JP2002134492A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

Info

Publication number
JP2002134492A
JP2002134492A JP2000328017A JP2000328017A JP2002134492A JP 2002134492 A JP2002134492 A JP 2002134492A JP 2000328017 A JP2000328017 A JP 2000328017A JP 2000328017 A JP2000328017 A JP 2000328017A JP 2002134492 A JP2002134492 A JP 2002134492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
exhaust
normal
exhaust system
heat treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000328017A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3872952B2 (ja
Inventor
Yukimasa Saito
幸正 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2000328017A priority Critical patent/JP3872952B2/ja
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to US10/399,955 priority patent/US20040007186A1/en
Priority to PCT/JP2001/009331 priority patent/WO2002035590A1/ja
Priority to KR1020037005701A priority patent/KR100781414B1/ko
Priority to DE60125241T priority patent/DE60125241T2/de
Priority to EP01978878A priority patent/EP1357582B1/en
Priority to TW090126647A priority patent/TW511132B/zh
Publication of JP2002134492A publication Critical patent/JP2002134492A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3872952B2 publication Critical patent/JP3872952B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67242Apparatus for monitoring, sorting or marking
    • H01L21/67253Process monitoring, e.g. flow or thickness monitoring
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/20Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
    • G05D16/2006Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means
    • G05D16/2013Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using throttling means as controlling means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67098Apparatus for thermal treatment
    • H01L21/67109Apparatus for thermal treatment mainly by convection

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Furnace Details (AREA)
  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大気導入や不活性ガス導入を必要とすること
なく安定な制御が可能であると共に、排気系の構造が簡
素化され、コストの低減が図れ、しかも過酷な腐食環境
であっても圧力センサの腐食の心配がなく、何時でも安
定したプロセスを行うことができる熱処理装置を提供す
る。 【解決手段】 処理炉1内に被処理体wを収容し、処理
ガスを供給して所定の処理温度で熱処理する装置におい
て、前記処理炉1内を所定の排気圧力で排気する常圧排
気系18と、前記処理炉1内を常圧排気系18よりも低
い圧力で減圧排気する減圧排気系14と、常圧排気系1
8および減圧排気系14のそれぞれに設けられた開閉お
よび圧力調節の可能なコンビネーションバルブ20,2
1と、前記排気圧力を検出する差圧型もしくは絶対圧型
の圧力センサ22,23と、該圧力センサ22,23の
検出圧力を基に前記コンビネーションバルブ20,21
を制御する制御部32とを備え、前記圧力センサ22,
23の排気と接する接ガス面が非金属の耐食性材料によ
り形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体デバイスの製造プロセスに
おいては、熱処理の一つとして被処理体例えば半導体ウ
エハの表面に酸化膜を形成する酸化処理工程があり、こ
の酸化処理の一つの方法として、処理炉内において半導
体ウエハを所定の処理温度で水蒸気と接触させて酸化
(ウエット酸化)させる方法がある。このような処理を
行うために、例えば特開昭63−210501号公報等
に示されているように、水素ガスと酸素ガスを反応(燃
焼)させて水蒸気を発生させる燃焼装置を処理炉の外部
に独立して設け、この燃焼装置により発生する水蒸気を
処理炉に供給して熱処理を行うようにした酸化処理装置
(熱処理装置)が知られている。
【0003】また、熱処理装置としては、常圧排気系を
備えた常圧型のものと、常圧排気系および減圧排気系を
備えた減圧処理可能型のものとがある。そして、従来の
常圧型熱処理装置は、処理炉内を所定の排気圧力で排気
する常圧排気系にバラフライ弁方式もしくはステッピン
グモータとスプリングで弁開度を調整する方式の排気圧
コントロール弁および差圧型の圧力センサを設けて排気
圧力を制御するように構成されていた。一方、従来の減
圧処理可能型熱処理装置は、処理炉の排気系を常圧排気
系と減圧排気系に分岐し、分岐部に切換弁を設け、その
常圧排気系に前記排気圧コントロール弁および圧力セン
サを設けて排気圧力を制御可能に構成する共に、減圧排
気系にコンビネーションバルブおよび圧力センサを設け
て減圧制御可能に構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記常
圧型および減圧処理可能型の何れの熱処理装置において
も、排気圧コントロール弁がバタフライ弁方式である場
合、水蒸気が結露して弁と管の間に水膜ができ、制御が
不安定になることがあった。これを回避するために、弁
の前後に大気導入ポートを設ける必要があった。また、
排気圧コントロール弁がステッピングモータとスプリン
グで弁開度を調整する方式である場合、弁の可変を円滑
にし、制御性を安定させるために、弁に不活性ガス例え
ば窒素ガスN2を導入する必要があり、不活性ガスのラ
ンニングコストが必要であった。また、減圧処理可能型
の熱処理装置においては、切換弁が必要であり、構造の
複雑化を招いていた。
【0005】一方、近年では、半導体素子の微細化等に
伴い、酸化処理装置での減圧処理の要求や、CVD装置
での酸化処理とCVD処理の連続処理の要求等が出て来
ており、例えばウエット酸化処理、ウエット−HCl−
酸化処理、ウエット酸化処理とSiCl4のCVD処理
の連続処理等においては、塩素系の腐食ガスと水分によ
る強い腐食環境にされられるため、これまでの金属製の
圧力センサでは対応が困難となっている。
【0006】本発明は、前記事情を考慮してなされたも
ので、大気導入や不活性ガス導入を必要とすることなく
安定な制御が可能であると共に、排気系の構造が簡素化
され、コストの低減が図れ、しかも過酷な腐食環境であ
っても圧力センサの腐食の心配がなく、何時でも安定し
たプロセスを行うことができる熱処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項1
に係る発明は、処理炉内に被処理体を収容し、処理ガス
を供給して所定の処理温度で熱処理する装置において、
前記処理炉内を所定の排気圧力で排気する常圧排気系
と、該常圧排気系に設けられた開閉および圧力調節の可
能なコンビネーションバルブと、前記排気圧力を検出す
る差圧型もしくは絶対圧型の圧力センサと、該圧力セン
サの検出圧力を基に前記コンビネーションバルブを制御
する制御部とを備え、前記圧力センサの排気と接する接
ガス面が非金属の耐食性材料により形成されていること
を特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明は、処理炉内に被処理
体を収容し、処理ガスを供給して所定の処理温度で熱処
理する装置において、前記処理炉内を所定の排気圧力で
排気する常圧排気系と、前記処理炉内を常圧排気系より
も低い圧力で減圧排気する減圧排気系と、常圧排気系お
よび減圧排気系のそれぞれに設けられた開閉および圧力
調節の可能なコンビネーションバルブと、前記排気圧力
を検出する差圧型もしくは絶対圧型の圧力センサと、該
圧力センサの検出圧力を基に前記コンビネーションバル
ブを制御する制御部とを備え、前記圧力センサの排気と
接する接ガス面が非金属の耐食性材料により形成されて
いることを特徴とする。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載の熱処理装置において、前記圧力センサがフッ素樹
脂製またはセラミックス製の本体と、この本体内に気密
に設けられたセラミックス製の受圧部材とを有している
ことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基いて詳述する。図1は、本発明を酸化処理装
置に適用した第1実施の形態の構成を示す図である。
【0011】本実施の形態の酸化処理装置(熱処理装
置)は、減圧処理可能型として構成されている。図1に
おいて、1は被処理体である半導体ウエハWを収容し、
処理ガスとして水蒸気を供給して例えば850℃程度の
高温下で熱処理する縦型でバッチ式の処理炉で、この処
理炉1は上端が閉塞され下端が開放した縦長円筒状の耐
熱性を有する例えば石英製の反応管(処理容器)2を備
えている。
【0012】この反応管2は、炉口として開放した下端
開口部が蓋体3で気密に閉塞されることにより、気密性
の高い処理炉1を構成するようになっている。前記蓋体
3上には、多数枚例えば150枚程度の半導体ウエハW
を水平状態で上下方向に間隔をおいて多段に支持する基
板支持具である例えば石英製のウエハボート4が回転可
能なボート載置台5を介して載置されている。また、蓋
体3上には炉口からの放熱を防止すべく下部面状発熱体
6が設けられ、反応管2の上方には半導体ウエハwを面
内均一に加熱可能な上部面状発熱体7が設けられてい
る。
【0013】蓋体3は、図示しない昇降機構により、処
理炉1内へのウエハボート4のロード(搬入)ならびに
アンロード(搬出)および炉口の開閉を行うように構成
されている。また、前記反応管2の周囲には、炉内を所
定の温度例えば300〜1000℃に加熱制御可能な抵
抗発熱体からなるヒーター8が設けられている。ヒータ
ー8は、急速昇降温が可能であることが好ましい。ヒー
ター8の周囲は冷却ジャケット9で覆われている。
【0014】反応管2の下側部には、ガス導入管部10
が適宜個数設けられており、その一つには、処理ガス供
給手段(水蒸気供給手段)として、水素ガスH2と酸素
ガスO2の燃焼反応により水蒸気を発生させて供給する
燃焼装置(外部燃焼装置)11が接続されている。この
燃焼装置11は、例えば燃焼ノズルの口径を小さくした
り、燃焼ノズルの形状を改善する等により、水蒸気を微
少流量例えば従来毎分3リットル(下限)であったもの
が毎分0.4〜1リットル程度で供給することが可能に
構成されていることが好ましい。また、燃焼装置11に
は、水蒸気を希釈化等するために不活性ガス例えば窒素
ガスN2を供給する不活性ガス供給部12が設けられて
いる。なお、他のガス導入管部には、その他の処理ガス
例えば一酸化窒素ガスNOや一酸化二窒素ガスN2O、
塩化水素HClあるいは不活性ガス例えばN2等を供給
するガス供給源が接続されている(図示省略)。
【0015】また、前記反応管2の下側壁には、反応管
2内を排気するための排気管部13が設けられており、
この排気管部13には、減圧排気系14を構成する排気
管15が接続されている。この排気管15は、高真空度
での減圧排気が可能な大口径例えば内径が3インチ程度
の配管からなっている。また、排気管15は、耐食性配
管からなり、例えば金属製好ましくはステンレス製の配
管の内周面に耐食性樹脂好ましくはフッ素樹脂のコーテ
ィングを施してなる。前記排気管15の下流端は、処理
炉1内を例えば最大−1Pa程度に減圧可能な減圧ポン
プ(真空ポンプ)16に接続され、この減圧ポンプ16
の下流には除外装置17が接続されている。減圧ポンプ
17としては、例えばドライポンプが好ましい。
【0016】前記排気管15の途中には、図示しない除
害装置や排気ブロワを備えた工場排気系の排気ダクトに
通じる常圧排気系18を構成する常圧排気管19が分岐
接続されており、常圧ないし微陰圧での処理が可能にな
っている。常圧排気管19も、前記排気管15と同様、
耐食性配管からなっている。排気管15および常圧排気
管19の外周には、腐食の原因となる配管内の水分を飛
ばす(蒸発させる)べく加熱するための加熱手段例えば
抵抗発熱体が設けられていることが好ましい。
【0017】そして、前記常圧排気系18および減圧排
気系14には、それぞれ開閉および圧力調節の可能なコ
ンビネーションバルブ20,21が設けられている。減
圧排気系14においては、排気管15における常圧排気
管19の分岐接続部よりも下流位置にコンビネーション
バルブ21が取付けられている。これらのコンビネーシ
ョンバルブ20,21は、例えば電気信号を空気圧に変
換して弁体の位置制御を行うようになっていると共に、
弁体の着座部にOリングを有しシャットオフができるよ
うになっている。このコンビネーションバルブ20,2
1は、耐食性を有する材料例えばフッ素樹脂により形成
されているか、あるいは排気と接する接ガス面がフッ素
樹脂の被膜で被覆されていることが好ましい。
【0018】前記排気管15における減圧処理用コンビ
ネーションバルブ21よりも上流位置には、常圧処理時
の排気圧力を検出するための圧力センサ22と、減圧処
理時(減圧排気時)の排気圧力を検出する圧力センサ2
3とが空気圧制御式の弁24,25を介して設けられて
いる。圧力センサ22は、例えば0〜133KPa(0
〜1000Torr)のレンジで検出が可能とされてい
る。圧力センサ23は、例えば0〜1.33KPa(0
〜10Torr)のレンジで検出が可能とされている。
これら圧力センサ22,23としては、絶対圧型のもの
が用いられている。圧力センサ22は広いレンジで常時
検出可能であるため、弁24を必ずしも備えていなくて
もよい。
【0019】前記圧力センサ22,23は、水分と腐食
性ガスが存在する過酷な腐食環境下での使用を可能とす
るために、排気と接する接ガス面が非金属の耐食性材料
により形成されている。具体的には、図2に示すよう
に、圧力センサ22,23は、排気管15への連通部2
6を有し内部が拡大形成されたフッ素樹脂製またはセラ
ミックス製の本体27と、この本体27内に環状気密材
であるフッ素樹脂製のOリング28を介して排気側に対
して気密に設けられたセラミックス製の受圧部材29と
を有している。この受圧部材29は、中空箱状に形成さ
れており、その内部が図示しないゲッターポンプにより
真空に保たれている。受圧部材29の内面部には、排気
圧力による変形歪量を電気量として検出するセンサ部材
30が張設されている。なお、31は本体27内に設け
られた電装品である。
【0020】前記常圧排気系18および減圧排気系14
にそれぞれ設けられたコンビネーションバルブ20,2
1は、前記圧力センサ22,23の検出圧力を基に共通
の制御部(コントローラ)32により制御されるように
なっている。すなわち、この制御部32は、常圧処理時
には常圧排気系18のコンビネーションバルブ20に切
換えてこれを常圧処理時用の圧力センサ22の検出圧力
を基に制御し、減圧処理時には減圧排気系14のコンビ
ネーションバルブ21に切換えてこれを減圧処理時用の
圧力センサ23の検出圧力を基に制御するというよう
に、二系統の制御が可能になっている。
【0021】以上の構成からなる酸化処理装置は、処理
炉1の排気系の各接続部にシール手段である例えばOリ
ングを設けるなど、高減圧排気が可能なリークタイトな
高気密構造とされている。また、酸化処理装置は、予め
所望の熱処理方法のプログラムレシピがインプットされ
た制御装置(図示省略)により燃焼装置11、ヒーター
8、コンビネーションバルブ20,21の制御部32等
が制御されて所望の熱処理方法を自動で実施するように
構成されている。
【0022】次に、前記酸化処理装置の作用および熱処
理方法について説明する。まず、処理炉1内は、大気に
開放されていると共にヒーター8により予め所定の温度
例えば300℃に加熱制御されており、この状態で多数
枚の半導体ウエハWが保持されたウエハボート4を処理
炉1内にロードして処理炉1の炉口を蓋体3で密閉し、
処理炉1内を減圧排気系14による真空引きにより減圧
する。この減圧ないし真空引きは、サイクルパージを含
むことが好ましい。前記ロードおよびサイクルパージの
際には、半導体ウエハWの表面に自然酸化膜が形成され
ないように処理炉内に不活性ガス例えばN2が供給され
ており、また、N2が100%であると、半導体ウエハ
Wの表面が窒化してしまい、この後の酸化工程にて半導
体ウエハWの表面が酸化されにくくなるため、これを防
止すべくO2が少量例えば1%程度供給されている。
【0023】前記サイクルパージは、処理炉1内を真空
引きしながら不活性ガス例えばN2の供給と停止を交互
に繰り返すことにより行われる。この場合、排気系をコ
ンビネーションバルブ21により減圧排気系14に切換
え、減圧ポンプ16の作動状態で圧力センサ23により
圧力を検知しつつコンビネーションバルブ21の制御に
より処理炉1内を所定の圧力例えば−1Pa程度に減圧
排気する。この減圧排気状態で、所定流量に制御された
不活性ガス例えばN2を不活性ガス供給弁の開閉の繰り
返しにより間欠的に供給することにより、サイクルパー
ジが行われ、処理炉1内を迅速に減圧して不活性ガスで
十分に置換することができる。すなわち、このサイクル
パージによって急速な減圧(真空到達時間の短縮)と置
換が可能となる。
【0024】次に、前記減圧排気状態でヒーター6の制
御により処理炉1内を所定の処理温度例えば850℃ま
で昇温させ、排気系をコンビネーションバルブ20にて
常圧排気系18に切換えることにより処理炉1内を常圧
ないし微減圧に制御し、この状態でリカバリー(半導体
ウエハの温度を安定させる)をしてから、所望の熱処理
例えばHCl酸化を行う。この熱処理は、酸素ガスO2
と水素ガスH2を燃焼装置11に供給して燃焼させ、発
生する水蒸気を塩化水素ガスHClおよび不活性ガス例
えばN2と共に処理炉1内に供給することにより、微減
圧状態で行われる。
【0025】熱処理工程を終了したなら、排気系を減圧
排気系14に切換えて、処理炉1内を再度真空引きによ
り減圧してから、ヒーター8の制御により処理炉1内の
温度を所定の温度例えば300℃程度に降温させ、これ
と並行して処理炉1内を常圧に戻し、処理炉1内からウ
エハボート4をアンロードし、クーリング(半導体ウエ
ハを搬送可能な温度に冷却すること)を行えばよい。前
記熱処理工程終了後の減圧ないし真空引きも、サイクル
パージを含むことが好ましい。
【0026】このように予め所定の温度に加熱された処
理炉1内に半導体ウエハWを収容し、処理炉1内を所定
の処理温度まで昇温させ、処理ガスである水蒸気を供給
して半導体ウエハWを熱処理するに際して、前記昇温の
工程を減圧下で行うようにしたので、酸化種を排除した
状態で半導体ウエハWを所定の処理温度まで昇温させる
ことができ、昇温工程での自然酸化膜の形成を抑制する
ことができ、品質の優れた極薄酸化膜を形成することが
できる。また、所望の熱処理の工程前だけでなく工程後
にも処理炉1内を真空引きにより減圧するようにしたの
で、所望の熱処理工程以外の部分での余計な酸化種を十
分に排除して自然酸化膜の形成を十分に抑制することが
でき、膜質および膜厚が均一で品質の優れた極薄酸化膜
を形成することができる。因みに、膜厚が2nm程度の
SiO2膜を形成することが可能である。
【0027】前記処理炉1を減圧ないし真空引きする工
程では、いわゆるサイクルパージを含んでいるため、迅
速な減圧と置換が可能となり、スループットの向上が図
れる。また、前記酸化処理装置においては、処理炉1内
に水蒸気を供給する水蒸気供給手段である燃焼装置11
と、熱処理の工程で処理炉1内を常圧ないし微減圧で排
気する常圧排気系18と、熱処理工程の前後に処理炉1
内を真空引き可能な減圧排気系14とを備え、前記常圧
排気系18と減圧排気系14の切換えをコンビネーショ
ンバルブ20,21により行うようにしているため、前
述した熱処理方法を確実かつ容易に実施することでき
る。
【0028】この場合、前記燃焼装置11は、水蒸気を
微少流量で供給可能に構成されているため、膜形成時間
を十分にとることにより、更に品質の優れた極薄酸化膜
を形成することができる。また、前記コンビネーション
バルブ20,21は一つで二つの機能すなわち開閉機能
と圧力調節機能を備えているため、バルブの数を減らす
ことができて常圧排気系18および減圧排気系14の構
成を簡素化することができ、コストの低減が図れる。
【0029】なお、酸化処理方法としては、所望の酸化
処理工程の後、処理炉1内を所定の圧力例えば133h
Pa程度に減圧制御した状態で一酸化窒素ガスNOまた
は一酸化二窒素ガスN2Oを供給して拡散処理を行うよ
うにしてもよい。この拡散処理工程の前後には、処理炉
1内を真空引きにより減圧することが好ましく、その際
には、サイクルパージを伴うことが好ましい。ウエット
酸化後、サイクルパージにより処理炉内の水分を十分に
取り除いてから一酸化窒素ガスNOまたは一酸化二窒素
ガスN2Oを供給するため、腐食性の強い硝酸HNO3
発生を十分に抑制することができると共に、絶縁性の高
いSiON膜を形成することができ、信頼性の高い膜質
への改善が容易に図れる。
【0030】このように減圧処理可能な酸化処理装置
(熱処理装置)によれば、処理炉1内に半導体ウエハw
を収容し、処理ガスを供給して所定の処理温度で熱処理
する装置において、前記処理炉1内を所定の排気圧力で
排気する常圧排気系18と、前記処理炉1内を常圧排気
系18よりも低い圧力で減圧排気する減圧排気系14
と、常圧排気系18および減圧排気系14のそれぞれに
設けられた開閉および圧力調節の可能なコンビネーショ
ンバルブ20,21と、前記排気圧力を検出する絶対圧
型の圧力センサ22,23と、この圧力センサ22,2
3の検出圧力を基に前記コンビネーションバルブ20,
21を制御する制御部32とを備えているため、常圧排
気系18を用いた常圧ないし微減圧酸化処理および減圧
排気系14を用いたサイクルパージや減圧CVD処理等
の連続処理が可能となる。常圧排気系18では、大気導
入や不活性ガス導入を必要とすることなく安定な制御が
可能になると共に、排気系の構造が簡素化され、不活性
ガス例えばN2のランニングコストを無くすことがで
き、コストの低減が図れる。
【0031】特に、常圧排気系18の圧力センサおよび
減圧排気系14の圧力センサとして、絶対圧型の圧力セ
ンサ22,23を用いているため、低気圧等の大気圧の
変動に左右されることなく例えば大気圧付近での安定し
た絶対圧制御および減圧下での安定した絶対圧制御が可
能となり、何時でも均一な膜厚の酸化膜を形成すること
が可能となると共に薄膜の形成が可能となる。また、前
記圧力センサ22,23の排気と接する接ガス面が非金
属の耐食性材料により形成されているため、水分と腐食
性ガスの存在する過酷な腐食環境であっても圧力センサ
の腐食の心配がなく(従って、腐食による圧力シフトも
起こらず)、何時でも安定したプロセスを行うことがで
きる。特に、前記圧力センサ22,23がフッ素樹脂製
またはセラミックス製の本体27と、この本体27内に
気密に設けられたセラミックス製の受圧部材29とを有
しているため、簡単な構造で耐食性の向上が図れる。
【0032】なお、前記酸化処理装置においては、常圧
排気系のコンビネーションバルブ前後への大気導入や不
活性ガス導入は不要であるが、大気圧導入や不活性ガス
導入を行うようにしてもよい。絶対圧型圧力センサ22
としては、例えば800hpa〜1100hPaのレン
ジで検知可能なものであってもよい。図1の実施の形態
では、レンジの異なる2つの絶対圧型圧力センサ22,
23を用いているが、減圧下での高精度の圧力制御が要
求されない場合には、狭いレンジの絶対圧型圧力センサ
23は不要となり、広いレンジの絶対圧型圧力センサ2
2が一つで足りる。
【0033】図3は本発明を酸化処理装置に適用した第
2の実施の形態の構成を示す図である。本実施の形態に
おいて、図1の実施の形態と同一部分は同一符号を付し
て説明を省略し、異なる部分について説明を加える。本
実施の形態の酸化処理装置においては、常圧排気系18
に設けられたコンビネーションバルブ20を制御するた
めに、排気管15には排気圧力を大気圧との差圧で検出
する差圧型の圧力センサ33が空気圧制御式の弁34を
介して設けられている。また、前記コンビネーションバ
ルブ20を制御するために、大気圧を絶対圧で検出する
絶対圧型圧力センサ(大気圧センサ)35と、前記差圧
型圧力センサ33の検出圧力を基に常圧排気系18が設
定差圧になるように前記コンビネーションバルブ20を
制御すると共に前記絶対圧型圧力センサ35の検出圧力
を基に前記設定差圧を補正する制御部36とを備えてい
る。
【0034】前記差圧型の圧力センサ33としては、例
えば大気圧(1013.25hpa)±1330Paの
レンジで検知可能なものが用いられる。この差圧型圧力
センサ33は、過酷な腐食環境に耐え得るように、接ガ
ス面が非金属の耐食性材料例えば耐食性樹脂好ましくは
フッ素樹脂によって形成されている。この場合、差圧型
圧力センサ33は、図1の実施の形態と同様、フッ素樹
脂製またはセラミックス製の本体と、この本体内に気密
に設けられたセラミックス製の受圧部材とを有している
ことが好ましい。なお、この場合、受圧部材の中空部
は、大気に開放されている。
【0035】前記絶対圧型圧力センサ35としては、例
えば0〜1330hPa[0〜1000Torr]のレン
ジで検知可能な一般的なものが用いられる。なお、絶対
圧型圧力センサ35としては、例えば800〜1100
hPaのレンジで検知可能なものであってもよい。
【0036】図3の実施の形態によれば、常圧排気系に
おいて、大気圧を常にモニターしている絶対圧型圧力セ
ンサ35の信号を制御部36に取込み、設定圧力(差
圧)を大気の変動に応じて可変させることにより、常に
一定の圧力でプロセスを行うことができ、差圧制御であ
りながら大気圧(天候)の変動に左右されることなく安
定して制御することが可能となり、何時でも均一な膜厚
の酸化膜を形成すること可能となる。
【0037】例えば、前記酸化処理装置の設置場所にお
ける平均大気圧を1013.25hPa(760Tor
r)とし、処理圧力(設定圧力)を1013.25hP
a(760Torr)すなわち設定差圧を0Pa[0T
orr]とした場合、大気圧の変動がなければ、差圧型
圧力センサ33の検出圧力を基に常圧排気系18の排気
圧力が設定差圧0Paになるように制御部36によって
コンビネーションバルブ20が制御される。しかし、天
候の変動により例えば低気圧の接近で大気圧が997.
5hPa[750Torr]に変わった場合、差圧型圧力
センサ33だけの制御では設定差圧が0Pa[0Tor
r]であるため、常圧排気系18の排気圧力が997.
5hPa[750Torr]になるように制御されてしま
い、半導体ウエハ表面に形成される酸化膜の膜厚が変化
してしまう。
【0038】そこで、その時の大気圧997.5hPa
[750Torr]を絶対圧型圧力センサ35により検出
してその検出信号を制御部36に取込み、設定差圧を0
Pa[0Torr]から+15.75hPa[+11.8
4Torr]に補正することにより、常圧排気系18の
排気圧力が1013.25hPa(760Torr)に
なるように制御する。すなわち、設定時の設定差圧(設
定圧力−設定時の大気圧)を現時点の差圧(設定圧力−
現時点の大気圧)に補正する。これにより、天候の変動
すなわち大気圧の変動に関わらず、常圧排気系18の排
気圧力すなわち処理炉1内の処理圧力を常に一定に保つ
ことができ、酸化膜の膜圧を一定(均一)にすることが
できる。本実施の形態において、大気圧を絶対圧で検出
する圧力センサ(大気圧センサ)35としては、気圧計
であってもよい。
【0039】図4は本発明を酸化処理装置に適用した第
2の実施の形態の構成を示す図である。本実施の形態の
酸化処理装置(熱処理装置)は、常圧型として構成され
ている。本実施の形態において、図1の実施の形態と同
一部分は同一符号を付して説明を省略し、異なる部分に
ついて説明を加える。本実施の形態の酸化処理装置にお
いては、反応管2の排気管部13に常圧排気系18を構
成する常圧排気管19が接続され、この常圧排気管19
は工場排気系の排気ダクトに接続されている。常圧排気
管19は、耐食性配管からなっている。
【0040】工場排気系の排気圧力は、例えば大気圧と
の差圧が−1000Pa[−7.5Torr]程度の微減
圧とされている。前記常圧排気管には、その排気圧力を
検出する絶対圧型の圧力センサ22と、開閉および圧力
調節の可能なコンビネーションバルブ20とが順に設け
られ、このコンビネーションバルブ20は絶対圧型圧力
センサ22の検出圧力を基に制御部36により制御され
るように構成されている。前記絶対圧型圧力センサ22
としては、例えば0〜1330hPa[0〜1000T
orr]のレンジで検知可能な一般的なものが用いられ
る。なお、絶対圧型圧力センサ22としては、例えば8
00〜1100hPaのレンジで検知可能なものであっ
てもよい。
【0041】前記絶対圧型圧力センサ22およびコンビ
ネーションバルブ20は、過酷な腐食環境に耐え得るよ
うに、接ガス面が非金属の耐食性材料例えば耐食性樹脂
好ましくはフッ素樹脂によって形成されている。この場
合、絶対圧型圧力センサ22は、図1の実施の形態と同
様、フッ素樹脂製またはセラミックス製の本体と、この
本体内に気密に設けられたセラミックス製の受圧部材と
を有していることが好ましい。
【0042】工場排気系は、複数台の熱処理装置が多連
に接続されているため、引きが弱いだけでなく、圧力変
動がある。そこで、これを解消するために、常圧排気系
18の常圧排気管19には、多段式エゼクタ40が設け
られている。この多段式エゼクタ40は、例えば3個の
エゼクタ部材40a,40b,40cを直列に接続して
なり、各エゼクタ部材40a,40b,40cには常圧
排気管19の下流側が分岐接続されている。1段目のエ
ゼクタ部材40aには、その作動気体として空気または
不活性ガス例えば窒素ガスN2が電空レギュレータ41
を介して所定流量に制御されて導入されることにより、
1段目のエゼクタ部材40aに常圧排気管19から排気
が吸引されるようになっている。
【0043】2段目のエゼクタ部材40bは、前記1段
目のエゼクタ部材40aから排出されるガスが導入され
ることにより常圧排気管19から排気を吸引し、同様
に、3段目のエゼクタ部材40cは、前記2段目のエゼ
クタ部材40bから排出されるガスが導入されることに
より常圧排気管19から排気を吸引するようになってい
る。従って、各エゼクタ部材40a,40b,40cか
ら排出されるガスは、順次増大していき、最終段(図示
例では3段目)のエゼクタ部材40cからし工場排気系
に排出される。
【0044】記電空レギュレータ41は、絶対圧型圧力
センサ22の検出圧力を基に常圧排気管19内の排気圧
力が所定の圧力となるように前記制御部36により制御
されるように構成されている。前記多段式エゼクタ40
によれば、例えば作動気体として空気または窒素ガスを
毎分40リットル供給することにより、−133hPa
[−100Torr]の減圧排気が可能である。
【0045】このように、本実施の形態の酸化処理装置
によれば、多段式エゼクタ40を備えているため、大気
圧の変動があったとしても排気圧力を大気圧付近に何時
でも安定して制御することができる。また、多段式エゼ
クタ40は多段式であるため、少ないガス消費量で大気
圧変動以上の排気能力を得ることができる。更に、電空
レギュレータ41で多段式エゼクタ40への供給ガス流
量を可変できるため、より省エネルギ型のシステムを提
供することができる。
【0046】なお、図4の実施の形態では、圧力センサ
22として絶対圧型を使用しているが、差圧型であって
もよい。差圧型圧力センサを使用する場合には、図3の
実施の形態と同様、大気圧を絶対圧型圧力センサ(大気
圧センサ)により検出してその検出信号を制御部に取込
み、設定差圧を補正するように構成することが好まし
い。
【0047】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。例えば、前記実施の形態で
は、処理炉として、縦型炉が例示されているが、横型炉
であってもよく、また、バッチ式が例示されているが、
枚葉式であってもよい。被処理体としては、半導体ウエ
ハ以外に、例えばLCD基板やガラス基板等であっても
よい。上記水蒸気供給手段としては、燃焼式に限定され
ず、例えば気化器式、触媒式、沸騰式等であってもよ
い。また、前記実施の形態では、本発明を酸化処理装置
に適用した場合が示されているが、本発明は、酸化処理
装置以外に、例えば拡散処理装置、CVD処理装置、ア
ニール処理装置等、あるいはこれらの複合型装置にも適
用可能である。また、外部燃焼装置を用いずに、処理炉
内に水素と酸素を導入して反応させるようにしてもよ
い。
【0048】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な効果を奏することができる。
【0049】(1)請求項1に係る発明によれば、処理
炉内に被処理体を収容し、処理ガスを供給して所定の処
理温度で熱処理する装置において、前記処理炉内を所定
の排気圧力で排気する常圧排気系と、該常圧排気系に設
けられた開閉および圧力調節の可能なコンビネーション
バルブと、前記排気圧力を検出する差圧型もしくは絶対
圧型の圧力センサと、該圧力センサの検出圧力を基に前
記コンビネーションバルブを制御する制御部とを備え、
前記圧力センサの排気と接する接ガス面が非金属の耐食
性材料により形成されているため、大気導入や不活性ガ
ス導入を必要とすることなく安定な制御が可能であると
共に、排気系の構造が簡素化され、コストの低減が図
れ、しかも過酷な腐食環境であっても圧力センサの腐食
の心配がなく、何時でも安定したプロセスを行うことが
できる。 (2)請求項2に係る発明によれば、処理炉内に被処理
体を収容し、処理ガスを供給して所定の処理温度で熱処
理する装置において、前記処理炉内を所定の排気圧力で
排気する常圧排気系と、前記処理炉内を常圧排気系より
も低い圧力で減圧排気する減圧排気系と、常圧排気系お
よび減圧排気系のそれぞれに設けられた開閉および圧力
調節の可能なコンビネーションバルブと、前記排気圧力
を検出する差圧型もしくは絶対圧型の圧力センサと、該
圧力センサの検出圧力を基に前記コンビネーションバル
ブを制御する制御部とを備え、前記圧力センサの排気と
接する接ガス面が非金属の耐食性材料により形成されて
いるため、大気導入や不活性ガス導入を必要とすること
なく安定な制御が可能であると共に、排気系の構造が簡
素化され、コストの低減が図れ、しかも過酷な腐食環境
であっても圧力センサの腐食の心配がなく、何時でも安
定したプロセスを行うことができる。
【0050】(3)請求項3に係る発明によれば、前記
圧力センサがフッ素樹脂製またはセラミックス製の本体
と、この本体内に気密に設けられたセラミックス製の受
圧部材とを有しているため、耐食性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を酸化処理装置に適用した第1の実施の
形態の構成を示す図である。
【図2】絶対圧型圧力センサの概略的断面図である。
【図3】本発明を酸化処理装置に適用した第2の実施の
形態の構成を示す図である。
【図4】本発明を酸化処理装置に適用した第3の実施の
形態の構成を示す図である。
【符号の説明】 w 半導体ウエハ(被処理体) 1 処理炉 14 減圧排気系 18 常圧排気系 20,21 コンビネーションバルブ 22,23 絶対圧型圧力センサ 27 本体 29 受圧部材 32 制御部 33 差圧型圧力センサ 36 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K061 AA01 BA11 GA04 4K063 AA05 BA12 CA06 DA12 DA33 5F045 AA20 AB32 AC11 AC15 BB08 DP19 DP28 DQ05 EB02 EB03 EB12 EC07 EC08 EC09 EE14 EG02 EG03 EK06 GB06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理炉内に被処理体を収容し、処理ガス
    を供給して所定の処理温度で熱処理する装置において、
    前記処理炉内を所定の排気圧力で排気する常圧排気系
    と、該常圧排気系に設けられた開閉および圧力調節の可
    能なコンビネーションバルブと、前記排気圧力を検出す
    る差圧型もしくは絶対圧型の圧力センサと、該圧力セン
    サの検出圧力を基に前記コンビネーションバルブを制御
    する制御部とを備え、前記圧力センサの排気と接する接
    ガス面が非金属の耐食性材料により形成されていること
    を特徴とする熱処理装置。
  2. 【請求項2】 処理炉内に被処理体を収容し、処理ガス
    を供給して所定の処理温度で熱処理する装置において、
    前記処理炉内を所定の排気圧力で排気する常圧排気系
    と、前記処理炉内を常圧排気系よりも低い圧力で減圧排
    気する減圧排気系と、常圧排気系および減圧排気系のそ
    れぞれに設けられた開閉および圧力調節の可能なコンビ
    ネーションバルブと、前記排気圧力を検出する差圧型も
    しくは絶対圧型の圧力センサと、該圧力センサの検出圧
    力を基に前記コンビネーションバルブを制御する制御部
    とを備え、前記圧力センサの排気と接する接ガス面が非
    金属の耐食性材料により形成されていることを特徴とす
    る熱処理装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力センサがフッ素樹脂製またはセ
    ラミックス製の本体と、この本体内に気密に設けられた
    セラミックス製の受圧部材とを有していることを特徴と
    する請求項1または2記載の熱処理装置。
JP2000328017A 2000-10-27 2000-10-27 熱処理装置及び熱処理方法 Expired - Lifetime JP3872952B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000328017A JP3872952B2 (ja) 2000-10-27 2000-10-27 熱処理装置及び熱処理方法
PCT/JP2001/009331 WO2002035590A1 (fr) 2000-10-27 2001-10-24 Dispositif de traitement thermique
KR1020037005701A KR100781414B1 (ko) 2000-10-27 2001-10-24 열처리장치
DE60125241T DE60125241T2 (de) 2000-10-27 2001-10-24 Wärmebehandlungseinrichtung
US10/399,955 US20040007186A1 (en) 2000-10-27 2001-10-24 Heat-treating device
EP01978878A EP1357582B1 (en) 2000-10-27 2001-10-24 Heat-treating device
TW090126647A TW511132B (en) 2000-10-27 2001-10-26 Heat processing unit and pressure controlling method for heat processing unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000328017A JP3872952B2 (ja) 2000-10-27 2000-10-27 熱処理装置及び熱処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002134492A true JP2002134492A (ja) 2002-05-10
JP3872952B2 JP3872952B2 (ja) 2007-01-24

Family

ID=18804937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000328017A Expired - Lifetime JP3872952B2 (ja) 2000-10-27 2000-10-27 熱処理装置及び熱処理方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20040007186A1 (ja)
JP (1) JP3872952B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008249293A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Koyo Thermo System Kk 加熱炉の内部圧力制御方法
JP2008298301A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Espec Corp 気体処理ユニット
JP2012238906A (ja) * 2006-06-28 2012-12-06 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理装置、基板処理方法及び半導体装置の製造方法
US9601326B2 (en) 2014-01-23 2017-03-21 Hitachi Kokusai Electric Inc. Method of manufacturing semiconductor device, including film having uniform thickness
WO2019176031A1 (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置、半導体装置の製造方法及びプログラム
CN110402488A (zh) * 2017-03-17 2019-11-01 应用材料公司 用于在装载机构中加热基板和减少污染的电子装置制造系统、方法与设备
JP2021027339A (ja) * 2019-08-06 2021-02-22 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置、半導体装置の製造方法及び基板処理プログラム
WO2022219674A1 (ja) * 2021-04-12 2022-10-20 Q’z株式会社 水素リークディテクター

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3554847B2 (ja) * 2001-07-30 2004-08-18 東京エレクトロン株式会社 熱処理装置
CN100572314C (zh) * 2003-06-25 2009-12-23 株式会社藤仓 光纤母材的制造方法及其装置
KR100541050B1 (ko) * 2003-07-22 2006-01-11 삼성전자주식회사 가스공급장치 및 이를 이용한 반도체소자 제조설비
JP2007011984A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Advanced Energy Japan Kk 排気装置の圧力制御システム
JP5501807B2 (ja) 2009-03-31 2014-05-28 東京エレクトロン株式会社 処理装置
US8805591B2 (en) * 2011-01-18 2014-08-12 Flow Control Industries, Inc. Pressure compensated flow rate controller with BTU meter
CN104165528A (zh) * 2014-08-05 2014-11-26 宁夏共享铸钢有限公司 热处理炉烟气余热利用装置
JPWO2019235291A1 (ja) * 2018-06-08 2021-06-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 ガス保安装置
US11846025B2 (en) * 2019-08-06 2023-12-19 Kokusai Electric Corporation Substrate processing apparatus capable of adjusting inner pressure of process chamber thereof and method therefor
KR20230129187A (ko) * 2021-01-15 2023-09-06 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 액화된 재료를 제공하기 위한 장치, 액화된 재료를투입하기 위한 투입 시스템 및 방법

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5040972A (en) * 1990-02-07 1991-08-20 Systech Environmental Corporation Pyrolyzer-kiln system
JP2870719B2 (ja) * 1993-01-29 1999-03-17 東京エレクトロン株式会社 処理装置
US5445521A (en) * 1993-05-31 1995-08-29 Tokyo Electron Kabushiki Kaisha Heat treating method and device
US5484484A (en) * 1993-07-03 1996-01-16 Tokyo Electron Kabushiki Thermal processing method and apparatus therefor
US5578132A (en) * 1993-07-07 1996-11-26 Tokyo Electron Kabushiki Kaisha Apparatus for heat treating semiconductors at normal pressure and low pressure
US5777300A (en) * 1993-11-19 1998-07-07 Tokyo Electron Kabushiki Kaisha Processing furnace for oxidizing objects
JP3501524B2 (ja) * 1994-07-01 2004-03-02 東京エレクトロン株式会社 処理装置の真空排気システム
JP3442604B2 (ja) * 1996-02-15 2003-09-02 株式会社フジキン 混合ガスの供給方法及び混合ガス供給装置並びにこれらを備えた半導体製造装置
US6040010A (en) * 1996-09-10 2000-03-21 Micron Technology, Inc. Catalytic breakdown of reactant gases in chemical vapor deposition
JP3556804B2 (ja) * 1997-05-20 2004-08-25 東京エレクトロン株式会社 処理装置及び処理方法
DE19743922C1 (de) * 1997-10-04 1999-04-15 Verschleis Schutz Technik Dr I Verfahren zur CVD-Oberflächenbeschichtung und CVD-Reaktorsystem
JP3323797B2 (ja) * 1998-01-21 2002-09-09 東京エレクトロン株式会社 疎水化処理装置
JPH11274024A (ja) * 1998-03-18 1999-10-08 Tokyo Electron Ltd 処理液供給装置及び処理液供給方法
JP3579278B2 (ja) * 1999-01-26 2004-10-20 東京エレクトロン株式会社 縦型熱処理装置及びシール装置
JP4540796B2 (ja) * 2000-04-21 2010-09-08 東京エレクトロン株式会社 石英ウインドウ、リフレクタ及び熱処理装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012238906A (ja) * 2006-06-28 2012-12-06 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理装置、基板処理方法及び半導体装置の製造方法
JP2008249293A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Koyo Thermo System Kk 加熱炉の内部圧力制御方法
JP2008298301A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Espec Corp 気体処理ユニット
JP4589942B2 (ja) * 2007-05-29 2010-12-01 エスペック株式会社 気体処理ユニット
US9601326B2 (en) 2014-01-23 2017-03-21 Hitachi Kokusai Electric Inc. Method of manufacturing semiconductor device, including film having uniform thickness
CN110402488A (zh) * 2017-03-17 2019-11-01 应用材料公司 用于在装载机构中加热基板和减少污染的电子装置制造系统、方法与设备
WO2019176031A1 (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置、半導体装置の製造方法及びプログラム
JPWO2019176031A1 (ja) * 2018-03-14 2020-12-17 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置、半導体装置の製造方法及びプログラム
US11499224B2 (en) 2018-03-14 2022-11-15 Kokusai Electric Corporation Substrate processing apparatus, method of manufacturing semiconductor device and non-transitory computer-readable recording medium
JP2021027339A (ja) * 2019-08-06 2021-02-22 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置、半導体装置の製造方法及び基板処理プログラム
JP7055173B2 (ja) 2019-08-06 2022-04-15 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置、半導体装置の製造方法及び基板処理プログラム
WO2022219674A1 (ja) * 2021-04-12 2022-10-20 Q’z株式会社 水素リークディテクター

Also Published As

Publication number Publication date
US20040007186A1 (en) 2004-01-15
JP3872952B2 (ja) 2007-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3872952B2 (ja) 熱処理装置及び熱処理方法
JP3396431B2 (ja) 酸化処理方法および酸化処理装置
US6494959B1 (en) Process and apparatus for cleaning a silicon surface
JP3554847B2 (ja) 熱処理装置
JP3468577B2 (ja) 熱処理装置
JP3543949B2 (ja) 熱処理装置
KR100781414B1 (ko) 열처리장치
JP4640891B2 (ja) 熱処理装置
JP4597393B2 (ja) 熱処理装置
JP2002353210A (ja) 熱処理装置および熱処理方法
US20230395368A1 (en) Substrate processing method and substrate processing apparatus
JP2002329717A (ja) 被処理体の熱処理方法及びバッチ式熱処理装置
JP2002319579A (ja) 被処理体の熱処理方法及びバッチ式熱処理装置
JP2849772B2 (ja) 封止装置及び封止方法
JP4806127B2 (ja) 薄膜形成方法
JP2008210852A (ja) 基板処理装置及び半導体装置の製造方法
JP2006040990A (ja) 減圧熱処理装置及びその常圧復帰方法
KR20050025479A (ko) 로드락 챔버의 퍼지 가스 공급장치
KR20040043410A (ko) 중압 화학 기상 증착 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060725

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060831

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060831

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061017

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061023

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3872952

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091027

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121027

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151027

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term