長さが標準3.5インチ規格の
幅と等しく幅が標準3.5インチ規格の長さの半分に等
しいという大きさを提案した。
【0011】しかしながら、このサイズは実用上いくつ
かの不備を生じさせる。すなわち、実際上従来の標準
3.5インチ規格の半分のスペースでマイクロ磁気ディ
スク装置を収納した場合においては、実際上このマイク
ロ磁気ディスク装置では、ホストコンピュータとの接続
用のコネクタを考慮しなければならず、その大きさはコ
ナー発明で提案されているサイズよりさらに小型化が望
まれるわけである。特に、後述するハードディスクアセ
ンブリをコンピュータから取り外して携帯可能とするよ
うな場合にはこのようなコネクタ部の突出が大きな問題
となり、さらにブックコンピュータに2基の磁気ディス
ク装置を装着するような課題に対してコナー発明は満足
のできる解答を与えていない。
かの不備を生じさせる。すなわち、実際上従来の標準
3.5インチ規格の半分のスペースでマイクロ磁気ディ
スク装置を収納した場合においては、実際上このマイク
ロ磁気ディスク装置では、ホストコンピュータとの接続
用のコネクタを考慮しなければならず、その大きさはコ
ナー発明で提案されているサイズよりさらに小型化が望
まれるわけである。特に、後述するハードディスクアセ
ンブリをコンピュータから取り外して携帯可能とするよ
うな場合にはこのようなコネクタ部の突出が大きな問題
となり、さらにブックコンピュータに2基の磁気ディス
ク装置を装着するような課題に対してコナー発明は満足
のできる解答を与えていない。
【0012】このような平面サイズに関しては、さらに
従来の薄型FDD装置で標準とされた96mm×130
mmという大きさがさらに考慮されなければならない。
前述したコナー発明のマイクロハードディスクドライブ
の長さはこの薄型FDD3.5インチ規格に対してはそ
の長さが標準規格の幅96mmを上回る101.6mm
となってしまい、実際上出荷数の多い薄型FDDフレー
ムをもったコンピュータに対する互換性を失ってしまう
場合が生じる。
従来の薄型FDD装置で標準とされた96mm×130
mmという大きさがさらに考慮されなければならない。
前述したコナー発明のマイクロハードディスクドライブ
の長さはこの薄型FDD3.5インチ規格に対してはそ
の長さが標準規格の幅96mmを上回る101.6mm
となってしまい、実際上出荷数の多い薄型FDDフレー
ムをもったコンピュータに対する互換性を失ってしまう
場合が生じる。
【0013】さらに大きな問題はコナー発明の厚さであ
り、コンピュータ業界の要望は真に携帯可能なコンピュ
ータを実現するためには磁気ディスク装置のさらなる薄
型化を要求しているのが実状である。
り、コンピュータ業界の要望は真に携帯可能なコンピュ
ータを実現するためには磁気ディスク装置のさらなる薄
型化を要求しているのが実状である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来に
おいては、磁気ディスク装置、特にハードディスク装置
の小型薄型化に対し未だ標準仕様となるべき成熟した開
発がなされておらず、このために、使用者は依然として
メモリ装置に対して大きな容積を割かなければならず、
厚みのあるキーボードを用いられる結果、劣悪な操作性
を余儀なくされるという問題が残っていた。
おいては、磁気ディスク装置、特にハードディスク装置
の小型薄型化に対し未だ標準仕様となるべき成熟した開
発がなされておらず、このために、使用者は依然として
メモリ装置に対して大きな容積を割かなければならず、
厚みのあるキーボードを用いられる結果、劣悪な操作性
を余儀なくされるという問題が残っていた。
【0015】一般に、磁気ディスク装置を小型化し特に
薄型化することによってブック型あるいはノート型コン
ピュータに対しても広く適用可能な磁気ディスク装置を
提供する場合、小型化、薄型化した磁気ディスク装置は
外乱の影響を受けやすく、制御精度が低下してしまうと
いう問題がある。
薄型化することによってブック型あるいはノート型コン
ピュータに対しても広く適用可能な磁気ディスク装置を
提供する場合、小型化、薄型化した磁気ディスク装置は
外乱の影響を受けやすく、制御精度が低下してしまうと
いう問題がある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、磁気ディスクのリードライトを制御するディスクコ
ントローラ回路と、前記ディスクコントローラ回路と積
層配置され、その内部に記録情報を磁気的にリードライ
ト可能な磁気ディスクが内蔵されたディスクエンクロー
ジャと、を含む磁気ディスク装置であって、前記ディス
クエンクロージャは、少なくとも、前記磁気ディスク
と、この磁気ディスクを回転するスピンドルモータと、
前記磁気ディスクの径方向にリードライトヘッドを移動
させて所望のトラック位置に静止保持させるリードライ
トヘッドアクチュエータと、前記リードライトヘッドを
制御するリードライトアンプ回路基板と、さらにこれら
の各構成要素を気密状態で内蔵するハウジングとを含
み、前記ディスクコントローラ回路は、リードライトヘ
ッドアクチュエータのボイスコイルモータを駆動制御す
るためのVCMコントローラを含む磁気ディスク装置に
おいて、前記VCMコントローラはリードライトヘッド
アクチュエータの動き推定系とリードライトヘッドアク
チュエータに加わる外乱推定系の2系列の状態推定系を
分離して有し、各推定系の推定値は計算回路によって次
のセグメントの各推定系への入力指令値となることを特
徴とする。
に、磁気ディスクのリードライトを制御するディスクコ
ントローラ回路と、前記ディスクコントローラ回路と積
層配置され、その内部に記録情報を磁気的にリードライ
ト可能な磁気ディスクが内蔵されたディスクエンクロー
ジャと、を含む磁気ディスク装置であって、前記ディス
クエンクロージャは、少なくとも、前記磁気ディスク
と、この磁気ディスクを回転するスピンドルモータと、
前記磁気ディスクの径方向にリードライトヘッドを移動
させて所望のトラック位置に静止保持させるリードライ
トヘッドアクチュエータと、前記リードライトヘッドを
制御するリードライトアンプ回路基板と、さらにこれら
の各構成要素を気密状態で内蔵するハウジングとを含
み、前記ディスクコントローラ回路は、リードライトヘ
ッドアクチュエータのボイスコイルモータを駆動制御す
るためのVCMコントローラを含む磁気ディスク装置に
おいて、前記VCMコントローラはリードライトヘッド
アクチュエータの動き推定系とリードライトヘッドアク
チュエータに加わる外乱推定系の2系列の状態推定系を
分離して有し、各推定系の推定値は計算回路によって次
のセグメントの各推定系への入力指令値となることを特
徴とする。
【0017】また、前述の構成において、前記ディスク
エンクロージャと前記ディスクコントローラ回路の合計
厚みが約12.7mmに設定されていることを特徴とす
る。
エンクロージャと前記ディスクコントローラ回路の合計
厚みが約12.7mmに設定されていることを特徴とす
る。
【0018】更に、前述の構成において、前記ディスク
エンクロージャの厚みが約8.5mmであることを特徴
とする。
エンクロージャの厚みが約8.5mmであることを特徴
とする。
【0019】本発明における磁気ディスク装置は、ハー
ドディスク等の磁気記録媒体を高速回転可能に内蔵した
ディスクエンクロージャとこのディスクエンクロージャ
に必要な駆動制御信号及びリードライト信号の授受を行
うディスクコントローラ回路とを積層配置し、この磁気
ディスク装置の形状を最適なサイズにしている。
ドディスク等の磁気記録媒体を高速回転可能に内蔵した
ディスクエンクロージャとこのディスクエンクロージャ
に必要な駆動制御信号及びリードライト信号の授受を行
うディスクコントローラ回路とを積層配置し、この磁気
ディスク装置の形状を最適なサイズにしている。
【0020】前記ディスクエンクロージャはベースとカ
バーがパッキンにてシールされて気密性に優れたハウジ
ングを形成し、このハウジングは外形がほぼフラットな
凹凸のない形状を有している。
バーがパッキンにてシールされて気密性に優れたハウジ
ングを形成し、このハウジングは外形がほぼフラットな
凹凸のない形状を有している。
【0021】そして、このハウジング内には2.5イン
チ規格すなわち約65mmの外形を有する磁気ハードデ
ィスクが回転可能に組み込まれており、またこの磁気ハ
ードディスクを高速回転するためにスピンドルモータが
内蔵されている。このスピンドルモータは薄型軸受を有
し、前記従来に比して著しく薄型化されたディスクエン
クロージャを可能としている。
チ規格すなわち約65mmの外形を有する磁気ハードデ
ィスクが回転可能に組み込まれており、またこの磁気ハ
ードディスクを高速回転するためにスピンドルモータが
内蔵されている。このスピンドルモータは薄型軸受を有
し、前記従来に比して著しく薄型化されたディスクエン
クロージャを可能としている。
【0022】磁気ハードディスクに対してその径方向に
移動して所定トラックでデータのリードライトを行うリ
ードライトヘッドをサスペンションの一端に担持し、こ
のサスペンションの他端をボイスコイルモータにて回動
させるリードライトアクチュエータがハウジング内に組
み込まれており、アクチュエータは低慣性かつ小型に構
成されており、前記サスペンションをウィンチェスター
型ヘッドの標準サスペンションを用いた場合においても
前述した小型ハウジングを実現することができる。
移動して所定トラックでデータのリードライトを行うリ
ードライトヘッドをサスペンションの一端に担持し、こ
のサスペンションの他端をボイスコイルモータにて回動
させるリードライトアクチュエータがハウジング内に組
み込まれており、アクチュエータは低慣性かつ小型に構
成されており、前記サスペンションをウィンチェスター
型ヘッドの標準サスペンションを用いた場合においても
前述した小型ハウジングを実現することができる。
【0023】本発明においてリードライトヘッドから得
られる微小電圧信号に外部ノイズが混入することを防ぐ
ため、ハウジング内にはリードライトアンプ回路基板が
内蔵されており、これによって、ディスクエンクロージ
ャからはSN比の高いリード信号を導き出すことができ
る。
られる微小電圧信号に外部ノイズが混入することを防ぐ
ため、ハウジング内にはリードライトアンプ回路基板が
内蔵されており、これによって、ディスクエンクロージ
ャからはSN比の高いリード信号を導き出すことができ
る。
【0024】また、前記ハウジングは金属製、好ましく
はアルミダイキャストから構成することが好適であり、
これによって十分な強度と外部からの電磁波あるいは静
電ノイズの侵入を確実に防止している。
はアルミダイキャストから構成することが好適であり、
これによって十分な強度と外部からの電磁波あるいは静
電ノイズの侵入を確実に防止している。
【0025】また、本発明のディスクエンクロージャは
前述した如くディスクコントローラ回路と積層配置さ
れ、それらの合計厚みは約12.7mmに設定されてい
る。
前述した如くディスクコントローラ回路と積層配置さ
れ、それらの合計厚みは約12.7mmに設定されてい
る。
【0026】本発明において、好ましくは前記ディスク
コントローラ回路に設けられているボイスコイルモータ
コントローラは現代制御による状態推定制御を行うこと
が好適であり、このような磁気ディスク装置への現代制
御理論の適用は既にワークマン特許(米国特許第467
9103号及びこれに対応する特開昭62−25768
2号)で示されているが、本発明における現代制御回路
においては、リードライトヘッドの動き推定系とリード
ライトヘッドに加わる外乱推定系の2系列を分離独立し
て構成したことを特徴とする。
コントローラ回路に設けられているボイスコイルモータ
コントローラは現代制御による状態推定制御を行うこと
が好適であり、このような磁気ディスク装置への現代制
御理論の適用は既にワークマン特許(米国特許第467
9103号及びこれに対応する特開昭62−25768
2号)で示されているが、本発明における現代制御回路
においては、リードライトヘッドの動き推定系とリード
ライトヘッドに加わる外乱推定系の2系列を分離独立し
て構成したことを特徴とする。
【0027】この結果、装置の小型化のために本発明に
おいてボイスコイルモータすなわちリードライトヘッド
アクチュエータを小型化したことによる外乱の影響を受
け易いという点に対しこのVCMコントローラでの独立
した外乱推定系による補償作用が有効に働き、前記小型
VCMであっても十分な高密度記録を可能としている。
おいてボイスコイルモータすなわちリードライトヘッド
アクチュエータを小型化したことによる外乱の影響を受
け易いという点に対しこのVCMコントローラでの独立
した外乱推定系による補償作用が有効に働き、前記小型
VCMであっても十分な高密度記録を可能としている。
【0028】すなわち、本発明においてはボイスコイル
モータによってリードライトヘッドを所望のトラックに
移送してこのトラックをトレースしなければならない
が、実際上各トラックは真円ではなく僅かな歪を有して
おり、この歪に対してボイスコイルモータを用いてリー
ドライトヘッドを正しく追従させるため本発明において
は動き推定系によるフィードフォワード制御が行われ
る。前述した従来のワークマン発明によれば、この動き
推定系に外乱推定系が一体に組み込まれ単独系でフィー
ドフォワード制御が行われていた。このような単独推定
系による現代制御は対象となるボイスコイルモータが十
分に大きな出力トルクを有する場合には正しいトラック
追従作用を行うことができるが、本発明のようにボイス
コイルモータの小型化を図った場合には、外乱すなわち
ボイスコイルモータの軸受摩擦力、ベアリングにおける
不正回転(スティクション)、アクチュエータ及びヘッ
ドに電力あるいは信号を供給するためのFPC基板の付
勢力あるいはディスクエンクロージャ内での風力等が外
乱として小型アクチュエータに対して大きな影響力を与
えてしまう。
モータによってリードライトヘッドを所望のトラックに
移送してこのトラックをトレースしなければならない
が、実際上各トラックは真円ではなく僅かな歪を有して
おり、この歪に対してボイスコイルモータを用いてリー
ドライトヘッドを正しく追従させるため本発明において
は動き推定系によるフィードフォワード制御が行われ
る。前述した従来のワークマン発明によれば、この動き
推定系に外乱推定系が一体に組み込まれ単独系でフィー
ドフォワード制御が行われていた。このような単独推定
系による現代制御は対象となるボイスコイルモータが十
分に大きな出力トルクを有する場合には正しいトラック
追従作用を行うことができるが、本発明のようにボイス
コイルモータの小型化を図った場合には、外乱すなわち
ボイスコイルモータの軸受摩擦力、ベアリングにおける
不正回転(スティクション)、アクチュエータ及びヘッ
ドに電力あるいは信号を供給するためのFPC基板の付
勢力あるいはディスクエンクロージャ内での風力等が外
乱として小型アクチュエータに対して大きな影響力を与
えてしまう。
【0029】本発明の小型アクチュエータでこのような
外乱が従来の大トルクアクチュエータに比して大きな比
率を占めることは容易に理解され、本発明はこのような
事態に対処するために、現代制御における外乱推定系を
動き推定系と別個に独立させ両系統に対してそれぞれ最
適なゲインを実験的に与えて高密度記録を可能とした。
実際上、本発明において、2000tpi以上そして5
5Kbpi以上の高密度記録を達成することができた。
外乱が従来の大トルクアクチュエータに比して大きな比
率を占めることは容易に理解され、本発明はこのような
事態に対処するために、現代制御における外乱推定系を
動き推定系と別個に独立させ両系統に対してそれぞれ最
適なゲインを実験的に与えて高密度記録を可能とした。
実際上、本発明において、2000tpi以上そして5
5Kbpi以上の高密度記録を達成することができた。
【0030】
【作用】従って、本発明によれば、各推定系の推定値を
計算回路による次のセグメントの各推定系への入力指令
値とすることにより時々刻々と変化する外乱の影響を読
みとり補正することが可能になるので、迅速かつ正確な
リードライトヘッドアクチュエータの状態補正(位置補
償)を行うことができる。その結果、磁気ディスク装置
が著しく小型化され、また従来の標準3.5インチ規格
装置に対してもその幅方向に対してコネクタを含めた長
さの組込みを可能とし、あるいは従来における薄型3.
5インチ規格の横幅と同じ長さのディスク装置を提供す
ることができる。
計算回路による次のセグメントの各推定系への入力指令
値とすることにより時々刻々と変化する外乱の影響を読
みとり補正することが可能になるので、迅速かつ正確な
リードライトヘッドアクチュエータの状態補正(位置補
償)を行うことができる。その結果、磁気ディスク装置
が著しく小型化され、また従来の標準3.5インチ規格
装置に対してもその幅方向に対してコネクタを含めた長
さの組込みを可能とし、あるいは従来における薄型3.
5インチ規格の横幅と同じ長さのディスク装置を提供す
ることができる。
【0031】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の好適な実施例を
説明する。
説明する。
【0032】図1には本発明に係る磁気ディスク装置の
好適な実施例の要部断面が示され、また図2にはこの磁
気ディスク装置のディスクエンクロージャとディスクコ
ントロール回路との間のコネクタ側の端面形状が示され
ている。さらに、図3には本発明の実施例におけるディ
スクエンクロージャとディスクコントロール回路との積
層状態が正面図として示され、また、図4には本実施例
のハウジングカバーを取り外した状態のディスクエンク
ロージャ内部構造が示されている。図において、ディス
クエンクロージャ10はハウジング11の内部に各部が
内蔵された気密エンクロージャ構造を有しており、前記
ハウジング11はハウジングベース12とハウジングカ
バー13を含み、両者間にはパッキン14が介装され、
内部を気密室としている。
好適な実施例の要部断面が示され、また図2にはこの磁
気ディスク装置のディスクエンクロージャとディスクコ
ントロール回路との間のコネクタ側の端面形状が示され
ている。さらに、図3には本発明の実施例におけるディ
スクエンクロージャとディスクコントロール回路との積
層状態が正面図として示され、また、図4には本実施例
のハウジングカバーを取り外した状態のディスクエンク
ロージャ内部構造が示されている。図において、ディス
クエンクロージャ10はハウジング11の内部に各部が
内蔵された気密エンクロージャ構造を有しており、前記
ハウジング11はハウジングベース12とハウジングカ
バー13を含み、両者間にはパッキン14が介装され、
内部を気密室としている。
【0033】前記ハウジングベース12及びハウジング
カバー13はアルミダイキャストから形成されており、
各ベース12及びカバー13の表面には20μm程度の
厚さを有する電着塗装が施され、外面の装飾、電気的絶
縁そして内面におけるダイキャスト細孔からのガス侵出
を防いでいる。このアルミ金属製ハウジングによれば、
外部からディスクエンクロージャ10内に電磁ノイズあ
るいは静電ノイズが侵入することを確実に防止すること
が可能である。
カバー13はアルミダイキャストから形成されており、
各ベース12及びカバー13の表面には20μm程度の
厚さを有する電着塗装が施され、外面の装飾、電気的絶
縁そして内面におけるダイキャスト細孔からのガス侵出
を防いでいる。このアルミ金属製ハウジングによれば、
外部からディスクエンクロージャ10内に電磁ノイズあ
るいは静電ノイズが侵入することを確実に防止すること
が可能である。
【0034】前記パッキン14は両ベース12及びカバ
ー13の結合面に設けられ、実際上いずれかの接合面に
パッキン14が凹凸噛合いし、あるいは予め接着され、
両ベース12、カバー13を止めネジ15によってネジ
締め固定するときに内部の気密室をしっかりとシールす
ることができる。パッキン14としては例えばフッソ系
ゴムが好適である。
ー13の結合面に設けられ、実際上いずれかの接合面に
パッキン14が凹凸噛合いし、あるいは予め接着され、
両ベース12、カバー13を止めネジ15によってネジ
締め固定するときに内部の気密室をしっかりとシールす
ることができる。パッキン14としては例えばフッソ系
ゴムが好適である。
【0035】本実施例において、このディスクエンクロ
ージャは小型形状を有しており、実際上その長さ方向に
は約96mm、幅方向には約70mmの寸法が与えられ
ている。
ージャは小型形状を有しており、実際上その長さ方向に
は約96mm、幅方向には約70mmの寸法が与えられ
ている。
【0036】本実施例において、ディスクエンクロージ
ャ10にはディスクコントローラ回路75が積層配置さ
れており、このディスクコントローラ回路75はディス
クコントローラ回路基板76を有し、この基板76が止
めネジ77によってディスクエンクロージャ10のハウ
ジングベース12にしっかりと固定されている。
ャ10にはディスクコントローラ回路75が積層配置さ
れており、このディスクコントローラ回路75はディス
クコントローラ回路基板76を有し、この基板76が止
めネジ77によってディスクエンクロージャ10のハウ
ジングベース12にしっかりと固定されている。
【0037】実施例において、このディスクコントロー
ラ回路基板76は前記ディスクエンクロージャ10とほ
ぼ同一の平面形状を有し、その一端に固定された外部接
続用コネクタ78によってホストコンピュータと接続さ
れている。また基板76にはディスクエンクロージャ1
0の駆動系及び信号系と電気的に接続するための回路側
コネクタ79を含む。
ラ回路基板76は前記ディスクエンクロージャ10とほ
ぼ同一の平面形状を有し、その一端に固定された外部接
続用コネクタ78によってホストコンピュータと接続さ
れている。また基板76にはディスクエンクロージャ1
0の駆動系及び信号系と電気的に接続するための回路側
コネクタ79を含む。
【0038】そして、本実施例において、このようにし
てディスクエンクロージャ10とディスクコントローラ
回路75とを積層配置した状態で、その合計厚みが約1
2.7mmに設定されている。これによって、ブック型
あるいはノート型の小型コンピュータに最適な磁気ディ
スク装置を提供することが可能となる。
てディスクエンクロージャ10とディスクコントローラ
回路75とを積層配置した状態で、その合計厚みが約1
2.7mmに設定されている。これによって、ブック型
あるいはノート型の小型コンピュータに最適な磁気ディ
スク装置を提供することが可能となる。
【0039】実施例において、図3から明らかなように
ハウジングベース12はその一部に凹部12aを有し、
ディスクコントローラ回路75の回路素子をこの凹部に
収納して全体の厚みを減少することが可能であり、この
凹部12aは図1から明らかなように、後述する磁気デ
ィスク16の回転領域であってかつリードライトヘッド
アクチュエータ及びアンプ回路基板の設けられていない
領域に設定されている。
ハウジングベース12はその一部に凹部12aを有し、
ディスクコントローラ回路75の回路素子をこの凹部に
収納して全体の厚みを減少することが可能であり、この
凹部12aは図1から明らかなように、後述する磁気デ
ィスク16の回転領域であってかつリードライトヘッド
アクチュエータ及びアンプ回路基板の設けられていない
領域に設定されている。
【0040】また、図3から明らかなように、前記ハウ
ジング11のハウジングベース12には、本実施例に係
る磁気ディスク装置をホストコンピュータに固定するた
めの固定ネジ穴部12bを有する。
ジング11のハウジングベース12には、本実施例に係
る磁気ディスク装置をホストコンピュータに固定するた
めの固定ネジ穴部12bを有する。
【0041】本実施例におけるディスクエンクロージャ
10の内部構造を以下に説明する。
10の内部構造を以下に説明する。
【0042】ディスクエンクロージャ10内には2.5
インチ規格すなわち実施例において65mm外径の磁気
ディスク16が内蔵されており、この磁気ディスク16
はその内径が20mmそして0.889mmの厚みを有
する。周知のように、硬質処理を施したアルミ板もしく
はガラス板からなる磁気ディスク16の両面には磁気記
録層が設けられており、本実施例においてこの1枚磁気
ディスク16の両面にそれぞれ2000tpi以上そし
て55Kbpi以上の記録密度で高密度記録が行われ、
この結果、1枚ディスクでありながら、43メガバイト
のフォーマット記憶容量を達成している。
インチ規格すなわち実施例において65mm外径の磁気
ディスク16が内蔵されており、この磁気ディスク16
はその内径が20mmそして0.889mmの厚みを有
する。周知のように、硬質処理を施したアルミ板もしく
はガラス板からなる磁気ディスク16の両面には磁気記
録層が設けられており、本実施例においてこの1枚磁気
ディスク16の両面にそれぞれ2000tpi以上そし
て55Kbpi以上の記録密度で高密度記録が行われ、
この結果、1枚ディスクでありながら、43メガバイト
のフォーマット記憶容量を達成している。
【0043】前記磁気ディスク16を高速回転駆動する
ためにディスクエンクロージャ10内にはスピンドルモ
ータ17が収納されており、このスピンドルモータ17
はディスクエンクロージャ10から着脱可能なモータア
センブリを形成しており、スピンドルモータベース18
がその外周をハウジングベース12に対して止めネジ1
9でネジ止め固定されており、またその内周がロータの
軸受部を形成している。図1から明らかなようにロータ
20は2個のベアリング21、22によって前記スピン
ドルモータベース18に回転自在に軸支されている。本
実施例において、このスピンドルモータ17の軸受高さ
はディスクエンクロージャ10の厚みを決めるための制
約条件であり、本発明においては、このベアリング2
1、22の高さをできるだけ小さくし、前述した8.5
mm厚みのディスクエンクロージャ10を可能としてい
る。このベアリングの小型化は反面スピンドルモータ1
7の寿命低下を生じさせるが、本発明においてこれは致
命的ではなく、また実施例によれば、この寿命低下に対
してはオートスタンバイモードの設定によって全体的な
磁気ディスクアセンブリ装置の寿命が低下しない補償を
行っている。前記スピンドルモータベース18の軸受部
18aの外周にはステータコイル23が固定されてお
り、一方ロータ20の外周フランジ20aの内周には前
記ステータコイル23と対向して近接した位置にロータ
磁石24が固定されている。従って、ステータコイル2
3に所定のタイミングで励磁電流を供給すれば、ロータ
磁石24との協働作用により、ロータ20を回転駆動す
ることができ、実施例において前記ステータコイル23
はU、V及びWの3相コイルからなる。また、スピンド
ルモータ17の回転制御はステータコイルに、回転によ
り生ずる逆電力信号を検出し、基準周波数信号との比較
に基づいて行われ、これによって磁気ディスク16の回
転速度及び回転位相の制御がディスクコントローラ回路
に設けられているスピンドルモータコントローラのサー
ボ制御により実行されている。
ためにディスクエンクロージャ10内にはスピンドルモ
ータ17が収納されており、このスピンドルモータ17
はディスクエンクロージャ10から着脱可能なモータア
センブリを形成しており、スピンドルモータベース18
がその外周をハウジングベース12に対して止めネジ1
9でネジ止め固定されており、またその内周がロータの
軸受部を形成している。図1から明らかなようにロータ
20は2個のベアリング21、22によって前記スピン
ドルモータベース18に回転自在に軸支されている。本
実施例において、このスピンドルモータ17の軸受高さ
はディスクエンクロージャ10の厚みを決めるための制
約条件であり、本発明においては、このベアリング2
1、22の高さをできるだけ小さくし、前述した8.5
mm厚みのディスクエンクロージャ10を可能としてい
る。このベアリングの小型化は反面スピンドルモータ1
7の寿命低下を生じさせるが、本発明においてこれは致
命的ではなく、また実施例によれば、この寿命低下に対
してはオートスタンバイモードの設定によって全体的な
磁気ディスクアセンブリ装置の寿命が低下しない補償を
行っている。前記スピンドルモータベース18の軸受部
18aの外周にはステータコイル23が固定されてお
り、一方ロータ20の外周フランジ20aの内周には前
記ステータコイル23と対向して近接した位置にロータ
磁石24が固定されている。従って、ステータコイル2
3に所定のタイミングで励磁電流を供給すれば、ロータ
磁石24との協働作用により、ロータ20を回転駆動す
ることができ、実施例において前記ステータコイル23
はU、V及びWの3相コイルからなる。また、スピンド
ルモータ17の回転制御はステータコイルに、回転によ
り生ずる逆電力信号を検出し、基準周波数信号との比較
に基づいて行われ、これによって磁気ディスク16の回
転速度及び回転位相の制御がディスクコントローラ回路
に設けられているスピンドルモータコントローラのサー
ボ制御により実行されている。
【0044】前記ロータ20のフランジ20aにはディ
スクスペーサ25を介して前記磁気ディスク16が位置
決めされ、この磁気ディスク16をロータ20にディス
ク止めネジ26でしっかりと固定されたディスククラン
パ27が緊締固定している。ディスクスペーサ25は磁
気ディスク16の高さ調整を可能とし、またディスクク
ランパ27は実施例においてアルミ製の皿形状の部材か
らなる。
スクスペーサ25を介して前記磁気ディスク16が位置
決めされ、この磁気ディスク16をロータ20にディス
ク止めネジ26でしっかりと固定されたディスククラン
パ27が緊締固定している。ディスクスペーサ25は磁
気ディスク16の高さ調整を可能とし、またディスクク
ランパ27は実施例においてアルミ製の皿形状の部材か
らなる。
【0045】図5にはスピンドルモータ17をハウジン
グ11から取り外しかつディスククランパ27を緩めて
磁気ディスク16をロータ20から取り外した平面図が
示されている。図から明らかなように、このスピンドル
モータ17は3個の止め穴18b、18c、18dにて
ハウジングベース12にしっかりと固定保持されてい
る。また、スピンドルモータベース18には前記UVW
ステータコイルへそれぞれ励磁電流を供給するためのリ
ード線28を導く溝18eが設けられ、さらに後述する
下側リードライトヘッドが衝突することを避けるための
逃げ溝18fを有する。
グ11から取り外しかつディスククランパ27を緩めて
磁気ディスク16をロータ20から取り外した平面図が
示されている。図から明らかなように、このスピンドル
モータ17は3個の止め穴18b、18c、18dにて
ハウジングベース12にしっかりと固定保持されてい
る。また、スピンドルモータベース18には前記UVW
ステータコイルへそれぞれ励磁電流を供給するためのリ
ード線28を導く溝18eが設けられ、さらに後述する
下側リードライトヘッドが衝突することを避けるための
逃げ溝18fを有する。
【0046】ディスクエンクロージャ10内部にはさら
に前記磁気ディスク16の両面からデータをリードライ
トするためのリードライトヘッドそしてこのリードライ
トヘッドを磁気ディスク16の径方向に移送して所定ト
ラックでトラック追従制御を行うためのリードライトヘ
ッドアクチュエータが設けられており、本実施例におい
てこのアクチュエータはボイスコイルモータ(VCM)
を有する。
に前記磁気ディスク16の両面からデータをリードライ
トするためのリードライトヘッドそしてこのリードライ
トヘッドを磁気ディスク16の径方向に移送して所定ト
ラックでトラック追従制御を行うためのリードライトヘ
ッドアクチュエータが設けられており、本実施例におい
てこのアクチュエータはボイスコイルモータ(VCM)
を有する。
【0047】図6、7には完成上ヘッドブロックが示さ
れており、同様に下ヘッドアセンブリもこれと類似した
構造を有しその説明は省略する。
れており、同様に下ヘッドアセンブリもこれと類似した
構造を有しその説明は省略する。
【0048】図6、7において、完成上ヘッドアセンブ
リ29は金属製薄板弾性板からなるサスペンション30
の先端に支持されたスライダ31を有し、このスライダ
31には周知の如くリードライトギャップが設けられて
おり、リードライトワイヤ32によって後述するリード
ライトアンプ回路基板と接続されている。前記サスペン
ション30の他端には固定ブッシュ33が圧入されてお
り、後述するVCMのアーム体とサスペンション30と
がこの固定ブッシュ33によってしっかりと固定され
る。
リ29は金属製薄板弾性板からなるサスペンション30
の先端に支持されたスライダ31を有し、このスライダ
31には周知の如くリードライトギャップが設けられて
おり、リードライトワイヤ32によって後述するリード
ライトアンプ回路基板と接続されている。前記サスペン
ション30の他端には固定ブッシュ33が圧入されてお
り、後述するVCMのアーム体とサスペンション30と
がこの固定ブッシュ33によってしっかりと固定され
る。
【0049】図1、4において、リードライトヘッドア
クチュエータ34は下ヨーク35にアセンブリされてお
り、アクチュエータ34をアセンブリごとハウジングベ
ース12から取り外すことができあるいは単独で組み立
てた後にハウジングベース12に組み込むことができ
る。図8にはVCMモータ34が取り出して示され、ま
たそのコイル側から見た端面が図9に示されている。
クチュエータ34は下ヨーク35にアセンブリされてお
り、アクチュエータ34をアセンブリごとハウジングベ
ース12から取り外すことができあるいは単独で組み立
てた後にハウジングベース12に組み込むことができ
る。図8にはVCMモータ34が取り出して示され、ま
たそのコイル側から見た端面が図9に示されている。
【0050】下ヨーク35は透磁率の大きな例えば鉄板
等からなり、実施例においてほぼ扇形状を有し、その要
の位置にVCM回転軸36がしっかりと固定保持されて
いる。このVCM回転軸36には2個のベアリング3
7、38を介して軸受外輪39が回転自在に軸支されて
おり、この軸受外輪39の外周にアーム体40が接着等
によってしっかりと固定保持されている。このアーム体
40はアルミダイキャストから構成されており、そのサ
スペンション支持穴40aに前述した固定ブッシュ33
を圧入することによってVCMとヘッドアセンブリ29
とがしっかりと組み合わされ、この結合構造は完成下ヘ
ッドアセンブリ46に対しても同様である。
等からなり、実施例においてほぼ扇形状を有し、その要
の位置にVCM回転軸36がしっかりと固定保持されて
いる。このVCM回転軸36には2個のベアリング3
7、38を介して軸受外輪39が回転自在に軸支されて
おり、この軸受外輪39の外周にアーム体40が接着等
によってしっかりと固定保持されている。このアーム体
40はアルミダイキャストから構成されており、そのサ
スペンション支持穴40aに前述した固定ブッシュ33
を圧入することによってVCMとヘッドアセンブリ29
とがしっかりと組み合わされ、この結合構造は完成下ヘ
ッドアセンブリ46に対しても同様である。
【0051】前記アーム体40は本実施例においてでき
るだけ小型軽量化し、これによってリードライトヘッド
アクチュエータ34の質量及び慣性を著しく低減し、ま
たこの結果回転支持部の厚みも減らすことができ、磁気
ディスク装置の厚みを12.7mm以下にすることが可
能となった。
るだけ小型軽量化し、これによってリードライトヘッド
アクチュエータ34の質量及び慣性を著しく低減し、ま
たこの結果回転支持部の厚みも減らすことができ、磁気
ディスク装置の厚みを12.7mm以下にすることが可
能となった。
【0052】実際上、アーム体40はできるだけその外
形を小さくし、さらにコイル枠47にて一体固定するV
CMコイル48もできるだけ小型に構成している。VC
Mコイル48は図8に詳細に示されるようなほぼ台形状
からなり、コイル枠47はこのVCMコイル48と前記
アーム体40とを一体にアウター成形しており、その厚
みも前記ディスクエンクロージャ10の厚み制約に対応
するようできるだけ薄く成形されている。VCMコイル
48の下側には、図1から明らかなように前記VCM下
ヨーク35の上にVCM磁石49が固定されており、こ
のVCM磁石49は図8の破線で示されるようにVCM
コイル48の回動軌跡に沿ったほぼ扇形からなり、その
厚み方向に半分ずつ反対方向に着磁されている。従っ
て、VCMコイル48の両側辺に対して異極性を与え、
同一方向の駆動力が生じることとなる。
形を小さくし、さらにコイル枠47にて一体固定するV
CMコイル48もできるだけ小型に構成している。VC
Mコイル48は図8に詳細に示されるようなほぼ台形状
からなり、コイル枠47はこのVCMコイル48と前記
アーム体40とを一体にアウター成形しており、その厚
みも前記ディスクエンクロージャ10の厚み制約に対応
するようできるだけ薄く成形されている。VCMコイル
48の下側には、図1から明らかなように前記VCM下
ヨーク35の上にVCM磁石49が固定されており、こ
のVCM磁石49は図8の破線で示されるようにVCM
コイル48の回動軌跡に沿ったほぼ扇形からなり、その
厚み方向に半分ずつ反対方向に着磁されている。従っ
て、VCMコイル48の両側辺に対して異極性を与え、
同一方向の駆動力が生じることとなる。
【0053】VCMコイル48の上方にはVCM上ヨー
ク50が設けられており、この上ヨーク50は図9に詳
細に示されるようにその両端が支持脚51、52によっ
てVCM下ヨーク35に圧入固定され、この結果両ヨー
ク35、50間の間隔は支持脚51、52によって正確
に定められる。図8に示されるように、一方の支持脚5
2の周囲には弾性ゴムからなるストッパ53が装着され
ており、リードライトヘッドが磁気ディスク16の外周
側一杯に振れたときにコイル枠47の受け部47aと圧
接して、VCMコイルあるいはヘッドに破壊的な衝撃を
与えないよう考慮されている。
ク50が設けられており、この上ヨーク50は図9に詳
細に示されるようにその両端が支持脚51、52によっ
てVCM下ヨーク35に圧入固定され、この結果両ヨー
ク35、50間の間隔は支持脚51、52によって正確
に定められる。図8に示されるように、一方の支持脚5
2の周囲には弾性ゴムからなるストッパ53が装着され
ており、リードライトヘッドが磁気ディスク16の外周
側一杯に振れたときにコイル枠47の受け部47aと圧
接して、VCMコイルあるいはヘッドに破壊的な衝撃を
与えないよう考慮されている。
【0054】また、実施例において、リードライトヘッ
ドはコンタクトスタートストップ(CSS)方式が採用
されており、装置の停止時、スタンバイ時等においては
リードライトヘッドが磁気ディスク16の内周非記録領
域で磁気ディスク16と接触した状態で保持される。こ
のために、コイル枠47の尾端にはロックピン54が前
述したアウター成形時に一体成形されており、一方VC
M下ヨーク35の尾端にはロック磁石55が固定されて
いる。このロック磁石55はその周囲を弾性を有した樹
脂56にて被覆し(図8)、前記停止時、スタンバイ時
にVCM駆動力によってヘッドが図4のようにディスク
内周に移動するとロックピン54がロック磁石55に吸
引されてその位置を保持することとなる。
ドはコンタクトスタートストップ(CSS)方式が採用
されており、装置の停止時、スタンバイ時等においては
リードライトヘッドが磁気ディスク16の内周非記録領
域で磁気ディスク16と接触した状態で保持される。こ
のために、コイル枠47の尾端にはロックピン54が前
述したアウター成形時に一体成形されており、一方VC
M下ヨーク35の尾端にはロック磁石55が固定されて
いる。このロック磁石55はその周囲を弾性を有した樹
脂56にて被覆し(図8)、前記停止時、スタンバイ時
にVCM駆動力によってヘッドが図4のようにディスク
内周に移動するとロックピン54がロック磁石55に吸
引されてその位置を保持することとなる。
【0055】勿論、このような磁気吸引ロック方式によ
れば、ロック解除のために装置の起動時には多少VCM
に大きな駆動力を供給しなければならないが、全体的に
は前述したオートスタンバイモードを用いることによっ
て著しく大きな省電効果を得ることができる。
れば、ロック解除のために装置の起動時には多少VCM
に大きな駆動力を供給しなければならないが、全体的に
は前述したオートスタンバイモードを用いることによっ
て著しく大きな省電効果を得ることができる。
【0056】本実施例において、ディスクエンクロージ
ャ10内にはさらにリードライトアンプ回路基板が内蔵
されており、図4にはFPC(フレキシブルプリントサ
ーキット)からなるリードライトアンプ回路基板60が
示されている。図10には本実施例におけるFPCリー
ドライトアンプ回路基板60の展開図が示されており、
図には詳細に示していないが、アルミ薄板からなる支持
薄板にこのFPC基板60を接着固定し、この支持薄板
をハウジングベース12に固定することによってFPC
基板60をしっかりとハウジング11内に固定保持して
いる。図4の符号61で示した立上げ壁がこの支持薄板
の一部を示しており、FPC基板60を接着した後に立
上げ壁が折り曲げられ、VCM及びヘッドへの駆動系及
び信号系の伝達が行われる。図10において、リード部
60aがVCM及びヘッドへの駆動系及び信号系の伝達
FPCであり、一方リード部60bが前記UVW3相ス
ピンドルモータへの駆動系の伝達路を構成している。ま
たFPC基板60の端部にあるコネクタ部60cが図4
の如く折り曲げられて内側コネクタ62に結線されてい
る。前記リード部60aは比較的長いリード長を有して
おり、これを図4の如く自由に弛ませることによって、
この変形付勢力がVCMに大きな付勢力を与えないよう
考慮されている。しかしながら、このような考慮をした
としても、FPCリード部60aの付勢力はリードライ
トヘッドアクチュエータの回転角度によって変動し、外
乱としてVCMに与えられる。この外乱を除去するため
の構成は後述するディスクコントローラ回路のVCMコ
ントローラにおいて詳細に説明する。
ャ10内にはさらにリードライトアンプ回路基板が内蔵
されており、図4にはFPC(フレキシブルプリントサ
ーキット)からなるリードライトアンプ回路基板60が
示されている。図10には本実施例におけるFPCリー
ドライトアンプ回路基板60の展開図が示されており、
図には詳細に示していないが、アルミ薄板からなる支持
薄板にこのFPC基板60を接着固定し、この支持薄板
をハウジングベース12に固定することによってFPC
基板60をしっかりとハウジング11内に固定保持して
いる。図4の符号61で示した立上げ壁がこの支持薄板
の一部を示しており、FPC基板60を接着した後に立
上げ壁が折り曲げられ、VCM及びヘッドへの駆動系及
び信号系の伝達が行われる。図10において、リード部
60aがVCM及びヘッドへの駆動系及び信号系の伝達
FPCであり、一方リード部60bが前記UVW3相ス
ピンドルモータへの駆動系の伝達路を構成している。ま
たFPC基板60の端部にあるコネクタ部60cが図4
の如く折り曲げられて内側コネクタ62に結線されてい
る。前記リード部60aは比較的長いリード長を有して
おり、これを図4の如く自由に弛ませることによって、
この変形付勢力がVCMに大きな付勢力を与えないよう
考慮されている。しかしながら、このような考慮をした
としても、FPCリード部60aの付勢力はリードライ
トヘッドアクチュエータの回転角度によって変動し、外
乱としてVCMに与えられる。この外乱を除去するため
の構成は後述するディスクコントローラ回路のVCMコ
ントローラにおいて詳細に説明する。
【0057】本実施例において、ハウジングカバー13
の断面図を示す図11から明らかなように、ハウジング
カバー13の一部にはディスクエンクロージャ10内部
が呼吸可能となるように、細孔13dが設けられ、ま
た、この細孔13dと対応するハウジングカバー13の
内側には内部に乾燥剤41が封入されたフィルタ42が
設けられ、ディスクエンクロージャ内部は呼吸するとき
に外部からの塵埃の侵入を防ぎ、また同時に外部空気を
除湿してエンクロージャ内部に取り込むことができる。
の断面図を示す図11から明らかなように、ハウジング
カバー13の一部にはディスクエンクロージャ10内部
が呼吸可能となるように、細孔13dが設けられ、ま
た、この細孔13dと対応するハウジングカバー13の
内側には内部に乾燥剤41が封入されたフィルタ42が
設けられ、ディスクエンクロージャ内部は呼吸するとき
に外部からの塵埃の侵入を防ぎ、また同時に外部空気を
除湿してエンクロージャ内部に取り込むことができる。
【0058】以上のようにして、磁気ディスク16、ス
ピンドルモータ17、リードライトヘッドアクチュエー
タ34そしてリードライトアンプ回路基板60がハウジ
ング11内に気密に内蔵されており、このディスクエン
クロージャ10とこれに積層されるディスクコントロー
ラ回路75との接続は前記気密に接続された外部コネク
タ65によって行われる。この外部コネクタ65は20
ピン端子を有し、図2に示されるように2本の止めネジ
66によって実施例におけるハウジングベース12にし
っかりと固定されている。
ピンドルモータ17、リードライトヘッドアクチュエー
タ34そしてリードライトアンプ回路基板60がハウジ
ング11内に気密に内蔵されており、このディスクエン
クロージャ10とこれに積層されるディスクコントロー
ラ回路75との接続は前記気密に接続された外部コネク
タ65によって行われる。この外部コネクタ65は20
ピン端子を有し、図2に示されるように2本の止めネジ
66によって実施例におけるハウジングベース12にし
っかりと固定されている。
【0059】図12にはディスクエンクロージャ10の
コネクタ部の断面が示され、さらに外部コネクタ65に
ディスクコントローラ回路75のコネクタ79が結合し
た状態を示している。
コネクタ部の断面が示され、さらに外部コネクタ65に
ディスクコントローラ回路75のコネクタ79が結合し
た状態を示している。
【0060】前述したように、リードライトアンプ回路
基板60は支持薄板61に接着されてハウジングベース
12に固定され、そのコネクタ部60cは内部コネクタ
62の端子に半田付け固定されている。この内部コネク
タ62はハウジングベース12に装着されているが、ハ
ウジングベース12との間そして各コネクタ孔が隙間を
もっているために、それ自体ディスクエンクロージャ1
0を気密に保持することができず、このために、ハウジ
ングベース12はその端面にコネクタ受け部12dを有
しており、ここに外部コネクタ65が装着される。外部
コネクタ65は各端子がインサート成形されており、そ
れ自体腔孔を有しておらず、この外部コネクタ65をパ
ッキン68を介してハウジングベース12に固定するこ
とによってコネクタ部の気密保持を行うことができる。
前記外部コネクタ65の端子は90度屈曲して両側に突
出しており、内側は前記内部コネクタ62と電気的に接
触し、外部の端子はディスクコントローラ回路75のコ
ネクタ79と電気的に接触する。以上のようにして、本
実施例によれば、ディスクエンクロージャ10の長手方
向端面に外部コネクタ65が設けられることとなり、こ
れによって積層されるディスクコントローラ回路75と
の電気的な接続を極めて容易に行うことが可能となる。
基板60は支持薄板61に接着されてハウジングベース
12に固定され、そのコネクタ部60cは内部コネクタ
62の端子に半田付け固定されている。この内部コネク
タ62はハウジングベース12に装着されているが、ハ
ウジングベース12との間そして各コネクタ孔が隙間を
もっているために、それ自体ディスクエンクロージャ1
0を気密に保持することができず、このために、ハウジ
ングベース12はその端面にコネクタ受け部12dを有
しており、ここに外部コネクタ65が装着される。外部
コネクタ65は各端子がインサート成形されており、そ
れ自体腔孔を有しておらず、この外部コネクタ65をパ
ッキン68を介してハウジングベース12に固定するこ
とによってコネクタ部の気密保持を行うことができる。
前記外部コネクタ65の端子は90度屈曲して両側に突
出しており、内側は前記内部コネクタ62と電気的に接
触し、外部の端子はディスクコントローラ回路75のコ
ネクタ79と電気的に接触する。以上のようにして、本
実施例によれば、ディスクエンクロージャ10の長手方
向端面に外部コネクタ65が設けられることとなり、こ
れによって積層されるディスクコントローラ回路75と
の電気的な接続を極めて容易に行うことが可能となる。
【0061】前述したように、本実施例の磁気ディスク
装置は従来にない極めて小型薄型化された構造を有する
が、このために、本発明によれば、スピンドルモータ及
びリードライトヘッドアクチュエータを小型薄型化とし
ており、これに対処するために前記ディスクコントロー
ラ回路75にはそれぞれ本発明の磁気ディスク装置に好
適な回路構成が組み込まれている。
装置は従来にない極めて小型薄型化された構造を有する
が、このために、本発明によれば、スピンドルモータ及
びリードライトヘッドアクチュエータを小型薄型化とし
ており、これに対処するために前記ディスクコントロー
ラ回路75にはそれぞれ本発明の磁気ディスク装置に好
適な回路構成が組み込まれている。
【0062】まず、本ディスクコントローラ回路はその
内部にオートスタンバイモードを含み、この結果、実施
例においてはホストコンピュータからリードライトコマ
ンドが送られない状態が継続して所定時間、例えば60
秒経過したときには自動的にスタンバイモードとなり、
これによってスピンドルモータの回転を停止し、モータ
寿命が短くても実際のディスクエンクロージャの耐用時
間を十分に補償することが可能となる。
内部にオートスタンバイモードを含み、この結果、実施
例においてはホストコンピュータからリードライトコマ
ンドが送られない状態が継続して所定時間、例えば60
秒経過したときには自動的にスタンバイモードとなり、
これによってスピンドルモータの回転を停止し、モータ
寿命が短くても実際のディスクエンクロージャの耐用時
間を十分に補償することが可能となる。
【0063】また、このスタンバイモードの使用によっ
て装置の電流消費も著しく低減することができ、例えば
本実施例においてスピンドルモータを停止するスタンバ
イモードにすれば通常のリードライトモードの25分の
1の電力消費となり、極めて優れた省電効果を発揮する
ことができる。
て装置の電流消費も著しく低減することができ、例えば
本実施例においてスピンドルモータを停止するスタンバ
イモードにすれば通常のリードライトモードの25分の
1の電力消費となり、極めて優れた省電効果を発揮する
ことができる。
【0064】勿論、本実施例においてディスクコントロ
ーラ回路75は前記オートスタンバイモードを設定する
か否かをホストコンピュータからの指示によって選択可
能であり、ホストコンピュータの内容によっては前記ス
タンバイモードを選択しないようにすることも可能であ
る。
ーラ回路75は前記オートスタンバイモードを設定する
か否かをホストコンピュータからの指示によって選択可
能であり、ホストコンピュータの内容によっては前記ス
タンバイモードを選択しないようにすることも可能であ
る。
【0065】実施例において、このようなモード設定は
8種類のモードを有しており、 1.アイドルモード:常時リードライトコマンドを待つ
モード。
8種類のモードを有しており、 1.アイドルモード:常時リードライトコマンドを待つ
モード。
【0066】2.スタンバイ1モード:このコマンド入
力後直ちにリードライトヘッドをディスク内側へロック
してVCMモータを遮断しスピンドルモータのみを回転
継続する。
力後直ちにリードライトヘッドをディスク内側へロック
してVCMモータを遮断しスピンドルモータのみを回転
継続する。
【0067】3.スタンバイモード2:このコマンドに
よって、前記スタンバイモード1に加えてスピンドルモ
ータも停止する。
よって、前記スタンバイモード1に加えてスピンドルモ
ータも停止する。
【0068】4.スリープモード:コマンド受付けのみ
を残し他の全ての電源を遮断する。
を残し他の全ての電源を遮断する。
【0069】5.アイドル/オートスタンバイモード
1:一旦アイドルモードとし、次のコマンドが来た後に
所定時間後スタンバイモード1に切り替る。
1:一旦アイドルモードとし、次のコマンドが来た後に
所定時間後スタンバイモード1に切り替る。
【0070】6.アイドル/オートスタンバイモード
2:一旦アイドルモードにし、コマンドが来た後にオー
トスタンバイモード2に移る。
2:一旦アイドルモードにし、コマンドが来た後にオー
トスタンバイモード2に移る。
【0071】7.スタンバイモード1/オートスタンバ
イモード1:このコマンドによって一旦スタンバイモー
ド1が働き、以降のコマンド印加から所定時間経過によ
ってスタンバイモード1が働く。
イモード1:このコマンドによって一旦スタンバイモー
ド1が働き、以降のコマンド印加から所定時間経過によ
ってスタンバイモード1が働く。
【0072】8.スタンバイモード2/オートスタンバ
イモード2:このコマンドによって直ちにスタンバイモ
ード2が実行され、その後のコマンドの来ない時間によ
りオートスタンバイモード2が実行される。
イモード2:このコマンドによって直ちにスタンバイモ
ード2が実行され、その後のコマンドの来ない時間によ
りオートスタンバイモード2が実行される。
【0073】以上のようにして、本実施例によれば、ス
ピンドルモータの寿命が短くとも全体としてディスクエ
ンクロージャの使用時間を十分に長く設定することがで
き、また良好な省電作用を得ることができる。
ピンドルモータの寿命が短くとも全体としてディスクエ
ンクロージャの使用時間を十分に長く設定することがで
き、また良好な省電作用を得ることができる。
【0074】次に、本発明によるVCMモータ小型化に
対処するためのVCMコントローラの構造及び作用を説
明する。
対処するためのVCMコントローラの構造及び作用を説
明する。
【0075】本発明におけるVCMコントローラのブロ
ック線図は図13に示され、状態推定系を用いた制御に
より迅速な応答制御が行われる。
ック線図は図13に示され、状態推定系を用いた制御に
より迅速な応答制御が行われる。
【0076】そして、本発明において特徴的なことは、
前記状態推定系が動き推定系と外乱推定系に分離されて
いることであり、これによって本発明が小型VCMを用
いたときに外乱の影響が比率的に高まることを確実に補
償することが可能となる。
前記状態推定系が動き推定系と外乱推定系に分離されて
いることであり、これによって本発明が小型VCMを用
いたときに外乱の影響が比率的に高まることを確実に補
償することが可能となる。
【0077】図13において、回路ブロック(VCM等
価回路)100は本発明におけるディスクエンクロージ
ャのVCMを等価回路的に表しており、零次ホールド回
路101から入力された励磁電流は電流/トルク変換器
102によってトルク定数Kが掛けられ、トルク信号と
してVCMに供給される。この信号は等価回路103、
104、105を介してそれぞれ加速度、速度そして位
置変位に変換されて再び出力側の零次ホールド回路10
6からリードライトヘッドアクチュエータの変位信号と
して出力される。リードライトヘッドアクチュエータに
は外乱が加わり、これらの外乱は実施例において回転軸
受の摩擦107、位置変位108及びFPCリード部6
0aの付勢力109として示され、これら3種類で代表
される外乱がリードライトアクチュエータに加わってい
ることが理解される。
価回路)100は本発明におけるディスクエンクロージ
ャのVCMを等価回路的に表しており、零次ホールド回
路101から入力された励磁電流は電流/トルク変換器
102によってトルク定数Kが掛けられ、トルク信号と
してVCMに供給される。この信号は等価回路103、
104、105を介してそれぞれ加速度、速度そして位
置変位に変換されて再び出力側の零次ホールド回路10
6からリードライトヘッドアクチュエータの変位信号と
して出力される。リードライトヘッドアクチュエータに
は外乱が加わり、これらの外乱は実施例において回転軸
受の摩擦107、位置変位108及びFPCリード部6
0aの付勢力109として示され、これら3種類で代表
される外乱がリードライトアクチュエータに加わってい
ることが理解される。
【0078】本発明においては、このような実際のリー
ドライトアクチュエータに加わる入力と出力(リードラ
イトヘッドの変位)を検出すると共にこのようなリード
ライトアクチュエータの動きを推定した動き推定系11
0と外乱推定系120とをそれぞれ別個に設けたことを
特徴とする。
ドライトアクチュエータに加わる入力と出力(リードラ
イトヘッドの変位)を検出すると共にこのようなリード
ライトアクチュエータの動きを推定した動き推定系11
0と外乱推定系120とをそれぞれ別個に設けたことを
特徴とする。
【0079】これらの動き推定系110及び外乱推定系
120はそれぞれ動きに対しては例えば一旦トラックが
選択された後には正しいトラック追従作用が行われると
の前提で回路が理想的に構成されており同様に外乱推定
系においては外乱がない状態でのヘッドの動きが理想的
に模擬される。従って、これら両動き推定系110及び
外乱推定系120の出力を実際の前述したVCM等価回
路100の変位出力と比較すれば、動き補償及び外乱補
償を行うに必要な修正値を得ることが可能となり、これ
を計算回路130によって次のセグメントの入力指令値
に対して反映させることができる。
120はそれぞれ動きに対しては例えば一旦トラックが
選択された後には正しいトラック追従作用が行われると
の前提で回路が理想的に構成されており同様に外乱推定
系においては外乱がない状態でのヘッドの動きが理想的
に模擬される。従って、これら両動き推定系110及び
外乱推定系120の出力を実際の前述したVCM等価回
路100の変位出力と比較すれば、動き補償及び外乱補
償を行うに必要な修正値を得ることが可能となり、これ
を計算回路130によって次のセグメントの入力指令値
に対して反映させることができる。
【0080】まず、動き推定系110は前記ブロック
(VCM等価回路)100における実際のVCMと等価
な回路111、112、113、114を有する。
(VCM等価回路)100における実際のVCMと等価
な回路111、112、113、114を有する。
【0081】この動き推定系において重要なことは、実
際のVCM等価回路100において存在した外部からの
変位例えば108が存在しないことである。
際のVCM等価回路100において存在した外部からの
変位例えば108が存在しないことである。
【0082】本発明において、前記VCM等価回路10
0から零次ホールド回路106を介して出力された変位
信号はバーストデコーダ141を介して動き推定系11
0の理想的な出力と比較され、その結果がフィードバッ
クゲイン115及び116を与えられてそれぞれ前記理
想ブロックにフィードバックされる。従って、動き推定
系110からは理想的な状態と実際の状態との差が出力
されることとなり、実施例においてはこれらの動き修正
値はバッファ117から位置推定値として出力され、同
様にバッファ118から速度推定値として出力される。
0から零次ホールド回路106を介して出力された変位
信号はバーストデコーダ141を介して動き推定系11
0の理想的な出力と比較され、その結果がフィードバッ
クゲイン115及び116を与えられてそれぞれ前記理
想ブロックにフィードバックされる。従って、動き推定
系110からは理想的な状態と実際の状態との差が出力
されることとなり、実施例においてはこれらの動き修正
値はバッファ117から位置推定値として出力され、同
様にバッファ118から速度推定値として出力される。
【0083】本発明において特徴的なことは、前記動き
推定系と別個に外乱推定系120が独立して設けられて
いることであり、このように外乱推定系120のみを単
独で設けたことによって、前述したようにVCMを低質
量低慣性とした場合に外乱の影響比率が大きくともこれ
を確実に補償することが可能となる。
推定系と別個に外乱推定系120が独立して設けられて
いることであり、このように外乱推定系120のみを単
独で設けたことによって、前述したようにVCMを低質
量低慣性とした場合に外乱の影響比率が大きくともこれ
を確実に補償することが可能となる。
【0084】図13において、121、122、12
3、124で示したブロックはVCMと等価であり、外
乱である107、109はこれらに存在することがない
ので理想的な外乱のない状態の変位を得ることができ
る。
3、124で示したブロックはVCMと等価であり、外
乱である107、109はこれらに存在することがない
ので理想的な外乱のない状態の変位を得ることができ
る。
【0085】前記動き推定系110と同様に、バースト
デコーダ141の出力と、外乱推定系の理想的な出力と
の比較の結果はゲイン125または126が掛けられて
フィードバックされる。
デコーダ141の出力と、外乱推定系の理想的な出力と
の比較の結果はゲイン125または126が掛けられて
フィードバックされる。
【0086】そして、実施例によればこのときの理想的
状態と外乱がある状態との変位の差が変換器127及び
バッファ128を通って外乱推定値として出力される。
状態と外乱がある状態との変位の差が変換器127及び
バッファ128を通って外乱推定値として出力される。
【0087】なお、実施例においては、外乱推定系には
実際のVCM等価回路100に与えると同様の指令値1
42が供給されているが、動き推定系110に対しては
この指令値142から後述するように外乱の影響を除去
した指令値143が供給されている。
実際のVCM等価回路100に与えると同様の指令値1
42が供給されているが、動き推定系110に対しては
この指令値142から後述するように外乱の影響を除去
した指令値143が供給されている。
【0088】前述した両推定系110、120から得ら
れた各推定値は計算回路130によって次のセグメント
の入力指令値に対して反映させることができる。
れた各推定値は計算回路130によって次のセグメント
の入力指令値に対して反映させることができる。
【0089】図において計算回路はまず前記位置推定値
が位置目標値と差算され、これにゲイン144が加えら
れ、等価的に速度に変換されてさらにこの出力が速度推
定値と比較される。そしてこのエラー信号はDA変換等
のゲイン145が加えられた後、等価的に加速度に変換
されリミッタ146を通ってさらに前記外乱推定値の補
償が与えられ、さらにリミッタ147を通って指令値1
42として出力される。
が位置目標値と差算され、これにゲイン144が加えら
れ、等価的に速度に変換されてさらにこの出力が速度推
定値と比較される。そしてこのエラー信号はDA変換等
のゲイン145が加えられた後、等価的に加速度に変換
されリミッタ146を通ってさらに前記外乱推定値の補
償が与えられ、さらにリミッタ147を通って指令値1
42として出力される。
【0090】前記動き指令値143はさらに外乱が取り
除かれた状態で出力される。
除かれた状態で出力される。
【0091】
【発明の効果】以上のように、本発明におけるVCM制
御は動き推定系と外乱推定系の両者を別個に設けた現代
制御により行われ、各推定系の各推定量は計算回路によ
って次のセグメントの各推定系の入力指令値となる。し
たがって、順次連続計算が可能になり、高速な位置補償
が可能になり、十分な外乱補償を行うことができる。そ
の結果、VCMが軽量かつ低慣性にでき、これによって
ディスクエンクロージャの小型化及び薄型化を図ること
が可能となる。
御は動き推定系と外乱推定系の両者を別個に設けた現代
制御により行われ、各推定系の各推定量は計算回路によ
って次のセグメントの各推定系の入力指令値となる。し
たがって、順次連続計算が可能になり、高速な位置補償
が可能になり、十分な外乱補償を行うことができる。そ
の結果、VCMが軽量かつ低慣性にでき、これによって
ディスクエンクロージャの小型化及び薄型化を図ること
が可能となる。
【0092】以上説明したように、本発明によれば、小
型薄型の磁気ディスク装置が構成でき、ブック型あるい
はノート型コンピュータ等に最適な標準的な装置を提供
することができた。
型薄型の磁気ディスク装置が構成でき、ブック型あるい
はノート型コンピュータ等に最適な標準的な装置を提供
することができた。
【図1】 本発明に係る磁気ディスク装置の好適な実施
例を示す要部断面図である。
例を示す要部断面図である。
【図2】 本実施例における磁気ディスク装置のコネク
タ側断面図である。
タ側断面図である。
【図3】 本実施例における磁気ディスク装置の正面図
である。
である。
【図4】 本実施例におけるディスクエンクロージャの
カバーを取り外した状態のディスクエンクロージャ内部
構造を示す平面図である。
カバーを取り外した状態のディスクエンクロージャ内部
構造を示す平面図である。
【図5】 本実施例におけるスピンドルモータのクラン
パを取り外した平面図である。
パを取り外した平面図である。
【図6】 本発明における完成上ヘッドアセンブリの平
面図である。
面図である。
【図7】 図6に示したヘッドアセンブリの正面図であ
る。
る。
【図8】 本実施例におけるVCMアセンブリの平面図
である。
である。
【図9】 図8に示したVCMアセンブリの尾端側から
見た側面図である。
見た側面図である。
【図10】 本実施例におけるディスクエンクロージャ
内に装着されるリードライトヘッドアンプ回路基板の展
開した状態を示す平面図である。
内に装着されるリードライトヘッドアンプ回路基板の展
開した状態を示す平面図である。
【図11】 本実施例におけるハウジングの要部断面図
である。
である。
【図12】 本実施例におけるディスクエンクロージャ
のコネクタ部の要部を示す断面図である。
のコネクタ部の要部を示す断面図である。
【図13】 本実施例におけるディスクコントローラ回
路のVCMコントローラを示す回路図である。
路のVCMコントローラを示す回路図である。
10 ディスクエンクロージャ、11 ハウジング、1
2 ハウジングベース、13 ハウジングカバー、14
パッキン、16 磁気ディスク、17 スピンドルモ
ータ、34 リードライトヘッドアクチュエータ、48
VCMコイル、49 VCM磁石、54 ロックピ
ン、55 ロック磁石、60 リードライトアンプ回路
基板、65 外部コネクタ、79 回路側コネクタ、1
00 VCM等価回路、110 動き推定系、120
外乱推定系。
2 ハウジングベース、13 ハウジングカバー、14
パッキン、16 磁気ディスク、17 スピンドルモ
ータ、34 リードライトヘッドアクチュエータ、48
VCMコイル、49 VCM磁石、54 ロックピ
ン、55 ロック磁石、60 リードライトアンプ回路
基板、65 外部コネクタ、79 回路側コネクタ、1
00 VCM等価回路、110 動き推定系、120
外乱推定系。
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平3−233608(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G11B 21/08
G11B 21/10
Claims (3)
- 【請求項1】 磁気ディスクのリードライトを制御する
ディスクコントローラ回路と、前記ディスクコントロー
ラ回路と積層配置され、その内部に記録情報を磁気的に
リードライト可能な磁気ディスクが内蔵されたディスク
エンクロージャと、を含む磁気ディスク装置であって、
前記ディスクエンクロージャは、少なくとも、前記磁気
ディスクと、この磁気ディスクを回転するスピンドルモ
ータと、前記磁気ディスクの径方向にリードライトヘッ
ドを移動させて所望のトラック位置に静止保持させるリ
ードライトヘッドアクチュエータと、前記リードライト
ヘッドを制御するリードライトアンプ回路基板と、さら
にこれらの各構成要素を気密状態で内蔵するハウジング
とを含み、前記ディスクコントローラ回路は、リードラ
イトヘッドアクチュエータのボイスコイルモータを駆動
制御するためのVCMコントローラを含む磁気ディスク
装置において、 前記VCMコントローラはリードライトヘッドアクチュ
エータの動き推定系とリードライトヘッドアクチュエー
タに加わる外乱推定系の2系列の状態推定系を分離して
有し、各推定系の推定値は計算回路によって次のセグメ
ントの各推定系への入力指令値となることを特徴とする
磁気ディスク装置。 - 【請求項2】 前記ディスクエンクロージャと前記ディ
スクコントローラ回路の合計厚みが約12.7mmに設
定されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気デ
ィスク装置。 - 【請求項3】 前記ディスクエンクロージャの厚みが約
8.5mmであることを特徴とする請求項2記載の磁気
ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25688899A JP3525175B2 (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25688899A JP3525175B2 (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | 磁気ディスク装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16473391A Division JPH0512835A (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 磁気デイスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000076807A JP2000076807A (ja) | 2000-03-14 |
JP3525175B2 true JP3525175B2 (ja) | 2004-05-10 |
Family
ID=17298816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25688899A Expired - Fee Related JP3525175B2 (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3525175B2 (ja) |
-
1999
- 1999-09-10 JP JP25688899A patent/JP3525175B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000076807A (ja) | 2000-03-14 |
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---|---|---|---|
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