JP2002134972A - ファン冷却装置 - Google Patents

ファン冷却装置

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JP2002134972A JP2000318810A JP2000318810A JP2002134972A JP 2002134972 A JP2002134972 A JP 2002134972A JP 2000318810 A JP2000318810 A JP 2000318810A JP 2000318810 A JP2000318810 A JP 2000318810A JP 2002134972 A JP2002134972 A JP 2002134972A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スカイブフィンやコルゲートフィンをヒート
シンクに用いたファン冷却装置であっても、これらの放
熱フィンを変形させることなくファンケースをヒートシ
ンクに装着でき、高さ方向の寸法精度が要求される小型
・薄型の電子部品にも用いることができるようにする。 【解決手段】 発熱体に装着される、放熱フィン22を
有するヒートシンク2と、ヒートシンク2に対し冷却用
の空気流を供給する冷却ファンを支持するファンケース
3とを備えたファン冷却装置において、ファンケース3
は、上壁31と、上壁31の対向側端から垂下する少な
くとも一対の係合部32,32’とを有し、係合部3
2,32’の基部34近傍の上壁31にスリット33を
形成して上壁32の基部側を斜め上方に屈曲させて、基
部34を上壁31に対して上側に位置させ、係合部3
2,32’によりファンケース3をヒートシンク2に装
着する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品などの発熱
体を冷却するファン冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CPUなどの電子部品に装着するファン
冷却装置におけるヒートシンクは、これまでAlなどの
熱伝導率の高い金属をダイカスト成型して作製していた
が、ダイカストによる成型では成型可能な放熱フィンの
肉厚や形状が制限されるため、近年におけるCPUの演
算処理の高速化に伴い増大の一途をたどる発熱を充分に
は除去することができなかった。そこで、Al板を薄く
削り起こして多数の放熱フィン(スカイブフィン)を一
体的に形成したヒートシンクや、薄板状のAlをプレス
加工などによりアコーディオン状に折り曲げて放熱フィ
ン(コルゲートフィン)とし、これをCu基板上に蝋付
けしたヒートシンクなどが提案されている。例えば前者
のヒートシンクとして特開平8−130276号公報記
載のもの、後者のヒートシンクとして特開平10−92
986号公報記載のものがそれぞれ挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなスカイブフ
ィンやコルゲートフィンは、放熱フィンの肉厚を薄くで
き、また単位面積当たりの放熱フィン数を増やすことが
でき、さらには放熱フィンの形状を自由に設計すること
ができる。これにより、放熱面積を増大でき、ヒートシ
ンクの放熱量および放熱効率を飛躍的に大きくすること
ができる。
【0004】しかしながら、スカイブフィンやコルゲー
トフィンは、寸法精度、特に高さ方向の寸法精度を厳密
に制御することが難しく、また部材強度が弱く外力によ
り簡単に変形するため、このような放熱フィンを用いた
従来のファン冷却装置では、ヒートシンクにファンケー
スを装着したときに、ファンケースの上壁内面に放熱フ
ィンが接触して変形することがあった。このため、高さ
方向の寸法精度が特に要求される小型・薄型の電子部品
にはこのようなファン冷却装置はこれまで一般にはほと
んど用いられていなかった。
【0005】本発明はこのような従来の問題に鑑みてな
されたものであり、スカイブフィンやコルゲートフィン
をヒートシンクに用いたファン冷却装置であっても、こ
れらの放熱フィンを変形させることなくファンケースを
ヒートシンクに装着でき、高さ方向の寸法精度が要求さ
れる小型・薄型の電子部品にも用いることができるよう
にすることをその目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明のファン冷却装置では、発熱体に装着される、放
熱フィンを有するヒートシンクと、該ヒートシンクに対
し冷却用の空気流を供給する冷却ファンを支持するファ
ンケースとを備えたファン冷却装置において、前記ファ
ンケースは、上壁と、該上壁の対向側端から垂下する少
なくとも一対の係合部とを有し、該係合部の基部近傍の
上壁にスリットを形成して上壁の前記基部側を斜め上方
に屈曲させて、前記基部を上壁に対して上側に位置さ
せ、前記一対の係合部により前記ファンケースを前記ヒ
ートシンクに装着する構成とした。
【0007】ここで、ファンケースの弾性変形可能幅を
大きくし、またファンケースとヒートシンクの係脱を容
易にする観点からは、ファンケースを樹脂材料で形成
し、係合部の端部に爪部を形成し、ヒートシンクに凹部
又は突起を形成し、係合部の爪部を凹部又は突起に係合
することによって、ヒートシンクにファンケースを係脱
自在に装着するのが好ましい。
【0008】また、ファンケースの弾性変形を一層容易
にする観点からは、上壁の基部側を上壁に対し10〜2
0°の範囲で上方に屈曲させることが望ましい。
【0009】ファンケースとヒートシンクとの係合をよ
り確実なものとする観点からは、係合部を上壁の対向側
端の両端に形成することが推奨される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明者等は、高さ方向の寸法精
度の厳密な制御が困難なスカイブフィンやコルゲートフ
ィンを備えたヒートシンクであっても、これらの放熱フ
ィンを変形させることなくファンケースをヒートシンク
に装着できないか検討を重ねた結果、ファンケースを弾
性変形可能な状態としておけば、ファンケースをヒート
シンクに装着したときに放熱フィンがファンケースにた
とえ当接しても、ファンケースが変形することにより放
熱フィンの変形を回避できることを見出し本発明をなす
に至った。
【0011】すなわち本発明のファン冷却装置の大きな
特徴は、ヒートシンクに係合させる、ファンケース側の
係合部の基部近傍の上壁にスリットを形成し、上壁の一
部を斜め上方に屈曲させて前記基部を上壁に対して上側
に位置させ、前記一対の係合部により前記ファンケース
を前記ヒートシンクに装着する点にある。このような構
成により、ファンケースをヒートシンクに装着する際に
放熱フィンがファンケースの上壁内面に接触しても、フ
ァンケースが弾性変形し放熱フィンの高さ方向の寸法誤
差を吸収するとともに、放熱フィンの変形も防止され
る。
【0012】以下、図に基づき本発明のファン冷却装置
についてさらに詳述する。図1は、本発明のファン冷却
装置の一実施態様を示す斜視図である。図1のファン冷
却装置1は、ヒートシンク2とこれに係脱自在に装着さ
れるファンケース3とを備える。ヒートシンク2は長方
形状のCu基板21を有し、この基板21の上面には、
薄板状のAlをプレス加工によりアコーディオン状に折
り曲げた放熱フィン(コルゲートフィン)22が蝋付け
されている。放熱フィン22の中央部には矩形状の切り
欠き部23が設けられている。ヒートシンク2にファン
ケース3を装着したときに、この切り欠き部23にファ
ンケース3に設けられた冷却ファン(不図示)の下部が
収容される。この切り欠き部23は、例えばプレス加工
により放熱フィン22を形成した後、切削加工により形
成すればよい。
【0013】また、基板21の両側面には全面わたって
水平方向に凹部24が形成されている。この凹部24
は、後述するファンケース3に設けられた係合部32,
32’の端部の爪部35と係合して、ファンケース3を
ヒートシンク2に係脱自在に装着可能とする。凹部24
の深さは、前記爪部35が確実に係合できる深さとす
る。なお、図1では基板21の側面の全面にわたって凹
部24が形成されているが、ファンケース3の係合部端
部の爪部35が係合する部分のみ凹部24を形成しても
構わない。またファンケース3に凹部を設け、ヒートシ
ンク2に爪部あるいは突起を設けて両者を係合可能とし
てももちろん構わない。
【0014】このヒートシンク2は、例えば発熱体とし
てのマイクロプロセッサなどの半導体素子に取付けられ
る。例えばヒートシンクの基板21の裏面に接着剤を塗
布し半導体素子などに固定する。ヒートシンクの平面形
状を冷却する半導体素子などの発熱体の平面形状とほぼ
等しくして、発熱体表面のほぼ全域を覆うようにヒート
シンクを取付けることが放熱の点から推奨される。発熱
体へのヒートシンクの固定は接着剤によるものの他、ネ
ジや固定ピンによるものであってもよい。
【0015】ファンケース3は、略正方形状の上壁31
と、この上壁31の対向側端の四隅から垂下する2対の
係合部32,32’とを有する。係合部32,32’の
基部34の近傍の上壁にはスリット33が形成され、上
壁31の基部側を斜め上方に屈曲させて各基部34を上
壁31に対して上側に位置させている。図1のファンケ
ースでは、上壁に対し約15°の角度で基部34を上方
に屈曲させているが、一般に上壁に対し10〜20°の
角度で上方に屈曲させると、ファンケースの弾性変形を
より容易にすることができる。このような構成により、
ヒートシンク2に設けられた放熱フィン22の先端部が
ファンケースの上壁31の下面と接触した場合には、基
部34の弾性変形により上壁31が弧状に変形し、放熱
フィン先端部の変形が防止される。上壁31に形成する
スリット33の長さ及び係合部の基部34の幅は、ヒー
トシンクに対して垂直方向に数mm程度係合部が変形す
るように設計すればよく、具体的にはファンケースの材
料や係合部の垂下方向の長さなどから適宜決定すればよ
いが、一般にスリットの長さはファンケースのスリット
形成方向(図1の左右方向)の幅の10〜20%の範囲
が好ましく、また係合部の基部の幅はファンケースの幅
(図1の上下方向)の15〜25%の範囲が好ましい。
【0016】このようなファンケースの材質としては、
エンジニアプラスチックなど耐熱性を有し、熱膨張係数
が低く寸法安定性に優れたものが好ましい。中でも加工
・成形の容易さの点から飽和ポリエステルが好ましく、
ガラス繊維で強化したポリブタジエンテレフタレート
(PBT)やポリエチレンテレフタレート(PET)が
特に好ましい。ガラス繊維の含有量は、必要とする機械
的強度や寸法安定性などから適宜決定すればよいが、一
般に10〜40重量%の範囲、特に25〜35重量%の
範囲が好ましい。このような材料を用いてファンケース
を作製する方法としては特に限定はなく、射出成形など
従来公知の成形方法を用いることができる。
【0017】上壁31の四隅から垂下する係合部32,
32’の長さは、ヒートシンク2に設けられた放熱フィ
ン22がファンケース3の上壁31の下面に設計上接触
しない範囲で適宜決定すればよい。係合部32,32’
の先端部には、内側に突出する爪部35が一体的に形成
されている。この爪部35は、図1から理解されるとお
り、係合部の基部34の弾性変形によって揺動可能であ
り、幾分外側に向けて弾性変形することによって、ヒー
トシンク2の基板側面に形成された凹部24に係合し、
ファンケース3をヒートシンク2に係脱可能に装着させ
る。
【0018】上壁31の中央部には、中空円筒状の冷却
ファン支持部36がファンケース3と一体形成されてい
る。冷却ファン支持部36の中心部内側には支持円筒壁
37が設けられている。支持円筒壁37は冷却ファン支
持部36の周壁から周方向に間隔を置いて形成された桟
38により支持され、隣接する桟38の間には冷却用空
気を吸入する吸入開口39が形成されている。この冷却
ファン支持部36には冷却ファン(不図示)を着脱可能
に装着でき、冷却ファンの交換により本発明のファン冷
却装置1は半永久的に使用することができる。
【0019】次に、上述した構成のファン冷却装置の組
付け方法の一例を説明する。発熱体としての半導体素子
にファン冷却装置を装着するにはまず、ヒートシンクを
半導体素子の上面に取付ける。この取付は接着剤または
接着テープを用いて行ってもよいし、取付をより確実・
強固にするためにはネジ止めにより行ってもよい。
【0020】次に、ヒートシンクにファンケースを取付
ける。図1において、ファンケース3の取付の際には、
2対の係合部32,32’をヒートシンク2の基板21
の両側端上に位置させ、この状態でファンケース3をヒ
ートシンク2に向けて下方に移動させて装着すればよ
い。このように装着すると、係合部の先端の爪部35が
まず基板21の側面の当接して外側に幾分広がり、爪部
35が凹部24に達すると係合部32,32’の弾性復
元力によってその爪部35が凹部24に係合する。こう
してファンケース3がヒートシンク2に係脱自在に取付
けられる。
【0021】この装着状態において冷却ファンが所定方
向に回転駆動されると、羽根の作用によってファンケー
スの吸入開口39から吸入された空気は放熱フィン22
に沿って流れる。半導体素子などの発熱体からの熱はヒ
ートシンクの基板21を介して複数個の放熱フィン22
に伝導し、吸入された空気が放熱フィン22に沿って流
れる際に、放熱フィン22から空気へ熱が移動する。こ
のようにして発熱体での熱は、ヒートシンク2から空気
流へと移動し除去される。なお、ヒートシンク2からフ
ァンケース3を取外す場合には、係合部32,32’を
幾分外側に押圧して爪部35と凹部24との係合を解除
し、ヒートシンク2に対してファンケース3を上方に移
動すればよい。
【0022】図1のファン冷却装置では、ファンケース
3の上壁31に2対の係合部32,32’を設けている
が、係合部の個数に限定はなく、係合部を1対としても
よいし、3対以上としてももちろん構わない。
【0023】図2に、Al板を薄く削り起こして多数の
放熱フィン(スカイブフィン)25を一体的に形成した
ヒートシンクを用いた場合の一例を示す。なお、図1と
同じ部材および部分は同一の符号を付している。図2の
ファン冷却装置に用いるヒートシンク2では、正面視略
正方形で側面視湾曲した放熱フィン25が4列形成され
ているが、放熱フィンの配列や形状については特に限定
はなく、放熱フィンの材質や発熱体からの除去すべき熱
量などを考慮し適宜決定すればよい。
【0024】図2のヒートシンク2の基板両側面には、
図1に示したヒートシンクと同様に、凹部24が水平方
向に形成されている。ファンケース3の2対の係合部3
2,32’をヒートシンク2の基板上に位置させ、この
状態でファンケース3をヒートシンク2に向けて下方に
移動させると、係合部の先端の爪部がまず基板側面の当
接して外側に幾分広がり、爪部35が凹部24に達する
と、係合部の弾性復元力によってその爪部35が凹部2
4に係合する。こうしてファンケース3がヒートシンク
2に係脱自在に取付けられる。
【0025】冷却ファンを交換する場合などファンケー
ス3をヒートシンク2から取り外す場合には、係合部先
端部分を外方向に幾分押圧して爪部35と凹部24との
係合を解除し、ヒートシンク2に対してファンケース3
を上方に移動すればよい。
【0026】図3に、本発明のファン冷却装置の他の実
施態様を示す。なお、図1と同じ部材および部分は同一
の符号を付している。図3のファンケースの構成の大部
分は図1に示したものと同じである。図1のファンケー
スと唯一異なる点は、係合部の先端に形成された爪部3
5が外側に向いている点である。一方、図3のヒートシ
ンク2は、薄板状のAlをプレス加工によりアコーディ
オン状に折り曲げ、そしてその中央部に冷却ファンの下
部を収容するための切り欠き部23を設けた放熱フィン
22が、平面視長方形状のCu基板21の表面に蝋付け
されている。そして基板21の両側端に第1の側壁26
が基板21に対して略垂直に形成され、第1の側壁26
と放熱フィン22の外側のフィンとの間にさらに第2の
側壁27が基板21に対し略垂直に設けられている。第
1の側壁26の内面には下方向に徐々に大きくなる突起
28が形成されている。また側壁が形成されていない側
の基板21の両側端にはフランジ部29が延設され、フ
ランジ部29の中央端部には矩形状の切り欠き部20が
形成されている。
【0027】このようなヒートシンク2にファンケース
3を装着するには、ヒートシンク2の第1の側壁26と
第2の側壁27との間に係合部32,32’が挿入可能
なように、ヒートシンク2上にファンケース3を位置さ
せる。次にこの状態でファンケース3を下方に移動させ
る。このとき、係合部の先端に形成された爪部35は主
に第1の側壁26の内面に沿って下降して行き、やがて
第1の側壁26に形成された突起28に摺接しながら下
降する。このため係合部32,32’は徐々に内方へ弾
性変形する。そして爪部35が突起28を越えると、係
合部32,32’の弾性復元力によって爪部35は元の
状態に戻り、これにより爪部35と突起28とが係合す
る。こうしてファンケース3がヒートシンク2に取付け
られる。一方、ファンケース3をヒートシンク2から取
り外す場合には、ファンケースの係合部32,32’を
内方に押圧して、爪部35と突起28との係合を解除
し、ファンケース3をヒートシンク2に対して上方に移
動させればよい。
【0028】また図3のヒートシンクを半導体素子など
の発熱体に装着するには、フランジ29の中央端部に形
成された切り欠き部20を、発熱体に形成された孔(不
図示)に一致させてネジ止めあるいはピン止めすればよ
い。このときヒートシンク2の装着をより確実・強固な
ものとするために接着剤を併用してもよい。
【0029】以上、本発明のファン冷却装置の実施態様
について説明したが、本発明はこれらの実施態様に何ら
限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない範
囲で種々の変形・修正が可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明のファン冷却装置では、ファンケ
ース上壁の対向側端から垂下する少なくとも一対の係合
部をファンケースに設け、係合部の基部近傍の上壁にス
リットを形成して上壁の前記基部側を斜め上方に屈曲さ
せて、前記基部を上壁に対して上側に位置させ、前記一
対の係合部により前記ファンケースを前記ヒートシンク
に装着する構成としたので、スカイブフィンやコルゲー
トフィンをヒートシンクに用いたファン冷却装置であっ
ても、これらの放熱フィンを変形させることなくファン
ケースをヒートシンクに装着でき、高さ方向の寸法精度
が要求される小型・薄型の電子部品にも用いることがで
きるようになった。
【0031】またファンケースを樹脂材料で形成し、係
合部の端部に爪部を形成し、ヒートシンクに凹部又は突
起を形成し、係合部の爪部を凹部又は突起に係合するよ
うにすると、ファンケースの弾性変形可能幅が大きくな
り、またファンケースとヒートシンクの係脱が容易に行
えるようになる。
【0032】さらに、上壁の基部側を上壁に対し10〜
20°の範囲で上方に屈曲させると、ファンケースの弾
性変形を一層容易にすることができる。
【0033】係合部を上壁の対向側端の両端に形成する
と、ファンケースとヒートシンクとの係合をより確実な
ものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のファン冷却装置の一実施態様を示す
斜視図である。
【図2】 本発明のファン冷却装置の他の実施態様を示
す斜視図である。
【図3】 本発明のファン冷却装置のさらに他の実施態
様を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ファン冷却装置 2 ヒートシンク 3 ファンケース 20 切り欠き部 21 基板 22,25 放熱フィン 24 凹部 28 突起 31 上壁 32,32’ 係合部 33 スリット 34 基部 35 爪部 36 冷却ファン支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E322 AA01 AB04 BB03 5F036 AA01 BA04 BA24 BB01 BB05 BB06 BB35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体に装着される、放熱フィンを有す
    るヒートシンクと、該ヒートシンクに対し冷却用の空気
    流を供給する冷却ファンを支持するファンケースとを備
    えたファン冷却装置において、 前記ファンケースは、上壁と、該上壁の対向側端から垂
    下する少なくとも一対の係合部とを有し、該係合部の基
    部近傍の上壁にスリットを形成して上壁の前記基部側を
    斜め上方に屈曲させて、前記基部を上壁に対して上側に
    位置させ、前記一対の係合部により前記ファンケースを
    前記ヒートシンクに装着することを特徴とするファン冷
    却装置。
  2. 【請求項2】 前記ファンケースが樹脂材料で形成さ
    れ、前記係合部の端部に爪部が形成され、前記ヒートシ
    ンクに凹部又は突起が形成され、前記係合部の爪部を前
    記凹部又は突起に係合することによって、ヒートシンク
    にファンケースを係脱自在に装着する請求項1記載のフ
    ァン冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記上壁の基部側を上壁に対し10〜2
    0°の範囲で上方に屈曲した請求項1又は2記載のファ
    ン冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記係合部が上壁の対向側端の両端に形
    成された請求項1〜3のいずれかに記載のファン冷却装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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