JP2002134404A - 荷電粒子による放射線感応層の露光装置および方法、ならびにこの目的のためのマスク - Google Patents

荷電粒子による放射線感応層の露光装置および方法、ならびにこの目的のためのマスク

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JP2002134404A
JP2002134404A JP2001246372A JP2001246372A JP2002134404A JP 2002134404 A JP2002134404 A JP 2002134404A JP 2001246372 A JP2001246372 A JP 2001246372A JP 2001246372 A JP2001246372 A JP 2001246372A JP 2002134404 A JP2002134404 A JP 2002134404A
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キーンツレ オリファー
Alexander Orchowski
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】投影荷電粒子ビームによって、放射線感応層を
含む基板上にマスクのパターンを撮像する投影装置を提
案する。 【解決手段】マスク31は、第1の材料から構成されるメ
ンブレン層37と、パターンを形成し、メンブレン層37よ
りも荷電粒子を強く散乱させる第2の材料から構成され
る散乱領域39と、互いに間隔を空けて配置され、散乱領
域39とともにメンブレン層37を支持する、複数の直線状
に延びる支持支柱群33とを含む。投影装置は、マスク面
中で所定の投影ビーム断面をもつ投影ビーム41を生成す
るビーム形成装置45と、投影ビーム断面をマスク面中
で、支柱群33が延びる方向と平行にマスク31の上を所定
経路に沿って移動させる位置決め装置57,55とを含む。
投影装置は、マスク31上に設けられるマーク領域61上に
当射する荷電粒子数によって異なる測定信号69を供給す
るセンサー65が設けられることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リソグラフィー法
による装置製造の分野に関し、より特定的には、荷電粒
子、より特定的には電子ビームによる放射線感応層の露
光に関する。
【0002】
【従来の技術】このような装置は主として、例えば微細
機械構造または集積回路(IC)等の高度に微細化され
た装置である。集積回路に関しては、レチクルとも呼ば
れるマスクが、シリコンウェハ等の適当な基板上に形成
される一層の回路に対応する回路パターンを含む。基板
のダイとも称される目標領域上にパターンを撮像するた
めには、まず基板をレジストとも呼ばれる放射線感応層
で覆う。その後、放射線感応層を露光または照射し、マ
スクのパターンを荷電粒子によって放射線感応層上に撮
像する。その後、放射線感応層を現像し、照射後もしく
は露光後の領域、または未照射もしくは未露光領域のい
ずれかを除去する。その後、残された放射線感応層の構
造を、エッチング工程、イオン注入工程、材料蒸着工程
等においてマスクとして用いる。
【0003】この目的のため、電子またはイオン等の荷
電粒子を用いて、回折上の制約によって従来の写真光学
撮像法では製造不可または製造が非常に困難なかかる微
細構造の形成を可能にする。
【0004】放射線感応層の露光に電子ビームを用いる
方法として、SCALPEL(Scattering with Angula
r Limitaion in Projection Electron-beam Lithograph
y:投影電子ビームリソグラフィーにおける角度制限付
き散乱)法が公知である。この方法は、白書"SCALPEL:
A Projection Electron-Beam Approach to Sub-Optical
Lithography", Technology Review, December 1999, b
y J.A. Liddle, LloydR. Hariott, A.E. November and
W.K. Waskiewicz, Bell Laboratories, Lucent Technol
ogies, 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Jerse
y 07974, USA.に記載されている。この文献の全開示を
本出願に引用して援用する。さらに、米国特許第5,0
79,112号、第5,130,213号、第5,26
0,151号、第5,376,505号、第5,25
8,246号、第5,316,879号、ならびに欧州
特許出願第0,953,876A2および0,969,
326A2もSCALPEL法に関するものである。上
記特許文献の全開示も、同様に本出願に引用して援用す
る。
【0005】以下、図1を参照してSCALPEL法を
説明する。
【0006】図1は、電子ビームによる基板3上の放射
線感応層の露光に適したマスク1を概略的に示す。マス
クは、電子をやや透過するメンブレン(膜)層5に設置
された支持支柱7を含む。基板3上に撮像すべきパター
ンは、やや透過性のメンブレン層上に設けられる散乱領
域9によって形成される。メンブレン層5のみを通過し
散乱領域9は通過しない電子ビーム11および12は、
マスク1をほぼ未散乱でほぼ直進するか、または比較的
小さな散乱角度で通過する。一方、メンブレン層5およ
び散乱領域9を通過する電子ビーム13は、散乱領域9
中でより大きな散乱角度で元の方向から偏向される。電
子ビーム11,12,13は電磁または/および静電投
影レンズ系15を通過し、未散乱の電子ビーム11,1
2が開口フィルター17中に形成された開口を通過し、
一方、大きな散乱角度で散乱した電子13は開口フィル
ター17によって阻止されるように該レンズ系によって
偏向される。開口フィルター17通過後、より小さな散
乱角度で散乱した電子ビーム11,12は、ビーム1
1,12を集光するさらなる投影レンズ系19を通過し
て、パターン9を基板3上に撮像する。
【0007】マスク1上に当射する電子電界はまたビー
ム21を含み、これは上述のビーム11,12,13の
場合のように支柱群7間の空間は通過せず、支柱7上に
当射する。支柱7の厚みのため、ビーム21は、メンブ
レン層5を単に通過するビーム11および12よりも散
乱することが多い。このため、電子電界に沿って支柱の
投影方向下流に位置するマスク領域はパターンの形成に
は使用されない。従って、支柱7およびメンブレン層を
未散乱で通過するビーム21は、開口フィルター17を
通って基板3上には当射されない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この目的のため、欧州
特許出願第0,969,326A2は、マスク面中で、
その断面が、隣接した支柱間の空間は通過するが支柱に
は衝突しないように制限された空間制限電子ビームを提
案している。その後、この空間的に制限されたビーム
は、支柱が延びる方向に沿ってマスクに対して移動し
て、パターンの形成に用いられるマスクの全領域をスキ
ャンする。ビーム断面を空間的に規定するには、例えば
欧州特許出願0,969,326A2は開口フィルター
の使用を提案している。これにより、ビーム自体がマス
クに対して十分な精度で位置決めされ、かつビーム電界
が支柱に当射しないようにビームのマスクに対するスキ
ャン動作が同様に十分な精度で行われるという条件下
で、ビームの断面が隣接する支柱間の内幅に正確に対応
し、支柱での電子の散乱が防止できるようにビームを形
成することができる。また、マスクの支柱間の領域は、
露光する基板上の隣接するストリップ上に撮像される。
従ってマスクのスキャンにおける位置の不正確さは、基
板上で露光不足または二重露光を生じうる。
【0009】しかし、先行技術ではこのように十分な精
度でビームの誘導が可能な方法は知られていない。
【0010】
【課題を解決するための手段】従って本発明の目的は、
上述の種類のマスクを用いて、荷電粒子のビームを、該
ビームができれば所定の経路に沿ってマスク上を移動す
るように案内して基板上にパターンを撮像する装置およ
び方法を提供することである。本発明の他の目的は、こ
の種の装置および方法を実現できるように、上述の種類
のマスクを改良することである。
【0011】このため、本発明は、第1の材料から構成
されるメンブレン層と、パターンを形成し、荷電粒子を
メンブレン層より強く散乱させる第2の材料から構成さ
れる散乱領域と、互いに間隔を空けて配置され、散乱領
域とともにメンブレン層を支持する複数の直線状に延び
る支持支柱群とを含むマスクを提供する。
【0012】さらに、本発明は、荷電粒子のビームによ
って放射線感応層を含む基板上にマスクのパターンを撮
像する投影装置に由来する。この投影装置は、マスク面
中で所定の投影ビーム断面をもつ投影ビームを生成する
ビーム形成手段と、投影ビーム断面を、マスク面中で支
柱が延びる方向と平行な所定経路に沿ってマスク上を移
動させる位置決め装置とを含む。
【0013】本発明は、メンブレン層材料およびパター
ン形成材料とは荷電粒子との相互作用が異なる材料から
構成される特定のマーク領域をマスク上に設ける、とい
う考えに基づく。このマーク材料の特徴である荷電粒子
との相互作用の違いは適当なセンサーによって検出可能
であり、センサーはマーク領域上に当射する荷電粒子数
に応じて測定信号を与えるようになっている。マーク領
域がマスク上の適切な位置に設けられていれば、測定信
号を用いてマスク面中の投影ビーム断面の位置を求め、
マスクに対する投影ビーム断面の移動を「誘導」するこ
とができる。
【0014】マーク材料の特性を示し、かつこの材料を
メンブレン層の材料および散乱領域の材料と区別する相
互作用は、荷電粒子に対する別のまたは異なる散乱効
果、反射効果、または吸収効果でありうる。またはこの
特徴的な相互作用は、X線放出、オージェ電子放出等の
二次的粒子についての別のまたは異なる放出効果でもあ
りうる。重要なことは、単に、この特徴的な相互作用が
適当な測定方法によって検出可能であり、これにより任
意の適当かつ検出可能な物理的効果がこの目的のために
考慮できることである。有利には、この特徴的な相互作
用は、オージェ電子検出器、後方散乱電子検出器、X線
検出器、または蛍光放射線検出器によって検出可能であ
る。かかる検出器は、マスクのビーム形成手段に向かう
側に配置してもよいが、マスクのビーム形成手段と反対
の側に配置してもよい。
【0015】有利には、マーク領域は、支柱のメンブレ
ン層と反対側の端面に塗布されるマーク材料の層から構
成される。この構造は、支柱がマスクのビーム形成手段
に向かう側に設けられる時は特に有利である。
【0016】さらに、この構造は、支柱がエッチング工
程によって基板から形成され、マスクがエッチング工程
前に基板上に塗布された支柱のジオメトリを表す場合は
有利である。適当なマスク材料を選択すれば、マスク材
料は支柱をエッチングした後に支柱上に残ってマーク材
料として機能する。
【0017】または、マーク領域は、メンブレン層と支
柱との間に配置されるマーク層から形成してもよい。こ
れはメンブレン層と支柱がエッチングによって除去・形
成される材料との間にエッチストップ層が配置される、
エッチング工程による支柱形成の場合は特に有利であ
る。エッチング工程後、このエッチストップ層は支柱形
成のために支柱間の空間からは除去されるが、支柱とメ
ンブレン層との間には残る。エッチストップ層に適当な
材料を選択すれば、支柱とメンブレン層との間に残るエ
ッチストップ層の領域は、その後マーク領域として使用
されうる。
【0018】または、マーク領域は、メンブレン層の支
柱と反対側に形成してもよい。この構造は、支柱自体が
マスクのビーム形成手段と反対側に設けられる場合に特
に適している。
【0019】支柱自体がマーク領域を構成する場合は、
ビームを誘導する特に簡単な方法を有利に得ることがで
きる。
【0020】本発明の第1の他のアスペクトでは、位置
決め装置は、測定信号に応答して所定経路からのずれを
抑える。これにより、可能ならば支柱上に不要に当射す
る投影ビームの荷電粒子がなくなるように、またはほん
のわずかとなるように、投影ビーム断面をマスク上で誘
導することができる。
【0021】このため、投影ビーム断面は、支柱延長方
向を横切る方向に、隣接する支柱間の内幅にほぼ相当す
る幅を有することが有利である。この場合、投影ビーム
断面がマスクに対して所定経路上に位置決めされていれ
ば、もしマーク領域がビーム方向から見て支柱と一致す
るように配置されれば、センサーが検出する荷電粒子と
マーク領域との相互干渉はほとんどない。ビームが所定
経路からずれるとすぐに投影ビーム断面はマーク領域に
接触し、特徴的なマーク材料との相互作用を生じて、セ
ンサーによって検出される。その後位置決め装置は、こ
れに対応して、ビーム経路が所定経路をたどるようにビ
ーム経路を補正することができる。
【0022】有利には2種類の異なるマーク領域が設け
られ、これらはセンサーが識別可能な態様で、荷電粒子
と相互作用する異なるマーク材料から構成される。一方
のマーク領域がビーム方向から投影して見た場合に支柱
上に形成され、他方のマーク領域が投影方向から見てこ
れに隣接する支柱上に形成されれば、ビームがこれら2
つの支柱間を移動すると、ビーム経路が所定経路から一
方の支柱へ向かって、または他方の支柱へ向かってずれ
ているかどうかが識別でき、これにより位置決め装置は
対応してより良好に補正を行うことができる。
【0023】ビーム形成手段は、投影ビーム以外に、マ
ーク領域と相互作用するように設けられる少なくとも1
つの補助測位ビームを生成できるのが有利である。投影
ビーム断面が隣接する支柱間に正確に配置されると、補
助ビーム断面は、支柱上に当射するように投影ビーム断
面に対して位置決めされる。その後、マーク領域は、投
影ビームが正確に位置決めされた状態で、マーク材料と
の相互作用が投影ビーム自体ではなく補助ビームを介し
て生じるように、ビーム投影方向から見た場合に支柱上
に有利に位置決めされる。これにより投影ビームの位置
は、所定経路からずれていなくても検出できる。一方、
補助ビームは、パターンの基板上への撮像には使用され
ないマスク領域上に当射する。補助ビームの荷電粒子
は、その投影方向に設けられる支柱または/およびマー
ク領域によってこの領域から散乱させられるため、放射
線感応層の露光には実質的に寄与しないか、寄与しても
ほんのわずかである。
【0024】補助測位ビームは、有利には、所定経路延
長方向を横切る方向から見て、連続的に先細りするよう
に構成される。この結果、投影ビーム断面の所定経路か
らのずれが増大すると、補助測位ビームのマーク領域に
当射する部分が大きくなり、所定経路からの経路のずれ
の増大にともなって、測定信号の強度が増減する。この
ため、測定信号は位置決め装置による経路補正に特に適
する。
【0025】有利には、ビーム形成手段は2本の補助測
位ビームを生成する。2本のビーム間のマスク面中での
距離は、投影ビームが正確に位置決めされた状態で、2
本の補助ビームそれぞれが別の支柱に当射するが、支柱
間の領域には当射しない距離になっている。
【0026】このためマーク領域は、ビーム方向から見
て、支柱の投影領域内で、かつ支柱の縁から所定距離だ
け離れた位置に配置されるのが特に有用である。その
後、投影ビームの実際の位置は、特にこの先細り補助ビ
ーム断面とともに特に正確に検出することができる。
【0027】または、マーク領域を、隣接する支柱間で
一方の支柱寄りに配置することも可能である。しかし、
この場合、マーク領域はマスクを未散乱で通過する荷電
粒子数をほとんど減らさないことが必要である。支柱寄
りの領域中で支柱に向かって先細りする投影ビーム断面
を用いて、投影ビームの位置検出は、支柱間に配置され
たマーク領域を用いても可能である。
【0028】有利には、さらにマスキング領域が設けら
れ、これは粒子ビームと平行に投影してみた場合、少な
くとも部分的にマーク領域に重なる。マスキング領域の
目的は、マーク領域によってわずかに散乱した荷電粒子
を、放射線感応層上には撮像されない程度に散乱させる
ことである。これにより、マーク領域との相互作用によ
って未散乱、または小さな散乱角度でのみ散乱した荷電
粒子は、マスキング領域との相互作用の結果、メンブレ
ン層だけを通過する荷電粒子の場合と同じように、露光
する層上には撮像されないような大きな散乱角度で散乱
させる。このためマスキング領域は、好適には、荷電粒
子をメンブレン層、または/およびマーク材料、または
/および支持支柱よりも強く散乱させる材料から構成さ
れる。
【0029】このためマスキング領域の材料は、散乱領
域の材料を含むことがさらに好適である。特にマスキン
グ領域および散乱領域は、マスクの同じ製造工程で形成
することができる。
【0030】以下、添付の図面を参照して、本発明の実
施形態をより詳細に説明する。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明に従うマスク31の構造を
図2および図4に明示する。図2はマスク上面を示し、
図4は図2のIV−IV線に沿ったマスク31の断面を
示す。
【0032】マスク31は、長い支柱群33と、これら
を横切る方向に延びる支柱群35とからなる平坦な均一
かつ矩形の構造を含む。支柱群33は、例えば1.1m
m〜1.5mmの均等な距離aだけ互いに間隔が空けら
れる。支柱群35は、支柱群33の間隔である距離aよ
りも長い距離bだけ互いに間隔が空けられる。支柱群3
3,35の構造は、電子をほとんど散乱しないメンブレ
ン層37を支持する。マスク31のパターンは、メンブ
レン層37上で支柱群33,35間に配置される散乱領
域39によって形成される。
【0033】図4に明示するように、電子ビーム源(図
示せず)から発生し、例えば100keVのエネルギー
をもつ電子ビーム41がマスク31上へ向けて照射さ
れ、このビーム43の断面(図3参照)はビーム形成手
段45によってマスク31のレベルで決定される。ビー
ム形成手段45は、例えば開口フィルターによって構成
されうる。図3から明らかなように、投影ビーム断面4
3は六角形であり、中心の矩形領域46と、この矩形4
6の両側の2つの隣接する三角形領域47とを含む。
【0034】位置決め装置は、ビーム断面43を、隣接
する支柱33間でA方向(図2)に所定経路49にまっ
すぐに沿って移動させる。この所定経路49は、投影ビ
ーム断面43が隣接する支柱33間の全領域上を通過す
るように、ポイント51からはじまってポイント53で
終了する。投影ビーム断面がポイント53に到達すると
すぐに、投影ビームは電子ビーム源によってスイッチが
切られ、投影ビーム断面は支柱33を飛び越えて、支柱
33が延びる方向を横切る方向であるB方向に進む。そ
して投影ビーム断面は、次の隣接支柱対33間の新たな
開始点51に達し、ここで再び別の終点53へと均一に
移動させられる。こうして、支柱群33,35間のメン
ブレン層37の全領域がビーム断面43によってスキャ
ンされていく。
【0035】位置決め装置は、ビームをA方向に偏向さ
せる電子光学装置と、この電子光学系に対してマスクを
B方向に均一に移動させるドライブ55とを含む。さら
に、位置決め装置は、投影ビーム41をやはりB方向に
偏向する他の電子光学素子57を含み、モータ55によ
って制御されるマスク31の連続移動中に、投影ビーム
断面43を支柱33間の所定経路49沿いに電子光学系
に対して移動させる。
【0036】投影ビーム断面およびマスク31の構造、
ならびにその支柱群33,35の構造に関する詳細につ
いては、上述の白書に明記されている。位置決め装置は
さらに制御手段58を含み、これは電子光学素子57に
よって投影ビーム41をA方向およびB方向に偏向させ
る偏向信号発生器59を含む。
【0037】本実施形態では、投影ビーム断面43の両
三角形領域47の先端間は、それぞれ距離aずつ離れた
支柱群33間の内幅dに相当する距離だけマスク面中で
離れている。投影ビーム断面が、ビーム中心Oで所定経
路49上に正確に位置決めされていれば(図5参照)、
図4の実線で示すビーム41および図5の上側のビーム
断面で示すように、投影ビーム41の電子はまったく支
柱群33には当射しない。投影ビーム断面が所定経路4
9から距離Δyだけずれている場合、図4の一点鎖線で
示すビーム41’および図5のビーム中心Dをもつ下側
のビーム断面によって示すように、三角形領域47の一
方の電子が支柱33に当たる。
【0038】所定経路49からのこのずれを検出するた
めに、支柱群33のメンブレン層37と反対側の各端面
上にマーク層61が形成される。このマーク層61は、
メンブレン層37、散乱領域39、および支柱33に使
用される材料とは異なる材料から構成され、投影ビーム
の電子と相互作用すると、特徴的なX線放射63を生成
する。このX線放射63はX線検出器65によって検出
される。X線検出器65の出力は、制御手段58中に設
けられるエネルギー分析器67に接続されて検出器65
の出力信号をろ波し、この特徴的X線放射63を検出器
65が検出しうる他の放射成分から識別する。このた
め、エネルギー分析器から与えられる信号は、支柱33
またはマーク領域61に衝突する投影ビーム41の電子
数にほぼ比例し、かつまた図5の参照番号70で示すビ
ーム断面43とマーク領域61とが重なる面積にほぼ比
例する。この信号は測定信号69として偏向発生器59
に与えられる。偏向信号発生器は測定信号69を評価
し、該信号69を最小化するように電子光学素子57を
駆動して、投影ビーム断面43を所定経路49上に位置
決めする。
【0039】マスク31は、欧州特許出願0,953,
876A2に従来のマスクについて記載されているのと
同じエッチング工程によって製造することができる。支
柱群33,35の材料から構成される基板の一方の面を
メンブレン層37の材料でコーティングし、他方の面は
マスク材料でコーティングする。マスク材料は、支柱群
33,35のジオメトリーに対応する格子として形成さ
れる。格子空間中の基板材料は、格子マスクの下に残る
基板材料が支柱33,35となるようにエッチング工程
で除去される。格子マスクに適切な材料を選択すると、
その材料が支柱上に残って散乱領域61となりうる。し
かし、格子マスクの材料を除去し、その後、支柱群33
のメンブレン層37とは反対側の端面をマーク領域61
でコーティングしてもよい。
【0040】マスク31の形成には、例えば以下の材料
を使用できる。支柱群33,35用としてケイ素、メン
ブレン層37用としてケイ素、窒化ケイ素、炭化ケイ
素、およびダイヤモンド、散乱領域39用としてチタ
ン、クロム、アルミニウム、およびタングステン、なら
びにこれらの酸化物および合金。マーク領域61用の材
料としては、散乱領域39に使用される材料と特にX線
スペクトルで識別可能なイリジウム、プラチナ、金、
鉛、およびこれらの酸化物を重元素として、またゲルマ
ニウムおよびその組成物を中重元素として用いることが
できる。さらに、マーク領域61は通常は電子をそれほ
ど強く散乱させないので、この領域には軽材料が好適で
ある。このため、荷電粒子による露光を行う製品の製造
に適合する元素が特に好適である。シリコンベースの半
導体製造においては、マーク領域61用の材料として特
に好適なのはゲルマニウムである。またマーク領域61
には、荷電粒子の照射によって閃光を発する材料が好適
である。かかる材料としては、例えばリンなどの透過電
子顕微鏡のビューイングスクリーンのコーティング用の
材料等が公知である。マーク領域に好適な他の材料に
は、アルミニウム、チタン、バナジウム、およびゲルマ
ニウムがあり、これらはオージェ電子による検出器識別
を行う上で特に有利である。当然ながら、マスク素子の
製造には、上記以外の材料および材料の組み合わせも可
能である。
【0041】次に、上述した本発明の実施形態の変形例
について詳細に説明する。区別のため、構造上および機
能上、互いに対応する箇所は図2、図3、図4、および
図5で使用したのと同じ参照番号で示すが、ただし各番
号には追加文字を加える。説明上、どの実施形態におい
ても上記説明全体を参照するものとする。
【0042】図7は、図4に示すマスクの変形例を示
す。図7に示すマスク31aと図4に示すマスクとの違
いは、マーク領域61aが支柱33aとメンブレン層3
7aとの間に配置される点である。マスク31aは、図
4のマスクについて説明した製造方法を変形して製作す
ることができる。この方法は、支柱材料からなる基板上
にメンブレン層を塗布する前に、有利には該基板上にエ
ッチストップ層を塗布する工程を含む。これにより、基
板からの支柱33aのエッチング形成に用いられるエッ
チング工程によるメンブレン層の損傷を防止する。支柱
33aがエッチング形成された後、メンブレン層37a
が支柱33a間で露出した状態で残るように、別工程で
エッチストップ層が除去される。しかし支柱33aおよ
びメンブレン層37aの下方では、エッチストップ層の
材料が支柱33aに保護されており、無傷のまま残る。
エッチストップ層の材料を適切に選択すれば、この残り
の材料は、電子との相互作用がメンブレン層37a、支
柱33a、および散乱領域39aと異なればマーク領域
用の材料となりうる。
【0043】図6に示す本発明の実施形態は、やはり矩
形の中心部分46bと、この中心部分46bの両側に位
置する2つの三角形部分47bとからなる投影ビーム断
面43bを含む。三角形部分47bの先端間の距離はや
はり、隣接する支柱33b間の内幅に対応するように選
択される。図6に示す上側の投影ビーム断面43bは、
そのビーム中心が所定経路49b上のO点にあるため、
投影ビーム断面43bの電子はまったく支柱群33bに
は当射しない。
【0044】ただし図6の電子ビームは、それぞれ投影
ビーム43bの両側かつ外側に配置された2本の補助測
位ビーム75を含む。補助測位ビーム75は、例えば図
4に概略的に示す開口フィルター45によって投影ビー
ム43bとともに形成されうる。これら補助ビーム75
は、それぞれ支柱33bの中心に配置され、支柱33の
幅cよりも狭い、例えば200μmの幅eをもつマーク
領域61bと相互作用する。投影ビーム断面43bのビ
ーム中心が所定経路上のO点に位置する場合は、補助ビ
ーム75は支柱33bの端面のマーク領域61bで覆わ
れない領域に当射する。
【0045】しかし、投影ビーム断面が、図6に示すビ
ーム中心Dをもつ下側の投影ビーム断面43bのよう
に、距離Δyだけ所定経路からずれている場合は、図6
の右側の補助ビーム75はマーク領域61bに当たる。
これにより、補助ビーム75の電子がマーク領域61b
の材料と相互作用し、この相互作用が図4に示すセンサ
ーによって検出されて、投影ビーム断面の位置を電子光
学系によって補正する。この補正は、センサーの測定信
号が最小化される、すなわち補助ビーム75の電子がま
ったくマーク領域61bに当射しなくなるように行われ
る。
【0046】図6の実施形態に有用なマスク31bの断
面図を図8に示す。図8のマスク31bは図4のものと
同様であるが、マーク領域61bは支柱33bの端面全
体を覆わない。マスク31bは図4のマスクと同様の製
造方法で製作可能だが、マーク領域61bの幅が幅eと
なるように、マーク領域61bの形成に使用される材料
が他のエッチング工程等で除去される。
【0047】図9に他の実施形態のマスク31cを示
し、このマスクは、支柱33cの幅cよりも狭い幅eを
もつマーク領域61cを有する。このマスクもやはり、
図4に示すマスクの製造に用いられるのと同じ方法で製
作可能だが、マーク領域61cは追加工程でメンブレン
層37c上に堆積形成される。
【0048】図10は図6に示す実施形態の変形例を示
す。ここでもまた、投影ビーム断面43dは、ビーム中
心Oが所定経路49d上に正確に配置されていれば、三
角形47bの先端がマスクの支柱33dと接触しないよ
うに構成される。同様に、マーク領域61dは、ビーム
投影方向から見た場合に、その幅eが支柱33dの幅c
の一部だけしか覆わないように設けられる。
【0049】補助測位ビームは、投影ビーム断面43d
が正確に配置された時に補助ビーム75dの一部がマー
ク領域61dに当たるように、補助ビーム断面75dが
マスク面中で投影ビーム断面43dに対して位置決めさ
れる。これにより、補助ビーム75dの電子はマーク領
域61dの材料と相互作用し、この相互作用がセンサー
によって検出され、エネルギー分析器を介して偏向信号
発生器に基準測定信号として供給される。
【0050】補助ビーム断面75dは、支柱群33dの
延長方向を横切る方向に先細りするように三角形をして
いる。従って、投影ビーム中心がO点からずれると、補
助ビーム75dがマーク領域61d上に当たる領域が、
図10の拡大図に示すように変化する。すなわち、相互
作用の数は補助ビーム断面75dがマーク領域61dに
重なる面積に比例し、この面積Fは、補助ビーム75d
の三角形の開口角度を2αとすると、F=s2xtan
αとなる。
【0051】偏向発生器は、この結果得られる測定信号
を評価し、測定信号が所定値に維持されるように電子光
学素子(図4の参照番号57)を駆動して、投影ビーム
断面43dを所定経路49d上に配置する。
【0052】図11は、本発明の他の実施形態を示す。
これは図10に示す実施形態に非常に近いが、マーク領
域61eを補助測位ビーム75eとともに用いる目的
は、投影ビーム断面43eのビーム中心Oを所定経路4
9e上に配置するためだけではない。本実施形態では、
補助ビーム75eおよびマーク領域61eはさらに、投
影ビーム43eが所定経路49eに沿って移動する際の
終点53e(図3参照)への到達の判定にも使用され
る。
【0053】終点53eは、投影ビーム断面43eの前
面77からビーム中心Oまでの距離に対応する距離gだ
け横支柱35eから離れた地点に設けられる。
【0054】マーク領域61eは、支柱33e沿いに横
支柱35eへ向かって延びるが、投影ビーム中心Oが終
点53e上にきたときに補助ビーム75eとマーク領域
61eとが重ならないように、支柱35e前面からやは
り距離gに対応する距離だけ離れた地点で終了する。従
って、補助ビーム75eの電子とマーク領域61eとの
間の相互作用の数は0まで減じられ、これがセンサーに
よって検出されて、特に投影ビームをその所定経路49
eの終点53eで切る信号として使用されうる。
【0055】図11と同様の本発明の他の実施形態を図
12に示す。
【0056】投影ビーム43fに加えて、投影ビーム4
3fの両側にそれぞれ1本、計2本の測位ビーム75f
が設けられる。投影ビーム43fが所定経路49f上を
移動する間、補助測位ビーム75fはマークストリップ
61f上を移動して、上述したように補助ビーム75f
の電子とマーク領域61fとの相互作用によってビーム
中心Oを所定経路49f上に配置する。
【0057】支柱群33fの横支柱35fに隣接する各
端部上にはエンドマーク79が設けられ、ビーム中心O
が終点53fに近づくとすぐに、補助ビーム75fがこ
のエンドマーク上に当たるようになっている。エンドマ
ーク79は、支柱群33f,35f、メンブレン層、散
乱領域、およびマーク層61fの形成に用いられる材料
とは電子ビームとの相互作用が異なる材料から構成され
る。しかしこの相互作用も、上述したセンサーまたはこ
の目的のために別個に設けられるセンサーによって検出
できるため、終点53fへの到達は、図11に示す実施
形態と同じように検出することができる。
【0058】図13は、図5に示す実施形態の変形例を
示す。図5の実施形態とは異なり、本実施形態では、マ
ーク領域61gは投影方向から見て支柱33g上には設
けられず、隣接する支柱群33g間の領域に設けられ、
そのビーム中心Oが所定経路49g上に正確に配置され
る投影ビーム断面43gが、経路49gの延長方向を横
切って先細りする部分、すなわち三角形部分47gでマ
ークストリップ61に重なるようになっている。重なっ
た部分の面積はビーム中心Oの所定経路49gからのず
れΔyによって異なり、図13のビーム中心Dをもつ下
側のビーム断面で示すように、所定経路から右へずれる
と増大する。重なり合う面積が変化すると、ビームの電
子とマーク領域61gの材料との相互作用の数が変化
し、これがセンサーによって検出されて、ビーム断面の
経路補正に使用される。
【0059】本実施形態のように、マーク領域が支柱
間、すなわち散乱領域(図4の参照番号39)を介して
マスクパターンの形成に用いられる領域に設けられる場
合、マーク領域61gの材料による電子の散乱が非常に
少なく基板上へのパターンの撮像ができる限り邪魔され
ないように注意しなければならない。ただし、上述した
ようにビーム誘導の補正を行うためにセンサーが検出可
能な十分な相互作用は存在する。
【0060】本発明の他の実施形態として、図5に示す
2つのマーク領域61に、電子ビームとの相互作用が異
なる材料を用いることができる。これにより、適当な1
つのセンサー、または一対のセンサーによって、投影ビ
ーム43の中心が所定経路49から右または左へずれて
いるかどうかを判定できる。このようなマスクは、支柱
に2つの材料を交互に使用、すなわち支柱を1つおきに
同じ材料で構成することによって用意できる。
【0061】支柱に用いられる材料にドーピングまたは
注入等によりマーク材料を加えることによって、図4に
示すマスクの他の変形例を製造できる。これにより支柱
自体がマーク領域となる。
【0062】図14は、図4、図7、図8、および図9
に概略的に示すマスクの他の変形例を示す。図14に示
すマスク31hと前述の図に示すマスクとの主たる違い
は、ビーム投影方向から見た場合に、マーク領域61h
は支柱33hには重ならず、メンブレン層37h上で支
柱33hの隣に配置される点である。
【0063】このため、隣接するマーク領域61h間の
領域は、荷電粒子によって露光層上に撮像される領域、
すなわちその内幅が図14に示すマーク領域61h間の
内幅に対応するか、またはそれより狭い領域として好適
には用いられる。
【0064】このマスクは、上記で説明した投影ビーム
断面とともに使用可能である。特に、マーク領域61h
と投影ビーム断面とは、図5に関して説明したのと同じ
ように調整される。その場合、投影ビーム断面はマーク
領域61h間の内幅に対応する幅をもつ。その後ビーム
は、投影ビーム断面がマスクに対してその基準位置に配
置されると、図4の検出器65がほぼ0の検出信号を検
出するように誘導される。
【0065】だが投影ビーム断面と図14のマスクとの
間の調整はまた、図6に関して説明したような方法でも
行うことができる。ここでは投影ビーム断面は側部に配
置された補助ビームを含み、これら補助ビームは検出器
65への信号を生成するように働き、その後、ビームは
好適には、検出器65によって生成される測定信号が所
定値で一定に維持されるように誘導される。
【0066】さらにまた、図13に関して説明したよう
な方法でも調整を行うことができる。ここでは投影ビー
ム断面の横方向に先細りする部分がマーク領域61h上
に当射し、ビームはやはり、検出器65の検出信号が所
定値に一定に維持されるように誘導される。
【0067】さらに、上記の各場合において、図14の
隣接するマーク領域61hに異なる材料を使用して、検
出器によって一方方向または他方方向のビーム誘導のず
れを検出可能することができる。
【0068】図14のマスク31hはさらに、粒子ビー
ムと平行に投影してみた場合に、マーク領域61hと重
なるマスキング領域81を含む。マスキング領域81
は、粒子ビームと平行に投影してみると、マーク領域6
1を越えて延び、かつ支柱33hに重なる。図1のビー
ム13に関して説明したように、マスキング領域81
は、マーク領域61hまたは支柱33hによって散乱さ
れていない、またはほんのわずかだけ散乱された荷電粒
子を、露光層上に撮像されない程度まで散乱させるよう
に作用する。
【0069】このため、マスキング層81にはメンブレ
ン層37h上の散乱領域39hと同じ材料が使用され
る。
【0070】マスキング領域81および散乱領域39h
は、上述した実施形態の散乱領域に関してすでに説明し
たように、同じ製造工程で形成することができる。
【0071】特に図4、図7、図8、図9、および図1
4に関して説明したマスクでは、各支柱は、メンブレン
層に対して、ビーム形成方向に向かって配置された側に
設けられる。しかし、支柱をメンブレン層に対して反対
側、すなわちビーム形成方向と反対側に配置された側に
設けることもできる。
【0072】また、マーク領域は、支持支柱のビーム形
成方向に向かって配置された側、またはメンブレン層自
体の上に設けることができる。この場合、マーク層はや
はり、図7に関して特に説明したようにメンブレン層と
支持支柱との間に配置されるか、または図9に関して特
に説明したように、メンブレン層上の支持支柱と反対側
に配置される。
【0073】また、マーク層は、粒子ビームと平行に投
影してみた場合に、支柱の根元に重なる。この場合、マ
ーク領域は、図4および図7に関して特に説明したよう
に、支持支柱の幅全体の上に延びるか、または図8およ
び図9に関して特に説明したように、支持支柱の幅より
狭い幅を持ってもよい。
【0074】また、マーク領域は、粒子ビームと平行に
投影してみた場合に、図13に関して特に説明したよう
に、支持支柱の脇に支持支柱から間隔を空けて配置する
か、または、図14に関して説明したように支持支柱に
直接隣接して配置してもよい。
【0075】図4、図7、図8、および図9に示す実施
形態では、散乱領域は、メンブレン層のビーム形成装置
に向かった側に配置される。または、これらの実施形態
では、図14に関して説明したように、散乱領域をメン
ブレン層のビーム形成装置と反対側に配置することもで
きる。これと逆に、図14の実施形態では、散乱領域を
メンブレン層のビーム形成手段に向かった側に配置する
こともできる。
【0076】また、選択する具体的な実施形態によって
は、散乱領域をメンブレン層の支柱と同じ側、または反
対側に設けることができる。
【0077】上記の大半の実施形態では、三角形部分の
先端は、マスク面中で、隣接する支柱間の内幅に対応す
る距離だけ互いに離れている。しかし、より狭い先端間
の距離、すなわちビーム幅を選択することも容易に可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 先行技術に従う投影装置を示す図である。
【図2】 本発明に従うマスクの上面図であり、ビーム
誘導方向も示す図である。
【図3】 図2の拡大図であり、投影ビーム断面を所定
経路に沿って誘導する様子を示す図である。
【図4】 本発明に従う投影装置の図である。
【図5】 図4に従う投影ビーム装置において使用され
る投影ビーム断面のマーク領域に対する位置を示す図で
ある。
【図6】 補助測位ビームを用いる本発明の変形例の図
である。
【図7】 図4に示すマスクの変形例の図である。
【図8】 図6に従う補助測位ビームとともに用いるマ
スクの他の実施形態の図である。
【図9】 図6に従う補助測位ビームとともに用いるマ
スクの他の変形例の図である。
【図10】 補助測位ビームを用いる本発明の他の変形
例の図である。
【図11】 経路端を検出する本発明の他の変形例の図
である。
【図12】 経路端を検出する図11に示す実施形態の
変形例の図である。
【図13】 図5に示す実施形態の変形例の図である。
【図14】 図4に示すマスクの他の変形例の図であ
る。
【符号の説明】
31 マスク、33 支柱、37 メンブレン層、39
散乱領域、43 投影ビーム断面、45 ビーム形成
装置、55,57 位置決め装置、61 マーク領域、
65 センサー、69 測定信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H097 CA16 LA10 5C034 BB05 BB07 5F056 AA22 BB10 BD05 CC01 FA05 FA06

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投影荷電粒子ビームによって、放射線感
    応層を含む基板上にマスク(31)のパターンを撮像す
    る投影装置であって、 前記マスク(31)は第1の材料から構成されるメンブ
    レン層(37)と、 前記パターンを形成し、前記メンブレン層(37)より
    も荷電粒子を強く散乱させる第2の材料から構成される
    散乱領域(39)と、 互いに間隔を空けて配置され、前記散乱領域(39)と
    ともに前記メンブレン層(37)を支持する、複数の直
    線状に延びる支持支柱群(33)とを含み、 前記投影装置はマスク面中で所定の投影ビーム断面(4
    3)をもつ投影ビームを生成するビーム形成装置(4
    5)と、 前記投影ビーム断面(43)を、前記マスク面中で、前
    記支柱群(33)が延びる方向と平行に前記マスク(3
    1)の上を所定経路(49)に沿って移動させる位置決
    め装置(57,55)とを含み、 前記投影装置は、前記マスク(31)上に設けられるマ
    ーク領域(61)上に当射する荷電粒子数に応じて異な
    る測定信号(69)を供給するセンサー(65)が設け
    られることを特徴とする投影装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の投影装置において、前
    記位置決め装置(57)は、前記測定信号(69)に応
    答して前記所定経路(49)からのずれ(Δy)を減じ
    る投影装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の投影装置にお
    いて、前記投影ビーム断面(43)は、前記支柱群(3
    3)が延びる方向を横切り、隣接する前記支柱群(3
    3)間の内幅にほぼ対応する幅をもつ投影装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の投影装
    置において、前記ビーム形成装置はさらに、前記マスク
    上に設けられる前記マーク領域(61)と相互作用する
    少なくとも1本の補助測位ビームを生成し、前記補助ビ
    ームの断面(75)は、前記マスク面中で前記投影ビー
    ム断面(43)に対して所定の一定距離の地点に配置さ
    れる投影装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の投影装置において、前
    記補助ビーム断面(75)は、前記ビームが延びる前記
    経路(49)を横切る方向に連続的に先細りする投影装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の投影装置にお
    いて、前記ビーム形成手段は2本の補助測位ビーム(7
    5)を生成し、その補助ビーム断面は、前記マスク面中
    で前記支柱群(33b)が延びる方向を横切って、隣接
    する前記支柱群(33b)間の内幅より広い内距離だけ
    互いに離れている投影装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の投影装
    置において、前記位置決め装置(57)は、前記マーク
    領域(61)上に当射する荷電粒子数が最小となるよう
    に、前記投影ビーム断面(43)の経路を制御する投影
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載の投影装
    置において、前記位置決め装置(57)は、前記マーク
    領域(61)上に当射する荷電粒子数が所定値に対応す
    るように、前記投影ビーム断面(43)の経路を制御す
    る投影装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の投影装置において、前
    記位置決め装置(57)は、前記測定信号に応答して、
    前記投影ビーム断面(43)の前記経路(49)沿いの
    移動を停止させる投影装置。
  10. 【請求項10】 投影装置用のマスクであって、投影荷
    電粒子ビームによって放射線感応層を含む基板上に前記
    マスクのパターンを撮像し、 前記マスク(31)は第1の材料から構成されるメンブ
    レン層(37)と、 前記パターンを形成し、前記メンブレン層(37)より
    も荷電粒子を強く散乱させる第2の材料から構成される
    散乱領域(39)と、 互いに間隔を空けて配置され、前記散乱領域(39)と
    ともに前記メンブレン層(37)を支持する複数の支持
    支柱群(33)とを含み、 マーク材料から構成される少なくとも1つのマーク領域
    (61)を特徴とし、前記マーク材料は、前記荷電粒子
    との相互作用に関して前記第1および前記第2の材料と
    異なり、前記相互作用はセンサー(65)によって検出
    可能であるマスク。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のマスクにおいて、
    前記マーク材料は、前記荷電粒子に対して、前記第1お
    よび前記第2の材料と異なる散乱効果、または/および
    反射効果、または/および吸収効果を示すマスク。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に記載のマスク
    において、前記相互作用は、オージェ電子検出器、また
    は/および後方散乱電子検出器、または/およびX線検
    出器(65)、または/および蛍光放射線検出器によっ
    て検出可能であるマスク。
  13. 【請求項13】 請求項10〜12のいずれかに記載の
    マスクにおいて、前記マーク領域(61)は、前記支柱
    (33)の前記メンブレン層(37)と反対側の端面上
    に塗布される第3の材料の層によって形成されるマス
    ク。
  14. 【請求項14】 請求項10〜12のいずれかに記載の
    マスクにおいて、前記マーク領域(61a)は、前記メ
    ンブレン層(37a)と前記支柱(33)との間に配置
    される前記第3の材料からなる前記マーク層によって形
    成されるマスク。
  15. 【請求項15】 請求項10〜12のいずれかに記載の
    マスクにおいて、前記マーク領域(61c)は、前記メ
    ンブレン層(37c)の前記支柱(33c)と反対側に
    配置される、前記第3の材料からなるマーク層によって
    形成されるマスク。
  16. 【請求項16】 請求項10〜15のいずれかに記載の
    マスクにおいて、前記マーク領域(61)は、割り当て
    られた支柱(33)に平行に延びるマスク。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のマスクにおいて、
    前記マーク領域(61)は前記支柱(33)によって形
    成されるマスク。
  18. 【請求項18】 請求項10〜17のいずれかに記載の
    マスクにおいて、前記マーク領域(61)は、前記粒子
    ビーム(41)と平行に投影して見た場合に、前記支柱
    (33)の投影領域と一致するマスク。
  19. 【請求項19】 請求項10〜18のいずれかに記載の
    マスクにおいて、前記マーク領域(61)は、前記粒子
    ビーム(41)と平行に投影して見た場合に、前記支柱
    (33)の投影領域内で、その端から所定距離だけ離れ
    て配置されるマスク。
  20. 【請求項20】 請求項10〜19のいずれかに記載の
    マスクにおいて、前記マーク領域(61g)は、前記粒
    子ビームと平行に投影して見た場合に、前記支柱(3
    3)の投影領域の外側に配置されるマスク。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載のマスクにおいて、
    前記マーク領域は、前記支柱の端から所定距離だけ離れ
    て配置されるマスク。
  22. 【請求項22】 請求項10〜21のいずれかに記載の
    マスクにおいて、少なくとも1つのマスキング領域(8
    1)が設けられ、これは前記粒子ビームと平行に投影し
    て見た場合に、前記マーク領域(61h)に少なくとも
    部分的に重なり、前記メンブレン層(37h)、または
    /および前記マーク材料、または/および前記支持支柱
    (33h)よりも強く荷電粒子を散乱させる材料から構
    成されるマスク。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載のマスクにおいて、
    前記マスキング領域(81)の材料は、前記散乱領域
    (39h)の材料を含むマスク。
  24. 【請求項24】 請求項10〜23のいずれかに記載の
    マスクにおいて、前記マーク材料は、区別可能な相互作
    用をもつ2つの異なるマーク材料を含み、各材料は隣接
    する支柱にそれぞれ割り当てられるマスク。
  25. 【請求項25】 マスクを通って投射される荷電粒子に
    よる放射線感応層の露光方法であって、 請求項10〜24のいずれかに記載のマスクを提供する
    ステップと、 請求項1〜9のいずれかに記載の投影装置を提供するス
    テップと、 前記投影ビームを生成し、少なくとも前記測定信号に応
    答して、その前記所定の投影ビーム断面を前記マスク面
    中で前記支柱群が延びる方向と平行に移動させ、前記マ
    ーク領域に当射する荷電粒子数を最小にするか、または
    所定値に対応させるステップとを含む露光方法。
  26. 【請求項26】 マスクを通って投射される荷電粒子に
    よる放射線感応層の露光方法であって、 請求項10〜24のいずれかに記載のマスクを提供する
    ステップと、 請求項1〜9のいずれかに記載のマスクを提供するステ
    ップと、 前記投影ビームを生成し、その前記所定の投影ビーム断
    面を、前記マスク面中で前記支柱群が延びる方向と平行
    に移動させるステップと、 少なくとも前記測定信号に応答して前記移動を停止させ
    るステップとを含む露光方法。
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