JP2002134499A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2002134499A
JP2002134499A JP2000326244A JP2000326244A JP2002134499A JP 2002134499 A JP2002134499 A JP 2002134499A JP 2000326244 A JP2000326244 A JP 2000326244A JP 2000326244 A JP2000326244 A JP 2000326244A JP 2002134499 A JP2002134499 A JP 2002134499A
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film
gas
film forming
semiconductor device
manufacturing
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Yasuaki Tanaka
泰明 田中
Tetsuro Kodama
哲朗 小玉
Kenichiro Masuda
謙一郎 増田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】下地の形状が悪い場合でも、絶縁膜の成膜条件
を最適化することにより高い隙間充填性と平坦性を確保
することができ、半導体装置の信頼性を向上させること
が可能な半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】反応室内で、所定の成膜温度下において、
被処理基板に対し成膜する半導体装置の製造方法であっ
て、略90kPa以上略96kPa以下の圧力範囲に設
定された反応室内に、少なくともシリコン、ホウ素、リ
ンを含む第1のガスを供給して成膜を行う第1の成膜工
程と、略24kPa以上略27kPa以下の圧力範囲に
設定された反応室内に、少なくともシリコン、ホウ素、
リンを含む第2のガスを供給して成膜を行う第2の成膜
工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、層間絶縁
膜として用いられるBPSG(Brophosphosilicateglas
s)膜を形成する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】半導体装置の微細化に伴い、メモリセル等
の寸法縮小のため、半導体メモリのキャパシタ等におい
ては、多層配線構造を有するスタック構造が採用される
ようになってきている。
【0003】また、トランジスタ部分においてもゲート
電極幅およびゲート電極間スペースが縮小された結果、
半導体基板と上層メタル配線との電気的な接続を取るた
めのコンタクトホールはより合わせずれの少ない方法と
して、セルフアラインメントコンタクト(Self Allignm
ent Contact:SAC)等の方法を用いて形成される。
【0004】半導体装置の製造工程は、半導体基板上に
酸化シリコン膜をはじめとした複数種類の膜を堆積する
工程が主要なものの一つとなっている。このうち酸化シ
リコン膜は、半導体装置製造においては、絶縁層として
広く用いられている。特に、トランジスタ層や半導体基
板と上層メタル配線との電気的な絶縁を担当する部位に
用いられる絶縁膜は、トランジスタ間の狭い隙間に酸化
シリコン膜により十分に充填されることが要求される。
これらの隙間が酸化シリコン膜により十分に埋められな
い場合には、膜中にボイド(空隙)やシーム(割れ目)
等が発生する可能性があり、半導体装置の劣化の原因と
なる。
【0005】ホウ素(B)を含有する酸化シリコン膜の
一種であるBPSG膜は、SAC形成時におけるドライ
エッチング工程で下地のエッチングストッパ層としての
窒化シリコン膜との高い選択性を有すること、良好なゲ
ッタリング特性といった特性から、配線下層の絶縁膜と
して一般的に用いられてきた。
【0006】このようなBPSG膜を形成する技術して
は、常圧CVD(Atmospheric Pressure ChemicalVapor
Deposition:APCVD)法、準常圧CVD(Sub Atom
osphere Chemical Vapor Deposition :SACVD)
法、およびプラズマ増強型CVD(Plasma Enhanced Ch
emical Vapor Deposition :PECVD)法などが使用
されている。
【0007】上記のSACを有する半導体装置の製造方
法について説明する。まず、図7(a)に示すように、
シリコン半導体基板100上に、例えば埋め込み素子分
離法により図示しない素子分離絶縁膜を形成し、分離さ
れた活性領域において、例えば熱酸化法によりゲ−ト絶
縁膜101を形成する。
【0008】次に、図7(b)に示すように、例えばC
VD法により、ゲート絶縁膜101の上層を被覆して全
面に、例えばポリシリコンを堆積させ、下層ゲート電極
用層102aを形成する。
【0009】次に、図7(c)に示すように、例えばC
VD法により、下層ゲート電極用層102aの上層を被
覆して全面に、例えばタングステンシリサイドを堆積さ
せ、上層ゲート電極用層103aを形成する。
【0010】次に、図8(d)に示すように、上層ゲー
ト電極用層103aの上層に、例えばCVD法により、
HTO(High Temperature Oxide) 膜を堆積させ、オフ
セット絶縁膜用層104aを形成する。
【0011】次に、図8(e)に示すように、オフセッ
ト絶縁膜用層104aの上層に、ゲート電極パターンを
有する不図示のレジスト膜をフォトリソグラフィー技術
により形成し、RIE(反応性イオンエッチング)など
の異方性エッチングを施して、オフセット絶縁膜104
を形成し、下層ゲート電極102および上層ゲート電極
103からなるポリサイド構造のゲート電極105を形
成する。その後、不図示のレジスト膜を除去する。
【0012】次に、図9(f)に示すように、オフセッ
ト絶縁膜104をマスクとして、シリコン半導体基板1
00中に低濃度に導電性不純物をイオン注入し、LDD
(Lightly doped drain)拡散層110を形成する。
【0013】次に、図9(g)に示すように、オフセッ
ト絶縁膜104を被覆して、全面に例えばCVD法によ
り窒化シリコンを堆積させ、サイドウォール絶縁膜用層
107aを形成する。
【0014】次に、図10(h)に示すように、例えば
RIEなどにより全面にエッチバックして、ゲート電極
105およびオフセット絶縁膜104の側壁部分を残し
てサイドウォール絶縁膜用層を除去し、サイドウォール
絶縁膜107を形成する。
【0015】次に、図10(i)に示すように、オフセ
ット絶縁膜104およびサイドウォール絶縁膜107を
マスクとして、シリコン半導体基板100中に高濃度に
導電性不純物をイオン注入して、ソース・ドレイン拡散
層111を形成する。
【0016】次に、図11(j)に示すように、例えば
CVD法により、全面に窒化シリコンを堆積させ、エッ
チングストッパ膜108を形成する。
【0017】次に、図11(k)に示すように、例えば
CVD法によりエッチングストッパ膜108の上層にB
PSG膜等の酸化シリコン膜を堆積させ、層間絶縁膜1
12を形成する。
【0018】次に、図12(l)に示すように、層間絶
縁膜112の上層に、コンタクトホールパターンを有す
る不図示のレジスト膜をフォトリソグラフィー技術によ
り形成し、当該レジスト膜をマスクとして、エッチング
ストッパ膜108に対して十分に大きなエッチング選択
比を確保できる条件で、例えばRIEなどのドライエッ
チングにより、層間絶縁膜112を貫通してエッチング
ストッパ膜108の上面を露出させるコンタクトホール
CHを開口する。そして、レジスト膜を除去した後、例
えばRIEなどのエッチングを施して,上記のコンタク
トホールCH内に露出した部分のエッチングストッパ膜
108およびゲート絶縁膜101を除去し、半導体基板
100中のソース・ドレイン拡散層111の表面を露出
させる。
【0019】次に、図12(m)に示すように、例えば
CVD法により、コンタクトホールCHを埋め込んでポ
リシリコンを堆積させ、エッチバックすることにより、
コンタクトホールCHの外部のポリシリコンを除去し、
ソース・ドレイン拡散層111に接続するコンタクトプ
ラグ113を形成する。
【0020】上記した半導体装置の製造方法において
は、層間絶縁膜として用いられるBPSG膜は、図11
(k)に示したBPSG膜の成膜後に、通常、膜質の緻
密化、良好な隙間充填性や平坦化を目的としてリフロー
処理が行われる。
【0021】従来、リフロー処理は、800℃〜900
℃といった高い温度領域で行われていたため、BPSG
膜は良好な隙間充填性と平坦性を示してきた。
【0022】しかしながら、近年の半導体装置の微細化
に伴いトランジスタ性能等の劣化を防ぐため、リフロー
処理は、現在、700℃程度まで低温化されており、結
果として、BPSG膜の隙間充填性能が低下することと
なった。
【0023】この隙間充填性能の低下を補うため、ステ
ップカバレッジ性に優れたTEOSおよびオゾン(O
3 )を原料とする成膜方法に加えて、2つ以上の段階を
踏むBPSG膜の成膜方法や、リフロー処理時に微量の
2 Oを添加するプロセス等が開発されてきた。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
(a)に示すように、オフセット絶縁膜104、上層ゲ
ート電極103、下層ゲート電極102をパターニング
加工および洗浄工程等中に、例えば、タングステンシリ
サイドからなる上層ゲート電極103などの一部が欠け
て凹部Rが形成されてしまうことがある。
【0025】上記のような凹部Rが形成されると、図1
3(b)に示すように、オフセット絶縁膜104および
ゲート電極電極105の側部および上部を被覆するサイ
ドウォール絶縁膜107やエッチングストッパ膜108
は、下地の形状を反映して、すなわち下地のオフセット
絶縁膜104およびゲート電極電極105の形状をなぞ
るようにして成膜するため、ゲート電極105側部のサ
イドウォール絶縁膜107やエッチングストッパ膜10
8にも凹部Rが形成されることになる。
【0026】そして、この状態で、BPSG膜を堆積さ
せると、図14に示すように、層間絶縁膜112中にボ
イドBが発生することになる。
【0027】図15を用いて、ボイドの発生機構を説明
する。図15(a)においては、BPSG膜堆積の途中
経過における状態を示している。すなわち、図15
(a)に示すように、サイドウォール絶縁膜107やエ
ッチングストッパ108を被覆することになるBPSG
膜もその優れたステップカバレッジ性から、下地の形状
をなぞるように成膜していき、同図中に示すようなサイ
ドウォール絶縁膜107やエッチングストッパ膜108
の凹部Rの形状を反映して、凹部Rが層間絶縁膜112
aに形成されている。
【0028】そして、さらに時間が経過してBPSG膜
が堆積していくと、図15(b)に示すように、層間絶
縁膜112aの形状をなぞるようにしてさらに成膜して
いき、ゲート電極105間において図中対向方向から成
膜されていったBPSG膜が合わさり、このとき凹部R
は埋まらずに層間絶縁膜112bの膜中にボイドBとな
って残存する。
【0029】このようにして図14に示すようなボイド
Bが発生してしまうことになる。この層間絶縁膜112
中に発生したボイドBは、従来の800〜900℃程度
のリフロー処理を行えば消失させることが可能である
が、現行の700℃程度の低いリフロー温度では、消失
させることができない。
【0030】図14のA−A線における断面図を図16
および図17に示す。図16(a)では、図14中の紙
面と垂直方向にボイドBが形成されている様子を表して
いる。
【0031】この状態で、コンタクトホールCHを開口
すると、図16(b)に示すように、コンタクトホール
CH間においてボイドBによるコンタクトホールCH間
を連通するトンネルが形成される部分が生じてしまう。
【0032】そして、さらに図16(b)に示す状態か
ら、ポリシリコン等の導電性材料をコンタクトホールC
Hに埋め込んでコンタクトプラグ113を形成すると、
図17に示すように、導電性材料がボイドBに埋め込ま
れ、その程度が著しい場合には、隣接するコンタクトホ
ールCH間を短絡させる部分Sが生じてしまい、半導体
装置の信頼性を著しく損なうという問題があった。
【0033】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、下地の形状が悪い場合でも、絶縁膜の成膜条
件を最適化することにより、高い隙間充填性と平坦性を
確保することができ、半導体装置の信頼性を向上させる
ことが可能な半導体装置の製造方法を提供することを目
的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の半導体装置の製造方法は、反応室内で、所
定の成膜温度下において、被処理基板に対し成膜する半
導体装置の製造方法であって、略90kPa以上略96
kPa以下の圧力範囲に設定された前記反応室内に、少
なくともシリコン、ホウ素、リンを含む第1のガスを供
給して成膜を行う第1の成膜工程と、略24kPa以上
略27kPa以下の圧力範囲に設定された前記反応室内
に、少なくともシリコン、ホウ素、リンを含む第2のガ
スを供給して成膜を行う第2の成膜工程とを有する。
【0035】好適には、前記第1の成膜工程において、
当該第1の成膜工程後における膜中のホウ素濃度が略
5.2±0.3重量%、リン濃度が略2.8±0.2重
量%の範囲内になる第1のガスを前記反応室内に供給す
る。
【0036】好適には、前記第2の成膜工程において、
当該第2の成膜工程後における膜中のホウ素濃度が略
4.5±0.2重量%、リン濃度が略4.0±0.2重
量%の範囲内になる第2のガスを前記反応室内に供給す
る。
【0037】好適には、前記第1の成膜工程後、前記第
2の成膜工程前に、前記反応室内に残存する前記第1の
ガスを除去する。
【0038】好適には、前記第1の成膜工程において、
少なくともテトラエトキシシラン、トリエチルボレー
ト、トリエチルフォスフェイトを含む第1のガスを前記
反応室内に供給する。
【0039】好適には、前記第1のガスとして、少なく
ともテトラエトキシシラン、トリエチルボレート、トリ
エチルフォスフェイト、オゾンを含む第1のガスを供給
する。
【0040】好適には、前記第2の成膜工程において、
少なくともテトラエトキシシラン、トリエチルボレー
ト、トリエチルフォスフェイトを含む第2のガスを前記
反応室内に供給する。
【0041】好適には、前記第2のガスとして、少なく
ともテトラエトキシシラン、トリエチルボレート、トリ
エチルフォスフェイト、オゾンを含む第2のガスを供給
する。
【0042】上記の本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、成膜の各段階におけるホウ素とリン濃度、および
成膜圧力を最適化することにより、高い隙間充填性を確
保することができ、半導体装置の信頼性を向上させるこ
とができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の半導体装置の製
造方法の実施の形態について、図面を参照して説明す
る。
【0044】図1は、本実施形態の半導体装置の製造方
法に用いる準常圧CVD(Sub Atomosphere Chemical V
apor Deposition :SACVD)装置の概略構成図であ
る。図1に示す準常圧CVD装置1は、大別して、反応
部2と、ガス供給部3と、排気部4を有している。
【0045】反応部2においては、チャンバー11内
に、排気可能な成膜室Cが設けられており、ウェーハW
の被成膜面を上に向けて保持し所定の温度に加熱する機
能と、ウェーハWの搬送時に上下動する機能を備えた基
板ホルダー12と、プロセスガスおよび反応助剤ガスの
混合ガスをウェーハに向けて噴出するための温度調整さ
れたシャワーヘッド14が備えつけられている。シャワ
ーヘッド14は、チャンバー11の側壁から支持枠Sに
より保持され、成膜室C内の機密を保持する構造となっ
ている。
【0046】基板ホルダー12は、例えばアルミナ製の
円盤状の部材により構成され、例えばヒータが埋め込ま
れている。このヒータは、上面側に載置される被処理体
としてのウェーハWを所望の温度に加熱可能となってい
る。
【0047】基板ホルダー12の下面中央部には、鉛直
方向下方に伸びる支持柱13が固定されている。支持柱
13は、チャンバー11底部に形成された貫通孔を通じ
てチャンバー11の外部に突出しており、支持柱13の
下端部は、成膜室CへのウェーハWの出し入れ時に、不
図示の昇降機構により鉛直方向の図中矢印で示した方向
に移動可能となるように支持されている。
【0048】シャワーヘッド14は、基板ホルダー12
の上面の略全面を覆うように、基板ホルダー12に対向
して設けられいる。シャワーヘッド14は、成膜室C内
に成膜用の原料ガスやパージガス等の各種ガスをシャワ
ー状に供給するものであり、シャワーヘッド14の下面
には、ウェーハWに向けてガスを吐出するための不図示
の多数のガス吐出孔が開口している。
【0049】シャワーヘッド14には、三方バルブ15
を介して、プロセスガスと反応助剤ガスの混合ガスを導
入するための混合ガス導入配管16が接続され、混合ガ
ス導入配管16は、上流にあるガス混合部17と接続さ
れている。
【0050】ガス供給部3は、反応部2内に所定の成膜
を行うために必要なガスを気化状態で供給するものであ
り、第1のプロセスガス導入配管21、第2のプロセス
ガス導入配管22、第3のプロセスガス導入配管23、
反応助剤導入配管20より構成されており、それぞれ、
チャンバー11内のガス混合部17に接続されている。
【0051】第1のプロセスガス導入配管21は、シリ
コンを含むガスを成膜室C内に導入し、例えば、TEO
S(テトラエトキシシラン:Si(OC254 )ガ
スを導入する。
【0052】第2のプロセスガス導入配管22は、ホウ
素(B)を含むガスを成膜室C内に導入し、例えば、T
EB(トリエチルボレート:B(OC253 )ガス
を導入する。
【0053】第3のプロセスガス導入配管23は、リン
(P)を含むガスを成膜室C内に導入し、例えば、TE
PO(トリエチルフォスフェイト:PO(OC25
3 )等のガスを導入する。
【0054】各プロセスガス導入配管(21,22,2
3)の上部には、各プロセスガスの流れを遮断可能なプ
ロセスガス遮断バルブ(25,26,27)が設けられ
ており、その上流には、各プロセスガスの液体原料を気
化させる気化器(28,29,30)が設けられてい
る。
【0055】さらに、各気化器(28,29,30)の
上流には、各液体原料の流量を計測および制御する液体
マスフローコントローラ(LFMC)(31,32,3
3)が接続されており、例えばプログラマブルシーケン
サー等により所定の液体流量が各気化器(28,29,
30)内で十分に蒸発するだけの熱量のフィードバック
を行う仕組みとなっている。
【0056】各液体マスフローコントローラ(31,3
2,33)の上流には、各プロセスガスの液体原料タン
ク(34,35,36)が備えつけられており、当該各
液体原料タンク(34,35,36)には、液体原料用
不活性ガス導入配管(37,38,39)を介して窒素
(N2 )やヘリウム(He)等の不活性ガスが各液体原
料タンクに導入される。
【0057】各プロセスガスは、3種類の液体原料タン
ク(34,35,36)内における各液体原料が、液体
原料用不活性ガス導入配管(37,38,39)を介し
て導入された窒素(N2 )やヘリウム(He)等の不活
性ガスにより加圧され、各液体マスフローコントローラ
(31,32,33)を介して、各液体原料が各気化器
(28、29、30)により気化されて気体のプロセス
ガスとなり、各プロセスガス導入配管(21,22,2
3)を通じて成膜室C内に供給される仕組みとなってい
る。
【0058】なお、プロセスガス導入配管(21,2
2,23)の周囲には、ヒータ40が設けられている。
これは、これらの配管により導入される原料ガスは、も
ともと、常温常圧では液体の原料を気化器(28、2
9、30)により気化して導入するため、成膜室C内に
行くまでに、再液化してしまうのを防止するためであ
る。例えば、各プロセスガス導入配管(21,22,2
3)内の各プロセスガスは、ヒータ50によって約12
0℃に加温されている。
【0059】反応助剤導入配管20は、反応助剤ガスを
導入し、例えば、酸素ガス(O2 )やオゾン(O3 )ガ
スなどのOを含むガスを導入する。
【0060】排気部4は、成膜室C内におけるガスを真
空ポンプ40により排気するものであり、成膜室Cと真
空ポンプ40とを接続する排気配管41、三方バルブ1
5の切り替えにより混合ガスをシャワーヘッド14へ導
入せずに、排気配管41を通じて真空ポンプ40により
外部雰囲気へ排出する混合ガス排気配管42と、成膜室
Cから排出される混合ガスにより真空ポンプ40内の閉
塞を防ぐ目的でパージ用の窒素等の不活性ガスを供給す
るパージガス用排気配管43が設けられている。
【0061】排気配管41には、成膜室C内の圧力を測
定する成膜室用圧力計44と、成膜室C内の圧力を任意
の設定値に制御するための開度可変機構を有する圧力調
整用開度可変バルブ45と、成膜室Cから排気配管41
を通じて排気されるプロセスガスと、三方バルブ15に
より混合ガス排気配管42を通じて排気されるガスの排
気方向を切り換える三方バルブ46が設けられている。
【0062】プロセスガス導入配管(21,22,2
3)と同様に、成膜室Cから三方バルブ46までの間の
排気部4については、プロセスガスや排気ガスの配管内
での結露を防ぐためにヒータ50が設けられている。
【0063】なお、図示はしないが、成膜室Cの側壁の
一部には、ウェーハ搬出入口が設けられ、ゲートバルブ
を介してロードロック室が設けられている。ゲートバル
ブは、ロードロック室と成膜室C内とを連通、遮断す
る。
【0064】次に、上記の成膜装置の動作とともに、例
えばウェーハW上にBPSG膜を成膜する方法について
説明する。
【0065】まず、ウェーハWを不図示の搬送機構によ
り、成膜室C内の基板ホルダー12上の所定の場所に設
置する。
【0066】次に、真空ポンプ40により、排気配管4
1を介して成膜室C内を一旦排気し、成膜第1段階の圧
力として、例えば700Torrとなるように、成膜室
用圧力計44の値を参照しながら、圧力調整用開度可変
バルブ45を用いて調整するとともに、基板ホルダー1
2に埋め込まれたヒータにより、ウェーハWを約450
℃〜520℃の温度範囲に加熱する。
【0067】そして、三方バルブ15により混合ガス導
入配管16と混合ガス排気配管42を導通させた状態
で、第1のプロセスガス導入配管21からTEOS等の
シリコンを含むガスを200〜400mg/min程度
の流量で、第2のプロセスガス導入配管22からTEB
ガス等のBを含むガスを80〜100mg/min程度
の流量で、第3のプロセスガス導入配管23からTEP
O等のPを含むガスを20〜30mg/min程度の流
量で導入する。さらに、上記のプロセスガスの導入開始
と同時に、反応助剤導入配管20から、酸素ガスやオゾ
ンなどのOを含むガスを、例えば、3〜10slmの流
量で導入する。なお、このときのガスは、成膜開始時に
各々のガスがレシピ中の設定流量となる間の5〜10秒
間、混合ガス導入配管16、混合ガス排気配管42を介
して真空ポンプ40により外部雰囲気へ排出され、シャ
ワーヘッド14には導入されないでいる。
【0068】上記の混合ガスが所定の流量になったとこ
ろで、三方バルブ15を切り換えて、混合ガス導入配管
16とシャワーヘッド14間を導通させて、上記の混合
ガスをシャワーヘッド14を介して、ウェーハWに向け
て噴射し、準常圧CVD法によって、成膜第1段階のB
PSG膜がウェーハW上に形成される。
【0069】なお、プロセスガスのシャワーヘッド14
への導入開始と同時に、パージガス用排気配管43か
ら、不活性ガスとして、例えば、窒素(N2 )ガスを所
定の流量導入し、真空ポンプ40内の閉塞を防止してい
る。
【0070】成膜第1段階にて所定の膜厚となる成膜時
間が過ぎたところで、三方バルブ15により混合ガス導
入配管16と混合ガス排気配管42を導通させ、シャワ
ーヘッド14への、プロセスガスおよび反応助剤ガスの
供給を停止し、その後、各プロセスガス導入配管(2
1,22,23)および反応助剤ガス導入配管24から
のガスの導入を停止する。
【0071】次に、成膜第2段階の圧力として、例えば
200Torrとなるように、成膜室用圧力計44の値
を参照しながら、圧力調整用開度可変バルブ45を用い
て調整する。なお、成膜第1段階と同様、基板ホルダー
12に埋め込まれたヒータにより、ウェーハWは、約4
50℃〜520℃の温度範囲に加熱されている。
【0072】そして、三方バルブ15により混合ガス導
入配管16と混合ガス排気配管42を導通させた状態
で、第1のプロセスガス導入配管21からTEOS等の
シリコンを含むガスを500〜700mg/min程度
の流量で、第2のプロセスガス導入配管22からTEB
ガス等のBを含むガスを160〜180mg/min程
度の流量で、第3のプロセスガス導入配管23からTE
PO等のPを含むガスを40〜60mg/min程度の
流量で導入する。さらに、上記のプロセスガスの導入開
始と同時に、反応助剤導入配管20から、酸素ガスやオ
ゾンなどのOを含むガスを、例えば、3〜10slm程
度の流量で導入する。なお、このときのガスは、成膜開
始時に各々のガスがレシピ中の設定流量となる間の5〜
10秒間、混合ガス導入配管16、混合ガス排気配管4
2を介して真空ポンプ40により外部雰囲気へ排出さ
れ、シャワーヘッド14には導入されないでいる。
【0073】その後、上記の混合ガスが所定の流量にな
ったところで、三方バルブ15を切り換えて、混合ガス
導入配管16とシャワーヘッド14間を導通させて、上
記の混合ガスをシャワーヘッド14を介して、ウェーハ
Wに向けて噴射し、準常圧CVD法によって、成膜第2
段階のBPSG膜がウェーハW上に形成される。
【0074】なお、プロセスガスのシャワーヘッド14
への導入開始と同時に、パージガス用排気配管43か
ら、不活性ガスとして、例えば、窒素(N2 )ガスを所
定の流量導入し、真空ポンプ40内の閉塞を防止してい
る。
【0075】所定の成膜時間が過ぎたところで、まず、
ホウ素を含むガスを供給する第2のプロセスガス導入配
管22に設けられたバルブ26を閉めて、ホウ素を含む
プロセスガスの供給を停止し、かつ、リンを含むガスを
供給する第3のプロセスガス導入配管23に設けられた
バルブ27を閉めて、リンを含むプロセスガスの供給を
停止する。その後、約3秒後に、シリコンを含むガスを
供給する第1のプロセスガス導入配管21に設けられた
バルブ25を閉めて、シリコンを含むプロセスガスの供
給を停止し、かつ、反応助剤であるオゾンガスを供給す
る反応助剤導入配管20に設けられたバルブ24を閉め
て、オゾンガスの供給を停止する。
【0076】これにより、一連の成膜処理が終了する。
以上、記載したバルブの開閉や遮断によるガス供給のタ
イミング制御は、遅延回路やコンピュータプログラミン
グやシーケンサーなどの方法を用いることにより容易に
行うことが可能である。
【0077】本実施形態に係る半導体装置の製造方法に
よれば、例えば、図13(b)に示すように、サイドウ
ォール絶縁膜107およびエッチングストッパ膜108
等に凹部が形成されている場合のように、下地形状が悪
くかつ狭い寸法部においても、後述する実施例に示すよ
うに成膜の各段階におけるBPSG膜中のBとP濃度、
および成膜圧力を最適化することにより、図2に示すよ
うに、ボイド等を発生することなく高い隙間充填性を確
保することができ、半導体装置の信頼性を向上させるこ
とができる。
【0078】実施例1 図1に示した成膜装置において、下記表1に示すよう
に、上記実施形態の各々の成膜段階でBとPの濃度を固
定し、各々の段階での成膜圧力を変化させ埋め込み性の
関係を確かめる検討を行った。
【0079】
【表1】
【0080】表1では、各成膜段階において、同表に示
すような圧力条件、各プロセスガスおよび反応助剤ガス
の導入量により、同表に示す膜厚、B濃度、P濃度とな
るように成膜を行ったことを示している。尚、以降の実
施例についても同様である。このときの、埋め込み性と
各々の成膜段階における成膜圧力との関係を図3に示
す。判定基準は、全ての箇所にわたってBPSG膜にボ
イドが無いものを埋め込み良好(図中、○印で示す)と
し、1〜5個のボイドがあるものを埋め込み一部不良
(図中、△印で示す)とし、6個以上のボイドが観察さ
れる場合を埋め込み不良(図中、×印で示す)とした。
この結果、埋め込みに最良な各々の成膜段階での圧力
は、成膜第1段階では、90〜96kPa(680〜7
20Torr)の範囲であることが分かった。また、埋
め込みに最良な各々の成膜段階での圧力は、成膜第2段
階では、24〜27kPa(180〜200Torr)
の範囲であることが分かった。
【0081】実施例2 図1に示した成膜装置において、下記表2に示すよう
に、上記実施形態の各々の成膜段階で成膜圧力を固定
し、成膜第1段階におけるTEBとTEPOの流量を変
化させて、成膜第1段階でのBとPの濃度と埋め込み性
の関係を確かめる検討を行った。
【0082】
【表2】
【0083】なお、上記表2に示すように、成膜第2段
階の条件は、いずれも成膜第1段階の各種の条件に関係
無く統一して成膜を行った。このときの、埋め込み性と
成膜第1段階のBPSG膜中のBとP濃度との関係を図
4に示す。埋め込みの判定方法は、実施例1で述べた通
りである。この結果、埋め込みに最良な成膜第1段階で
のB濃度は、5.2±0.3重量%、P濃度は、2.8
±0.2重量%の範囲であることがわかった。
【0084】実施例3 図1に示した成膜装置において、下記表3に示すよう
に、上記実施形態の各々の成膜段階で成膜圧力を固定
し、成膜第2段階におけるTEBとTEPOの流量を変
化させて、成膜第2段階でのBとPの濃度と埋め込み性
の関係を確かめる検討を行った。
【0085】
【表3】
【0086】なお、上記表3に示すように、成膜第1段
階の条件は、いずれも成膜第2段階の各種の条件に関係
無く統一して成膜を行った。このときの、埋め込み性と
成膜第2段階のBとP濃度との関係を図5に示す。埋め
込みの判定方法は、実施例1で述べた通りである。この
結果、埋め込みに最良な成膜第2段階でのB濃度は、
4.5±0.2重量%、P濃度は、4.0±0.2重量
%の範囲であることがわかった。
【0087】実施例4 図1に示した成膜装置において、各成膜段階において、
下記表4に示すような条件でBPSG膜の成膜を行っ
た。
【0088】
【表4】
【0089】このようにして得られたBPSG膜の積層
膜について、窒素雰囲気中で10℃/minの速度で昇
温しながら横軸に温度(℃)、縦軸に応力値(MPa)
をとったときの関係を示したものを図6に示す。比較例 また、上記実施例4の比較例として、図1に示した成膜
装置において、各成膜段階において、下記表5に示すよ
うな条件でBPSG膜の成膜を行った。
【0090】
【表5】
【0091】このようにして得られたBPSG膜の積層
膜について、窒素雰囲気中で10℃/minの速度で昇
温しながら横軸に温度(℃)、縦軸に応力値(MPa)
をとったときの関係を示したものを図6に示す。
【0092】図6より、本発明によるBPSG成膜条件
において、昇温時に観察される膜応力の緩和が始まる温
度Xが、比較例の膜応力の緩和が始まる温度Yに比し
て、50℃程度低下していることがわかる。また、緩和
する応力の総量も本発明によるBPSG成膜条件の方が
小さい。これら2つの現象は、同一リフロー温度におい
て、本発明におけるBPSG成膜条件でのリフロー性が
高いことを示しており、隙間充填性の向上が図られてい
ることが確認された。
【0093】本発明の半導体装置の製造方法の実施形態
は、上記の説明に限定されない。例えば、BPSG膜成
膜以外の半導体装置の製造工程、薄膜形成装置などにつ
いては、種々の変形が可能である。その他、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
【0094】
【発明の効果】本発明の半導体装置の製造方法によれ
ば、下地の形状が悪い場合、あるいは狭寸法部において
も、成膜の各段階におけるホウ素とリン濃度、および成
膜圧力を最適化することにより、高い隙間充填性を確保
することができ、半導体装置の信頼性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の半導体装置の製造方法に使用
する準常圧CVD装置の概略構成図である。
【図2】図2は、本発明の半導体装置の製造方法の効果
を説明するための断面図である。
【図3】図3は、第1実施例における埋め込み性と各々
の成膜段階における成膜圧力との関係を示したものであ
る。
【図4】図4は、第2実施例における埋め込み性と成膜
第1段階のBPSG膜中のBとP濃度との関係を示した
ものである。
【図5】図5は、第3実施例における埋め込み性と成膜
第2段階のBPSG膜中のBとP濃度との関係を示した
ものである。
【図6】図6は、第4実施例と比較例におけるBPSG
膜の昇温時の応力曲線を示したものである。
【図7】図7は、従来例に係る半導体装置の製造方法の
製造工程を示す断面図であり、(a)はゲート絶縁膜の
形成工程まで、(b)は下層ゲート電極用層の形成工程
まで、(c)は上層ゲート電極用層の形成工程までを示
す。
【図8】図8は、図7の続きの工程を示す断面図であ
り、(d)はオフセット絶縁膜用層の形成工程まで、
(e)はゲート電極のパターン加工工程までを示す。
【図9】図9は、図8の続きの工程を示す断面図であ
り、(f)はLDD拡散層の形成工程まで、(g)はサ
イドウォール絶縁膜用層の形成工程までを示す。
【図10】図10は、図9の続きの工程を示す断面図で
あり、(h)はサイドウォール絶縁膜の形成工程まで、
(i)はソース・ドレイン拡散層の形成工程までを示
す。
【図11】図11は、図10の続きの工程を示す断面図
であり、(j)はエッチングストッパ膜の形成工程ま
で、(k)は層間絶縁膜の形成工程までを示す。
【図12】図12は、図11の続きの工程を示す断面図
であり、(l)はコンタクトホールの形成工程まで、
(m)はコンタクトプラグの形成工程までを示す。
【図13】図13は、従来例に係る半導体装置の製造方
法における問題点を示すための図であり、(a)はゲー
ト電極のパターン加工工程まで、(b)は、サイドウォ
ール絶縁膜およびエッチングストッパ膜の形成工程まで
を示す。
【図14】図14は、従来例に係る半導体装置の製造方
法におけるボイドの発生の様子を示すための断面図であ
る。
【図15】図15は、従来例に係る半導体装置の製造方
法におけるボイドの発生機構を示したものである。
【図16】図16は、ボイドによる問題点を説明するた
めの図14におけるA−A線の断面図を示したものであ
り、(a)は層間絶縁膜形成工程まで、(b)はコンタ
クトホール形成工程までを示す。
【図17】図17は、図16の続きの工程を示したもの
であり、コンタクトホールに導電性材料を埋め込む工程
までを示す。
【符号の説明】
1…準常圧CVD装置、11…チャンバー、12…基板
ホルダー、13…支持柱、14…シャワーヘッド、15
…三方バルブ、16…混合ガス導入配管、17…ガス混
合部、20…反応助剤導入配管、21…第1のプロセス
ガス導入配管、22…第2のプロセスガス導入配管、2
3…第3のプロセスガス導入配管、24,25,26,
27…ガス遮断バルブ、28,29,30…気化器、3
1,32,33…液体マスフローコントローラ、34,
35,36…液体原料タンク、37,38,39…液体
原料用不活性ガス導入配管、40…真空ポンプ、41…
排気配管、42…混合ガス排気配管、43…パージガス
用排気配管、44…成膜室用圧力計、45…圧力調整用
開度可変バルブ、46…三方バルブ、50…ヒータ、W
…ウェーハ、100…半導体基板、101…ゲート絶縁
膜、102…下層ゲート電極、103…上層ゲート電
極、104…オフセット絶縁膜、105…ゲート電極、
107…サイドウォール絶縁膜、108…エッチングス
トッパ膜、110…LDD拡散層、111…ソース・ド
レイン拡散層、112…層間絶縁膜、113…コンタク
トプラグ、CH…コンタクトホール、R…凹部、B…ボ
イド、S…支持枠、C…成膜室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 謙一郎 長崎県諫早市津久葉町1883番43 ソニー長 崎株式会社内 Fターム(参考) 4K030 AA07 AA08 AA09 AA14 AA20 BA24 BA26 BA42 BA44 CA04 JA09 LA02 LA15 5F033 HH04 HH28 JJ04 KK01 MM07 QQ09 QQ10 QQ13 QQ25 QQ31 QQ37 QQ74 QQ75 RR04 RR06 RR15 SS01 SS04 SS12 TT08 WW04 WW05 XX01 XX02 5F058 BA20 BD01 BD04 BD06 BF03 BF25 BF29 BF32 BF33 BF36 BF37 BH12 BJ02 BJ05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反応室内で、所定の成膜温度下において、
    被処理基板に対し成膜する半導体装置の製造方法であっ
    て、 略90kPa以上略96kPa以下の圧力範囲に設定さ
    れた前記反応室内に、少なくともシリコン、ホウ素、リ
    ンを含む第1のガスを供給して成膜を行う第1の成膜工
    程と、 略24kPa以上略27kPa以下の圧力範囲に設定さ
    れた前記反応室内に、少なくともシリコン、ホウ素、リ
    ンを含む第2のガスを供給して成膜を行う第2の成膜工
    程とを有する半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記第1の成膜工程において、当該第1の
    成膜工程後における膜中のホウ素濃度が略5.2±0.
    3重量%、リン濃度が略2.8±0.2重量%の範囲内
    になる第1のガスを前記反応室内に供給する請求項1記
    載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記第2の成膜工程において、当該第2の
    成膜工程後における膜中のホウ素濃度が略4.5±0.
    2重量%、リン濃度が略4.0±0.2重量%の範囲内
    になる第2のガスを前記反応室内に供給する請求項1記
    載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記第1の成膜工程後、前記第2の成膜工
    程前に、前記反応室内に残存する前記第1のガスを除去
    する請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記第1の成膜工程において、少なくとも
    テトラエトキシシラン、トリエチルボレート、トリエチ
    ルフォスフェイトを含む第1のガスを前記反応室内に供
    給する請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記第1のガスとして、少なくともテトラ
    エトキシシラン、トリエチルボレート、トリエチルフォ
    スフェイト、オゾンを含む第1のガスを供給する請求項
    5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記第2の成膜工程において、少なくとも
    テトラエトキシシラン、トリエチルボレート、トリエチ
    ルフォスフェイトを含む第2のガスを前記反応室内に供
    給する請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記第2のガスとして、少なくともテトラ
    エトキシシラン、トリエチルボレート、トリエチルフォ
    スフェイト、オゾンを含む第2のガスを供給する請求項
    7記載の半導体装置の製造方法。
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