JP4459524B2 - 荷電粒子線露光装置、デバイス製造方法 - Google Patents

荷電粒子線露光装置、デバイス製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に半導体集積回路等の露光に用いられる電子線露光装置、イオンビーム露光装置等の荷電粒子線露光装置、その装置を用いたデバイスの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数の荷電粒子線を用いたマルチビーム型荷電粒子線露光装置として、例えば、特許文献1および特許文献2に提案されている電子線露光装置がある。この電子線露光装置の概略的な構成を図8に示す。同図において、電子銃1で形成された電子源ESから放射された電子線2をコリメータ光学系3により略平行な電子線にする。この略平行な電子線を複数の開口を有するアパチャー・アレイ4に照射し、アパチャー・アレイ数と同数の複数の電子線が形成され、下流の投影電子光学系6に入射され、中間像面7を形成し被露光体であるウェハー面上10に投影される。その際、複数の電子線は中間像面の下流に配置された共通の主偏向器8により、ウェハー11面上を走査される。
【0003】
一方、露光制御はブランカーアレイ5とアパチャー9によって、各電子線のウェハーへの照射を個別に制御して、パターンをウェハー上に形成する。この種の装置は、複数の電子線を用いるために、同時に複数のパターンを描画でき、高スループット性能が期待できる。
【0004】
【特許文献1】
特開平9-248708号公報
【特許文献2】
特開平9-288991号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、高スループット性能を有する複数の荷電粒子線の場合は、従来の電子露光装置に比べて大きな全放出電流を流す必要がある。特に、複数の開口を有するアパチャー・アレイにおいては、長時間電子線を照射していると、真空中の残留ガスがアパチャー・アレイ表面に付着して絶縁薄膜を形成し、その表面に電荷が蓄積することにより、蓄積した電荷が影響して発生する電子線の位置が本来形成されるべき位置より変化する。この現象はアパチャー・アレイだけでなく電子線鏡筒内部でも発生する。高精度が要求される荷電粒子線露光装置において、荷電粒子間の位置関係が変化すると、所定のパターン精度仕様を満たせなくなるという課題がある。
【0006】
また、高圧電源、電子レンズ系、偏向系の電源等のドリフトによっても、荷電粒子線の光学特性が変化し、所望の精度が得られなくなる。そのため、従来の電子露光装置では、ある露光時間毎に、電子線の位置変動量をチェックするために露光を中断して、ステージに搭載されたフィデュシャル・マークを用いて電子線の位置変動を確認していた。この確認動作のために、露光装置を停止させることが不可欠となり、複数の荷電粒子線を用いるマルチ・ビーム型荷電粒子線露光装置では、この荷電粒子線位置の確認作業に膨大な時間を要することになるため、スループット性能が低下するという課題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、より高精度のデバイス製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
上記の目的を達成する本発明にかかる荷電粒子線露光装置は、
電子源から放射された電子線を露光用の第1電子線に形成する第1開口部と、前記電子源から放射された電子線を位置検出用の第2電子線に形成する第2開口部とが形成されたアパチャー・アレイと、
前記第2開口部により形成された前記第2電子線が結像する位置を、前記第1電子線が結像する共役面において検出し、前記検出された位置の位置情報を出力する位置検出手段と、
前記位置情報と、前記第2電子線が結像するべき目標位置を示す目標位置情報とに基づき、前記第2電子線に関する平行移動量、線形伸縮量および回転角のうち少なくとも一つを演算する演算手段と、
演算された前記平行移動量、前記線形伸縮量および前記回転角のうち少なくとも一つに基づいて、電子線が結像するべき目標位置への補正量を決定する決定手段と、
前記決定手段が決定した前記補正量に基づき、電子線の結像位置を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
<電子ビーム露光装置の構成>
図1は本実施形態に係る荷電粒子線露光装置の要部を概略的に示す図である。図1において、電子銃(図示せず)で発生した電子線はクロスオーバ像(以下、この「クロスオーバ像を電子源ES」と記す。)を形成する。この電子源ESから放射される電子線101は、照明光学系102を介して略平行な状態で複数の開口を有するアパチャー・アレイ103を照射し、開口部の数に相当した複数の電子線に分割される。分割された複数の電子線は、アパチャー・アレイ103の開口部と同数の静電レンズ・アレイ106により中間像120を形成する。中間像面には、電子線のON-OFF制御を行うためのブランカー・アレイ108が配置されている。
【0012】
また、静電レンズ・アレイ106とブランカー・アレイ108の間には複数の静電型偏向器アレイ107が2段配置されており、これらの偏向器により個々の電子線の位置制御が行われる。中間像面の下流には、2段のタブレット・レンズ111、112で構成された縮小投影系113があり、複数の中間像をウェハー116上に投影する。下段のダブレット・レンズ112内には、複数の電子線を同時にX,Y方向の所望の位置に変位させるための主偏向器115が配置されている。主偏向器115と偏向領域の狭い副偏向器(図示せず)により偏向系が構成されている。試料台117は露光の対象となるウェハー116を保持し、XYステージ118は、この試料台117を搭載して光軸(Z軸)と直交する面内(XY方向)に移動して、所定の位置にウエハー116を位置決めをする。
【0013】
ステージ118には、電子線の露光電流量を測定するためのファラディーカップと電子線の位置やプロファイルを計測するためのマークを搭載した電子線校正ユニット119が配置されている。電子線校正ユニット119に搭載されたマークが反射する反射電子を検出するための検出器122は縮小投影系113の底部に配置されている。
【0014】
次に、本実施形態にかかる電子線位置補正方法について説明する。
【0015】
図1に示されたアパチャー・アレイ103には、ウェハー露光用の複数の電子線105と、位置検出用の複数の電子線104と、の2種の電子線を形成するような開口部が設けられている。このアパチャー・アレイ103によって分割された複数の露光用の電子線105は静電レンズ・アレイ106により下流のブランカー・アレイ108の偏向中心位置に中間像面上に結像される。電子線の位置計測用の電子線104は縮小投影系113の共役面である中間像面と同一面上に配置された位置検出マーク109に結像される。
【0016】
図4は、前述したアパチャー・アレイ103のXY面を示す図である。電子源ESから放射される電子線101を位置検出用の電子線104に分割する開口部は、露光用の複数の電子線105に分割する開口402の周辺に16個の開口401として設けられており、開口径を露光用電子線のそれよりも大きな径に設定してある。これは、マルチ・ビームのビーム本数を1000本程度に想定し、全電流量を1μA程度とすると、1本当りの電流量は1nA程度となる。そのため、露光用の電子線を形成する開口径と同程度とすると、電子線位置の検出信号として用いる吸収電子信号量としては微弱であるために、SN比が劣化し、充分な検出精度が得られない。そのため、位置検出用電子線のアパチャー・アレイ103の開口径を露光用の開口径の3〜4倍程度大きな径に設定することにより、電流量は露光用の電流量の一桁程度増加し、検出精度を向上させることができる。
【0017】
図5は、基板110上におけるL字形状をした複数の位置検出用マーク109の配置と露光用電子線のブランカー・アレイ108の配置を示す図である。本実施形態で用いる位置検出のための信号源としては、各位置検出用の電子線からの位置信号の分離の容易さ、検出器の配置の点から、位置検出マーク109への吸収電子を用いている。アパチャー・アレイ103で分割された電子線(104、105)の像が形成される位置調整と位置検出マーク109上の走査は、2段の静電偏向器アレイ107によって行われる。これらの静電偏向器アレイ107は、図3に詳細を示すように二段構成による配置になっており、振り戻し偏向により、露光用の複数の電子線に対しては、中間像XY方向に位置を変えても中間像下流にある縮小投影系113の入射テレセン条件(入射主光線が光軸と平行となる条件)は維持される。16個のL字マークに対して、X方向、Y方向、それぞれの走査により電子線位置検出用マーク109に流入するエッジ部の信号を検出することで、X方向、Y方向それぞれについて、位置検出用の像が形成される電子線のマーク・エッジからの距離を算出する。L字マークの位置は、それぞれ予め正確に測定されているために、それらの位置データから位置検出用電子線の位置を正確に算出することができる。
【0018】
図6は基板110上に形成される位置検出用マーク109の断面を示す図である。L字位置検出用マーク109及び配線502とは絶縁薄膜601によって基板110とは絶縁されている。電子線105の照射により流入した吸収電子は位置検出用マーク109に接続した配線502を通して主制御系207(図2)に送られる。
【0019】
次に、本実施形態における荷電粒子線露光装置の制御系の構成を説明する。図2は制御系の構成を示すブロック図である。レンズ制御系200は照射光学系を構成する電子レンズの焦点距離を制御するための制御回路であり、マルチ偏向器制御系201は前述した2段の静電偏向器アレイ107を制御するための回路であり、位置検出用の電子線に対しては位置検出マーク109上の走査信号を発生させ、露光用電子線に対しては各電子線の位置制御(ドリフト補正、投影レンズ歪像収差補正)の信号を発生させる回路である。
【0020】
I/V増幅器202は位置検出マーク109及び配線502からの吸収電子信号を電流から電圧へ変換する変換器で、L字マークに対応した数の回路があり、その出力信号はパラレル−シリアル変換器205を通して位置演算回路204に送られる。位置演算回路204は、各位置検出マーク109におけるエッジ信号に基づいて、位置検出用の電子線の像が形成されるXY方向の距離を算出する演算回路である。
【0021】
この演算回路で算出された各電子線104の位置データより、光学特性演算回路203では、電子線の光学特性として平行移動(シフト)、回転変動、倍率変動の3種類の特性値を計算する。以下、光学特性値の算出方法を説明する。電子線の位置変動の主要素は、平行移動と、縦横倍率変動と、像回転角変動である。主に帯電現象による変動要素は平行移動によるもので、非点状態が変動した場合には縦横倍率変動、磁界レンズやダイナミック・フォーカス・コイルの強度変動時は回転、倍率変動が発生する。
【0022】
ここで、目標とする電子線位置(Xt(n),Yt(n))と、計測された電子線位置(Xm(n),Ym(n))との間においては、次式(1)、(2)式の関係が成り立つ。
Xt(n) =Xshift+(Xmag×cos(γ))×Xm(n)
−(Xmag×sin(γ))×Ym(n) ・・・(1)
Yt(n) =Yshift+(Ymag×sin(γ))×Ym(n)
+(Ymag×cos(γ))×Ym(n) ・・・(2)
Xshift: X方向の平行移動量
Yshift: Y方向の平行移動量
Xmag : X方向の線形伸縮量(倍率)
Ymag : Y方向の線形伸縮量(倍率)
γ : 回転角
【0023】
図7は、目標とする電子線位置(Xt(n),Yt(n):n=1〜16)と、実測された電子線位置(Xm(n),Ym(n))を示す図である。目標とする電子線位置は図中の点1から16に示すように各点の配置が規則的に配置されているのに対して、実測された電子線位置は点1’から16’に示すように、歪んだ状態に分布している。この実測された電子線位置(Xm(n),Ym(n):n=1‘〜16’)は目標の電子線位置に対して、平行移動、倍率変動、回転、のいずれかの成分を内在したデータであり、図に示した16点の実測による電子線位置(Xm(n),Ym(n))(n=1’〜16’)と、目標とする電子線位置(Xt(n)、Yt(n))(n=1〜16)のデータに対して、最小二乗法を用いて、3種の特性値、すなわち、平行移動、倍率変動、回転角について、上述の5つの係数Xshift、Yshift、Xmag、Ymag、γをそれぞれ求めることができる。
【0024】
最小二乗法により求められた5つの係数と、目標とする電子線位置(Xt(n),Yt(n))と、に基づき(1),(2)式の関係から、各露光用電子線の位置(Xm’(n),Ym’(n))を計算することができる。得られた各露光用電子線位置(Xm’(n)、Ym’(n))と、予め定めた目標とする各電子線位置(Xt(n)、Yt(n))と、の差分が電子線を補正すべき位置変動量(ΔX(n)、ΔY(n))である。
【0025】
以上の算出方法で得られた位置変動量(ΔX(n)、ΔY(n))に応じてマルチ静電型偏向器アレイ107の駆動電圧をマルチ偏向器制御系201で決定し、静電偏向器アレイ107を駆動して各電子線位置を補正することで、予め定めた目標位置に中間像を形成することができる。この一連の補正処理は、露光時間中の実時間における補正処理であるために、高精度の露光が可能となる。また、この計測に基づく補正は露光装置を停止させることなく、位置の補正を可能にするために、露光装置のスループット低下の原因とならないというメリットがある。
【0026】
また、光学特性演算回路203で決定された特性値は電子線露光装置全体を制御する主制御系207を経由して、露光時の諸々のデータ履歴を保存する記憶装置208に保存される。また、主制御系207では、送られてきた光学特性値が、静電偏向器アレイ107で補正可能な値かどうかデータを受信する度に検査する。もし補正可能範囲外の場合は、露光装置の稼働を停止し、警報を発する機能を有している。
【0027】
また、位置検出マーク109を、縮小投影系113の上段のダブレットレンズ111の結像面114に配置することにより、縮小投影系113内での位置補正が可能になる。
【0028】
また、荷電粒子線露光装置の一例として示した電子線露光装置の他、イオンビームを用いた露光装置にも同様に適用することができる。
【0029】
以上説明したように、本実施形態にかかる荷電粒子線露光装置によれば、荷電粒子線が形成される位置を高精度に、短時間に補正することが可能になる。また、本実施形態にかかる荷電粒子線露光装置によれば、装置のスループットを低下させることなく、高精度な補正を実現することが可能になる。
【0030】
<デバイスの生産方法>
次に、先に説明した荷電粒子線露光装置を利用したデバイスの生産方法の実施形態を説明する。図9は微小デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造のフローを示す図である。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行なう。ステップ2(露光制御データ作成)では設計した回路パターンに基づいて露光装置の露光制御データを作成する。一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意した露光制御データが入力された露光装置とウエハを用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0031】
図10は上記のウエハプロセスの詳細なフローを示す図である。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では上記説明した露光装置によって回路パターンをウエハに焼付露光する。ステップ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0032】
本実施形態の製造方法を用いれば、従来は製造が難しかった高集積度の半導体デバイスを低コストに製造することが可能になる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明にかかる荷電粒子線露光装置によれば、荷電粒子線が形成される位置を高精度に、短時間に補正することが可能になる。
【0034】
また、荷電粒子線露光装置のスループットを低下させることなく、高精度な補正を実現することが可能になる。
【0035】
更に、本発明にかかる荷電粒子線露光装置を用いてデバイスを製造すれば、従来以上に高精度なデバイスを製造することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る荷電粒子線露光装置の要部を概略的に示す図である。
【図2】制御系の構成を示すブロック図である。
【図3】静電偏向器アレイ107の配置を説明する図である。
【図4】アパチャー・アレイ103のXY面を示す図である。
【図5】基板110上におけるL字形状をした複数の位置検出用マーク109の配置と露光用電子線のブランカー・アレイの配置を示す図である。
【図6】基板110上に形成される位置検出用マーク109の断面を示す図である。
【図7】目標とする電子線位置(Xt(n),Yt(n):n=1〜16)と、実測された電子線位置(Xm(n),Ym(n):n=1’〜16’)を示す図である。
【図8】従来例における電子線露光装置の概略的な構成を示す図である。
【図9】デバイスの製造プロセスのフローを説明する図である。
【図10】ウェハープロセスを説明する図である。
【符号の説明】
ES 電子源
101 電子線
102 照明光学系
103 アパチャー・アレイ
104 位置検出用電子線
105 露光用電子線
106 静電レンズ・アレイ
107 静電型偏向器アレイ
108 ブランカー・アレイ
109 位置検出マーク
110 基板
111 上段ダブレット・レンズ
112 下段ダブレット・レンズ
113 縮小投影系
115 主偏向器
116 ウェハー
117 試料台
118 ステージ
200 レンズ制御系
201 マルチ偏向器制御系
202 I/V増幅器
203 光学特性演算回路
204 位置演算回路
205 パラレル−シリアル変換器
206 マルチブランカー制御系
207 主制御系
208 記憶装置
401 位置検出用の荷電粒子線アパチャー開口部
402 露光用の荷電粒子線アパチャー開口部
502 配線
601 絶縁薄膜

Claims (9)

  1. 荷電粒子線露光装置であって、
    電子源から放射された電子線を露光用の第1電子線に形成する第1開口部と、前記電子源から放射された電子線を位置検出用の第2電子線に形成する第2開口部とが形成されたアパチャー・アレイと、
    前記第2開口部により形成された前記第2電子線が結像する位置を、前記第1電子線が結像する共役面において検出し、前記検出された位置の位置情報を出力する位置検出手段と、
    前記位置情報と、前記第2電子線が結像するべき目標位置を示す目標位置情報とに基づき、前記第2電子線に関する平行移動量、線形伸縮量および回転角のうち少なくとも一つを演算する演算手段と、
    演算された前記平行移動量、前記線形伸縮量および前記回転角のうち少なくとも一つに基づいて、電子線が結像するべき目標位置への補正量を決定する決定手段と、
    前記決定手段が決定した前記補正量に基づき、電子線の結像位置を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする荷電粒子線露光装置。
  2. 前記決定手段は、演算された前記平行移動量、前記線形伸縮量および前記回転角のうち少なくとも一つに基づいて、前記第2電子線が結像するべき目標位置への補正量を決定し、
    前記制御手段は、前記決定手段が決定した前記補正量に基づき、前記第1電子線の結像位置を制御することを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線露光装置。
  3. 前記第2開口部の開口径>前記第1開口部の開口径、であることを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線露光装置。
  4. 前記第2開口部により形成される第2電子線は、前記第1開口部より形成される第1電子線より、大きな電流値を有することを特徴とする請求項1または3に記載の荷電粒子線露光装置。
  5. 前記平行移動量、前記線形伸縮量および前記回転角のうち少なくとも一つに関する情報を格納するための格納手段を更に有し、
    前記決定手段は、前記格納手段に格納された前記平行移動量、前記線形伸縮量および前記回転角のうち少なくとも一つに関する情報を読み取り、前記補正量を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の荷電粒子線露光装置。
  6. 前記制御手段は、電子線の結像位置の制御を、露光処理中において実行することを特徴とする請求項に記載の荷電粒子線露光装置。
  7. 前記位置検出手段が電子線の位置を検出するための位置検出マークは、ブランカー・アレイが形成される基板面、または、縮小投影ユニットにおける結像面に配置されることを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線露光装置。
  8. 前記決定手段は、前記補正量が設定可能な範囲外のデータになる場合、異常を報知する、または装置の稼動を停止させることを特徴とする請求項1または2に記載の荷電粒子線露光装置。
  9. デバイス製造方法であって、
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の荷電粒子線露光装置を用いて半導体デバイスを製造する工程を有することを特徴とするデバイス製造方法。
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